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2016年03月24日

商事・物産ショックで下げる中、早過ぎた押し目買い

<日経平均終値> 16,892.33 ▼108.65 (-0.63%)
<TOPIX終値> 1,354.61 ▼9.59 (-0.70%)
<東証マザーズ終値> 975.15 △12.74 (+1.32%)

[本日の取引銘柄]
三井物産 (8031)
三菱UFJ FG (8306)
三井住友FG (8316)
UEX (9888)
Monex20160324.jpg

 本日の日経平均とTOPIXは続落。米国市場が原油安を嫌気して下落したことに加え、昨日の三井物産(8031)の赤字転落発表に続いて、今朝は三菱商事の4000億円減損計上の観測報道が流れ、市場の雰囲気は低調。日経平均は前場一時前日比プラスになる場面もあったが、後場寄り付きからは再びマイナスに転落し、その後は終始冴えない展開。東証1部の売買代金は2兆1002億円と昨日からは増加したものの閑散さは著変なし。今年はイースター前のGood Fridayが明日に控えており、欧米の投資家は既に手仕舞っているのかもしれない。

 三井物産(8031)は大きく窓を開け、1308円で寄り付いた。その後いったん1300円を割るところまで下落した後、1300円台に戻してもみ合った。日足チャートの一目均衡表の雲の下限を狙って1200円台半ばに指値買い注文を出していたのだが取引が成立しそうもないので、10時7分1311.5円で800株信用買い。
 そうしたら、買い注文が成立するのを待っていたかのように株価が下落、1300円を割り一時1290円を付けた。なかなか上手く行かないものである。終値は前日比105.5円安の1299.5円。
20160324_8031.jpg

 大手総合商社が大きく下げる中、メガバンクも終日軟調。ここは押し目買いのチャンスと思い、寄付きから三菱UFJ FG (8306)を買って行った。寄付きで指値より安い539.9円で1000株信用買い約定。その後もどんどん下がって行き、537.2円で1000株、536.8円で1000株ナンピン買い。また三井住友FG (8316)を3511円で200株信用買い。
 その後もメガバンクは私の想定を超える下げを見せ、三菱UFJ FG (8306)は一時526.8円を付け、終値は前日比17.9円安の528.5円引けた。一目均衡表の雲の中に入って来たと思ったら再び雲の下に抜けようかという動きで、本日は安いところでのナンピン買いを躊躇ってしまった。ただすぐ下には上向きに転じた25日移動平均線がありサポートラインとして意識されること、また年金基金などによる期末の配当再投資買いや年度末決算に向けたお化粧買いも期待されることから、ここからさらに一段と下げる動きは想定しづらいと思う。
20160324_8306.jpg

20160324_8316.jpg

 期末の配当権利取り銘柄として期待していたUEX (9888)も冴えない動き。先週末にようやく雲の上に出てきたと思ったら、75日移動平均線に頭を押さえられるような形で再び雲の中に入って来た。286円で1000株現物買い。明日も上昇しないようなら当初の予定通り、配当目的で買った信用建玉は現引する予定。
20160324_9888.jpg


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当ブログは個人的な投資行動を客観視するために記載しているものです。決して特定の投資行動を推奨するものではありません。また当ブログの内容の正確性は担保し得ないことも申し添えます。

2016年03月23日

ベルギーの同時テロを受けて市場が薄商いとなる中、デクセリアルズを一部買い戻す

 またしても卑劣なテロが起きた。何の罪もない人の命がいとも簡単に奪われてしまうこの不条理。人間というものの愚かさを感じざるを得ない。
 このような時、人は得てして活動を控えてしまう。非日常的なことが起きたとき、まずは状況を見定めようとするのは当然の本能的行動なのだが、これではテロリストの思う壺である。人々の日常活動が止まってしまうとそれだけで大きな経済的・時間的損失が生じてしまう。勿論、命が危険に曝されている人々がリスクを避けるのは当然なのだが、テロの現場から遠く離れたところに生活する我々まで萎縮してしまうのは理に適わないことである。こういうときは尚更活動的になりたいと思うのである。

<日経平均終値> 17,000.98 ▼47.57 (-0.28%)
<TOPIX終値> 1,364.20 ▼5.73 (-0.42%)
<東証マザーズ終値> 962.41 △2.52 (+0.26%)

