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さて今回の日記は、PF5位の主力株である3277サンセイランディックに関する個人的なメモ書きです。具体的には2015年12月某日に会社IRに問い合わせをしたときのものです。なお、これは当時のメモ書きを文章に起こしたものなので、細かいところやニュアンスには間違いがあるかもしれませんし、内容の正確性は一切保証しません。また以下の文章に関しては読みやすくなるように私が一部に「やわらか加工」をかけて改変しています。皆様も何か疑問がある場合には直接会社IRにお問い合わせ下さい。それでは始めます。 Q 2015年12月期に関して11月13日発表の3Qを見ると販売用不動産が2Qの7275850千円から8700376千円とかなり積み増されています。仕入れは順調と見て良いでしょうか? A はい順調です。更に4Qも順調に進んでいます。 Q それは何よりです。この順調さには「相続税の基礎控除引下げ」の効果がやはり出ているのでしょうか? また「空き家対策特別措置法」施行によるプラスの影響はあるのでしょうか? A 案件ベースで言うと(取引の)お話がすごく増えている。具体的には 1年前と較べて1.5倍 になっている。ただそのほとんどは相続税の基礎控除引下げによるもので空き家対策特別措置法による(プラスの)影響はない。 金融機関から「相続税の支払いのために処分されたらどうですか?」という提案があってそれで当社に話が回ってくることが多くなっている。一方で 成約数はあまり増えていない。 これは逆に言うと「(利益の取れる) 厳選した仕入れが出来ている 」とも言える。 Q 、昨年質問した時に、「当社の底地ビジネスは安定的に利益が取れるので、創業以来の過去38期で一度も赤字は無い。」と伺いその力強さに感銘を受けました。また同時に長年の経験と査定システムのようなものがあるので、「仕入れた物件については問題なく利益をとれる」とも伺いました。その状況に変化はないと理解してもよろしいでしょうか? A 無理な仕入れは一切していないので、そう思ってもらって良い。 Q 前回「売り上げの多い当社のライバルはいない」と伺いました。その状況に変化はありますか? A 特にない。敢えて言うと8914エリアリンクや4351山田債権回収管理総合事務所が底地を手掛けているが大きな影響はない。未上場企業ではライバルはあるがその規模は(当社ほどは)大きくはない。 Q 今期は11月13日発表の3Qの見た目が悪く株価が暴落しました。3Q・4Qと仕入れが順調であることは先ほどお伺いしましたが、出口となる販売の方はどうでしょうか? A (問い合わせをした12月中旬の段階で)いくつか決済待ちの物件があるのではっきりしたことは言えないが概ね順調に推移している。また来期に向けても順調な仕入れが出来ている。 ということでした。とても誠実に対応して戴き深く感謝しています。これからもPF最上位の一角として 底地くんこと3277サンセイランディック を楽しくホールドして応援していく所存です。
Jan 31, 2016
さて今日の日記は2本建てでお送りします。1本目は通常のPF概況シリーズです。 296位 8892 日本エスコン (東2、6月優待) ◎ PF296位は、京阪神中心に分譲マンションを展開している日本エスコンです。現在の株価は222円、PBR1.22、株主持分比率は23.1%、今期予想PER5.21、配当利回り3.6%(8~10円)、総合利回り4.1%(8+1=9円)で、優待は1000株保有で1年以上の継続保有を条件として1000円相当のクオカードです。 私はこの日本エスコンへはほんのしばらく前に新規参戦したので、実際に優待を戴けるのはずいぶん先になります。優待権利獲得の日までのんびりとホールドしながら応援していく予定です。
Jan 31, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 295位 3288 オープンハウス (東1、9月優待) ◎ PF295位は、不動産仲介からスタートした独立系不動産会社のオープンハウスです。現在の株価は2232円、PBR2.66、株主持分比率は29.2%、今期予想PER8.27、配当利回り1.8%(40円)、総合利回り3.1%(40+30=70円)で、優待は100株保有で3000円相当のクオカード+自社仲介または自社グループ販売住宅購入時10万円キャッシュバック(こちらは0円換算)です。 オープンハウスの魅力は何といっても業界最高とも称される営業部隊の戦闘力です。私はしばらく前に東京のある街を散歩していた時に偶然オープンハウスのサンドウィッチマンの方に出会いました。 思わず「お疲れ様です。株主として応援しています。」と声をかけたら、凄まじい形相で、「それはありがとうございます。すぐソコなんで、是非、家を見に来て下さい。」 と迫られたことがありました。そしてその尋常ではない切迫感と湯気のように漂う凛とした緊張感から、「これは本当に頼もしい。これだけ熱意溢れる営業部隊を持つオープンハウスは大安心してホールドできるな。」と強い感銘を受けました。 これからも優待と成長力を楽しみにしながら、ホールド継続の予定です。
Jan 30, 2016
いやあしんどかった1月がようやく終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2015年末比で-5.4%となりました。一時期は瞬間最大風速で-15.0%くらいまで喰らっていたので、その意味ではだいぶ快復しました。 今月は特にどの銘柄が凄く悪かったというのはなかったのですが、とにかくPF上位銘柄が「全体的に悪い」という感じでした。 ま、過去の経験上、マイナスのパフォーマンスのときにそれを取り返そうとして焦ったり力んだりした運用をするとかえって成績が落ちることが多いので、今月はひたすら大きな含み損に転落した銘柄を切り必要に応じてその一部を買い戻したりしながら、淡々とポートフォリオの総合メンテナンスに努めていました。 今年もとにかく全力を尽くしてこれからも頑張ります。皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 29, 2016
さて今日は「2016主力株概況シリーズ」です。 5位 3277 サンセイランディック (東1、6月優待) ◎◎ PF時価総額5位の主力は、権利関係が複雑な不動産(底地)を買い取り、関係調整したうえで再販しているサンセイランディックです。軟調な株価推移により前回の2位からは順位を落としましたが主力の一角の地位は何とか維持して5位での登場となりました。 現在の株価は706円、PBR1.03、株主持分比率は46.9%、今期予想PER8.07、配当利回り1.4%(10円)、総合利回り3.1%(10+12=22円、優待はパン1缶が楽天市場で410円だったので1200円で換算)で、優待は100株保有で「パンの缶詰」3缶です。 ↑ 裏面のサンセイランディックの業務内容を紹介した漫画が凄く分かりやすいです。今日はその1コマ1コマを実際に見てみましょう。 パチパチパチパチ。とってもおめでたいですね。 サンセイランディックは世のため人のためになる素晴らしいお仕事をしている のです。 「物件見つけるとすぐに抜きにかかるんだよなあ。」などという毒を良い子の皆さんは決して吐いてはいけませんよ。 ♪ さて、この 「パン・アキモト」 の缶詰は、 「特許製法で作り上げた長期保存可能な柔らかいパン」ということで、常に自分で作っている「災害時の緊急避難用セット」の中にも入れています。 ↑ 中身は優待品だらけです。3361トーエルの水や4578大塚HDのカロリーメイト、3708特殊東海製紙のペーパータオルなどが見えます。このように 優待族をしていると緊急災害用品まで大体揃ってしまう んですね。 さてそれではいよいよパンを食べてみましょう。 ↑ 少し焼くと更に美味しいです ♪ 。 ところでサンセイランディックは不動産関連だけあって 過去の業績推移が荒く全く安定していないのが大きな欠点 です。2015年12月期も11月13日発表の3Qが投資家の期待を大きく下回る進捗状況であり株価は暴落しました。 ただここは2015年1月の相続税の課税強化の追い風を全面に享受できる銘柄であり、そこが大きな魅力です。