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気まぐれ80s~4thシーズン(その8) ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の曲を最初にまともに聴いたのは、このナンバーだったように記憶しています。ジャクソン・ファミリーの一員(ジャネットはマイケル・ジャクソンの妹)で、最初にヒットを記録したのが1986年作の『コントロール』というアルバムでした。この「ナスティ(Nasty)」はそこからのセカンド・シングル曲です。 個人的にこういう方面の音楽があまり得意でないというのもありますが、なぜか“凄いアーティストだ”みたいな感じは個人的にはしませんでした。それはクオリティの高さにもかかわらず、マイケル・ジャクソン全盛の時代、ジャクソン家からはこのくらいの凄い才能が現れても不思議はないと心のどこかで思えたからだったのかもしれません。 でも実際には、ジャネットにもこの“ジャクソン家の呪縛”があったのでしょう。80年代前半に出した最初の2枚のアルバムはさほどのヒットとはならず、プレッシャーに苦しんだようです。この曲を含めた前後いくつかのシングル曲(いずれもアルバム『コントロール』から)によって、ジャネットは今の知名度を得る実質的な足掛かりを得ました。ご存じの通り、その後は、『リズム・ネイション1814』(1989年)、『ジャネット』(1993年)と大ヒット作を積み上げていくことになったわけです。[収録アルバム]Janet Jackson / Control(1986年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】コントロール/ジャネット・ジャクソン[SHM-CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年03月31日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その7) ボニー・タイラー(Bonnie Tyler)は、ウェールズ出身の女性歌手。1970年代半ばにデビューし、70年代後半に少しづつ人気を得ていき、80年代初頭のこの「愛のかげり(Total Eclipse of the Heart)」のビッグヒットで世界中に名を知られる存在になりました。 「愛のかげり」はニューヨーク出身の作曲家・プロデューサーであるジム・スタインマンの曲です。彼は後にセリーヌ・ディオンのプロデュースに参加してグラミー賞に輝いたアルバムがありますが、なるほど、その片鱗は既にこの時点でも楽曲とプロデュースに垣間見えます。 圧倒的熱唱と曲の大げさな作り(別に悪い意味ではなく)が何とも印象的です。80年代の名曲特集などをやると、今でも必ず取り上げられるナンバーです。個人的には、こういう映像で見るというよりは、受信状態の悪いラジオから聞こえてくる(というか実際にそういう体験を回顧しているだけ?)名ナンバーというイメージが強く残っていたりします。[収録アルバム]Bonnie Tyler / Faster than the Speed of Night(1983年) 【送料無料】【輸入盤】Faster Than The Speed [ Bonnie Tyler ]↑オリジナル・アルバム。 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】Bonnie Tyler / Super Hits (輸入盤CD)(ボニー・タイラー)↑ベスト盤。 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年03月28日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その6) 80年代半ばのジェネシス(Genesis)のヒット曲を取り上げてみたいと思います。“ピーター・ガブリエルが抜けてポップ路線を突っ走ったジェネシスなんてもはやジェネシスじゃないよ”という熱心なファンもいらっしゃることでしょうが、今回は“フィル・コリンズ目線”で行ってみたいと思います。 70年代にプログレ・バンドとしての成果を積み重ねたバンドは、75年のフロントマンであったP・ガブリエルの脱退、77年のギタリストのスティーヴ・ハケット脱退というメンバー変更が続きました。その危機を支えたのは、ご存じのとおりドラマーのフィル・コリンズ(Phil Collins)でした。ちょうど80年代はフィル・コリンズのソロ活動も同時並行で進み、彼のポップセンスが爆発した時期でした(参考過去記事「アナザー・デイ・イン・パラダイス」)。 そんなわけで、ジェネシスの活動の一環としては違和感がある人もいることでしょうが、フィル・コリンズ個人の活動の中で見れば、この「インヴィジブル・タッチ」(さらには同名アルバムからのその他のヒットチューン)は必ずしも違和感のあるものでもなかったと言うことになるのかもしれません。 