全31件 (31件中 1-31件目)
1
いやあ1月が終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2017年末比で+5.2%となりました。今月はポートフォリオ上位銘柄が全般に好調で、まずまずの滑り出しとなりました。 ここで少し真面目な話をすると、過去のデータ上、毎年のパフォーマンスに最も大きな影響を与えるのは例年この1月の成績です。1月の成績が良かった年は大体ハッピーに終わりますし、逆に悪かった年は最近だと2016年がまさにそうでしたが、年間を通じて非常に厳しい戦いを強いられることが多いんですね。 その理由なのですが、株式投資ではメンタル、心理面が安定して充実していることが非常に重要なので、スタートが良いか悪いかということは想像以上にパフォーマンスに大きな影響があるのではないか?と思っています。 そういった意味では今年はまずまず幸先の良いスタートを切れたわけですが、とにかくこの先も全力を尽くして頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 31, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) の早くも大好評を戴いている第2弾です。 今日は、 まだ本編にはいってすらいないのに、すでに異常にアツい序文とまえがき を見ていきましょう。 トレンドフォローはあらゆる市場で重要な力であり、幅広い投資ポートフォリオの一部であるべきだ。私にとって、トレンドフォローの規律はトレードや資金管理を超えるものだ。 私たちはだれもうまくいっていることは続け、うまくいかない活動はやめることが多いので、トレンドフォローは生活の多くの場面で使える考え方 だ。 このコベルの、「私たちはだれもうまくいっていることは続け、うまくいかない活動はやめることが多い。」 という表現は理に適っていますし、しっくりきますね。 なぜトレンドフォローは最も儲かるトレーディング手法であり続けるのか? トレンドフォローが揺るぎない理由は何か? 皆様にもう一度この日記の先頭に戻って本の表紙を見て貰いたいのですが、 トレンドフォローは「劣化しない最強戦略」 なんですね。これはどういうことかというと、バリュー(指標的に安い投資対象を買う戦略)、サイズ(小型株ほどその成績が良いのでそれらを狙う戦略)、カレンダー効果(特定の月のパフォーマンスが良いのでそれを狙う戦略)などのアノマリー(既存の投資理論では証明のつかない価格形成や、経済合理性だけでは説明できない動きのこと)は、「発見された後にはすべて消えるか反転するか弱まっていく(ウォール街のモメンタムウォーカー P50より 1993年シュウェルトの指摘)」ことが発見されています。ただ モメンタム(≒トレンドフォロー)だけは「アノマリーが発見されたあとも持続している」 んですね。 この点に関して非常に印象的な具体例を挙げると、マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社) で登場するトレンドフォロワーのビル・ダンは、1974年以来「複利で年23%以上の純利益を達成」していますが、「ファンドの設立時に構築された基幹システムと、数年後に組み込まれた主要追加システムは重要な部分をいじくりまわされることはなかった。 28年間あらゆるタイプの市場環境をくぐり抜けて来るなかで、同じ方法が使われてきた。 」とはっきりと明言しています。つまり、確かに「トレンドフォローは劣化しない」んですね。ということは、 トレンドフォローこそが投資の聖杯(必勝法) である事になります。もう20年近くも「バリュー一筋」でやってきた私がこの事実を認めることは精神的に大変な困難が伴いましたが、 現実がそれが真実だと示している のです。私はこの数年でようやく「自分にとってあまりにも衝撃的で残酷な事実」をはっきりと認識し、そして受け入れました。 「バリュー一辺倒では生き抜けない。市場はそういうところでは全くない。」と、遅まきながら、立派な中年になってやっと分かった のです。(滝汗) それでは次回からはいよいよこの本の本文へと分け入っていくことに致しましょう。(続く)
Jan 30, 2018
さて今日は2017~18主力株概況シリーズです。 46位 7581 サイゼリヤ (東1、8月優待) ◎ PF時価総額46位の上位銘柄は、低価格のイタリアファミレス『サイゼリヤ』を直営展開するサイゼリヤです。 現在の株価は3315円、時価総額億1733円、PBR2.05、自己資本比率は78.1%と鉄壁、今期予想PER20.63、配当利回り0.5%(18円)、総合利回り1.1%(18+20=38円)で、優待は100株保有で2000円相当、500株で10000円相当、1000株で20000円相当の品物(オリーブオイルやワインなど)です。 私は2016年は、Aのイタリア食材セットとBのイタリアお菓子セットを1つずつ戴きました。具体的に見ておきましょう。 相変わらず凄いボリュームですね。♬ A イタリア食材セット B イタリアお菓子セット どの品物もプレミアム感があって最高・至高の内容でした。 それでは今日は1つだけ、優待品の実際の使用例を御覧頂きましょう。 サイゼリヤ優待トマトソースのブッタネスカ(娼婦風スパゲティ) イタリア感満載、パスタもモチモチで非常に美味しかったです。 さてサイゼリヤはこのところ営業利益の拡大が続き、最高純益を更新しています。ただ今期の1Qは「円安による輸入食材価格の高騰及び生産性の悪化による労務費の上昇」により数字はイマイチでした。この傾向が続くのかどうかについては一定の警戒が必要とは思います。 ま、いずれにせよ、優待グロース株として見た場合には特に指標的な割高感もありませんし、なにしろ優待内容は最高ですし、これからもPF上位銘柄として楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Jan 29, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第68位は、規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) です。 著者のマイケル・コベルは「トレンドフォローの伝道師」として有名な人物で、その一連の著作は「とにかくアツい」ことで知られています。また 彼はトレンドフォロー以外の投資手法には極めて否定的で、我々が専門としているバリュー投資やインデックス投資を「徹底的にこき下ろす」激しい性格 であるため、 この本の評価は「最高と言う人と最悪と言う人」がいて完全に真っ二つ に分かれています。 実は私はずいぶん昔に軽く流し読みした時に、「なんじゃこりゃ? 傲慢で不遜な本だな。」と思ってそのまま忘却の彼方へと旅立っていたのですが、その後、 ウォール街のモメンタムウォーカー や、その 個別銘柄編 を読んで、「モメンタム/トレンドフォロー戦略にはバリュー戦略を遥かに超える高いパフォーマンス実績がある。」ことを再認識し、更に近い将来に紹介する予定の 株式売買スクール という本でもこの本が激賞されていたことを思い出して改めて虚心坦懐に再読したところ、とてつもなく良い1冊だったのです。 