全21件 (21件中 1-21件目)
1
本日は夕方、事務仕事の合間を縫って、寸法を測ってきた。 こんどお借りした物件、実は不動産屋さん=大家さんという珍しい物件のため、いろいろなことの進行が早い。 今日の段階で、既に水道も電気も通っていた。エアコンも利きすぎる位にきいた。エアコン、光ファイバー、水道、ガス、湯沸かし器、トイレ、換気扇、電子ポスト、お預かり用電子ポスト、電気、蛍光灯、駐輪場、内線電話など、何だか最初から色々付いている。もしかして当たり前なのかな?私が回ったのはスケルトン物件ばかりだったので、私の中ではとても珍しい感じがする。 こんな感じで床も綺麗になっているし 扉も綺麗だし天井も綺麗で、電気もエアコンあるし窓も大きいし、車も止められるし・・・ 電気を点けてないのに、とても明るく、何だかとっても綺麗 今日は、ダバーーーーーーって、フカフカの布団の上みたいに寝っ転がろうかと思ったが、それは大人として止めておいた・・・。 寸法を測ってきたので、今から模型を作ってシミュレーションです。
2008/05/31
9月から配る育伸の「まとめと完成発展編」は、こちらで計画を立てて、夕方などの時間で毎週チェックしていた。 難しい文法事項も少しずつ説明していく。この時期になると、「間接疑問文と関係詞の違いが分からない」などの質問も出てくる。 この両者は、習いたての中学生にとっては、区別が難しいようだ。船場吉兆の女将さんと和泉元彌のお母さんくらい区別が難しい。 これには、ちょっとした見分け方のコツがあって、マスコミの前で、泣いて謝っていたのが船場吉兆の女将さんで、姑嫁の前で、妬いて誤ってしまったのが和泉元弥彌のお母さんである。・・・・・・・・・・・・・・・ いや、そっちじゃなくて、関係代名詞と間接疑問文の違いだ。関係詞と間接疑問文の違いは、中学段階ではそれほど難しくなく、両者は全く異なるのであるが、確かに高校レベルになると、文によってはどちらとも取れるという説も存在する場合がある。こうした質問が出てきた段階で、改めて話法転換を軽く扱い、askなどの動詞を指導し、その上で間接疑問文と関係詞を比較して、復習していた。まあ、あまり踏み込むことはしないが。
2008/05/31
あくまでも私のやっていた1つの方法です^^。 カリキュラムは、大体前回書いた通りであるが、当然生徒の状況により若干変わってくる。個別指導の場合は、もっと早くなるペースもあるし、逆の場合もある。しかし、重要なのはカリキュラムではないと思っている。「前回書いたスケジュール通り進めれば誰でも合格」なんてことはあるはずもなくカリキュラムよりも大切なことはいくつもあるのだろう。1つめは、やはり指導者の経験(いろいろな意味で)かな~と思う。生徒が躓いている部分を見つけ、そこをフォローしていく主治医のような力が小さな塾には必要なのではないだろうか。また、過去に早実や桐朋に合格させた経験もあった方が良いと思う。ペース配分の感覚が掴みやすいし、生徒が心理的にきつくなる時期にアドバイスがしやすくなると思うからだ。(逆にこの経験が、講師側の油断に繋がるケースもあるかもしれないが・・・)2つめは、実はこちらの方が重要なのだが、教える側の「情熱」だと思っている。これについては、ちょっと思うところがあるので、また次の機会に書ければ書きたいと思います。 文法を固めると同時に単語量も少しずつ増やしていく。単語は、集団指導部門にいた時は、塾オリジナルの単語集を使用していた。個別指導の塾長時代は、1年目は「育伸のハイパー単語○(ネットでテストをダウンロードできたから)」+「語句の整理(←タイトル忘れました。うすいやつ)」を使い、2年目は「文理の単語集」(←白黒の旧版の方が好きでした)を使用していた。まあ、単語は何でも良いと思う。市販の単語集も結構良い物がたくさん出ている。私は、単語集に関してだけは、塾用教材よりも市販教材の方が良いと思っている。赤シートも付いているし、まとめページなどで工夫してある物も多い。