この曲は、全英では15位、全米で1位の大ヒットとなりました。これを含む同名のアルバム(『インヴィジブル・タッチ』)も全英1位、全米3位の記録を残しています。[収録アルバム]Genesis / Invisible Touch(1986年) 【送料無料】【輸入盤】Invisible Touch [ Genesis ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年03月26日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その5) バングルス(The Bangles)は、セカンド作からのヒット曲を過去にこの80年代曲のシリーズで取り上げています(参考過去記事(1) ・(2) )。今回は、その後に出されたサード作(『エヴリシング』)からずっと気になっていった曲をご紹介します。「いつでもBE WITH YOU(原題:Be With You)」というナンバーです。 ご覧のようにドラム担当のデビー・ピーターソン(ギターのヴィッキー・ピーターソンの実妹)がヴォーカルをとるナンバーで、上記のアルバムの中ではリリース当時から気に入っていた曲です。一応シングルカットされましたがヒットはしませんでした。他のメンバーがこうしてヴォーカルも取れる一方、当時の世間はスザンナ・ホフスばかりに注目し、アイドルかのように扱っていました。そんな状況ではヒットしなくても仕方なかったんでしょうが、デビーのヴォーカルも案外よかったのではないかと思います。。 今回はついでにライヴのものもご覧ください。大ヒットした「胸いっぱいの愛」と組み合わせての、1989年当時のライヴ演奏の様子です。 それにしても「いつでもBE WITH YOU」という邦題…。21世紀の今からすれば卒倒しそう(?!)なくらいに時代を感じさせますが、同盤からの第1弾シングルが「恋の手ほどきIN YOUR ROOM(原題:In Your Room)」でしたから、どうにもならないですね(笑)。[収録アルバム]Bangles / Everything(1988年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】EVERYTHING (BONUS TRACKS)[輸入盤]/BANGLES[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年03月24日
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2014年03月22日
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2014年03月21日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その4) 70年代のビリー・ジョエル(Billy Joel)には、『ニューヨーク物語(Turnstiles)』に『ストレンジャー(The Stranger)』という名盤がありますが、80年代の彼と言えば、個人的には何と言っても『ザ・ブリッジ』です。売り上げ的には他のアルバムがありますが、名盤度で言えば、これが80年代のビリー・ジョエルの最高作と言っていいように思います。 今回は、その名盤『ザ・ブリッジ』の中から、一押しのロック・ナンバーです。同盤からの最初のシングル曲「モダン・ウーマン」と同じく、このセカンド・シングルもビルボードで全米10位のヒットとなりました。 この曲のよさには3つのポイントがあるように思います。1つめは曲調と展開で、ロック調ながら単調になってしまわない点。次にヴォーカルの“気張り具合”(ちょっとブルース・スプリングスティーンみたいになっていなくもないですが)。最後に、ギターがしっかり効いていることです。 折角の名ナンバーですので、同時期のライヴ演奏(TV出演時の映像)もご覧ください。 それにしても、この頃のビリー・ジョエル、今を思えばまだまだ若かったですね(笑)。[収録アルバム]Billy Joel / The Bridge(1986年) 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ビリー・ジョエルBilly Joel / The Bridge (輸入盤CD) (ビリー・ジョエル) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年03月20日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その3) 少し時代を遡って、80年代前半の忘れえぬヒット曲を取り上げたいと思います。ザ・ポリス(The Police)の「見つめていたい(Every Breath You Take)」です。ポリスは1977年に結成され、翌年にデビュー、1984年の解散までいくつものヒットを残しました。