[本日の取引銘柄]
デクセリアルズ (4980)
Monex20160323.jpg

昨日のベルギーの同時テロを受けて市場は警戒感を強め、終日様子見気分が優勢で薄商いとなった。その中で日経平均は小反落するも、終値では17,000円を保った。東証一部の売買代金は1兆7399億円と今年最低を記録。国内機関投資家は既に年度末で手じまっている中、ブリュッセルでの同時多発テロが生じ海外投資家も売買を見送ったという説明がなされている。

その中、昨日まで堅調な動きを見せていたデクセリアルズ(4980)が寄りから急落。一旦1200円で反発したところで先週金曜日に売った分の一部を買い直した。1207円で500株信用買い。
その後も相場全体が冴えない動きを見せる中、1182円まで下落し、75日移動平均線(約1178円)に迫った。その後はいくらか持ち直し、丁度私の買値で引けた。
この取引は早過ぎるナンピン買いのように映るかもしれないが、今日は冒頭のように努めて一つは取引すると決めていたので、数万円の金額の大小は問わないことにする。現代社会に対する挑戦には強い意志をもってそれぞれの持ち場を守ることが大切である。たとえそれがデイトレードやスイングトレードであっても。

私の保有しているその他の高配当株も終始軟調な動き。ただ下落も中途半端で、メガバンクや芙蓉リース(8424)、UEX (9888)などの押し目買いを狙っていたが買うことはできなかった。

その中でMRT (6034)が本日もストップ高の6390円で引けた。「ポケットドクター」のリリースに加え、株式分割が材料になっているようだ。ただ時価総額166億円というのは事業の内容からすると明らかに過剰なように思われる。このような株は上がるときもストップ高で下がるときもストップ安となることがしばしばで、この流動性の問題も考えると私のような「草食系投資家」は手がでない。
それに比べてオプティム (3694)は本日も控えめな値動きで60円高の5000円丁度で引けた。

引け後三井物産(8031)が今期業績予想の修正を発表。資源・エネルギー関係の減損を2600億円分計上し、最終損益が700億円の赤字に転落するとのこと。大手総合商社には以前から心配されていたことだが、三井物産が通期で赤字決算となるのは創業以来初めてとのことであり、シェールガス革命と中国経済の減速に起因する資源価格の低迷の影響の大きさを改めて感じさせられる。明日以降の株価の動きが注目されるが、元来中長期投資家だった私は、大きく売られるようなら買っていきたいと考えている。


冒頭のような暗いニュースを聞いたときの私の癒しは音楽とコーヒーです。この季節のオススメはモーツァルトの 『春への憧れ』 です。 ピアノコンチェルト第27番 の第3楽章のモチーフにもなっているこのメロディを聞くと生きる喜びが心の底から湧いてきます。2月12日の暴落の日は相場を見るのをやめてこの曲に浸っていました。(リンクは セブンネットショッピング の楽曲CDに飛びます。セブンイレブンでCDを受け取るとコーヒー引換券がもらえて少しお得です!)







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2016年03月22日

日経平均が5日ぶりに反発する中で手堅く利益確定

<日経平均終値> 17,048.55 △323.74 (+1.93%)
<TOPIX終値> 1,369.93 △24.88 (+1.84%)
<東証マザーズ終値> 959.89 △14.27 (+1.50%)


[本日の取引銘柄]
三菱UFJ FG (8306)
芙蓉リース (8424)
Monex20160322.jpg

今日の日経平均は5日ぶりに反発。巷では「円高一服を好感」と言われているが、海外市場がリスク選好地合いに傾いている中で日本市場だけ下げ続けていたのが修正されただけのように思われる。

寄り付きからほぼ全面高となる中、先週金曜日に買い建てた芙蓉リース(8424)は買い気配で始まった。4795円で指値売り注文を出していたのだが、4815円で寄った。スイングトレードとしては上々の出来。
昼休み中に相場を見ていたら、後場に入り一転軟調な展開になったので4700円を割るようなら再度買い建てようと指値注文を入れておいたのだが、4720円までしか下がらず。指標からは割安と考えられる(→ 『日経平均は4日続落、メガバンク株などを押し目買い』 )ので、今後も全体相場に連れ安するような場面では買いを入れてみたいと思う。

