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いやあ大荒れのマーケットとなった2022年1月も終わりましたね。 次に今月の成績ですが、対2021年末比で-4.8%となりました。私は毎年「1月だけは絶対に良い成績を上げたい。」と強く思っているのですが、残念ながら実に酷い結果に終わりました。(汗) ちなみに私が「1月だけはどうしても勝ちたい。」理由は、 1月バロメーター があるからです。 これは、投資家であればだれでも「一家に一冊」、富山の置き薬のように必ず常備しておくべき、国宝級の超名著 アノマリー投資(ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング 2013年) の中で、提唱されている有名な指標です。ちょっと引用してみましょう。 素晴らしい1月バロメーター 1月バロメーターは 1972年にイェール・ハーシュが考案した指標 だ。1950年以降に大きく誤ったのは7回だけで、 精度は88.7% だった。 この指標は、 年間の相場は1月のS&P500の動きに似る という格言に従っている。 1年の動きは1月の動きに似る ー 騰落率順で見たS&P500の1月のパフォーマンス そして、自分の個人的な感覚としても、この 「1月バロメーター」は絶対にある と思っています。そして私はそれを前提とし更に一歩進めて、「1月だけは何があっても絶対に好成績を出したい。」という所まで精神的には既に進化(・・? しているのです。 経験上、1月の成績が良かった年は大体そのまま年間成績がいいし、逆に1月の成績が悪いと年中ひーひー苦しんだ挙句最後も酷い ということが多いからです。(笑) 、、、という事は、今年2022年はとても大切な1月がこのように悲惨な着地だったので、これはタフで壮絶な1年が想定されます。全く先が思いやられますね。やれやれだぜ。😥😥😥 ま、いずれにせよ、今年の相場も始まりました。何があっても生き抜けるように退場しないように頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 31, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。42位 4365 松本油脂製薬(東JQS、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額42位の上位銘柄は、界面活性剤の総合メーカーの松本油脂製薬です。「優待株いけす」を抜け出し、今回初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきました。 現在の株価は10560円、時価総額477億円、PBR0.57、自己資本比率は84.4%で有利子負債は0と鉄壁、今期予想PER9.93、配当利回り2.8%(300円)、総合利回り3.1%(300+30=330円、優待品はメルカリ平均価格の1500円で換算)で、優待は「6カ月以上継続保有」を条件として、100株保有で年2回、うどんだし缶セットです。 それでは次に優待品の使用例を1つだけご覧頂きましょう。 松本油脂製薬優待うどんだしの肉巻き卵 優待うどんだしが滲みていて美味しい。 さて松本油脂製薬は、過去25年間一度も赤字が無く、(上記データはかぶたんプレミアムより引用) キャッシュフロー推移が良く、(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 鉄壁の財務を誇る、(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 非常に魅力的な優待バリュー株です。ポートフォリオ上位で戦うのに十分な総合戦闘力を有した、いぶし銀の実力派ですね。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 30, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト124位トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) の最終回第5弾です。 尚、今回が最重要回となります。何故なら本章で登場している人物にはトレーダーとしての「性格上の致命的な欠点」があり、それを認識した上で「それでもうまくやるやり方」を見つけているからです。 私はこの章から多くの教訓と学びを得ました。自分にとってはこの27章だけで少なくとも数百万円の価値がありました。それでは始めましょう。 今日は、第27章 性格に関するケーススタディー - ラルフ・ビンス から。 ラルフ・ビンスは過去30年間、機関投資家向けの資産運用会社に勤務し、何百万ドルもの資産を運用し、政府系ファンドや個人トレーダーに助言してきた。彼は、コンピュータープログラマーとしてファンドや大口トレーダーやプロのギャンブラーのために分析プログラムを書いている。また、彼の専門分野であるポートフォリオマネジメントや、ポートフォリオとトレードの最適化に関する5冊の著書もある。 ラルフ・ビンスは私達投資家の世界ではビッグネームですね。そんな彼が「投資家としては最悪の性格」の持ち主であるとは私は全く知りませんでしたし、彼がそれをどう克服して自らの性格を生かしたトレードをしているか、という話は滅茶苦茶勉強になりました。続きを見ていきましょう。 【ビンスのコメント】トレードは私にとって長くて苦しい道のりで、それは私の性格に欠陥があるからだと思う。私は臆病で、軽はずみで、薄っぺらい人間だ。このような性格は、優れたトレーダーになる妨げになることが多い。集中力がある人は、マーケットで明らかに有利だが、私にはそれが備わっていない。 そこで、私は長年かけて自分の性格を考慮した独自のトレードスタイルにたどり着いた。だから長くて苦しい道のりだったのだ。自分に合うスタイルがはっきりしてきたのはほんの3~4年前からで、今ならばその理由がよく分かる。 私は、トレードをできるかぎり退屈なものにしないと利益を上げることができないということを発見した。過去を振り返ると、農夫が自分が植えた野菜が育つのを見守るくらい退屈な時に利益が上がっていたのだ。 私が適切にトレードしているときは、退屈で、満足感などまったく得られない。。。私は作物が育つのを見守る本物の「退屈な農夫」なのだ。 、、、このビンスの告白を読んでいて、私は強い衝撃を受けました。と言うのは、 自分には「軽はずみで夢見がち」という「一生涯ずっとギャンブラー」だった父親からそのままダイレクトに引き継いだ性格上の欠点があり、ビンズと同じように「トレードに刺激とスパイスを求める」傾向が以前からずっとあったからです。 それに気づいたのはかなり昔にWWW9945さんと話していた時で、「みきまるさんのポートフォリオはいつも1位が凄い。ちょっと危なげで考えられないような銘柄を持ってくる。」と言われたことがありました。私はその時はそれを「誉め言葉」として得意げな気持ちで受け取ったのですが、何故かその話をその後何度も何度も思い返すようになりました。 言われて見ると、自分には 6425ユニバーサルエンターテインメント や 7523アールビバン のような、やんちゃでリスキーな銘柄を平気でポートフォリオ1位に据えて戦う傾向がある。これは自分の中のギャンブル欲を満たすための良くない行動ではないのか? 命金を賭けた真剣勝負の場をスリルとサスペンスを楽しむための個人的な「おふざけ娯楽場」にしているんじゃないのか? そうならば、これは長所ではなく逆にまさしく欠点ではないのか? とハタと思い至ったのです。 また改めてここで考えてみると、私が過去に戦ったやんちゃ銘柄の成績はトータルで見るとそれほど大したものではないですし、今後は自分の性格上の欠陥を強く意識して、ビンズの様に極力つまらない「農耕民族的な銘柄」をポートフォリオ最上位に据えて、今まで以上に慎重に丁寧に戦っていこうと決意しました。