また、メンバーであったスティング(Sting)は、ポリスの解散以降、ソロ・アーティストとしての存在感を発揮していくことになります。 そんな彼らの代表曲の一つが解散前のスタジオ作となった『シンクロニシティ』からのシングル、「見つめていたい」でした。全英で4週連続、全米で8週連続1位の大ヒットを記録したこの曲は、1984年のグラミー賞で最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・デュオ/グループに輝いています。 今回はスティングがソロになってからのパフォーマンスも、ということでもう1つご覧ください。1988年頃のアムネスティの世界ツアーからの映像です。人権擁護を謳ったこのツアーの主要参加メンバーはブルース・スプリングスティーンとスティング、さらにはピーター・ガブリエルでした。以下はたぶん南米での映像と思われますが、“ボス”とのデュエットでの「見つめていたい」をどうぞ。 [収録アルバム]The Police / Synchronicity(1983年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】SYNCHRONICITY[輸入盤]/POLICE[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年03月19日
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マニアックで渋いカバー盤 1968年、『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』でデビューし、1976年に解散(ただし、後にR・ロバートソンを除いて再結成)したザ・バンド(The Band)。彼らが全盛時代の1973年に発表した第5作(ライブ盤も含むと6作目)が、この『ムーンドッグ・マチネー(Moondog Matinee)』というアルバムである。 本盤『ムーンドッグ・マチネー』の特徴は、まずもって、全編オリジナルではなくカバー曲から成るアルバムという点にある。確かに、この当時、オールディーズの再評価(リヴァイヴァル)の動きがあった。ところが、ザ・バンドが世間の流れにそう簡単に乗っかるなんてことはなかった。そもそもデビュー時から“アメリカのルーツを探る音楽的探究”みたいなことをやっている時点で、世間の流行には乗りそびれたとも言える(?)バンドである。実際、この盤が面白いのは、ザ・バンドがオールディーズ回帰みたいな風潮に安易に同調するわけでもなく、実にオリジナルなカバー・アルバムに仕上げているというところにある。 ちょうどこの時期、ザ・バンドにはいくらかの“余裕”があったようだ。1972年丸々を含めて18ヶ月間行ったツアーから解放され、各メンバーは自由な時間を過ごせた。例えば、ドラムのリヴォン・ヘルムなどはウッドストックを離れてバークリー音楽院へ“ドラム留学”をしている。そうして、本盤のレコーディングは、1973年の2月~6月にかけて断続的に行われた。そこで演奏された曲目は、ほとんどがマイナーあるいはマニアックな過去の曲である。おそらくはR・ロバートソンが望んで収録された5.「第三の男」(同名の有名映画の主題歌)はともかくとして、他は渋めのR&Bナンバーが並ぶ。 ザ・バンドのデビュー前のレパートリーをやったものかと見る向きもあるが、どうやらその当時のセットリストなんかと比較すると、実際のところはそうでもないらしい。つまるところ、ザ・バンドは世の中の流れに乗せられて昔の曲をやってみたのではなく、敢えて“ひねくれた”選曲をし、これらの曲を世に送り出したということのように見える。“ザ・バンドらしい盤は?”と尋ねられたら本盤を挙げることはしないけれど、ザ・バンドの代表盤を既に知る人にはぜひこれも聴いてもらいたい一枚。[収録曲]1. Ain't Got No Home2. Holy Cow3. Share Your Love (With Me)4. Mystery Train5. Third Man Theme6. The Promised Land7. The Great Pretender8. I'm Ready9. Saved10. A Change Is Gonna Come~以下、2001年リマスター時の追加曲~11. Didn't It Rain (Outtake)12. Crying Heart Blues (Outtake)13. Shakin' (Outtake)14. What Am I Living For (Outtake)15. Going Back To Memphis (Outtake)16. Endless Highway (Studio Version)1973年リリース。 