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本日の一冊:「近代日本の陽明学」小島毅(講談社選書メチエ)本日の一言-----------------------「明治政府の体制を護持しようとする者たちにとって、過去の「勤皇の志士」は正義の人だが、現在の「社会主義者」は犯罪者であった。吉田松蔭や西郷隆盛と、幸徳秋水や山川均とが、実態として異なるのではない。」 -小島毅---------------------------- いろいろな本を読んでいるうちに「陽明学」に興味を持ちました。内村鑑三「代表的日本人」で中江藤樹から始まり、自分の自然の本性に従って行動する、信念を貫くという日本流の「陽明学」の系譜が実に面白そうです。 どうやら「陽明学」にはまるとかなり革命的要素が強い考え方になりがちで、本家本元の中国の陽明学とはかなり異なるようです。 本書はたまたま「丸善」で本を眺めていてひっかかりました。「講談社選書メチエ」というのはかなり専門的雰囲気の本ばかりです。 ところが、パラパラ見てみると言い回しが普通です。理解できないどころかすらすら読めます。「陽明学」に否定的な本なので、どちらかというと肯定的な私はうーむと思いましたが、全体の流れがよさそうなので購入しました。 内容はいきなり小泉総理の靖国参拝問題から入ります。ん?何か関係あるのだろうか?と思いましたが・・。この点での著者の結びつけはよくわかりませんでした。 全体としての論旨は、・日本での陽明学は各自の解釈で別個のものとなっていた・「社会のために何とかしよう」という善い考えの人が極端に走っていた・観点を変えれば「義」で行動した人が、「テロリスト」だった・明治維新後、勝者の論理でそのようなことが覆い隠された といったところでしょうか。 なるほど多様な視点というのは必要ですね。善意ほど恐いものほどないかもしれません。 それにしても作家の三島由紀夫と水戸学との系譜の関連性や、自分の周囲の接点の件は「?」でした。目次プロローグ 靖国「参観」の記1 大塩中斎―やむにやまれぬ反乱者2 国体論の誕生―水戸から長州へ3 御一新のあと―敗者たちの陽明学4 帝国を支えるもの―カント・武士道・陽明学5 日本精神―観念の暴走6 闘う女、散る男―水戸の残照エピローグ 陽明学サガの終焉? ●for Chain Reading・「朱子学と陽明学」小島毅(日本放送協会)
2006.08.31
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8/31:●一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ごま) ・野菜入り豆腐ハンバーグ(調理済み) ・納豆、めかぶ、梅干、のり *面倒だったので「汁なし」です。「水」は毎日多めに飲んでいます。(浄水器の水) *だいたい一週間分の買物を休日にしていますので、週の前半は足の早い野菜類、後半は保存の きくものが中心になります。(平日は料理する時間もあまりないですし・・)●258>218 ・昨年読んだ本と、今年読んだ本で記録に残してある冊数です。 たいして読んでないのに驚きです。 (楽天日記をはじめたのが9/1なので、それが区切りになります) ・昨年はだいたい月21冊ペースでしたが、今年は月18冊ペースにダウンです。 もちろん、読む本の質・量に関係するので数を読んでも仕方がないのですが、まあ、暇つぶしに1000冊読んでみようかと思ってしまいましたのでカウントしています。 ・やはり気合が入って続々と読む月と、逆に本が読みたくなくなってあまり読めない月でばらつきがあります。(最高28冊、最低11冊) どうしても最初から最後まで通読、基本的に全ページ読むというパターンなので、いくつかの読み方を併用して読書していきたいものだと思いました。 どんどん読みたい本が増殖中なのに、読むほうは少しも追いつかないからです。読む本を選ぶことも重要ですね。
2006.08.31
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本日の一冊:「スローライフ100のキーワード」辻信一(弘文堂)本日の一言-----------------------「スローという言葉に何かを感じたあなたにこの本を贈ります。スローライフという言葉で何を連想しますか。」 -辻信一---------------------------- スローライフのキーワードを2~4ページで簡潔にまとめ、関連するキーワード、人、本などがつながるように編集されています。 通して読んでもよし、好きなところを拾い読みしてもよし、です。私の琴線に触れる所が多く、30箇所くらいチェックしてしまいました。 こうして次々に読みたい本が輪をかけて増加していくのです。そのような思考の連鎖的つながりから、あるまとまった考えが出てくるものと思っています。 「ファストライフ」に対する価値観としての「スローライフ」。今までは「早く」「先に」「もっと」などが価値観(といってもほんの100年ほどか)でした。 これからの世界は、「人間サイズ」で「自然環境と共生」していかなければ人類そのものの存在基盤がなくなってしまいます。 今までの価値観を見直そうと思ったときにいろいろヒントになるキーワードが本書には盛り込まれています。・「さわやかでたのもしい経済社会への道」ナナオサカキ 1.ぎりぎり 必要なものだけを 求めよう 2.