(滝汗) そしてこの最新の知見は現在の2021~22主力株概況シリーズでの銘柄選定にも反映させています。つまり、最新シーズンでは、以前よりも「ギャンブル性を抑えた、地に足の着いた銘柄選定」を優先しています。 彼(ラルフ・ビンス)は不安(N1)も高く、衝動性(N5)はかなり高かった。私たちが調べた何十人ものトップトレーダーのなかで、不安が高かったのはビンスとダン・ザンガーの2人だけだった。 【ビンスのコメント】 つまり、私に合っているのは、耐えられないくらい退屈なトレードなのだ。。。トレードを野菜が育つのを眺めるくらい退屈にしておけば、私の不安や怒りや衝動は表には出てこない。。。この3~4年、野菜畑の手法を取れ入れてから、実質的な連勝が続いている。 ビンスは長い時間をかけて自分の性格にぴったりと合った投資手法に辿り着き、それで成績が向上したということです。つまり、誰にでも合うような万能のやり方というものはなく、投資家は1人1人がオリジナルな手法を作り上げていかなくてはならない、ということなんですね。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。独創的な視点から書かれており、非常に勉強になる鮮烈な1冊でした。未読の方は是非。(終わり)
Jan 29, 2022
さて2022ポートフォリオ概況シリーズをどんどんいきます。 598位 4679 田谷 (東1、3・9月優待) × (バリュー投資家としての評価) △ (優待族としての評価) PF時価総額598位は、東京・福岡中心に直営美容室を全国にチェーン展開している田谷です。 現在の株価は545円、時価総額28億円、PBR1.31、自己資本比率52.5%、今期予想PER2.35(ただし本社ビル売却特益によるもので、実態は赤字)、配当利回り0%(0円)、総合利回り5.5%(0+30=30円、優待券はメルカリ平均価格の額面の70%で換算)で、優待は年2回100株保有で2200円相当、500株で6600円相当、1000株で13200円相当の優待券です。 田谷は業績ズタボロで、連続赤字で「継続前提に重要事象」の灯る厳しい状況です。ただ優待族的には、優待内容と総合利回りからは今のところはなんとかギリギリでホールド継続出来るレベルではあります。これからも業績推移をしっかりと注視していく予定です。
Jan 28, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。41位 8218 コメリ(東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額41位の上位銘柄は、新潟県発祥の大手ホームセンターで「農家の皆様の味方」として知られているコメリです。2019シーズンに46位でポートフォリオ上位に初登場しました。 ここは典型的な ウィズコロナ銘柄 であり、このところのマーケットでの「ウィズコロ賞味期限切れ&不人気化」の影響を受けて株価推移は非常に軟調ですが、実際には非常に堅調な業績が続いていること及び個人的には来期業績もそれなりに好調に推移するのではないか?と見ていることから、「ま、そのままホールドでいいやろ。」という最終判断となり、3シーズン連続での上位ランク入選となりました。 現在の株価は2594円、時価総額1411億円、PBR0.61、自己資本比率は60.3%、今期予想PER7.46、配当利回り1.8%(46円)、総合利回り2.2%(46+10=56円、優待券のヤフオク平均落札価格は額面の95%と超高額。なのでここでは100%で換算。)で、優待は100株保有で1000円相当、300株保有で3000円相当、500株保有で4000円相当、1000株保有で8000円相当、3000株保有で15000円相当の自社ギフトカードです。 次に優待券を使っての実際の買い物例をご覧頂きましょう。 さて「農家の皆様の味方」であるコメリは、顧客である全国津々浦々のファーマー達のハートをがっちりと掴んでおり、過去の業績推移が極めて安定していることが大きな魅力です。具体的に見るとこの25年間で一度も赤字がありませんし、財務状態も非常に安定しています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そのため、現時点では今後も一定の株数を保有継続していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 27, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。597位 3561 力の源ホールディングス (東1、3・9月優待) △ PF597位は、博多ラーメン店『一風堂』がメインの力の源ホールディングスです。私はここを買うまで「ちからのみなもと」と勝手に呼んでいたのですが、「ちからのもと」と読むんですね。勉強になりました。 現在の株価は525円、時価総額142億円、PBR4.61、自己資本比率は18.4%で利益剰余金はマイナス、今期予想PER58.99、配当利回り0%(0円)、総合利回り4.6%(0+24=24円、優待券はメルカリ平均価格の1枚1200円で換算。利回りは100株を1年以上保有の場合。)で、優待は年2回500株保有で優待券2枚(1枚につき自社指定商品1品無料。同伴1名まで利用可)などです。また、1年以上継続保有の場合は100株保有株主にも1枚贈呈され、500株以上は更に1枚追加となります。 力の源HDは、コロナ禍によるダメージが深刻で「継続前提に重要事象」の灯る厳しい状況ですが、ラーメンは文句なく美味しいです。 ちなみに私は、「原点の一杯」であるシンプルな白丸元味が好きです。 現行の優待制度が続く限りは、このままホールド継続の予定です。
Jan 26, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。596位 3529 アツギ(東1、3・9月優待) △ PF596位は、ストッキングや下着の国内大手のアツギです。 現在の株価は543円、時価総額94億円、PBR0.27、自己資本比率は77.2%も利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.1%(0+6=6円、優待品はメルカリ平均価格の300円で換算)で、優待は100株保有で年2回自社オンラインショップでの商品購入30%割引です。 私はアツギへは2020年11月4日に参戦しました。ヤフーファイナンスの「低PBRランキング」をのんびりと眺めているときに、「アツギ、かなり下がってるな。自分にとって優待品に使い道はなさそうだけど、超低PBRで好みのタイプだし勉強のために100株だけ買っておくか。」と思って拾ったのです。業績が回復する日が来るまで気長にホールドしながら応援していく予定です。
Jan 25, 2022
さて今日は、2021~22主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP40銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31位 6425 ユニバーサルエンターテインメント 日本を代表する「隠れ優待株」ですね。 32位 9035 第一交通産業 「福証、最後の大物」ですね。 33位 1381 アクシーズ 日本を代表する、「優待チキン株」ですね。 34位 3297 東武住販 小粋な、「優待ふく株」ですね。 35位 7337 ひろぎんホールディングス 優待地銀株界で、最強の総合戦闘力を誇る銘柄ですね。 36位 8935 FJネクストホールディングス 「業界最強クラスの武闘派営業陣」が、何があっても力づくで業績数字を作ってくれるのが株主として頼もしいですね。 37位 7485 岡谷鋼機 「江戸初期創業」で中部財界のドンですね。 38位 8928 穴吹興産 日本を代表する、「優待さぬきうどん株」ですね。 39位 7606 ユナイテッドアローズ アパレル業界、最強の一角ですね。 40位 3277 サンセイランディック ユニークな業態と、でこぼこはありながらも着実に成長していることの2点に大きな魅力がありますね。 以上、2021~22ポートフォリオTOP40銘柄のまとめ でした。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 24, 2022