【送料無料】ムーンドッグ・マチネー [ ザ・バンド ] ブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年03月17日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その2) 第2回は、前回のブルース・ホーンズビーを世に送り出した立役者、ヒューイ・ルイスの登場です。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の人気絶頂期のナンバーをお届けしようと思います。ヒューイ・ルイスは、1970年代には下積み時代を長く経験し、1982年のセカンド作のヒットでメジャー・アーティストの仲間入りを果たし、その後の80年代は人気絶頂期でした。 1986年リリースの大ヒットアルバム『FORE!』からの全米No. 1ヒット曲をどうぞ。なお、演奏が始まるまでが少々長いので、一発で曲を聴きたい方は少しスキップして1:30あたりからご覧ください。 曲調や展開という面では決して凝ったものではありません。むしろシンプル&ストレートなナンバーといった感じですが、これが何ともヒューイらしい、いい味を出しています。 以前、この同じアルバムからは「ヒップ・トゥ・ビー・スクエア」を紹介しています。けれども、1曲選べと言われれば、筆者は断然この「スタック・ウィズ・ユー(Stuck With You)」です。上のビデオの美女とのラヴロマンス冒険風な映像はともかく、曲としては上記アルバムの中で、ヒットしていた当時からずっと筆者のいちばんのお気に入りだったりします。[収録アルバム]Huey Lewis & The News / Fore!(1986年) 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ヒューイ・ルイス&ニュースHuey Lewis & The News / Fore! (輸入盤CD) (ヒューイ・ルイス&ニュース) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年03月15日
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気まぐれ80s~4thシーズン(その1) 久々に80年代のナンバーを動画で紹介するシリーズを再開したいと思います。とりあえずは、これまでに取り上げようと思いつつもいまだ実現していない曲を挙げていきたいと思っています。第1回の今回は、ブルース・ホーンズビー(Bruce Hornsby)を一躍有名にした1986年のこの曲、「ザ・ウェイ・イット・イズ(The Way It Is)」です。 ブルース・ホーンズビーは1954年ヴァージニア出身で、ヒューイ・ルイスとの縁があって1985年にはその前年に結成したブルース・ホーンズビー&ザ・レインジとしてメジャー契約、1986年にこの曲(米国、カナダ、オランダでNo. 1ヒット)とそれを含むデビュー盤(『ザ・ウェイ・イット・イズ』)で一躍名声を手にしました。翌87年にはグラミーの最優秀新人賞を受賞しています。 ブルース・ホーンズビーの大きな特色は、ポップやロックといった枠にとらわれるのではなく、クラシックやジャズ、ブルーグラスやR&Bといった多様な音楽要素を文字通り“フュージョン”した音楽を作り上げた点です。実際、その後の活動でも、一つのパターンにはまってしまってしまうことなく、“多ジャンル融合路線”でいい作品をつくり続けています。 この「ザ・ウェイ・イット・イズ」は、詞の内容では貧富の差や人種差別といった当時の社会問題をさらりと歌い上げているところにも好感が持てます。また、以前に取り上げた(参考過去記事)ように、ライヴで超ロングなイントロ付きで演奏されるなど、この曲は“単なるヒット曲”以上に聴き応えがあります。[収録アルバム]Bruce Hornsby & The Range / The Way It Is(1986年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】ザ・ウェイ・イット・イズ/ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ[CD]【返品種別A】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年03月13日