その理由は権利関係が複雑な底地(借地権が付着している土地の所有権)ビジネスの多くは相続に絡んで発生するからです。 実際IRによると、「 案件ベースで(取引の)お話がすごく増えている。 相続税の支払いのために処分されたらどうですか?という金融機関様を通じての紹介が物凄く増えている。具体的に言うと 1年前と較べて1.5倍 になっている。」とのことで、また「取引のお話は増えたが成約数はあまり増えていない。つまり 厳選した仕入れが出来ている。 」という非常に良好な状況です。 ちなみに多くの投資家の方が2015年12月期の業績未達を強く懸念されていると思うのですが、私が問い合わせた12月中旬の時点で、「いくつか決済待ちの物件があるが概ね順調」とのことであり、 3Q までの進捗を考えると流石に少しくらいは下振れるかもはしれないですが、個人的には特に大きな懸念は無いものと考えています。またサンセイランディックは「当社の底地ビジネスは安定的に利益が取れるので、創業以来過去一度も赤字は無い。」とのことで非常に安心感もあります。 以上をまとめると、サンセイランディックは、 1. 創業39年で一度も赤字の無い手堅い業績 2. ニッチな底地ビジネスでの先駆者かつ業界トップの立ち位置 3. 2015年1月の相続税課税強化による心強い追い風 4. 「国策に売り無し」の中期的視点での確かな成長力 5. マニアックで災害対策としても優れ、また実際に食べてとっても美味しいパンの缶詰優待 6. 愛らしいマスコットキャラクターの底地くん 7. 可愛い底地くんとは裏腹に、「目力MAX」で最高に頼もしい社長さん ↑ よく見ると、底地くんと社長さんの頭の形が似ています。モデルはやっぱり社長さんなのでしょうか? の7拍子の揃った最上級の銘柄です。 これからも「底地くん」ことサンセイランディックを主力の一角として、業績推移をしっかりと見ながら楽しくホールドして引き続き応援して行く予定です。 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 28, 2016
昨日は地方銀行に株価が大きく下がっているところが多く、その中で8527愛知銀行に新規参戦、8386百十四銀行を買い増ししました。 というか、以前からですが、地銀には指標的に驚異的に安くかつ魅力的な優待も付いている銘柄がたくさんあります。私の2016年1月26日現在での保有株(当然全て優待株)をざっと見ても 、 8342 青森銀行 PBR0.60&PER12.56 8346 東邦銀行 PBR0.49&PER5.69 8350 みちのく銀行 PBR0.44&PER6.61 8386 百十四銀行 PBR0.42&PER9.32 8527 愛知銀行 PBR0.27&PER10.24 8551 北日本銀行 PBR0.38&PER10.42 どこも割安~激安水準です。 なお赤字の銘柄はクリックするとそれぞれの過去日記に飛びます。どこも優待内容に独自性があって素晴らしいので是非御覧ください。 しかもこれが非優待株ともなると、 8416 高知銀行 PBR0.23&PER6.87 8713 フィデアHD PBR0.40&PER3.94 など、目が飛び出るほどの超激安水準となっています。 私はしばらく前から「どうして地銀株というのは揃いも揃ってこんなにも割安なのだろうか?」と疑問を持っていたのですが、色々と調べていると以下のような分析を見つけました。 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/kubota/0030.html これを見ると、 金融機関同士の持ち合い解消売りが地銀株を軒並み地獄の低PBRに追い込み、更に成長力がないことで株式市場から見捨てられてそのまま野晒しにされている ということのようです。 ただ各地銀の優待カタログというのは、それぞれの地域ならではの戦闘力の高い品物が多く魅力があります。そのため今日紹介したような 優待付きの低PBR地銀株をバルクで買って楽しく優待を戴きながら、再び日のあたる日が来るのをのんびりと待つというのは悪くない投資アイデアなのではないか? と考えています。
Jan 27, 2016
さて今日は私の投資家人生の命運を握る銘柄を考察する超主力株概況シリーズです。 4位 7605 フジ・コーポレーション (東2、4月優待) ◎◎◎ PF時価総額4位の超主力は、宮城県地盤でタイヤ専門店「タイヤ&ホイール館フジ」を東北、関東中心に直営展開しているフジ・コーポレーションです。前回の4位と全く同じ位置での登場となりました。 ↑ このところ設備増強に余念が無く、成長は更に加速しそうです。 ♪ 最近は近藤真彦さんを広告塔として知名度アップに注力していますが、マッチさんはタレントとしての高い知名度の割には「意外とギャラが安い」との事で、 「バリュータレント」 だと思います。フジ・コーポらしい実にスマートな選択肢ですね。(笑) 現在の株価は2157円、PBR2.42、株主持分比率は44.1%、今期予想PER13.70、配当利回り1.2%(25円)、総合利回り1.6%(25+10=35円)で、優待は500株保有で5000円相当、1000株で10000円、5000株で20000円相当の三菱UFJニコスギフトカードです。 フジ・コーポは専門とするタイヤ・ホイール販売に関しては日本一の総合戦闘力を誇っています。社長さんも、 「勿論タイヤ・ホイールに関する品揃えは同業他社の追随を許さないでしょう。」 と絶対の自信を持っています。 そしてこの戦闘力の源泉は、 1. フジ・コーポレーションは全店舗が直営であり、本部マージンが不要なこと、迅速な経営判断が出来ること、通信販売が可能等の点でフランチャイズの多いオートバックスやイエローハットなどのライバルに対して圧倒的な価格優位に立っていること。 2. タイヤ販売はブリジストンのタイヤ館などのメーカー直営店が圧倒的なシェアを握っている世界だが、それらの直営店はメーカーの都合で存在するお店であり、客の方を向いていないので品揃えが劣る。そのためほぼ全てのメーカーのタイヤを扱っていて「客の欲しい商品が何かを考えて仕入れている」フジ・コーポには敵わないこと。 などですが、この7年間くらいの実際の業績推移が証明している通り、タイヤ販売業界においてはフジ・コーポに勝てる総合戦闘力を持ったライバルは存在しません。そしてフジ・コーポは利益率の高い美味しいビジネスであるタイヤ販売のみに特化しているという利点があるだけでなく、現在の店舗数は東日本中心に僅かに43に過ぎず、西日本には巨大な空白地帯が広がっており、これからまだいくらでも日本全国に出店余地があります。 ただ、実際の店舗展開を見ると「西日本を埋める」というよりは、「東日本のまだ出店余地のある隙間を深耕する」感じで出店しているようです。寒い地域の方がタイヤが売れやすくてビジネスに有利なのでしょう。ま、いずれにせよまだまだいくらでも出店はできるだろうと思います。 そのため、フジ・コーポは今の成長力を今後更に数年間は無理なく維持していける可能性が非常に高いと考えています。 今期2016年10月期は予想1株益(EPS)が175.46円で前期に比べて+2.8%と弱い成長を会社側は予測していますが、過去数年を見ると、2013年10月は当初の予想1株益が100.0円に対して結果は107.9円、2014年10月は予想111.7円に対して結果は132.1円、2015年10月は予想140.4円に対して結果は170.6円といずれもかなり上回っての着地となっています。このようにフジ・コーポの業績予想には例年保守的な傾向が強いため、私としては特に問題は無いものと考えています。 なおフジ・コーポは、2016年1月5日東証2部昇格と新株式発行・売り出しを発表しました。成長著しいフジ・コーポが多くの資金を必要とすることは自明であり、私は「非常に良い公募増資」であったと感じています。 そしてクレヨンでお子様にも簡単に説明できる分かりやすい業態、タイヤ業界の構造的な歪みに乗じたまだ数年間は続きそうな恒常的な成長力、業績をチェックしやすい親切で詳細な月次発表、「もしも、 ピーター・リンチ が今でも現役のファンドマネージャーだったらきっとこういう銘柄を買うんだろうな。」と感じるフジ・コーポのフレンドリーな魅力は未だに色褪せていないと考えています。これからもPF最上位の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 26, 2016
