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ネットオーディオの最新号をkindleでダウンロードして見ていたら、はじめに載っているAudio Nextという連載の中にネットオーディオが本号で最終号という記述があった。ネットオーディオを始めた時、最も参考にした雑誌であり、現在もネットオーディオの業界の最新ニュースを収集するために読んでいる。本が嵩張るのと、少し安いので、最近はkindle版を読んでいた。創刊は2010年10月25日発売号からで、以後年4回ほど発行していたので、寿命が約10年ということになる。管理人がネットワークプレーヤーを導入したのは2015年なので、少なくとも2014年2月にはこの雑誌を読み始めていたと思う。今後は出版元のWebサイト「PHILE WEB AUDIO」内に「ネットオーディオ チャンネル」を設けて、最新情報上をアップするそうだが、今までのようにはいかないだろう。最も困るのは業界の動向や関連オーディオ機器の情報をまとまって得ることができなくなることだ。勿論ハイレゾの動向と新譜の情報も、まとまって得るのが難しくなるだろう。ニッチな分野とはいえ、この雑誌がなくなるのは当ブログにとってかなり痛い。ハードだけではなく、ソフトやその使いこなし方まで踏み込んで書かれていたのは、他の雑誌にはない特徴だった。しばらくネットオーディオに関しては世の中との情報格差が発生するかもしれないが、その間にこの雑誌に代わるメディアを探さなければならない。今日、本屋に行って似たような雑誌を探したが、ネットオーディオに特化した雑誌は当然ながらない。確かPCオーディオの雑誌があった記憶があるが、ネットで検索してもなかった。管理人の記憶違いだったようだ。定期刊終了のご挨拶
2020年01月31日
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レコード芸術2月号を読んでいたら、サリエリの最初のオペラ「ヴェネツィアの定期市」の評判が良いので、取り敢えずSpotifyで聴いた。資料が全くないので、粗筋もどんなものか分からない。オペラ・ブッファなのだが、軽く精妙な音楽が続き、とても楽しいオペラだ。同じ作曲家の「タラール」がレコードアカデミー賞を受賞したので、少しづつ聴いているが、今のところあまりピンと来ていない。それに比べると、この曲はつまらないところがなく、親しみやすく、一遍に好きになってしまった。歌手陣も充実している。それでハイレゾをチェックしたのだが、殆どが$40以上。唯一$20代はhiresaudioのみ。この曲の場合、何しろ世界初録音なのでリブレットや対訳がないと心許ないが、PDFがついているのは残念ながらhdtracksのみ。PDFが付いているとはいえ、カバーアートのみなんていうこともある。心配だったので、HDtracksに確認したところ「対訳はついていると信じる」との回答いかにも怪しげな回答なので、ちゃんと確認してくれ、と言えばいいのだが、小心者の当ブログには言えなかった。CDの購入も検討したが、結局HDtracksで20%オフになったところでイチかバチか購入した。祈るような気持ち?でダウンロード結果をみたら、PDFのファイル名の末尾にlinernoteと書かれてある。やった!と思って開いてみたらなんとジャケットの画像しかない。やられたと思ったが後の祭り。信じたほうが悪いに決まっているが、なんとも忌々しい。まあ、ダメもとでまた問い合わせしてみるが、しばらくは怒りが収まりそうにない。1番いいのはeclassicalでリリースされていることなのだが、この音源はリリースされていない。リリースされていればPDFが無料で手に入るのだ。なので、音源自体は他のサイトで購入し、付いていないPDFをeclassicalからゲットするという方法をとっている。PDFのファイル名の末尾にlinernote と書かれているので、ライナーノートをPDF化するつもりが、画像ファイルしかPDFにしなかったという間違いであればいいのだが、期待できないだろう。気が重いが、また問い合わせをしてみたい。
2020年01月29日
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グラミー賞が発表された。当ブログの関心事であるジャズ部門は4部門の発表。メルドーとエスペランサは以前ブログで取り上げた。メルドーは過去に何度もノミネートされていて、やっと受賞したが、遅すぎるように思ったのは当ブログだけだろうか。受賞に依存はないが、どうも偏りすぎている気がする。チックなんか何回受賞しているんだろう。グラミー賞のジャズアルバム賞(ベスト・インストゥルメンタル)ラージ・アンサンブル部門ではブライアン・リンチのビッグバンドが受賞した。以前取り上げたテラザ・ビッグバンドなどと共にbandcampから入手していて、何回か聴いている。CDで二枚組のアルバムで、演奏は素晴らしいのだが、どの曲も10分以上で、長すぎるというのが今のところの感想。考えがまとまったらそのうち報告できると思う。ランディ・ブレッカーはチェックした記憶はあるが、どういう演奏だったは忘れてしまった。チックが何故かラテン・ジャズ・で選ばれているというか、ノミネートされている理由もよく分からない。レビューはしていないが、発売当時にハイレゾで入手していた。レビューしていない理由派特にない。悪い演奏ではないが、レビューするほど価値を見出せなかったか、聴き込みが足りなかったかのどちらかだろう。ジャズは最近はすっかり日陰者になってしまったが、売れるジャンルではないので仕方がない。ところで、挾間美帆の新作もラージ・アンサンブル部門でノミネートされたが、受賞は逃した。音楽としては進歩的なものだが、審査員の受けが良くなかったのかもしれない。ここで思い出すのは秋吉敏子が14回もノミネートされたのに、いまだに受賞していないという事実だ。秋吉曰く「人種の壁」だということだが、グラミー賞は基本的にはアメリカのミュージシャンを顕彰するものなので、仕方がないところもあるように思う。それならばアメリカ人以外は除外した方がいい、という意見も当然あるだろうが、ノミネートされること自体一種のステータスなので、パブリシティとして大いに利用した方がいいと思う。クラシックの受賞結果は見つけられなかったが、その傾向が最も強い部門だと思う。この部門は演奏家もさりながら、アメリカ人作曲家の作品が受賞する機会が多い。上記の事情を考えれば、これも仕方のないことだろう。当ブログとしては新作を知るきっかけになるので、この傾向は好ましいが。。。ジャズアルバム賞(インストゥルメンタル):ブラッド・メルドー「Finding Gabriel」 ジャズ大規模楽団(アンサンブル)アルバム賞:ブライアン・リンチ・ビッグ・バンド「The Omni-american Book Club」 エスペランサ・スポルディング:「12 Little Spells」 ランディ・ブレッカー:「Sozinho」1/28追記ベスト・ラテン・ジャズ・アルバム:チック・コリア:ANTIDOTE
2020年01月27日