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3・11から3年を迎えて~あの日とA-ha 東日本大震災のあの日から丸3年が過ぎ、3月11日の各メディアではいろんな報道がありました。“結局何が言いたいの?”というこの3年間のメディアの問題点を引きずったままの記事や番組もあった一方、“人”を扱った報道やドキュメンタリーはどれもこれも重く、まだまだ総括などほど遠いとの印象をあらためて持ちました。 そのようなわけで、このブログの個人的な話しかできないのですが、お許しください。あの日の朝、いつもと同じように普通に記事更新をしました。A-haの『遥かなる空と大地』というアルバムについてでした。そして、震災があの日に起こったがために、ふだん音楽を聴いているのとは違う意味で、この盤は忘れえぬアルバムになってしまいました。 このアルバムの曲が震災それからその直後の原発と重なって聞こえてしまい、気軽に聴ける作品ではなくなってしまいました。このアルバムを聴くと、個人的な体験としても、報道で知った様々なことも、重たいものが思い出されてしまいます。でも、3年の区切りということなので、久々にこのアルバムと向き合ってみて、曲を動画で取り上げてみようと思った次第です。 まずは、同盤の収録曲の中で、荘厳さと叙情性が抜きんでた「サマー・ムーヴド・オン~果てしない夏(Summer Moved On)」です。筆者の中では3・11とオーバーラップしたせいで、重い追憶の曲に変わりました。 もう一つ、「ヴェルヴェット」というナンバーもお聴きください。本来なら“美しさが際立った曲”とでも紹介したいところなのですが、これもまた、筆者には、災害と事故に巻き込まれた個々の生が脳裏に浮かんでくる、そんな曲に変貌してしまいました。 何だか後ろ向きな感じの記事になってしまったかもしれませんが、亡くなった方々への追悼と、筆者の気持ちの整理ということで、ご容赦ください。[収録アルバム]A-ha / 遥かなる空と大地(minor earth | major sky)(2000年) 【送料無料】【輸入盤】 Minor Earth Major Sky [ A-HA ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2014年03月12日
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2014年03月10日
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ポップ色の強いヴォーカル作品 1974年スウェーデンはストックホルム出身のヴィクトリア・トルストイ(Victoria Tolstoy)。その名字からもわかるように、かのロシアの文豪トルストイの曾孫にあたるとういことでも知られる女性ジャズシンガーである。幼くして歌を始めた彼女はやがてジャズへと向かい、インディーズ系レーベルから1994年にデビュー作を発表。その2年後にはメジャーと契約し、本盤を発表することになる。そんな彼女のアルバムは、今のところまだ数枚しか聴いたことがないので、あくまで素人の感想にすぎないのだけれど、それらなん作化のアルバムはどれも魅力的である。 今回取り上げるのは、ヴィクトリアの作品の中でもとくにポップ色が強いとされる『ヴィクトリア・トルストイ(Too Loved,原題 För Älskad)』。スウェーデン語の原題はさっぱり意味不明だけれど、英語タイトルが“Too Loved”となっているので、おそらくは原題もそういう意味なのだろうか。それと外盤しかもっていなくてこれまた不明だけれど、日本でセルフタイトルで出されたのがどうやらこの盤の模様。 さて、上で“女性ジャズシンガー”とは書いたものの、実際にはこのアルバムはそんな感じがしない。悪く言えば、ジャズ・ファンからは“こんなのジャズじゃない”とそっぽを向かれそうなポップなノリである。1994年のデビュー盤はマイナー・レーベルからの作品だったが、第二作目となった1996年の本盤は大手(EMI)からのリリースで、意図的にポップ性を強く押し出して、商業的な成功を収めることになった。北欧からのこうしたメジャーなヒットも比較的珍しいが、さらに珍しい事例として、彼女はこの成功の後、ブルーノートからも作品をリリースすることになる。 ポップ寄りにふった作品がすべてだと思われるのは本人としては心外かもしれないけれど、なかなか好曲が多い(詞の意味はスウェーデン語でさっぱり不明だけれど)。ただ明るいというよりは少し陰を持ったポップ風な曲の出来上がりのレベルが高い。個人的好みとしては、1.「テル・ミー(Månen tur och retur )」、2.「サムハウ(Varken ängel eller gud)」、8.「ユー・アー・ザ・ベスト(Du är bäst)」、9.「セプテンバー・アゲイン(September igen)」、表題曲の11.「愛はどこへ行ってしまったの?」。とにかく歌唱力が見事で、純ジャズ風になろうともポップ色を強めようともやはりこの印象は変わらない。[収録曲]1. Månen tur och retur 2. Varken ängel eller gud 3. 3 dygn i rad 4. En bra dag5. Och om jag gav6. Lyckligt slut 7. Stanna här hos mig (Mama had to tell me)8. Du är bäst (i alla fall bra för mig)9. September igen10. Moln i din hand 11. För älskad 12. Det finaste som finns1996年リリース。 駿河屋なら各種キャンペーンにエントリーするとポイント5倍以上!【中古】輸入洋楽CD VIKTORIA TOLSTOY/for alskad[輸入版]【05P24Feb14】【画】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2014年03月08日