同じく金曜日に押し目買いを入れたメガバンクは三菱UFJ FG (8306)と三井住友FG (8316)が高く始まった。
寄り付き直後に三菱UFJ FG (8306)が指値に刺さった。554.3円で1000株信用返済売り。建値は540.3円。
9時7分には559.5円を付けた後は利益確定売りに押され、553円で引けた。結局3月7日のデイトレード時に想定したレンジ(→ 『珍しくデイトレ』 )での取引に戻った感じ。
三井住友FG (8316)も同様の値動きで、寄り付き直後の3644円が本日の高値で、引けは3609円。この水準では売らずに配当取りの権利を取っておきたいと思う。
三菱UFJ FG (8306)と三井住友FG (8316)も一目均衡表の雲の中に入って来た。当面は雲の中での値動きを想定するが、マイナス金利導入後の決算が発表されたあたりで動きが出てくるのではないだろうか?

NTT (9432)やKDDI (9433)、私の保有株であるデクセリアルズ(4980)やネットワン(7518)などの高配当株は概ね堅調だったが、3月10日に買い建てた(→ 『期末配当狙いの買いを入れてみた 』)UEX (9888)は軟調。出来高9900株と閑散とした中、5円安の289円で引けた。期末に向け300円台を固める展開を期待していたのたが、この動きはちょっと誤算。しかし280円台半ばでは押し目買いを入れたい気持ちは変わらない。

今週発売された東洋経済3月26日号ではマイナス金利が銀行収益に与える影響を分析しています。
興味ある方はどうぞ。
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週刊東洋経済 2016年3/26号 [雑誌]





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2016年03月18日

日経平均は4日続落、メガバンク株などを押し目買い

<日経平均終値> 16,724.81 ▼211.57 (-1.25%)
<TOPIX終値> 1,345.05 ▼13.92 (-1.02%)
<東証マザーズ終値> 945.62 △5.61 (+0.60%)

[本日の取引銘柄]
デクセリアルズ(4980)
三井住友FG (8316)
三菱UFJ FG (8306)
芙蓉リース (8424)
吉野家HD (9861)
Monex20160318.jpg

今日の日経平均は4日続落。昨日のNY市場は堅調で、WTI原油先物も1バレル40ドル台に乗せてきたが、一時1ドル110円台に急速に進んだ円安を嫌気して下落した。

その中でも高配当銘柄のデクセリアルズ(4980)は本日も堅調な動き。
9時25分500株を1229円で、10時29分に500株を1244円で信用返済売り。建値は今期末の増配を発表した直後の1月29日にそれぞれ1172円、1189円で。
残り1100株ほど信用買いポジションを有しているが、期末に向けた来週の動きに期待してホールド。インカムゲイン狙いで現引きして長期保有してもよいと考えているのはUEX (9888)と同じ。また、配当落ちで大きく下げるようならナンピン買いして拾って行くストーリーも考えている。

メガバンクは本日も冴えない動き。こちらは期末配当権利を狙って押し目買いに動いた。
三井住友FG(8316)を3554円で200株信用買い。安値は3528円まであった。一昨日の打診買いは現在の市場環境ではやはり早すぎたと3月9日と同じ反省(→ 『短期間で調整したオプティムに買いを入れた』 )。我ながら全く学習効果なし。
また三菱UFJ FGを540.3円で1000株信用買い。こちらは本日の安値付近で買えた。

マイナス金利発表後に軟調な動きを続けている芙蓉リース(8424)を4650円で200株信用買い。本日の終値4690円で計算した予想PERは2月3日発表の会社予想で8.84倍、アナリスト予想では7.68倍、PBRは0.66倍である。因みにマイナス金利導入が発表された1月29日の終値は5890円だった。
本日の報道でも、芙蓉リース(8424)が「サービス付き高齢者向け住宅」の建物リースを開始とあったが、このような商売をするリース業界にマイナス金利はむしろ追い風に働くと思うのだが、どうしてここまで下げるのだろうか?
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3月4日に決算見通しを大幅下方修正して急落した吉野家HD (9861)を1354円で500株信用買い。急落後1305円までつけたがこのところ1350円近くで底値が固いように見える動き。
下方修正の理由として、「牛すき鍋膳」の販売が計画を下回ったことと並んで、円高進行による牛肉在庫の評価損が挙げられていた。ただ、吉野家は牛肉をそのまま転売しているわけではないので、食材の価格低下は今後の増益要因とも考えられるのだが。 会社四季報 速報でも「主要原材料である牛肉価格の下落基調を受け採算は改善に向かう見通しだ」とあった。2月末日の権利落ち後で株価が軟調に推移しやすい時期でもあるのだろう。
因みに私は現物で100株だけ長期保有して株主優待券3000円分をもらい、毎週行きつけの吉牛で牛丼大盛とけんちん汁(合計680円、株主優待券300円 x 2枚を使用して80円だけの支払い)を注文している。なお、吉野家の店舗が近くにない方は優待券10枚を返送することで吉野家グループ会社製品詰合せセットを宅配してもらうこともできる。

