裏庭のおしゃべり

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wna

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2023.06.03
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カテゴリ: 旅行



東海、関東地方の豪雨災害状況は
まだまだ大変そうですし、今後の雨も心配ですね。


お見舞い申し上げます。


毎年、日本国民に降りかかる試練ですが
これ以上の災害や被災が発生しないことを祈るばかりです。







最終日は
松江市から~安来市へ移動しました。


滞在時間をできるだけ多く取るため
この日の予定は 足立美術館 のみ。




とはいえ

出雲市~松江市~安来市と移動してきましたが








行きたくても行けなかった場所も多くて
名残惜しかったですわ。(泣)





安来駅からは30分おきに
足立美術館行きシャトルバス(無料)が出ています。






荷物をロッカーに預け9時20分発に乗車、
美術館には9時40分に到着しました。






足立美術館




超有名な美術館ですが
今まで一度も訪れたことがなかったのです。
日本庭園ランキングで(米国の日本庭園専門誌)
2003年から連続第1位だそうですね。






​苔 庭​



入ってすぐに見えてくるのは
この苔庭でした。


順路に沿って歩きながら素晴らしい工芸品の展示に見とれつつ
お庭をぐるっと見ていきましたスマイル







枯山水庭 
(主庭)








主な石は岡山県の小坂部川(高梁川上流)の川石。


水をよく含むので​
​雨に濡れると美しく黒光りする特徴があるとのこと。







背後の山は 勝山。

16世紀半ば、毛利元就と尼子義久の合戦時、
毛利側が陣を構えた山らしい。




その後ろにちょこんと山頂をのぞかせているのが
京羅木山(473m)


