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2015年05月14日

040.聖剣伝説 Rise of MANA

聖剣伝説 RISE of MANA Original Soundtrack



↑ 本作は基本無料のダウンロードコンテンツです。こんなのありました、というイメージ的な。

 おはようございます。あるへです。
 本日(2015/5/14)、「聖剣伝説ROM」がPS VITAにて配信されました。どうやらスマホ(?)などの携帯端末では1年ほど前から運営されていたようです。

公式サイト

 私がこのゲームの存在を知ったのはつい最近でしたので、アクションRPGということ以外にはよくわからず、またあえて調べないことでわくわくを溜めていました。
 というわけで、以下ほぼ何も知らない私が聖剣ROMをプレイして感じた、ファーストインプレッションを記しておこうと思います。今後じっくり遊んでみて、感想が溜まってきたらレビューとして追記したいと思います。

 やはり聖剣伝説ですね。何をもって聖剣伝説とするのか、はちょっとはっきりしませんが雰囲気としては私の大好きなLegend of MANAによく似ています。二頭身くらいの可愛いキャラ、マップ背景などから推してみるにたぶん2.5Dというやつでしょう。2Dの暖かさと今の時代の技術が丁寧にミックスされている気がします。
 サボテン君が出てきて和みました(笑)。ストーリーログというのか、回想というのか、まあ、LOMのあの日記が再現されています。たぶん、クエスト毎にいちいち話しかける必要はないと思います。たぶん。

 当初スマホアプリとして配信されたのですから当然と言えば当然、私も別段期待していたわけではないのですがやはり「スタミナミッション制」(勝手に命名)でした。一定の時間で回復するスタミナを消費してクエストに出かける、アプリタイプの基本無料ゲーで猛威を振るっているタイプです。特に不満はありませんけどね。RPGと銘打ちながらもカード収集型のカードバトルゲーには飽き飽きしていたので、キャラを動かしてアクション性のあるゲームが出来るだけで私は満足です(そんな理由で魔法少女大戦をやっていますし、ミリアサやチェンクロは辞めました)。

 やっぱキャラが可愛いです。すごく和みます。主人公はストーリー演出上二人選ぶのですが、男女や女男の組み合わせも可能なことになんか驚きました。男ならどちらも男、と思い込んでいたものですから(笑)。
 で、やっぱどっちも女でしょ! とか、当然のように思ったわけですが、光サイドを女、闇サイドを男にしてみました。たぶん闇サイドはどっちの性別にしても口は悪いんでしょうが、なんか男のほうがしっくり来るというか、逆にどちらも女だと、ちょっと見た目的にただの喧嘩のように見えなくもないな、と、自分の中のゲームイメージ、勝手に作っていた妄想の世界観を大事にキャラ選びをしました。
 性別や組み合わせによってストーリーが変わることはないので、完全に好みですけどね。

 ゲームの中身については、さすがというか、一年も運営しているだけあって、各々のシステムは既に完成しているように思えました。武器や魔ペットというシステムが、ガチャ収拾要素でして、これらを集めて合成、強化し、ステータスを高めます。既に完成されているシステムなので、初見からすると若干ややこしく、複雑で、このあたりがこのゲームの醍醐味でもあり、時間をかけて理解していく必要がありそうです。
 戦闘=アクションについては申し分ありません。軽快に動いてくれます。操作も単純で、もしかすると飽きが来るかもしれませんが、まあ及第点といったところです。

 対して、拠点となる街中での操作が、若干重いですね。メニューを開いたり、移動をするとカクツキます。何度かボタンを押さないと反応しにくい部分もちょくちょくありました。携帯端末からのシステムの流用でしょうから、スペック的にはVITAでは改善できると思うのですが。ゲーム起動、クエストスタート時のロードも若干長く感じますね。ロードが終わればミッション中は快適です。
 ただし、クエストには「初級」「中級」などの難易度があり、任意で選べます。いくつかプレイしてみましたが、このゲーム、敵が攻撃を溜めて放つ直前まで自キャラにエイムを絞ります。タイミングを覚えてきちんと回避しないと、攻撃をもらってしまい、雑魚の攻撃もわりと回転が早いです。
 とどのつまり、攻撃はわりと回避しにくい部類だと思います(回避ボタンはあります。でんぐり返しで間合いをあける)。高難易度攻略にはおそらくそれなりの準備と腕が必要になると思われます。突き詰めれば、多少の被弾は覚悟したり、なんらかの方法で相殺しながら、超強化した武器でフルボッコ、瞬殺、というパターンが見えてきます。うーむ。

 それから「レイドバトル」。どうやら四人同時プレイでボスに挑戦できるようですが、遊ぶにはもう少し時間がかかるようです。一番気になるのはやはりラグでしょうか。Xbox360ではマルチプレイの度に、このラグに辛酸を舐めさせられまくりましたからね。大分過敏になっています。