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実力派シンガーの意欲盤 ロバート・パーマー(Robert Palmer)は、1970年代にUK音楽シーンに登場し、派手なヒットこそなかったものの80年代前半までには、ヨーロッパでは定評あるシンガーとしての立場を確立していた。1985年には、当時人気絶頂だったデュラン・デュランから派生したプロジェクトであるザ・パワー・ステーション(The Power Station)に参加し、世界的ヒットを記録した(パワー・ステーションとしては1996年にも作品を発表している)。さらにこれと同時期には、彼自身最大のヒット曲となる「恋におぼれて(Addicted To Love)」がある。その後は着実にソロ活動を続け、2~5年毎に着実にアルバム発表を続けたが、2003年、滞在先のパリにおいて、突然の心臓発作で亡くなった。 突然の死により、結果的には遺作の一つ前の作品ということになってしまったのが本盤『リズム&ブルース(Rhythm & Blues)』という作品。筆者がこれを初めて聴いた時にも持った感想でもあるのだが、おそらく、多くの人はこれを聴いて“えっ?どこがリズム・アンド・ブルースなの?”との疑問を抱くことだろう。実はその疑問には、パーマー自身が答えている(以下、日本盤ライナーより)。彼によると、この表題は“ロゴみたいなもの”で、実際にはファンクやポップなどと呼ぶあるいは分類した方がよいものも含んでいる。けれども、本人的には、“カントリーやロックのアルバムではない”という意味での“リズム・アンド・ブルース”なんだとか。 なるほど、私たちは“ロック”という言葉はしょっちゅう拡大解釈しているけれど、“リズム・アンド・ブルース”という区分けにはわりに狭い枠をあてはめがちである。けれども、ロバート・パーマーの“リズム・アンド・ブルース”は、どうやらまったく定義が違うらしく、“ロック”という単語並みに幅広い解釈を含んでいるというわけだ。 それにしてもこれが“晩年の作品”になってしまったのは、本当に残念でならない。享年54歳となってしまったため、50歳代前半のロバート・パーマーで私たちの楽しみも途絶えてしまった。もし健在でいたならば、2014年1月で65歳を迎えていることになっていた。60歳代の枯れたパーマーも聴いてみたかったというのが正直なところである。[収録曲]1. True Love2. No Problem3. I Choose You4. Stone Cold5. Sex Appeal6. Work to Make It Work 987. All the Will in the World8. You're Not the Only One9. Mr. Wise Guy10. Let's Get It On 9811. Captured12. Spellbound13. The Long and Winding Road1999年リリース。 Robert Palmer ロバートパーマー / Rhythm & Blues 輸入盤 【CD】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2014年03月06日
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地味なんだけど、落ち着いて聴くとそのタッチに惹き込まれて… ケニー・ドリュー(Kenny Drew)というピアニストは、少なくとも60年代に入って欧州に活動拠点を移すまでは個性の割に目立たない、損な役回りの奏者だった。 “通好み”と言われたりするが、それは裏を返せば、“一般受けしにくい”ということでもある。その理由は何だったのだろうと考えてみたりする。本盤『パル・ジョーイ(Pal Joy)』なんかは、その理由が少しわかる気がする盤であったりするように思う。 楽曲的には、アルバム表題と同名のミュージカル(1940年初演で1950年代には繰り返し上演のほか映画化もされた)の楽曲をトリオ演奏しているもの。吹き込みは1957年10月で、上記映画(リタ・ヘイワースとフランク・シナトラが出演)の発表とほぼ同じ時期に録音がなされたことになるが、収録曲のセレクションはフィルム・バージョンと連動していたとのこと(ただし、本盤がLPリリースされたのはその2年後だった)。 でもってその演奏内容はというと、…確かに“地味”なのである。