工場製品でなく 手作りを 3.スーパーマーケットでなく 個人商店 または生協に つながろう 4.虚栄と消費のシンボルー誇大広告を まずボイコットしよう 5.最大の浪費 ミリタリズムに かかわらない 6.生活のすべてに もっと 工夫と創造を 7.新しい 生産と流通のシステムを 試みよう 8.汗と思いを わかち合う よろこびから 9.真の豊かさとは 物と金に 依存しないこと 10.野生への第一歩ーよく笑い よく歌い よく遊ぶ・スローな考え方、生き方を実践する人たち ・長田弘 ・宮本常一 ・ゲーリー・スナイダー ・多田道太郎 ・イバン・イリイチ ・石牟礼道子 ・結城登美雄 ・本多勝一 ・デヴィッド・スズキ ・C.ダグラス・ラミス ・ポール・ホーケン ・本橋成一 ・川口由一 ・E.F.シューマッハー ・増田寛也 ・星野道夫 ・ヴァンダナ・シヴァ ・緒方正人 ・坂本龍一 ・M.K.ガンディー ・ノーム・チョムスキー ・福田稔 ・鷲田清一 ・内山節 ・ミヒャエル・エンデ ・レスター・ブラウン ・高木仁三郎 ・宮崎駿 ・ベルナルド・リエター ・竹村真一 ・ウエンデル・ベリー ・鶴見俊輔 ・ナマケモノ倶楽部目次スローライフ;歩く;放浪;勤勉/怠惰;スローデザイン/住む;ファストフード/マクドナルド;反グローバリズム;スローフード;待つ/食べる;農/農業〔ほか〕 ●for Chain Reading・「ボディ・サイレント」辻信一(平凡社ライブラリー)・「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」同上:監修(光文社)・「スロー快楽主義宣言!」同上(集英社) *紹介済み・「スロー・イズ・ビューティフル」同上(平凡社ライブラリー) *紹介済み・「ピースローソク」同上(ゆっくり堂) *紹介済み
2006.08.30
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8/30:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ごま) ・味噌汁(なす、小松菜) ・かぼちゃの薄切り ・野菜炒め(もやし、小松菜) ・納豆、めかぶ、梅干 ・とまと *週に一度の買出しで冷蔵庫にストックしてますが、あまり冷凍食品を買わなくなりました。 *亞さんから送っていただいた正食関係の古い本が「読み物」として面白そうです。 ときおりパラパラめくってみています。●実名で本に登場?? ・昨日読んでいたあるエッセイで、私の名前(本名)がいきなりカタカナで登場! そんなにポピュラーな名前ではないので、びっくりしました。 実在の人物なのですが、そのエッセイによれば、「ダンディ」で「バクチに強い」そうです。 (あ、この辺でもう乖離してますね) その人は、女性にも大人気だそうなのでうらやましい限りです。(笑) このように登場してしまうと、本当は自分ではないのに「よしよし、がんばれよ」という気持 ちになるから不思議です。 でも、この方はもう「定年」だそうです。ありゃま、そんなお年の方だったのですね。
2006.08.30
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8/29:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米) ・味噌汁(なす、小松菜) ・かぼちゃ ・野菜炒め(もやし、小松菜) ・浅漬け(きゅうり、なす)、梅干 ・とまと、きゅうり *2日目の即席浅漬けは味が染み込んでおいしい・・。 かぼちゃの自然の甘みもいいものです。(なんか枯れた感想でしょうかー笑) ●マクロビオティック(正食) ・このところ少しは食べるものに注意するようになりました。 なるべく「粗食」にして「ご飯」中心、「野菜」多目を心掛けています。 ・「食」に対する知識はほとんどないのですが、亞さんからマクロビオティック(正食)に関す る本をたくさん送っていただき、これからぱらぱら見てみようとおもいました。 マクロビオティックという言葉から感じるよりも歴史があり、昭和初期に海外で日本人(桜沢 如一氏)により提唱されたものだそうです。それが逆に海外から再評価されて日本でも評判に なっているのですね。 詳しいことは後日読んでからにしますが、桜沢氏の「独自の雄大な思想」が背景にあるようで 興味をひきました。また「易」の概念も応用されているようです。 「いいな」と思ったところを実践してみましょう。
2006.08.29
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本日の一冊:「宇宙の根っこにつながる瞑想法」天外伺朗(飛鳥新社)本日の一言-----------------------「自分自身は、必死に何かをやるという態度はなくなって、いつもボーッとしているのですが、身の回りに起こることすべてが、目に見えない運命の大きな流れに乗っているかのように、うまく回りだしてきたような気がします。 実は、これが瞑想の効用なのです。目標に向かって必死に努力する人生から、風の吹くままにゆらゆらと漂うような人生へ変容することができます。そのとき一番大切な「心の平安」が培われるわけです。」 -天外伺朗---------------------------- 「瞑想」や「スピリチュアル」などの実践や本と聞くと、どうしても特別な人たちのもの、あるいはいかがわしいものと感じてしまいがちです。 