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最近は随分と社会派(陰謀論?)になっている当ブログだが(笑)、久し振りに宝塚の話題を。礼真琴に関しては、詳しい状況が分からないため憶測で語る事は避けるが、ベストな体調で舞台に戻って来てくれる日を楽しみにしている。その上で、僕にできる事があるなら遠慮なく言って欲しい。僕はと言えば、月始めに体調を崩して以来ずっとエアコンの冷気と格闘を続けていたが(笑)、最近少しずつ暑さが和らいで来たせいか、だいぶ適応し易くなった。という事で、来週9月5日(火)の公演も観に行く事に。(最初から2回行くつもりではいたのだが、体調に不安があったので様子を見ていた)今回、半年振りに月組公演を観劇して一番感じたのは、何故だろうか「懐かしさ」だった。いつもと変わらぬ舞台なのに、月組の舞台を観ながら「宝塚に帰って来た」「宝塚を観た」という気持ちが不思議と湧いて来た。それは、前回の花組で感じた楽しさとはまた違う、懐かしさや愛おしさだった。やはり僕が月担だからなのか、月城かなとの人柄がそう感じさせるのか。柚香光や礼真琴のように圧倒的な眩(まばゆ)さこそ無いが、月城かなとの光だからこそ照らし出せる月組の理想形を今公演で見た気がする。本当に素晴らしいトップスターに成長した。心の底から君を誇りに思う。千海華蘭とゆいかれんが退団し、僕の中で月組に対する愛着が変わってしまうのではないかと心配していたが、全くの杞憂だった。やっぱり月組が大好きだ!!☆*:.。. o(≧∇≦)o .。.:*☆そう言えばインタビュー記事で知ったが、ゆいかれんは「俺のかれん」だと思っていた(?)ら、月組の男役陣から「俺達のゆい」と呼ばれていたらしい。やはり、彼女の愛らしさは皆に伝わってしまうのだな。俺もチヤホヤされたい…。(つд;)(お前の立ち位置どこやねん?)漫画『僕とロボコ』も面白いです。さて、齋藤吉正の作品と言えば、いつもエピソードを詰め込み過ぎて内容がごった煮になるイメージが強いが(失礼…笑)、今回の【フリューゲル -君がくれた翼-】は割とすっきりと纏まっており分かり易かった。多少、都合の良い展開が見受けられはするものの、宝塚の作品としては及第点だろう。何より、ヨナスとナディアの関係性と共鳴するように、東西ドイツの壁が崩壊するクライマックスは感動的だ。ヨナスと母エミリアとのエピソードも涙を誘う。(白雪さち花の熱演が素晴らしい)正体が明かされるかどうか注目していた2人は、どちらも触れられず仕舞いだった。分かる人には分かるといった演出だろうか。まあ、公演も始まったばかりだし、これ以上の言及は控えておこう。レヴュー【万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)】は、過去から現在の東京を舞台に展開される、ちょっと不思議な感覚の作品。序盤は「どんな舞台になるのだろう…?」と半信半疑だったが、徐々に盛り上がり最終的にはかなり楽しめた。演出を担当した栗田優香は本作が大劇場デビューらしいが、新たな才能の登場を感じさせる魅力的な作品となっている。これからも注目しよう。蓮つかさの退団は残念でならないが、夢奈瑠音や英かおとら中堅が更に逞しくなり、礼華はるや彩海せら、彩音星凪ら若手も着実に存在感を増している。(もはや、若手と呼んでは失礼か…)個人的に注目している大楠てらは、花組の羽立光来のような頼もしさが備わって来た。これからも、その個性を伸ばして欲しい。そして、100期の出世頭である風間柚乃は、芝居では完全に場の空気を支配し、3番手以上の活躍を見せた。コメディをやらせたら、ほぼ無双と言って良い。これでショーマンとしての才能が開花すれば、鬼に金棒だろう。そう言えば、レヴュー第6章『S18 STAY TUNE』で、「あれ、ARIがいる?」と思ったら七城雅だった(笑)。似ているとは聞いていたが、実際に舞台で見ると確かに似ている。これからどんな風に成長、変化して行くのか見守りたい。本公演で新公初主演を射止めた瑠皇りあも、『カフェブレイク』でどんな話を聞かせてくれるか楽しみにしている。ありがとう!!