以前の「バリュー一辺倒」だった頃の私は、トレンドフォロー手法に対して「完全に目も心も閉ざしていた」ので、それで初読のときには全く心に響かなかった のだと思います。 今日はまずはコベル自身による序文と、監修者の長尾慎太郎氏の言葉を見ていきましょう。 私は日本の投資家が大きな利益を出すのに、トレンドフォローが役立つと信じています。 トレンドフォローとは何でしょうか?それは一言で言えば「考え」 です。 なぜ「トレンドに乗る」ことが良い考えなのでしょう? 第一に、トレンドフォロワーたちはこの40年にわたって文字どおり何十億ドルも儲けています。 それはこれまでに考えられた取引戦略で、最も利益を上げられるもののひとつです。第二に、人間性は変わりません。 1989年の日経平均は3万9000円でした。今はざっと1万円です。(みきまる注 この本の発売は2010年) 日本人はバイ・アンド・ホールドがうまくいかないと分かっているでしょう。 私たちは全員、バイ・アンド・ホールドはやめて、トレンドフォロワーが大金を稼いでいるやり方に従うべき です。。。周りの人よりもより 多くのお金を稼ぐチャンスが欲しいのならば、トレンドフォローが最高の選択肢 です。 この序文を読んだだけで、コベルのトレンドフォローへの入れ込み具合と、それ以外の投資戦略をメッタ斬りする性格の激しさが分かりますね。実際、 本文の中では「世界一の投資家」ウォーレン・バフェットのことさえも「爽快なくらいにボロクソ」 に書いています。(笑) 続いて監修の長尾氏の言葉を見ていきましょう。 トレンドフォロー手法の良し悪しやそれを取り巻く環境などに関する彼の記述は実に的確。 CTA(商品投資顧問業者)のなかでかなりの割合の運用会社がこの手法をとっているにもかかわらず、資産運用業界にあってトレンドフォロー手法は特異な存在である。。。あまりにも単純であることも大きな原因である。 実際、私が見たところ トレンドフォロー手法をまともに理解できる人は次の2種類 しかいない。 資産運用に関して多くの知識や高いレベルの技術を持った非常に聡明な人 か、もしくは物事を理解するのに邪念がなく、対象をありのままに見ることができる大変素直な人 である。 過半の人々は、その身に着けた知識や個人的な経験による先入観が邪魔をして真実を受け入れることができない。 この長尾氏の指摘は強烈です。 トレンドフォロー/モメンタム戦略が他の投資戦略を圧倒的に凌駕する パフォーマンスキング であることは今や明白 ですし、例えば日本を代表する凄腕投資家のcisさんが典型的にそうであるように、 「圧倒的な成功」を収めている投資家にトレンドフォロワーが多いことは「公然の秘密」 でもあります。なのに、日々流されている多くの投資情報はこの「聖杯」に触れることは何故だかほとんどありません。 また非常に恥ずかしい話ですが、 私がトレンドフォロー/モメンタム戦略の偉大さに気付き、自分の投資理論にそれを取り入れて再構築し始めたのもほんの「この数年」のこと です。 それまでの私は目が曇っていて「バリュー一辺倒」で視野の狭い、片手落ちの偏狭な投資家だった のです。そして「アホみたいに単純なトレンドフォロー戦略など継続してうまく行くはずもない。」と鼻で嗤ってもいたのです。今では痛切に反省し、自らのパフォーマンス改善のためにそれらをどう活かすかに心血を注いでいます。 長尾氏の言葉の続きを見ていきましょう。 エド・スィコータが言うように、マーケットにおいてそんなに単純な方法で結果が出せる方法が存在することを認めることは、自分のこれまでの努力や知性の価値を否定することになりはしないかと人は潜在的に恐れる。。。実にもったいないことである。 はい、初心に戻って心を開いて見てみれば、 トレンドフォローの力を日々の投資で使わない手はないですし、すべての投資家がこの投資戦略を学ぶ必要性があることは明白 です。それでは次回から、この「クセが凄い。」名著の世界を隈なく探検していくことと致しましょう。(続く)
Jan 28, 2018
さて今日は大好評を戴いております 2017~18主力株概況シリーズ です。 45位 3091 ブロンコビリー (東1、6・12月優待) ◎ PF時価総額45位は、名古屋を地盤に炭焼きステーキ店を展開し、最近は怒涛の関東進撃も開始しているブロンコビリーです。2016年には23位と主力の一角だったこともあったのですが、このところ競争激化で既存店が苦戦しており、「優待グロース株としての魅力が相対的に見て落ちている。」と判断して少しポジションを落としたため、順位を下げてここで登場してきました。 現在の株価は3515円、PBR3.46、時価総額530億円、自己資本比率は84.6%と「石橋を叩いて壊す」保守的な名古屋銘柄らしく良好、今期予想PER26.49、配当利回り0.7%(24~26円)、総合利回り%(24+40=64円、優待券のヤフオク平均落札価格はブロンコの高い人気を反映して、額面の90~95%!。そのためここでは額面の100%で換算。)で、優待は年2回100株保有で2000円相当の食事優待券などです。 さてそれでは次にお店の実際を見ていきましょう。 看板商品の炭焼がんこハンバーグ この看板商品のがんこハンバーグがブロンコビリーのメニューの中では何といっても圧倒的にコストパフォーマンスが高いように思います。 私はお店に行くと特に頼まれたわけではないのですが、必ず全客席を徘徊して皆が何を食べているかを隈なくチェックします。自分の観察だとこのがんこハンバーグを食べている人が一番多いです。 そして、このがんこハンバーグ以外のメニューは率直に言って非常に割高と思います。ただそれを雰囲気の良いオープンキッチン や魅力的なサラダバー でうまく覆い隠して、お客さんを楽しい気分にさせてくれるのが頼もしい 「ブロンコマジック」 なんですね。 ♪ ブロンコビリーは名古屋銘柄らしく、財務は堅牢で利益率も非常に高く、出店も地価の安いところばかりで固めている、極めて好ましい「ケチケチ渋チン銘柄」です。このところやや業績に翳りが見えるのは事実ですが、今後の業績推移をしっかりと見ながらホールド継続していく予定です。
Jan 27, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の最終回第8弾です。 今日はシスコ・システムズで、 空売りの実際 を見ていきましょう。 2000年3月に天井を付けた時、シスコ・システムズは多くの機関投資家のポートフォリオでの人気銘柄であった。 しかし、同社は偉大な上昇銘柄の輝かしい歴史的モデルを提供したばかりではなく、すべての株には売るべき時があるという、より重要な事実を証明した。 リーダー銘柄としての基本的な特徴は、市場全体の調整局面において常に最後に調整に入るということだった。 通常、われわれは3回から4回の反発のあと、その銘柄の空売りシグナルに注意を払う。シスコの場合は4回目の反発の失敗が弔鐘となり、株価が大きな出来高を伴って50日移動平均線と200日移動平均線を割って急落した時に、空売りの鐘が明瞭に鳴り響いた。 以下が、シスコ・システムズの週足チャートとなります。 適切な空売りポイントは、株価のピークからかなり後ろに出現している んですね。本当に勉強になります。。。 さて、これでこの オニールの空売り練習帖 の紹介は終わりです。 あらゆる投資家にとって得るところのある名著 と思いますので、未読の方は是非。