ただ、塾の授業では市販物は使いづらい面もあるので、塾用教材を使用していました・・・長文練習は、1学期は新中問の中で触れていく程度であったが、よく考えてみたら、過去に桐朋や早実を受験した子たちは、英検準2級と2級の勉強を1学期にしていた子がほとんどだった。その長文練習が役立っていたのだと思う。 長文に関しては、よく言われるように音読が有効だと個人的には思っている。私も1つの長文を何度も音読をさせていた。これは、自分自身も音読派であったことにもよる。ただ、私の場合、ここに「黙読」も入れていた。勉強法などの本で、「音読」の効用はよく言われるが、意外と「黙読」の効果は触れられていないことが多い。私も、5年くらい前までは、「とにかく音読音読」と生徒に言っていたが、途中から「黙読訓練」を入れ始めた。どうやら、音読には向き不向きもあるようで、生徒によっては「黙読リピート」の方が良い場合もあると思い始めたからだ。そこで、ミックスしてみた。普段は「音読」していくのであるが、3のつく数字と3の倍数の所で黙ど・・・(←しつこいので、止めます、はい)私は音読で英語が出来るようになったタイプなのだが、やっぱりいろいろタイプがあるのですね^^。
2008/05/30
本日物件の契約を済ませて参りました。お世話になっている方々、過去に楽天ブログでメールのやりとりをさせて頂いた方々、アドバイスや励ましを頂いた方々、みなさまに御礼のメールしようかと思い、先程からずっと悩んでいました。実際に文章も書き始めていました。ただ、やはりみなさま大変お忙しい中、私なんかのためにかえってご迷惑になってしまうと思い、こうしてブログに書かせて頂きました。本当にすいません。 いろいろな方にアドバイスやご協力頂き、心より感謝しております。ブログ上から大変失礼いたします。
2008/05/30
実はジュゲムにもう1つのブログを持っている。2月で退社・独立し、自塾の新規開校に向け準備をしている最中に始めたブログだ。4件ほど実験的に書いてみたが、実験段階で終わってしまった。アクセス数がまたすごい。1日に1件あるかないか。週に1件もアクセスがない時もあった。そして、おそらくであるが、このアクセスはほとんど自分自身。ちなみにブログ名をググっても引っ掛からない。「ヤフー」でググっても引っ掛からない。(←ググるの意味がよく分かってない人)5月中頃に更新しようとおもったが、ジュゲムIDとパスワードを両方忘れてしまっており、今となってはURLすら忘れ、自分自身でも辿り着けなくなったブログ(←遠い目)。そこで楽天に戻ってきたが、この楽天ブログは、開校するまで更新しない予定だった。名前を赤虎「塾長」なんてしてしまったし、一応、このブログは「塾ブログ」であるし。その証拠に塾ブログ検索サイトさんにも登録してあるし、お気に入りに入っているのは塾の先生ばかりだ。とにかく、本当は新規開校前は更新しないつもりだった。だって…ここからが大事なのだよ~く考えたら…いや、よく考えなくてもだけどわたくし赤虎…ただの無職じゃね?今…
2008/05/30
本日は午前からお昼過ぎにかけ、介護のため病院を3往復。その後、新規開校後のカリキュラムを立てていた。 ただ、途中で止めてしまった。カリキュラムは臨機応変に修正を加えていくことにしたからだ。 東京では、大手塾の夏期講習募集が始まっており、今週の月曜と火曜は、いくつかチラシが入っていた。 おそらく、新規開校が「夏期講習」に間に合ったとして、最初から大勢の子が来てくれるとは考えていない。今まで塾長をしていた地区で開校するわけではないので、私の認知度はゼロ。だから、来てくれた子たちに合わせてカリキュラムを決めていくことにした。 どんな子で、どのような志望校で、現時点で中1、中2の内容がどのくらい定着していて・・・そういうことを一つひとつ確認し、一人ひとりを見つめ、全体のカリキュラムに反映させていく。そして、夏期講習のテキストを元にしながらも、一人ひとりにあったプリントを渡し、アドバイスを与え、カリキュラムにも随時修正を加えていく。 集団指導であっても、クラスの状況を加味し、カリキュラムを柔軟に変えていくことは可能だ。昨年まで勤めていた塾のように、1クラス15名とか1クラス30名とか(理社なんて80名だった気がする)、そんな大人数には絶対にならないだろう。そのかわり、一人ひとりに十分時間をかけ、学力と得点力を上げていきたいと思っている。時間講師に任せることなく、全教科私が指導するので、科目間の境界線も時に超えながら指導をしていきたい。 明日は大安である。