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この2、3年ご無沙汰していた県オケの定期を聴いた。駐車場で待たされて、会場に着いたのが1時半。まだ余裕があると思っていたのだが、受付の人から「開演しているので、入場は扉が開いてから」という思いがけない言葉を聞いた。パンフレットを見るとなんと開演が1時半。幸いチューニング中だったので、これ幸いと、急いでホールに入った。時間を確認しなかった当ブログが悪いのだが、1時半という変則的な時間は反則ではないですか?指揮者が替わってからは初めてで、3年ぶりのことになる。前任が厳しかったので、団員には評判がいいようだ。演奏者は初めて見る方が大勢いた。昔から知っている方は髪の毛に白いものが混じっていたりして、自分のことを棚に置いて更けたなと思ってしまった。総じて女性のほうが更け方は少なく、世相を反映していたと思う。いつも顔を見る会員がいなかったも、少し寂しかった。今回の目玉はショスタコので9番個人的には変な曲という認識だった。楽団員の年賀状には「よく分からないない曲だ」と書かれてあったが、全く同感だ。1、3楽章のように諧謔的で親しみがある音楽がある一方、2楽章のように陰鬱な音楽や4、5楽章のファゴットの異形ともいえるソロがあったりして、一筋縄でいかない音楽だ。この曲ではかなり木管のウエイトが高くそこを注目した。第2楽章のフルートや4楽章のファゴットは健闘していた。第3楽章のクラリネット・ソロは指がもつれたのか、残念な結果に終わってしまった。全般にピッコロの活躍が目立った。第1楽章で特徴的なトロンボーンのモチーフもベルに蜘蛛の巣でも張っているようなボソボソする音でイマイチ。弦は終始バタバタしていて落ち着かない。また指揮のメリハリが感じられず、微温的な表現に終わってしまって、この曲の面白さがあまり出ていないように思う。終わってもしばらく拍手が起きなかったので、しかたなく拍手をした。曲を知らないということもあるが、聴き手に伝わるものが少なかったように思う。後半は運命。ショスタコに比べれば安心して聞くことができた。まあ、曲に対する理解度がショスタコとはえらい違いで、慣れからくる余裕もあるとは思う。最終楽章の繰り返しは全て行われていた。最近のきびきびした演奏の傾向とは違って、フレーズの処理が曖昧で中途半端。最後にもう少し高揚出来ればよかったのだが。。。ところで、この曲でふと見たら最後列に座っている方が居眠りしてるように見えた。僅かな時間だったが、待ち時間が長いとそういうこともあるだろう。幸い寝すぎたわけではないので問題はなかったのだが、寝過ごしたらしゃれにもならない。そういえば、昔同じような光景を見たことがある。読響の演奏会で、同じ楽器の方だった。この人の場合、いびきをかいていて、それが座席にも聞こえるというもので、あとでこっぴどく叱られたことは想像に難くない。待ち時間が長いといえば、新世界のシンバルが有名だ。第4楽章のそれも後半に一発だけ叩くというもので、うっかり落ちてしまうこともあるような危険な曲だ。作曲家にとっては重要な効果だったのだろうが、演奏家にとっては迷惑なことこの上ない。閑話休題指揮を見ていると柔らかな指揮で、あれではベートーヴェンの厳しさは表現できないだろう。そういう意味では、アンコールのエルガーの「ニムロッド」はこの指揮者の芸風にあった音楽だろう。コントラバスは全員客演で、それも2プルトだったのはなんとも寂しい。パーカッションも相変わらず人手不足のようだったが、会員?の若い女性のティンパニ奏者がなかなか目立っていたのは、将来に希望が持てる。岩手県民オーケストラ第71回定期演奏会前半ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲ショスタコーヴィチ:交響曲第9番後半ベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」アンコールエルガー:エニグマ変奏曲よりニムロッド河原哲也(指揮)岩手県民オーケストラ2020年01月26日(日)盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホール 2階下手で鑑賞
2020年01月26日
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最近認知症のYouTubeを観ている。きっかけは忘れたが、認知症専門のリハビリテーションLAPREを経営している岡本一馬氏のYouTubeだ。ホームページにはアルツハイマー型認知症の改善実績が日本一と書かれている。日本人にしては思い切った書き方をしているので、事実なんだろう。件のYouTubeだが認知症に関する様々なことを解説していて、とても有益な動画だ。その中で、認知症を防ぐために、1日に体重(kg)×30mlの水を飲まなければならないことを知った。例えば50kgなら1500mlだ。この水はコーヒーとかお茶ではダメなそうだ。その繋がりで、振動水というものが良いというので、振動水にするためのコースターを買った。山本化学工業製のバイオコースターというもので、コースターの上に水を入れたグラスを30〜50秒置くと、まろやかになるというもの。原理は赤外線レベルの波長が水のクラスター(分子集団)を分解して、水分子を活性化するということだ。こうすると水がまろやかになるという。実際にコースターに載せた水と何もしない水を飲み比べると、コースターに置いた方がまろやかになっている気がする。何もしないものは僅かだが突き刺さる感じがする。山本化学工業はウエットスーツの素材で有名だが、1986年に開発したバイオラバーを様々な商品に展開している。最近は医療分野にも進出して目覚ましい業績をあげているようだ。Wikiこのコースターは洋酒や化粧品もまろやかになるとのこと。原理は『何らかの方法でクラスターの小さくなった水は、吸収力や浸透力が高まり、水に含まれているミネラルなどの栄養分を取り込みやすくなる→まろやかでおいしい水になる』ということらしい。この2日ほどで変わったことがあった。グラスに入れた水をコースターの上に置いておくと、猫が舐めるという現象だ。水飲みは自動給水器で飲んでいるので、こんなことは初めてだ。本能的にうまい水だと感じているのだろうか。
2020年01月24日
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昨年末に音楽プレーヤーのAudirvana Plus for Windowsを導入したが、その後なかなかうまくいかずしばらく放置していた。最も大きな問題はNASを複数登録できないことだ。解決が遅れているのはFAQに知りたいことが書かれていないことと、ヘルプデスクのアドレスが分からなかったことが原因だった。Yahooの知恵袋に投げかけたが、回答が全く来ない。仕方がないので、まじめに?ヘルプデスクを探したら偶然メールアドレスを発見。ホームページの下のところの「legal infomation」のリンクに潜んでいた。こんなところに連絡先があるなんて誰も思はない。道理で見つからなかったわけだ。その後何回か連絡をしているが、なかなか進まない。仕方がないので、状況を整理して伝えたが、その後も音沙汰なし。2日前にふと思いついてPCのホルダーを追加できるか試したところ、何個でも追加できる。もしやと思ってNASを削除し、他のNASを登録したら表示できた。このことから、どうやらNASは一つしか登録できないようだ。今まで使っている再生アプリではNASはすべて表示されて、そこからどれかを選択して、その中のファイルを再生するという手順だ。ところが、Audirvanaは最初のところの表示がなく、つまずいてしまったというのが真相のようだ。取りあえずこれでまともに使えることが分かったが、問題はNASを切り替えたときにいちいちスキャンしなければならないこと。そのためNASを切り替えたときには相当の時間がかかりそうだ。当ブログはクラシックとジャズのNASは別にしているので、クラシックを再生していて新しく購入したジャズの音源を聞こうとしたら、しばらく待たされるということになる。なので、例えば、新譜はまとめてPCのホルダーに入れておくとか工夫が必要だろう。まあ、聴けないことはないが、それにしても今どきこんなアプリがあるなんて考えてもみなかった。メーカーにはこんなアプリあり得ないと連絡したが、iOSではデフォルトのアプリなのに、今までこの種のクレームはなかったんだろうか。元々フランス製のソフトというところが気にかかっていたのだが、予想が的中したということだろうか。
2020年01月22日