Jan 26, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。 44位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額44位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014年20位、2015年30位と、ここ数年PF上位の地位をずっと保っている超実力派銘柄ですが、今回も静かにここで登場してきました。 現在の株価は3530円、時価総額238億円、PBR0.89、自己資本比率36.0%、今期予想PER14.55、配当利回り2.0%(70~75円)、総合利回り2.4%(70+15=85円、100株優待品は私の独自判断で1500円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)、500株保有で3000円相当のクオカードなどです。 私は過去数年はクオカードを戴いています。 トーメンデバイスは有価証券報告書で確認する限りでは、平成10年(第7期)以降一度も赤字はありませんし、また現在の発行済株式総数である6802000株になった平成17年には1406円であったBPS(1株あたり純資産)が、現在では3968円となるなど地道にしっかりと稼ぎ続けてもいます。更に、 従業員1人あたりの売上高は全上場企業中で常にトップクラスであり、非常に効率の良い経営をしているとも思います。 ところで2014年の1月27日に、トヨタグループの商社で2006年にトーメンを合併した8015豊田通商 がTOB(株式公開買付)で7558トーメンエレクトロニクス を完全子会社化することを発表しました。そして現在はトーメンエレクトロニクスは既にめでたく上場廃止となっています。 そしてトーメンエレクトロニクスとここトーメンデバイスは共に豊田通商傘下の兄弟会社の関係になります。(トーメンエレクトロニクスが複数の外国製半導体を取り扱うのに対し、トーメンデバイスは韓国サムスングループ製半導体および電子部品を専門に取り扱っている。) そのため誰でも、「これはトーメンデバイスも2匹目のドジョウになれるかもしれないな。」と思うわけで、株価もたまにそこに思いが及んで跳ねることもあるのですが、 過去の経験上は 「狙ってビシッとTOBを獲る。」というのは、「言うは易し、横山やすし。」で、実際には至難の業 です。かのウイリアム・オニールも、「、、、個人投資家は吸収合併される可能性がある企業に投資すべきだろうか? 一般的にすべきではない。、、、 CAN-SLIM手法 で健全な銘柄を買うほうが通常安全である。」と述べています。狙ってTOBを取れたときの快感というのは最高ですが、 我々は別に快楽を求めて投資をしているわけではない ですし、そこに過剰な期待を抱くべきではないとは思っています。 その一方で、現在のトーメンデバイスはPBRが依然として1倍を割れていて指標的に安く、トーメンエレクトロニクスの問題が片付いた今、豊田通商側から見ればTOBしたいという経済的なインセンティブは間違いなくあるでしょうし、実際にTOBに踏み切ってくる確率も20%程度はあるのではないか?と個人的には考えています。 もっと言うと、7558トーメンエレクトロニクスだけが先にTOBされたのは、ここがトーメンデバイスの第2位株主(159万株、23.5%保有)だったので、先に外堀を埋めて完全子会社化し不確定要素を排除しておいて、その後手堅く2段階作戦でトーメンデバイスに手をつけてくるつもりなのではないか?という気もしています。(同時に2社をTOBすると価格が上がるリスクがあったのではないか?と推測しています。) そのため私は、 「TOBがあれば30~40%の利益になるだろうからそれで良い。もしもTOBがなければ黙ってそのまま優待品を貰い続ければ良い。これは悪くない、PF上位の一角として勝負できる魅惑的な投資アイデアだな。」 と考えています。 ま、いずれにせよ、いぶし銀の実力派銘柄であるトーメンデバイスを、これからもPF上位銘柄として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。
Jan 25, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の第7弾です。 今日は第2章 空売りの構造 から 「ひな形」 を見ていきましょう。 強気サイクルにおける偉大な上昇銘柄が、それに続く弱気サイクルでは非常に高い割合で最高の空売り銘柄になる。 株価が主要な「支持線」を割り込んだのを見た空売り方が参入する。しかし、 株式市場では大多数の人にとって分かり切ったことがうまくいった試しは少ない。 具体的なダイアグラムは以下の様になります。 なるほど、 パッと見で空売りポイントに見えるところは、実際にはまだ早すぎるということ なんですね。勉強になります。 尚、 どうして最初の急落で売ってはいけないかと言うと、「かつての主導株には強気の余波なるものが残っている。」から です。これはこの本の共著者でオニールの愛弟子のギル・モラレスが名著 株式売買スクール (株式投資本オールタイムベストシリーズで超近日登場予定。お楽しみに。!!) で述べた名言ですが、「余熱が残っている」時にはまだ空売りしてはいけない という事なんですね。(続く)
Jan 24, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。43位 5184 ニチリン (東2、12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額43位は、独立系の自動車用ホース大手のニチリンです。 現在の株価は2971円、時価総額427億円、PBR1.59、自己資本比率は52.2%、今期予想PER8.21、配当利回り1.1%(33.846円)、総合利回り1.5%(33.846+10=43.846円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 ニチリンは成長力と指標的な割安さを高いレベルで兼ね備えた最上級の銘柄であるにもかかわらず、万年不人気セクターの「自動車部品関連株」であるために、長年市場では無視され安値に放置され続けてきました。 そのため2015年7月には、 自分の栄光の「ポートフォリオ含み損ランキング」で堂々第2位にランクインするなど、長年株価が「低位&ヨコヨコ」で推移し「PFの完全お荷物」的な存在でした。 ところが市場と言うのはとても不思議なところで、ニチリンの高いポテンシャルが注目され一旦人気化すると、今度は逆に株価の上昇が止まらなくなり、今に至っているのです。 そして、私の買値からは大きく上昇した今でも、未だにニチリンは指標的な魅力を失うことなく輝き続けています。ま、元々がどれだけ異常に割安だったのか、という話ではありますが。(笑) このように市場には常に「不人気セクター」がありますが、マーケットは同時に極めて移り気な所でもあり、ある日「雷鳴が轟いて」突然に高く評価されるようになることもあります。そして元々が不人気であればあるほど、そのリターンも大きくなる傾向にあります。 そのため私は、 これからも極力「現時点で最も不人気なセクター」に集中して資金を投下して戦って行きたい と考えています。今だと不動産関連、カジノ関連、地方スーパー、地方銀行あたりですね。