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昨日大きめの調整を入れたPSS (7707)は本日は堅調な動き。
PSSの買い建玉ポジションをはじめ、このところ信用取引のポジション縮小に努めてきた(結果的に利益確定が早すぎたきらいがある)が、本日は思い切って買いポジションを増やした。まだ市場のvolatilityが高く注意が必要だが、米国株や原油先物の動きを見ると、1月から2月とは市場のセンチメントは少しずつ変わったきているように思う。


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2016年03月17日

日経平均は続落する中、高配当株は値を保つ

<日経平均終値> 16,936.38 ▼38.07 (-0.22%)
<TOPIX終値> 1,358.97 ▼1.53 (-0.11%)
<東証マザーズ終値> 940.01 ▼21.8 (-2.26%)


[本日の取引銘柄]
なし

日経平均は上昇して始まるも、円高を嫌気して後場に失速、38円安の1万6936円で引けた。これで3日続落。
ナイトセッションに入り円高が進行、一時1ドル110.67円をつけ、日経平均先物も連れ安し、21時頃には1万6430円の安値を付けた。このブログを執筆中の23時半現在1万6580円近辺で取引されている。
日経平均は本日前場に一時1万7253.03円を付ける場面もあった。ナイトの先物との値幅は配当落の分(112.8円)を差し引いても560円ほどもあり、再びvolatilityの高い相場になりつつある。

昨日打診買いした三井住友フィナンシャル・グループ (8316)は寄付き直後に急騰し一時3686円を付けた。正午を過ぎて反落、前日比マイナスに沈む場面もあったが、結局前日比10円高の3610円で引けた。相場全体が急落する中で比較的値持ちが良かった。
他のメガバンクも同様の値動きで三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)は4.4円高の553.7円、みずほフィナンシャル・グループ (8411)は2.4円高の181.5円で引けた。
昨日メガバンクの一目均衡表の雲の下限に沿った値動きを懸念すると述べた(→『 黒田口先"逆バズーカ"で銀行株が下落』 )が、雲の下限は目先急速に切り下がっており、配当期待などに支えられた買いが入ってこのまま値崩れしなければ雲の中に突入する公算が大きくなってきた。

軟調な相場の中、他の高配当株も比較的堅調な動き。
私の保有株では、デクセリアルズ(4980)が13円高の1202円、ラクト・ジャパン(3139)が33円高の1164円、UEX (9888)が1円高の295円で引けた。
高配当株の値動きは権利落ちまで続きそうな印象。逆にもし急落するようなら押し目買いを入れたい。

このところ堅調だったプレシジョン・システム・サイエンス(7707)は本日は下落。前日比23円安の465円で引けた。一目均衡表の雲の中での値動きになりそうだ。雲の上に出て、晴天続きの相場になるのはまだ先になりそうだ。雲の下限はこの先下落傾向であり、400円近辺まで押すようならこれまで利益確定売りを出した分は買い直したいと考えている。(チャートは昨日の 『黒田口先"逆バズーカ"で銀行株が下落』 をご参照いただきたい。)

昨日調整を入れたMRT (6034)は本日は反騰、ストップ高の5310円で引けた。ついにオプティム (3694)の株価を上回ったが、さすがにこの水準ではオプティム買い、MRT売りのポジションを取りたい。しかしMRT (6034)は貸借融資銘柄であり、制度信用取引では空売りできない。参考までにこの両者のここ半年の値動きを比較したチャートを掲載しておく。
20160317_3694-6034.jpg