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今回もグラミー賞のジャズのラージアンサンブル部門のノミネート作品のご紹介。アナット・コーエン(1979)という女性クラリネット奏者が結成した10奏団の演奏。チェックしていて、当ブログの好きなユリ・ケインのグループのサウンドに似ていたので関連も含めて3枚ほど入手。これらも、最近よく使うbangdcampから入手した。アナット・コーエンは中年の女性で、コーエンというと最近話題のアヴィシャイ・コーエン(1970-)と関係がありそうなので、調べてみると彼の妹で、他にもサックス奏者のユヴァル(1973-)がいて3人で録音したアルバムもある。クラリネットのサウンドは肉厚で、そのせいか鋭い表現には向いていない。なので、クラリネットが入ると、モダンジャズが、いきなりスイングになってしまうようで、個人的にはあまり具合が良くない。テンテットなので、サウンドが結構厚いのかと思っていたら、重なることがあまりない。アレンジはこのバンドの音楽監督であるオデッド・レヴ・アリが担当している。気怠さと退廃的な気分が感じられる、随分とユニークなサウンドだ。かなり複層的な音楽でニューオーリンズやリベレーション・ミュージック・オーケストラのようなラテン・フレーバーも感じられる。全てのトラックで全員が演奏することはほとんどなく、少し人数の多いアサンブルの感じがする。音楽は難しくなく、寧ろ素朴ささえ感じられる。編成はホーンがcl,tp,tb,saxにピアノトリオが基本編成。そこにチェロ、ギター、パーカッションが入る。ピアノの持ち替えでアコーディオンが入る場合もある。基本猥雑さが前面に出ていて、好き嫌いが分かれるサウンドだろう。無論管理人は、このクセの強いサウンドは嫌いではない。最初のハードルを超えるとハマる可能性大。最初にピアソラの「天使のミロンガ」が出てきてギョッとするが、他は全てオリジナル。タイトルはオデッド・レヴ・アリ作の「クラリネットとアンサンブルのための協奏曲」から取られた。三楽章からなり、協奏曲という大仰なタイトルに似ない、アメリカの深南部やラテンの灼熱の砂漠を思い起こさせるテイストが色濃く出た二十分程の作品。形式はかなりルーズで、一聴取り留めのない曲のように思える。アンサンブルの良し悪しもよくわからない。クラリネット中心ではあるが、その他の楽器も満遍なくフィーチャーされている。第一楽章では、アコーディオンが使われていて、ラテン的ない味わいがさらに強まっている。第二楽章はアネットと題されていて、女性的な優しい楽章。第三楽章は軍隊調で愉快な音楽に流れるようなメロディーが入る。途中無窮動状態でヴァイブなどの鍵盤楽器に乗ってクラリネットのソロが入る。再び賑やかになり、締め括られる。コーエン作の「Miri」はクラリネットをフィーチャーした甘く切ない曲。ヴィトール・ゴンサウヴェスのピアノがしみじみと聴かせる。ニューオーリンズの馬鹿騒ぎを連想させる「Footsteps & Smiles」はとても楽しい。ほぼ全員の参加だろうか。ニューオーリンズの喧騒の後はエレクトロニクスの効果が目立つ「La Llorona 」トラッドだそうだが、イントロはなんとも不思議な音空間。クラリネットが出て初めてトラッドらしくなる。続く「Lonesome Train」も同じ傾向だが、冒頭のカウベルをはじめ、人を食ったようなユーモアが感じられる。作曲者のジーン・ローランドはスタンケントン楽団のアレンジャーとして有名らしい。この曲もスタン・ケントンの録音が残っているが、ニュー・コンセプツ期の演奏で、実験的でまじめくさっているので、今回のような解釈は原曲からは全く想像できない。結局、ピアソラが1番まとも?だった。ホーンの連中は音が洗練されているわけではないが、その分個性が強く、楽しく聴かせてくれる。慣れていない方にとっては、いい意味でも悪い意味でもインパクトがある音楽だろう。Anat Cohen Tentet:Triple Helix(Anzic Records ANZ0065)16bit44.1kHzflac1. Astor Piazzola(arr. Lev-Ari) :Milonga Del Angel 2.Oded Lev Ari:Triple Helix Concerto for Clarinet and Ensemble i first ii for Anat iii last 5. Anat Cohen:Miri 6. Anat Cohen:Footsteps & Smiles7. Trad.(arr. Lev Ari) :La Llorona8. Gene Roland(arr. Lev Ari) :Lonesome Train9. Morning Melody (Epilogue) (Anat Cohen) Anat Cohen (cl)Oded Lev-Ari (musical director)Nadje Noordhuis (tp, flh)Nick Finzer (tb)Owen Broder (b.sax)Christopher Hoffman (vc)James Shipp (vib, per)Vitor Gonçalves (p, acco)Sheryl Bailey (g)Tal Mashiach (b)Anthony Pinciotti (ds)
2020年01月20日
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久しぶりに映画を見てきた。本当はスター・ウォーズを見るつもりが、間違って「フォード vs フェラーリ」をネットで予約してしまった。どっちみち2つとも見るつもりだったので問題はないのだが、自分の間違いとは言え腑に落ちない。公開3日目の最初の回とはいえ、せいぜい10人くらいしか入っていなかったのではないだろうか。きっかけは新聞の映画評で評判が良かったからだが、これがとても面白かった。最初に3時間近い映画ということで気が重かったのだが、最後がエピローグ的な終わり方をしている以外はだれることなく視ることが出来た。ディトナとル・マンのレースのシーンがかなり長かったが、緊張度が高く、コーナーでのブレイキング競争などもあり、ドライバーになったような気がするほど迫真に迫ったシーンが続出した。昔の話なので、現代のようなスマートさこそないが、クルー全員の気持ちは現代とさほど変わらないだろう。レースの結末は史実とは異なっているが、何れにせよ、その行為が非難されることはなかったのだろうか。自動車レースはあまり詳しくないが、覚えているドライバーの名前が出て来て、とても懐かしかった。フェラーリのオーナーがフォードのドライバーだということも、この映画で初めて知った。自動車レース業界ではレーサーがプライベート・チームを作ることはよくあることのようだ。キャストはマット・デイモン(キャロル・シェルビー )とクリスチャン・ベール(ケン・マイルズ)という二大性格俳優の競演が話題だが、クリスチャン・ベールの爆演が凄かった。例の通り減量していて、最後に本物の写真が出てくるが、かなり似ていた。デイモンは特に似せてはいなかったようだ。シェルビー(1923-2012)はF1ドライバーだが優勝経験はなく、ルマンでの優勝が唯一の勝利。引退後カーデザイナーとして数々の名車を作ったそうだ。マイルズ(1918-1966)はモーター・スポーツの殿堂入りを果たしたイギリスの英国のスポーツカーレーシング・エンジニア兼ドライバー。どちらもレース業界では著名な方々だそうだ。他のキャストもキャラクターが立っている。目立ったのは、フォードの副社長レオ・ビーブ役のジョシュ・ルーカス。全権を委任されているとはいえ、自分本位でチームの輪を乱し、ずる賢い人物像が憎々しいほどよく表れていた。まあ、最も上司にしたくない人物像だろう。それにしても、管理職の現場への無理解というのは、昔から変わっていなかったことがよくわかる描かれ方をしていたと思う。ただし実際のビーブは人間味のある素晴らしい人物だったらしいので、どうしてあのようなことになったのか知りたい所だ。この映画ではレースの模様だけではなく、フォード内部での抗争とそれに立ち向かうシェルビーの粘り強い交渉が描かれていて物語に厚みを持たせている。フォードがレースに参戦する契機となった事件(フェラーリの買収失敗)やアイアコッカ(ジョン・バーンサル)から副社長ビーブへの交代劇なども丹念に描かれている。傑作なのはヘンリー・フォード二世(トレイシー・レッツ)にレースがどのようなものかを実体験させるシーン。かなり心臓に悪いが、当ブログも機会があれば体験してみたいと思わせるリアルなシーンだった。ということで、久しぶりに映画らしい映画に出会えてよかった。公式サイト