Jan 23, 2018
さて今日もPF上位銘柄を紹介する 2017~18主力株概況シリーズ です。 42位 9787 イオンディライト (東1、2月優待) ◎ PF時価総額42位の上位銘柄は、商業・オフィスビルなど施設管理首位で、イオングループ依存度6割強のイオンディライトです。 現在の株価は4030円、PBR2.26、自己資本比率は64.6%、今期予想PER20.41、配当利回り1.5%(61円)、総合利回り2.0%(61+20=81円、優待品は2000円で換算)で、優待は100株保有で2500円相当の商品詰合せ、もしくは2000円相当のイオンギフトカードより1つ選択などです。 今日は実際の優待品を見ておきましょう。私が昨年戴いた1000株優待品です。 さて、イオンディライトは現在12期連続増配中 のピカピカの成長株です。イオングループの中ではピカイチの健康優良児ですね。このイオンディライトの良さを一言で言えば、 抜群に安定的な成長力の割にはまずまず安い。 ということです。PF上位にこういう銘柄があると頼もしいですね。 私はこの「安定的に成長し続ける分、常に指標的にはやや高いイオンディライト」がずっと欲しくて、 草むらに潜んでスズメを狙うデブ猫の如く 参戦のチャンスを「じっと伏せて待っていた」のですが、2013年の6月7日に市場が暴落し、恐怖でお漏らししながら、 パンパース買い をした日にどさくさに紛れてようやく参戦できたのでした。オムツと引き換えに決死の思いで獲得したこのイオンディライトを、これからも会社の成長と優待を楽しみにしながら、中期でホールドして楽しく愛でていく予定です。
Jan 22, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。 41位 9201 日本航空 (東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額41位は、国際線・国内線共に2位の日本航空です。 現在の株価は4318円、時価総額15273億円、PBR1.49、自己資本比率は57.3%、今期予想PER12.62、配当利回り2.4%(105円)、総合利回り3.4%(105+40=145円、優待券のヤフオク平均落札価格は1枚4000円と以前より値上がりしている。)で、優待は普通運賃の50%引き券を100株保有で3月のみ1枚です。200株だと9月にも1枚、300株だと3月2枚、9月1枚という具合に増えて行き、1000株だと3月5枚、9月5枚となります。まとめると「1000株までは、100株で年に1枚」ということですね。また、現時点では長期株主優遇優待制度もあります。 さてJALは皆様ご存知の通りですが、前回の破綻で5000円億円以上の銀行からの借金が棒引き&企業再生支援機構からは3500億円以上の出資があり、現在は優良会社に生まれ変わりました。ただ個人的には自分は昔も今もANAの方が圧倒的に好きで、私は「どうしてもやむを得ない。」時以外は決してJALの飛行機には乗りません。 ところでこのJALですが、破綻で株券が紙くずになってしまった生々しい記憶が多くの投資家の脳裏に残った状態での再上場となりました。そしてこの時には週刊誌や、 (上記記事は週刊現代より引用) またテレビでもオ〇ラさんが、 大きく取り上げるなど、「買うべきか、買わざるべきか?」が国民的な話題ともなりました。結果としては株価はまずまず上昇することとなり、私も優待族としてホッと安堵のため息をついています。 ま、いずれにしてもJALは優待族的には超鉄板銘柄ですし、全く問題なくホールドしていけるレベルのファンダメンタルズでもあります。これからも現行の優待制度が続く限りは一定の株数は保有継続の予定です。
Jan 21, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズの総括 として、ここまでで紹介したポートフォリオTOP40銘柄をまとめておきます。私はこれらの銘柄と共に、日々市場で戦っているという事です。 尚、最初にお断りししておきますが、私は独自の「優待株いけす理論」を基として、常に総合戦闘力最強の頑健な銘柄のみでポートフォリオ最上位を組み上げることを目指しており、順位は常に変動しています。 ポートフォリオは年中無休で改築中 ということですね。またシリーズスタートから既に13か月が経過したため、今回紹介するTOP40銘柄の中には残念ながら状況の変化に伴って「力量不足」と判断され、既にかなり順位を落とした子もいます。順位はあくまでも「登場時」のものとなりますのでご了承ください。 まずは復習でTOP30銘柄です。 1~10位 11~20位 21~30位 それではいよいよ、31~40位を見ていきましょう。31位 4928 ノエビアホールディングス 今のノエビアHDの株価位置は、バリュー投資家的な観点からは「ちょっと上がり過ぎ」だとは思います。ただ、株式投資で利益を伸ばすには、「株価の勢い(モメンタム)がある限りは、我慢してホールドを続ける。」ことがどうしても必要であり、私も「ノエビアHD、もうガチで高いんだけどなあ。でも引っ張れる限りは極限まで引っ張りたい。出来ればそろそろ株式分割&優待維持があると最高なんだけどなあ。」と日々思いながらホールドを続けています。32位 9707 ユニマット リタイアメント・コミュニティ ここは2015年に一度主力の一角として激アツで手掛け、その時は強烈な業績下方修正でノックダウンされ超絶損切りで命辛々逃げ出した銘柄ですが、その後の業績回復と指標的な割安さ、同業他社と比較した場合の異次元の相対魅力度の高さを評価して、今回恥ずかしながら再び舞い戻って参りました。「第2次ユニマットRCの戦い」がどのような帰結を迎えるのかは分かりませんが、「ユニマットリスク」に最大限の警戒をしながら、慎重にホールドを続けています。33位 9384 内外トランスライン 、、、私は勝負を終え、今は古里の「優待株いけす」に戻りました。長年ポートフォリオを支えてくれた銘柄であり感謝しています。34位 3020 アプライド BtoCから、BtoBメインへの構造改革によって、この数年で劇的に利益率が改善している魅力的な銘柄。また実店舗でも昔は物販がメインでしたがPCサポートサービスを併せて提供することにより、以前は全く見かけなかった高齢者をお店でたくさん見るようになりました。また数年前は店内が薄暗くいかにも「C級の、パソコンオタク相手の冴えない場末の店」という感じでしたが、今は照明も明るくなりすっきりと垢抜けてブランニューしています。新しい主力株として、今後の更なる飛躍を楽しみにしています。35位 9831 ヤマダ電機 ここはですね、全国津々浦々に12000店舗もあるので、優待券の使い勝手は最高です。