さて今日は当ブログ1番人気の 2021~22主力株概況シリーズ です。 40位 3277 サンセイランディック (東1、6月優待) ◎~◎◎ ポートフォリオ時価総額40位の上位銘柄は、権利関係が複雑な不動産(底地)を買い取り、関係調整したうえで再販しているスペシャリスト集団のサンセイランディックです。 現在の株価は800円、時価総額68億円、PBR0.65、自己資本比率は51.6%、今期予想PER7.94、配当利回り3.1%(25円)、総合利回り3.4%(25+2.5=27.5円)で、優待は200株保有で500円相当のクオカードなどです。 私は今年は、サンセイランディックのマスコットキャラクターである「底地くん」のぬいぐるみを選択しました。 実際にお家に届いてみると、これが驚くほど可愛いかったんですよ。ちょっと見てください。 あまりにもキュートなので、お家の色々なところに飾ってみました。 特に、お尻が最高。サンセイランディックの「いろいろな意味でのビジネスの厳しさ」を端的に示していて、実に味わい深いですね。 底地くんは旅をした後、最終的には「本棚の守護神」となり、今では毎日私の戦いを「箱根駅伝の出場選手を後ろの車から励ます監督」みたいに、じっと後ろから見つめてくれています。いやあ、それにしていても底地くんは「全体的な輪郭が社長さんにクリソツ」ですね。。。 さてサンセイランディックはユニークな業態と、でこぼこはありながらも着実に成長していることの2点に大きな魅力があります。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そのため自分としては依然としてポートフォリオ上位で戦うに足る銘柄であると考えています。 2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 23, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト124位トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) の第4弾です。 今日は、第23章 性格に関するケーススタディー - ダン・ザンガー から。 ダン・ザンガーの株式市場における最大の宣伝文句は、2年弱で1万1000ドル弱の資金を1800万ドルに増やしたことである。16万4000%という気が遠くなるような利益を上げたのだ。。。この功績は、12~18か月における個人ポートフォリオの運用利率の世界記録として広く知られている。 トレーダーの世界では、根拠がない派手で大げさな作り話が横行しているが、彼はフォーチュン誌に1999年の納税申告書とトレード記録を掲載することで、この話が本当だったことを証明した。 ダン・ザンガー は、 マーク・ミネルヴィニ の傑作 成長株投資の神 にも登場している凄腕モメンタム投資家です。そんな彼の詳細な性格分析が読めると言うのは凄いことですね。続きを見ていきましょう。 ザンガーのNEO-ACの結果で最も目を引いたのは、不安(N1)のファセットが高いことだった。一流トレーダーはほぼ全員が不安の点数がかなり低く、あとは平均が何人かいただけだった。N1が高かったのは彼とあとひとりだけで、これは注目に値する。彼がこのまれな特性を持っていても成功できるならば、彼と同じように不安の点数が高い人でも成功できるかも知れないからだ。。。彼は次のように語っていた。 【ザンガーのコメント】私は心配性だ。それは間違いない。昔からそうだった。。。ただ、資金を失うかもしれないという不安のおかげで、これまで何回も救われてきた。それによってマーケットのたくさんのブレイクを避けることができたからだ。つまり、私にとって不安は良いことだと思っている。。。私は不安になる特性によって真剣にマーケットを読み、マーケットに同調しようとする。うまく説明できないが、不安のおかげでマーケットとうまく波長を合わせられている。つまり、不安をうまく活用できるようになった。 一流のトレーダーにとって致命的な欠点と言えるN1(不安)の高さを持っていながら、マーケットで大成功したザンガーの「不安感との付き合い方・生かし方」は非常に印象深くかつ勉強になりますね。(続く)
Jan 22, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。595位 8864 空港施設(東1、3・9月優待) △ PF595位は、羽田、伊丹中心に全国12空港で施設を運営・賃貸している空港施設です。 現在の株価は566円、時価総額300億円、PBR0.53、自己資本比率は52.1%、今期予想PER17.69、配当利回り2.5%(14円)、総合利回り3.5%(14+6=20円、優待券はメルカリ平均価格の1枚300円で換算)で、優待は100株保有で年2回自社指定提携ホテル宿泊割引券1枚などです。 空港施設は2021年7月29日に上記の優待制度を新設しました。私は、「うぁあ、これは使い道のなさそうな気がする優待だな。あんまりほしくない感じがするな。」とは思いましたが、それでも勉強のために1枚だけ買ってみました。しばらくホールドしながら空港施設について学んでいく予定です。
Jan 21, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。39位 7606 ユナイテッドアローズ (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額39位の上位銘柄は、紳士、婦人向けカジュアル衣料、雑貨のセレクトショップを全国展開しているユナイテッドアローズです。2020年のコロナショックでの株価暴落時に「優待株いけす」から抜擢されてポートフォリオ34位で上位に初登場、そして今2021シーズンもその地位を維持して2年連続でのお出ましとなりました。 ちなみにここは2018年には141位で登場しており、その時の株価は3980円だったのでそれを考えると今は凄く安くなりました。コロナ前の時代には「超優良企業で、日本の勝ち組」と評価されていたわけですが、本当に市場の未来は分からないものですね。 現在の株価は1827円、時価総額552億円、PBR1.87、自己資本比率は44.2%、コロナのダメージで今期予想PER29.76とまだイマイチ、配当利回り1.0%(19円)、総合利回り3.8%(19+50=69円、優待券のメルカリ平均価格は1枚2500円。)で、優待は100株保有で優待割引券(15%割引)2枚などです。 さてユナイテッドアローズはコロナ下の逆風で悲惨な業績推移となっていますが、お店には依然としてアパレル業界トップレベルの力があると思います。 具体例を出しましょう。例えばJR名古屋駅直結のドル箱商業施設である「JR高島屋ゲートタワーモール」を見てみます。 2階のメインの入り口の目の前に、ここのファーストラインブランドである「ユナイテッドアローズ」が大きな面積で、デカい顔をして「高島屋ゲートタワーモールの番長」として君臨(下記マップの8番)しています。 また4階には、セカンドラインである「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」がこれまた良い立地にデンとお店を構えています。 更に6階には、サードラインとなる「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」まで、これまたいいところに登場しています。 