2020年01月18日
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以前ケント・ナガノのジョン・アダムズの管弦楽作品集をレビューした。同じ時期に「ボリス・ゴドノフ」も入手していたが、手つかずだった。やっと聞くことができたので、感想を一言。普通上演されるのは第2稿の1872年版で、今回の1869年版は音だけのものとしてはゲルギエフ版以来だそうだ。ゲルギエフ(1979)のCDやアバドの映像は所有しているが、あまりちゃんと聞いた覚えがない。昔々カラヤンのレコードで親しんでいたくらいだ。その時はヴィシネフスカヤのマリーナのアリアが好きだったが、今回は1869年版(第一稿)なのでマリーナは登場しない。そのためマリーナのアリアやポロネーズが入っていないので、ちょっと物足りないところもある。1869年版は1872年版に比べると、上演時間が一時間以上短く、ボリスの死で終わっている。演奏は引き締まっていて、サウンドもスリムなので、従来のロシア臭さはほとんど感じられない。今回の演奏の情報を知ったとき、エーテボリ交響楽団だとわかって、幾分がっかりしたのだが、素晴らしい演奏だった。この版が不評で改定したとは到底思えない素晴らしい出来で、改訂版で追加されたいくつかの忘れがたいナンバーがあるとはいえ、改定しなくても十分に素晴らしい作品だと思う。もっとも改定されなければ,埋もれていたことも考えられる。「はげ山の一夜」の原典版とリムスキー版の関係みたいに思っていたが、荒々しさはほとんどなく、改訂版のような甘さがないだけムソルグスキーの一貫した意志が感じられる版だと思う。また、引き締まっているとはいえ、第一幕の戴冠式のシーンなど、ダイナミックな演奏で圧倒される。オケがダークな色彩であるところも、作品の雰囲気によく合っている。歌手は総じて軽めの声で、徒らに声の威力に走ることもなく、エッジの効いた歌唱が心地よい。タイトルトールのアレクサンドル・ツィムバリュクは引き締まった声と機動性がある。ナガノはこの版をバイエルン歌劇場で上演したことがあり、映像がリリースされているが未確認。タイトルロールは今回と同じアレクサンドル・ツィムバリュクだった。1869版は手持ちがないのです、ゲルギエフの1972年版を聴いた。今回の演奏と比べると、幾分古臭く感じるののは気のせいだろうか。ここでは、ボロディナのマリーナが素晴らしいが、当ブログはカラヤン版のヴィシネフスカヤの歌唱が忘れがたい。ところで、この項を書くために調べていたらボリス・ゴドノフは実在の人物で秘密警察オフラナの創設者だそうだ。今でいうとプーチンと同じような経歴の持ち主で、大統領ならぬ皇帝になるところはプーチンとそっくり。違いは狂い死にしたかどうか(今のところ)ぐらいだろうか。あらすじは殆ど実際の歴史と同じで、それがそのままオペラになるなんてロシアならではの話だ。なお、購入はいつものeclassicalで10ドル代で買えたはずだが、現在はレギュラー価格の$29.98になってしまった。Musorgski Boris Godonov(1869 version)(BIS-2320 SACD)24bit 96kHz FlacAlexander Tsymbalyuk(Boris Godunov)Maxim Paster (Shuisky)Mika Kares (Pimen)Sergey Skorokhodov (Grigori)Oleg Budaratskiy (Hauptmann, Grenzwache)Anton Ljungqvist (Mityukha)Wassily Ladyuk (Schtschelkalow)Okka von der Damerau (Schenkwirtin)Alexey Tikhomirov (Varlaam) Boris Stepanov (Missail, A Boyar, Holy Fool)Hanna Husáhr (Xenia)Johanna Rudström (Fyodor)Margarita Nekrasova (Nurse)Margarita Nekrasova (Amme)Brunnsbo Music ClassesGothenburg Symphony OrchestraKent NaganoRecorded at public performances and additional sessions, 2nd—11th March 2017at the Gothenburg Concert Hall, Sweden
2020年01月16日
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最近利用しているbandcampで見つけた一枚。エンリコ・ピエラヌンツィの作品をベルギーのビッグバンドが演奏したもので、ピエラヌンツィもピアニストとして参加している。2015年のライブ録音。昨年フレッド・ハーシュのビッグバンドのアルバムが出たが、彼と同じリリカルなピアニストであるピエラヌンツィのビッグバンドもハーシュと同じようなサウンドだ。ハーシュは少し淡いサウンドテクスチュアだったが、こちらはもう少しダイレクトに音が出ている。ブリュッセルのビッグバンドは楽器が鳴っていて、大変うまい。バート・ヨリスのアレンジも素晴らしい。中欧のムードを感じさせるサウンドが、心地よい。前半はピアノソロからトリオ、後半に合奏のようなかたちが多く、何曲も聴いていると、その展開が鼻についてくる。リリカルとはいえ芯がしっかりしているので、弱々しい感じは全くしない。「Persona」はリリカルな曲だが、後半炸裂するトランペットのハイトーンはしびれる。「Within the house of night」はスローテンポの叙情的な曲。テーマの提示の後のピアノ・ソロはシンプルだが、心に染みいる。ピアノソロの後のテュッティは少しテンポを落として、気怠さを感じさせる。「フェリーニのワルツ」は哀愁を帯びたメロディーが美しいが、全体としては単調で月並み。「With my heart in a song」も叙情的なバラード。スローテンポで始まるが、途中からテンポが速くなりトロンボーンのソロが入る。中間部のユニゾンで奏されるテーマが崇高な気分に満ちていて、なかなかいい。後半もトロンボーン・ソロが続くが、構成としてあまり面白くない。リリカルな曲が多いプログラムだが、そこにバビッシュでダイナミックな「Newsbreak」のような曲も入っている。テンポが速く、難しいアレンジだが、ある種の爽やかささえ感じられる痛快な演奏。このアルバム随一の聞き物。「Coralie」はシンコペーションが効いた3拍子の曲ミディアム・テンポでリズミカルだが、その中から哀愁漂うフレーズが聴こえるところは、味わい深い。後半に出るピアノソロが中々いい。「Distance from departure」は最初の木管に支えられたピアノソロが中々味わい深い。「It sleaks for itself」は、リズミックなフォービートの曲でビッグ・バンドらしい演奏。珍しくバリトン・サックスのソロが聞こえる。サックス・ソロはこの曲だけのようだ。