それなのに未だに総合利回りが激高なんですね。今のヤマダ電機の株価的な低評価は、優待族的には正直に言ってちょっとびっくりするというか、あり得ないくらいですね。 36位 5283 高見澤 ここは指標的な割安感が極めて濃厚であり、マイルドながら一定の成長力もあります。更には優待なめたけも抜群に美味しく、優待族的には3拍子揃った最高の銘柄であると高く評価しています。37位 7508 G-7ホールディングス G-7は非優待株となってしまいましたが、着実に成長しており更には指標的な割高感もありませんし、依然として素晴らしい銘柄であり続けています。38位 7485 岡谷鋼機 岡谷鋼機は指標的に強烈に割安で、かつ優待米も十分に美味しいエクセレントな銘柄です。地元の名古屋では、「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」と言われるほどの超名門企業であることも魅力的ですね。♪ 39位 9202 ANAホールディングス 最近のANAは珍しく業績も好調ですし、私は「なんだか逆に不気味なんだよな。」と思いながらも、久方ぶりにのんびりとくつろいだ気分でホールドを継続しています。40位 8298 ファミリー ファミリーはローカルで非常に地味な銘柄ですが、過去10年間の業績も極めて安定しており実に悪くない銘柄です。これ以上ないほどの「いぶし銀」銘柄ですね。♪ 以上、2017年ポートフォリオ時価総額TOP40のまとめ でした。
Jan 20, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の第6弾です。 今日は、空売りのタイミング についてのオニールの言葉を見ていきましょう。 大事なことは天井で空売りをするということではなく、正しいタイミングで空売りをするということ である。 空売りのタイミングを決定するうえで極めて重要で決め手となるコンセプトは、 最適な空売りポイントのほとんどは株価が天井を付けてから5か月から7か月後、あるいはそれ以上あとになって現れる ということである。株を買う時に、大底で買うのではなく、適切な買いポイントを決める前に、上昇トレンドと正しい形でベースを考慮に入れるのと同様に、われわれは天井を付けた直後での空売りを試すということはしない。 この「空売りの最適なポイントは株価が天井を付けてから5~7か月後」というオニールの指摘には最初大きな意外感がありました。この本を読むまでは、「株価がグングンと上昇してようやくピークを打ち下げ始めたところが空売りのポイント」なのかと漠然と感じていたのですが、それは全然違うということなんですね。 空売りチェックリスト1. 市場全体が弱気トレンドでなくてはならない。また、なるべく弱気トレンドの初期段階であることが望ましい。 オニールの株を買う時の公式である CAN-SLIM のM(Market Direction=株式市場の方向性)を逆の方向から見る、ということですね。2. 比較的流動性の高い銘柄でなくてはならない。3. 直前の強気サイクルにおけるかつてのリーダー銘柄の空売りを検討する。4. かつてのリーダー銘柄を天井から5か月から7か月、またはそれ以降に空売りすることを検討する。しばしば、最適な空売りポイントは、50日移動平均線が200日移動平均線を下方にクロスする、いわゆる「ブラッククロス」の後で起こる。 このかつてのリーダー銘柄を狙うというのも、CAN-SLIM のL(Leader or Laggard=主導銘柄か、停滞銘柄か)を逆から見ています。 つまり、 オニールの魔法の公式である CAN-SLIM投資手法 は、売りでも買いでも使える、凄い手法である という事なんですね。♬ (続く)
Jan 19, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の好評第5弾です。 今日は 空売りをしてはいけない銘柄 についてのオニールの言葉を見ていきましょう。 過小資本(例えば、発行済み株式数が少なく、市場に出ている浮動株が少ない)、または出来高が少ない銘柄を空売りするのは極めて危険である。→ しばらく前に著名トレーダーのテスタさんが3778さくらインターネットという銘柄を空売りしてその後の急騰局面で踏み上げられて買い戻すことができなくなり、結局1億円の損失を出したという事が話題になりましたが、 時価総額の低い小型株・超小型株の空売りは非常にリスクが高い ということなんですね。 ある銘柄の株価やPER(株価収益率)が 「高すぎる」ように見える、という理由だけでは絶対に空売りをしてはいけない。 大事なのは市場に反論することではなく、市場を研究し、市場が弱含みになっているときを認識し、それについていくことである。→ ある銘柄を「罰しよう。お仕置きをしよう。」と思って感情的に空売りをしては決していけない、あくまでも市場の「大きな意思=モメンタム(勢い)」に謙虚に従わなくてはいけない という事なんですね。 (続く)
Jan 18, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の第4弾です。 今日も第1章 いつ どうやって空売りするのか からオニールの超名言を見ていきましょう。 市場において全員がそうであると思えることは、ほとんどそうなった試しがない。市場においてあまりにも明白なものがうまくいったことはほとんどない。 株式市場において、大衆に従ってうまくいった試しはほとんどない。 前世紀の大投資家である クロード・N・ローゼンバーグ・ジュニア も1962年のベストセラー、株式市場入門 の中で、 大衆の動きは、まず間違っていると思ってよい。 大衆は、投資も株式市場も十分理解しているとは言い難い。本当に魅力ある銘柄の選択や妥当な価格評価についての訓練を受けていない。 大衆は感情に突き動かされ、これまでの歴史を見る限り一貫して間違ってきた と言える。。。 自律的な思考を忘れ、屠畜場に引かれる仔羊の群れに迷い込んではならない。 と喝破しました。 株式市場では一般常識や大多数の他の参加者の意見に従う事は極めて危険であり、常軌を逸したパラノイアや奇人変人で在り続ける方が遥かに、そして圧倒的に安全 ということなんですね。(続く)
Jan 17, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。40位 8298 ファミリー(東JQS、3月優待) ◎◎ PF時価総額40位は、千葉県を地盤とする輸入車販売会社で、独立系輸入車ディーラーでは国内3位級のファミリーです。その指標的に見た場合の濃厚な割安さと手堅い業績が評価され、今回PF上位に初登場してきました。 現在の株価は467円、時価総額30億円、PBR0.45、自己資本比率は47.8%、今期予想PER8.02、配当利回り1.9%(9円)、総合利回り1.9%(9+0=9円、優待券は0円換算)で、優待は100株保有で取り扱い自動車の優待販売です。 ファミリーはローカルで非常に地味な銘柄ですが、過去10年間の業績も極めて安定しており実に悪くない銘柄です。 (上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) また自動車ディーラーという括りで見ると、2754 東葛HD (PBR0.72×PER9.16=6.49)3538 ウィルプラスHD (PBR3.01×PER16.20=48.76)8298 ファミリー (PBR0.45×PER8.02=3.61)9856 ケーユーHD (PBR0.96×PER15.21=14.60) あたりが比較対象となるかと思いますが、ファミリーが頭一つ抜けて割安であることが分かります。 ただファミリーは安いには安いものの、今後の株価上昇の起爆剤となるカタリストに乏しいのも事実で、今は「準主力候補」の地位に留まっています。今後の業績と株価推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。
