先ほどのビーチコーミング報告の続きです。
干潮の浅瀬は、一見何もいないように見えます。 でも実はわずかに残された海水には生命がいっぱい!
今日は浅瀬にひっそりいた「水字貝」と目が合ってしまいました〜[E:fuji]
しっかりこちらを潜望鏡のような 「目」 がうかがっています。 なんかこんな所で凝視されてもなー。 鋭い視線を感じます。
それもその筈。現地の人にとってみれば、これは食用貝(以外にも何でも食する傾向にあるけれど)。 貝の立場では、いつ獲って食われるか、ってとこですもん。
「イト、ビアッ。 ルブース サマ カラパ、エナック!」
(その貝ね。ココナッツミルク煮にするとウマいんよ)
なんだそうです[E:sweat01] そう言われても、うちでは当然食べないしお出ししておりません。
ちなみに国立公園(マリンパーク)ゆえ、本来は食べることも持ち帰ることも、生きてるのをつかまえることも基本的には許可されていませんのでお間違えのありませんよう。 島民が貝を売っていても購入しないようお願いできれば幸いです。
本来この貝には六本のギザギザした角のようなものが貝の周囲に大きくはえているのですが、これは既にその全部が壊れてしまっていて、人の目を逃れ、ちょっとした岩下に隠れるにはかえって都合よさそうにも見えます...
水字貝(スイジガイ)
と読むそうですが、驚くべきことに、
”沖縄などではシーサー以前から庶民の 魔除け
として玄関先に吊るし、火難、水難除け、疫病を追い払う悪風返しとして用いられていた(宮古島のリゾートのサイトより)”
”名護市と宮古島市ではシンボル(市の貝)として採用されている(ウィキペディア)”
とありました。
うちのエントランスにも吊るしたくなりましたが、大きな貝に頭をぶつけるか、角を目にささらせる外国人ゲストが増えてしまいそうで、かえって災難になりそうかも... (゚ー゚;その前に、六本の角が生えた完璧なシェイプの水字貝、しかも既に中身が空のものを見つけるほうが困難といえる貝でしょうか。
とにかく、コウモリといい、水字貝との緊張の瞬間といい、今日もなかなか興味深いビーチコーミング(海岸探索)となりました。一見つまらなそうですが、一度歩き出すと色々な生物に遭遇するため、意外にもハマる、ビーチコーミングです。 皆様もチャチャに来たら、ぜひお試しあれ。
協力:チコ教授
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