私は最大の趣味が株式投資であり、そして同時にこのブログを書くことです。そしてより楽しくブログを運営していくために常に豊富な日記のストック・下書きを用意しています。 そして実際に日記をアップするときにはその書き溜めた「ネタの一覧表」を眺めて、その日の気分で気紛れに登場させています。もちろんどうしても優先して書きたいことがある日には新ネタを書いてそのままアップすることも多々あります。 ただこういったやり方には1つ大きな欠点があります。それは「常に生もの」の株式市場を扱うブログなので、下書きの内容が時流に合わなくなって「お蔵入り」になってしまうことがたまにあることです。基本的にはそういったネタは日の目を見ることはなくひっそりと廃棄処分にしているのですが、中には「折角渾身の力を込めて書いたのに残念だなあ。。。」と感じるものもあります。 今日は「敗者復活編」としてその中の1本をお届けしてみます。具体的にはPF3位の超主力株、3097物語コーポレーションに関する記事です。実はこれは「物語コーポ3部作」として構想し書いていたものでした。今日お見せする日記はその「3部作の最終章」となる予定のもので、下書きは昨年の11月末~12月末にかけてコツコツと推敲を重ね細かく書き直しながら暖めていました。ところが今年の1月に入っての急激な株価の乱調で内容が合わなくなり残念ながらお蔵入りとなっていました。 ただ、今その下書きを削除しようと思って最期に読み返したところ、「捨てるにはちょっと勿体無いかな?」と感じたのでアップしておきます。逆風吹き荒れる今の日本株市場の現状とは若干ずれている部分がありますことをご了承下さい。それでは始めます。。。。。。。 さて今日は新企画として、「勝てる優待グロース株」発掘の魔法の公式であるウィリアム・オニールの「CAN-SLIM法」の変形バージョンの YOU-CAN-SLIM法 を使って PF3位の超主力株 3097物語コーポレーション を見てみます。 YOU= ゆー:優待のゆー 株価上昇のカタリストとなる 意味のある魅力的な優待が付いている こと。 そして1単元投資時の 「配当+優待」の実質総合利回りが4.0%以上である こと。 「優待原価率」が適正で長期間無理なく継続できる内容である こと。この3点が株式市場で負けずに生き残れる魔法の 「優待エアバッグ」作動の前提条件 となる。 物語コーポの優待が魅力的なのは間違いない。それは優待券のヤフオク平均落札価格が1年前の80%から90%に上昇したことに端的に現れている。また自社店舗優待券であるため今後の継続にも問題は無いものと考える。総合利回りは不十分だがこれは現在グロース株として 極めて高く評価されているため仕方が無いものと考える。 C= Current Quarterly Earnings 直近の四半期の1株益。最低でも18~20%は上昇していており、「勢い良く成長している」こと。 純利益は特別損失の計上があり▲19.8%だが、営業利益、経常利益で見れば問題の無い成長を続けている。 A= Annual Earnings Increases 年間の収益増加。過去5年間に意味のある成長が認められること。連続増益が望ましい。 上記データは四季報オンラインプレミアムより引用。 綺麗な成長が続いている。 N= New Products、New Management 新製品、経営陣の入れ替え、属する業種の重大な変化などがあったこと。 サービスのクオリティが高いのに食べ放題という新しい革新的なテーブルバイキング業態を生み出し、実際に「焼肉きんぐ」を大成功させた。更に現在ではそのノウハウを生かしてしゃぶしゃぶ・寿司業態である「ゆず庵」展開を加速させている。 N= New Highs 株価が年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。 株価は長期チャートで見れば現在上場来高値水準に近い位置であり、この数年の低迷から抜け出して強い勢い、 フレッシュモメンタム を発揮している。 S= Supply and Demand 株式の需要と供給。 発行済み株式数が少ないこと。需給の法則から騰がりやすい小型株であること。 東証1部に昇格して日が浅く、また時価総額も344億円(2015年12月23日現在)と比較的小型である。 L= Leaders 相場を主導する銘柄であること。少なくとも業界の上位2、3社に入っていること。 テーブルバイキンキング業界の先駆者であり、同時に業界1位の主導者である。 I= Institutional Sponsorship 有力な機関投資家が保有していること。何故なら機関投資家は大多数の投資家よりも経験豊かで、より優れた投資実績を持ち、銘柄の選定にも長けているからである。 筆頭株主のBBHフィデリティロープライスドストック(データは2015年6月期)は「割安成長株がんこ投資」で知られる実力のある機関投資家である。ちなみにこのBBHフィデリティロープライスドストックは私のPF上位銘柄で言うと他に2128ノバレーゼ、2737トーメンデバイス、3228三栄建築設計、4298プロトコーポレーション、7509アイエーグループあたりにも大株主として登場している。 M= The General Market 相場全体のトレンドが悪くない、下降トレンドではないことを確認すること。 アベノミクス下で、モメンタムを完全には失っていはいない、中期的視点では堅調なマーケット状況が継続している。 これからもこのYOU-CAN-SLIM法を使って、有力な優待グロース株の発掘を継続していきたいと考えています。
Jan 23, 2016
いやあ今日の下げはきつかったですね。私は久しぶりに「オエーっ」となりました。 ただ今日は、「この位置なら、優待族的には明白に安いな。」と感じる銘柄がいくつも出てきました。 キャッシュポジションはかなり減ってしまっているため、相対的に戦闘力が劣ると考えた銘柄を売ってそれらを買い増ししました。 PF上位銘柄の順位がかなり変動してきています。今年2016年はなかなかにタフな相場が続きますね。(汗)
Jan 21, 2016
うーん、今日の下げはちょっと苦しかったですね。 今年はスタートの段階ではいつも通り一定のキャッシュポジションは保有していていたのですが、下げ相場で欲しい銘柄をちびちびと買っているうちにだんだんと減って、ついには完全に枯渇してしまいました。 そしてそういった時の為には元々「売りたい銘柄」というリストを作ってあって現金化する順番も大体は決めているのですが、 それらも大きく値を下げているところが多く、また2月3月優待銘柄が多いので売却を「取らないの法則」を発動できる間合いに入るまでもう少し待ちたい、更には流動性が乏しい銘柄も多くてどっちみち思うように売れない、という状況でした。 つまり下落相場を利用しての「より強いポートフォリオへの組み換え」を意図していたのですが、年初から弱小球団「日経ヘイキンズ」が2勝10敗という怒涛の、一気の負けっぷりを見せてくれたことで、「PFを巻き替える」チャンスが全くなかったのです。 そうこうしている内に、私のポートフォリオは急速に劣化して傷み始め、含み損に転落する銘柄が続出となりました。現在の自分はその精神状態に影響を与えるような、そして不快で頭が曇るような 一定以上の含み損は許容しないルール なので、今度は「毎日怒涛の損切り」をすることとなりました。 そして、「ふー、切った切った。ゲロゲロだけど、これでようやく見れるポートフォリオに戻ったな。」と安堵の深いため息をついたところで、今日の豪快でナイスな下げを戴くこととなりました。騰落レシオ的に一旦はここら辺で底を打つかな?という漠然としたイメージを持っていたので、精神的にはちょっと苦しい、しんどいと言うのが偽らざる本音です。 本日現在の成績は対前年末比で-12.0%となっています。各ベンチマークと較べてもお世辞にも良いとは言えない成績です。そしてこの原因は非常にはっきりとしています。この数年敢えて高PBRを許容し、「優待グロース株」に大きく寄せた、リスクを取ったポートフォリオを組んでいたことの影響が出ているのです。 ま、この世界、全ては100%自分の責任ですしこの惨状を受け入れるしかありません。ただ市場環境に応じての柔軟かつ迅速なポートフォリオのリバランスは必須ですし、今現在も必死にその組み換え作業を行っています。どんな相場が待っていようとも、また明日から全力を尽くして頑張るだけですね。
