今が生死

今が生死

2021.12.27
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カテゴリ: テレビ番組
NHK大河ドラマ「「晴天を衝け」が昨日で終了した。モデルになった渋沢栄一が幕末から昭和まで生き抜いて経済界から政治、国際交流分野などあらゆる分野で波乱万丈に大活躍した物語だった。
明治維新スタート時の混乱の様子などはあまり知られていなかったことも多く勉強になった。
渋沢栄一は昭和6年11月11日に91歳で亡くなっているが、満州事変が起きた直後で平和主義者だった彼は日本のやり方に憤慨していた。
日本軍の中国でのやり方やアメリカ移民した日本人が働き過ぎてアメリカ人の職を奪ってしまうなどの理由でアメリカが日本人の移民を禁止しようとした動きに対して渋沢はアメリカまで行ってそれを話し合いで解決しようとしたがその願いは叶わなかった。
しかし各国との友好を最も大事にしており、アメリカの支配層や日本の政界と太いパイプを持っていたの渋沢が亡くなるまでの間に戦争に至らないような布石をいくつも打ってくれていたら日米開戦は阻止できたかもしれないとも思ったが、如何に渋沢でもあの頃の戦争への流れは阻止できなかったかも知れない。
その渋沢をイケメン俳優吉沢亮が演じたが全くのミスキャストだと思った。渋沢はイケメンではない。もっと深みのある男だった。メイキャップ担当もずさんだった。渋沢が年取っていくにつれて吉沢も年取って行かなければならないのに何時までも年取らない吉沢のままだった。渋沢の若い時は吉沢でもいいが年取ってきたらもっと皴のある大人の役者を配するべきだったと思う。どうしても吉沢一人でやり通すのだったら吉沢に皴とかシミとか腰がまがるとか加齢によるメイキャップを施すべきなのに吉沢の顔はずっとツルツルのままだった。演出者はあんな杜撰なメイキャップでいいと思ったのだろうか。吉沢だけでなく他の役者も年齢相応に変装されておらず中学の学芸会なのかと思った。
渋沢栄一の人生物語は面白かったが役者が役どころに応じて年取った姿、形にならなければいけないのに一向に年取った姿にメイキャップされておらず、メイキャップ担当係零点の作品だと思った。





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Last updated  2021.12.27 14:13:55
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