2023.08.30
現在、ロシア・ウクライナ戦争に乗じてグローバルサウスが「米国離れ」を始めている理由を、とても分かり易く解説してくれている動画。欧米諸国は必ず邪魔をして来るだろうし、BRICS新通貨がどこまで成功するかは未知数だが、米国の経済支配から少しでも脱却するため、グローバルサウスがBRICSと手を組むのは当然の流れだ。そして、米国に従属する日本はこの支配から逃げられず、これからも搾取され続ける…。因みに、僕は投資家ではないので、この動画を切っ掛けに投資に興味を持った人は、自己責任でお願いします(笑)。
2023.08.26
最近、米国ではオリバー・アンソニーという無名の歌手が発表した曲が、ジャンルを超えて大注目されているらしい。普段はカントリー・ミュージックなど聴かない黒人たちまで、真剣にこの曲に耳を傾けている動画を幾つも観たが、彼らの反応がそのまま米国の窮状を物語っている。そこには、もはや白人も黒人も、老いも若きも、右翼も左翼も無いのだ。昨年、不意に気になって米国の次期大統領選挙に注目するようになったが、今の世界情勢を見ていると、僕達は本当に時代の大きな転換期に差し掛かっているのだと感じずにはいられない。その渦の中心にいるのは、間違いなく米国なのだ。このオリバー・アンソニーを切っ掛けに、1人でも多くの市民が声を上げて欲しいと願う。OLIVER ANTHONY【Rich Men North Of Richmond】2023年 歌詞&和訳I've been selling my soul, Working all day魂をすり減らしながら 一日中働いているOvertime hours, For bullshit payどれだけ残業しても 賃金は雀の涙しかないSo I can sit out here, and waste my life awayだからここに座って 人生を無意味に過ごすしかないDrag back home, and drown my troubles away疲れ果てて家に帰ると 後は酒で悩みを紛らすだけIt's a damn shame what the world's gotten toこんな世の中になるなんて 本当に残念でならないFor people like me, and people like you俺のような人間や 君のような人にとってWish I could just wake up, and it not be true目が覚めた時 これが現実でなければと思うBut it is, oh, it isでも現実なんだ 残念だけどLiving in the new world新しい秩序の世界に生きているWith an old soul古い時代の魂を抱えながらThese rich men north of Richmondリッチモンド北部にいる富豪たちLord knows they all just want to have total control奴らが世界の支配権を握りたがっている事を 主は知っているWanna know what you think奴らは君の言論を監視しWanna know what you do君の行動を管理したがっているAnd they don't think you know, but I know that you do君が何も気付いてないと 奴らは思っているけど それは違うCause your dollar ain't shit, and it's taxed to no endだって君の大切な生活費が 際限なく課税されて行くんだからCause the rich men north of Richmondリッチモンド北部の富豪たちのためにI wish politicians would look out for miners政治家たちが 炭鉱夫にも目を向けてくれたらと思うand not just minors on an island somewhereどこかの島の未成年にだけでなく(※性的虐待の目的で100人以上の未成年を人身売買していた、大富豪ジェフリー・エプスタインの事件を指している)Lord, we got folks in the street, ain't nothing to eat主よ 街角には食べる物さえ無い人達がいるのにAnd the obese milking welfareその傍らで 富裕層が社会福祉を貪っているのですWell God if you're 5 foot 3 and you're 300 pounds神よ もし貴方が身長160センチ 体重136キロだったらTaxes ought not to pay for your bags of fudge rounds自分が甘いお菓子を爆買いするために 税金を使いますかYoung men are putting themselves six feet in the ground若者たちが自ら命を絶っているのですCause all this damn country does is keep on kicking them downこの糞みたいな国家がずっと 