ゲゲゲの女房が今週で終わる。素晴らしいドラマだった。原作、脚本、音響、撮影、出演者全てが素晴らしかった。友情あり、苦難あり、出演者が作中人物になりきって見るものの心を動かしてくれた。出演者全てが生かされており幸せそうだ。私は十年以上前から7時45分からの朝ドラを見てきたがこれが最高だと思う。
一方竜馬伝 最低だと思う。これが同じNHKで作られているのかと思うと不思議な気がする。上層部からの注意はないのであろうか。 脚本、音響、撮影いずれも最低だ。歴史に基づいているので史実を知っているが、史実を捻じ曲げたり、ストーリの進行が分かりずらいし、台詞の聞きずらさ、照明が暗すぎてよく見えない、出演者が気の毒だと思う。幕末で夜のことが多いから暗くしているのだと思うが表情や動作が分からないことが多い。視聴者のことなどさらさら考えないで明らかに製作者の目線で自分本位に作っているとしか考えられない。今時、消費者や視聴者、お客さんのことを考えないでドラマが作れるのは、民間ではないNHKだからなのであろうか?
話が分かり易いように、見やすいように、聴きやすいように、音響や照明は当然それを配慮すべきなのに、それらを全く考えない自己本位の製作態度には呆れてしまう。出演者も一生懸命演技しているがストーリーに真実味が欠けているので役者が大根役者のように見えてしまう。ゲゲゲの出演者は幸せそうだが、こちらの出演者は戸惑いがちで不幸だ。製作者(監督)や脚本によって出演者はどうにでも映る。このドラマの出演者は本当に気の毒だと思う。
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