カレーにパエリアに。
鮮やかな黄色が食欲をそそります。
(画像引用 housefoods.jp)
そんでもって
これがサフランです。
(画像引用 Wikipedia)
あれっ。色が違いますね。
黄色くない。
そう、サフランはアヤメの仲間。
黄色いのは、めしべの部分を利用するから。
ほら、花の真ん中はサフランの色ですね。
そんなサフランは地中海沿岸が原産の植物。
フランスの「ブイヤベース」、スペインの「パエリア」、
イタリアの「リゾット」にモロッコの「クスクス」。
南ヨーロッパから北アフリカにかけて、
サフランは多くの料理に彩りを添えています。
ところが、「サフランライス」は
これらの地域には存在しないのです。
つまり
「サフランで着色した米だけが皿に乗ってくる」
という文化がないのです。
では、インドはどうでしょう。
インド料理屋さんでもサフランライスを見る・・・・
ような気がします。
確かに、日本国内のインド料理屋さんでは、
高級感を出すためにサフランライスを用いるところも。
しかし、インド料理における「黄色いライス」は本来、
ターメリックで黄色く色づけしたライス。
そもそも、サフランはとても高価なスパイス。
インドの家庭料理ではあまり使わないようです。
やはり、インドにも「サフランライス」は存在しない・・・・。
いったい、サフランライスはどこから来たのか。
結論からすると、サフランライスは日本風のアレンジのようです。
美味しければ、なんでもありですね。
さて、せっかくなので語呂合わせでまとめておきましょう。
「サフランはめしべを使う、アヤメ科の植物」を覚えましょう。
「 サフラン 」「 めし べ」「 アヤメ 」だから、
「 さ、腐乱 めし 」「 ベ ッ! あ、やめ て」
グルメ記事にあるまじき語呂。
世の中、何がおこるか、分かったものではありませんね!
(まとめになっていない)
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