彼らを墓穴に蹴落とし続けているからですLord, it's a damn shame what the worlds gotten to主よ こんな世の中になるなんて 本当に残念でなりませんFor people like me, and people like you俺のような人間や 君のような人にとってWish I could just wake up, and it not be true目が覚めた時 これが現実でなければと思うBut it is, oh, it isでも現実なんだ 残念だけどLiving in the new world新しい秩序の世界に生きているWith an old soul古い時代の魂を抱えながらThese rich men north of Richmondリッチモンド北部にいる富豪たちLord knows they all just want to have total control奴らが世界の支配権を握りたがっている事を 主は知っているWanna know what you think奴らは君の言論を監視しWanna know what you do君の行動を管理したがっているAnd they don't think you know, but I know that you do君が何も気付いてないと 奴らは思っているけど それは違うCause your dollar ain't shit, and it's taxed to no endだって君の大切な生活費が 際限なく課税されて行くんだからCause the rich men north of Richmondリッチモンド北部の富豪たちのためにI've been selling my soul, Working all day魂をすり減らしながら 一日中働いているOvertime hours, For bullshit payどれだけ残業しても 賃金は雀の涙だけど…
2023.08.22
来年の大統領選挙に向けた対策として、バイデン政権が新たなパンデミックを計画中らしい。ワクチンで金儲けをしたい日本も、メディアと組んで当然この流れに乗るだろう。この内部告発が現実のものとなった時、両国民がどんな反応・態度を示すのか見ものだ。
2023.08.21
とりあえず生きてさえいれば、後は何とかなるさ。
2023.08.19
先日、参政党・神谷宗弊の街頭演説をYouTubeで視聴していて愕然とした。現在、日本の若者の死因は、10~39歳までの全年齢で「自殺」が1位なのだとか。高齢者が「生」に執着する傍らで、若い世代が自ら「死」を選ぶ。そして、政府は今日もテレビの向こうで「少子化対策」を叫ぶ。正に、以前に紹介した『楽園実験』さながらのディストピア社会だ。(厚生労働省 令和4年データ)しかし、これは必然の結果かも知れない。日本社会が「ネズミの楽園」化した要因を、僕は「戦後の何も無い状態から、短期間に豊かで便利な社会が出来上がったため」と解説したが、実はもう1つ大きな要因があると考えている。それは「戦前までの日本的な価値観を捨て、アメリカ的な価値観を無思慮に受け入れた結果、日本人は自らのルーツである文化や歴史、思想とは無縁の社会を作り上げた」という事である。この2つの要因が、戦後の日本を「快適だが無機質な箱庭」と「突然そこに放り込まれたネズミ達」という『楽園実験』に極めて近い状況に変えたのだと思う。その発端は、やはり太平洋戦争での敗北という挫折感にあるのだろう。1960年にアメリカで放送された、戦後の日本を紹介するドキュメンタリー番組の中に、非常に興味深いナレーションがある。《日本の若者達は、父親的な象徴であった天皇の存在を失った今、日本的なものに反発するようになりました。かつては神聖だった家族にさえも。日本はまるで、一つの大きな崩壊家族のようだと言われています。若者達は過去から切り離され、現在に幻滅し、未来に明確な目標を見付けられないのです》60年程前の番組なので、ここで紹介されている若者とは、現在の70~80歳代の年配層だろう。僕が若い頃、大人達はよく「最近の若者は無気力・無関心・無感動だ」などと口にしていたが、戦勝国のアメリカから見れば、そんな大人達もかつては過去から切り離され、現在に幻滅し、未来に明確な目標を見付けられない青春を送った若者だったのである。そして、バブル経済が崩壊し「失われた30年」とも形容される現在、若年層の死因の1位が「自殺」である事を考えると、もしかすると日本人は戦後80年間ずっと、同じ虚無感と劣等感の中を生きて来たのではないか…、という気さえする。結局、日本人はその世代毎で夢中になれるものを探しては、それに没入する事で、心の空隙を埋めて来たに過ぎないのかも知れない。そして、確かにそれは高度経済成長からバブル好景気の頃までは有効だった。しかし、所詮は中身が空っぽなのだから、どれだけ世の中が豊かになり金やモノを消費しようと、それはただ消費されるだけで、積み重なる事もなければ、受け継がれる事もない。だから、国民が人間的に成長する事もなければ、社会が成熟する事もなかった。その現実を、バブル崩壊後の日本人はきちんと直視できているだろうか…。