キューバ女子リレー代表メンバー:(左より)スリアン、ベイティーア、アルマンサ、ロクサーナ
Radio Habana Cuba、2021年5月2日、Raúl Rodríguez記者
スリアン・エチャバリア、ロセ・マリ・アルマンサ、リスネイディ・ベイティーア、ロクサーナ・ゴメスによる同チームはきょう日曜日(5月2日)ポーランド(3分28秒81)と英国(3分29秒27)を抑え、3分28秒41のタイムで優勝した。
22歳から28歳のメンバーで構成された今回のキューバ女子リレーチームの力は未知数だった。というのも今大会の前には1度しかレースに出場しておらず、そのときは今回のメンバーのうち3人が出場しただけだったからだ。
しかし土曜日の準決勝では東京五輪出場権を確保するという第一目標を達成し、さらに決勝に出場する8チームのうち最高のタイム (3分27秒90)をあげていた。
きょう日曜日は全員が勝利に貢献したが、特にベイティーアとロクサーナによる後半の走りは圧巻だった。リカルド・モリーナとフランシスコ・アヤラの弟子たちははじめの2人が走り終わった時点では3位だった。
第三走者のベイティーアは終盤数メートルのところで加速し、トップでロクサーナにバトンを渡したが、ロクサーナはあせることなく、自身の力を信じ、しばらくの間、ライバルたちにリードを許したが、最終100メートルのところで、ポーランド、英国、オランダを抜き去った。
これまで世界レベルの大会でキューバ女子の4×400リレーが最も優勝に近づいたのは、2008年の北京大会だった。このときは現在の国内最高記録の3分23秒21のタイムを出し、ロシアとベラルーシがドーピング検査で失格になった結果、4位に終わった。
このときのメンバーは、ロクサーナ・ディアス、スリア・カラタユド、スサーナ・クレメント、インディラ・テレーロだった。
今回土曜日の準決勝でキューバチームが記録したタイムは、2012年ロンドン五輪での3分27秒41に次ぐ、過去9年間で最高の結果だった。
今回は、五輪または世界選手権でキューバのリレーチームが獲得した8個目のメダルであり、女子4×400メートルでは初の快挙となる。
過去においては、男子短距離リレーがメダル3個(1968年メキシコ銀、1992年バルセロナ銅、2000年シドニー銅)、女子4×100メートルが1968年メキシコ銅、1972年ミュンヘン銅、そして男子4×400が1992年バルセロナ銀、1987年ローマ世界大会銅、を獲得した。
決勝レースの模様(2021年5月2日)
キューバTV 決勝レース後のコメント(2021年5月2日)
キューバTV 決勝進出決定 意気込みを語る(2021年5月1日)
Relevo 4x400 de Cuba se corona y hace historia en Mundial de Silesia
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/255986-relevo-4x400-de-cuba-se-corona-y-hace-historia-en-mundial-de-silesia