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2023年09月03日

琵琶湖疎水(びわこそすい)って、グラベルバイクのためにあるんやで(前編)

しかし、せっかくのグラベルバイク・ブームというのに、京都のこの名コースを紹介するユーチューバーさんを見かけないので、このブログで紹介しようという、今回の試みですが、

京都市の東に位置する山科区の宝、自走で(輪行じゃなく自転車をこいで)びわ湖へ向かうとき何度も走った、グラベルバイクにピッタリな山科疎水(そすい)の遊歩道・・・たしか数年前にもいちど紹介したような、

とても残念なことに、先を急ぐほとんどのサイクリストは、クルマだらけの幹線道路をひた走り、騒音と危険と粉塵(ふんじん)にさらされながら、びわ湖を目指すのが一般的で、いくらなんでもこの風潮はアカンやろってことで、

京都から山科疎水をたどってびわ湖入りすると、幹線道路じゃ決して味わえない豊かな旅の空気に囲まれて、まったく別モンの体験になるってホンマですか、

『自転車半分、道半分』っていつも思うけど、大好きなグラベルバイクを納車した時点では、まだ半分で・・・このグラベルバイクと同じくらい惚れ込む(ほれこむ=愛着を覚える)道を次から次に発見しながら自分だけのマップ(路線図)を作り上げていく楽しい作業が残りの半分・・・今回ご紹介する山科疎水も、そんな路線図にぜひ加えていただきたい名物コース、

ちなみに、これをきっかけに、もし自分がグラベルバイクを買うとしたら、どれにしますか?

1996年、38歳の夏、MTB(マウンテンバイク)を購入・・・ここから人生変わるほど多くを学んだんで、そんなMTBのココロ(スピリッツ)を今も大事にするバイク(自転車)メーカーJAMIS(ジェイミス)さんのグラベルバイクがええなあ、

ジェイミスさんといえば、昔からスチール(=STEAL・鉄・クロモリ)素材のバイクメーカーとしても有名ですが、

だもんで、カーボン(C)・アルミ(A)も選べる RENEGADE(レネゲイド)シリーズやけど、迷うことなくクロモリ素材の(S=スチールのS)で比較的お求め得やすい RENEGADE S4 がええな、



でも、お求めやすい価格とは言っても16万円というのは、最初の1台としては、すこしハードル高すぎるような?

だったら、10万円弱で購入できるジャパンメイド!・・・コーダブルームさんの KESIKI(景色)、その中でも、多彩なハンドルポジションが楽しめるドロップハンドル仕様の KESIKI TOURING(ツーリング)がええな、

景色を見ながらゆっくり走ることに重きを置いた自転車なんすね、

いつも目に入る位置に描かれた『KESIKI』のロゴデザインが素晴らしいし、日本語イメージをこれだけハッキリ押し出した自転車じたい貴重な存在やし、品質や質感に妥協しないで、ここまでコストにこだわる姿勢も、世界に誇るジャパンメイドの理想形を見るような、

最後の実車映像に登場する京都の鴨川(かもがわ)ぞいも、グラベルバイクには最適なコース・・・ゆっくり走るほど、向こうから勝手にすてきな景色がやって来るので、カメラ好きサイクリストにはたまりません・・・ああ、またぞろ RICHO GR?Vx、欲しなってきた…


前世紀の終わり、初めて乗ったMTB(マウンテンバイク)から自転車について多くを学び、フィルムカメラ時代の RICHO GR 初号機から、カメラについて多くを学んだ…

2023年08月31日

山田(いまだ)かつてないほど効果的だった牛乳・小麦粉断ちダイエットと、わずか1万円で新品購入した1990年代クロモリ26インチMTB(マウンテンバイク)フレーム&フロントフォーク購入後のことなど…  

で、小麦粉と牛乳を止(や)めたら、一気に体重がベストまで落ちたと、

山田(いまだ)かつて無いほど、すんなり減量できてビックリ、

乗り物のなかで、エネルギー変換効率に最も優れてる自転車で、体重減らそうなんてことを考えたら、そうとうな距離を走り込んだ上に、そのあとやってくる空腹感に対しても適切に対処しないと、逆効果にすらなりかねんけど、ただひたすら牛乳と小麦粉を食べないだけなら、それほど苦しくも難しくもないし、

低温殺菌じゃないふつうのミルクは腸内で炎症を起こすことが分かってて、小麦粉のほうはグルテンが免疫力を乱すし、しかも両者とも空腹に関係なく食べたくなるという麻薬なみの習慣性があって、これが太り過ぎの原因になってると、

『見るYouTube』をクリックすると別ウインドウが立ち上がってご覧になれます。


ここまでハッキリ言われたら、参政党のメンバーじゃなくても、耳を傾けずには居られなくなり、

しかし、食べるもの無くなりませんか、

そのとおり・・・食品スーパーからパンと麺類と乳製品、それに大半の小麦系お菓子を引き算したら、店内スカスカ状態・・・ところが不思議なことに、半月過ぎるころから、あれだけ欲しかったこれらの食品が、あれっ?ていうほど欲しくなくなってきて、空腹の多くの部分が小麦やミルクや砂糖の習慣性から来てることも分かってきて、食事量もしぜんに減ってきて、これまでにないほど、あっけなく減量に成功、

たいがいのお菓子は小麦粉を使ってる上に、砂糖と油脂という、これまた習慣性の強い食材も入ってるんで、これが止められたら大きいすね、

これまであれこれダイエットを試みても、せいぜい体脂肪率20%弱で75?s前後だったのが、小麦粉・牛乳・砂糖を止めたら、2ヶ月弱で、体脂肪率15%前後で70?s前後まで下がって、しかも無理してないから反動でバカ食いすることもなく、それどころか、習慣性の強い食材をカラダに入れなくなったんで、食事の全体量が自然に少なくなり、あとさりげなく驚いたことに、ブリーフのゴムでこの5年 ほど痛かゆかった腰回りのかぶれがきれいに無くなってる、

自転車を軽量化するためには、それなりに多額の出費が必要になりますが、自分自身の軽量化については、不要な食材を食べ無くなれば済むだけなんで、かえって出費は減らせるし、自転車よりもより多くのグラム数が簡単に削れるし、健康にもプラスになるし、こんなええ話もないすね、