更に、戦後の日本人は、団塊世代からZ世代に至るまで「前の世代を否定・拒絶する事で、自分達の世代を正当化しようとする」という悪循環を繰り返している。何故なら、日本の戦後教育は、正にこの「戦前の否定」と「責任転嫁」から始まったからである。その悪癖は、Adoのヒット曲【うっせぇわ】が象徴するように、令和の時代になっても何一つ改善されていない。こうして過去から切り離され、現在に幻滅し、未来に明確な目標を見付けられないまま育つ日本の各世代は、互いに連携もできず、解決策も見出せず、自分達の価値観を押し付け合うだけで、分断と孤立を繰り返すのみとなった。それが、今の日本社会を「ネズミの楽園」状態にしているのではないかと思う。神谷宗弊が掲げる「日本を取り戻す」とは、きっと「日本的なものを取り戻す」と同義だろう。それは、過去を否定するのではなく、日本人がこれまで辿って来た道(=歴史)を再確認し、もう一度「日本人とは何か?」「自分達は何者か?」を自らに問い直す作業である。そこには保守もリベラルも、右翼も左翼も、団塊もZ世代も無い。必要なのは、ただ「私は日本人である」というアイデンティティだけである。
2023.08.04
風邪を引いてしまった…(現在は、ほぼ完治した)。気を付けてはいるのだが、エアコンの冷気に弱い体質のため、何だかんだ毎夏一回は引いている。とりあえず鼻水は止まったものの、寒気はなかなか治まらず、劇場内は凍えるようだった(笑)。(後ろの年配グループは「天国やな~」と言っていたので、皆にとっては快適な涼しさなのだろう)そんな体調での観劇だったので、あまり集中できなかったが、今回も【鴛鴦歌合戦】は笑えて、【GRAND MIRAGE!】は美しかった。【鴛鴦歌合戦】は、先日映画を観たせいか、物語の世界観をより素直に楽しめた。時代劇とジャズの融合は斬新だし、戦前の映画ながら女性がはっきり意見を言う姿も新鮮。普段は原作を観ず(読まず)に臨む僕だが、本作は映画を観てからの方が楽しめるように思う。白黒だった風景がパッと鮮やかに色付き、戦前の作品が令和に甦ったような錯覚を味わえる。(幕開けのチョンパも、その効果を狙ったのかも知れない)また、映画を観てからの方が、小柳奈穂子のアレンジ力を実感できるだろう。最後の「金持ちは嫌いだ」という台詞は、映画と宝塚版では少し意味合いが違う。映画でのお春は「大金持ちになって、おとみさんに負けない大きな別荘を建てられる」と完全に浮かれている。その姿に、人間の浅ましさを見た礼三郎は「成り上がりの金持ちは特に嫌いだ!」と吐き捨てる。それに対して、宝塚版ではお春のこの台詞はカットされ、単に「夜逃げしなくて済む」という流れになっている。これは僕の憶測だが、監督のマキノ正博は「戦争成金」に対する批判を礼三郎のこの台詞に込めたのではないかと思う。第一次世界大戦(1914~1918年)では、様々な投機や株式ブームによって景気が高騰し、日本全国に成功して大金を手にする企業家達が現れた。庶民は、こうした人々を羨望と非難を交えて「成金」と呼んだ。成金の代表的な風刺画(1928年)吾郎さんに貰った【昭和タイムズ】を調べてみると、ちょうど映画が公開された1939年(昭和14年)の記事に「日中戦争による軍需景気の恩恵に預かった成金達が登場し、彼らの金に糸目を付けない派手な暮らしぶりに、庶民は冷ややかな目を向けていた」とあった。マキノ監督は、そうした庶民の気持ちを礼三郎(片岡千恵蔵)に代弁させたのではないだろうか。「金持ちがそんなに偉いのか?」と。(映画での礼三郎は本気で怒っている)現代人の感覚では、この台詞の本意は正しく理解されないだろう。それも踏まえて、小柳奈穂子は台詞のニュアンスを変えたのではないかと思う。また、劇中に米国発のジャズを取り入れたり、歌詞に「ヒステリー」といった英語が普通に使われている事から、この当時はまだ「鬼畜米英」の雰囲気は無かった事が窺える。それと、おとみの「誕生日」という言葉を聞いて、「日本で誕生日会を開くようになったのって、いつ頃からなのかな?」と、どうでも良い疑問が湧いた。『歴史探偵』に依頼したら、調べてくれるだろうか…(笑)。(北条時行の回は非常に楽しませてもらった、ありがとう!!)レビュー【GRAND MIRAGE!】で特に好きな場面は、『第2章 遥かなるMIRAGE』『第5章 夜の町の幻影』『第7章 ボレロ・ルージュ』。体調が良ければ、もっと前のめりで満喫できたのだが…。予定が合えばもう一度観に行きたい、素敵な舞台だった。ありがとう!!次回の観劇は、月組【フリューゲル -君がくれた翼-】。配役が発表された時から「もしかして…」と思っていた人物が、相関図を見て「やはり!」だったので、最後にどうやって正体が明かされるのか(明かされないのか)、個人的に楽しみにしている。(東ドイツの物語に彼らは外せないと、齋藤吉正も判断したのだろう)観劇は8月29日(火)の予定だ。今度は体調を万全にして臨みたいが、浮世どころか、とかく我身もままならないもので…(笑)。
2023.08.03
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