つまり、 日本を代表するようなドル箱商業施設というのは、ここユナイテッドアローズの絶大な力なくしては成立しない ということです。 コロナで業績は相変わらずメタメタですが、私はUAの総合戦闘力は大して落ちていない・全然死んでいないと判断しており、それで今回もポートフォリオ上位継続となりました。今後の業績推移をしっかりと見ながら引き続き応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 20, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。594位 3070 アマガサ(東JQS、1・7月優待) ×× (バリュー投資家としての評価)~ ◎ (優待族としての評価) PF時価総額594位は、若い女性向け非皮革カジュアル靴等の小売り、卸売りを展開しているアマガサです。 現在の株価は282円、時価総額19億円、PBR4.35、自己資本比率は29.9%で利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り8.9%(0+25=25円、100株優待品のメルカリ平均価格の2500円で換算)で、優待は100株保有で1月株主に自社取扱商品(婦人靴)1点、7月株主に200株保有&継続保有6か月以上を条件として自社取扱商品(婦人靴)1点などです。 アマガサは業績不振が続き「継続前提に疑義注記」が灯る極めて厳しい状況であり、バリュー投資家としての視点ではとても買える様な状況では全くありません。 その一方で、優待内容は抜群でありまた1単元が安いこと、抜群の総合利回りが出ていることもあり、優待族的には「高いリスクを取る価値がある」危険に挑むことの出来る銘柄であると言えます。株式投資の世界はこのように「矛盾と混とんに満ちた不可思議なところ・疑念と欲望のスクランブル交差点」なんですね。
Jan 19, 2022
さて今日も通常の2022PF概況シリーズです。 593位 2652 まんだらけ (東2、3・9月優待) ○ PF593位は、マンガ専門古書店の最大手のまんだらけです。 現在の株価は560円、時価総額41億円、PBR0.48、自己資本比率は48.3%、今期予想PER9.76、配当利回り0.2%(1円)、総合利回り3.8%(1+20=21円、優待券は極めて人気が高くメルカリ平均価格はなんと驚異の額面の95%!。そのためここでは100%換算。)で、優待は100株保有で年1回9月株主に2000円相当の自社優待券などです。また現時点では長期株主優遇優待制度もあります。 優待券を使っての実際の商品の購入例を1つだけご覧頂きましょう。カーレースの最高峰、F1のミニチュアカーです。 ま、まんだらけは指標的には安いですし(商品在庫が84億円と多いのでPBRの質がやや信頼しにくいと言う問題点はありますが)、総合利回りもまずまず出ていますし、PFの片隅に1枚置いておくのには特に問題のない銘柄であると考えています。
Jan 18, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。592位 8013 ナイガイ(東1、1月優待) △ PF592位は、靴下の老舗で、ストッキング、靴下関連中核に再成長を図っているナイガイです。 現在の株価は298円、時価総額25億円、PBR0.36、自己資本比率は61.6%も利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.8%(0+5.5=5.5円、優待は1ポイント=0.5円で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で1100ポイント(1ポイントが1円相当。自社オンラインショップで使用可)などです。 ナイガイは赤字が続き、「継続前提に重要事象」の灯る厳しい状況ですが、優待内容はとても良いと思います。何とか今の危機を脱して欲しいとホルダーとして願っています。
Jan 17, 2022
さて今日は、当ブログ一番人気の 2021~22主力株概況シリーズ です。 38位 8928 穴吹興産 (東1、6月優待) ◎~◎◎ PF時価総額38位の上位銘柄は、四国首位級のマンションデベロッパーの穴吹興産(通称:優待さぬきうどん株)です。2020シーズン10位、2019シーズンは14位と最上位の一角でしたが、その後の株価上昇時に持ち株の一部を売却し、保有コスト0分を残すという所謂「恩株化」をしたために、今シーズンはやや順位を下げてここで登場してきました。 不動産がメインですが、介護や人材派遣など「不動産で飯が喰えなくなったときを考えて」か、結構多角化しています。♪ 現在の株価は1884円、時価総額217億円、PBR0.67、自己資本比率28.6%、今期予想PER6.00、配当利回り2.9%(55~56円)、総合利回り4.5%(55+30=85円)で、優待は100株保有で3000円相当の選択型ギフト券1枚(讃岐うどんセット等より1つを選択)です。 うどんの本場の讃岐(香川県)の会社なので、当然優待品の中ではうどんがダントツに美味いですが、実はそれ以外にも色々と選択肢があります。 今日は過去の私の選択品を2つ見ておきましょう。 津田の松原サービスエリア限定 骨付き鶏うどんセット このうどんは子会社の穴吹エンタープライズが運営する施設のもので、本場讃岐ならではのコシの強さで大変美味しいです。 ほんとに滅茶苦茶美味しい !!! なんというか、「人間の原始的な太古の本能にガツンと訴えかけてくる」うまさがあります。 どうです? 穴吹興産の優待品、滅茶苦茶いいでしょう。♬ さあ、もう1つ行きますよ。♪ ジョイフルサンアルファ厳選長崎県産牛肩ロース 穴吹興産優待牛肩ロースのすき焼き お肉がふんわりしていて美味しかったです。 さてそれでは今日は、私が「穴吹興産をポートフォリオ上位銘柄として戦っている理由」を箇条書きで説明致しましょう。1. 株式市場で最も不人気な業種の1つであるマンションディベロッパーは指標的に割安なところが多いが、ここ穴吹興産もその条件を満たしていること。2. マンションディベロッパーが市場で超不人気である理由は、リーマンショック時に潰れたり、潰れないまでも大赤字を出して会社存亡の危機に追い込まれる銘柄が続出した「恐怖の記憶」が未だ多くの投資家の脳裏にまざまざと焼き付いているせいである。 ただ、ここ穴吹興産は過去20年間一度も赤字がなく、当然リーマンショックも余裕で黒字で切り抜けるなど業績が極めて安定的に推移しており、また緩やかではあるものの持続的な成長が続いているのが気に入ったこと。 ちなみに過去20年間赤字のない理由についてはIRによると、「当社は地方都市中心に事業をしていて、他社の少ないところで堅実に丁寧にやってきたから。」ということでした。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また穴吹興産は財務状態が非常に悪いのが大きな欠点でしたが、最近はかなり改善しているのもプラスポイントと思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)3. 穴吹興産は四国・九州・中国・北関東(栃木や群馬)などの強敵の少ないエリアに狙いを絞ってマンションを建てているのだが、この「ニッチ戦略」が、かつて 2012年にPF1位の超主力として戦ったウェディング銘柄の2198アイ・ケイ・ケイ みたいで気に入ったこと。 ちなみにIRによると、「ウチは四国の会社なので、地方都市での様々なノウハウがある。なので、競合の多い大都市圏は避けている。また地方都市だけで見ると、マンション供給では第1位である。」ということでした。 4. 「11期連続で未契約完成在庫0戸」 と極めて手堅いビジネスをしている点が気に入ったこと。