 さて、こんなところでしょうか。スタミナの管理とか、強化とか進化合成とか、特に考えずにまったりプレイしようと思います。
 あ、そうそう。今「限定クエスト(イベント)」のクエストを受けると、海岸のマップにいけます。クエスト中に一言、二言、連れてきた魔ペットが喋る(吹き出しで)んですが、なんかふとPSP2iを思い出しました。インフィニティクエスト? でしたっけ。自分でクエストを作るモード。あんな感じの短いエリアを移動して攻略していく感じや、キャラが呟く、というのが遠い記憶を呼び起こしました。
 他にも、戦闘はイース7に似てるなぁ、とか。攻撃や回避の直後に一瞬硬直があるので、あんなに縦横無尽に行動できませんけどね。

 ではでは、一人でも来てくれたら嬉しいな〜、と願いを込めて。

 招待コード: nwfvm8




(2015/5/20 追記)
 毎日聖剣ROMをプレイし続けて、だいぶ感覚がつかめてきましたので正式にレビューしたいと思います。おそらく攻略に触れる部分が多くなると思いますので、先に結論を述べておきます。

 聖剣伝説 Rise of MANAは非常に良い、質の高いゲームです。万人にお勧めできるゲームであり、さすがスクエニ、といったところでしょうか。
 ゲーム形態、ユーザーインターフェースのフレンドリーさから誰にでもお勧めできるタイトルなのですが、ゲームをやりこみ、より高みを目指そうとするならば、留意していただきたい点があり、現時点では少し残念な部分もあります。とはいえネットワークゲームですので改善される可能性は大いにあります。

 配信開始からおよそ一週間。私は主にイベントの方を攻略していたのでストーリーについては特に述べることはありません。強いて言えば、ぱっと見た感じの印象から想像されうるようなオーソドックスなストーリーが展開されそうです、ということでしょうか。また、レイドバトルについても経験していませんので割愛します。
 それから追記の以前に、長めのロード後は快適、と書きましたが、どうやらその時プレイしたミッションがたまたま快適なだけだったようで、他のミッションにおいては戦闘中もわりとカクカクしてますね。より高難易度の戦闘ではこのラグが命取りになることも十分あり得るレベルのカクツキで、ボタンを押したのに反応してくれない、ということがよく起こりますが、一週間プレイしてみて思ったのは、これはステータスゲーだということ。装備や魔ペットを強化しまくって、いわゆる「レベルを上げて、物理で殴る」タイプのゲームだと感じました。
 他のどのソシャゲにも言えることですが、そういった意味でシビアな駆け引きを楽しむゲームではありません。

 さて、レビューと絡んで攻略およびやりこみにおいて、現時点で注意しなければならないことをあげていきます。

 まず、AIはおバカさんだということ。まあこれは仕方ないと言えば仕方ないことなのですが。敵は倒した後(HPを0にした後)も、しばらく当たり判定を持ち、間をおかず攻撃し続けることで延々と攻撃を加えることができます。コンボ表示等ないので攻撃を続ける意味はありませんが、これをAIに任せてしまうと、特に弓キャラで顕著なのですが、奥のターゲットを攻撃しようとして、全ての攻撃が手前の倒した敵キャラに当たってしまう、ということが起こります。とはいえ、上級ミッション等ではプレイヤー自ら操作するでしょうし、十分にレベル差のある初級ミッションでは、上記のようなことが起こったとしても十分にクリア可能ですから、攻略においてそこまで足を引っ張る要素ではないかもしれません。見てるとイラつくのでAIに任せるときは何か他のことをしていましょう(笑)。

 次に、大事なこととして、その武器、その魔ペットが進化前なのか後なのか分かり辛い、ということがあげられます。難しいこと考えずにさくさく進めて行きたい、あるいはどうせ強力な装備や魔ペットはイベントで配られるんだから、その時だけ注意すればいい、というようなスタンスですと、特に問題ないのかもしれませんが、どうせやるなら最強を、とか私のように几帳面なプレイヤーだとこれが混乱のもとになり得ます。
 アプリ版ではすでに常識となっている通称「8凸」と呼ぶビルドに影響が出るからです。このゲーム、おそらくどんな武器や魔ペットにも、進化前と進化後の二つの形態が用意されてると思われ、進化は素材さえ揃えばいつでも進化させることが出来ます。どの装備、魔ペットも四回の限界突破が可能であり、さらに進化前の装備、魔ペットを最大まで限界突破および強化したあと進化させることで更に四回の限界突破が可能となり、進化前の装備および魔ペットをレベル1で進化させた場合と、最大強化で進化させた場合ではステータスの初期値に差が出てきます。
 ですのでその装備、魔ペットの最高ステータスを求めるならば8凸をめざすことになるのですが、最初に申したとおり、パッと見でそれが進化前か後かわからないので、ゲーム内図鑑を調べるなり、工房で進化できるか確認してみたりと一手間かかることになります。自分が育てているのが進化前に最大強化済みであるかどうかも確認が難しいため、「お気に入り」機能を使うなどして目印を立てておかないと後で泣く羽目になります。