後半のホーンの動きが目覚しい。ベース・ソロを経て最後はドラム・ソロで締め括られるが、燃焼不足の感じは否めない。全体的にソロ楽器がほぼピアノ、フリューゲルで占められているのは物足りないが、バート・ヨリスのフリューゲルは柔らかいサウンドとリリカルなフレージングがピエラヌンツィの音楽にふさわしい。ところで、bandcamp(2008-)というサイトはミュージシャンを支援するサイトということを今頃知った。なるほど、それで価格が××以上とかになっていたわけだ。要するにミュージシャンの指値ということだろう。bangdcampの取り分は15%で、ミュージシャンの取り分が累計で5000ドルになったあとは10%に下がるという、良心的な契約で、ミュージシャンにとっては頼りになる存在だろう。因みに現在まで累計で約4.5億ドルの取り引きがあり、直近の一ヶ月では840万ドルだそうだ。個人でネット販売しているミュージシャンもいると思うが、今後bandcampに収斂していく予感がする。The Music Of Enrico Pieranunzi (DEWERF WERF125)16bit 44.1kHz wav1.persona2.Within the house of night3.Fillini’ s Waltz4.Newsbreak5.With my heart in a song6.Coralie7.Distance from departure8.It speaks for itself Enrico Pieranunzi(comp,p)Bert Joris(tp,arr)Brussels Jazz OrchestraRecorded live on 22nd and 23rd August 2014
2020年01月14日
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カプースチンのフルートのための室内楽全集のCDがNaxosからリリースされた。ハイレゾもリリースされていて、PestoMusicで¥980と激安だったので、とるものも取りあえずダウンロード全て聞いたことのない曲だったが、どの曲もカプースチンらしい親しみやすい旋律が聞かれ、気楽に聴ける。惜しいのは、どの曲でもピアノの比重が大きく、それがウザいと感じられることがあることだ。フルートのエマヌエル・ディヴィスは本来古楽を専門としているが、普段ジャズも演奏していて、今回は最近興味を持っているカプースチンを録音したとのこと。ソナタはyoutubeに何本もアップされているので、人気がある曲なんだろう。ソナタの第1楽章がピアノが一番出しゃばっている。スコアがそうなっているのか演奏者がそうなのかはよくわからなかったので、youtubeで確認した。印象は変わらなかったので、スコアの作りがそうなっているのだろう。2,3楽章は遅い楽章でピアノの音数が少ない分、平静でいられる。最終楽章は少し早めのテンポだが、1楽章のような印象は受けなかった。どうやら1楽章が問題なだけで、どうもカプースチンの入れ込み方が異常だったのかもしれない。二重奏をのぞいて組曲になっている。どの曲もテンポの遅い曲がいいい。カプースチンらしい旋律に静けさが加わって、独特のムードとまったり感が何とも言えない味わいを出している。デイヴィスはどの曲も全力投球だが、一本調子になりがちで、もう少し力を抜くところもあればと思う。また、ピアノはもう少し控えめな方がいいと思う。ディヴェルティメントではアダム・キュンツェルの2番フルートの主張が、音量も含めて少し弱いように感じられる。一番フルートが派手派手で、2本にする必要があったかは?このアルバムで最も新しい「小二重奏曲 Op. 156」はフルートとチェロの二重奏。この楽器の組み合わせは珍しい。リズミックな部分がほとんどだが、何故かラヴェルを思わせる静謐な瞬間が感じられる。一般のクラシック・ファンには一番受け入れやすい曲チェロがフルートを支えることもあるが、両者が別々なことをしていることが多く、特にチェロの動きが面白い。フルート、チェロ、ピアノのためのトリオはバランスが取れていて、ソナタみたいにピアノがウザく感じることがない。このアルバムで一番の聞き物だろう。この曲はかなりジャズ的な作品で、チェロも違和感がない。3つの楽器の比重が対等で、3者の絡みとても面白い。1楽章はチェロがかなりガシガシと迫ってきて、結構刺激的だ。第一楽章はジャズ風なソロの応酬が面白いが、最後の2分間はリフの繰り返しで退屈だ。第二楽章はゆったりしたテンポで気持ちがいい。チェロはフルート・ソロでは主にピチカートで演奏している。この楽章はフルートが主役で、のんびりとした昼下がりの気分を感じさせる。第3楽章は再びテンポが速くなり、3者の一体となった音楽が楽しい。録音はクリアだが、ポピュラー的な前にせりだす録音で、もう少し奥行きが欲しい気がする。当ブログはカプースチンの室内楽はほとんど聞いたことがなかったが、ジャズ色の強くない曲でも、フランス風のしゃれたテイストが感じられ、作曲家としての力量が相当なものであることを再認識させられた。Nikolai Kapustin: Complete Chamber Works for Flute(Naxos 8.579024)24bit48kHzFlac1.Flute Sonata, Op. 125(2004)5.Divertissement, Op. 91(1998)8.A Little Duo, Op. 156(2014)9.Trio for Flute, Cello & Piano, Op. 86(1998)Immanuel Davis(fl)Adam Kuenzel(fl track5-7)Timothy Lovelace (p)Pitnarry Shin(vc track5-7,9-11)Käthe Jarka(vc track 8)Track8-World Premire RecordingRecorded 1-4 August 2016, Ted Mann Hall, University of Minnesota, USA
2020年01月12日
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少し前からグラミー賞のジャズ部門でのノミネート作品を聴いている。その中で、おもしろかったTerraza Big Band(2015-)の「One Day Wonder」について書いてみたい。ハイレゾはリリースされていないし、CDも高いので、念のためロスレスがダウンロードできないかチェック。幸い前に利用したbandcampからダウンロードすることが出来ることが分かり、flacをダウンロード。最低価格がなんと$10ということで、$10で購入。例によって24bit192kHzFlacにアップ・コンバートして聴いているが、オリジナルの音がいいので、他の純正ハイレゾ?音源と互角以上の音質が楽しめる。全体の印象はアメリカ西海岸のビッグ・バンドのテイストを感じるが、本拠地はニューヨークのクイーンズ地区にあるテラザ7というパブで、バンド名はこのクラブからとられた。エドワード・ペレス(b)とマイケル・トーマス(sax)が創設者であり、代表である。編成はビッグ・バンドの標準編成でパーカッションが加わる。曲はすべてオリジナルで、テナー・サックスのトロイ・ロバーツ作の「タイトルチューン」以外は代表の二人が書いている。エドワード・ペレスは多数の有名ミュージシャンに楽曲を提供している。マイケル・トーマス2011年からニューヨークで活躍していて、最近はミゲル・ゼノンやニコラスペイトンのグループに参加している。ヴォイシングが、昔デイブ・ホランドがビッグバンドを結成して録音した「OverTime」に酷似している。テーマもどことなく似ている。そうは言っても、ハーモニーが分厚く力強いところは、大分違っている。コンボでいえばSFジャズ・コレクティブのテイストがかなり近い。