Jan 20, 2016
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 294位 4343 イオンファンタジー (東1、2月優待) 〇 PF294位は、名前の通りイオン系で大型SC内に遊戯施設を展開し、アミューズメント業界世界1位のイオンファンタジーです。 現在の株価は2076円、PBR1.68、株主持分比率は56.9%、今期予想PER25.57、配当利回り1.5%(30円)、総合利回り3.2%(30+36=66円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の70%で、お米は1キロ500円で換算。)で、優待は100株保有で3000円相当の優待券+新潟県魚沼産コシヒカリ新米3キロです。 私は幼少の頃から非常にメダルゲームが好きでした。なので今でもイオンファンタジーの優待券でメダルゲームをして遊んでいます。 ただ残念ながら私には期待値の低い博打の才能が皆無で、毎回あっという間に全てのメダルを失いしょんぼりして帰っています。そしてメダルゲームをする度に、やはり私には理論的に負けにくく、期待値が100を超える戦いである「優待バリュー株投資」しかないんだなあ、としみじみと感じています。 次にお米優待のほうですが、 魚沼産コシヒカリは毎年のことですが、文句無く美味しいです。 イオンファンタジーは、指標的にはやや高いかな?というところですが、優待内容は極めて強力です。私は少しでもメダルゲームが上達するように知恵を絞りながら、これからも楽しくホールドしていく予定です。
Jan 19, 2016
いやあ厳しい相場が続きますね。ただこれほどまでに株価が垂直に駄々下がりするということは、素直に考えればこれから日本の景気が間違いなく悪くなる、それを株価がいつも通り不思議な「神の目」で先取りしているということでしょう。 また現状の日経平均株価の予想PERは14倍ちょっとであり特段の割安感があるわけでもありません。むしろ他の世界各国の水準からすると少し高いくらいでもあります。そしてその観点からすると、今後日経平均は14000円程度まで下落しても全く不思議ではないと感じています。私は仮にそうなってもいつもと変わらず御機嫌で楽しく過ごすことが出来るようにPFの再構成とリバランスに血道を上げ続けています。 さてそんな中ですが、今日も通常のポートフォリオ概況シリーズです。 293位 2778 パレモ (東JQS、2月優待) ××× (バリュー株投資家としての評価) × (優待族としての評価) PF293位は、中部圏スーパー業界の「元」雄の8270ユニー傘下の婦人衣料専門店チェーンのパレモです。前回は99位だったのですが、親のユニー同様にズタボロの業績が続き株価は暴落、ようやくこの位置での瀕死&決死の登場となりました。 現在の株価は206円、PBR1.16、 株主持分比率は17.7%と低くかつ利益剰余金はマイナス、おまけに継続前提に重要事象あり とトリプルコンボのイエローカード 今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.6%(3.3円)で、優待は300株保有で1000円相当のクオカード、1000株保有で3000円相当のカタログギフトです。 私は昨年は『フライパンタワー」を選択しました。 楽しみしていたこのフライパンタワーですが、なんと想定していた収納棚に高さが納まりきらず、フライパン達はそのまま旧居に留まる、という非常に残念な結果に終わりました。(涙) そして、フライパンタワーはドナドナされて友人の家へと旅立っていきました。 さてパレモの優待は以前は1000株保有で5000円相当の果物で、実に美味しい大玉メロンが戴けたのですが、 地獄のような業績悪化が止まらず、現在無配転落&優待改悪の状態です。というか、いつ優待廃止になっても全く不思議ではないですね。かつては「優良優待バリュー株の代名詞」だったこともあるパレモの現在の無様な姿を見ると、本当に企業は生き物なんだなあ、と痛感しますね。
Jan 18, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 292位 1379 ホクト (東1、3月優待) △ PF292位は、長野地盤できのこ最大手(ブナシメジ、エリンギ、マイタケ、オリジナルきのこで白いブナピーの4品が主力)のホクトです。 現在の株価は2178円、PBR1.48、株主持分比率は54.7%、今期予想PER33.05、配当利回り2.7%(59円)、総合利回り3.2%(59+10=69円、優待品は私の目分量で1000円で換算)で、優待は100株保有で自社きのこ詰合せセットです。 ↑ ホクトの主力4種が優待品としてしっかりと誇らしげに揃い踏みしています。実に好ましい。こういう 「力のある自社製品優待」が私は最も好き なんですね。♪ 今日は1つだけ実際の利用例を御覧戴きましょう。 ホクト優待エリンギの鶏肉炒め ホクトは過去10年間を見ても一度も赤字がありませんし、地味ながら成長力もありますし、優待きのこは美味しいですし、PF中位としては非常に良い銘柄です。株価的には若干評価され過ぎかな?という気がしないでもないですが、これからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Jan 17, 2016
庭に綺麗な花が咲いています。元々の種も良かったし、その生育環境もたまたま偶然に良かったのでしょう。大輪で眩く、色鮮やかで神々しいばかりの輝きです。 でもその一方で美しい花の傍らには雑草も蔓延(はびこ)っています。良くある風景ですね。 ところが、ニコニコしながら自分の大切なお庭を眺めていた庭園主が、突然に「いかれポンチ」で気が触れてしまい、その大輪の花をポキッと折り、その代わりにボーボーの雑草に何かに取り付かれたように熱心に肥料を撒き始めてしまいました。。。。。。 これは完全にクレイジー ですね。まるで鬼畜の所業です。一体彼はどうしてしまったのでしょう?。 突然に自殺願望が目覚め、「ここではない何処か」 へいきなり旅立ちたくなったのでしょうか? 心理面でのカウンセリングが早急に必要な「精神科救急疾患」の危機的な状況ですね。。。。。。 でもこれは遠い国のお話ではありません。 実は私達、投資家自身のこと なのです。 素敵で屈強なポートフォリオ(庭園)を作り上げるには、綺麗なお花(評価益)を守って雑草(評価損)を引き抜くことが大切 なのですが、市場環境が悪くなるとついついその逆をどうしてもやりたくなり、 大切な花を引っこ抜いて雑草に肥料を撒くという暴挙に出てしまう んですね。 含み益のある優良銘柄を売り払い、代わりに不出来の、元々何らかの判断ミスがあったからこそ苦しむことになった含み損たっぷりの極悪銘柄をナンピンして買い増してしまう のです。 そしてその先には 荒廃した「地獄の庭」 が待っています。かつて咲き誇っていた美しい花々は今は無残に刈り取られ、その代わりに雑草が陰鬱に鬱蒼と生い茂ります。 荒んだ庭園に耐え切れなくなった投資家は、心をポキッと折られ、目を伏せそこから力なく退場していくことになります。。。。。。 市場環境が悪化したら、真っ先にすべきことは雑草を引き抜くこと です。具体的には ポートフォリオで大きな含み損が出ている銘柄を最優先して切る事が大切 なのです。そして たっぷりの含み益のある、美しく咲き誇っている花は我慢して刈り取らず極力死守 するのです。そうしなければ自分だけの「秘密の花園」を守り続けることは出来ないのです。 私はこのような観点から、この数日ポートフォリオの含み損の圧縮に血道を上げていました。 ジェラルド・M・ローブ の「損は切って利益は放っておけ。損失を減らすことは常に正しい。」という金言 を思い起こしながら、この2016年の下落相場を戦っています。