ちなみにIRによると、「当社は市場調査を重視し、各エリアでのマーケティング情報を集積して将来予測を慎重にやっている。」とのことでした。(上記データは2021年6月期決算短信P2より引用)5. 前述の通り、うどんの国讃岐らしい、日本株市場最強クラスの魅力的な御当地優待が付いていること。そして優待内容に「強力なガチンコパワー」があるために、優待権利月である6月には高確率で株価上昇が期待できること。 以上をまとめると、穴吹興産はうどんの国讃岐らしい極めて魅力的な御当地優待、指標的な割安さとマイルドながらも着実な成長力、更にしっかりとした総合利回り、過去の業績推移の高い安定感などから、優待族的には「キャッスルエクセレントな最上級の銘柄」の1つであると考えています。 自らの経験上、 「指標的な割安さと一定の成長力を同時に併せ持つ銘柄」と言うのは、時間はかかってもいつかは株式市場で高い評価を受けることが多い です。未保有でお金の余っている優待族の方は、この機会に是非お一ついかがでしょうか? 優待うどん、美味いですよ。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 16, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。591位 4826 ダイキョーニシカワ(東1、3月優待) ○ PF591位は、インパネやバンパー、バックドアなど自動車樹脂部品製造で、マツダ系(7割強)とダイハツ系が主のダイキョーニシカワです。 現在の株価は619円、時価総額457億円、PBR0.58、自己資本比率は50.1%、今期最終利益0予想、配当利回り4.9%(30円)、総合利回り5.7%(30+5=35円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 ダイキョーニシカワは業績はイマイチですが、十分な総合利回りが出ていますし、ポートフォリオ下位としては大きな問題はないものと考えています。
Jan 15, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。590位 5976 高周波熱錬(東1、3月優待) ◎ PF590位は、電気による鋼材焼き入れ(誘導加熱加工)大手の高周波熱錬です。 現在の株価は627円、時価総額275億円、PBR0.43、自己資本比率は73.8%、今期予想PER10.43、配当利回り4.0%(25~26円)、総合利回り5.6%(25+10=35円)で、優待は「1年以上継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードです。 ネツレンは指標的にも安いですし、十分な総合利回りも出ていますし、ポートフォリオ下位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Jan 14, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト124位トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) の第3弾です。 今日は、第14章 神経症傾向とトレード から。 まずはロ、レービン、スティーンバーガーが2005年に発表した研究を紹介しよう。。マーケットで感情の起伏をより抑制できた人は、トレード結果も良かったことがはっきりと表れていた。 神経症傾向が低い人と投資の成功に最も高い相関性が見られた。。。その理由は第3章で見た脳の外側と内側の経路に関係がある。穏やかな気質で、感情が安定していて、リラックスしているトレーダーは、勝ちトレードのあとでも負けトレードのあとでも論理的かつ適切な判断を下すことができる。 神経症傾向が強いことはトレードの世界では大きなハンディキャップになるということですね。そして私たち 日本人は「不安遺伝子」を持っていることが多く、世界中で最も不安を感じやすい民族である と言われているので、もしかするとそれで日本人には「投資嫌い」や「投資下手」が多いのかもしれないですね。 つまり、すでに公表されている研究によって、トレード中の感情の状態が極めて重要だということは分かっている。。。勝ちトレードや負けトレードに感情的に反応することは、マーケットでの成功に悪影響を及ぼす。 しかし、なぜなのだろうか。それは、マーケットでのトレードがギャンブルではなく、技術的で知的な仕事だからである。 父と私はこれをさらに掘り下げていきたいと思った。そこで、私たちは独自の研究を始めた。まず、世界中から先物トレードで大成功を収めている一流トレーダーのみを選んでNEO-AC検査の完全版を受けてもらった。知りたかったのは、世界最高峰のトレーダーに共通する性格特性があるのかどうかである。もしあるならば、普通のトレーダーも自分自身をよりよく理解したうえでトップトレーダーの情報を参考にすればトレードの成功につなげられるかもしれない。 彼らの神経症傾向をファセットのレベルで見ると、非常に興味深い発見があった。実は、勝ち続けるトレーダーは、NのファセットのなかでもN1(不安)とN6(傷つきやすさ)がという2つのファセットがかなり低かったのである。つまり、成功したトレーダーは、ストレスがかかる状況においても失敗や負けに関して不安になったり傷つきやすくなったりすることが普通の人よりもはるかに少ない人たちだった。 N1が高い人はトレード中の不安の大きさに特に注意しなければならない。資金を失う恐怖は非常に大きいため、これを軽視してはならない。 前述したように、日本人の多くは不安レベル(N1)が高いわけなので、投資に当たっては「自らの感情のコントロール」に最大限の注意を払わなくてはならない、ということですね。非常に参考になりました。 また改めて考えてみると、資産が余裕で自由億を超えているような投資家の方は確かにあんまり神経質な人はいないし、どちらかというと大らかだったりちょっとズボラだったりする傾向があるなあ、とも感じました。実に面白いですね。(続く)
Jan 13, 2022
さて今日は 2021~22主力株概況シリーズ です。 37位 7485 岡谷鋼機 (名1、2・8月優待) ◎◎ PF時価総額37位の上位銘柄は、「江戸初期創業」で中部財界のドン&名門商社の岡谷鋼機です。2015シーズン42位、2016シーズン34位、2017シーズン38位、2019シーズン42位、2020シーズン42位と過去数年安定してPF上位で登場していますが、今シーズンもその地位を維持してここでゆったりと出てきました。 2021年3月に31年ぶりの社長交代があり、創業家14代目の当主で前社長さんの長男でもある岡谷健広氏が就任しました。「岡谷鋼機にだけ江戸時代がそのまま今でも続いている。」かの様な錯覚を覚えますね。(笑) 岡谷家14代当主 岡谷家13代当主 さて岡谷鋼機は地元の名古屋では、 「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」と言われるほどの超名門企業 となります。 (上記データは手持ちの週刊ポストの過去記事より引用) ちなみにこれに関連して、2021年2月20日に東洋経済オンライン編集部による、「生涯給料の中部地区ランキング」という記事がありました。 このランキングの中で、岡谷鋼機の生涯給料は3億3950万円の3位であり、3億3570万円で4位のトヨタ自動車、3億0845万円で8位の豊田自動織機よりも上位に位置していました。 つまり、「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」という古くから地元に伝わる格言は真実だったということなんですね。! (上記データは東洋経済オンライン編集部2021年2月20日の記事より引用) そんな素敵な岡谷鋼機の現在の株価は9800円、時価総額953億円、PBR0.38、自己資本比率は45.7%、今期予想PER5.55、配当利回り2.4%(230円)、総合利回り2.6%(230+22=252円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で2月株主に 愛知県産米5kgです。