ラテン・テイストを加味したサウンドという謳い文句だが、あまりラテン色は感じられない。とても洗練されているのです、ラテンの猥雑さが薄められているのだろう。ラテンナンバーはペレスの「Pasar el Tiempo, Aunque Fugaz, Contigo」「Me Lo Dijo Mi Prim」特に『Me Lo Dijo Mi Prim」はかなり強烈だ。ここでのソロが意外に冷静なのが面白い。殆どの曲がテンポが速くスピード感に溢れていて快適だ。その中人も、スローナンバーーやミディアム・テンポの曲も入っている。スローナンバーの「Flights of Angels」は夜のムードが漂い、しっとりとしたギターソロが映える。続く「Longing」は洒落たミディアム・テンポの曲。ソロのバリトン、トロンボーンともいい感じだ。西海岸の風を感じるサックスソリがなんとも心地よい。最後もテンポが速くノリのいい「Think Tank」で締めくくられる。バスクラのサウンドが心地よい。後半ドラムスのソロが入り、盛り上がる。演奏自体は、アンサンブルがしかりしていて、そこに強力なソロが加わるので、安定感抜群だ。ソロは各セクションから満遍なくピックアップされていて、かなり水準が高い。bandcampのコメントを見ていたら、指揮として挟間美帆の名前がクレジットされている。どういう経緯でこの録音に関わったのか、分からないが、意外なところでも活躍しているのが嬉しかった。昨年の10月にはデンマークのラジオ局のバンド(DRBB)の指揮者に就任したようで、今後じっくりと仕事ができる環境が整ったのは喜ばしい。閑話休題ということで、大変すばらしいビッグ・バンド・サウンドを堪能できる。出来れば生を聴いてみたいものだ。Terraza Big BandのyoutubeチャンネルTerraza Big Band :One Day Wonder(One Side in Music)16bit 44.1kHzFlac 1.Michael Thomas:Zed2.Edward Perez:A New Leaf3.Troy Roberts:One Day Wonder4.Michael Thomas:Without Doubt5.Edward Perez:Pasar el Tiempo, Aunque Fugaz, Contigo6.Michael Thomas:Flights of Angels7.Michael Thomas:Longing8.Edward Perez:Me Lo Dijo Mi Prim9.Michael Thomas:Think TankRecorded at Systems Two studio
2020年01月09日
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ベルリン・フィル主席フルートのエマニュエル・パユの新作を聴く。例によって、prosutudiomastersのカナダのサイトから税込C$17.28で購入。日本円で¥1418。国内でも同時リリースされて、¥2500ほどだ。当ブログはベルリン・フィルでのプレイはあまり評価しないが、ソロやアンサンブルの時は別。テレマンの「24のファンタジー」を中心とした「SOLO」のように、その前向きな姿勢に共感を覚える。今回はペンデレツキの協奏曲やカール・ライネッケの協奏曲などを集めている。ペンデレツキ(1993-)の「フルートと室内オーケストラのための協奏曲」(1992)はローザンヌ室内管弦楽団50周年のための委嘱作品。6つの部分からなり、続けて演奏される16分ほどの曲。通常のオケとソロとの対比というよりも、木管、金管などのセクションとソロ・フルートとの絡みが中心。響きが薄く、協奏曲というよりは室内楽的なイメージ。長いカデンツァはなく、短いものが所々に挿入されている。全体にクールなムードだが、リズミックな部分もあり、変化に富んでいる。ペンデレツキというと難渋という印象があるが、とても分かりやすく、楽しめる。特に時々出てくるトムトム(タムタム)とフルートの掛け合いが面白い。ライネッケ(1824 - 1910)の協奏曲やバラードは、彼の代表作として知られているが当ブログは初お目見え。ドイツロマン派の作曲家で、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン後年はブラームスからも影響を受けているという。wikiこの作曲家は名前は知っていたが、作品自体聞いたことがない。ところが、これがなかなか聞かせる。協奏曲は温かみのある旋律が、聴き手の気持ちをほっこりさせる。ソロはテクニックを誇示するようなものではなく、オケとの一体感が感じられる。オケのサウンドは洗練されているとはいえないが、それが懐かしいサウンドとして聴こえてきて、悪くない。グリエールの「コロラテューラ・ソプラノとオーケストラのための協奏曲」の第一楽章のような、懐かしさを伴った愁いを帯びた旋律が聴き手を引き付ける。感傷的など第二楽章もいい。第3楽章は少しテンポが上がるが、それほど華やかではない。テーマが少し気取っている感じがするが、普段地味な人がちょっとおしゃれをしました、みたいな微笑ましい感じがする。全体にインティメイトな感じがするが、普段通り過ぎている道端の草花の美しさに気が付けば、それがとても魅力的に思えるようなことがこの曲にも当てはまる。地味ながら、癖になる魅力を持った佳曲「バラード」は控えめではあるが、結構ドラマチックな作り。フルートが前面に出てくるが、柔和な旋律と繊細な伴奏で爽やか。モーツァルトの「アンダンテ」はランパルによる編曲素直なフレージングで、しっとりとした仕上がり。パユらしくないと言ったら怒られるだろうか。ブゾーニの「フルートとオーケストラのためのディヴェルティメントOp.52」(1922)は初めて聴いた。この曲はブゾーニ晩年の作品でいくつかの部分に分かれている。ディヴェルティメントと言いながら、生真面目な作風。全体的には風通しの良い曲で、悪くない。武満の「ウォーター・ドリーミング」(1987)はフルートを愛した武満の、フルート入りの作品の中でもポピュラーな作品だろう。静けさの中に、華麗な音のパレットが広がっていく。パユの派手さが合わないのでは、という予想は杞憂だった。バックのオケの研ぎ澄まされたサウンドが心地よい。イヴァン・レプシッチ指揮のミュンヘン放送管弦楽団は曲によりサウンドがガラッと変わって、びっくりする。ライネッケと武満を比べると、とても同じオケのサウンドとは思えない。ライネッケはドイツの田舎オケの鄙びたサウンド、武満は洗練されて、研ぎ澄まされたサウンドくらい、違っていたと思う。まあ、それ位指揮者の腕がいいということだろう。Emmanuel Pahud:Dreamtime(Warner)24bit 96kHzflac1.Krzysztof Eugeniusz Penderecki:Flute Concerto8.Carl Reinecke:Flute Concerto in D Major, Op. 28311.Mozart(arr.Rampal):Andante in C Major, K. 31512.Ferruccio Busoni:Divertimento, Op. 52, BV 28513.Carl Reinecke:Ballade, Op. 28814.Tohru Takemitsu:I Hear the Water DreamingEmmanuel Pahud(fl)Münchner Rundfunkorchester, Ivan Repušić
2020年01月07日