2008/05/29
最近は昨年の中3生から、パソコンにメールが入ってきます。試験前なので、質問がいくつか来ました。やはり、多くの子は数Aと英語の5文型で躓いているようです。 5文型に関しては、メールで説明すれば、簡単に理解できるみたいです。毎年思うのですが、一体高校では、どのように文型を教えているのでしょうか ^^;?ただ、授業の勘を忘れないためにも、こうした機会は貴重です。 授業勘と言えば、滑舌も鈍らないように鍛えておかなければなりません。今日、美容室で髪を切っていて、以前よりしゃべりが滑らかではない感じがしました。そろそろ慣らし運転をしていきます。 先生用早口言葉数学用「図13」を連続10回理科用「葉緑素 緑黄色」を連続10回中3社会用「住民訴訟勝訴」を連続10回中学受験社会用「漁業の漁獲量」を連続10回まあ、プロ講師たるもの、これくらいスラスラ言えなければなるまい・・・。え?私ですか?もちろんカミカミです・・・。
2008/05/28
私がやってきた英語のおおまかなカリキュラムです。英語は、中3の3月に現在完了を終わらせていた。春期講習では、現在完了の復習と、春期講習テキスト(教育開発の物を使ってました)で中2内容の復習を行う。このレベルの子たちは、中2内容はほとんど覚えていたので、軽く解説したあとは、演習中心で進めていた。私自身も、説明過多にならないように「話すより解かせる」という意識で授業に臨んでいた。英語を苦手とする子には、春期講習テキストをやる中で出来ていない箇所をプリントなどでフォローしていた。本当に苦手な子には、プリントではなく、テキストを丸々1冊あげて、演習量を増やしていた。シリウス標準編、WINPASS、新演習など、網羅性が高いもの(Be動詞から中3内容まで全て入っている物)をあげていた。本体の授業では、1学期中に、不定詞、動名詞、比較、文型の復習を1周する。意外に穴となっている付加疑問文、否定疑問文、感嘆文は、隙間時間を用い、各1回で終了させる。夏期は、前半で総復習を行う。ここで改めて現在完了や受動態なども扱う。夏期講習後半は、関係代名詞と分詞を徹底的に指導していた。その後、間接疑問文まで指導する。ただし、間接疑問文は「軽く」にしておく。で、普通はここで終了するのであるが、私立トップ校を目指す場合、知覚動詞、話法、仮定法、関係副詞、分詞構文、時制の一致このあたりをどう処理するかが判断の分かれるところ。とりあえず、私は知覚動詞、仮定法、関係副詞は9月に指導していた。話法転換は省いていた。10月から長文対策と過去問演習にはいる。また、9月になってから自宅学習用課題として育伸の「まとめと完成 発展編」を配付していた。これは、こちらが立てた計画通りに(と言っても大雑把な物であるが)演習させていき、個別的にフォローしていった。このテキストでも、話法はさわる程度にしておいた。塾に通わないで独学でやる場合は、文英堂の「最高水準特進問題集」で代用できる。確か、千葉県の進学塾の先生が作った問題集だった気がする。ただし、相当難しいので、学校の先生に質問しながら進めていくことになると思います。どちらかと言うと、都立受験がメインの塾だったので、早実や桐朋を受験する子は、年に1人か2人、年によってはゼロ。そのため、授業外での個別的なフォローを多くして対応させて頂いていた。
2008/05/27
心地良い追い風が吹いているその流れは東京のとある市に向かっているもう僕にはこの市しか見えないこの地域で無敵塾を作りたいまだ見ぬ地域の方々、保護者の方、そして生徒たち会うのが楽しみだ