テクニックよし、スウィング感よし、甘さもあり…と申し分ないピアノ演奏で、バックもウィルバー・ウェア(ベース)にフィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラム)と安定感抜群。なのに地味にきこえるのは何故だろうか。 ケニー・ドリューの演奏に影があるというのは確かにそうかもしれない。少し引きずるような重さを残したノリがそんな印象を与えるのだろう。やがて彼は人種差別に嫌気がさして活動の場をヨーロッパへ移し、そこで“受ける”ことになったわけだけれど、確かに、既存の米国のジャズのイメージの中で評価されるよりも、もう少し広い(欧州の場合のようにクラシックの素養も含めた)範囲の中での方が評価されやすい演奏者ということだったのかもしれない。さらりと流れるのではなく、どこか引っかかりながら流れていくピアノのタッチ。気を落ち着けて聴くと最高だと個人的には思うのだけど、それにしても本盤は全体の印象もジャケットも地味すぎて損をしているといったところだろうか…。[収録曲]1. Bewitched, Bothered and Bewildered2. Do It the Hard Way3. I Didn't Know What Time It Was4. Happy Hunting Horn5. I Could Write a Book6. What Is a Man?7. My Funny Valentine8. The Lady Is a Tramp[パーソネル、録音]Kenny Drew (p), Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)1957年10月15日録音。 【送料無料】JAZZ THE BEST 142::パル・ジョーイ [ ケニー・ドリュー ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年03月04日
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スウィング期の3大テナー奏者の繊細さと叙情 ベン・ウェブスター(Ben Webster)というテナー奏者は、決して取っつきやすくはないかもしれない。けれど、ひとたびその虜になると抜け出しにくくなる、きっとそういうタイプの奏者なんだろうと思う。 彼は1909年カンザスシティに生まれ、1930年代にデューク・エリントンやその他いくつかの楽団で演奏し、1940年代からソロイストとしての名声を確立していった。“ザ・ブルート”の愛称で呼ばれ、1973年に亡くなっている。ソロ楽器としてのテナーサックスの地位が確立されていった時期に活躍した奏者で、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングと並んでスウィング期の3大テナー奏者と言われたりもする。 本盤『ソウルヴィル(Soulville)』は彼の代表作の一つとされ、オスカー・ピーターソンのピアノ・トリオを基本にしたメンバーとの演奏。とにかくウェブスターのテナーの“歌”が堪能できる一枚である。はまってしまいがちな点は、端的には、この“すすり泣き具合”、そして、一音一音の繊細さ。哀愁ある独特の細やかな節回しの演奏である。これが筆者的には何ともクセになる部分で、中毒性がある。キャリア後半になってウェブスターは特にこの側面に磨きをかけていった。本盤所収曲の中からいくつかお気に入りを挙げると、1.「ソウルヴィル」、3.「タイム・オン・マイ・ハンズ」、4.「恋人よ我に帰れ」、7.「イル・ウィンド」。いずれも細やかさが際立っている。 これがウェブスターのすべてだ、などと言ったならば、熱心なファンからはお叱りを受けるかもしれない。“ブルート”の名が示すように荒々しいプレイも彼の身上で、それもまた魅力であるのはその通りである。でも、筆者の最初の印象とそれがツボにはまった具合から、今回はこの盤(本盤は個人的にたまたま最初に聴いたウェブスター盤の一つでもあった)を取り上げてみた。さらなる機会を見つけて、今後、他の盤も取り上げていきたいと思う。[収録曲]1. Soulville2. Late Date3. Time on My Hands4. Lover, Come Back to Me5. Where Are You?6. Makin' Whoopee7. Ill Wind[パーソネル、録音]Ray Brown (b), Herb Ellis (g), Stan Levey (ds), Oscar Peterson (p), Ben Webster (ts)1957年10月15日録音。 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】ソウルヴィル+3/ベン・ウェブスター[SHM-CD]【返品種別A】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年03月02日
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