・・・・・

ところで、はなし変わりますけど、30年ほど昔のアラヤ・マディーフォックスと思われる、26インチクロモリマウンテンバイクの新品フレームとフォークを1万ちょっとで購入したそのあとの経過報告などを、

フロントフォークとフレームをつなぐヘッドパーツを還暦過ぎて初めていじることになり、当然のことやけど、おのれの無知も思い切り知らされることになり、

2010年にテスタッチのシクロクロスフレームを購入したときも、フロントフォークをいじってたような気がしますが、

でも、ヘッドパーツの圧入は今回初になるし、昔の時代のマウンテンバイクならではの規格の違いとかにも直面して、オロオロしてみたり、

追加注文するパーツが、次から次へと湧(わ)き出るようで、とにかく段取り悪そうでしたが、

今のマウンテンバイクでは使われないので、フロントフォークのコラムになぜネジ山が切ってあるのかすら分からず、そのコラムの内径にハンドルステムを差し込む仕組みも理解できず、けっきょく今仕様のフロントフォークをあらたに注文してみたり、その他もろもろ、自転車を組むベテランなら絶対にやらない凡ミスを連発・・・でもって、ようやく昨日、これでなんとか組めそうなところまで部品がそろったところ、

1台平均15分で完璧に組み上げる、サイクルメンテナンスの巨匠、飯倉(いいくら)大先生と大違いすね、

比較すること自体まちがってるけど、おかげでひとつひとつの曲がり角でいちいちアタマぶつけるたびに勉強の連続で、とても印象的で有意義なひと夏を過ごせたような、

それに、そうやして四苦八苦(しくはっく)して組み上げた自転車を、自分で乗り回す楽しさは、きっと人生初の感動でしょうし、苦労したぶん、自分で修理できる範囲もより広くより深くなってるはずですし、

無知の連発で、予想をかなり上回る出費になったけど、これも授業料として考えれば安いかも、

で、出費ついでに、あんなにこだわってた超高価なパークツールの振(ふ)れ取り台やリペアスタンドもあきらめ、最安値の入門用で一式買いそろえたんすか、

このさい、値段相応(=価格なりの品質)でも、ひと通りそろえといたほうが、精神的にもけじめが付いてええし、超初心者の自分にとっては、ここから学べることも多いし・・・でもって、もし自作ホイールを前後10セットも完成さすくらい腕が上がれば、そのとき改めて自分へのご褒美(ほうび)として、高級なプロ用機材を買いそろえたらええし、なんならその資金をペンタックスユーザーの脇差(わきざし) RICOH GR?Vxの購入に回したりもできるし、

それに、リペアスタンドについては、パーツを組み始める今日明日から、必需品になりますしね、

乗って良し、部屋に入れてながめて良し、組み上げて良し、修理して良し・・・かかる諸経費も、車両の中ではダントツに安く・・・何より軽く静かな乗り物やし、適度に乗る分にはカラダにプラスばかりやし、やっぱり自転車は、深く関われば関わるほど楽しい乗り物やなあ、

2023年08月26日

より速くより遠くじゃないから自転車は楽しい!

前回に引きつづき、我々なりに、自転車にとって必要なこと不要なことを整理しようと、

さっそくやけど、ディスクブレーキ全盛期に入ったことは分かるけど、ここはあえてリムブレーキをつらぬきたい、

自作ホイールを学べば、ブレーキングですり減ったリムだけ交換して、ずっと使い続けられるし、ブレーキパッドの微調整だけで、ブレーキの効きや音鳴りも簡単に直せるし、効きが悪くなる雨の日は基本走らへんし、山野の激坂を下るわけでもないし、何よりあつかいがラクやし、パーツじたい軽いし、安いし、リムブレーキの優位性はいまだ数多く、

ちなみに、オフロードは行かないんすか、

自分なりに、じゅうぶん走ったし、プラス面を上回るほどのマイナス面も経験したし・・・もし里山とか登るなら、自転車はふもとに置いて、徒歩とカメラでゆっくり、

寝そべって走るリカンベントは、小径車(しょうけいしゃ)にふくめるとして、やはり必要ないと、

いちども経験していない20インチ小径車の面白さも知りたいけど、それより前に自分でメンテナンスしたり、組み上げたりにチカラを入れたいから、とりあえず乗る車種は現状のままのほうが、

じゃあ、ホイールでいえば、700cと、あとは26インチや27.5インチあたり、

27.5では得られない繊細な魅力があるのに、絶滅が心配される26インチホイールについては、とりわけ大切にしていきたい、

話は飛びますけど、シマノさんからむかし出ていたSPDペダル対応のウインターブーツは、ホンマに暖かくて長持ちして、これも永遠のイチ押しアイテムでした、というか10年過ぎてもまだ現役で冬の最重要アイテムになってますけど、

マイナス面はイマイチな防水性能くらいで、当時の価格で2万ちょっとして、けっこうな買い物やったけど、その暖かさと履き心地は他の選択肢が思いつかないほど優れてる・・・作らなくなったのがホンマに惜しまれる、

あたたかさでいうと、冬のアームウォーマー、

半そでにアームウォーマーのイメージやけど、とりわけ寒い日のアームウォーマーは無くてはならないほど仕上げの温かさをくれるんで、無くてはならないアイテム、

その他に、自転車生活で、ここはもう解決済みの部分とかあれば、

夜は走らんから、ハブダイナモとか、しっかり明るいライトは必要ないし、

雨の日、走らないということは、フルフェンダーも必要ないと、

取り外しできる簡易的なフェンダーがあればじゅうぶん、

キャンプもしないから、キャリアも必要ないし、

極太(ごくぶと)タイヤのファットバイクも必要ない・・・雪国やったら冬走るのに便利やけど、

他に必要ないモノは、

サイクルコンピューター、心拍計、パワーメーター、

3本ローラーはすでに持ってるから、これは使うとして、

ナビもいらん、基本、遠くへ行かんし、

しかし、田舎暮らしになって、パタッと輪行しなくなり、同じエリアばかりで飽きないすか、

カメラで空や雲を写すのが好きで、これやってると、色々な空模様にあわせて、見慣れた風景も変化するから、それが旅先の代わりかも、

京都と違って、田舎から田舎へ輪行してもあまり変化が無いってことすか、

地元の田舎町から何度も輪行を試みたけど、京都から輪行した時とは比較にならないほど、ワクワクドキドキが弱い・・・せっかく遠くへ輪行しても、まるで近所の延長線上を走ってるようで、京都時代に感じた輪行のドラマチックな面白さがまるで無いんや、

