プレミア12のキューバ先発 ドミニカ共和国戦にヨエニス・ジェラ 韓国戦にリバン・モイネロ

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ヨエニス・ジェラ

Cubadebate、2024年11月11日、Joel García記者

マタンサスの左腕ヨエニス・ジェラが、プレミア12でのキューバ代表チームの初戦となる13日(水曜日)のドミニカ共和国戦で、キューバの先発投手となる、というアルマンド・ジョンソン監督の確認により、多くのファンが気にかけてきた謎が氷解した。

完全なる決意をもって、キューバ監督は、「合議による、大胆な決定であるが、これは14日の木曜日の韓国戦にリバン・モイネロを残すためにとったものである」、と述べたが、韓国戦は今大会のわれらチームにとって鍵となる試合になる可能性があり、次のラウンドへの進出を決定する可能性さえある。

「われわれは2勝とも目指していく。強化試合では、先発投手が4イニングか最高で5イニングを投げ、そのあと中継ぎと抑えに引き継ぐことを可能にする投手ローテーションを構築してきた」、と語ったジョンソン監督は、いかなる相手チームも軽視することは好まず、そのため、「投手を温存するということではなく、より厳しい試合に最高の投手を起用し、かつドミニカ共和国に対して勝利を争う、ということだ」、と述べた。

チームの出発数日前には、モイネロが初戦に登板することが発表されていたが、この決定はつねにその後の分析次第であり、それは当然一連の強化試合のあとに、相手の両チームの強さを見てからおこなわれた。

ジェラはモイネロ同様、プレミア12には3回目の出場であり、今回は自身にとって大きな献身の機会でありうる。というのも、2015年には韓国戦に登板し、打者1人と対戦し安打を許しており、2019年にも多くの仕事は求められず、同じく韓国戦で1人の打者と対戦し安打を浴び、勝利した韓国チーム7点のうちの1点を献上しているからである。

一方、モイネロは、この大会ではキューバの4勝のうち2勝をどちらも救援であげている。2015年には5試合のうち3試合に登板し、イタリア戦で勝利投手となり(2対1)、このほか韓国戦とカナダ戦でも投げている。その4年後、オーストラリア戦では延長の末、同大会唯一の勝利をあげた。彼の高度な質はいまや平均以上であり、そのため日本プロリーグのチーム「ソフトバンク・ホークス」との契約は豊かなものとなり、ソフトバンクは彼とともに日本シリーズで王者にはなれなかったものの、決勝に進んだ。

今回のプレミア12の他の試合、オーストラリア戦、日本戦、台北戦に向けて、ジョンソン監督も、投手コーチのペドロ・ルイス・ラソも、可能な先発投手陣の言及は避けたが、ダリオ・サルドゥイ、パベル・エルナンデス、レイモノド・フィゲレードらがいるに違いないし、ジェラがふたたび地元チーム戦で登板することも否定できない。

「わたしは準備ができており、やる気十分である。相手はプロ選手がいるチームだが、初勝利を目指し、韓国戦にベストコンディションで立ち向かえるようにしたい」、と語ったジェラは、強化試合でも好投した。

今回の初戦でのスターティングメンバーについて、ジョンソン監督は、アンドリス・ペレスが捕手、アリエル・マルティネスが一塁、ヨアン・モンカダが三塁、エリスベル・アルエバルエナが遊撃、ヤディル・ムヒカが二塁、と内野は2023年のWBCと同じである、と予告した。

外野手は、ロエル・サントスが左翼をカバーするよう配置され、ヨエルキス・ギベルトが中堅手、ヤディル・ドレイクが右翼手、アルフレド・デスパイネが指名打者となる予定である。つまり、WBCで歴史的な4位に輝いたチームとひじょうに似通ったレギュラーのチームとなる。結果に期待しよう。


JIT アルフレド・デスパイネ主将 インタビュー(2024年11月11日)


キューバTV ペドロ・ルイス・ラソ、アルフレド・デスパイネ インタビュー(2024年11月12日)

Premier 12: Yera contra Dominicana, Moinelo frente a Corea
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/11/11/premier-12-yera-contra-dominicana-moinelo-frente-a-corea/
posted by vivacuba at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

2024年11月11日

キューバ東部での地震 負傷者7人と建物被害多数の報告あり

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ディアスカネル大統領は各地域当局が住民と軍組織の参加を伴い実施した困難な仕事を評価した

Radio Habana Cuba、2024年11月11日、 Prensa Latina

ミゲル・ディアスカネル大統領が主宰する全国防衛評議会(CDN)において国の当局者たちが、この日曜日(11月10日)にキューバ東部で起きた地震における、7人の負傷者と、国および民間の不動産の損傷を報告した。

壁や構造物の倒壊による被害者はグランマ県に居住しており、暫定的には、およそ2,000戸の住居と144の国家機関が一部または全壊の被害を受け、その中には医療施設30軒と教育施設40軒が含まれている。

一方、サンティアゴ・デ・クーバは、住居234戸、学校3軒、病院1軒が被害を受け、現地の国立地震研究所は、マグニチュード6.0と6.9の地震のあと、1300回以上の余震の発生を確認した。

同研究所のエンリケ・アランゴ所長は、同機関の予測によると、地震後に十分なエネルギーが放出されており、数週間以内にこの地域は安定に達するだろう、と説明した。

「現在のところ、この東部地域でも、ピロンからおよそ47kmの震源地が生じた地域でも、異常な地震活動は観測されていない」、と同所長は述べた。

マヌエル・マレーロ・クルース首相や、サルバドール・バルデース共和国副大統領ほか、政府および共産党の主要担当者が出席した今回の会合では、ハリケーン・ラファエルによる損害からの復旧の進展についても確認された。

ハバナでは、電力サービスの96%の復旧が報告され、水の供給と通信の回復に取り組まれている。

一方、マヤベケ県では、利用者の70%が飲料水を利用でき、89%の人たちがすでに電気を利用できている、とキューバTVのニュース番組が伝えた。

今回のハリケーンで最も打撃を受けた地域であるアルテミサは、CDNに対し、水の供給は40%の住民に提供しており、電力網、特に隣県ピナール・デル・リオにも電気を送る高圧線の復旧のために資源と手段を配置している、と報告した。

また一方、10月21日にハリケーン・オスカーの被害を受けたグアンタナモからは、不動産387軒が復旧し、住民の99%が電力を利用し、学校教育を再開し、被災者を支援するための方策がとられたことが発表された。

閉会時にミゲル・ディアスカネル大統領は、各地元当局が住民および軍組織の参加を伴い実施した困難な仕事を、逆境に対する国の団結の表現として、改めて評価した。


キューバTV(2024年11月11日)

Sismos en oriente de Cuba provocan siete lesionados y daños materiales (+Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/369501-sismos-en-oriente-de-cuba-provocan-siete-lesionados-y-danos-materiales-foto
posted by vivacuba at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
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