本書では、科学者・研究者であり、企業で新製品開発を行っている著者が比較的公正な観点(少なくとも私にはそう思われます)から、「瞑想」にスポットとあてています。 その話の中で、「宗教」や「スピリチュアル」な側面にも触れていますが、納得性のあることばかりです。・「瞑想の効用 1.休息 2.自己治癒 3.自己発見 4.自己実現 5.自己超越」・「「目的意識」が瞑想の邪魔をする。 禅の「只管打座」=「何も考えずに座禅する」と同じ」・「「エゴの目的意識が苦しみの原因」-「あるがままを見つめる」 エゴの目的意識を手放すことによって人は幸福になれる・「ヴェーダ哲学「純粋な魂の信念は実現する」-「より高次の自分の 願いは実現する」・「瞑想の注意事項 1.体を動かす 2.やりすぎない 3.終了の儀式をきちんとする 4.食後一時間は瞑想しない 5.神秘体験にとらわれない」 付録のCDは、著者が実際に講演会で瞑想を指導した際の録音と、人々を瞑想にいざなう音楽が収録されています。 ちょっと気分だけでも瞑想の入口に浸ってリラックスしてみたいと思います。目次忙しい人ほど瞑想を-改訂版 まえがき基礎編 第1章 瞑想とは何か理論編 第2章 誰もが瞑想の達人理論編 第3章 瞑想が教えてくれること理論編 第4章 瞑想を始める前に実践編 第5章 瞑想しよう付章 さまざまな呼吸法あとがき ●for Chain Reading・「運命の法則」天外伺朗(飛鳥新社) -本書の理論編だそうです。・「心と脳の正体に迫る」天外/瀬名(PHP研究所)・「ここまで来た「あの世」の科学」同上(祥伝社黄金文庫)・「幸福な人生の秘密」同上(PHP研究所) *紹介済み・「イーグルに訊け」天外/衛藤(同上)・「宇宙の根っこにつながる生き方」天外伺朗(サンマーク文庫) *紹介済み・「意識は科学で解き明かせるか」天外/茂木(講談社ブルーバックス) *紹介済み
2006.08.28
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8/28:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米) ・味噌汁(なす、小松菜) ・かぼちゃ ・ひじき、めかぶ ・なす、きゅうりの漬物 ・とまと *なす、きゅうりの即席浅漬けをつくってみました。冷たく冷やすとおいしいです。 かぼちゃは薄切りにしてレンジでチン。甘みがなかなか。●「歩く!」 ・仕事で遅いせいもあるのですが、あまりにも運動不足(今は会社から徒歩10分)なので、休 日は自転車に乗っています。(買物程度) ・良く行く大きな図書館は、自転車で15分くらい。昨日はそこまで歩いてみようと思い立ちて くてくと出発。バックパックをしょって早めのペースでも40分弱かかりました。夏休みも最 終のせいか小さい子も含めて満員の状態です。 いつも思うのですが、本を選んでも座る所がありません。一日中いるような人が席をキープし ていることが多いようです。もう少し席を増やすか、時間制限をもうけてもらいたいもので す。すこしは落ち着いて本が読みたいですからね。 結局、混雑していたので、本を6冊(上限)とビデオを1本借りて腰もおろさず水分を補給し て帰途に。と、出口で防犯ゲートのブザーが・・。この図書館ではセキュリティを導入してい るのですが、貸出手続きをしたのにブザーが鳴ってしまいました。警備のおじさんにつれられ て再度手続きしましたが、2回目もダメ。窓口の人に話したら、「たまにあるので、そのまま いっちゃってください」とのこと。行きましたけど、何か悪いことしたみたいでイヤな気分に なりました。 その後、40分かけて戻りましたが、帰りは本の重みがずっしりこたえました。情けない!こ れから休みの日は積極的に歩き回ろうと思いました。
2006.08.28
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昨日は週に一度の買い出し日でした。 このところ肉はほとんど買っていません。昼の外食事に時折食べるだけで充分です。 ・ざるそば ・とまと、きゅうり ・あじの刺身 サラダ風
2006.08.27
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昨日は、簡単にすませました。 ・雑穀米、ごま ・ひじき、さかなハンバーグ ・とまと ・のり
2006.08.26
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天外伺朗さんの瞑想の本を読んでいます。実際に瞑想の集まりでのCDがついていますので、どんなものか体験できそうです。 私も少しは瞑想でもして心を落ち着けようかと思いました。 お経のときもそうでしたが、リラックスすると寝てしまうのです。うーむ。
2006.08.26
