鎌倉日記(極上生活のすすめ)

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アトムおじさん

アトムおじさん

2006年01月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
よく、奴隷のように働かされているとか、
これじゃあ、まるで、奴隷だと言う人がいるが、
歴史の本を読んでいたら、日本人がほんとうにポルトガル人によって、南米などに奴隷として売られた記録もあるようだ。

ヨーロッパ諸国におけるアフリカの奴隷貿易は、
1441年から1448年の間にポルトガル人が略奪という強制的な手法で1000人近くをポルトガルに連れ帰ったのが始まりだといわれている。 
そして、15世紀から16世紀のポルトガルには多くの奴隷が連れてこられる。
その中には黒人奴隷ばかりでなくアジアからの奴隷も見られたというのだ。
 豊臣秀吉の時代には、多くの日本人が、奴隷としてポルトガルに連れてゆかれ、秀吉を激怒させているらしい。

冗談ではなく、日本人が、ほんものの奴隷として存在してわけだ。

もともと、アフリカ大陸では、14世紀以前にも、
奴隷という階級をもっていた部族は多かったらしい。 
つまり、部族間の争いに負けた部族民や、負債を返すことができなかった人たちが奴隷となっていたというわけだ。
つまり奴隷は、戦利品のような存在だったといってもいい。
しかし、この奴隷という身分は、部族の最下層民であって、 
多くのアフリカ社会では奴隷の子孫も2代前後でその部族の成員として認められることが多かったようなのだ。
その慣習を、拡大解釈するようなかたちで、ヨーロッパ人たちが、利用してしまったというのが、歴史の流れのようだ。
ヨーロッパ人は、奴隷貿易のために、いつまでも、彼らの部族対立を利用していく。
そして、
奴隷貿易で、綿花など原材料がヨーロッパに大量に入ってくる。
それを処理するために産業革命も起こっていったという。
三角貿易。
そして、アメリカでの奴隷制度、南北戦争。
歴史は、いろいろなことが繋がっている。

おもしろいのは、
アメリカで奴隷解放がおこなれたとき、
黒人の奴隷のなかから、奴隷解放をするなという運動が起こったことがあったことだ。
奴隷達は、解放されると、どうして、職を得て、どうして生活していいかわからい、というのが理由だったようだ。
彼らは、奴隷であることを、自ら、望んだ。
この話は、
深く考えると、ちょっと、怖い。










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Last updated  2006年01月18日 00時14分59秒
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