2008/05/27
なんで?なぜ?なぜだ~?とにかく東京都Nの教科書研究中。地理と歴史の教科書は初めて。国語も光村ばかりだったから、この教科書は初めて。ん?数学も初めてかな。それ以外にも片付ける物がたくさんあります。「スタッフぅ~、スタッフぅ~」と呼んでも誰も来ないし…そこで本日も睡眠を少なめにして、「負けるな~、力の限り生きてやれ~」と唱えながら頑張ってます。ただ、あまりにも眠いのでジャスミンチィを少し飲んでしまいました。ん?ジャスミンティって眠い時に飲んでいいんだっけ?まあいいです。とにかく今日中にフォーマット類を完成させたい。オフィス家具屋さんや黒板のお店も見つけなくては…
2008/05/26
開校に向け、物件探しに時間を取られている。既に紹介された物件の資料は100枚近く。そのうち、現地まで行き、中を見させて頂いた物は30程度。自分で足を運び、外から見た物は50程度。その中で、実際に申し込みをした物件は5つある。しかし、そのうち4つは「個人様には貸せない。」という返事、残り1つは仲介している不動産屋さんが、「多分個人には貸してくれないと思います」という返事だった。大家さん(オーナーさん)の所に行く前にストップした。まあ、仕方ない。これから長い年月をかけて、「信用」を築いていくしかないのだろう。物件探しと同時進行で、すぐに仕事が始められるように、いろいろと準備を進めている。フォーマットを作成したり、オフィス家具や黒板、椅子などを探したり、内装業者さんを探したり。これが結構時間がかかる。連日朝から深夜まで。最近は勉強する時間は1時間くらい。それ以外は、全て開校準備に使っている。あとは、経費の計算などもしている。以前、3大経費について書いたことがあるが、先程最新の上場20社データを眺めていた。電卓を叩いてみると、上場20社の人件費の平均は、44%。上場20社の広告宣伝費の平均は、8.2%上場20社の賃貸料比率の平均は、12.465%であった。実際は、こんな単純な計算方法(全社合計÷20社)で正確な数値は出ないであろうが、やはり、3大経費60%というラインが1つの目安になるのだろうか。それにしても、○○さんの経常利益はすごい。個別指導なのに、人件費32%というのは、どうやっているのだろうか。非常に興味がある。また、ある大手予備校さんは、やはり駅前であれだけ立派な校舎を建てているため、賃貸料比率が24%を超えてしまっている。結果、経常利益率もマイナスになっている。私の場合は、個人で行うので、また違った計算方法をしているが、おそらく最初の数年は、3大経費は、間違いなく60%をグーーーンとK点越えするはずだ。名付けて「赤虎塾のラージヒル」。長野の再現が、ここ多摩地区でおこります。 ○ l ̄l_ (←昨日と逆にしてみた)
2008/05/25
猫ギター先生のブログを目にしてしまって、 全く立場のない赤虎です _l ̄l○ バツとして今からラジオ体操第2を踊ってきます。
2008/05/24
迷ったときこそ信念を曲げるな!本日は以上です。すいません。
2008/05/24
夏期講習開校のためには、今月末に物件を決定し、契約しなければならない。6月に内装レイアウト、施工、什器搬入、備品購入、チラシ作成、チラシ折り込み、入塾面談、教材発注、各種届出、各種フォーマットや書類作成、入塾案内作成…他にもやることはたくさんある。タイムリミットが近づいてきた。もう休んでる時間はない。睡眠ももっと削らなくては…。ドラえも~ん!来るわけがない…
2008/05/23
