サンティアゴ・デ・クーバ
Radio Rebelde、2021年10月20日、Carlos Sanabia Marrero記者
以下、サンティアゴ・デ・クーバ県知事の発言:
サンティアゴ・デ・クーバ県におけるすべての公共および民間のサービス開始や、人々の移動の制限解除などは、新型コロナウイルスが示すリスクに特徴づけられた新たな日常へのサンティアゴ・デ・クーバの人々の帰還を示す明白な兆候である。
サンティアゴ・デ・クーバ県は、全国の他県と同様に、新型コロナ感染事例は減少が続いており、それは9月末以降いっそう顕著である。その結果、キューバ共産党中央委員会メンバーのラサロ・エスポシト・カントが主宰する県臨時作業グループは、公共・民間サービスの開始に向けた新たな対策の適用に合意し、厳格な保健衛生対策のもと、本日10月20日から有効とした。
・午後8時から午前5時までの人々の移動制限は解除される。そのため県内住民はあらゆる時間帯に公共道を通行できる。
・同じく、国家機関や民間輸送業者がおこなう公共交通サービス提供の稼働時間制限は解除される。県交通局は人びとの輸送に対するガイドラインを厳格に遵守しなければならない。道路における新型コロナウイルス対策の衛生管理地点は廃止される。
・さらに、他県間の乗客輸送再開が決定された。これは、マスクの正確な着用、乗車時の手指消毒、立っている客数の50%制限などの厳格な保健衛生対策のもと実施される。
・海水浴場とプールが開かれる。後者は制限付きで稼働し、定員数の最高50%までの受け入れとなり、保健衛生対策の遵守が求められる。
プールと海水浴場の使用について:
疫学専門家であり、サンティアゴ・デ・クーバ県の新型コロナウイルス感染症対策のための臨時作業グループ顧問であるルイス・エウヘニオ・バルデス・ガルシア科学博士は、「海水浴場では人びとが密集しないようしっかりと防ぐ必要がある。家族間や友人間では推奨されている1.5〜2メートルの距離をとることを遵守しなければならない」、と説明した。
「われわれはトイレやロッカーの清掃を強化し、ごみ箱や食品廃棄物の適切な配置を実施する必要がある。売店がある場合、密集を避けるために、これらの場所での飲食物を確保するよう、海水浴客や家族に推奨する」、と博士は述べた。
・すべての文化施設(博物館、映画館、コンサート会場、図書館、劇場その他)も、入場時の手指消毒、マスクの正しい着用、フィジカル・ディスタンスを遵守しながら、営業再開する。共同体での文化活動は可能になる。
・スポーツジムや美容サービスは、国営・民間含め、公衆保健省による認証のあと再開される。定員の最大50%の客への対応に限って可能となる。
・葬儀サービスに適用された規制は維持される。住居での通夜実施は変わらず禁止である。新型コロナウイルス感染症による死者の葬儀は2時間以内に限って可能であり、一方、他の死因による遺体は4時間以内とする。
この点について、サンティアゴ・デ・クーバ県のベアトリス・ジョンソン・ウルティア知事は、教会の定員数は最高50%の制限が遵守され、会葬者は葬儀内にとどまらなければならない、と確認した。
・役所や銀行・金融・飲食・法律その他のサービス業は、通常営業時間での稼働とし、また、県内での感染ピークに対応するために実施された調整は解除される。
・すべての外貨(MLC)ショップは、毎週月曜日から土曜日までは、労働者をはじめとするより多くの客数に対応する目的で、午前9時から午後7時までの営業とし、毎週日曜日は午前9時から午後2時まで、とする。住民にとって高い需要のある商品販売がある場合、各外貨ショップの管理者は午後10時まで営業時間を延長する。
・CIMEXの飲食業事業体は、通常営業時間に戻る。国営および民間の飲食サービスは、デリバリー用の商品提供を継続し、定員の最高50%まで客数を制限しながら営業をおこなう。
・各事業所(国営か否かにかかわらず)の営業開始や、顧客対応に向けての条件は、公衆保健省による認証により、それぞれのケースで定められる。
・管理者は事業所における人びとの密集を避けながら、引き続きリモートワークの推奨を続けなければならない。
・11月15日までに学生の3つのグループが再入学し学期が再開される際には、特別の注意が払われる。
・保健監督機関、統合監査局、その他の規制機関および国家革命警察は、職場・教育現場・公道での保健衛生対策違反に対して厳格さを増すことになる。
・各労働機関においては、現場での感染拡散を避けるための防護措置を遵守しなければならない。監督者または管理者がその職場における新型コロナウイルス感染予防の最高責任者である。
県臨時作業グループは、国家指導部により承認された国際衛生管理の適用について、国の臨時作業グループが現行の規制を修正するまでは維持する決定をした。
専門家によると、感染の根絶はありそうもないが、疫学的動向に関する予測は、感染数・重体患者数・死者数の発展的減少を伴っており、良好である。
サンティアゴ県民の70%以上のワクチン接種と、コロナ禍の最も厳しい時期において適用された厳格な制限による感染抑制が、サンティアゴ・デ・クーバでの新型コロナウイルス感染の減少を可能とした。
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キューバTV(2021年10月20日)
キューバTV(2021年10月20日)
Levantan medidas restrictivas en Santiago de Cuba (+Audio)
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