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ジャズ・サックス奏者のスタン・ゲッツ(1927-1991)の伝記を読む。値段が高かったので、図書館に購入して頂いた。これまでも音楽の本を何冊か購入して頂いているが、制限があるとはいえ、どれも高い本なのに、とても有難いことだ。二段組み500ページ以上の厚さで、一度に読みきれず、一回の延長と再借用でなんとか読了。家で読むことが少なく、病院の待合の時間で読んでいたので、時間がかかってしまった。最近YouTubeを見ることに忙しく、電子を含め本が、なかなか読み切れていない状況だ。当ブログはゲッツはそれなりに聴いてはいたが、それほど突っ込んで聴いたことはなかった。彼の生涯が詳細に書かれていて、まるで映画を見ているような臨場感があった。ゲッツの音楽上の天才ぶりがよく理解できたが、それ以上に私生活での破天荒ぶりに驚いた。何しろ十代からバンドで活躍を始め、ヘロインなどの薬物も始まって、そのうちアル中にもなってしまう。薬物で人に危害を加えることはなかった様だが、酒乱ぶりが凄かった。何しろ家族に暴力を振るうのは当たり前で、家の窓ガラスや食器や家具などを壊すのも日常茶飯事だった。麻薬で気を失って、救急車で運ばれたことも数知れず。それでも長年の治療の甲斐があって最初に麻薬、晩年になってからは断酒もできた。最後は禁煙まで達成した。最後に付き合っていたサマンサ(Anniversaryのジャケ写が彼女 すごい美人だ)が語るエピソード、「彼女が家に帰ると真っ裸のゲッツが後ろ向きになっている。何か隠していないか尋ねると、何もという返事。ところが、よく見ると尻の間にタバコを挟んでいた」というエピソードは笑える。家族の協力があってこそだったろうが、家族の苦労も並大抵ではなかっただろう。正式な結婚は2度?で、子沢山で、外に隠し子までいた。最初は麻薬中毒でアル中の、クラブ歌手、2番目はスウェーデンの貴族の娘、最後の恋人のサマンサとは結婚式の日取りまで決めていた。結婚こそしなかったものの、そのほかにも何人もの恋人がいた。ステージが終わった後に客席に気に入った子がいるとすぐ声をかけるという、根っからのプレイボーイ。人気絶頂のスターから声をかけられると舞い上がってしまうものだろうが、モニカもサマンサも思慮深く、すぐOKとはならなかったようだが、そこからのねばりがゲッツの真骨頂だった。2番目の妻のモニカから長い間アンタビューズをこっそりとジュースに入れられ、それで何度も体調が悪化している。アンタビューズは抗酒癖剤の一種で、酒が苦く感じられるもの。これが発覚して離婚の原因となる。最終的に訴訟が決着を見るのはゲッツの死後の1993年だった。書き始めるとエピソード満載でキリがない。ジャズ・ミュージシャンにはエピソードに事欠かない方が多いが、この人ほど生涯お騒がせだった人も珍しい。それが演奏に現れないところが、彼の人気の秘密かもしれない。新人の発掘にも心を砕いていて、無名時代のチック・コリアやゲーリー・バートンなどもこだわりなくメンバーに加え、彼らの曲を積極的に演奏している。いわゆる裏RTFと呼ばれる「Captain Marvel」を録音したのも、そのこだわりのなさだろう。晩年スタンフォード大学の座付き音楽家になり、苦手な講義をするよりも、演奏を聴いてコメントすることが多かったそうだ。当時の教え子にベースのラリー・グラナディアらがいる。歌手のダイアン・シューアを発掘したのもゲッツだそうだ。「もし出来るならば、すべてのテナー奏者はスタン・ゲッツのように吹いていることだろう」というコルトレーンの言葉が、ゲッツに対する最高の賛辞だろう。晩年の肝臓癌との壮絶な闘いは、読んでいて息苦しくなる。籍を入れていない息子が、病院に行って父を探すくだりがある。あまりにも痩せすぎて、本人とはわからなかったのだ。何とも痛ましい描写だ。彼のすべての録音について詳しい記述がある。時代背景と共に語られるので、大変参考になる。特にエディー・ソーターのペンによる「Focus」(Verve)の録音セッションのドラマチックな展開が、ゲッツの言葉も含めて詳しく書かれている。母の葬儀というアクシデントで、ゲッツのソロだけアフレコするシーンの緊迫感は半端でない。因みに、ゲッツはこの作品を自身の最高傑作と考えていた。本を読みながら、記述のあるCDをその都度何枚か買ってしまった。集中的に聞いていると、ゲッツの音楽は若いころに確立すると、以後晩年まで、ほとんど変わらなかったことに気が付く。躊躇うことのない、流れるようなフレージングは、まさに天性の才能。晩年の傑作「ピープル・タイム」と同名のジャン=フィリップ・ラルシュ監督によるドキュメンタリーがあるそうだ。この伝記そのものの映画化も、是非実現してもらいたいものだ。村上春樹の翻訳はこなれていて、読みやすいが、一部カタカナ表記で違和感がある単語もあった。ということで、多少高価ではあるが、ゲッツにご興味のある方には是非読んでいただきたい。Donald maggin著 村上春樹訳 スタンゲッツ音楽を生きる Stan Getz a life in jazz 2019/8/25 #新潮社
2020年01月05日
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昭和ウインドシンフォニーのCDは以前から欲しいと思っていたのだが、高くて手が出なかった。この前Presto Musicでwavファイルが¥1450ほどで売られていたので、10周年記念盤を購入した。他のCDも欲しかったのだが、最近の作品は商品リストに載っていなかった。関連CDをチェックしていて、昭和音大のサイトで安く購入可能なことを発見。もともと¥1000と安価なCDにくわえて、まとめ買いすると割引になっている。なので、5枚まとめ買いした。最新盤2枚と近作1枚、それに千円盤2枚で、なんと¥4500ほどで購入できた。送料は別で、着払いなのは面倒くさいが、それでも¥1200とリーズナブル。なので一枚当たり¥1200ほどと激安だった。それで、今回は最新版の「吹奏楽のための協奏曲」をレビューしたい。アンコールを含めて全8曲のうち6曲が初演で、その一つは世界初演という意欲的なプログラム。ザッパの曲が吹奏楽で演奏されるのは珍しい。短いながらもザッパらしい猥雑さがでていた。ただ、ドラムスはノリがいまいちでうるさい。長生淳の「ギャラクシーズ・シー・ホールズ・インサイド」はアルト・サックスをフィーチャーした抒情的な曲で、演奏会ではアンコールとして演奏された。独奏の福本信太郎の委嘱作品で、タイトル中の「シー」とは福本の子供さんのことで、タイトルは「彼女が内に抱く銀河」という意味。アルト・サックスがいい。おそらく会場で聴くよりも、サックスとバンドのバランスがいいと思われる。高昌帥の「吹奏楽のための協奏曲」はタイトルからイメージされるようなバンドのテクニックを誇示するような曲ではなく、劇的で抒情的な曲。鮮烈ではあるがどこか弱さを感じてしまうのは作曲家の個性だろうか。また、バンドのテクニックを誇示するはずなのだが、不十分なところばかりが目についた。特にテンポのゆっくりした響きの薄いところでは、あらが目立った。第1楽章「Mestoso」は短い祝祭的なファンファーレだが、全面的に喜ばしい感じではない。テーマ自体あまり魅力的ではないことも、その理由だ。第2楽章「Preganto」のアルト・フルートやホルンのソロはフレージング、サウンドとも、いまいち。大学バンドの演奏を聴くといつも感じるのだが、アメリカの大学バンドとのソロの技量の圧倒的な差だ。教育や練習の違いだと思うのだが、これほど違う理由が知りたい。コントラ・ファゴットの低音はしびれる。第3楽章「Scherzoso」は軽妙な楽想が出て来て、全体が湿っぽくなるのを防いでいる。第4楽章「Affettuoso」は抒情的な旋律が美しい。木管のハーモニーが美しく、中盤から徐々にテンポを上げての盛り上がりもなかなかいい。ただ、テュッティ後のピッコロ・ソロの途中でテュッティで「ジャン」となるのは、どこぞの劇伴の音楽のようで、いかにも安っぽい。終結部でのソプラノとアルトのハーモニーが美しい。第5楽章「Festivo」は今までに出てきたテーマが引用され、激しい曲想の変化がが感じられる、最も聴きごたえのある楽章。