今回の記事は愚痴です。仙台の支社に赴任してもう少しで6年目です。復興のお仕事は減りつつありますが、これまでお役所が放置していた?「通常の業務」、「福島の除染」、「復興事業」関連のお仕事が増えてきました。
このため、福島以外の東北五県の通常業務を行いつつ、時間を見つけて、福島の除染業務、復興事業を行っています。
・ 1.はじめに
・ 2.お仕事の大まかな内容とハードなスケジュール
・ 3.今後のお仕事の状況
(1)お仕事の大まかな内容
仕事があるだけ有り難いことだと考えていますが、ちょっとハードすぎます。また、都道府県によって東日本大震災の復興に関する認識は異なります。同じ東北でも太平洋側、日本海側でも認識は異なります。
私ももう仕事ないだろう〜と思っていましたが、「福島」のことをすっかり忘れていました。
このため、本州の北の果ての青森県や秋田県のお仕事を行いつつ、福島の復興関連の仕事もこなしています。移動は新幹線が動いている時間ではなく、主に夜の時間帯に車で移動です。18きっぷを利用する時間的余裕がなくなってきました。
で、深夜にいつもの定宿の「ルートイン」で仮眠。正直嫌になります。
細かいお仕事の内容は秘匿ですので、記述できませんが、通常業務は、放置していた都市計画道路の事業再開に向けた計画、設計等です。当然道路の見直し業務もあります。
福島は除染関連や復興道路の設計です。除染と聞くと、作業員が表土をはぎ取りして土のうに汚染土を入れる作業が主体ですが、そのような作業員的な作業ではありません。未経験(ほとんどの方が未経験ですが)の領域なので、結構神経を使います。
新聞報道で出ていますので、記載しますが、福島県内ではようやく汚染土を一時的に保管する「中間処理場」が出来つつあります。中間処理場ができると、これまで敷地に放置していた土のうや地下に保管していた汚染土を掘り起こして、中間処理場まで搬送して保管する作業が動き出しました。至極単純な作業ですが、一大事業です。この辺りに埋まっているようだけど、資料がないのでどこに埋まっているか判らないところもあります・・・。資料があってもザックリした図面しかないところがほとんどです。現場に行くと、まず宝探しが始まります。コレにかなり時間がかかります。私のお仕事はこのような現場の実態を把握して、今後も続くであおう中間処理場の搬出入の作業のための資料をとりまとめるお仕事です。
福島の場合は、上記の「放置していた道路事業」、「除染」、「復興事業」がほぼ同時に行っている状態です。仮に私が本社や西日本の支社に所属していたら、絶対にお断りする業務です。このため、仙台の支社の社員が行っている状態です。私が所属している会社ですが、日本でもいわゆる最大手の部類に入る建設コンサルタントです。このような会社の社員は結構冷たいです。冷酷です。もう慣れましたが、血管に血が通っていない人間がいるのではないかと思う次第です。
(2)ハードなスケジュール
正月休みなので、1週間の流れを整理してみました。建設関連の業界に入社する方の参考になると思います。良く会社のパンフレット等に掲載されている「先輩の1日の仕事の流れ」は全くのウソですので、注意が必要です。
・月曜日:この日だけは出張はいれません。事務処理に徹します。事務処理が終わると、火曜日から木曜日までの打合せ資料を作成するため、明け方まで机で作業しています。アポなしでのメーカー等の年末のご挨拶は無視です。
・火曜日:朝一の新幹線にて秋田県や青森県のどこかに出かけます。打合せで揉めることは一切ありません。淡々と課題、今後の予定、次年度に向けた方針(案)を説明して、客先の承認を得る。打合せが終わったら、高速バスで仙台に一度戻ります。睡眠はバスの中です。
・水曜日:朝から福島です。場所は南相馬や浪江。一日車で現地調査を行い、泊まる場所もないので、仙台に戻ります。囲い屋に囲まれた除染作業員が利用している「無料低額宿泊所」のようなところは無数にありますが・・・。仙台も戻ってきてからは、また秋田県や青森県にいく準備(資料作成)。最終目的地が青森市内や秋田市内であれば、新幹線一択ですが、そんな大都会ではでありません。大抵、大館、能代、弘前、本荘等です。このため、資料が出来次第、車で仙台から出発します。で、ホテルに遅くチェックインする旨の連絡を毎週のように電話している次第です。
急ぎの仕事がないときは、東京で講習会を受けに行きます。
・木曜日〜金曜日:週末の2日は大抵、福島県のいわきか、南相馬です。北の果てから東北の南端までの移動はかなりしんどいです。除染等の作業は開始時間が早いので、寝ない日もあります。宿はいわきか、郡山のビジネスホテルです。宿泊者はみな、建設会社の方々が多いです。
金曜日の夕方が一番気が抜けます。ようやく一週間終わったな〜という気持ちになります。いわきから仙台に戻るときは、高速は利用せず、道の駅で仮眠を取りながら、移動しています。
↓参考までに先週1週間の移動を撮影した動画を掲載します。
今後のお仕事の状況ですが、インフラの更新、福島関連、海外のインフラ輸出、宇宙等のため、私の仕事は減ることがないようです。
普通の会社員の方でも定年が70歳になるようです。私のような有資格者の場合は、死ぬまで仕事をするようです。医療が今まで以上に進歩して、オートバックスのようなところで、身体のパーツを交換できるようになれば、死ぬこともできなくなります。こうなればかなり辛いです。長生きも考えもんです。
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