Jan 16, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 291位 7958 天馬 (東1、3月優待) △ PF291位は、樹脂成形中堅で『Fits』ブランドの家庭用品で知られる天馬です。 現在の株価は2189円、PBR0.71、株主持分比率は83.7%で有利子負債は0、今期予想PER16.17、配当利回り1.8%(40円)、総合利回り2.2%(40+10=50円)で、優待は100株保有で1000円相当の自社オリジナルクオカードです。 天馬の優待は以前は図書カードだったのですが、より利便性の高いクオカードへと変更になりました。最近は図書カード優待銘柄が激減しており、なんだかベータがVHSに負けた「ビデオ戦争」の頃を思い出します。 ちなみに私は幼少の頃から「マイナー好き」の性格で、当時全盛だった8ビットパソコンも、ソフトが豊富でメジャーだった NECのPC8801シリーズ を素直に買えば良かったのに、敢えてマイナーな 富士通のFM7シリーズ を買い、結局富士通と一緒に最後は市場から淘汰されて苦汁を飲みました。私はこのFM7(正確には廉価版のFMnew7)の購入にそれまで貯めていたお年玉やじいちゃんの肩叩きをして貰ったお小遣いのほぼ全てを注ぎ込んだのです。それは色々な雑誌で勉強した末に、「FM7の方がCPUの能力が高い割にPC8801シリーズよりも値段が割安で得だ。」と子供心に判断したからだったのですが、この頃の考え方や行動に今に至る私の低PBR銘柄好きの萌芽があったようにも思います。 そして、その自分にとっての夢のマシンが満を持しての購入後に音を立ててシェアを落とし、どんどんとゲームソフトが発売されなくなっていく、中古でのマシンの買い取り価格がみるみる下がっていく、リアルタイムで体験したこの時の恐怖と絶望感を伴うトラウマは数十年が経つ今に至るまで鮮明に残っており、私はこのFM7での大敗北以来ただの一度も富士通のパソコンを買っていません。そしてその後手の平を返して「無類のNEC好き」に宗派替えした私が今この日記を書いているウィンドウズマシンは当然NEC製となっていますし、家の中にはバックアップ用を含めると、合計で5台ものNECマシンが転がってもいます。(笑) すいません話が大幅に脱線しました。天馬は財務状態が万全で指標的な割高感も無く、PF中位としては特に過不足のない銘柄です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Jan 15, 2016
さて今日は久しぶりに「株式投資本オールタイムベストシリーズ」です。第23位は、 ウォール街で勝つ法則(ジェームズ・P・オショーネシー著、パンローリング社) です。 この本の良さは、豊富なデータから市場で勝てる指標が何かを解析し、その結果として、 効率的市場仮説(ランダムウォーク)という学説が明白に誤っていることを証明してくれている ことです。私はこのブログで以前から何度も何度も繰り返し述べていますが、 株式市場は決してランダムではない んですね。ちなみに、 「個人投資家パフォーマンスランキングランカー」の過去4年通算ランキング というひでぼうさんの書かれた素晴らしい記事を見ると、 継続してインデックスを大幅にアウトパフォームし続けている投資家が複数実在している ことは明白 です。 中でも 「日本のグリーンブラッド」 と私が勝手に思って尊敬しているかぶ1000さんなどはポートフォリオを常に開示しているので信頼性は100%です。このランキングは効率的市場仮説が明白に間違っている事の鮮やかな証明となる 面白いリスト ですね。 さて本題に戻ります。オショーネシーは具体的には、 割安株指標の中で低PSR(株価売上高倍率)が最も有効な勝てる指標 であることを指摘しています。ただPSR以外でも 低PBR(株価純資産倍率)、低PER(株価収益率)、低PCFR(株価キャッシュフロー倍率)などの「伝統的なバリュー指標」も概ね良好なリターン に繋がっていることも同時に指摘しています。 ちなみにPSRに関しては、 ケン・フィッシャーのPSR株分析(ケン・フィッシャー著、パンローリング社) もまずまずの良書だと思いますので、興味のある方は是非。 すいません脱線しました。そしてオショーネシーは低PSRと並んで最も有効な投資手法として、 高RS(高レラティブストレングス≒モメンタム:年間株価上昇率が上位であること)銘柄のリターンが最高に良い つまりモメンタム(株価の勢い)のある銘柄は勝ち続ける ということを指摘しています。これは先日紹介した ウォール街のモメンタム・ウォーカー で著者のアントナッチが激アツで主張していたことと全く同じことです。 モメンタム投資はバリュー投資に匹敵する素晴らしい投資手法 なんですね。 そしてオショーネシーはこれらの有効な投資手法を併用することでパフォーマンスを最大化出来るということを示しています。 また最近日本では 高ROE(株主資本利益率)銘柄 が素晴らしいのだ、という謎の論調を見かけることがたまにありますが、 オショーネシーは 「一貫性に欠ける」 と一刀両断に切り捨て ています。 私自身の15年間の経験からも高ROEが優れたパフォーマンスに繋がる指標であるという感覚は一切無い ですし、 「高ROEはグロース株のあかしである。」というオショーネシーの指摘以上のものでは全く無い と考えています。 私がこの日記で今まで一切ROEに言及していないのもこのオショーネシーの著作をその依拠としている ものです。 この本は本棚にあると非常に重宝します。 我々バリュー株投資家にとってはバイブル ともいえる最高の一冊ですね。 ♪
Jan 14, 2016
さて今日は私のPF3位の超主力株 3097物語コーポレーション の新たなる成長ドライバーである、 お寿司としゃぶしゃぶの食べ放題業態の「ゆず庵」 のスペシャルレポートをお届けします。 現在 全国で22店舗 にまで拡大しています。早速外観から見て行きましょう。 非常に高級感があり、更に遠くからも目立ちます。 物語コーポのお店はどこもこの点において秀 でています ね。 価格は主力業態の「焼肉きんぐ」よりやや高いラインで設定されています。この日は初偵察だったので、一番上の「上寿司・黒毛牛・天婦羅食べ放題コース」にしました。 だしを2種類選択できます。この日は「ゆず庵昆布だし」と「すき焼きだし」を選びました。 卵を割って、、、 戦闘準備完了。♪ 食べまーす。 美味しい!!! いくらでも箸が進みます。♪ お餅が入りまーす。 締めのおうどんも絶品です。 あ、お寿司を忘れていました。(汗) 確実に回転寿司のレベルは凌駕しています。値段を考えれば十分なクオリティですね。 ちなみにこの日私が一番たくさん食べたお寿司は、 何故か、非常に原価の安い納豆軍艦でした。(汗) せっかく一番高いコースを選んだのに、もっと良いネタのお寿司をいくらでも食べられるのに、下のコースでも選択できるこの納豆軍艦が凄く美味しかったので我慢できずにリピートしてしまったのです。 「人間は機械のようには合理的な行動はしない」 ということの何よりの証明ですね。(笑) 本当に タレブ先生 の言うとおりです。 デザートも美味。女性や子どものお客さんのハートと胃袋をがっちりと掴むべく、 甘味所に関しても全く手を抜かないのが物語コーポレーションの凄み なんですね。 総合的に見てゆず庵には全国展開できるだけの十分なポテンシャルがある と思います。ただ物語コーポレーションの主力業態の「焼肉きんぐ」に較べると店舗オペレーションがまだ十分にはスムーズではない、という印象も受けました。これからの「ゆず庵」の更なる洗練を楽しみにしています。
Jan 13, 2016
いやあ今日はキツい下げでしたね。今まで下げ渋っていた私のPF上位銘柄達も今日は底が抜けたようにスコンと下がるものが多く、かなり大きなダメージを受ける結果となりました。投資家としてはこういった痛みは甘んじて受けるしかありませんし、それが嫌なら市場から去るしかない訳ですが、それにしても2016年になってから市場では何一ついい事がないのでちょっとげんなりはしています。 さてそんな中ですが、今日は通常のPF概況シリーズです。 290位 2915 ケンコーマヨネーズ (東1、3月優待) △ PF290位は、マヨネーズ2位で業務用中心に展開しているケンコーマヨネーズです。まあ業界1位の2809キユーピー(東1、11月優待、ただし優待取得には3年連続継続保有と言う、厳しい「キユーピー亀甲縛り」あり。)に追いつくのは至難の業でしょうから、ここには独自の路線で頑張って欲しいですね。 現在の株価は2184円、PBR1.63、株主持分比率は47.4%、今期予想PER16.34、配当利回り1.1%(25~26円)、総合利回り1.6%(25+10=35円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2500円相当の自社製品(マヨネーズやドレッシング等)です。 今日は私が戴いた1000株優待品の一例を御覧戴きましょう。 このマーク、良く見ると意外と可愛いですね。 ちなみに100株優待品は下記のような内容になります。 それでは実際に優待品を使用した料理例を見て頂きましょう。 やまいもと豚肉のケンコーマヨネーズ極うま塩だれ炒め ケンコーマヨネーズの鶏もも肉のピカタ(衣の中にもマヨ入り) ケンコーマヨネーズ粗挽き金ごまドレッシングのサラダ ケンコーマヨネーズのお好み焼き どの優待品も素晴らしいクオリティでした。 ケンコーマヨネーズはこのところ指標的にかなり高いところまで市場で評価されており、私はしばらく前に100株を残して売却しました。この恩株の1枚はこれからもホールドしていく予定です。
