1.はじめに
今回の投稿は以前から記事としてまとめたかったことです。東北新幹線の仙台駅と福島駅の間に「白石蔵王駅」という駅があります。今回はこの駅について投稿します。
2.白石蔵王駅の乗車人員数
標題でかわいそうな駅と記載した理由ですが、この白石蔵王駅は、都市としてはかなり好立地な場所にあるのにもかかわらず、駅の乗車人員数が少なすぎることです。
以下に東北新幹線の駅別の乗車人員数のグラフを示します。白石蔵王駅は東京〜盛岡間の駅では最下位、東京〜新青森ではワースト5位の乗車人員数です。驚いたことは田んぼの真ん中にある「くりこま高原駅」よりも乗車人員数が少ないことです。
3.各駅停車が停まらない駅
東北新幹線の運行パターンを図で示したものを以下に掲載します。東北新幹線の運行パターンは非常に複雑です。今回の投稿で注目して頂きたいのは、赤の横のラインです。この列車は東京〜仙台を各駅に停車にする「やまびこ号」です。 各駅に停車するのに白石蔵王には停車しません(ただし、一部の列車は停車)。各駅停車も停まらない駅です。
では、主にどのパターンの列車が停車するのかというと、「山形新幹線と連結したやまびこ号」が停車します。白石蔵王に停車し、福島でつばさ号と連結(または切り離し)。時間のロスが多く、迷惑な列車です。ただし、仙台から東京へ向かう列車の中では、停車駅も少なく一番空いている列車です。
4.白石市というところ
この駅がある白石市ですが、仙台市と福島市の中間に位置する宮城県内でも主要な都市です。白石城という城もあります。人口は平成28年6月1日時点で34,910人、県内でも人口減少が著しい都市の一つです。周辺には蔵王や遠刈田温泉等の観光地が数多くあります。
5.白石駅と白石蔵王駅の位置関係
白石蔵王駅の乗車人員数が少ない理由として、在来線と新幹線駅が離れすぎており、乗り換え客が全くいないことです。
下に両駅の位置関係を示した図を掲載します。両駅の距離は約1.4km。徒歩で乗り換えするのには無理な距離に位置しています。在来線の白石駅は仙台方面の在来線の始発駅になっており、乗車人員数は2,908人/日とかなり多い駅です。
仮に、新幹線駅が現在の白石駅にあったら、乗換客を見込みことができ、乗車人員数はもっと多くなっていたと思います。それがダメな場合でも市の南側に東北本線と東北新幹線が交差する場所がありますので、その位置に新幹線駅を設置していれば、現在のような状況にはならなかったと考えられます。
なぜ新幹線駅を在来線の駅から離れた場所に設置したかは判りませんが、非常にもったいないです。乗り継ぎがスムーズにできれば、私でも白石まで新幹線を使い、白石から長町まで在来線を使う機会が増えたと思います。
6.仙台〜白石・白石蔵王〜福島間の車窓動画
出張次いでに撮影した車窓からの動画を添付します。途中、白石と白石蔵王にも停まります。白石とは無関係ですが、長町駅と仙台駅の間に2つぐらい中間駅がほしいです。私の自宅の近く(河原町)に駅を作って頂ければ、毎日JR線を利用します。
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二駅間の現状を的確に表現されていますね。
駅の利便性が高まれば人口減にも歯止めがかかったかもしれないです。