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2016年03月16日

黒田口先"逆バズーカ"で銀行株が下落

<日経平均終値> 16,974.45 ▼142.62 (-0.83%)
<TOPIX終値> 1,360.50 ▼11.58 (-0.84%)
<東証マザーズ終値> 961.81 △5.43 (+0.57%)


[本日の取引銘柄]
プレシジョン・システム・サイエンス (7707)
三井住友フィナンシャル・グループ (8316)
Monex20160316.jpg

日経平均は続落、142円安の1万6974円で引けた。終日1万7000円をはさんだ動きとなったが、結局このラインを割って終えた。東証1部の売買代金は今年初めての2兆円割れ。「閑散に売りなし」の筈だが、FOMCを控えて利益確定売りが優勢だったようだ。

そんな中、毎日値動きを見ているプレシジョン・システム・サイエンス(7707)が本日も続伸。
前場の寄付きで前日比8円高の476円で1000株信用返済売り。建値は2月25日の439円。
その後瞬間的に急落する場面もあったがすぐ値を戻し、前日終値付近で前場は小動き。
後場に入ると急速に値を上げ、一時495円を付け、前日比20円高の488円で引けた。

日足チャートを見ると、2月23日から24日の急騰時にはしっかり跳ね返された一目均衡表の雲の下限をあっさりクリアし、雲の上に顔を出そうとしている。3月に入ってから本日まで、雲の下では反落に備えてリスクを減らすべくこまめに利益確定の売りを出してきたが、信用買いポジションもかなり軽くすることができた(といってもまだまだ残している)。雲の上にはっきりと定着するようなら、上値追いのスタンスに変更しようと考えている。
20160316_7707.jpg

本日は銀行株が売られ、業種別で銀行業は唯一3%を超える下落。
黒田日銀総裁が衆院財務金融委員会でマイナス金利を-0.5%程度まで引き下げる可能性について「理論的な可能性としては余地がある」と答弁したことが理由だというのが経済ニュースの解釈。私にしてみれば、一目均衡表の雲の下限に沿った当然の調整。昨日MUFG (8306)が売れなかったのはやはり悔しい。

チャートを見ると三井住友フィナンシャル・グループ (8316)は3250円程度まで調整する可能性も考えられるが、期末配当狙いの買いが入る可能性も考え、昨日高値からわずか1日で200円調整したレベルで打診買いを入れた。3602円で200株信用買い。
20160316_8316.jpg
20160316_8306.jpg

このところストップ高を連発していたMRT (6034)は本日もストップ高で始まったがさすがに反落。
それにつられるように高く始まったオプティム (3694)も下落、5000円台は一日天下で終わってしまった。ただ業績は期待できるので、現物株はじっくり保有する方針。

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2016年03月15日

日銀の金融政策現状維持を受けて銀行株は行って来い

<日経平均終値> 17,117.07 ▼116.68 (-0.68%)
<TOPIX終値> 1,372.08 ▼7.87 (-0.57%)
<東証マザーズ終値> 956.38 △6.87 (+0.72%)

[本日の取引銘柄]
プレシジョン・システム・サイエンス (7707)
三井住友フィナンシャル・グループ (8306)
Monex20160315.jpg

日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に午前中の相場は小動き。

このところ堅調な値動きを続けている大量(私にとって)保有中のプレシジョン・システム・サイエンス (7707)が本日も小高く始まった。
9時12分、前日比6円高の457円で1000株信用返済売り。建値は2月25日に432円で。
その後もジリジリ値を上げ、9時36分、464円で1000株信用返済売り。建値は同じく2月25日の433円。
終日堅調な動きで終値は17円高の468円。チャートを見るとここ数日で25日移動平均線が上向きに転じている。75日移動平均線は487円処。まずはここをしっかりクリアできるかが勝負だろう。
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後場に入り、日銀が金融政策の現状維持を発表。これは大方の予想通りのはずだが、マイナス金利のさらなる引き下げが一部で警戒されていたのか銀行株が急上昇。
13時4分、三井住友フィナンシャル・グループ (8306)を3797円で400株信用返済売り。建値は2月1日の3678円と2月3日の3576円。落ちてくるナイフをわざわざ顔面で受け止めた信用買いでとても自慢できるような取引ではない。
三井住友フィナンシャル・グループ (8306)はその直後、本日の高値3802円をつけ、急反落。結局終値は前日比7円安の3713円。
20160315_8316.jpg