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本日の一冊:「危機管理のノウハウ Part3」佐々淳行(PHP文庫)本日の一言-----------------------「「何かになりたい」という気持ちは強くても、「何かになって何をしたいのか」という目的意識をもたずに、何かになりたがってばかりいる人たちも、案外多いことに気がつく。」-佐々淳行---------------------------- 本シリーズの最終巻です。当時から日本の危機管理体制に警鐘を鳴らしていた著者ですが、21世紀の現在でも通じるような話がいくつもありました。 また、危機的状況の中でのリーダーシップのとり方、組織運営のあり方なども修羅場をくぐった著者の体験が出ているようで、理論だけではない感情的は一体感というものがいかに大切かが良くわかりました。目次まえがき第一章 集団的危機管理能力 刎頚の友 地獄に仏の邂逅 「できた人」と「できる人」 弱い味方は強い敵より悪い敵・「何を知っていて、何ができる人を知っているか」-「顔が広い」「コネが きく」第二章 危機対処の発想法 強運・好機・度胸 常に代案の用意を 不決断は誤判断よりも悪い 責任のとり方、とらせ方・「負け残り」責任方式や結果論ではなくて動機を重視する賞罰基準の 組み合わせが人のやるきを起こす。第三章 言葉による危機管理 バベルの塔・1 バベルの塔・2 新解釈「沈黙は金、雄弁は銀」 ソフィスト的詭弁術を学べ 情報管理第四章 危機型指導者の姿勢 優先順位の原則 指導者の政治姿勢 時と場所と場合 思いやり・「部下に対する「思いやり」は、いくら心の中で思っていても、具体的 「行為」で示されなければ、それは相手に伝わらない。」第五章 危機型指導者の資質 指導者よ、頑固であれ 名誉ある妥協 己の座標を知れ 権力意志 危機型指導者の典型・「「勝てないが負けない」方法はないものかという議論をすることを提 唱したい。」あとがき●for Chain Reading・「危機管理のノウハウ」1 佐々淳行(PHP文庫) *紹介済み・「危機管理のノウハウ」2 佐々淳行(PHP文庫) *紹介済み・「インテリジェンス・アイ 危機管理最前線」同上(文藝春秋社)・「連合赤軍「あさま山荘」事件」同上(文春文庫)
2006.08.25
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8/25:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ごま) ・味噌汁(とうふ、わかめ) ・納豆、めかぶ、梅干 ・とまと、サラダ菜 *会社の同僚が急激にやさているのにびっくり。聞いてみると、ウエストの増大を防止するため に毎日1時間くらい歩いていてその効果だとのこと。2ヵ月で14キロ減量だそうです。 幸い私はやせがたなので、体重は増加していませんが、中身がダメになってきました。 やはり以前のように、テニス、登山、アウトドアでの遊びなどをしていないからなのでしょ う。 彼にならって、私も毎日歩こうか・・。でも彼みたいに夜中に街を1時間もうろついていた ら、変質者と思われてしまうかもしれませんねー。(笑)●昨日の読書 ・「陽明学」関係の本を読んでいました。 日本での陽明学に批判的な観点から書いてある本です。 これまでは陽明学に肯定的な本ばかり読んでいましたので、一方的な観点ではなくたまには反 対方向からも見てみたいと思ったからです。
2006.08.25
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本日の一冊:「ピースローソク」辻信一(ゆっくり堂)本日の一言-----------------------「ぼくは思った。「コンセントを抜く」とは、モノの世界からふと時間のくにへと浮遊することだ、と。「スロー・イズ・ビューティフル」とは、単に時計で計れるような物理的な時間の節約のことではない。シンプル・ライフとは、ただ物理的なスペースを取り戻すことではない。省エネ循環型の暮らしとは、単に資源やエネルギーを節約したり、環境破壊に歯止めをかけることではない。エコロジカルとは技術用語ではない。それは魂の取り戻しを意味することばだ。それは自分の人生に聖性を回復すること。そして魂を遊ばせること。」 -辻信一---------------------------- 辻信一氏の「スロー」の価値を見直す本は以前読んでとても感銘を受けました。本書も「スロー」であることを中心とした対談集ということで読もうと思っていましたが、どうやら新刊では入手できなくなっているようでした。 何気なく探していたら中古本で見つけました。早速注文して楽しみに読みました。対談相手も個性的かつしっかりとした信念を持った方ばかりで興味をひきました。 特に坂本龍一氏との対談は示唆に富むものでした。---「坂本:(前略)世界には、リーバーズという人たちとテイカーズというひとたちといると書かれてるんです。辻:残す人と奪う人ですね。坂本:そう。その残す人たちというのは、自分たちが使う以上に物をとらない。必要以上に自然を搾取しない。辻:残す人というのは、いわゆる先住民族。(後略)坂本:(前略)実はぼくら日本人もつい100年前とか150年前ぐらいまでは先住民だったんです。それが自分たちも気がつかないうちに、徐々に変わってきたんですね。(後略)」---金井重「役立たないことの有用性」「経済的価値を生まないものは切り捨てる社会が豊かなのか」「自己満足っていうけれど、私がやることを自分が満足しなければ、誰が満足するのよ。(中略)私が満足して喜んだことは伝わります。」---藤田和芳「肯定は、自分で作り出さなきゃいけない。まず内側に力がないと提案できない。提案すれば責任が生じますし、責任を取るにはそれないの力が必要です。(後略)」---藤岡亜美「自己満足がないと続かないですよ。みんなが本当の満足を探してビジネスをやったり、自分自身を満足させるはずの価値観とか美意識から出発したら、社会は変わると思うんです。」