英語テキスト早実や桐朋を受験する子も、それ以外に都立トップ校を受験する子も1学期の英語は「新中問発展編」と「新中問演習編」を使用していた。プリントはほとんど使わない。テキストを隅から隅まで仕上げることに専念していた。ただし、「新中問発展編」の使用に耐えられるのは、ある程度英語の力がある子たちだ。私のいた塾では、小学校から英語をやっている。会話重視ではなく、文法重視の所謂「受験英語」である。とにかく書かせる。育伸の「錬成テキスト必修編」を10回くらい繰り返す。1年間かけて、Be動詞、一般動詞、疑問詞しかやらない。生徒たちから「え~またーーー?もう飽きた~」という声が出るくらい基本を繰り返す。そして、この「え~またーーー?もう飽きた~」と騒いでいた子が、3年後都立トップ校や私立難関校に合格していくグループの中心を形成する。話を戻すと、「新中問発展編」を理解し、消化できるのは、上位層。英語が苦手な場合は、中2の間は無理せず「新中問標準編」を使用していた。中3になってからは出来れば「新中問発展編」に移行したいが、ここでも「新中問標準編」をメインと使っていてもギリギリどうにかなると思う。ただし、私は3つ条件があると考えていて、1つは、「オリジナルの英語発展プリント」を適切なタイミングで混ぜて、レベルアップを図ること2つめは、「9月に配付する予定のサブテキスト」を早めに配り、個別補習をしながら少しずつ進めておくこと3つめは、英語以外の数学、国語で稼げることである。英語を苦手としていると、大学受験同様、難関高校受験でも結構辛い戦いにはなるかもしれない。PS:開業準備の方はかなり焦ってます。まずいです。時間が押してきました。夏開業に間に合わないかもしれません。その場合は、中3生を募集できなくなります・・・。とにかく頑張ります。
2008/05/22
昨日は1日中不動産屋さんを回り、その後、明け方まで入塾案内や各種フォーマット作りをしていました。とにかく想像していた以上にやることが多い。 日曜日は、英語の授業パターンを3つに分けて書いていた途中であった。(1)教科書準拠パターン(2)教科書を使わないパターン(3)上記1と2のミックスパターンである。ただ、どのパターンにせよ、力量のある指導者のもとで、与えられた教材を隅々までカンペキになるようにこなせば力は付く。テキストの獲得目標と意図をくみ取り、それに応じてテキストの良さを120%引き出せれば、実力は付くであろう。100%でなく、120%と表現したのは、教材に味付けをしたり、不足分を補ったり、1つの教材を元に他の知識に広げていったり、深く掘り下げたりするという意味である。事実、私が小中学校の頃に通っていた個人塾は、当時も今も教科書中心の指導であるが、それでも早高院や早実に合格者を出している。 ただ、3つのパターンで指導してきた中で、桐朋や早実を受験するにあたり最も近道なのは「2かな~」と感じている。もちろん(1)のパターンでも(3)のパターンでも可能なのだが、早実や桐朋を受験する場合、やはり教科書レベルをはるかに超えた問題にも対応する力を付けなければならない。そのためには、出来るだけ早く中学内容の単元学習を終了させ、入試演習に多くの時間を取りたい。結局、(1)のパターンを採用するにせよ、夏までに教科書内容を終了させなければならないのだ。つまり、教科書準拠の教材で進めていても、結局は学校よりも遙かに早い進度で進めるため、学校カリキュラムと塾のカリキュラムで大きなずれが生じる。そうであるならば、最初から新中問などを使用し、教科書から離れて受験指導をしていった方が近道だと思うのだ。 私は、夏までは新中問の発展編と演習編をメインにしていた。
2008/05/21
昨日「持たせ教材」という言葉を書いた後、話が止まってしまった。「持たせ教材」とは、大手塾で採用しているところも多い教材システムである。要は、塾の授業は、新中問などの実力養成重視の受験型問題集で進めるが(そうじゃないと進められない。対象中学が多すぎるので)、それだと「学校の内容に合っていない」というクレームが入るおそれがある。いや、実際に入る。そこで、「防衛策」として、自宅学習用に「教科書準拠ワーク」を春先に配り、「これは授業で使わないけど、自分でやっておけよ」と指示しておくものである。端的に言えば、「学校対策も行ってますよ。」という大手塾なりのアピールである。私も配っていた実際は、文字通り「持たせているだけ」の場合が多く、教科書内容に関しては放置している教室も少なくない。