SMFG (8316)は高いところで売れてよかったが、これはただの運。仕事があり日銀金融政策決定会合の発表時は相場は見ておらず、たまたま指値注文に刺さっただけ。
MUFG (8036)の最後の信用買い建玉も指値売り注文を出していたのだが、こちらは本日の高値が指値にわずか数円届かず反落。前日比8.6円安の569.8円安で引けた。
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2月12日の底値から順調に反発してきたメガバンク株だが、すぐ上方には一目均衡表の分厚い雲がかかっている。チャートの教えに従うと、この雲は抵抗帯として機能する可能性が高い。

このところ勢いづいているMRT (6034)が本日もストップ高。「ポケットドクター」がヘルスケアコンテストでグランプリを獲得と報じられた。「ポケットドクター」はMRT (6034)とオプティム (3694)のコラボなのだがMRT (6034)に比べオプティム (3694)は控えめな値動き。それでも本日は前場から急上昇して久々の5000円台を回復した。
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2016年03月11日

ECBはさらなる金融緩和、オプティムを早々と利益確定

東日本大震災から5年が経ちました。改めて犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、微力ながら自分の置かれた立場で復興へ向けて努力を続けていきたく存じます。

個人投資家の立場からは、原発事故で国の存続すら危うい状況だったときに企業の社会的責任を果たすどころか不正会計に一生懸命だった東芝(6502)の一株主として、原子力発電所の廃炉方法の確立・安全確保に向けた不断の努力を続けるよう監督していきたいと思います。

<日経平均終値> 16,938.87 △86.52 (+0.51%)
<TOPIX終値> 1,359.32 △7.15 (+0.53%)
<東証マザーズ終値> 940.51 △20.40 (+2.22)

[本日の取引銘柄]
オプティム(3694)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
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前日のECB理事会でmain interest rateを0.05%から0%に、bank deposit rateを-0.3%から-0.4%に引き下げ、量的緩和策の規模を拡大(€60bn/monthから€80bn/monthに)することが決定された。これを好感して欧米のマーケットは上昇したが、ドラギECB総裁が会見でさらなる利下げの必要性を否定("We don't anticipate it will be necessary to reduce rates further")すると一転してマイナスに転じた。ユーロ/米ドル相場にいたっては金融政策変更の発表直後に1ユーロ$1.0820まで下げたが、一転して$1.1218まで上昇する大変動を演じた。

ニューヨーク市場はその後買い戻しが入り、結局NYダウは5.23ドル安の16995.13ドルで引けた。相場は今後の見通しに疑心暗鬼となっているものの、悲観一辺倒でもないようだ。

一昨日押し目買いを入れた(→ 『短期間で調整したオプティムに買いを入れた』 )オプティム(3694)は本日も続伸。一時前日比155円高の4750円をつける場面もあったが4700円を上回る場面では上値が重かった。週末要因もあると思われたが、私はECBの大盤振る舞いに対する市場の反応が期待外れであったことを想起せざるを得なかった。来週一段高の可能性も高いと考えたが、無理をせずに利益確定の売りを出した。4685円で200株、4690円で200株信用返済売り。終値は75円高の4670円。5分足チャートを見ると、短・中・長期移動平均線が収束するところで引けており、収まるところに収まった感じ。来週以降は仕切り直しの展開となる。
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皮肉なことに、ドラギ総裁の発言を受けて私の塩漬け銀行株は買われた。前日比マイナスで始まったもののどんどん買われていった。3月9日に中途半端な押し目買いを入れてしまった(→ 『重要イベントを前に軟調な相場、MUFGを打診買い』 )、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)を548.2円で1000株信用返済売り。買いは537.3円。
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最近堅調な値動きを続けてきたプレシジョン・システム・サイエンス(7707)はさすがに一服。一時457円をつけたが結局2円安の450円で引けた。


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2016年03月10日

期末配当狙いの買いを入れてみた

<日経平均終値> 16,852.35円 △210.15円 (+1.26%)
<TOPIX終値> 1,352.17 △19.84 (+1.48%)

[本日の取引銘柄]
UEX(9888)
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原油高と円安に反応し、日本株は4日ぶりに反発。