Jan 16, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の好評第3弾です。 今日は第1章 いつ、どうやって空売りするか の中から、オニールの「炎の名言」の数々を見ていきましょう。 株式市場には1つの側面しかない。それは強気の側や弱気の側ではなく、正しい側なのである。 この「圧倒的実践感」。痺れますね。 弱気相場は大体3年に一度到来し、ひとたび弱気相場になったときの下落のスピードはそれまでの上昇のペースをはるかに上回る。 この 株の下落のスピードは上昇のペースよりも遥かに早い と言うことは、オニール以外にも多くの大投資家が指摘しています。 例えば、伝説の「ボックス理論」で知られる ニコラス・ダーバス(1920~1977) は、 株の売り時について、 トレンドが反転したら泥棒のように逃げ出すしかない と述べました。 私もダーバスの考え方を日々の実際の投資の中で採用しており、 指標的に高値圏にある持ち株が、モメンタムを失い「これは完全に崩れたな。」と感じたら、迅速に売却し、ポッケに札束をねじ込んで後ろを決して振り返らずに音速で猛ダッシュで去る ことを常に心掛けています。 名付けて、 みきまるのドロボー理論 ですね。(笑) (続く)
Jan 15, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の第2弾です。 今日は最高の出来である、ウィリアム・オニールによる「巻頭序言」を味わっていきましょう。 株を売る時ー特に空売りのときはなおさらー、人々には重要な知識が欠けており、そして極めて人間的ではあるが、大きい心理的な障壁が存在する。 この 「株を売る時に人々には重要な知識が欠けている」というオニールの指摘は秀逸 と思います。実際、世の中にあまた溢れている投資本のほとんどは「株の買い時」を解説したものばかりで、「株の売り時」を徹底的に説明したものはほとんどありません。でも、 株は「買ったらいつかは必ず売る」訳であり、株の売り時=出口戦略について学ぶことは極めて大切 です。そして、この本は「丸々1冊 株の売り時について丁寧に解説してくれている本」であり、そこに稀少かつ至高の価値がある んですね。♬ 株の売り方を知っており、また売るべきときには断固として売る投資家が専門家にさえほとんどいない。 しかし、株を売るべき時期、方法、そして理由を学ばずに、市場でうまく立ち回り、資産を守ることができる方法があるとは私には思えない。。。 売る能力もなしに買うのは、攻撃だけで防御がないフットボールチームのようなもの である。勝つためには両方を理解し、実行しなければならない。 、、、素晴らしい。 私達投資家は株の買い時について学ぶのと同じだけの情熱をかけて株の売り時についても勉強しなくてはならない ということなんですね。(続く)
Jan 14, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第67位は、オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) です。 ウィリアム・オニールと言えば、永遠の名著である オニールの成長株発掘法 があまりにも有名ですが、このオニールの空売り練習帖も素晴らしい1冊です。 空売り専門の投資家の中には、この本をライフタイムベスト1位に上げる方もいる くらいの名著ですね。 さてこの本の長所は以下の2点です。1. 名言が多い。特に株の売り時に関しての警句が秀逸である。2. 非常にシンプルかつコンパクトに仕上がっており、読みやすい。 それでは次回から、この最高の1冊のベストオブベストの大トロの部分だけを一緒に見ていくことにしましょう。(続く)
Jan 13, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。 39位 9202 ANAホールディングス (東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額39位の上位銘柄は、国内線をJALと二分するANAです。 現在の株価は4728円、時価総額16675億円、PBR1.61、自己資本比率は39.3%、今期予想PER12.55、配当利回り1.3%(60円)、総合利回り2.5%(60+60=120円、優待券はヤフオク平均落札価格の1枚3000円で換算)で、優待は1000株保有で年に2回普通運賃50%割引の株主優待券+グループ優待券などです。 ちなみに優待券は到着の度に色が変わるのですが、私の観察によるとどうやら全部で4色あるようです。 ANAは2012年に大型増資爆弾投下があり、 株価暴落で我々ホルダーが「枕を並べて仲良く討ち死」したのは記憶に新しいところ です。 また、 一般的に言って航空会社と言うのは、競争が厳しく、利益水準は非常に低く、常に新しい機材を永遠のラットレースの様に買わなくてはならず、更にはテロ等の世界情勢不安定化の影響を強く受けるなど、悪材料には常に事欠かない状態 です。 そのため航空会社というのは、 バリュー投資家としての観点からはPF上位でホールドするなど、「言語道断&完全にクレイジー」な鬼畜の所業 なのですが、優待族的な見地からは優待券の実用性の高さから逆に超鉄板銘柄でもあり、非常に悩ましいところです。 ただ、最近のANAは珍しく業績も好調ですし、私は「なんだか逆に不気味なんだよな。」と思いながらも、久方ぶりにのんびりとくつろいだ気分でホールドを継続しています。♪♪♪
Jan 12, 2018