200株保有の場合は8月にも同じお米5kgが戴けます。更に長期株主優遇優待制度(100株以上の連続3年以上の保有で図書カードの追加)もあります。 愛知県のお米が美味しいなどとはあまり聞いたことがなかったのですが、この岡谷鋼機のはなかなかのクオリティです。 ちなみに長期株主優遇優待の内容は以下となります。 100株以上を3年以上連続保有で、2月及び8月株主に2000円相当の図書カード。 さて岡谷鋼機は超マイナー市場である名証1部所属であることが災いして指標的に非常に割安な株価水準に捨て置かれていますが、その実力には確かなものがあり、間違いなくポートフォリオ上位の一角で戦える素晴らしい銘柄であると考えています。創業家14代目の新社長さんの手腕に期待しながら、これからも楽しくホールドして応援していく所存です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 12, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト124位トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) の第2弾です。 今日は、第3章 脳の構造に関する基礎知識 から。 成功したトレーダーのなかにはごく平均的な知能指数の人もたくさんいる。その一方で、ものすごい天才がトレードで惨敗することもある。 みんな安く買って高く売るべきだという理論は分かっている。しかし、実際には感情的に踊らされて、その逆をしてしまうことが多いのである。 うんうん、その通りです。私たち投資家は「自らの感情」という魔物と常に対峙しなくてはならず、これが実に難しいんですね。私も「投資家20年生」ですが、未だにとても苦労しています。(汗) 図3.1 脳の基本的な構造ー中心の核と外側の殻 脳の核となる辺縁系は脳の中心部にしまいこまれており、太古の時代からあまり変わっていない。ここでは基本的かつ原始的な精神機能、つまり生存欲、恐れ、怒り、飢餓、性欲などの感覚を担っている。脳の中心部は、もともと白黒はっきりした判断を素早く下すことができるように作られている。つまり、この部分は「考える」のではなく、反応するのである。 図3.2 感情刺激を管理するための2つの経路 荒野を抜け出す道をうまく探し当てるためには、論理的な脳と感情的な脳の両方が必要で、同じことはマーケットでうまくトレードする場合にも言える。 もちろん実際には、人は成功するために直感と分析を巧みに組み合わせてきた。マーケットへの投資も例外ではない。つまり、トレーダーは脳の外側と内側の両方を使わなければならない。 さて、これでウォーミングアップは終了です。次回からは、この本の大トロの所をサクッと一緒に見ていきましょう。(続く)
Jan 11, 2022
さて今日は当ブログ一番人気の2021~22主力株概況シリーズです。 36位 8935 FJネクストホールディングス (東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額36位の上位銘柄は、首都圏で『ガーラ』ブランドの投資用ワンルームマンション販売を手掛けるFJネクストHDです。 現在の株価は1005円、時価総額348億円、PBR0.59、自己資本比率は65.5%と良好、今期予想PER5.57、配当利回り4.8%(48~49円)、総合利回り5.4%(48+6=54円、優待券はメルカリ平均価格の額面の60%で換算)で、優待は1000株保有で自社子会社運営旅館優待利用券(10000円)1枚などです。以前は100株優待もあったのですが、来期2022年3月期からは廃止されてありませんのでご注意ください。 私はFJネクストの100株優待廃止があったときに、「優待廃止は残念だけど、代わりに来期の4円増配もあるし、何しろここは業界最強クラスの武闘派営業陣が強烈で何があってもオラオラで業績数字を作ってくるし、指標的にも非常に割安だし、財務状態も鉄壁だし、ここはむしろ買い増しで行く局面だろう。」と考えて少し乗せました。 そしてその後時価総額が同じくらいの順位の銘柄と徹底比較したところ、「いや、FJネクストはもう少し上の順位で戦えるだけの力があるな。」という結論になり、更に優待MAXとなる10000株まで買い増しをしたために、今シーズンは順位を上げてここで登場してくることとなりました。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) さてFJネクストはマンション購入を勧める勧誘電話が「ちょっとだけやんちゃ」(笑) なことで有名ですが、待ちの営業ではなかなか売れる商品ではないでしょうし、これはやむを得ないだろうと思います。 そして世の中には「もっと剛腕」の会社もたくさんあります。私は以前にFJネクストではない、当時「業界最凶」と言われていたライバル企業から何故か何度も電話勧誘を受けたことがありました。 普通に断って1回で済む場合もありましたが、ツワモノの方にはそれは全く通用しませんでした。 「私は一切興味がありません。なので、2度と電話をかけてこないでくださいね。お願いします。」と丁寧に言って切っても、「こらあ、俺の話はまだ終わってないんだよ。最後まで聞けや。おまえマジで社会人としてあり得ない、ふざけた態度だな。どういう教育受けてきたんだ。俺が叩き直してやる。これから追い込みにテメエの家まですぐ行くよ。首洗って正座して待っとけ。!」見たいな感じですぐに連続コールバックしてくる強面営業の方もいたりして、割と精神的にキツかったです。 (^_^;) それにしてもこういう「イケイケ営業」系の銘柄には何故かとても良い株主優待制度を持つ、実に株主思いの会社が目立ちます。 あらゆる意味で、資本主義の原則にプリミティブに愚直に素直な企業が多い ということでしょうかね。(笑)2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 10, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。最初に言っておきますが、今回の記事は「大長編」です。皆様、気合を入れてご覧下さい。35位 7337 ひろぎんホールディングス(東1、3月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額35位の上位銘柄は、広島銀行が核となって2020年10月に新たに誕生したひろぎんホールディングスです。地銀界では「相対的には最上位の一角」に位置する名門企業ですね。 現在の株価は713円、時価総額2227億円、PBR0.42、自己資本比率は4.6%、今期予想PER9.42、配当利回り3.4%(24円)で、優待は下記の通りです。 公益財団法人ひろしま美術館の招待券2枚のメルカリ平均落札価格は800円、優待ギフトは2500円相当なので、100株保有時の総合利回りは、8.0%(24+8+25=57円)と極めて高いです。 今日はまずは優待ギフトの選択例を2つ見ておきましょう。 1つ目は5000株優待品の「フルーツ詰め合わせ」です。 ちょっと今までに見たことがないくらいに豪華で煌びやかな内容で、正直びっくりしました。まるで宝石箱みたいですね。(汗) どれも滅茶うまかったです。 2つ目は、1000株優待品の「広島八天堂セット」です。ワイは八天堂のパンが大好物なのです。何故かというと、雲みたいにフワフワしていてそれでいてどことなくしっとりとしていて、非常に美味しいからです。 くくく、、、多過ぎて食べきれないや。。。 5000株優待品と1000株優待品のコラボショット。 おいしーーーーーーーーーーーーーい。 