春先、4月頃に配るため、生徒の中にはなくしてしまう子や、そもそも「持たせ教材」の存在自体を忘れてしまう子もいる。まあ、言葉は悪いが「ゴミを配っている」ようなもんだ。資源も無駄。だったら、その分教材費を下げた方が良い。そもそも、駅前に立地する大手塾には、3つ以上の市町村、10以上の中学から生徒が通塾してくるなんてこともざらにあり、そうした場合、全ての公立中学校の定期試験に対応するのは大変な労力とコストがかかる。(集団指導の場合)私の以前勤めていた塾も、5つの市17の公立中学から生徒が集まっていた。しかも、学校ごとにテスト対策をやるとチラシに書いてあるので、テスト前は教室や先生も常に不足気味。最近では2期生と3期生が混ざっているので、1年中どこかしらの中学校でテストをやっている印象もあった。まあ、そんな塾がうち以外にもたくさんあったのだろう。その苦肉の策として「持たせ教材」という文化が生まれたのではないか。(よく分からないけど)とにかく、私が塾講師を始めた10年前の段階ですでに「持たせ教材」は存在していた。実際、I社の教材担当者も「うちのiワーク(←固有名詞ではなく、イニシャルトーク)は、持たせ教材に最適です。」と営業をかけてきた。しかし、会社を辞め、インディーズ進学塾でデビューを控えている今、やはり「持たせ教材」というものには違和感を覚える。「持たせ教材」という言葉の中に含まれる「放置」「放任」というニュアンスがそうさせるのであろう。なお、今度作る塾でも、いわゆる「持たせ教材」は存在する。きちんと配る予定だ。しかし、その使い方に関してはちゃんと考えてある。ちょっとワクワクして、笑みがこぼれてきます。では、明日以降、英語カリキュラムの続きです。
2008/05/19
さてと、本日も少しだけ休憩がてら書きます。早朝からお昼にかけ、「自慢の超高級オープンカー(←チャリとも言う。ドンキホーテで7000円)で物件回り&不動産屋さんと一緒に物件回り」を行い、午後からは、入塾案内(チラシの原稿にもなるもの)を作成していました。途中、ある先生とお話させていただき、大変感動して、その勢いで仕事をしていました。先生、ありがとうございます!お仕事中すいませんでした!さて、早実と桐朋に合格してきた子にどのような方針で授業を進めてきたか、続きを書きたいと思います。(別に特別なことはしてませんが)まず、英語の授業の進め方についてです。英語は大きく3つのパターンが考えられるのではないだろうか。(1) 学校の教科書準拠で進めていく場合→テキストは「教科書+教科書準拠ワーク+オリジナルのプリント」など(2) 教科書は用いず、塾用テキストで進めていく場合→テキストは「シリウス、新中問、実力完成、実力練成、ウインパス」など(3) 両者のミックス→テキストは「教科書準拠ワーク+新中問・シリウス」など私が以前、個別指導塾の教室長をやっていた頃、入塾時に生徒さん・保護者の方に、希望コースを選んで頂いていた。コースはいくつもあるのだが、基本的には上記3つのパターンからお選び頂く。そうすると、大抵の方は(3)を選ぶ。確かに「何となく、学校の成績も上がりそうだし、実力も付きそうだし」というお得な印象を受ける(笑)決してそれは間違っているわけではない。ただし、指導する側に「計画性」と「2つの教材を使いこなす技量」がないと破綻する可能性もある。また、受け取る生徒さん側にも2つの性質の異なる教材を識別し、整理し、吸収する力がないと、どちらも中途半端になってしまう可能性もあるかもしれない。となると、(1)のパターンが、最も安全で生徒も吸収しやすい基本的な形になる。学校でAという単元、塾でBという単元を勉強すると、我々の思っている以上に生徒は混乱する場合もある。そこで、学校でAという単元をやっていたら、塾でもAと言う単元を学習し、それを深く掘り下げ、あるいはどんどん知識を拡げていってあげた方が、基本から応用まで無理なく付けることが可能だ。