中間部の木管の低音部のみのアンサンブルは、なかなか聴けないサウンドで、面白い。後半の急速なテンポアップの部分はリズムを含めて、ショスタコービチにどこか似ている。最後は第1楽章のファンファーレが現れて締めくくられる。ジェイムズ M. ディヴィッド(1978-)の「過ぎ去りし年の亡霊」(2016)はジャズやアメリカ南部の伝統的な音楽の影響を受けた彼の音楽的アイデンティが最も強く反映した作品とのこと。作曲者の言葉によると、この作品は「いまだに南部で続く暴力や差別、それらに対する人々の無関心への、この地で育ったものとしての偽らざるレスポンス」を表したものだそうだ。作家、詩人、外交官、そして公民権運動の活動家でもあった黒人指導者、ジェイムズ・ウェルドン・ジョンソン(1871-1938)の「過ぎ去り日の亡霊」トいう詩からインスピレーションをえているという。2楽章構成で14分ほどのシリアスな曲。「過ぎ去り日の亡霊」に出てくる「鐘」が打楽器や金管楽器で頻繁に出てくる。「Ⅰ.Calm determind」は少し暗めで、賛美歌風のモチーフが出てくる静かな曲。「Ⅱ.Ferocious,intense」は一転して速めのテンポの激しい曲だが、この曲でも賛美歌風の旋律が金管のコラールで奏され、宗教的な気分は持続している。チャイムの音が実に鮮烈だ。ジルーの「フィールズ・オブ・ゴールド」はアメコミの「スーパーマン」からヒントを得ているという。クリプトン星人であるスーパーマンがケント夫妻によって拾われた物語を「クリプトン星」「カンザス州スモールヴィルのケント夫妻」「クリプトン星最後の子」という初期の三つの短いエピソードで構成している。宇宙の広がりを感じさせ、崇高な気分にさせられる。映画音楽を数多く手がけているジルーの手腕が発揮された、劇的でわかりやすい曲。今後日本でも演奏される機会が増える気がする。録音は、透明で滑らかなサウンドで、ライブのハンデを感じさせない。会場のアコースティックがいいのだろうテアトロ・ジーリオ・ショウワというシューボックス型の大学の施設で、音響の設備も充実しているという。拍手がカットされているのも、繰り返し聞くのには適している。昭和ウインド・シンフォニー:吹奏楽のための協奏曲(ブレーン OSBR-36001)1.ドナルド・グランサム:キルカ1600《日本初演》2.ジェイムズ M. ディヴィッド:過ぎ去りし年の亡霊《日本初演》/4.ジュリー・ジルー:フィールズ オブ ゴールド《日本初演》/5.フランク・ザッパ(arr. マイケル・ライバー ed. アンドリュー・アンダーソン):トルネード!《日本初演》6.長生淳:ギャラクシーズ・シー・ホールズ・インサイド 《世界初演》サクソフォーン独奏:福本信太郎7.高昌帥:吹奏楽のための協奏曲12.ジョン・ウィリアムズ(arr.P.ラヴェンダー):フロム・ニューヨーク 《吹奏楽版日本初演》昭和音楽大学昭和ウインド・シンフォニーユージーン M.コーポロン(except track2,3)福本 信太郎(track2,3)録音: 2019/6/1録音場所: 昭和音楽大学「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」
2020年01月03日
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最近気になっているレグラ・ミューレマンの新作を聴く。高音まで力みを感じさせない、あくまでも澄み切った声がなんとも心地よい。ドイツ系だろうか、結構いかつい顔をしている。残念なのは、胸がぺったんこなことだけだ。バロック、モーツァルトと続いて今回はソニーからの第3作目。タイトルが「Lieder der Heimat」(songs from home)というもの。家、自然、ハイキング、別れ、憧れをテーマとして、シューベルトと彼女の生まれ故郷スイスの歌を中心としたプログラム。平易な曲が多く、懐かしい感じがする。シューベルトではクラリネットの助奏付きの大作「岩の上の羊飼いD965」が目をひく。クラリネットはウイーン・フィルのダニエル・オッテンザマーが担当している。個人的にはナチュラル・ホルンの助奏付きの「流れの上で(Auf dem Strom)D943」が興味深い。当ブログは多分初めて聴いた。9分を超す劇的な曲で、助奏とはいえ、歌よりもホルンの独奏の時間が長い感じがする。ゲシュトップをまじえた、ナチュラルホルンの素朴な音色がなんともいい。フレンチホルンだと、こういう味わいは感じられない。ナチュラル・ホルンはバーゼルバーゼル室内管のコンスタンチン・ティモヒネが担当している。彼はウクライナのキエフ生まれとのこと。その他「春に」作品101-1、D882も実にさわやか。スイスの作曲の歌曲は8人ほどで、個々の違いははあまり感じられない。平易な曲想だが、透明感があって、心地よい。彼女ののホームページでは初演後一度も演奏されていないとくさしているが、それほど酷評されるほど悪くないと思う。その中では、ワーグナーの影響を受けたという、ヴィルヘルム・バウムガルトナーの歌曲がロマン的で格調高い。まあ、彼女の歌唱が優れているためだろうが、これを機会に演奏される様になってほしい。「古いグッギスベルガーの歌」はスイスの古い民謡で多重録音でコーラスを聴かせる。これがなかなか良い。最後はヨーデルの技巧の入ったロシーニの「アルプスの羊飼いの娘」で軽妙に締めくくられている。タチアナ・コルスンスカヤのピアノは曲想に合わせた表情豊かな伴奏で、歌を引き立てている。リストの「ワレンシュタットの湖で」は爽やかな演奏だが、左手のリズムが引っ掛かり気味なのが気になった。Regula Mühlemann:Lieder der Heimat(SONY)24bit 96kHz Flac1. シューベルト:岩の上の羊飼い D.9652. シューベルト:春に D.8823. シューベルト:少年 D.6924. ヴィルヘルム・バウムガルトナー:Noch sind die Tage der Rosen Op.24-15. ヴィルヘルム・バウムガルトナー:きみは花のように Op.10-16. ヴィルヘルム・バウムガルトナー:夜明け前の楽しいひととき Op.10-87. ヴィルヘルム・バウムガルトナー:Wenn die Sonne lieblich schiene Op.4-58. ヴィルヘルム・バウムガルトナー:夕べの星 Op.19-29. オトマール・シェック:異郷にて Op.15-210. シューベルト:流れを下る船上で D.946, Op.11911. リヒャルト・フルーリー:Wandern mit Dir12. エミル・フレイ:Junges Madchen in den Bergen Op.49-113. リヒャルト・ランガー:エーデルワイス Op.3114. トラディショナル:古いグッギス山の悲恋の歌15. フリードリヒ・ニグリ:Plange Op.10-116. フランツ・リスト:巡礼の年 第1年『スイス』より『ワレンシュタットの湖で』17. マルゲリーテ・レスゲン=シャンピオン:Cette etoite perdue18. マルゲリーテ・レスゲン=シャンピオン:Une jeune fille parle 19. ヴァルター・ガイザー:2つのロマンスの歌 Op.1920. シューベルト:アリエッタ『羊飼いは牧場で D.52821. ロッシーニ:アルプスの羊飼いの娘レグラ・ミューレマン(ソプラノ)タチアナ・コルサンスカヤ(ピアノ)ダニエル・オッテンザマー(クラリネット track 1)コンスタンチン・ティモヒネ(ホルン track 10)録音時期:2019年7月22日、 8月9-11日録音場所:チューリッヒ、スイス放送協会、ラジオ・スタジオ
2020年01月01日
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