さてひろぎんHDの優待では、上記のカタログギフトにプラスして、「公益財団法人ひろしま美術館の招待券2枚」も貰えます。そしてこの美術館は、1978(昭和53)年に創業100周年を迎えた広島銀行が「地域とともに歩んだ歴史の記念事業として設立したもの」なのですが、お客さん、この美術館が結構凄いんですよ。何故かというと「お宝級」の絵をたんまりと握りこんでいるからです。ちょっと一緒に見てみましょう。 入り口からしてオーラがあります。「ひろぎんHDは力があるんだなあ。」と実感しますね。 中に入ります。 ここは何と常設展は写真撮影OKなんですよ。 なので、ここからは特に素晴らしい絵をいくつか見てみましょう。 何と言っても最初はこれ。ゴッホがその死の直前に、狂気と揺らぐ命の炎の極限の状況下で描き上げた最晩年の傑作「ドービニーの庭」。ゴッホの本物の絵を持っている美術館と言うのは日本には数えるほどしかありません。その貴重な1枚がここに。 近くで見ると、物凄い迫力があります。「天才」ってこういう事なんだなあ、1枚の平面に自分の過去と現在と未来を凝縮して表現できるんだなあ、と良く分かります。 ちなみに「ゴッホの絶筆ではないか?」とも言われるこの最晩年の傑作、「ドービニーの庭」の秘密についてはこちらの記事が詳しいです。↓↓↓ 「ドービニーの庭」 広島にあるゴッホ最晩年の傑作|知られざる日本のすごいアート シャガールの「ヴィテブスクの眺め」。 ピカソの「四人の水浴する女」。 あぁ、素晴らしい絵が多いです。どれか1つだけでもいいから、是非お家に飾りたいですね。(笑) 、、、すいません、またもや悪い癖が出てちょっと長くなってしまいました。 以上をまとめるとひろぎんHDは、地銀上位で指標的に安くかつ極めて高い総合利回りが出ているエクセレントな銘柄です。そのため現在私の、 優待地銀株バルクプロジェクト の「首領銘柄」となっています。 これからも現行の優待制度が続く限り、ポートフォリオ上位で楽しくホールドしながら応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 9, 2022
さて今日は2022PF概況シリーズです。589位 6325 タカキタ (東1、9月優待) 〇 PF589位は、飼料系農機が主のタカキタです。 現在の株価は616円、時価総額86億円、PBR1.05、自己資本比率は77.3%と良好、今期予想PER22.16、配当利回り1.6%(10円)、総合利回り2.4%(10+5=15円)で、優待は100株保有で年1回500円相当のクオカードなどです。 タカキタは指標的な割高感も特にありませんし、財務状態も良いですし、PF下位としては十分に良い銘柄であると評価しています。
Jan 8, 2022
今日は株式投資本オールタイムベストです。第124位は、トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) です。 ジェイソン・ウィリアムズは、ジョンズ・ホプキンス大学で訓練を受けた精神科医ですが、それよりも何よりも世界的に著名なトレーダーである、ラリー・ウィリアムズ の息子さんとして有名です。 そしてラリー・ウィリアムズの著作を本シリーズの 122位 、123位 で登場させたのは決して偶然ではなく、「ウィリアムズ親子3部作」としてまとめて出すためだったのです。これはずっと以前から心の中で温めていた企画だったのですが、ここでようやく実現できてとても嬉しいです。 さてこの本は、NEO-AC性格検査という検査を受けた上で、それに基づいて個人個人に適したトレードスタイルを目指そうと言う珍しい視点で書かれた1冊です。そして、著者は父親であるラリー・ウィリアムズの名声を最大限に利用して、世界的に有名な複数のトレーダーにNEO-AC性格検査を受けさせたうえで更にその詳細な結果を開示することまで了承させています。そしてここが本書中でべらぼうに面白いところです。 中上級の投資家の方々にとっては「これはたまらん。」というずば抜けた知的興奮に溢れた本ですし、精神科医でかつ同時にラリー・ウィリアムズの息子であるジェイソン・ウィリアムズにしか書けない、逆に言うと彼だからこそかけた傑作です。 ちなみに最初に言っておくと、この本の前半は脳の構造や性格検査の話で、正直「前菜」と言う感じであんまり面白くありません。ところが、第14章の 神経症傾向とトレード あたりから、一気にヒートアップして俄然面白くなります。前半が時速30キロくらいとすると後半は120キロくらいの猛スピードが出ていて最高です。なので、皆様も最初の数十ページを読んで「なんじゃこりゃ? もうやーめた。」と諦めずに、是非最後まで読んで欲しいと思います。(笑) それでは次回からは、いよいよ本文へと分け入って参りましょう。この本、マジで凄いですよ。(続く)
Jan 7, 2022
さて今日は当ブログでダントツ一番人気の 2021~22主力株概況シリーズ です。 34位 3297 東武住販 (東JQS、5月優待) ◎◎ PF時価総額34位の上位銘柄は、山口、福岡県を地盤に中古住宅の再生販売事業を展開している東武住販です。2020シーズンは30位でしたが、今シーズンもほぼ同じような立ち位置でここで登場してきました。 さて東武住販は実に魅力的な価格水準の中古住宅を販売しています。歴戦の株クラの方々なら気軽に買えるくらいの値段でたくさんの一戸建てが売っているのです。見ているだけで楽しいですね。♪ (上記データは東武住販のHPより引用) 現在の株価は1029円、時価総額27億円、PBR0.80、自己資本比率は71.0%と良好、今期予想PER7.92、配当利回り3.0%(31円)、総合利回り4.0%(31+10=41円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当の自社営業地域(地盤はフグの本場の山口県下関市)関連食品などです。 今日は私が過去4年に戴いた優待品を復習として見ておきましょう。 2021年です。 1000株優待品 100株優待品 「ふくのお茶漬け」を食べてみました。美味しかったですが、ふくがどこにいるのかは小っちゃくて良く分かりませんでした。 2020年です。 1000株優待品 100株優待品 2019年です。 「ふく 切り身 だし茶漬け」を食べてみましたが、さっぱりしていて、美味しかったです。 2018年です。 頭と手足を引っ込めて、、、 バビューン。!!! さて東武住販には、 1.指標的に割安で、総合利回りもまずまず、かつ一定の成長力がある。 2. 時価総額僅か27億円の超小型株であるため、いわゆる 小型株効果 が期待できる。3. 営業エリアをじわじわと拡大しながら、数年単位で見ると緩やかながらも確かな成長を続けており、中長期の時間軸で「ゆったりまったり」ホールドするのに適している。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) 4. 激レアな5月優待銘柄 (総数僅かに32) であり、優待権利前には需給の関係から、高い確率での株価上昇が期待できる。 と言う4つの大きな魅力があります。 これからもポートフォリオ上位銘柄として、楽しくホールドしながら応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 6, 2022
さて今日も2022PF概況シリーズです。588位 9835 ジュンテンドー(東2、2月優待) 〇 PF588位は、中国地方トップシェアのホームセンターのジュンテンドーです。 現在の株価は616円、時価総額51億円、PBR0.40、自己資本比率は36.2%、今期予想PER9.79、配当利回り2.4%(15円)、総合利回り4.1%(15+10=25円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードです。 ジュンテンドーは低PBRですし、まずまずの総合利回りが出ていますし、PF下位としては良い銘柄です。こういった「縁の下の力持ち」的な銘柄が私のポートフォリオを静かに支えてくれているんですね。