教科書の中身が悪くなったという話も聞くが、やはり「学習の基本は教科書」という塾の先生も多い。特に英語指導に自信のある先生や、老舗の英語塾の先生などは、学校の教科書を中心に受験指導をされる方が多い印象を受ける。教科書を中心に、文法、単語、熟語、長文などの力を幅広く付けていくことが出来る先生は、かなり力のある先生であろう。教科書を「栄養満点のビフテキ」と表現していたのはロカビリー先生だが、教科書を使って様々な能力を育成するのは、結構楽しい作業である。ただし、この教科書準拠型の勉強法も案外難しいものである。気を付けないと、「中間期末テストでしか点数が取れない」なんて事態になってしまう。ロカビリー先生のような経験豊かな先生の下で指導を受けるのなら別だが、FC型の塾で、研修をあまり受けていない講師に教わると、勉強時間の割に効果がないということになりかねない。私の場合、文法ノート、単熟語ノート、練習用ノートと3種類のノートを使い分け、そこに音読指導、暗唱テスト、速読の訓練、リスニング指導を加えていた。文法の導入解説と教科書本文の読解&暗唱が終え、「教科書主体の学習」が終わってから初めて「ワーク」に入るようにしていた。ワークは、「文理の必修テキスト」を何度も何度も繰り返していた。「栄光ワーク」も分量があり、確認テストも付いているので好きだった。「中学新ワーク」も良かった。iワークは「持たせ教材」として使っていた。 ※今、「持たせ教材」という言葉を自分で書いて違和感を覚えた。 「持たせ教材」は、また明日以降。仕事の続きに入ります。
2008/05/18
1つ前の日記に出てくる家庭教師の先生から「早実と桐朋、行くとしたら、どちらがおすすめですか」という質問を受けた。大変難しい質問だが、答えは「分かりません(笑)」と言っておいた。もし将来、旧帝大や一橋、あるいは医学部などに行くことを考えているのであれば、早実よりも桐朋の方が良いであろう。それに対して、とにかく「大学ならどこでも良い」「早稲田大学に行きたい」と目的がハッキリしているのならば、早実の方が良いと思う。逆に、私が尋ね返したのは「都立高校という選択肢はないの?」ということであった。すると、「私立しか考えてないみたい」ということだった。確かに、私立のみしか考えていないのならば、桐朋は狙い目かもしれない。なぜなら、桐朋高校は、都立トップ校人気の影響を受け、以前なら合格は難しかったであろう生徒が、最近は合格するようになってきたからである。補欠合格の可能性もある。ただし、注意が必要なのは、「桐朋や早実はあくまでも中高一貫校なので、中学からの内部進学者の方が、カリキュラム上有利な場合がある」ということだ。もう少し具体的に書くと「早実は高校から入っても十分付いていけるし、むしろ高校から入った子の方が、実力が上の場合が多い。それに対して、桐朋は中学部のカリキュラムレベルが高いので、中学部出身の子の方が有利な場合が多い」というのが、私の主観である。ただ、実際は入ってみないと分からないし、努力次第でどうにでもなる問題だと思う。私が以前勤めていた塾のあった土地柄、桐朋中の子と早実中の子は何人か指導していた。特に桐朋中の数学は、文系の講師の方だと少々指導が難しいと思われたので、私や理系の大学生・院生が指導をしていた。指導をしていた感想であるが、早実中に関しては、確か英語はクラウンかホライズンかサンシャインを使っており、その他の科目もそんなに難しいことをやっていた記憶はない。一方の桐朋中は、数学で「A級問題集」を使っているように授業レベルが非常に高いということだ。そこで、私が先述の家庭教師の先生に言ったことは、「もし早稲田大学に行きたいという明確な目標があるのなら、早実が良いと思う。別の大学も含め選択肢を多めに持っておきたいのなら、桐朋か都立トップ校が良いだろう。僕が個人的に狙い目と考えているのは、桐朋。なぜなら、都立トップ校と、早実、明大明治、中大付属、法政一(←そっか、昨日のブログで中大付属と法政一を忘れてました。