つまり京都が、それほど例外的に個性的な街だったから、輪行先のびわ湖エリアなどとの対比もよりきわだって楽しく感じられたと、

それに加えて、過密な京都の街中をまったり走る楽しさもあって、クルマが入れないような細い道ばかりつなげて、縦横無尽に(じゅうおうむじんに=思いのままに)低速自転車走行する楽しさも、ふつうの田舎町ではありえない濃密な味わいで、週休2日の1日目は輪行、2日目に京都散歩という、贅沢(ぜいたく)な楽しみ方も、

話を蒸し返すようで恐縮ですが、自転車低速走行なら、まさに小径車がピッタリするように思えるのですが・・・いまいちなスピードは、つねに街中安全走行を意識させますし、街中のストップが多い場面で、小回りがきいてこぎ出しも軽く、

そのとおりで、速さがモノを言う世界ではマイナス面が目立つ小径車も、中低速の街中走行には最適で、京都エリアにお住まいの方ならぜひとも、京都とスイスのコラボ企画で誕生した小径車専門メーカーBRUNO(ブルーノ)さんの小粋なミニベロなんかで、京都のスローサイクリングを楽しんでほしい、

そんな話をしてると、ふと街のド真ん中に広がる京都御所の静かな森が心に浮かんできました、

御所のほとんどは分厚い砂利(じゃり)がびっしり敷かれて、マウンテンバイクでもなかなか走りづらいけど、御所の外周部分はまったく砂利が無く、しっとりと土の細道が深い森の中に伸びていて、ここは何度も走りたくなる、

ほとんどの自転車は、忙しそうに広々した砂利道を最短距離で突っ走るけど、ホンマに楽しいのはいちばん外側の土の小道・・・その証拠に地元の人たちもそこばかりを散歩コースにしてる、

ああ、マジで行きたくなってきました、

そこかしこにベンチはあるし、御所の樹木は、少しでも弱ると専門医に特製注射を打ってもらい、そんじょそこらの人間様よりはるかに健康で幸せそうやし・・・キノコの宝庫としてもかなり有名で、

鴨川ぞいの水辺の道も、いいすね、

御所から北東へ少し進むと、鴨川でもいちばん印象的な出町柳(でまちやなぎ)の川の風景、

支流の高野川が鴨川と合流する地点・・・いつも学生たちでにぎわう、どことなく映画チックで都会的な川の景色がいいすね・・・すぐ北には下鴨(しもがも)神社の深い森、西の商店街には有名な豆大福の店、東には京福(けいふく)電鉄、鞍馬(くらま)線の始発駅もあり、

京都盆地というくらいで、周辺部へ行くほど登り坂が多く、景色もしだいに見晴らしよく、

西の端、まるで京都らしくない洛西(らくさい)ニュータウンやけど、クルマが入ってこられない道が張りめぐらされて、ニュータウン自体が自転車低速散歩用の極楽エリア・・・そこからさらに盆地の端っこへ向かえば、西山の山並みは衝立(ついたて)のようにけわしく、坂はさらにきつくなり、振り返れば京都の町が一望できたり、ひなびた社寺仏閣がそこらじゅうに点在していたり、深い竹林に細道が張り巡らされ、ここも自転車で流すにはいろんなコースが描(えが)けて無限に楽しい、

というわけで、どんどん話が逸(そ)れたけど、京都中心部に住むということは、それだけでひとつの特権なので、住んでるエリアの路地(ろじ)探索から始めるなりして、クルマが入りづらい道ばかりをつないで自分だけのマップを作っていくと、ゆっくり走る自転車だけが持つ優雅な魅力に気づいて、京都在住者ならではの楽しいひとときが味わえる、

これは京都に限らず、自転車にとって、どのエリアをどんなスピードで走るかってことが、いちばん大事なことかもしれません、

体力自慢がしたいのか、どの動画もより速くより遠くへ走ることばかりが目立って、より近場をよりゆっくり走る面白さはいつも影に隠れてる・・・自分の走りたい道を、自分に最適なスピードと距離で走れてるかどうか・・・これが楽しさのすべてなのに、みんなカッコつけてムリしすぎてるような、

2023年08月22日

自転車のどこに 限られた時間と費用を注(そそ)げばええんや!?


そうか、そこまで言われたら、クリンチャーひと筋でええみたいやな、

ひとりで何ブツブツ言うてるんすか、

さっそく前回話題になったチューブレスレディというタイヤのこと調べたら、ここにも飯倉(いいくら)大先生が登場・・・じつに説得力のある話をされていて、また別の方もじっさいに使ってみた経験談をもとに具体的なプラスマイナスを話されていて、結局、現時点のチューブレスレディーは、まだまだ手探り状態であることが分かり、

『見るYouTube』をクリックすると別ウインドウが立ち上がって動画が再生されます。



外側のタイヤと内側のチューブの組み合わせで走るクリンチャータイヤ、現在はこのタイヤが主流で、選べる種類も多く性能も価格もこなれていて、安心感も大きい、

クリンチャーの前の時代に使われていたチューブラーや、これからの活躍が期待されるチューブレスレディは、選べる種類も限られてるし、クリンチャーとは使用方法も大きく違うんで、貧乏人があえて首突っ込むこともないと、

クリンチャーのなかで、より安く高性能であつかいやすいタイヤとチューブの組み合わせが見つかれば、それでじゅうぶん、

たとえば、ペダルを例に言うと、これはもう10年以上前から自分の中でハッキリしていて、自転車をこぐだけでなく、降りてからも歩きやすく、より安価で耐久性・信頼性に優れたシマノさんの両面タイプのSPDペダルという結論が出てしまっていて、これ以外必要ないほどシックリ来るために、SPD-SLやクランクブラザーズなど、他のビンディングを試す気すら起こらないわけで、