Jan 5, 2022
さて今日は通常の2022PF概況シリーズです。 587位 7212 エフテック (東1、3月優待) ◎ PF時価総額587位は、ホンダ系部品会社のエフテックです。 現在の株価は627円、時価総額117億円、PBR0.30、自己資本比率は28.7%、今期最終赤字予想、配当利回り1.6%(10円)、総合利回り3.2%(10+10=20円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 さて自動車部品業界というのは元々「割安優待株の宝庫」なのですが、ここエフテックも実に安いと思います。ただ 超名著 「千年投資の公理」 で著者のパット・ドーシーが、 経済的な堀の無い業界と名指しで批判したくらいに競争環境が厳しい所なので、今の低評価もやむを得ないのかな?とは感じています。ま、いずれにせよPF下位としては抜群に良い銘柄と思っていますし、これからも楽しくホールド継続の予定です。
Jan 4, 2022
皆様、2022年明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 「いつもニコニコ全財産フルインベストメント」を原則とする。決して「悪魔のささやき」であるマーケット・タイミング戦略 を取らない。過去200年の期間で見てあらゆる金融商品の中で株が最も長期リターンが良いことはデータから明白なので、その「最も有利な所」にシンプルに全財産を賭け続ける。(上記データは「株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル著、日経BP、2005年」より引用) また「失われた30年」が続き、世界でダントツの低パフォーマンスに喘ぐ日本市場ではあるが、過去115年間(1900~2015年)の超長期での「1か月物Tビルと比較した年平均プレミアム」で見ると、6.2%と世界平均の4.2%、アメリカの5.5%を上回っている。 マーケットは「平均回帰の原則」が強く働くところであることを考慮すると、過去30年間があまりにもとんでもなく酷過ぎた分、ここからの数十年の日本株市場の長期パフォーマンスは世界平均を大きく上回る可能性があると個人的には考えている。 何が言いたいかと言うと、「長期ポテンシャル抜群」&「長年戦い続けてきて裏路地の隅々まで知り抜いている」ここ日本株市場で、今年2022年も全身全霊を賭けて戦う。(上記データは、「ファクター投資入門 アンドリュー・L・バーキン+ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2018年」より引用) 2. 1年間例えどんな事があろうとも、株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして「常に上機嫌で、朗らかに楽しく」毎日を過ごす。株式投資は「世界最大のグレートゲーム」であり、それに参加できることへの感謝の気持ちを持ち続ける。 3. 「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマーク(TOPIX)を上回る成績を上げることに注力する。 自分には投資でワクワクドキドキ感を味わいたい、スリルとサスペンスを楽しみたいという無意識の欲求があり、それでリスク・リワード比の劣るギャンブル的な銘柄で勝負してしまうという悪癖が以前からある。またそれによって平均するとこれまで毎年3~4%のパフォーマンスを失っている。 なので、「野菜畑を育てる農夫」の様な気持ちで、リスク・リワード比の優れた、地味だけど魅力的な銘柄に限りなく特化して堅実に戦う。投資に過剰な楽しみを求めない。普通にやっているだけでも十分に面白いんだし、自分は「とにかく勝つためにマーケットにいる。」ことをしっかりと意識し続ける。 具体的には数多くの優待銘柄でポートフォリオの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、強い確信の持てる上位銘柄には迅速&大量に資金を投入する「カウンター狙いの投資」に徹底する。 毎年少なくとも2回か3回は絶好の投資チャンスが訪れる。例えば2021年だったら 1605INPEX や 9267ゲンキードラッグストア に、「ボールが止まって見える。お金が目の前に落ちている。」と感じる瞬間があった。それを決して逃さない。絶好球は強打する。 イメージとしては、モンゴルの大草原の草むらに体を低くして隠れ獲物を捕らえるチャンスを粘り強く待つマヌルネコの様に「極限まで重心を低くして」集中して戦う。 (撮影 みきまる 名古屋東山動物園) 4. 投資戦略としては、現在の自分の根幹手法である バリュー → モメンタム戦略 を貫き、少しでも良好なパフォーマンスを目指す。「勝つことにどこまでも貪欲」に戦い続ける。 5.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待は様々な手段を駆使して100%使い切る。 といったところです。 尚ここで、自らの利便性のために、昨年2021年末のベンチマークとなる各指数を貼っておきます。今年も絶対に、各指数を確実に一人ずつ順番に○ってやります。(上記データはSBI証券より引用) 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。何があろうとも、自分が生きている限りは最後まで死力を尽くして頑張ります。それでは皆様、今年2022年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。 みきまる拝。
Jan 3, 2022
どれだけ勉強しても、1000冊に迫る程の投資本の読書を重ねても、どうしても精度の高い、異次元に住んでいる自由闊達なS級凄腕投資家の域に達することが出来ない。 株式投資は純粋な自然科学ではなくギトギトの社会科学+総合芸術。算数や国語だけではなく音楽+美術の能力も必要。 才能が全然足りない。自分には絶望的に欠けている。それは分かっている。 それでも、今日よりも少しでも、0.1歩でも明日には良い投資家になれるように、努力を続けるしかない。自分には「蛇のような執念と燃えるような情熱」しかない。他には何も持っているものはない。裸で、死ぬ気で戦い続けるしかない。失うものなどない。やるしかない。
Jan 2, 2022
いやあ2021年が終わってしまいました。月日の流れは本当に早いですね。 次に2021年の最終成績ですが、対2020年末比で+19.4%(税引き後・入出金は影響0に補正済み・優待は全て0円換算)となりました。 さて実は2021年は年初に、以下のように自分に対して誓っていました。「自分にはリスク・リワード比の劣ったギャンブル性の高い銘柄をポートフォリオ上位に据えて戦ってしまう悪い癖がある。投資はスリルやサスペンスを味わうためにやるのではなく、とにかく勝つためにやるものだ。平凡で地味だけどリスク・リワード比が優れた銘柄を厳選してポートフォリオを組み上げ、丁寧に手堅く戦って、確実にTOPIXを上回る成績を出すことだけに集中しよう。」 1年間が終わってみると、目標通り大振りをせず、投機色の強い銘柄には一切手を出さず、堅実に戦い抜けたと思います。自分はおっちょこちょいな性格なので細かいミスは例年通り実にたくさんありましたが、それでも致命的な大きなミスは無く良い1年だったと考えています。また最終成績に関しても、極限まで保守的に戦ったことを考えればまずまず合格点を付けられると個人的には認識しています。 2022年も、昨年のように規律を守って戦えたらと思っています。
Jan 1, 2022
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