 最後に、とても大事なこととして装備を外せない、ということがあげられます。
 このゲーム、様々な装備を組み合わせたものを「デッキ」として登録し、ミッションの属性や敵編成によって手軽に切り替えることができます。
 ですが、このゲームでは「装備を外す」ということが不可能なため、従って5つのデッキにあらかじめ全ての装備、魔ペットを装備しておかなければなりません。
 1つのデッキにつき、メイン武器を2つ(天使と悪魔)、サポート武器を6つ(両サイドで3つずつ)、それからメイン魔ペット1体と、両サイドそれぞれサポート魔ペット1体ずつ、計二体。
 合計で8個の装備と3体の魔ペットを、5つのデッキそれぞれに設定しておかなければなりません。更に、各デッキで装備しているものは専属ではないので、別のデッキでも登録することができます。
 Aという武器を、デッキ1では天使側のメイン武器に、デッキ2では悪魔側のサポート武器に、デッキ3では使わずに、デッキ4で天使側のサポート武器に、ってな具合です。魔ペットも同様です。
 ただし、注意してください。再三言いますが、いずれかのデッキに登録された装備の変更は、外すことができず、付け替えという形で変更します。
 どういうことかというと、工房などで装備を強化しようとした際、ベースアイテムとしては使用できますが、強化後消滅する素材アイテムとしては選べない、ということです。
 上の例であげたような複雑な組み込み方をしてしまうと、いざその武器が必要なくなった、とか、素材として使いたくなったときに、「装備中」と表示されて使用できない、とか、最悪外しても外しても「装備中」となって、もうどこに何がどうなってるのかわからなくなる可能性があるんです。
 そもそも序盤なんて武器の種類も数も貧弱ですから、デッキ5つも使いません。またアイテムボックスも未拡張だと管理に苦労します。
 ここはもう、是非とも自分が分かりやすいように、整理整頓を怠らないようにした方がいいと思います。

 例えば、属性や武器を統一する。同じ武器を使わない、8凸を前提にし、ドロップした進化後装備は素材にする、絶対に使わない11個の装備をデッキ5に設定しておき装備大改造の際のテンプレートにする、などで対応するとベターかと思います。

 以上のように、特に後ろ二つの要素についてはとても注意が必要です。ここは何らかの形で是非とも改善してもらいたいところ。

 ではでは、最後の最後に、さすがスクエニ、格が違う、と思わされたエピソードを一つ。

 実は、ストーリーミッションの一番最初のミッションにおいて、表示されているドロップアイテムの一つがなかなか出ず、バグじゃないかと思っていた時期がありました。
 「ゲームを始めて最初に挑むミッションだぜ?」「こんなところにドロップ率1%以下のレアアイテムなんかないだろう」「しかも三つある難易度のうち最低だぜ?」「しかもしかも、なんの変哲もないノーマル宝箱だぜ?」という思考ルーチンが働きまして、結果これはバグなんじゃないか。VITA配信したばかりだから、なんらかの手違いで、たとえばより上位の宝箱のドロップ率に食われて、プログラム上この宝箱が出現しなくなっているのではないか。あるいは、宝箱の表示自体がバグで、6種類のドロップがあるように見えて、実際は5種類なんじゃないか、と思ってサポートに問い合わせたわけです。後で冷静に考えてみれば、これは子どもじみた考えですよね。アイテムが出ない! バグだー! 運営なんとかしろー! って……(苦笑)。反省しております。

 で、返ってきた返事がこちら。

(中略)
また、「第一章カカオ救出、初級のミッションでドロップアイテム確認のところで、上段右端の宝のみ非常に出にくいか、あるいはドロップしません」とのことにつきましては、仕様でございます。
こちらは、ボスが落とすアイテムではなく、道中の敵が落とす魔ペット「バットム」で、該当クエストで1体しか出現しないため、相対的に獲得しにくいという状態でございます。

 まさかここまで詳しく教えてくれるとは思ってもいませんでした。
 ゲーム内容にかかわる部分なので、せいぜい「仕様です」と素っ気無い返事が返ってくるものとばかり思っていたので、驚嘆するとともに、スクエニに対する心証がうなぎ登りでした。ゲーム内容に詳しい(ゲーム内固有名詞が出てくるとか)サポートって、本当に親近感湧きますよね。

 それでは、失礼します。

聖剣RoMレビューその1(ココ)
聖剣RoMレビューその2


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この記事へのコメント
そうですね。カクカクは結構無視できないくらいに強く、頻繁に感じますね。
ボタンを押しても反応してくれない、当たったはずの攻撃が空振り扱いになる、魔ペットの必殺技を使うと一瞬止まる、一瞬画面が真っ黒になるなどなど。

ゲーム内ポーズから運営からのお知らせへと飛び、そこに開発状況というメッセージが読めるのですが、開発サイドでもこのカクツキにはてこずっているらしく、これでも大分マシになった方なのだと知りました。

こういうちょっとした開発者の苦労なんかを知ってしまうと、「Vitaスペックならもっといけるはず」なんて安易に言うべきではないのかもしれませんが、一プレイヤーとしてはやっぱり気になりますよね。

オートランに任せられるくらいの難易度でさくさく遊ぶのがベターでしょうね。
Posted by あるへ at 2015年06月03日 19:39
携帯からvitaに移行してやっていたのでカクカクが気になっていましたが、他の人もそうなのかと一安心?しました。
Posted by まな at 2015年06月03日 10:53
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