目次はじめに 安息日にローソクを灯す対話 鶴見俊輔 ミレニアムに向き合うスローな思想を 本橋成一 水も空気も土もみんな借りもの 坂本龍一 足し算から引き算の発想へ 古田菜穂子 あかりのスローアートから地域の再生を 金井重 スローなエネルギーが世界を変える 藤田和芳・枝廣淳子 平和を意志する 中村隆一・藤岡亜美 ピースでスローなビジネスをつくろうあとがき●for Chain Reading・「ボディ・サイレント」辻信一(平凡社ライブラリー)・「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」同上:監修(光文社)・「スロー快楽主義宣言!」同上(集英社) *紹介済み・「スロー・イズ・ビューティフル」同上(平凡社ライブラリー) *紹介済み・「スローライフ100のキーワード」同上(弘文堂)
2006.08.24
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8/24:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ごま) ・野菜炒め(もやし、たまねぎ、にら) ・味噌汁(とうふ、わかめ) ・冷奴 ・とまと、サラダ菜 *本日は5時間にわたる会議で疲れました。 おまけに締切まじかのほかの仕事も・・。●昨晩の読書 ・読みかけの「危機管理のノウハウ Part3」読了。
2006.08.24
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8/23: 昨晩はすごい雷でした。 あまりにすごいので、雨が上がるまで会社で待っていました。 途中、瞬間停電があり一部のコンピュータ端末がダウンして大騒ぎでした。●昨晩の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ごま) ・味噌汁(じゃがいも、たまねぎ、わかめ) ・野菜炒め(もやし、たまねぎ、にら) ・めかぶ、梅干 ・とまと、きゅうり 部屋の中でできる運動を少々やってみました。 ちょっとやるだけで息がきれ、汗がにじみます。 うーむ。なまりすぎ。●昨晩の読書 読みかけの「危機管理のノウハウ Part3」(佐々淳行)を読み進みました。 昭和57年ごろの話ですので、当時の世界情勢と現在を比べることができ、隔世の感があります。 この間にしばらく続くと思われていた体制も変化したのに、一方であいかわらず世界のどこかで戦争が起こっています。 悲しいことです。
2006.08.23
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本日の一冊:「般若心経 CD付」松原哲明(主婦の友社)本日の一言-----------------------「色即是空 「色」は存在するもの。それが「空」であること。 「空」はなんにもない、ではなく、無心ということです。 無心といっても心が無いわけではありません。 だって、心のない人なんて誰一人いないでしょう。」 -松原哲明---------------------------- どうもこの手のものは、よほど辛い目にあったとか、ある程度の年齢になったら関心を持つものだろうと漠然と思っていました。 そういえば、ずい分前に母が祖母が病気の際に一生懸命「般若心経」の本を読んでいたのを憶えています。確かその本には祖母の最後のメッセージも挟んであったはずです。本箱の奥にしまってあるでしょうが、今突然そんなことまで思い出してしまいました。 「般若心経」は短いのにエッセンスが詰め込まれているお経として、日本人の人口に広く膾炙しているようです。 少し興味を持ったものの、本を読んでもなかなかピンときません。本書は本の内容と同様の法話と読経のCDがついていますので、実際がどのようなものか体験できます。 まだ私にとっては睡眠薬みたいなものですが、何かありそうなので時折聞いてみたいと思いました。 本の内容はやさしく、著者の人間味あふれる体験談とともに語られていますのでさっとはいれます。・「般若心経」と最新の物理学との相似性などの話も興味深いものです。・「信仰」と「信心」の違いについても明確にされていました。なるほどそういうことだったのですね。 何だかもっといろいろと読みたくなってきました。仏教、心理学、ニューサイエンス、生態学、物理学、天文学、哲学、文学、音楽、美術などが渾然一体となりそうな感じが自分の中にあります。 こういう感じのときに瞑想すると、ある啓示を得るのかもしれませんね。要旨より「悟り」とは何か…。NHK傑作番組「いのちで読む般若心経」の柳澤桂子さんとの対談で語った「空の心」。1年間にわたるNHK「こころの時代」講師を経て究めた「空の心」がこの一冊に。 目次・付録CD 心で聴く般若心経 (般若心経読経 木魚あり;般若心経読経; 木魚なし;摩訶般若波羅蜜多心経;観自在菩薩 ほか)・心で読む般若心経 (自己の心を説き明かした『般若心経』;摩訶般若波羅蜜多心経; 観自在菩薩;行深般若波羅蜜多時 ほか) ●for Chain Reading・「十牛禅図」松原哲明(主婦の友社)・「「禅」の暮らし」同上:監修(同上)・「禅僧たちの「あるがまま」に生きる知恵」同上(講談社)
2006.08.22
