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posted by fanblog

2019年11月26日

アンプ出力のA+B端子を使ってスピーカのバイワイヤリング接続

singli-wireing.JPG
bi-wireing.JPG

左:シングルワイヤリング   右:バイワイヤリング




バイワイヤリング と言う言葉が最近気になっている。

オーディオにおけるバイワイヤリングは、文字道理片側のスピーカー当たり2本使用してアンプとスピーカーを接続する方法だ。
  高域用1対( + 、−)
  低域用1対( + 、−)
スピーカーケーブルが2倍必要になるので バイワイヤリングと覚えれば良い。


そのためにはスピーカー側には。高域用のスピーカー端子と低域用のスピーカー端子が備わっている必要がある。2ウエイスピーカーには、バイワイヤリング対応のものがある。


おっさんの所有する ELAC CL310Jet AudioEditionもバイワイヤリング接続に対応している。

bi-wireing.jpg

ELAC CL310JET AudioEdition マニュアルより



アンプ側は、A、B2系統の出力端子があればこれを利用し、
無ければアンプ側のみ1個の端子に高域用、低域用の2本のケーブルをまとめてつないでも良い。(上図マニュアル参照)

シングルワイヤリングに比べ、バイワイヤリングではユニット毎に専用に電力供給するので、低域用スピーカーで発生する逆起電力が高域用スピ—カーに影響を及ぼすのを減少させるらしい?

水に例えるなら、
 ?@ 水源から水道管を2本引き、各水道管に蛇口を1個づつ設置するのが バイワイヤリング接続
 ? 水源から水道管を1本引き1本の水道管に蛇口2個を設置するのが シングルワイヤリング接続
としてたとえられる。

?の場合は上流の蛇口で、大量に水を使用すると、下流の蛇口からは、水が少ししか出ず、手や、顔が洗えないケースに似ている。
?@の配管方法では水源(アンプ出力端子)に近い所で2分岐するため、相手の蛇口の使用量に影響されにくい。


この理論は、回路設計、特に大電流を扱う、 電源回路、オーディオ回路の引き回しや、回路ブロックごとの1点アースなどの 設計にも使われている。



したがって、聴感上区別がつかないとしても、 バイワイヤリングは、やって損はないのでは!


スピーカーのA、B切り替えは昔から知っており、2種類のスピーカーBOXを切り替えるものだけかと思っていた。1つのスピーカーBOX筐体内の各スピーカーユニットに専用で電力供給する方法もあるのだと、改めてわかった。



実際にバイワイヤリングをやってみた


左:シングルワイヤリング   右:バイワイヤリング

single-wireing2.JPG
bi-wireing2.JPG



比較なしの第1印象

うん、よくなってる、聴きやすい!

ELAC CL310 JET と同じ300LINE シリーズ



BS312の能力を生かす専用スピーカースタンド



しかし、よく見てみると スピーカーはA出力のみ
 低域ユニットだけの1Wayの方が聴きやすいという事になってしまった。

人間の耳って(おっさんの耳って)こんなもんで、いい加減なんだ!という事が.......

ためしに高域用のみの音を聞いてみる

スピーカー切り替えSWはBのみで聴いてみる。
音圧(音の大きさ)は小さく、シャリシャリと小声で叫んでるようで(ささやいているようで)音楽鑑賞には耐えられない。

しかしなのだ、低域用=スピーカーAのみだと、結構音楽鑑賞に耐えらうる、むしろいい音と、おっさんの耳は勘違いしてしまったのだ。真剣に聴きなおしてみても、そこそこよく聞こえる。

スピーカー切替えSWをA+Bにして再度Aのみと聞き比べてみる


普通にいい音。低域用=Aだけと聞き比べても極端に変わらないような、聴きなおすたびに、聴こえ方、感じ方がかわる気がする。A+BとAだけを聴き比べると明らかに 違いは判るが、どちらも悪くない。


何で、A(低域用)とA+B(低域用+高域用)であまり差がなかったのか?


YouTubeで20Hz〜20KHzのサイン波のSWEEP音源がいつくか出てるので自分の(へっぽこな)耳で聞いてみた。
A+B(Full)〇20 〇50  ◎60 ◎100 ◎500 ◎4K ◎5K ◎7K  △8K ×10K ×12K ×17K

A(低域用)〇20 〇50  ◎500 ◎600 ◎1K 〇4K  ×7K ×8K

B(高域用)×20 ×50 ×500  ◎2k ◎4K ◎5k  〇6k 〇7K △8K ×9k ×10k

A(低域用)では500Hz〜4KHzの音量が明瞭に聞こえる。耳が悪いせいもあるのか、7KHz以上は聞こえない。
ただ、低域用のスピーカーの実で聴いているので、そもそも7~8KHz以上の音はあまり出ていないのかもしれない。


A+B(Full )では60Hz〜7KHzまで音量が明瞭に聞こえる。8KHzくらいから聞き取りが怪しくなってくる。
私(おっさん)の耳の場合7KHzまでくらいしか聞こえないので、低域用スピーカー1個だけでも違和感がなかったのかもしれない。

もっと若い人なら、高音域まで聴けるはずなので、おっさんの印象とは異なり、AとA+Bの違いがもっとはっきり分かると思う



ところで、先の聞き取り実験結果からこのスピーカーシステムの クロスオーバーポイント は2KHz〜4KHzにあるのではなかろうか?


Spec-CE310JE.JPG


 説明書で調べてみた結果、 クロスオーバー周波数は3300=3.3KHz と記載されていた。


 予想に反して?おっさんの、耳と考え方は正しかったようだ。

 それにしても、高域用スピーカーで7KHzが聞こえないおかしな結果でもあるのだが、YouTube音源や、配信、編集等の厳格性がないのだろうと、自分の都合のいい風に解釈しておく。




  バイワイヤリング対応ではないですが!




本来の趣旨からはずれて A+B(低域+高域) A(低域のみ) での音の聞き比べとなってしまった。


本来の趣旨であるバイワイヤリング接続を する場合 しない場合 での聞き比べは、別の機会にすることに!

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