さて今日は、株式投資本オールタイムベスト18位投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ、パンローリング社) の第8弾です。 今日は、ローブの考える「なぜ売るか」を見ていきましょう。これらは本当に素晴らしい内容であり、私は頻繁に読み返しています。株は、売るよりも買うほうが何倍もやさしい。。。 私は常に損を抑制する考えに賛成 だ。 初心者の投資家は数学的なルールにのっとって行えばよい。経験を積んだ投資家であれば、多少判断を働かせて加減すればよい。 問題がややこしくなるのは儲かっているときだ。 利益が出ているときは、成り行きに任せるというのが投資の鉄則 だが、 徐々に減ってゆくのを放置してはいけない。 読者が数種類の銘柄を所有しているならば、問いはおのずと2つに分かれる。 一つ目の問いは、「相場はいま強気か、それとも弱気か」だ。弱気だと思うなら、他の要因は一切無視してただちに売ることだ。 強気相場においては、以下の様なケースを除いて売ってはいけない。 1 先に弱気相場が見えている。 2 所有する銘柄が問題を抱えている。 3 時の経過と状況の変化によって、あなたが持っている銘柄の中で一番気に入らないものよりも、はるかに良さそうな新しい銘柄が出てきた。 4 あなたの持っている銘柄が、上昇をやめて下がり始めた。 二つ目の問いは、「どの銘柄」を売るべきかだ。1 その銘柄が「割高」だという理由だけで売ってはいけない。2 損を出している株、利益が僅かか、もしくはまったく出ていない株、一番弱い株、最も期待外れの株などから先に売る ことだ。 一番成績の良い銘柄は最後まで残しておくこと。 これらのローブの言葉を読むと、彼が極めて優秀な超S級のモメンタム投資家であったという事と、彼の影響は、 マックス・ギュンターウィリアム・オニール ら後世の大投資家達の中に色濃くはっきりと表れている事の2つが分かります。 ローブは、本当に偉大な投資家だったんですね。
Jan 11, 2018
さて今日は、株式投資本オールタイムベスト18位 & 永遠の名著である投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング社) の久方ぶりの第7弾です。 今日は、ローブの考える「なぜ買うか」を見ていきましょう。これらは本当に素晴らしい内容であり、私は頻繁に読み返しています。1. 自分にとって大金と思える額を投資する自信がなければ、別の銘柄を探したほうがいい。あなたの選択が正しいときには、自分の目的を達成できるような大きな利益を期待できるはずだ。→ マックス・ギュンター の 「システムを打ち負かす唯一の方法は、勝負に出ることだ。心配になるような金額を賭けろ。」 という金言にも通じる、心に残る名言ですね。2. 期待しているような値上がりが起こるためには、現在の株価には反映されていない何かを予見できなくてはいけない。みんなにもあなたと同じことが見えているときには、利益は生まれない。→ 私もPF上位で戦っている銘柄に関して、「ほとんどの投資家が気付いていないが、自分には見えている有力なカタリストがあるか?」を常に自問するようにしています。 他の投資家の方と同じ物を見て、同じ考え方をし、同じ行動をすれば、そこには利益はない からですね。3. 私は「いったん撤退して生き延びたあと、日を改めて挑戦する」という考え方を支持する。。。損失の上限を設定しておくことは、保険料を払うのに似ている。→ 私もリスク管理の観点から損切りは迅速かつある程度機械的に行いますが、チャンスがあると思えば柔軟に同じ銘柄にも再参戦するようにしています。
Jan 10, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト66位 チャートで見る株式市場200年の歴史 (原題 The Wall Street Waltz ケン・フィッシャー著、パンローリング社) の最終回第8弾です。 今日紹介するのは、経済史が1分間で分かる魔法のカンニングペーパー です。 具体的には、アメリカの1790~1986年の約200年に渡る大パノラマの経済活動のチャートです。 景気は常に良かったり悪かったりを繰り返している、そういうものなのだ、ということが実に良く分かりますね。 このことを視点と角度を変えてもう1枚。 世界各国の1790~1925年の景気循環傍観図です。主要国の経済的な出来事がほぼ縦に並んでいるのですが、 1か国で起こったことがほかの国でも起こっている ということを意味しています。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。金融の世界ではほかの世界と違って何故か投資家の記憶というのは長続きせず、なかなか歴史から学ぶという事が出来ません。それはきっと毎日が余りにも変化に富んでいて刺激的すぎるからでしょう。でも、だからこそ、 金融200年の歴史を様々な角度から俯瞰できるこの本が本棚にあることの効用は計り知れないほどに大きい んですね。手元にあれば、いつの日か必ず本の定価以上に役立ちます。「本棚の守護神」として、とてつもない抜群の効力を発揮します。皆様も是非一冊お買い求めください。
Jan 9, 2018
さて今日は 2017~18主力株概況シリーズ です。 38位 7485 岡谷鋼機 (名1、2・8月優待) ◎◎ PF時価総額38位の上位銘柄は、江戸初期創業で中部財界のドン&名門商社の岡谷鋼機です。 (上記写真は手持ちの週刊ポストの過去記事より引用) 地元の名古屋では、 「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」と言われるほどの超名門企業 ですね。 現在の株価は12170円、時価総額1183億円、PBR0.64、自己資本比率は39.9%、今期予想PER8.76、配当利回り1.5%(180~190円)、総合利回り1.7%(180+22=202円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で2月株主に 愛知県産米5kgです。200株保有の場合は8月にも同じお米5kgが戴けます。更に長期株主優遇優待制度(100株以上の連続3年以上の保有で図書カードの追加)もあります。 ↑ 愛知県のお米が美味しいなどとはあまり聞いたことがなかったのですが、この岡谷鋼機のはなかなかのクオリティです。 ちなみに長期株主優遇優待の内容は以下となります。 岡谷鋼機は指標的に強烈に割安で、かつ優待米も十分に美味しいエクセレントな銘柄です。また現在は名証1部所属ですが東証1部昇格への条件はほぼ満たしていると考えています。 しばらく前に「万年名証銘柄」で不人気の極みだった3232三重交通GHDが突然に永い眠りから覚めて名証1部から東証1部に昇格し、それに伴って株価が爆騰したことがありました。私はこの昇格イベントを狙い撃ちして超主力として勝負し、幸運にも思い通りの大きな利益を得たのですが、ここ岡谷鋼機も、 仮に東証1部への指定替えがあるようだと機関投資家の買い注文の殺到で株価急騰は必至 だろうと思います。(ただし現時点では残念ながら会社側にはその意思と意欲は1ミリも無さそうではあります。) ちなみに現在名証1部に単独上場しているのは、 1936シーキューブ(PBR0.57×PER11.18=6.37) 5461中部鋼鈑(PBR0.42×PER10.06=4.22) 6623愛知電機(PBR0.66×PER7.83=5.17) 7485岡谷鋼機(PBR0.64×PER8.76=5.60) 9402中部日本放送(PBR0.45×PER12.00=5.40) の5銘柄しかないのですが、どこも、 「名証1部単独上場逆プレミアム」が効き過ぎており、 グレアムのミックス係数 が爆低で指標的に目が飛び出るほどに割安 です。株式投資の世界では「大多数の投資家と同じ」発想と行動では決して勝ち残ることは出来ません。その意味で、PFの一部にこういった超マニアック銘柄群の組み込みを検討するのは1つの良いアイデアではないでしょうか?