たとえば、数十万円のロードバイクや、そこに搭載されるデュラエースやアルテグラなどのコンポは、いったん首突っ込めば、たちまち資金不足が明白なんで、あえて関わろうとも思わへんし、レースやスピードに無縁な自分には、むしろ安価で好(こう)バランスなリア8速やフロント3速、それらをスムーズに動かせる無段階Wレバーがあれば十分・・・ただ、ホイールの自作だけでなく日々の健康維持にも欠かせない振れ取り台については、最初からダントツ高価なパークツール製で決めたいし、そんな感じで、自分がホンマに必要とする部分には、しっかりと費用や時間をかけたいわけで、

自由にできるおカネも時間も、それなりに限られてるから、手当たりしだいに何でも経験したところで気が散るばかり、

じゃあタイヤについては、クリンチャータイプの中で選ぶとして、何度も話題にのぼる小径車については、

経験豊富な飯倉氏が、あそこまでマイナス面をハッキリさせてくれた以上、小径車にかける金銭と労力は、
手持ちの車種(26/700c/27.5)に全振りする方が、より集中できてええような、

29インチ(ツーナイナー)や一輪車やEバイク(電動自転車)についてはどうすか、

ほんの少しの興味はあるけど、まず必要ないか・・・自転車という、電子機器とは無縁なアマチュア・メンテナンスの天国で、あえて Eバイクに乗ろうとはとても、

ケーブル引きのディスクブレーキについては、

オイルに比べて格段にメンテしやすいから、ぜひ経験して、これで代用可能なら油圧から乗り換えてもいいとすら思う・・・もちろん油圧ディスクブレーキのこともちゃんとメンテナンスできれば、それに越したことは無いけど・・・いや、リムがすり減っても自作ホイールという技を習得すれば、リムだけ交換して乗り続けられることを思うと、晴天ライダーの自分にはリムブレーキでも十分か、

サスペンションフォークについては、

けっきょく、街乗りメインなんで、軽くてメンテナンスフリーなリジッドフォークがいちばん、

交換用のホイールは、

これはぜひ欲しい・・・そのために飯倉氏のDVD『自作ホイールの達人』を購入したわけで、自分で組んだホイールで走るという長年の夢をかなえたいし、性格の異なるいくつかのホイールとタイヤの組み合わせを常備して、乗り比べる楽しさも味わいたい、

リアのスプロケが無いぶん、ピスト用の自作ホイールは、入門用にも最適すね、

ともかく、5万5千円もするパークツールの振(ふ)れ取り台、11月のブラックフライデーで、せめて4万円台まで値下げせえへんかなあ、

使いやすさだけでなく、価格も他社製品と比べてダントツなんで、精神衛生上の観点からも、セール時により安く購入したいもんすね、

これとセットで、メンテナンス・スタンドもパークツール・ブルーでそろえたいもんす、

2023年08月20日

グラベルキングをレビューしてから、 27.5インチ街乗りMTBの重さについて考えます


で、そんなグラベルキングですけど、具体的にどんなサイズを使ってるんすか、

シクロクロスのフレームなんで、グラベルロードみたいな極太タイヤは入らんけど、40くらいは余裕なフロントは、軽さも大事なんで 700c×37 を、リアは35にしたかったけど、フレームに当たりそうなんで、より細めの700c×32 を、

走り方に合わせて3〜4種類出てますけど、どれも舗装路重視のような、

オフロードをガッツリ走るタイヤというより、アスファルトがメインで・・・たまに出くわす穏やかなオフロードもそのまま走れますよ的な・・・言い換えると、快適性とオフロードでの耐久性を重視したワンデイツーリングタイヤというような、

アスファルトでは、スピードも出せるけど、むしろ快適性をより大事にしてると、

そういう大前提の上で、オフロードでの耐パンク性能や軽量化やお求めやすい価格をバランスよくまとめていくと、このタイヤが出来上がるような、

タイヤパターンも、これ見よがしなオフロード向けを採用しないことで、タイヤノイズが出ない静かで軽い走りが実現されてますし、

日本ほど舗装率の高い国も無いし、その舗装技術の高さも世界最高峰なんで、アスファルト走行を最優先に作られるタイヤが最適解なのもうなずける・・・グラベルキングが目指す軽めのオフロード走破性というのも、見方を変えれば、そうとう路面の荒れたアスファルト走破性とも言えるわけで、

それでいうと、前世紀からつづくアラヤさんのマウンテンバイク、『マディーフォックス』シリーズが、オフロード以上に街乗りメインで作られてる現状も、舗装率の高い日本にあっては当然のなりゆきで、

なもんで購入後、初めて交換したタイヤも、WTB(Wild・Trail・Bike)のなかでも、ひときわツルツルな Thick Slick(シック・スリック)を、

1.95の太さで完全にツルツルってどんな感じですか、

見るからに滑りやすそうなんで、良い意味で恐怖が先立って無理な走りをしなくなるし、とは言っても、1.95の太さがあるから、けっこうな荒れ地も平気で走り抜けるし、タイヤノイズがまったくしない静かでなめらかな走りもツルツルならでは・・・もっともロゴの英字のあまりのカッコ良さにつられて中身を検討しないまま購入した結果、その重量は驚きの713gもあるけど、

重さといえば、27.5インチの街乗りマウンテンバイクの傑作、アラヤMFD(マディー・フォックス・ダート)でイチバン気になるのも、そのかなりな重量なんですが、

今回正確に計ると、これがショッキングなほど重く、なんと15.5?s、

たしかに重すぎますね、

予備のチューブとか、サドルバッグ・ボトルケージ2個分を入れての重量になるけど、じっさい乗る時はこれにボトル2本分、約1リットルの水分がプラスされるんで、なんと16.5?s、

ちなみに、おなじ27.5インチのマウンテンバイクで軽量モデルになると、この倍の価格帯で、マイナス2?sていど・・・女性が聞かれるのを嫌がるみたいに、そもそも重さを表記しないメーカーもけっこうあって、表記しても、いちばん小さいサイズの重量だったり、やはりここが 27.5インチMTB最大の弱点、