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8/22:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米+ゴマ) ・味噌汁(じゃがいも、たまねぎ、ワカメ) ・納豆、メカブ、梅干、のり ・トマト。きゅうり●昨日の読書 ・天外伺朗さんの瞑想の本を読んでました。 今まで精神世界そのものにそれほど興味を持っていなかったのですが、何となく面白くなって きました。 私は本は読みますが、無精者なのでなかなか実践しません。 座禅などやってみようかと思いましたが、そもそも体が硬くて足が組めません。(がーん!) 入門以前でした。(泣) ・あまりに体がなまっているので、室内でできる軽い体操をしてみました。 情けないことに全然だめです。おお、これでは老人の体力だ。 そういえば、テニスも山登りも水泳もここ数年していないような・・。(いかーん)
2006.08.22
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本日の一冊:「考え、売ります。」ダグラス・ラミス(平凡社)本日の一言-----------------------「考えは、頭のなかに新鮮な空気ややわらかな陽射しが入ってくる小さな窓を開くんです。それがあれば考えるために立ち止まるし、もしかしたら、今まで見たことのないものが見えてくるかもしれません」 -「考え」売り---------------------------- この著者の「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」という長いタイトルの本は衝撃的でした。 資本主義、経済成長、グローバリズムなど今や私たちが常識と思っているような価値観も、「ちょっと待てよ」と考えると、何やらおかしいところがいっぱいあります。 価値観が「ひとつ」でないといけないのも何だか気持ち悪いものです。 そのようなことを気がつかせてくれた著者の書いた寓話です。 自分で考え、判断することが少なくなった現代人へのやわらかな警鐘と、少しの変化の兆しを物語にしています。内容紹介(本書の内容紹介より)主人公のミコは、どこかの国から来た一人のおじさんと縁日で出会う。お寺の境内で店を出している彼が売っているものは、なんと「考え」だった。考え売りから「考え」を買った彼女の周辺には、すこしずつ変化が起こりはじめる…。『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』の著者が、情報だらけの現代に生きるすべての人に贈る心温まる物語。 ●for Chain Reading・「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」 ダグラス・ラミス(平凡社) *紹介済み
2006.08.21
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8/21:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米) ・味噌汁(じゃがいも、たまねぎ、ワカメ) ・納豆、メカブ、梅干 *暑い中そうじをしたら汗だくになりました。 部屋のクーラーはききすぎるので嫌いなのですが、風が通らないので扇風機だけだと動くと暑 いので本を読んでいることが多いです。う~む・・●昨日の読書 ・このところ注文した本が続々と届いたので、どんどん読んでいます。昨日は3冊目を通しまし た。雑誌も含めもっとサクサク読むようにしていきたいと思います。 ・合間に「般若心経」のCDを聞いていたら見事に昼寝してしまいました。(笑) ・今度は瞑想のCDも聞いてみたいと思っています。(多分、また寝てしまうでしょうが・・)
2006.08.21
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ふと思うところがあり、CD付きの般若心経の本を購入しました。 本を読み、CDを聞くとそこには神妙な時間が・・。 ということが、いきなりおきるはずもなく、昼寝の音楽となってしまいました。 まったくダメですね。まあ時折これからも聞いてリラックスしたいと思います。眠気を誘う講話も繰り返し聞いていると何だか少しはましになるように感じます。
2006.08.20
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本日の一冊:「自分のためのエコロジー」甲斐徹郎(ちくまプリマー新書)本日の一言-----------------------「自分が得する話この本は、自分のための「気持ちよさ」や「快適さ」を貪欲に追求することを目的として、「エコロジー」をそのための手段として使いこなす活用術を提案したいと思います。」 -甲斐徹郎---------------------------- この著者の著作は以前「まちに森をつくって住む」という魅力的なタイトルと内容の本を読んで覚えていました。 この本も面白そうだと直感が働き購入しました。前の著作のエッセンスのようでしめたものです。 「エコロジー」は全体としては納得できるのだけれど、自分でどうして良いかわからない、自分の「便利さ」を捨ててまでそうしたくない、という気持ちがどこかにあります。 そうした素朴な疑問からスタートして、実は「エゴ」を進めて「エコロジー」になるという一挙両得のような話から説き起こされています。 この導入部が良いですねー。思わずそうそうと思いつつ引き込まれていきます。 