皮肉にも、「 津波対策予行練習
」といったものが、明日からうちのお向かいのシラデン島で開催されるとかで?、 現在メナドには、日本も含め、世界各国から大勢のエキスパート達がメナドに集まっているそうです
。
日本の大使館からも人が来ているそうで、先日泊まったクオリティホテルでは、宿泊客の9割が、その関連の日本人、とホテル関係者から聞きました。
おりしも、東日本大震災で津波が11日夕方に起き、インドネシアにも津波がくる、と11日夜にテレビで警告された際も、メナドの政府オフィシャルからは、どこからも電話1本ですら、警告は送られてきませんでした。たまたま日本で地震が起きたことすら知らなかったら、テレビをつけていなかったら、メールも見ていなかったら、全く何も知らない状態だったと言えます。島の人も情報を友人からの携帯電話で受けた程度です。
マカッサールの事務所からは警告をメールで頂きましたが、津波の到達時間も、津波の大きさも不明状態。
テレビで見た津波予想時刻には、うちの上空を飛行機やヘリ、大型ヘリなどが近づいてきて飛び回っていたにも関わらず、 警報サイレンのひとつすら流すことはありませんでした
。もし津波が本当に来たとしたら、メナドよりも先に島々のほうをヒットする可能性が高かったのに、何の警告もなし。
島々が津波に襲われる瞬間でもキャッチして、ブロードキャストしたかっただけなのでは? なんてひねくれた考えさえ浮かんできます。
今日もヘリや、運搬用ヘリなどが上空を飛び回っています。島ではまだ何も知らされていない人もいるかもしれないというのに。
いつもながらの広報、現地住民への連絡のお粗末さが目立つオフィシャル行事。 WOC(ワールドオーシャンコンファレンス)の時もそうでしたが、なんだか島民として疎外感を感じずにはいられない、典型的な行事となりそうです。(管理人)
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