こうなると、軽量化のためにも、チューブレス化を真剣に検討したくなりますよね、

マウンテンバイクのチューブレス化は歴史も古いから選択肢も多いし、念のため替えのチューブを用意しても、チューブ2本分は軽くできるし、シーラント液の重さも知れてるし、乗り味も良くなるし、パンクしても9割9分スローパンク、というかシーラント液が穴をふさいでほぼパンクせえへんらしいし、

ちなみに、サドルバッグに入ってる交換用チューブの重さは203グラム、

チューブレスになると、最低でも2本分、やく400g軽くできて、いま履(は)いてるメチャ重タイヤ713gも、前後合わせて300gは軽くできるし、700gは軽くできる、

サスペンションフォークをカーボンのリジッドフォークにすると、さらに1?sは減らせるし・・・そうなると合わせて1.7?sのダイエット・・・それでも13.8?sか、

ちなみに、前後グラベルキングを履(は)いたシクロクロスのほうは、カーボンフォークにクロモリフレームの組み合わせで、あれこれ足しても11.8?s、

けど、初めて味わう不思議な感覚やけど、これほど重い街乗りマウンテンバイクなのに、平地を走るばあいは、その重さがすべて推進力に変わるような印象で、乗り心地もふわふわとハッピーで、どこまでも果てしなく走っていたくなるような気持ちにしてくれる、

シティクルーザーとして見れば、今でも最上級の走りなんで、あえて軽量化にこだわらず、むしろこの重さを大事にして、平地のロングランに割り切って使うのも、それはそれでアリかも、

重さが気になるフロントサスペンションにしても、前世紀から絶え間なく技術改良されてきたおかげで、より安価で故障知らずで、なめらかな走りに大きな役割を果たしてるし、この船のような優雅な乗り味そのものも、この重さがあって初めて実現してるのかも、

あと、27.5インチと26インチのいいとこ取りとして、26インチのフレームに27.5インチのタイヤという組み合わせや、その逆も試してみたい、

これに加えて、ホイールの自作も覚えたら、より軽量でカラフルなホイールも安価に作れるし、

そうなると何から何まで気に入ったパーツだけで、理想的な1台を組んでみたくなるし、

自転車の世界もホンマ奥が深いから、還暦過ぎて、やっと次のスタートラインに立ってるような気分やな、

2023年08月16日

心霊タイヤなんてあるわけないやん…

ああ腹へったなあ、兄貴の墓参りしたら何か食おうぜ、杖助(じょうすけ)よう、

オレ腹へってねえよ、

オオ?!イタリア料理店ができてるぜえ、この先だってよ、

この先は霊園だぜ、こんなとこに店出して、客なんて来(く)んのかよ、

というぐあいに、アマゾン・プライム会員なら、いつでも無料で、シリーズ最高傑作『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕(くだ)けない』全話が視聴できるように、

その代わり、プライム会員の年会費や、他にもあれこれ、しれ〜と値上げされてますね、

ところでお盆の季節といえば墓参り、「墓」は英語でGRAVE(グレイヴ)、語尾に L をつけたらGRAVEL(グラベル)、これにKINGを足したら、

ちょっとした悪路も安心して走れる、パナレーサーの名作売れ筋タイヤシリーズ、GRAVEL KING(グラベルキング)ですけど、それがなにか、

今から5年ほど前になるけど、まだグラベルキングが登場して間もないころ、さっそくこのタイヤを購入して走り出したんやけど、なぜかひと月もしないのにパンク・・・しかも、妙なことにゴミひとつ落ちてないのどかな田舎道(いなかみち)で、パンと音がするほど派手(はで)なパンク・・・なもんで、なんとなくこのタイヤにマイナスイメージを抱(いだ)くようになって、

それでも、5年たってラインナップの豊富さは目を見張るモノがありますし、高品質でありながらお求めやすい価格設定も、ありがたいかぎりで、

なもんで、もう5年もたってるし、改めてグラベルキングを購入して走り始めたんやけど、同じようにひと月もしないうちに、パンと音がするほど派手なパンクをやらかして、しかもその場所が、5年前とまったく同じ場所だったという、

でも、その道は他のタイヤで何度も走ってますが、1度もパンクしたことは無く・・・なのに、なんでまたグラベルキングだけが同じ場所で2回も、

5年前のグラベルキングにしても、この地点以外では、一度もパンクしなかったし、なんか気味悪くて、

道の先に霊園があるとか、

いや、心霊現象とはまったく無縁そうな、見晴らしの良い川ぞいの爽(さわ)やかコース、

でも、ちょっと気がかりな点は、川の対岸に親水公園があって、大学生が溺れ死んでますよ、ちょうど1回目のパンクをしたころやないすか、

確かにそうやけど、そもそも対岸を走る自転車、それも特定銘柄(めいがら)のタイヤに、5年おきに2度も災(わざわ)いをおよぼす意味がよう分からん、

対岸の公園のほうはどんな感じなんすか、

こちらも川ぞいの広々と明るい公園で、事故現場近くの道も何度となく走ってるけど、一度も変なトラブルが起こることもなく・・・それに再度確認した所、パンク地点は公園より数百メートルも下流やし、

だったら、なおさらじゃないすか・・・仮に公園から泳いで対岸に渡ろうとして、そのまま流されたとしたら、公園より少し下流で命を落とされた可能性も、

でもパンク地点は、川岸から百メートルも離れた小高い堤防ぞいの道やで・・・お盆シーズンで話を盛りたいのは分かるけど、ちょっと無理があるような、

でも、不思議な話もあるもんすね、5年後に同じタイヤが同じ地点でパンクするって、

これが大都市なら、あちこちにパンクのリスクがあるんで、怪談にすらならんけど、田舎はほんまにパンクせえへんから、何年たってもパンク地点の記憶が鮮明に残ってる、

で、そのパンクした場所で、パンクしたチューブをはずし、持参した新品チューブに入れ替えて、ミニポンプで空気を入れて無事帰宅・・・帰宅後、パンクしたチューブの穴をふさいで・・・ところが今度は新品チューブのほうが何かおかしい・・・どうもスローパンクしてるような、