そうするうちに実は必ずしも「便利さ」=「豊かさ」ではないということに話が進み、住まいについての先人の知恵に気がついてきます。 とはいっても著者は「昔に帰れ」と主張しているわけではありません。「自分が気持ちよく暮す」、「豊かさ」とはどういうことかを考え、それを追求する方策を古今に求めているのです。 結局、著者が考え行動したことから「自分の気持ちよく暮す」ことが実現し始めました。素晴らしいことです。 「個人の構想」→「計画」→「提案」→「賛同」→「協力」→「実現」 というステップが見えました。仕事のステップに似ています。 *気が向いたら後ほどもう少し追加します。 前著を読んだときの感想でもあるのですが、もっと低価格でこれが実現できるといいと思います。もちろんとりあえずは自分の部屋から始めるということには少し取り組んでみたいものです。 蛇足ながら、本書は「ちくまプリマー新書」から出ていますが、この新書の装丁はいいですね。今は「新書創刊ブーム」とかで、各社から様々な新書が出されています。たいていはシリーズを強調するかのように同じ装丁です。その中で一点ごとに異なる装丁なのですから目立ちます。おまけに装丁は定評ある「クラフトエヴィング商会」です。渋いな。 目次序章 自分が得する話第一章 同じ20℃のナゾ-快適さの原理第二章 「寒さ」の犯人を捜せ!第三章 「暑さ」の正体を暴け!第四章 暑さ寒さの正体がわかればここまでできる!第五章 豊かさづくりのジレンマ第六章 気持ちよさはどこまで広げることができるだろう?第七章 エゴから始めないと広がらない第八章 「そうなっちゃう理論」-あなたの思いは必ず叶う終章 自分の細胞がワクワクすることはきっと正しい●for Chain Reading・「まちに森をつくって住む」甲斐徹郎/チームネット(OM出版) *紹介済み
2006.08.19
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8/19:●昨日の一汁一菜 ・そば(200g) ・のり 暑いので夕食はざるそばに。 わさびがなかったので、しょうがで代用しましたが、さっぱりしていておいしいです。 ●ポストに本 このところ連日ポストに本が入っています。 ネットであちらこちらに注文した商品が届けられているのです。 たいていはメール便で、封筒の中にビニール包装、あるいはプチプチで包装してあります。 これまでポストをのぞいてもガス料金などの請求書か不要なチラシくらいしか入っていなかったので、本が届くのは楽しみです。 昨日は着いたばかりの本をパラパラやっているうちに全部読んでしまいました。
2006.08.19
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8/18: ・ネットで注文しておいた新刊本が1Fの書店に届きました。 お盆なのでもっとかかるかと思ったのですが、最近は対応が良くなってきています。 (在庫のあるものをまとめて注文したことも影響しているでしょう。) 今回はCD付きの本2冊、大型本1冊があり、4冊で約7,000円でした。 ・そちらとは対称的に、違うネットで注文した中古本も部屋に届き始めました。 こちらはいずれも単価は500円未満でした。 (ただし手数料・配送料が追加されるので、倍近くになりました) まあすごく割安か、入手困難な本の場合にだけ利用しています。 今までの経験では結構きれいな本が多くお買い得でした。 (私は基本的に読めればあまり文句はありません) 早速昨晩はそのうちの一冊を読みました。 残りは毎晩の楽しみとして読んでいきましょう。
2006.08.18
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本日の一冊:「極北の狩人」椎名誠(講談社)本日の一言-----------------------「三つの極北のエリアを歩いて印象深かったのはかれらから「北に生きる民族の誇り」というようなものを共通して強く感じたことであった。これは私がここ何年も、旅のバックボーンとしていた「モンゴロイドの軌跡」に大きな意義をさずけてくれるもので、それを実感できたのが嬉しかった。」 -椎名誠---------------------------- 暑い夏に北極圏の寒さの本を読みました。あ、寒さと言っても本当の体験談です。椎名誠さんが精力的にアラスカ、カナダ、ロシアの北極圏の辺境を旅した紀行文です。 遠い先祖はアジア大陸からの移民ではないかと言われている上記三国のエスキモー、イヌイットと呼ばれる人々。 特にロシア北極圏での体験は聞くこと自体が珍しいくらい情報が少ないです。それでも皮肉なことにロシアの辺境が最も昔ながらの伝統的なイヌイットの狩猟生活を守っており、人々もそのような生活をある程度満足しているようです。 椎名さんも書かれていますが、現代文明の申し子「物質的な豊かさ=便利さ」と「精神的な豊かさ=心の満足」とはやはり別物であり、必ずしも比例しないものだと感じさせます。 現代の資本主義・物質文明の象徴のような極北での肥満現象。自らの生きる意義に疑問を持ち自殺する人も多いようです。自力で生きていく尊厳がないことは人間としてとても辛いことだと思いました。 またこれらの地域は「ドライタウン(飲酒禁止)」の街が多いようです。共通の祖先とされるモンゴロイドは人種的にアルコール耐性が弱いようで、一度飲むとアル中になるなど生活破綻してしまうことからの苦肉の策のようです。 