海が荒れやすい日が続いたので、ちょっと晴れてくると漁師さんや、海岸から釣りを始める人が一気に出て来ます。
釣り挙げてしまったものは仕方ないにしても、まだ皮膚も柔らかい子鮫。見てると悲しい気分になりますね。イギリスあたりでは魚屋さんに行くと、ちょうどこのくらいのが店先につるして売られているのを目撃したことがあるし、”美味しい”という人もいるのですが、うーむ。
カツオは「とっても新鮮!今晩は焼き魚だッ!」ってすぐ思えるのに、子鮫だと”可哀想”な気に。 漁師さんもこちらの複雑さを感じていたのか、売る気配は見せず。
ところが、私が写真撮影して引き上げると、この漁師さんをひきとめたのがうちの”カカ”一番年長(おじいさん?)スタッフ。
ちゃっかりこの子鮫を漁師さんからゲットしてしまったようです。 カカさん、チャチャで働きはじめてからもう10年ほど、うちが漁師さんから魚を買う度に、オマケの魚を笑顔だけで毎回数匹無料ゲット...(^-^; 長老の知恵??
普段、外国人の私達に対しては金銭事について非常に厳しい現地人ですが、ローカル人同士って不思議なくらい気前がいいので驚かされます。
そういえば昔、私達が雇っているスタッフ達であるにも関わらず、毎日自動的にコーヒーを出すようにお願いしても、雇い主には毎朝コーヒーが自動で出てくる事は一切ないのに、なぜかカカには、「スラマットパギー!(おはようございます)カカ、コーヒー入れましょうか?」 って、優しく元気に彼に呼びかける従業員たちがどーしても理解できず。 年配や年上の人、村長さんなどにも敬意を表する、っていう習慣や態度などは、殆どこの島の人には見られないので、そういう理由でもなさそうなのに。
今は笑顔のおじいちゃんスタッフであるカカも、昔は威張ってた頃もあったから、それが理由なのでしょうかね。 笑顔だけで魚せしめちゃう、ってのは彼の特技というか、あーみえても”村のドン”だったり....って事は長年彼を知っているので、絶対ないと思うのですが...何かあるんだったらこっちも秘訣を教えて貰いたいもんです[E:smile]
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