1日でハッキリ分かるほどタイヤが柔らかくなってるんで、さっそく外してパンク箇所を調べたらどこにもそれらしい穴が見当たらないので、すこしゾッとしながら、何回も水にくぐらしてパンク箇所を調べたら、なんとバルブの部分からじんわりと気泡(きほう)が、

信頼のドイツブランド『シュワルベ』のチューブに限ってそんなはずはないと思いをめぐらすと、ひとつ気になることがあって、それはバルブコアが外せるタイプのチューブであること、

チューブにパンク防止剤とか入れる場合を想定して、あえてバルブを外せるタイプなんすね、

こういう外せるタイプは、バルブをよく見ると、ペンチではさんで回せるよう、平べったい面があって、工場出荷時、そこの締(し)めが甘くてスローパンクの原因になったみたいや、

あれ以来一度も行ってないから、このタイヤでもう一度おなじパンク地点を通過して、検証しましょうか、

いや、やっぱり何となくグラベルキングで行く気には・・・行くとしたら別のタイヤがええなあ、

別のタイヤでも同じポイントでパンクしたらどうします?

3度目の正直か・・・さすがに気味悪いな、だったら用心して、パンク地点の少し手前から歩いて、突起物が散乱してるかどうか、しっかり確かめながら進もう・・・まあ、ともあれ、怪談話としてはあまりに弱すぎるし、最後にオマケが欲しいな、

じゃあ、最後にベテランお笑い芸人、藤原の原西(はらにし)さんが中学時代に経験したマジなやつを、

『YouTubeで見る』をクリックすると、別ウインドウが開いて、最初から再生されます。原西さんの心霊体験は28分35秒から、また31分11秒から始まるケンコバさんとハリウッドザコシショウが経験したやつも、かなりりなもんです・・・心霊モノが苦手な方は、ぜひここでお引き取りください。


2023年08月15日

自転車メンテナンス最後の砦(とりで)自作ホイールへの道


しかし、これでだいぶ自信が付いたんじゃないすか、

今回の26インチMTBの組み立てで、専用工具も購入して、自分にはとても無理と思ってたフォーク関連の取り付けも実際にやってみて、全体の仕組みもだいぶ分かってきたしなあ、

あと残るは、自作ホイールの世界ですが、

10年以上も前から興味はあって・・・というのも、これができるようになったら、自作じゃ無い既製品のホイールであっても、自分できっちりメンテナンスできるようになるから、つねにフレッシュな状態で走れるし、リムブレーキの場合は、すり減ったリムだけ交換して乗り続けたりすることも、

なのにそれをしなかったのは、

とにかく、やり方が複雑過ぎて、どうすればええのか分からんかった、

ところが、近年YouTubeで飯倉氏を知ったおかげで、決定打とも言うべき最良の入門書があることを知り、とうとう自作ホイールにも取りかかろうと、

それがこれすか、飯倉氏によるDVDブック『ホイール組みの達人1.1』

アマゾンだと5千円近くするので、お求めはぜひ、なるしまフレンド神宮店のオンラインストアから

https://nalsima.official.ec/items/71778518

素人が自作ホイールを組み上げるために大事なポイントが簡潔にまとめられていて、本人の元にはこんなほめ言葉も寄せられてるとか、

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ここまで言われたらやるしかないすね・・・飯倉氏オススメの『なるしま』さんから購入した場合は3割引で、送料込みでも2千円しないし、

問題は使い勝手と精度に優れた振(ふ)れ取り台になると、5万円を軽く超えてしまう点、

飯倉氏のチャンネル『サイメンTV』では、お求めやすい振れ取り台をいくつか紹介してますけど、けっきょく価格なりの問題点を抱えていて、

キングソフトの激安なんちゃってオフィスやないけど、いざ使おうとすると、本家(ほんけ)マイクロソフトのオフィスがよく分かった上でないと、まともに使いこなせないという果てしない遠回りが隠れていそうで、

けっきょくメチャ高価になるけど、何十年もダントツ1位で独走を続けるパークツール製の振れ取り台が最良の選択なわけで・・・けど専用台も入れたら、たちまち10万近くに、

そうなって来ると、振れ取り台と同じように未体験ゾーンである、小径車が買えるほどの価格になり、ここでもまた飯倉(いいくら)大先生があらわれて、小径車ダメダメ論を熱く、

今回、台風で足止め食らったおかげで、飯倉氏のYouTubeチャンネル『サイメンTV』にあった長編モノ『金融危機と小径車』4部作を一気見してよく分かりましたが、小径車が他の車種以上に危険な乗り物であることを言うメディアも無ければ、小径車を満足に修理できる店も無く、せっかく購入したのにケガやトラブルをかかえて氏の店に愛車修理で駆け込む消費者が多すぎて、かなりストレスが溜(た)まっていたようで、

氏の店が、小径車トラブルの駆け込み寺になってたんや、

売るだけ売って、満足に直せない店がほとんどで、走行性能がイマイチな小径車がロードバイクと一緒に走ることで、大事故を起こす現場も見ておられて、

けっきょく、ロードバイクやマウンテンバイクのホイールサイズ 26インチ、700c、27.5インチあたりが自転車にとってもっとも安定性と走行性にすぐれていて、

まあ、これだけ自転車に精通したプロの職人さんから、これだけ小径車の問題点を指摘されたら、買いたい気持ちもだんだん薄れてきて、

それでもなお人々を引きつけてやまない小径車の魅力っていったい何なのか、じっさいに何度も走らせて、自分なりに答えを出したい気持ちもあるけど、順番から言うと、現在乗ってる自転車すべてをより良くチューニングできる自作ホイール系の学びが先のような、

日々走らすことで、自然と生まれてくる前後ホイールの歪(ゆが)みや緩(ゆる)みを自分で直せるようになるだけでなく、気に入ったハブ・スポーク・ニップル・リムの組み合わせから、自分だけのオリジナルホイールを組み上げ、そのままリアルな公道上でその転がりを体感できるなんて、たしかに人生変わるほどの充実感、達成感かもしれませんし、

とはいえ、あと3点のパーツ待ちで、26インチオールドMTBすら完成してない状況なんで、これをちゃんと仕上げて、じっさいに何度も走らせて、話はそこからやな、

2023年08月13日

未使用のまま前世紀から保管されていた謎の26インチクロモリMTBのフレームとフォークが家にやって来た!


