最愛の娘のうちの一人であるチロ(10歳の雌犬)が突然逝ってしまいました。
彼女も目の色が若干遠い色になり、時々物忘れなどしていた様子で、やはり老いて来てるなーとは思っていましたが、気がついたら急速に元気がなくなり...
出来るだけの事はしましたが、回復する感じもなく、誰にも邪魔されたくないのか、死期を感じ取っていたのか、今迄した事は無かったのに、うちの家の中によく入って来たり、家の前に来て体を横たえていました。 家は私達のよく目の届く場所。 夕方薄暗くなるまで寝ている彼女を見ると、時々もう息をしていないのかな?と確かめにいった程。
バリに行く予定があり、もしかすると私達が帰ってくる迄、彼女はもつだろうか?という疑問が頭を横切りはじめていましたし、連日続いた暑さも彼女にはこたえていたんだろうと思います。
チコのブリーダーでもあり、現在7匹のグレートデン、その他2匹の犬を家族にしているアランが、バリで留守にする間、チコを見守るためにうちに来てくれたのですが、
「地元の獣医さんでも知識は私達と大差なく、設備もないので、レントゲンすら撮って調べることもできない。人間の行く病院に行ってお願いしても、犬だと断られてしまうのが現実だから手の打ちようがない」ということでした。
とはいえ、6年前にチロはちょっとした手術を経験済み。あれから6年も生きることが出来たのだと思うと、こちらの犬としては奇跡、ともいえなくはないのですが。
チロは私達を待っていたかのように、私達がバリから帰って来た翌日の朝、突然の心臓発作を起こし逝ってしまいました。トイレに行きたがったチロをアランの奥さんが助けようとしてくれたのですが、相当弱っていたところにきて、慣れない抱っこをされて外に連れ出された際のストレスが一気に引き金になってしまったようで、「死にかけてる!」という声を聞き、一目散にチロの元へ行った際には、既にチロの目は硬直状態。最後に尻尾がわずかに動きましたが、私の必死の呼び声が彼女に聞こえたかどうかわかりません。
いずれにしても余命数日ではあったと思うのですが、最後に怖い思いをさせてしまい、私の腕の中でなかったことだけが大きく大きく悔やまれます。ついさっきまで私の手から水を飲んでいたのに...。皆には、長く苦しまずにすんだのでかえって良かったのでは、とか、チロはうちで生まれたからこそ幸せな人生を送れた、と励ましてもらいましたが、実際にはなかなか受け入れ難い出来事でした。
数日経ち、また、うちのゲストである実輝子さんの「虹の橋」の話を思い出しました。3年程前フライデーを亡くした際に、「ワンチャんは虹に乗って幸せに天国にいくんですよ。貴方が悲しんでばかりいてはダメ。犬にとっても心残りになるから。」という話をして下さったんですが、直後、見事に虹が出たのでした。
チロの亡くなった数日後も、これまた2重の虹が家の前に現れました。それまでは毎日晴天で暑過ぎるくらいだったのが、チロが逝った夜から大雨になり、その3日後には2本の虹。 チロもやはりあの虹に昇っていったのでしょうかね。
後日、グーグルで「犬が天国に行った、という英語」の言い方についてふと調べていたら、たまたま一番上に出て来たのが 「 虹の橋
」 というリンク。偶然にも「虹の橋」の事について日本語で書いてあるサイトのリンクを見つけてしまいました。
http://www5.ocn.ne.jp/~select/Rainbow.html
受け入れ難いチロの死ではありましたが、このインディアンに伝わるポエムからすると、フライデーとチロは、どうやら”虹の橋”で私達と再会するのを待っていてくれているようです。 ”しばしのお別れ” になるけれど、このポエムを信じて、いつかまたあの彼女達のキラキラした目に迎えられる日が来ることを祈りつつ...
チロ、一緒に過ごしたいっぱいの楽しい時間を有り難う。
いつもゲストの先頭にたって、ゲストを見守ってくれた、森の可愛いウオーキングガイドを有り難う。
チンちゃんとゴンちゃんを残してくれて有り難う。優秀なママとして、よく頑張ってくれました。
お疲れさまでした。
虹の橋で会うまでは、心の中で、これからもいつもチロちゃんの笑顔を思い出すことにするからね。
Chiro, Lot's of love and xxxxxxxxxxxxxxxxxx from all of us.
チロを可愛がって下さったゲストの皆様、どうも有り難うございました。
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