Jan 12, 2016
さて今日は「2016主力株概況シリーズ」です。 3位 3097 物語コーポレーション (東1、6・12月優待) ◎◎◎ PF時価総額3位の超主力株は、愛知県を地盤に焼肉・ラーメン・お好み焼き・和食店を路面店で展開し「食べ呑み放題が売り」の物語コーポレーションです。前回の1位からは陥落しましたが依然として超主力の一角の地位を保ってここで登場しました。なお1年前の前回登場時からは株価は50%以上上昇しており、更に私の平均買い単価からはほぼ2倍の水準となっています。 ギリギリでバリュー株として買い、グロース株としてホールドし、その成長力の高さがようやく真っ当に評価されて株価が上昇し強いモメンタム(株価の勢い)を発揮している状況を楽しんでいる という現状ですね。 ↑ トップ2人がいつでも「キユーピー風」のヘアスタイルなのがちょっと気になっています。 清潔感がありますし更にとっても可愛いですね。♪ 私は飲食業界でもしかして流行っているのかと思っていたのですが、別件でIRに電話した時に一緒に質問したところ、「 個人のビジネススタイル です。」とのことでした。(笑) 現在の株価は5370円、PBR3.07、株主持分比率は53.8%、今期予想PER22.22、配当利回り1.0%(55円)、総合利回り1.9%(55+45=100円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で年2回2500円相当の優待食事券です。ちなみに1年前は 優待券のヤフオク平均落札価格 は額面の80%だったのですが、 この1年で90%超にまで騰 がってきました。これは 物語コーポレーションのブランド力が上昇 したことを端的に示しています。 物語コーポレーションは今期も業績絶好調です。稼ぎ頭の焼肉部門は、 ついに全国 150店舗を達成(2015年12月24日現在152店舗) し、更に進撃を続けています。この 「焼肉きんぐ」は類稀かつ圧倒的な店舗戦闘力 を持っています。私も定期的にお店を探検しに行っていますが、いつでも激込みで店内は凄い賑わいですし、トイレも常にまずまず綺麗(ここ、非常に大切。)、良く訓練された店員さんの接客態度も非常に良く、メニューの提供も迅速、また値段を考えれば、脂肪を注入しコテコテに成形している肉が多いとはいえトータルでは十分に及第点で美味しいと思います。 私は上記のようにたくさんの野菜、キムチを常に手元にキープしながら、 極力「緑レベル高く」 ヘルシーに焼肉を楽しむようにしています。 投資家として複利のマジックを享受するためには何よりも心身の健康が大切 ですからね。 また新たなる成長ドライバーとして期待される しゃぶしゃぶとお寿司の食べ放題の新業態店「ゆず庵」 も順調に拡大し、現時点では 22店舗 となっています。ちなみにこのゆず庵に関しては下記の スペシャルレポート も是非ご覧ください。 そして物語コーポの好調さは実際の数字にも表れており、売上高は2015年11月が全店112.0%、既存店99.7%、10月が全店120.4%、既存店107.5%、9月が全店119.9%、既存店が105.9%となっています。 私は、「利益を上げるためには細やかなメニューミックスや見直し等の多くの高度で繊細なノウハウが必要とされる食べ放題業態の先導者である物語コーポは、 未だに強力なライバルが存在しないままに強い勢いを持って成長 している。 現在のところお店を作れば作るだけ儲かるという黄金郷の状態 が続いており、少なくともまだ数年は楽に今の成長力を維持できる。 」という判断の元に、現在超主力としての戦いを続けています。また、 自分が消費者として様々な体験をする中で、「最も感銘を受けるサービス」を提供しているのがここ物語コーポレーション であり、それもここを超主力としている大きな理由です。 物語コーポは既に指標的には割高ですが、勝てる優待グロース株発掘の魔法の公式 である YOU-CAN-SLIM法 のほぼ全てを高レベルでクリアした、最上級の銘柄であると考えています。 これまで私は日々必死に「第2の物語コーポレーション」になれる可能性のある銘柄を虱潰しに探し続けてきました。具体的にいうと3077ホリイフードサービスなどにポテンシャルを感じて大きな資金を入れてみたこともあったのですがうまくいきませんでした。 そして、2人の素敵なキユーピーさんがカジ取りする本家がやはり一番良い銘柄である、 物語コーポレーションを超えられるのは、物語コーポレーション以外には無い。 という非常にシンプルな結論となりました。高PBRでかなりリスクの高い状態ですが、しっかりと業績推移を見ながら、物語コーポを超主力としてのセカンドシーズンを引き続き十分に集中して戦っていく所存です。 (続く) 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 11, 2016
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 289位 1909 日本ドライケミカル (東1、9月優待) ◎~◎◎ PF289位は、消火に強い防災設備大手の日本ドライケミカルです。 現在の株価は2207円、PBR0.88、株主持分比率は38.9%、今期予想PER8.04、配当利回り3.2%(70~75円)、総合利回り3.6%(70+10=80円)で、優待は100株保有で 1000円相当の商品(防災用品・クオカード等7点から1点選択)です。 日本ドライケミカルは指標的に十分に割安ですし、PF中位としては100点満点の極めて良い銘柄です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールド継続の予定です。
Jan 10, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 288位 2804 ブルドックソース (東2、3月優待) △ PF288位は、ソース最大手で傘下にイカリソースを抱えるブルドックソースです。 現在の株価は225円、PBR0.87、株主持分比率は76.3%、今期予想PER21.84、配当利回り1.6%(3.5円)、総合利回り2.0%(3.5+1=4.5円)で、優待は1000株保有で1000円相当の自社製品です。 今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 ブルドック優待の 玉ねぎとりんごソースの豚肉炒め ところで昨年の日本証券新聞に、 「すべての1部指定条件を満たすと推測される上場後四半世紀を経た東証2部株」 という興味深いリストが出ていました。 この中には先日サプライズ昇格を果たした私の元主力株の7989立川ブラインドも入っていたのですが、ここブルドックソースも同じく入賞していました。ま、ここが東証1部に上がる日が来るのかは全く分かりませんが、私としては優待を楽しみにこれからものんびりとホールドして応援していく予定です。
Jan 9, 2016