Jan 8, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト66位 チャートで見る株式市場200年の歴史 (原題 The Wall Street Waltz ケン・フィッシャー著、パンローリング社) の第7弾です。 このチャートは初めて出版されるもので、1711年に当時の大蔵大臣だったハーリー伯爵が南海株式会社(SSC)を設立し、自ら南海(主に太平洋)における貿易の独占権を供与して始まった南海泡沫事件の熱狂を日にちを追って記している。 ここでの教訓は、みんなが新しい万能薬を信奉しているときは必ず新たに膨れ上がる熱狂を警戒しなければならないということだ。 金融の世界に新しいダンスはなく、結局どれもウォール街のワルツの変奏曲でしかない。 こういうチャートって、今でも新興市場の値動きの良いクソ株で実によく見ますね。金融の世界では何も新しいことはない、韻を踏みながら同じコード進行で協奏曲が続いていく、ということなんですね。(続く)
Jan 7, 2018
さて今日はPF上位銘柄を紹介する2017~18主力株概況シリーズです。 37位 7508 G-7ホールディングス (東1、非優待株) ◎◎ PF時価総額37位の上位銘柄は、いわゆる「オートバックス4兄弟」次男のG-7ホールディングスです。 最近はオートバックスよりも業務スーパーの方がメイン業態となってきていますね。 現在の株価は2621円、時価総額350億円、PBR1.97 自己資本比率は40.1%、今期予想PER15.88、配当利回り1.9%(50~55円)で、優待はありません。 いや、実はG-7は以前は優待株でした。そしてその頃には私は、 G-7ホールディングスを「絶対基準優待バリュー株」として深く信頼し、投資判断の礎となる銘柄として極めて高く評価していた のです。 G-7優待廃止の衝撃 は自分にはあまりにも大きな物でした。私は開示情報を見た瞬間からショックで全身が硬直し、悪寒がして歯の根がガチガチいって合わず、大量の汗が目に入り曇ってパソコンの画面はまともに見えず、おまけに手も震えてマウスもまともに動かせないという悲惨な状況に突然にして陥りました。それまで全く自覚していなかったのですが、優待バリュー投資家として、そこは私の「絶対に攻め込まれてはならない真の急所・ダメダメゾーン」だったのです。 さて、優待族的には「優待廃止は原則として即売り」な訳ですが、私はその後G-7を売り切ることはしませんでした。ファンダメンタルズが超良好な優良株なので、自分の中にどうしても売却の理由を見出せなかったのです。ただG-7に関しては「考えるとすぐに胃液が込み上げて来る。」という精神的に瀕死の重傷だったので、優待廃止後、私はしばらくの間G-7に日記で言及することはありませんでした。。。。。。 それから数年の時が流れました。私は今ではすっかり当時の精神的なダメージから元気に回復し(笑)、依然として楽しくご機嫌でG-7をホールドしています。何故ならG-7は非優待株となった今でもとっても良い銘柄であり続けているからなんですね。♪♪♪
Jan 6, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト66位 チャートで見る株式市場200年の歴史 (原題 The Wall Street Waltz ケン・フィッシャー著、パンローリング社) の好評第6弾です。 NYSEが出来る前の時代の金融市場は激しく変動していたのだろうか? もちろんだが、あまりはっきりとした記録は残っていない。。。タイミングと変動のおおよその規模を見るにはイングランド銀行(BOE)の株価が役に立つ。BOEはイギリスの中央銀行(アメリカのFRBに相当する)で、「バンク・ストック」、「ザ・バンク」などと呼ばれている。 ほうほうほう、それは実に興味深いですね。早速見てみましょう。 これが1732~1846年のイングランド銀行の株価推移です。 うわあ、滅茶苦茶変動していますね。 ケン・フィッシャーは言います。「ここでのポイントは、コンピューターや金融商品など詳細については新たな展開があっても、 金融市場において重要なことはこの200年間ほとんど変わっていない ということ。。。 金融の世界に新しいことは何もなく、せいぜい年を取った顔に新しいしわが増えた程度 だという事。」 いやあ、実に味のあるチャートですね。そして何度もじっと眺めていると、何故か心がとても安らいで落ち着きます。 私達投資家は200年前もそして現在も、同じ狂乱の中で戦い続けている んですね。(続く)
Jan 5, 2018
さて今日は久々に 2017~18主力株概況シリーズ です。 36位 5283 高見澤 (東JQS、6月優待)◎◎ PF時価総額36位は、長野県地盤で電設、建設資材中心に石油製品や自動車販売なども手掛ける高見澤です。前回は2015年にPF中堅の199位で登場していましたが、その指標的な割安感とほんわかとした着実な成長力が高く評価され、今回「高見澤史上初」のPF上位進出を果たしてきました。 現在の株価は2450円、時価総額44億円、PBR0.47、自己資本比率は26.5%、今期予想PER5.07、配当利回り1.0%(25円)、総合利回り1.6%(25+15=40円、優待品は私がネットで調べたところでは約3000円の商品だったのでそれで換算。)で、優待は200株保有で信州特産品もしくは自社加工品(なめたけの瓶詰め)です。このなめたけは高見澤の特産事業部で製造販売しているもので、「中野市の採りたての新鮮なえのき茸を、信州産丸大豆を使った杉涌天然醸造醤油でじっくりと煮込んだ贅沢ななめ茸」です。 この高見澤の優待なめたけは非常に美味しいので毎年楽しみにしています。今日は実際の料理例を1つだけ御覧戴きましょう。 高見澤優待なめたけのお茶漬け なめたけが瑞々しくて食感も良く、大変美味しかったです。 さて最初に少し言及しましたが、高見澤は指標的に極めて割安ですし、マイルドではありますが一定の成長力もありますし、過去10年間の業績も極めて安定していますし、地味ですが非常に良い銘柄と思います。 今後の業績推移をしっかりと見ながら、これからも優待を楽しみにホールド継続の予定です。2017~18主力株概況シリーズ 免責事項2017~18主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 4, 2018
さて昨年2017年の成績の最終確定版です。対2016年末比で+36.5%での着地となりました。TOPIXが+19.7%だったので「対TOPIX+20%」という毎年の基本目標には残念ながら及びませんでしたが、とにかく全力を尽くしましたし自分としては納得しています。 さあいよいよ明日から2018年の相場が始まりますね。♪ 楽しみです。
Jan 3, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト66位 チャートで見る株式市場200年の歴史 (原題 The Wall Street Waltz ケン・フィッシャー著、パンローリング社) の第5弾です。 PERが低いことが必ずしも株が安くなっていることを意味しているわけではない。多くのプロは信じないだろうが、この状態が1929年の暴落に繋がった。株価は1926年から2倍になり、1913年から見れば4倍になっていたが、PERが下げていて問題がないように見えたため、多くの人たちが騙されて割高の株を買い続けた。 えっ? 1929年の有名な大恐慌の時に、「PERが下げていて問題がないように見えた」 ??? 本当かなあ? 「ケン・フィッシャーはキ〇ガイと紙一重の差の天才」 でたまに凄くおかしなことを言う事があるからなあ。俄かには信じ難いし、全く信用できないですね。それでは実際に1929年のPERを見てみましょう。 どひゃー、本当にPERが低い。!!! これはきっとその場にいたら私も逃げ切れずに騙されますね。 ケン・フィッシャーは、優しく語りかけてくれます。 いろんな評価基準を使ってほしい。PERだけで株価を予想することは出来ないのだ。 はい、私も深く肝に銘じておきます。(滝汗)
Jan 2, 2018
皆様、明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 1年間例えどんな事があろうとも株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして常に「御機嫌で楽しく」毎日を過ごす。 2. 今年も「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマークを上回る成績(具体的にはTOPIX+20%)を上げることに注力する。もちろん負けてしまっては元も子もないので、数多くの優待銘柄でPFの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、確信の持てる上位銘柄には迅速かつ大量に資金を投入する「カウンター狙いの投資」に徹する。 3. 投資戦略としては、 バリュー → モメンタム戦略 を徹底し、少しでも良好なパフォーマンスを求め続ける。 4.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待をありがたく100%使い切る。 といったところです。 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。それでは皆様、今年2018年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。 2018年1月1日 みきまる。
Jan 1, 2018
全31件 (31件中 1-31件目)
1