で、なぞのオールドMTBフレームですが、

届いてますがな、金曜に、

実物、どうでした、

フォークをよく見たら、TANGE(タンゲ)の小さな刻印・・・じゃあフレームもTANGEじゃないかと探したけど、これという確証は得られず・・・けど、1990年代のMTBを画像検索すると、どうもアラヤさんとこの MUDDY FOX (マディー・フォックス)がイチバンそれらしいような、

当時、日本の各自転車メーカーも、まったく新しいオフロード自転車であるマウンテンバイク市場で、激しく技術競争をしていたわけですが、

ミヤタが『ライテック』という軽さと強度を両立した溶接技術を確立して世界最軽量フレームを売りに『リッジランナー』シリーズを世界に売り込んでいたのに対して、アラヤ・タンゲ合同チームは、伝統的なフレーム素材である鉄にこだわり続け、こちらも高品位な加工技術が、世界に知られる存在へ、

じゃあ、クロモリフレームじたいは、信用できる品であったと、

たぶん間違いない、

そのうえで、あらたに見つかった問題点とか、

フォークコラムに差し込む古いタイプのステムを使うためか、フォークコラムがあまりに短すぎたり、手持ちのフロントディレイラーが、細身のクロモリフレームに合わなかったり、シートポストクランプが1990年代特有の形状だったり、つぎつぎと問題点も出てきたけど、いずれもパーツの追加注文で解決できるレベルなんで、こちらもひと安心、

こういう事をやってると、特に感じますけど、驚くほど豊富な選択肢から安価なパーツが選べて、驚くほど素早く正確に配達される・・・これってモノ作りの国ならではの凄味(すごみ)というか、

カナダに移住された飯倉(いいくら)氏によると、同じアマゾンでも、何から何まで信じられないほどサービス悪いっていうもんな、

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あと、変速用のWレバーですけど、今回購入したシマノ製は、いま愛用してるダイアコンペの無段階式じゃなく、SIS(Shimano Index System『シマノ・インデクス・システム』)式ですが、これは、

SISっていうのは、シマノの変速システムのいちばん根っこにあるカラクリで、レバーを動かすと変速位置で正確にピタッと止まるしかけ・・・もっともWレバーのばあい、これが当てはまるのは、リア8速を受け持つ右レバーだけで、フロント3速を受け持つ左レバーは、両端(アウターとインナー)だけ定位置で止まるものの、ミドルは自分のさじ加減で変速する仕様になってる、

無段階式と比べてどうすか、

この星のすみずみまでSISが浸透してることを思うと、Wレバーくらいは無段階のまま、自分の指先の感覚で変速したいような気もするけど、

なのになぜ、今回はSIS式Wレバーを、

シマノさんの変速システムの根幹(こんかん)にある SIS(シマノ・インデックス・システム)の最初期の形を体験できる貴重な機会なんで、

ところで、車体のペイントはどうしますの、

下地塗装なんで、もともとは味気ない真っ白だったはずやけど、年数たって、ちょうどええ感じにうっすら黄ばんで上品なクリームホワイトになってるんで、このままでも、ええような、

中古の1990年代のMTBって、かなりどうなのって配色も多いですしね、

仕上げ塗装の配色デザインで、かなり損してる中古MTBが多く、それなら白一色のほうが、まだしもええし、各種パーツ類に派手目な色も使えるし、野外用テプラで自分なりのステッカーを作ったり、やり方は色々と、

ところで、26インチMTBって、700cのタイヤも入るんすか、

ブレーキの取り付け位置だけが変わるんで、便利アイテムでそこが調整されれば、問題なく乗れるそうや、

完成まであとわずか、パーツ待ちの状態で気が早すぎますけど、今回フレームから組んでみて、どうすか、

『ぼくの夏休み オールドマウンテンバイク編』やないけど、前世紀の新品フレームを1から組み上げ、念願だった、1990年代の名車、アラヤ・マディー・フォックスらしき 26インチ・クロモリ・フルリジッドMTBに乗れるわけで、ていねいに保管・販売・配送していただいた各業者さんには、ひたすら感謝しか無いなあ、

2023年08月11日

やっぱり今も変わらず、26インチ・マウンテンバイクをこぎ続けたい!(後編)


1996年夏に購入、人生変わるほど乗り続けたアルミのマウンテンバイクですが、乗り始めはどんな感じで、

MIYATA(ミヤタ) RIDGE RUNNER(リッジランナー)という名車で、1996年当時のカタログでは『エキスパート4』という最上位モデル、

フロントサスペンションすら付いていない、MTBでもいちばん原型に近いフルリジッドと呼ばれるタイプですが、

当時、フロントサスペンションも夜明けの時代なんで、求めやすい価格と世界最軽量フレームを売りにしたいからか、最上位モデルなのに、あえて安価で軽量なアルミフォーク仕様・・・のちのちサスペンションフォークに交換しても、スタイルが崩れないような工夫(くふう)もされてたようで、

じゃあ、ずっと今までアルミフォークのまんまで、

やはり軽さは正義やし、サス無しアルミフレームでも、太いタイヤがけっこう振動吸収してくれるんで、

ちなみに価格と重量は、

1996年当時の価格は税別85,000円、重量はいちばん小さいサイズで10.9?s、

この当時は、8段変速もVブレーキも無かったと、

フロントは3速やったけど、リアはまだ7速・・・Vブレーキ登場直前のカンチブレーキ仕様・・・あと、今じゃ見かけなくなったけど、ハンドルエンドバーやブレーキブースターも標準装備、