白砂は
中国山地奥出雲の砂で花崗岩を砕いたもの。​





​「生の掛軸」







暫く待っていると
人がいなくなり写真に収めることができました。

​​​ラッキー 



掛軸の主役はこちら







春はさつきに新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と

生絵の変化を楽しめますね。



そういえば

美術館創設者、足立全康氏は

「庭園もまた一幅の絵画である」

と、おっしゃっていたらしい。



美術館のお庭への並々ならぬ拘りがうかがえます。








​池 庭​









​白砂青松庭​



池の中の黒い石は
佐治石 で鳥取県産出の名石、


砂の上の飛び石は四国産出の青石とのこと。



そして​​​
右手奥にうっすら見えているのが

「亀鶴の滝」










さて
​​

順路に沿って進んでいくと
途中で 「魯山人館」 へと誘導されますが

過去に魯山人展を見たことがあったので
さら~と通り過ぎました。


ただ

「6回も結婚していたのねー」 とビックリ。


偏屈、我儘、毒舌、だけではない(失礼^^;)
何か特異な魅力があったのかも。


ピカソへの悪口や才能を否定したことは有名ですよね。​​


もしかして

それは「裏返し」だったのかもしれないなと
なんとな~く想像してしまいます。





その後、

​本館2Fへと移動し

「近代日本画」コレクション を観に行きました。​



ここには

圧倒的存在感を誇る

「横山大観 特別展示室」 があります。​



約120点を所蔵し
常時約20点を展示しているそうです。


他には


竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園、橋本関雪、榊原紫峰
などの

近代画家の巨匠たちの作品を中心に​
所蔵する作品は約2000点​



こちらも
​展示替えしながら公開しているとのこと。



ただ


館内の作品は 全て撮影禁止​

なので
雰囲気をお伝え出来なくて残念です。



ご興味のある方は
HPをご覧になってくださいね。









次は地下通路から新館へ

新館は 現代日本画 の​展示室でした。​





                                                                                出典 足立美術館HP


​​




                           出典  山陰快新報





​ちょうど、 現代日本画「季節のうつろい展」
開催されていたので

見ごたえたっぷりの現代日本画を堪能できました






                                 出典 足立美術館HP



                    井手康人氏 「山乃神 」                                              








本館の近代巨匠たちの作品は
もちろん、どれも技法から全てが素晴らしいのですが


その代表作は

長年、展示会やメディアなどで
見慣れていることもあり

新鮮味という点では、少々退屈だったので

古典とは趣が大きく違う現代日本画に
興味をそそられました。



しかし

画家さんや作品名をほとんど覚えておらず
ご紹介する能力がなく残念です。



なので

印象に残った作品のうち
ほんの一部だけですが、アップさせていただきました。
​​






宮北 千織氏  「願い」


​​


                            出典 トラベルニュース



宮北 千織氏 ​「天の川」​








        岸野 香氏  「シンフォニー」





 出典 上二点共 美術手帖

岸野 香氏






                                                             出典 足立美術館HP


岸野 香氏 「輪唱」 ​​
​​











宮廻正明氏  「把手共業」



HPよりお借りした画像ですが


サイズの大きな作品なので
実際、目の当たりにすると迫力がありました。







                                                    出典 Miyasako Masaaki HP



こちらでご覧になると
少し雰囲気が伝わるかもしれません





HP





どの作品も

写真では かなりわかりづらい のですが​


日本画特有の平面的な手法の中に

立体感のある技巧や
画材の面白みに触れることができたと思います。


繊細ながらも大胆な作品も多く
魅了されてしまいましたわ。




この業界に疎いので
日本画家さんたちやその作品について無知ですが

これを機に

現代日本画のことを知りたいという欲望が
ムクムクと。。^^



飽きっぽいので
造詣を深めることはできないと思いますが

触れる機会は持っていきたいですねスマイル














ランチは館内のお庭の見える​ 大観で



人も多く窓辺の席をリクエストしていたので
少し遅めのランチとなりました。




お目当てのビーフシチューは売り切れ。



うーん、カレーしかないわ^^;



なので

友人はビーフカレー、私はベジタブルカレーをセレクト。






なんと

これがけっこう、美味しかったスマイル




足元には
青空が映り込んだ池でゆらゆら泳ぐ紅白の鯉。







お天気に恵まれてよかったです。










ミュージアムショップでは、こちらを購入しました

上村松園ファンの母へのお土産です。









展示室の絵はこちら


やはり、美しいですよね。



                   出典 足立美術館HP


 上村松園  「待月」​



たっぷり、時間を取ったつもりでしたが
寄りたかった​ 寿楽庵 でお茶する時間も無くなり
隣接するSHOPに少し寄って帰ることに。



そうそう


ここに来るまで存じませんでしたが
美術館のお隣は、さぎの湯温泉なんですね。



こちらは、美術館から徒歩1分





さぎの湯荘



安来方面にお出かけの方はいかがでしょうか。










安来駅に戻ったら、あとは帰るだけ。
あっという間の2泊3日。


帰りの車窓からは
大山がくっきりと綺麗に見えました。


岡山駅まで
またも、激揺れと言われる「特急やくも」に揺れること約2時間、

その間、しゃべりっぱなしで
岡山まで早かったような気がします。


その後、彼女は上りの新幹線、私は下り。


色々、ありがとう~。

お疲れさまでした。スマイル




さて


今回の旅で非常に重宝した切符です。





​3日間有効で4,500円。​



​​ 西は石見銀山 から
東は鳥取県境港 までの周遊券になっていまして

足立美術館(通常は2,300円)など
9箇所の入館料もフリーに。​​



特急の自由席や松江市内のバスも乗り放題で
とてもお得なので超おすすめ。




ただ


単体での販売はなく
購入するには「早とく切符購入」の条件があります。


発券場所も限られますので

気になる方は
リンク先で確認してみてくださいね。














知人に渡したおみやげを除いて
持って帰ったのはこれだけ。






生菓子はNGだったし、買い物難民だったしで
物足りなさがありますが


新緑をイメージした寒天羊羹は
綺麗で美味しかったし
(グリーンはヨモギです)







淡雪と琥珀糖のお菓子も
ショウガが入っていて美味でございました。









目玉おやじのかまぼこは
境港の水木しげるロードまで行けなかったので、ノリで購入、


そして


あご出汁しは友人が買ってくれました。


どうも有難う~!!








そうそう

初日に出雲、稲佐の浜で採取し
(5/24のブログ)


ここね






素鵞の社に納めて





清められたお砂を持ち帰った後は
こうなりました。






各部屋を清めた後、
できるだけ居住空間の四隅に置いて

結界を張らせていただきました。







ここまで、


備忘録のような旅日記にお付き合いいただき
有難うございました。



どうぞ良い日曜日をお過ごしくださいね。
























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Last updated  2023.06.06 13:23:31
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