多摩地区は本当に恵まれていますね)などの大学付属校に押され、若干だが入りやすさが増すかもしれないから。ただし、内部進学者と混ぜられるのが不安なら、都立トップ校という選択肢もあるよ??」ということだった。実際、都立トップ校は授業時間数も多く、進学指導に力を入れ始めている。今のところ全員が高校からのスタートなので、中学からの内部進学者もいない。しかも授業料が安い。非常に難しい選択であるが、一方で非常に贅沢な悩みでもある。都立の武蔵、国分寺、国立、立川、八王子東に加え、私立の桐朋、早実、明大明治、中大付属、法政一(一応私の出た成蹊)という選択肢の中から高校選びが出来るということは、他の地域に比べ圧倒的に恵まれていると思う。八王子東と明大明治を除いては、「吉祥寺~立川間、電車で20分程度」の中に位置している。私もこの周辺で塾を開くつもりであるが、上位校に関しては進路指導の際、選択肢が多いことを実感する。もちろん一番大切なのは、本人の意志と夢だろう。
2008/05/17
この間、いろいろな方とお話する中で、桐朋高校と早実高校の話が何度か出てきました。以前勤めていた塾の講師で、現在家庭教師をしている大学院生がいるのですが、彼が今指導している生徒さんが桐朋高校か早実高校を目指しているとのことで、ちょっと相談を受けました。また、もうお一方、私の尊敬する先生とお話している時に、早実高校の話が出ましたので、ちょっと自分自身の頭の中も改めて整理してみるためにも、私が指導してきた早実高校、桐朋高校対策について書いてみようと思います。まず、志望校選びが大変難しいです。早実高校は、ハンカチ王子斉藤君ですっかり有名になりましたが、国分寺にある早稲田大学の付属校です。一方、桐朋高校は文教都市「国立市」にある名門進学校。すぐ隣には一橋大学があります。ちなみに「国」分寺と「立」川の間にあるから「国立」市とい・・・どうでもいいですね^^;。さらに、国分寺には、旧第9学区のトップ校である「都立国分寺高校」が、国立市には、旧第10学区のトップ校である「都立国立高校」があります。(甲子園に出たことがあり、金八先生パート1でもその話題は登場します)そして、お隣立川市には、旧第8学区のトップ校である「都立立川高校」があり、国分寺より少し東に行くと、国分寺と双璧である「都立武蔵高校」があります。とにかく、この多摩地区の中央線沿線に住んでいる中学生は、大変恵まれた環境にあります。きちんと勉強をすれば、早実、桐朋、武蔵、国分寺、国立、立川、さらには八王子東と進学校が選び放題です。その上、明大明治が多摩地区に移転してきたため、このあたりに住んでいる成績上位層は、豊富な選択肢の中で自身の進路を選ぶことになります。(ただし、中央線はよく遅れます・・・。)過去、私が指導してきた生徒の中で、早実、桐朋、国立、国分寺、立川高校に進学した生徒は何人かいます。その生徒たちに指導してきた経験を少し書き連ねてみようと思います。なお、中2段階でオール3あれば、どうにか早実、桐朋入試で戦っていけます。合格保証とまでは行けませんが、十分戦えます。(都立高校は5科目ですし、内申の影響もあるので、少し難しいかもしれません。)また、中2学年末段階でオール4~オール5なら、ぜひ狙っていくべきでしょう。
2008/05/16
お久しぶりです。赤虎です。X JAPAN、伊達公子、ヒデ(サッカー)と来たので、「じゃあ、俺も」みたいなノリで(←どんなノリ?)一時復帰します。一応、3の付く数字と3の倍数の日はアホなことを書き、5の倍数の日は、教務ネタを書こうと思います。(ということは、30日はアホな教務ネタを書くのか?・・・)というのは冗談です。特に何も考えずに書きます。この間、2件ほどご質問を受けた件がありまして、その件についても少しだけ触れたいと思います。それが、開業に向けて自分自身の頭の整理になると幸いです。また、物件探しが本日振り出しに戻り、少々行き詰まっている面もありますので、ちょっと気分転換も兼ねて書きます。
2008/05/16
全21件 (21件中 1-21件目)
1