さて前回は6425ユニバーサルエンターテインメントの現時点での謎と懸念を詳細に見たわけですが、その一方でユニバEには「これは当れば超太いだろうな。勝ったら本当に今度こそ南の島に移住確定だな。」と感じずにはいられない物凄いポテンシャルがあります。そして命運を握る巨大カジノの マニラベイリゾーツ:MBR に関しては、現在カジノ開発の暫定ライセンスが2016年12月31日まで延長されたことから 開業に関しては、ほぼ確定的な状況 となっています。 ギャンブルで儲かるのは何と言っても「胴元」。そして、ユニバEが「日本初の巨大カジノの胴元」になる日が刻々と近づいている んですね。 (写真は全てskyscrapercity.comより引用) ↑ これが最新のMBRの進捗状況ですが、ガラスサファードという金色に輝く耐熱壁の工事が一気に進行し、 マッシヴで超クール、かつエクストリームなその全貌 が徐々に明らかになってきています。また複数の情報を統合すると現在工事は昼も夜もなく突貫で続いています。会社側が言う2016年12月の全面オープンはやはりちょっと厳しい感じがしますが、もしかすると部分的な一部施設のソフトオープンは不可能ではないかもな?という怒涛の進捗となっています。 また MBRの運営会社のタイガーリゾーツのホームページを見ると現在大量の求人がかかった状態 であり、いよいよ開業の日が近づいてきていることを実感します。 ただ、ユニバEには依然として悪材料が満載なのも事実です。それには 前回の日記 で言及した問題以外にも、 「 稀代の勝負師 」 とも言われる高齢の岡田会長(凄腕の会長なしではゴールに辿り着けないと思います。) がこれからも今まで通りぴんぴんに元気でいてくれるのか、未だ想定外の新しい悪材料の登場(ユニバEに関しては絶対に無いとは言い切れないと感じます。)がないか、カジノ開業の直前になってMBOで市場からシレッと消えたりしないか?等があります。また数年前までは「カジノは作りさえすれば死ぬほど儲かる」という状況でしたが、中国経済の変調とその腐敗防止機運の高まりで以前ほどの黄金郷ではなくなっているのも事実です。 ただここからはあくまで個人的な考えですが、中国との政治的な結びつきの強いマカオのカジノ失速は、逆に政治的な繋がりが少なくて地理的に中国に近くかつ「清濁併せ呑む」発展途上国であるフィリピンのカジノにとっては大きなチャンスであり、 「新たなマネーロンダリングの聖地」 の地位を数年後に得ることになっても別に不思議ではないとも感じています。 またMBRは 2010年に経済特区の認定 を受けており、 開業後4年間は法人税免除かつ5年目以降も軽減税率の適用が認められる という 発展途上国のフィリピンならではの太っ腹な超大出血サービス を受けることができるのも大きな魅力です。仮に日本でカジノが認可されることになったとして、果たしてこんなに良い開発条件が出ることが少しでも期待できるでしょうか? 規制だらけで全ての政治システムがカチカチに硬直化し老化した日本ではまずありえない でしょう。 このカジノプロジェクトはフィリピンにとってはまさに国策事業なんですね。 ま、リスクのないところにリターンはありませんし、ここに関してはある程度覚悟を決め、腹を括ってホールドする必要があると思います。以上の全体的なまとめをするとユニバEは、 負ければ株価は2分の1、ただし、もしも勝った場合には2~10倍。 だろうと評価しており、「ハイリスク・ハイリターン」の典型例ではあるものの、 リスクに十分に見合うリターンを期待できる、極めて魅力的で面白い勝負である と結論しています。引き続きあらゆる情報に細心の注意を払いながらパンパース完全装着で超主力の一角としてホールドしていく予定です。 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。特にこのユニバEはやんちゃ度スリーセブンの振り切れMAXです。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 8, 2016
さて6425ユニバーサルエンターテインメントといえば、まさに 「日本一の巨大迷宮エンターテイナー」 であり、現在様々な未解決の謎や懸念があります。 社運を賭けて開発中のフィリピンの巨大カジノリゾート(マニラベイリゾーツ:以下MBRと略す)での暫定カジノライセンス取得時の贈収賄疑惑に関しては、フィリピン司法省の1年以上の調査の結果、嫌疑不十分で不起訴となり何とか逃げ切った状況ですが、それ以外にも米ウィンリゾーツとの泥沼の訴訟合戦は未だに続いています。 ここで改めて復習をすると、ユニバEはかつては米ウィンリゾーツ社とラブラブの蜜月関係であり、仲良く手をギュギュッと握りながらハートトゥーハートでカジノホテルを経営していました。ところが、その後 ユニバEがフィリピンで単独でのカジノホテル運営を志したことから急激に、劇的に関係が悪化 しました。 そして2012年2月18日、ウィンリゾーツ社はユニバEの連結子会社であるAruze USA Inc.を株主として不適任であるとして、Aruze USA Inc. が保有するウィン・リゾーツ社株式(24,549,222株、発行済株式に対する持分割合:当時19.66%)を、同日のウィン・リゾーツ社株式時価の約30%の割引価格(つまり70%)で10年満期の長期受取手形(19億ドル=約2300億円)を対価として償還することを決定し、即日勝手に実行しました。 当然ユニバE側は「激おこぷんぷん丸」で提訴 し、現在地獄の法廷闘争が繰り広げられています。 つまり、 ユニバEがその蜜月時代に持っていたウィンリゾーツの株券は突然に一夜にしてシンデレラの魔法が解けてカボチャの馬車に変身してしまった のです。 そして 勝手に30%減価されて19億米ドル相当の債券にされてしまった この馬車は現在仕方なく取得原価の545億3400万円でバランスシート上に計上されています。ただ、今から7年後には ウィンリゾーツさえ元気ならば仮に裁判に負けても最低19億米ドル(約2300億円)がユニバEの元に戻って来る わけであり、かぼちゃの馬車には 実際には1700億円超の、これだけでカジノを1つオープン出来るくらいの巨大な含み益がある 状況に変わりはありません。またその問題の19億米ドルの債券の利息(年2%)も、ここまで3年間で裁判所に預けられたままではありますが合計で約135億円に積み上がってもいます。 ただしユニバEの絶対迷宮はもちろんこれだけではありません。昨年2015年にはMBRの開発資金に関して 6億米ドルの海外私募債の発行条件決定のIR を出したのですが、その 利率がなんと年12% という目を疑うほどに高いものであり、それが マーケットに「こんなに高い利率でしか資金を調達できないのか!!」 と 驚きと失望 を持って受け止められたことから株価が大暴落 しました。 そのダメージは極大かつ甚大 であり今に至るまで株価は全く回復していません。なおこのときの状況については、 2015年8月22日の日記 にIRへの突撃取材の様子をまとめていますので未読の方は是非御覧下さい。 (続く) 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。特にこのユニバEはやんちゃ度MAXです。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 7, 2016
さて今日は超主力株概況シリーズです。 2位 6425 ユニバーサルエンターテインメント (東JQS、3月隠れ優待株) ◎◎◎ PF保有全544銘柄中で時価総額2位の超主力は、パチスロ大手で現在フィリピンで開発中の総工費2400億円以上の巨大カジノ、マニラベイリゾーツ(MBR)に企業としての命運が懸かるユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)です。前回の13位から一気に順位を上げこの位置での登場となりました。 現在の株価は2151円、PBR0.71、株主持分比率は64.0%、今期予想PER17.43、配当利回り1.2%(25~45円)です。ユニバーサルエンターテインメントは我々優待族の間では有名なことですが、隠れ優待で毎年趣向を凝らしたオリジナリティ溢れる秘密の優待品を戴けます。 今日は過去2年間を振り返っておきます。まずは最新の2015年優待品を見ておきましょう。 ハイレゾ対応イヤホンマイクでした。早速具体的に見て行きましょう。 ↑ さり気無く入る 「7」 の刻印。 この 「溢れる遊び心」 がユニバEの隠れ優待をより一層魅力的にしています。 次は2014年優待品です。 「ユニバーサルエンターテインメント×amadana」のスペシャルコラボレーションによる超クールな計算機でした。我々投資家には必須アイテムですし、またそのクオリティーも最高で、率直に言って私がユニバEから過去に戴いた優待品の中で一番嬉しかったです。 ↑ ここにも力強い 7 の印字があります。 ユニバEの隠れ優待と言うのは毎年凄い気合が入っていて全く手を抜いていないんですね。 「神は細部に宿る」 という言葉通りの素晴らしい内容 です。 ♪ 私は毎日の日記で、各銘柄の総合利回りを手計算する時にこの計算機を使っています。 また2014年からは、超ゴージャスで知られる「岡田美術館(箱根に2013年10月に開館した、ユニバEの創業者である岡田和夫氏が個人で蒐集した美術所蔵品を展示した美術館)」の招待券も1枚戴ける様になりました。 ↑ 入場料は何と驚愕の2800円!!!。 さてユニバの隠れ優待はこのように毎年大体時価5000~10000円前後はする太っ腹かつオリジナリティに溢れた珠玉の内容です。私がネット上で確認を取った限り2006年以降は業績が悪かった年も含めてずっと継続されており、また今後の隠れ優待継続に関してもIRが明言しています。そのため 総合利回りは4.4% (配当25円+隠れ優待50円+岡田美術館招待券20円=95円、隠れ優待品は5000円、岡田美術館招待券はヤフオク平均落札価格の2000円で換算)となり優待族的には十分に合格水準です。 さて、 「日本株市場最大の迷宮銘柄」 とも称されるユニバーサルエンターテインメントの日記がまさか1回で終わるはずはありませんね。次回はユニバEに関する最新情報を見て行きましょう。 (続く) 免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。特にこのユニバEはやんちゃ度MAXです。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 6, 2016
さて今日の日記はPF1位の超主力2196エスクリに関する個人的なメモ書きです。具体的には超主力化するかどうかを考えていた時に、自力で出来る範囲で調べ尽くした末に最後に残った疑問についてIRに電話で質問した時の書き起こしです。あくまでも私的なメモ代わりなので内容の正確性は一切保証しません。皆様も質問がある場合は直接会社にお問い合わせください。また読みやすいように文章の一部に私が「やわらか加工」をかけて実際のインタビュー内容を分かりやすく改変していますことを御了承下さい。それでは始めます。 Q 御社が良く言っている 「(他社に較べて)高いオペレーションスキル」の具体的な内容がどうしても完璧には良く分かりません。他社と比較した場合に、 一体何が御社の決定的な強みなのでしょうか? それを教えて下さい。 A 高い集客のノウハウを持っていること です。具体的には問い合わせのあった全ての見込み客からの 電話を東京のコールセンターで一括して受けています。 他社にはこのコールセンターのシステムがありません。各式場が電話を取っています。なのでこれは明白な当社の優位性です。 そして見込み客の要望の内容に応じてより 適切なプレゼンテーションをするためのデータベースと仕組み を持っています。それにより他社より成約率が高くなっています。またこの業界ではどうしてもプランナーの力が重要ですが、当社では 「人に頼るよりはシステムで勝負」 という認識を持っています。 Q なるほど、良く分かりました。それでは次の質問ですが御社は現在売上高400億円という目標を掲げて邁進されています。これはブライダル業界では有数の規模になることを同時に意味しています。業界の覇者になる、天下を統一する、そういう気持ちで戦っているんだと理解してよろしいんですね。? A その通りです。 業界No1を目指しています し、そのことは以前から公言しています。 ということでした。 素晴らしく歯切れが良くて分かりやすい、かつ親切丁寧なIR対応を戴き深い感銘を受けました。エスクリIRの方、本当に有難う御座いました。これからも宜しくお願い致します。
Jan 5, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 287位 7578 ニチリョク (東JQS、 3・9月表優待+裏優待+激裏優待) △ (バリュー投資家としての評価)~ ◎ (優待族としての評価) PF時価総額287位の中堅銘柄は、霊園・納骨堂・葬祭事業大手のニチリョクです。 現在の株価は236円、PBR0.81、株主持分比率31.0%、今期予想PER59.00、配当利回り3.2%(7.5円)で、四季報に載っている表優待は1000株保有で「墓石工事代金10%割引など」の凡庸な内容です。利益水準の低さも相まって、バリュー株投資家として見れば全く魅力の無い銘柄です。ところが我々優待族にとっては以前から有名な話ではあるのですが、実は秘密の裏優待があり、年に2回素敵な品物が戴けてその内容が凄いんですね。 今日も具体的にその隠れ優待の内容を見てみましょう。 3月の隠れ優待品は例年「紀州 石神の梅干」です。 梅の自然な良い香りが広がります。一つ一つが大粒ですし、これは間違いなくかなり高級な梅ですね。 高級梅干は家にあると非常に役立ちます。いくつか実際の使用例を見てみましょう。まずはシンプルに「ニチリョク隠れ優待の梅干茶漬け」です。 次は、「鶏肉のニチリョク隠れ優待梅シソ焼き」です。 鶏肉が梅肉パワーで柔らかく仕上がって美味しかったです。 次に9月の隠れ優待品は例年「博多の辛子明太子300グラム」です。 これまた美味い明太子なんですね。実際の使用例を少し見てみましょう。まずはベーシックに「ニチリョク隠れ優待の辛子明太子パスタ」です。 次はクックパッドを見て作った、「ニチリョク隠れ優待の明太子クリームパスタ」です。 ニチリョクの隠れ優待辛子明太子のクオリティの高さもあり、どちらも至福の味わいでした。 ニチリョクの年2回のこの素晴らしい隠れ優待、金額換算すれば1回当たり少なくとも2000円はすると思うので、総合利回りは4.9%(7.5+4=11.5円)となります。 ところがニチリョクには更にそれ以外にも、素敵なカレンダー 毎月のように届くありがたい御高話(以石伝心) などの「激裏優待」まであるので、ホールドしていて本当に抜群に楽しく有難い銘柄です。ホルダー冥利に尽きますし、私はとても感謝しています。それにしても日本の株式市場にはどれだけの「隠れ優待」銘柄が潜んでいるのか、その全てが知りたいです。これは我々優待族にとっては永遠の課題ですし、私は何時の日か「優待銘柄完全コンプリート」を達成したいなあと夢見ています。
Jan 4, 2016
さて今日の日記は昨年2015年の成績の最終確定版です。対2014年末比で+29.0%での着地となりました。TOPIXが+9.9%だったので「対TOPIX+20%」という毎年の基本目標には少し及びませんでしたが、全体にまずまずの1年間だったかな?と思います。 さあいよいよ2016年の相場が始まりますね。♪ 楽しみです。
Jan 2, 2016
皆様、明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 1年間例えどんな事があろうとも株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして常に「御機嫌で楽しく」毎日を過ごす。 2. 今年も「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマークを上回る成績(具体的にはTOPIX+20%)を上げることに注力する。もちろん負けてしまっては元も子もないので、数多くの優待銘柄でPFの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、確信の持てる上位銘柄には迅速かつ大量に資金を投入するカウンター狙いの投資に徹する。 3.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待をありがたく100%使い切る。 といったところです。 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。それでは皆様、今年2016年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。 2016年1月1日 みきまる。
Jan 1, 2016
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