左:シングルワイヤリング 右:バイワイヤリング
バイワイヤリング
と言う言葉が最近気になっている。
オーディオにおけるバイワイヤリングは、文字道理片側のスピーカー当たり2本使用してアンプとスピーカーを接続する方法だ。
高域用1対( + 、−)
低域用1対( + 、−)
スピーカーケーブルが2倍必要になるので バイワイヤリングと覚えれば良い。
そのためにはスピーカー側には。高域用のスピーカー端子と低域用のスピーカー端子が備わっている必要がある。2ウエイスピーカーには、バイワイヤリング対応のものがある。
おっさんの所有する ELAC CL310Jet AudioEditionもバイワイヤリング接続に対応している。
ELAC CL310JET AudioEdition マニュアルより
アンプ側は、A、B2系統の出力端子があればこれを利用し、
無ければアンプ側のみ1個の端子に高域用、低域用の2本のケーブルをまとめてつないでも良い。(上図マニュアル参照)
シングルワイヤリングに比べ、バイワイヤリングではユニット毎に専用に電力供給するので、低域用スピーカーで発生する逆起電力が高域用スピ—カーに影響を及ぼすのを減少させるらしい?
水に例えるなら、
?@ 水源から水道管を2本引き、各水道管に蛇口を1個づつ設置するのが バイワイヤリング接続
? 水源から水道管を1本引き1本の水道管に蛇口2個を設置するのが シングルワイヤリング接続
としてたとえられる。
?の場合は上流の蛇口で、大量に水を使用すると、下流の蛇口からは、水が少ししか出ず、手や、顔が洗えないケースに似ている。
?@の配管方法では水源(アンプ出力端子)に近い所で2分岐するため、相手の蛇口の使用量に影響されにくい。
この理論は、回路設計、特に大電流を扱う、 電源回路、オーディオ回路の引き回しや、回路ブロックごとの1点アースなどの 設計にも使われている。
したがって、聴感上区別がつかないとしても、 バイワイヤリングは、やって損はないのでは!
スピーカーのA、B切り替えは昔から知っており、2種類のスピーカーBOXを切り替えるものだけかと思っていた。1つのスピーカーBOX筐体内の各スピーカーユニットに専用で電力供給する方法もあるのだと、改めてわかった。
実際にバイワイヤリングをやってみた
左:シングルワイヤリング 右:バイワイヤリング
比較なしの第1印象
うん、よくなってる、聴きやすい!
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しかし、よく見てみると スピーカーはA出力のみ
低域ユニットだけの1Wayの方が聴きやすいという事になってしまった。
人間の耳って(おっさんの耳って)こんなもんで、いい加減なんだ!という事が.......
ためしに高域用のみの音を聞いてみる
スピーカー切り替えSWはBのみで聴いてみる。
音圧(音の大きさ)は小さく、シャリシャリと小声で叫んでるようで(ささやいているようで)音楽鑑賞には耐えられない。
しかしなのだ、低域用=スピーカーAのみだと、結構音楽鑑賞に耐えらうる、むしろいい音と、おっさんの耳は勘違いしてしまったのだ。真剣に聴きなおしてみても、そこそこよく聞こえる。
スピーカー切替えSWをA+Bにして再度Aのみと聞き比べてみる
普通にいい音。低域用=Aだけと聞き比べても極端に変わらないような、聴きなおすたびに、聴こえ方、感じ方がかわる気がする。A+BとAだけを聴き比べると明らかに 違いは判るが、どちらも悪くない。
何で、A(低域用)とA+B(低域用+高域用)であまり差がなかったのか?
YouTubeで20Hz〜20KHzのサイン波のSWEEP音源がいつくか出てるので自分の(へっぽこな)耳で聞いてみた。
A+B(Full)〇20 〇50 ◎60 ◎100 ◎500 ◎4K ◎5K ◎7K △8K ×10K ×12K ×17K
A(低域用)〇20 〇50 ◎500 ◎600 ◎1K 〇4K ×7K ×8K
B(高域用)×20 ×50 ×500 ◎2k ◎4K ◎5k 〇6k 〇7K △8K ×9k ×10k
A(低域用)では500Hz〜4KHzの音量が明瞭に聞こえる。耳が悪いせいもあるのか、7KHz以上は聞こえない。
ただ、低域用のスピーカーの実で聴いているので、そもそも7~8KHz以上の音はあまり出ていないのかもしれない。
A+B(Full )では60Hz〜7KHzまで音量が明瞭に聞こえる。8KHzくらいから聞き取りが怪しくなってくる。
私(おっさん)の耳の場合7KHzまでくらいしか聞こえないので、低域用スピーカー1個だけでも違和感がなかったのかもしれない。
もっと若い人なら、高音域まで聴けるはずなので、おっさんの印象とは異なり、AとA+Bの違いがもっとはっきり分かると思う
ところで、先の聞き取り実験結果からこのスピーカーシステムの クロスオーバーポイント は2KHz〜4KHzにあるのではなかろうか?
説明書で調べてみた結果、 クロスオーバー周波数は3300=3.3KHz と記載されていた。
予想に反して?おっさんの、耳と考え方は正しかったようだ。
それにしても、高域用スピーカーで7KHzが聞こえないおかしな結果でもあるのだが、YouTube音源や、配信、編集等の厳格性がないのだろうと、自分の都合のいい風に解釈しておく。
バイワイヤリング対応ではないですが!
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本来の趣旨からはずれて A+B(低域+高域) と A(低域のみ) での音の聞き比べとなってしまった。
本来の趣旨であるバイワイヤリング接続を する場合
と しない場合
での聞き比べは、別の機会にすることに!