『シマノSTX』という今じゃ聞かなくなった変速システムですが、

パチパチとええ感じで変速してくれたけど、フロント3速は、現在と同じマイナス面をかかえていて、

といいますと、

重いギアから軽いギアに入れる時の軽快さに比べて、軽いギアから重いギアに入れる時が異様に重く、乗るたびに左の親指だけがハードな筋トレ状態に・・・この問題点は30年たった今も、まったく改善されず・・・だもんで、とりわけフロント3速の操作は、W(ダブル)レバーのほうが楽しい、

しかし、なんか残念すね、

なにが、

せっかく精緻(せいち)なフロント3段変速を発明したのに、開発元のシマノさん自身が、この左親指問題を改善しないで、放置してるわけでしょ、

それどころか、このままやと、製造中止の恐れすら、

変速の左親指問題や、みなが苦手とするフロントディレイラー(前3速の変速装置)のセッティング・調整問題が理由で製造中止になるとか、

いや、シマノさんほどの開発力・技術力があれば、この程度のマイナス面はすぐに解決できるはず、

シマノ史上、耐久性と利便性にもっとも優れたフロント3速リア8速のシステムが、シマノ本社内では、むしろお荷物的存在になってるのは実に残念ですが、

8速を9速にする段階で、パーツがすべて耐久性を無くしてるわけで、もういちど、8速の再評価から再スタートするくらいの改革が必要やけど、じっさいはその逆その逆へと、

というわけで、ご意見番、飯倉(いいくら)氏の8速最強説を今いちど再確認しておきましょう、

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前半ではGRXコンポのフロントシングル批判、中盤から後半にかけては、デュアルコントロールレバーよりも耐久性に優れ、見た目も美しい、単体のブレーキレバーとWレバー変速の組み合わせについても語っておられますが、

Wレバーはハンドルから手を放して操作するから、瞬間的な変速には不向きやけど、それ以外は、美しい外観、圧倒的な壊れにくさ、メンテナンスのしやすさと、ええことづくめ、

26インチMTBをはじめ、絶滅が心配される、フロント3速・リア8速の変速システムですが、今後どうなりますか、

カメラの世界でも思うことやけど、必ずしも最新の製品が最良であるとは限らんわけで、NIKONならF3、PENTAXならLXが、造形的には頂点を極めていると感じるし、もっとぶっちゃけて言えば、動画もオートフォーカスも余計なおせっかいというか、自分の指先で露出とピントを合わせる不便でのんびりしたひと時が、人工知能が管理する監視カメラの時代に、どれほど人間的で楽しいことか・・・ここに軸足を置いた『サービス精神がまるで無い、前世紀的で不親切なデジタルカメラ』が、喉から手が出るほど欲しい、

過去の遺物として開発元のシマノさんや国内の自転車メーカーさんが、みずから終わらせようとしてるフロント3速・リア8速・ Wレバー・26インチMTBフレームなどなど・・・今後も『遺物(いぶつ)』の重要性・優秀性を何度も強調しておく必要がありそうすね、

2023年08月10日

やっぱり今も変わらず、26インチ・マウンテンバイクをこぎ続けたい!(中編)


しかし、26インチのマウンテンバイクなんて今時どこにも売ってないんで、実物を知らない若い読者層には、その魅力も伝わりづらいと思いますが、

たしかに、

じっさい走らせてみて、どんな感じなんすか、

27.5インチよりひとまわりかふたまわりも小型軽量なんで、まず担(かつ)ぐのに適してるし、走行面においても、より軽快なハンドルさばきで、加速性能にも優(すぐ)れるし、坂道もよりラクに登れるし、

ええこと尽(づ)くめやないすか、なのになんで今は27.5インチや29インチが主流なんすか、

ホイールがひとまわり・ふたまわりデカいから、スピードに乗るとそのままいつまでも楽に進んでくれるし、悪路走破性もより高い・・・けど、そのていどなら26インチMTBが絶滅危惧種になるほどの理由にはならんし、逆にこっちからメーカーさんに聞きたいくらいや、「なんで、26インチMTBを作らなくなったんか?」と、

ちなみに、27.5インチのマイナス面をひと言であらわすと、

26インチにあった操作の細(こま)やかさや自転車と対話するような人馬(じんば)一体感がうすれて、かわりに直線番長的で大雑把(おおざっぱ)なアメリカンテイストへ、

直線番長ってなんすか、

『どこまでも速くまっすぐ走りまっせ』的な、ストレートで大味な力強さみたいな、

具体的にはどんな感じですか、

たとえば、26インチの走りは、こちらが色々な操作をすればそれに応じて、繊細で多彩な表情を見せるのに対して、27.5インチの走りは、もっとシンプルでサバサバしてて、極端に言うと人間がごつい自転車に守られながら乗せてもらってるような感覚で、高い巡航性能や悪路走破性と引き換えに、自転車と対話しながら操作するような奥深い楽しさが薄まってる、

あやつる楽しさといえば、26インチ時代はフロント3速あった変速も、上位モデルからほぼ無くなってしまい、今ではリアだけの変速になってますが、

フロント3速リア8速を、無段階のWレバーで自由自在に組み合わせて、意のままにあやつれるようになると、その繊細で奥深い楽しさはここでしか味わえないくらいやけど、そんな複雑なことはサッパリ切り捨て、とにかく分かりやすさを最優先してくと、フロントから変速は消え、気安くバカとかアホとか言うもんやないけど、リアにはバカっぽく巨大化して、すぐ変形しそうなペラッペラのスプロケをただ一段ずつ上げ下げするだけの、アホみたいな変速システムに『進化?』し、まるで世界の警察を自慢していたころの独善的で強引な良くないアメリカを見ているような、

アメリカ的といえば、27.5インチや29インチも、彼ら向けのサイズ展開のような、

身長180?pの自分でも、27.5インチはすでにちょっとデカすぎて、持て余し気味なわけで、なぜ日本にあっても26インチが絶滅寸前なのか、正直わけ分からん、

すでにシマノ自体が、アメリカのユダヤ系外資に乗っ取られ、会社の舵(かじ)取りが、長期的展望とは無縁な利潤追求ばかりむさぼるアホアホ株主の言いなりになってるとか、

そう思いたくなるほど、世界的大企業になったシマノさんや、欧米サイズに巨大化したMTBフレームについては、理解に苦しむ点が多過ぎるんや、

(後編に続く)
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