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危険なスライディング

 運と親から授かった身体のお陰と医師から言われた。大事に至らず良かった。 30年間サッカー人生が1プレーで終わるこの様なファールは、サッカーの後輩達の為にも撲滅しなければいけない。一瞬での全ての膝靭帯が吹っ飛ぶなんて悲しすぎる。僕を思う全ての人達に感謝でしかない。ありがとう。


 これは、浦和レッズのFW 李忠成 選手のツイッターからの引用です。

 7月5日に等々力陸上競技場で行われたJ1第13節延期分の川崎フロンターレ戦で 危険なファウル を受けて負傷退場となったのでした。

 幸いにも大事には至らなかった様ですが・・・。




 『30年間サッカー人生が1プレーで終わるこの様なファールは、サッカーの後輩達の為にも撲滅しなければいけない。』

 本当にそう思います。

 子供達のサッカーを観ていても、最近は酷いファウルが目に付く様になって来ています。

 4種から3種へ、3種から2種へとカテゴリが上がって行く毎に、その 危険度 は上がって行くと言っても言い過ぎじゃないのかなって思います。



 指導の現場でも信じられない事を言う指導者もいます。

 『足ごと刈れっ!』

 こんな事言う指導者が実際にいるのですよ・・・。

 『甘っちょろい事してんじゃね〜』

 気持ちは分かるのですがね・・・ 相手に対する配慮 は最低限必要な所です。



 李選手が受けたファウルもそうなのですが、ボールにさえ行っていないのですよね。

 しかも足を上げスパイクの裏を見せてのスライディングです。

 警告(イエローカード)で済みましたがね。

 やられた方の心情としては、退場(レッドカード)にして欲しい位のファウルなんだと思いますよ。



 よく、ボールに行っていればファウルじゃないなんて話を耳にしますが・・・それは、都市伝説です。

 ボールに足が触れていようがいまいが、そのプレイがどんな結果をもたらすのか・・・って所に配慮が無ければファウルを取られるシーンだってあります。

 その辺の判断が子供達には難しい事もあって、少年サッカー(特に4種)ではスライディングをすべきでは無い様にさえ思います。

 実際に 不用意なスライディング を受けて、足首や鎖骨を 骨折 した子もいました。

 そうじゃなくとも、スライディングによる負傷は頻繁に目にします。

 息子も後から足ごと刈られて、腰から落下した事があります。

 後頭部も打ちましたから・・・危険なんですよ・・・子供には。



 使い方を間違えさえしなければ・・・なんていう人もいますがね。

 間違えるのですよ・・・熱くなればなる程にね。

 もちろん、失敗から学ぶ事も必要なんですが・・・その代償が大き過ぎる事だってある訳です。

 子供の内に背負う必要の無い物を背負って生きて行く様な事になる位なら、ある程度プレイに 制限 は設けても良いのかなって思います。

 4種で スライディング禁止 にした程度では、サッカーの興が削がれる事も無いですからね。



 『一瞬での全ての膝靭帯が吹っ飛ぶなんて悲しすぎる。』

 実際にファウルを受けた物が味わった恐怖が感じられるかと思います。

 サッカーがスポーツである以上、遊びの域を超える 危険なプレイ に対しては、十分な指導をして行かなくてはいけない気がします。

 悪質なファウルをした子だけじゃなく、そのチームや指導者に対しても何らかのペナルティーが科されても良い位だと思いますよ。

教育不行き届き と言う事でね。

 4種は、人を育てると言う事にも尽力する必要があるカテゴリですから・・・サッカーだけ教えていれば良い訳でもないのだと思いますし・・・その程度の 指導に対する責任 を持っても良いのだと思います。



 最後に・・・問題のファウルは、 こちら でご覧になれます。

 どうでしょう・・・酷いですよね。

 我が子が受けたら・・・って考えると、ゾッとしませんか?

 李選手が 撲滅 を願う気持ちは何処まで届くでしょうか・・・。

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この記事へのコメント

 サッカーママさん、コメントありがとうございます。

>自分の子がファウルで怪我して 初めて気づきます。

 皆さんそうなんだと思いますよ。

 でも、そうなってからでは悲し過ぎる気もします。

>でも わざとではなく何も言えないし 相手の子も気づいてない。 でもそれが一生サッカー出来なくなる子もいるんですよね。

 私は、その現実を加害者となってしまった子に見せるべきだと思っています。自分がした事がどう言う結果を招いたのか・・・それも、教育なんだと思います。例えわざとではなくてもです。

 責め立てる様な真似はする必要はなくて、その現実から何かを感じ取ってくれればそれで良いのだと思います。

 酷な事なんだと思いますけどね。必要な事なんだと思います。繰り返さない為に。

>でも その後その子がどぅなったかは 知らされず……
>また 知ったら知ったで当事者も辛いだろうし……

 これがですね・・・期待を裏切ってしまう結果が多いんですよ。

 その後を知らされた所で、実感が湧かないのでしょうね・・・それ程、気にもならない様なのです。

 実際に今の状況を見ていませんからね・・・リアリティーが無いのです。

 子供らしい所でもあるのですがね。複雑な所なんだろうと思います。

 チーム側としても、問い合わせが無い限りは報告しませんからね。

 そう言う事もあって、やった側に罪の意識と言うか、罪悪感と言うか・・・反省すべき材料が見当たらないのですよね。

 そう言う事自体は、責められるべき事でも無い気はします。

 なので、試合中の出来事なら、その時、そのタイミングを逃さずに指導、教育、躾を審判員や指導者、保護者が行なうべきなんだと思います。

 そう言う事があって、始めて自分がやった事の重大さが分かる様になって来るじゃないですかね。

>スポーツは楽しいけど 危険もあることも指導してほしいですね。 ジュニアサッカーは特に楽しさだけ教えてるイメージです。

 練習中でも、そう言う危険は潜んでいます。

 その都度、的確な指導が行なえると良いのでしょうけどね。

 相手に対する配慮・・・思いやりの部分は、人間として身に付けて欲しいかなとは思います。

 皆が、そう言う事が出来て初めて楽しいサッカーになるんだと思いますよ。

 又コメント下さい!

 ちなみに・・・サッカーママさんがコメント888個目でした。(笑)

 末広がりで縁起が良さそうですよね〜。

 良い事があると良いですね!


yellow10|2017年07月09日(Sun) 01:19
自分の子がファウルで怪我して 初めて気づきます。
怪我して手術してなんて……
でも わざとではなく何も言えないし 相手の子も気づいてない。 でもそれが一生サッカー出来なくなる子もいるんですよね。
コーチから ゴリゴリ行けーーー!!なんて言葉も聞くし それを聞いた選手は力で行く。 小学生で脳震盪で救急車で運ばれてる子も見たことある。
でも その後その子がどぅなったかは 知らされず……
また 知ったら知ったで当事者も辛いだろうし……

スポーツは楽しいけど 危険もあることも指導してほしいですね。 ジュニアサッカーは特に楽しさだけ教えてるイメージです。
サッカーママ|2017年07月08日(Sat) 09:10
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