いるかホテルのお部屋からの景色
海目の前、今は流氷がびっしり!超絶景宿です。 そして、このホテルにこの時期に来た目的は当然ながら....
流氷ダイビング!!
前夜にオーナー直々の濃いブリーフィング。「レギとホース内が凍ってしまうから、”特にレイコさんは!” 絶対にレギュレーターのパージボタンを押さないように注意して下さい!」と何度も注意を受けます。 幸いブナケンでのダイビングでも、パージボタンを押す習慣のない私、それよりもイギリス以来10数年ぶりに着るドライスーツ操作のほうが自信ないなぁ...??
「固い流氷に覆われた水面には浮上できない為パニクりやすいし、勝手な行動をして死ぬ人も多い危険な流氷ダイビング。 ガイドがひく基本ロープからの30mのリールが自由行動範囲、そこから先、つまり深い方向に勝手にいってガイドを見失うような事がないように。もし深い方向にいっても、ガイドたちには追わないように、と言ってあります。」
厳しくも聞こえる濃いブリーフィング内容、危険な流氷ダイビングだから最もな事だと思います。 一緒に潜るやはり初流氷ダイブの男性Yさんと私は顔を見合わせて、「なんかだんだん緊張してきちゃいますよね〜」と苦笑い。 でもこのくらい怖がらせておくくらいがちょうどいいんでしょうね。慎重に安全にダイビングしようって気になりますもん。
当方は12キロのウェイト使用、しかも慣れない分厚いグローブ使用ゆえ、何をするにもスタッフの方に手伝ってもらわないと、準備に相当手間取ってしまいます。 でもスパルタ的な文句ひとつ言わず、インストラクターやスタッフの方達が親切にヘルプして下さり、問題なく水中へリードして頂きました。
水面に出れそうなところもありますが、実は凍って固く、カンタンに壊せそうで壊れない。
↓インストラクターから試しに氷の塊を持たされましたが、中には気泡がいっぱいのせいか、浮力がすごく天井の流氷面までもっていかれそうに。 実は慌ててます。
↓なんとか流氷を押さえ込んで抱える事ができました!ポーズ!(イントラさんに水中カメラを渡して撮っていただきました)
↓ちょっと余裕が出て来たので、自分を撮影してみました。
そして流氷ダイブといえばやはり
クリオネ
ちゃんです。
水中に見飽きるほど漂っているのでは?と思ってましたが、意外に数は少ない様子。イントラガイドさんが一生懸命探してくれるんですが、たまたま彼の後ろにとても優雅に漂い飛んでいるようなやつを1匹発見。 しゃべっても無駄かと思い、「 あうあうぅあぅぅぅううう〜っ!
」とわけのわからん雄叫びをあげたら、イントラさんすぐに振り向いてくれました( ̄▽ ̄)
この写真は、ガイドイントラの井上さんが撮影してくれたもの。 流石ですねー。クリオネを下からあおぎ撮りで上手に撮影して下さいました。
午前中2ダイブ。 ダイブタイムは1本30分弱、ってとこでしょうか。 1本目はとにかく死にたくないので殆どロープからは手を離さずにいました(^-^; かつての伊豆でのオープンウォーター講習を彷彿とさせるものが...。 2本目はさすがに余裕が出て来てちょっと泳ぎ回ってみました。 (既に流氷ダイブを経験されてる方などはロープにつかまる必要はないので)
オーナー山本さんからは、「ここは流氷ダイブに来てるわけですから、あんまり下ばかり見て、海底にはりついて小物探しとかってのはメインじゃないですからねー。」と言われてましたが、2本目からは流氷にみとれつつも、普段のブナケン小物探し癖がついつい出て、やっぱり海底の岩に張り付いているものなどもついつい気になり、凝視してしまいます。
ガイドさんも、きれいなミノウミウシ系を見つけてくれたり、ながーい触手?を持つ美しいクラゲ、ハゼのようなサンドダイバーのようなうなぎのような?魚(名前不明)を見せてくれたり。
水中には”氷でできた楊枝”のようなものもたくさんいて、よくみると目ん玉がついてます。何の魚のベイビーでしょうか。 聞いてみたけど、さすがにどの魚になるのかはわからないそうです。捕まえて飼育しないと無理なんでしょうねー。
というわけで無事、2ダイブ終了。
終わった後は、1回経験すればいいかなぁ〜、とも思ったけど、今になってみると、なんかまたすぐにやってみたくなりました。ちょっとクセになりそうな感じです。流氷ダイブ。 あれほど準備には手間どり、寒いし、手はかじかむし、ウェイトで重くて、ドライ着るのも脱ぐのも大変だと思ったのに(自分ってマゾ?) あ、でも水中では寒さとかあまり感じなくなります。不思議なことに。また挑戦したいですねー。
<おまけ> 今回の流氷ダイブで一番困ったこと
顎(あご)が突き出てる人だと、かなり辛い思いをします。
フード、ゆるいサイズではエアも水も入ってしまって温かくないので、ぴったりかキツイくらいのを使用するんですが、私は昔「 花王の月のマーク
」とまで呼ばれたことがあるほど顎が出ているため、今回のフード使用では、かなり痛い思いを経験しました。
寒さとか、ウェイトの重さとか、緊張とか、トイレにいけない、とかそんなもの、どーでもいいくらいに、フードにひっかかったアゴがひっぱられて痛かった!!
アゴに巨人の星の強制ギブスでもつけられてしまったかのよう
でした。
むむむ。 でもアゴ削るわけにいかないしなぁ〜。流氷ダイブするなら免れない難点を発見しちゃったのでした トホホ...
でもまたやるぞー! (いい歳こいて...)
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ブログにもお邪魔させてもらいましたー!
パラオなども楽しそうですねぇ。
南の島でダイビングは癒されるので最高ですが、たまには全くの別世界も!という贅沢な欲望により、流氷の中に潜って氷を下からのぞかせてもらいました。
冬場期間限定であり、流氷が着岸してるかどうかという「運」の部分もあるので、非常に貴重な経験できました。
寒さ対策をちゃんとしているので、水中ではさほど寒いとは感じずにすみます。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
これからも宜しくお願いしまーす!
流氷ダイビングのお話を読み、オモシロいなー、すごいなー、根性あるなー、そしてちょっとやってみたいな、と思いました。
やっぱり実際の体験は迫力あってすばらしいです。
時々お邪魔させてください。
コメントありがとー!
はい、アイスダイビングしちゃいました。ダイビングの休憩時間にソフトクリーム売ってくれたら、絶対食べただろうになぁ。流氷みながらソフトクリームなんて最高じゃないですか。
とにかく、これでスイスにもいけるッ?? そっちも相当寒そうやねぇ〜。順子さんのスノーシューみて、私もやりたくなったよー。ダンナが嫌がるんだけどさ、グスンッ...
ところで、スイスにエイミーたちが移住したので、いよいよ宿泊所確保(笑)。高いスイスだけど何とかいけるかなーと計画中です。