ヨエニス・ジェラ
Cubadebate、2024年11月11日、Joel García記者
完全なる決意をもって、キューバ監督は、「合議による、大胆な決定であるが、これは14日の木曜日の韓国戦にリバン・モイネロを残すためにとったものである」、と述べたが、韓国戦は今大会のわれらチームにとって鍵となる試合になる可能性があり、次のラウンドへの進出を決定する可能性さえある。
「われわれは2勝とも目指していく。強化試合では、先発投手が4イニングか最高で5イニングを投げ、そのあと中継ぎと抑えに引き継ぐことを可能にする投手ローテーションを構築してきた」、と語ったジョンソン監督は、いかなる相手チームも軽視することは好まず、そのため、「投手を温存するということではなく、より厳しい試合に最高の投手を起用し、かつドミニカ共和国に対して勝利を争う、ということだ」、と述べた。
チームの出発数日前には、モイネロが初戦に登板することが発表されていたが、この決定はつねにその後の分析次第であり、それは当然一連の強化試合のあとに、相手の両チームの強さを見てからおこなわれた。
ジェラはモイネロ同様、プレミア12には3回目の出場であり、今回は自身にとって大きな献身の機会でありうる。というのも、2015年には韓国戦に登板し、打者1人と対戦し安打を許しており、2019年にも多くの仕事は求められず、同じく韓国戦で1人の打者と対戦し安打を浴び、勝利した韓国チーム7点のうちの1点を献上しているからである。
一方、モイネロは、この大会ではキューバの4勝のうち2勝をどちらも救援であげている。2015年には5試合のうち3試合に登板し、イタリア戦で勝利投手となり(2対1)、このほか韓国戦とカナダ戦でも投げている。その4年後、オーストラリア戦では延長の末、同大会唯一の勝利をあげた。彼の高度な質はいまや平均以上であり、そのため日本プロリーグのチーム「ソフトバンク・ホークス」との契約は豊かなものとなり、ソフトバンクは彼とともに日本シリーズで王者にはなれなかったものの、決勝に進んだ。
今回のプレミア12の他の試合、オーストラリア戦、日本戦、台北戦に向けて、ジョンソン監督も、投手コーチのペドロ・ルイス・ラソも、可能な先発投手陣の言及は避けたが、ダリオ・サルドゥイ、パベル・エルナンデス、レイモノド・フィゲレードらがいるに違いないし、ジェラがふたたび地元チーム戦で登板することも否定できない。
「わたしは準備ができており、やる気十分である。相手はプロ選手がいるチームだが、初勝利を目指し、韓国戦にベストコンディションで立ち向かえるようにしたい」、と語ったジェラは、強化試合でも好投した。
今回の初戦でのスターティングメンバーについて、ジョンソン監督は、アンドリス・ペレスが捕手、アリエル・マルティネスが一塁、ヨアン・モンカダが三塁、エリスベル・アルエバルエナが遊撃、ヤディル・ムヒカが二塁、と内野は2023年のWBCと同じである、と予告した。
外野手は、ロエル・サントスが左翼をカバーするよう配置され、ヨエルキス・ギベルトが中堅手、ヤディル・ドレイクが右翼手、アルフレド・デスパイネが指名打者となる予定である。つまり、WBCで歴史的な4位に輝いたチームとひじょうに似通ったレギュラーのチームとなる。結果に期待しよう。
JIT アルフレド・デスパイネ主将 インタビュー(2024年11月11日)
キューバTV ペドロ・ルイス・ラソ、アルフレド・デスパイネ インタビュー(2024年11月12日)
Premier 12: Yera contra Dominicana, Moinelo frente a Corea
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/11/11/premier-12-yera-contra-dominicana-moinelo-frente-a-corea/