外国系証券5社による寄り前の注文状況は売り650万株、買いは1,140万株と490万株の買い越し。
本日は反発が予想される中、ステンレス鋼商社のUEX(9888)の気配値が低めだったことから買い注文を入れた。寄り付き直後に287円で1000株、286円で1000株信用買い。284円にも指値を入れていたのだが約定せず。

UEX(9888)は昨年5月12日の高値693円から長い調整を続けてきたが、現在の株価水準ではPER 8.8倍、PBR 0.32倍と十分に割安になっている。2月4日発表の決算でも通期見通しに変更なく、経常利益の第三四半期実績の対通期予想進捗率は69.8%と下方修正リスクはさほど高くないと考えられる。配当は下期偏重で、中間配当金3円に対し期末配当金7円の予想。

期末配当狙いの買いが入って株価が短期間に上昇するようなら売却する方針で、資金効率を考え本日は信用で買った。この銘柄は少しの材料で急に値を飛ばすことがあり(チャートにところどころ長いヒゲがあるのが見えますでしょうか?)、その点も個人投資家としては魅力的である。一方動きが乏しければインカム・ゲイン(配当所得)狙いで現引きして長期保有してもよいと考えている。
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昨日押し目買いを入れたオプティム(3694)は昨日引け後に「OPTiM Store」を発表したことを受けて大幅反発。一時前日比300円高の4700円をつけ、195円高の4595円で引けた。昨日は一昨日までのチャートを見て買いを入れたのだが、たまたまタイミングが良かった。

最近ジワジワと値上がりしてきたプレシジョン・システム・サイエンス(7707)は450円台に乗せてきた。引けまで堅調で5円高の452円で引けた。


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2016年03月09日

短期間で調整したオプティムに買いを入れた

<日経平均終値> 16,642.20円 ▼140.95円 (-0.84%)
<TOPIX終値> 1,332.33 ▼15.39 (-1.14%)

[本日の取引銘柄]
オプティム(3694)
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日経平均、TOPIXは3日続落。軟調だった欧米市場を受けて日本株も下落。

昨日大幅下落したオプティム(3694)は窓を開けて続落。2月29日の急騰後の調整の目処となりうると考えていた75日移動平均線(約4380円)に一気に近づいた。朝出していた指値買い注文が約定、4425円で200株、4405円で200株信用買い。終値は185円安(-4.03%)の4400円。

オプティム(3694)のこの2日間の下げは大きかったが、日足チャートで見ると、2月29日の高騰後の当然の調整のように見える。2月12日につけた2番底からは順調に下値を切り上げてきている。本日の終値もこのライン上にあるように見え、75日移動平均線でいったん反発するストーリーを想定する。
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引け後、オプティム(3694)がプレスリリースを発表。生体認証を用いたセキュア・マーケットプレイス「OPTiM Store」を展開するようだ。法人向けとなるビジネスアプリ提供プラットフォームを開発し、50社以上のビジネスアプリデベロッパーと協業、100種類以上のビジネスに必須となる安全性の高いアプリを提供するとのこと。

オプティム(3694)は最近様々な企業とのコラボを発表している。遠隔医療、インターネットセキュリティ、ドローンを用いた農業革新の試み等々である。要はIoTに必要な中核技術を持っているということなのだろう(私見です)。

メガバンクは本日も元気ない。昨日買いを入れた三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は14.2円安の524.6円で引けた。昨日は高いところで買ってしまった。短期的にレンジ内での動きをしていて、そのレンジから放れた場合トレンドフォローをするのがセオリーなのだが、元のレンジが頭から放れず、値ごろ感からの買い/売りを出してしまう。これは私の最も悪い癖だと猛省。525円近辺ではナンピン買いを入れたかったのだが、昨日の安易な買い注文への罰として買いは「お預け」にした。

三井住友FG(8316)は77円安の3468円、みずほFG(8411)は2.8円安の175.9円で引け、新生銀行(8303)にいたっては終値は6円安(-4.0%)の144円まで沈んだ。

そんな中、プレシジョン・システム・サイエンス(7707)は本日も堅調。15円安の429円をつける場面もあったが引けにかけて戻し、本日の高値3円高の447円で引けた。最近の値持ちの良さからは売りが枯れてきているような印象も受ける(あくまで私見です)。

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