伝統的な狩猟を早くから子どもに教える(男性のみですが)ことには驚くとともに「知識」ではなく、「経験」「技能」を伝える姿、「親」が「子ども」に「教える」姿が印象的でした。私も含め過保護に育っている日本人ではいかんなとも思うところです。 それにしても写真に出てくる人たちは日本人に似ています。温和な顔つきの人が多いようですが、狩猟の時の厳しい顔つきは凛々しいです。 なお、本書にはドキュメンタリーとしてTV放映された映像がDVD付録としてついています。目次第1章 ポイント・バローのやけくそ椰子の木第2章 ツンドラ獰猛蚊とのタタカイ第3章 アイスプラネット第4章 イッカククジラをとりにいく第5章 シベリア・ユピックの心優しき極寒生活第6章 シベリア・チャプリノ村のアザラシ狩り ●for Chain Reading*「椎名誠さんつながり」に多数紹介してあります。
2006.08.17
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8/17:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米) ・野菜スープの残り(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、にら、青梗菜) -ようやくなくなりました。 ・納豆、めかぶ、梅干 ・トマト、きゅうり ・水(多め) *ちなみに朝は定番化してきました。 ・玄米フレーク、牛乳 ・野菜ジュース(濃厚) ・水(多め) *昼は会社の方たちと普通に外食です。●暑い時には寒い本を! というわけで、椎名誠さんの「極北の狩人」を読みました。 蒸し暑い30度以上の中で読むマイナス40度の世界。 さぞかし涼しかろうと思っていましたが、全然関係ありませんでした。(苦笑) 井村屋の小倉アイスをかじりながら読みました。 本書にはTV取材のDVDがついていますが、残念ながら今住んでいる部屋にDVDプレイヤーがなく、見ることができません。 実家に帰ったときにでも見ましょう。 後ほど紹介します。
2006.08.17
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8/16: 昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米) ・味噌汁(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、にら、青梗菜) ・納豆、めかぶ ・梅干 ・トマト おいしくいただきました。 本日のお昼に日替わり定食で一口カツを食べました。 なんだか久しぶりの「肉」の感覚です。 おなかが重たいような・・。 このところ、お酒が飲めない、食事が粗食、なのでお金がかかりません。 本を購入する資金が結構捻出できることに気がつきました。 ということで、早速ネットであっちこっちへ何冊も注文してしまいました。
2006.08.16
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本日の一冊:「失踪日記」吾妻ひでお(イースト・プレス)本日の一言-----------------------「全て実話です。(笑)」 -吾妻ひでお---------------------------- その昔、この本の著者の「少年チャンピオン」などでまるっこいタッチの美少女コミックがはやったことを憶えています。 いつのまにか著者は消えてしまいましたが、ほんとに「失踪」していたのですね。 その時の体験を「悲惨さ」を「ギャグ」にして作品にしています。あの柔らかいタッチで、「路上生活」、「配管工」、「アルコール中毒治療」といった世界を描いています。(もちろん本職のマンガで書いています) 冬など拾ったものだけの野宿で、良く死ななかったものです。 -それどころか、路上生活で太った!とまで。この辺のギャグ精神が プロだなあ。 きちんと「笑い」をとっています! 「私小説」ならぬ、ひねった「私漫画」といったところでしょうか。 昨年発売されてかなり話題になり、売れ、各種の賞も受賞しました。当時から関心はありましたが、わざわざ買って読むほどないと思っていました。ところが先日書店で次の本が発売されたことから、またもや取り上げられており、とても興味をひかれてパラパラやったところ一気にはまってしまいました。 いやあ、面白い。 巻末の、とり・みきさんとの対談での創作秘話?も読ませます。 著者は、メジャー少年誌から自販機雑誌まで多様なメディアにいろいろな作品を発表していたようです。私はそれほどのファンではないので、あまり他作品はわかりません。 そうそう。表紙をはずして裏側をご覧下さい。おまけつきです。普段はそんなことしないのですが、本書はたまたま表紙をはずしてみました。・・そして発見ということですね。 ●for Chain Reading・「うつうつひでお日記」吾妻ひでお(角川書店) -何かいかにも続編のようなつくりの本です。確かに失踪日記のその 後のようですが、中身は全然別物。 店頭でめくってみましたが、淡々と食べ物や読書など書かれており、 マニア向けでしょうか?*過去のコミック作品が結構復刊されているようです。
2006.08.16
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本日の一冊:「地球の裏のマヨネーズ」椎名誠(文春文庫)本日の一言-----------------------「地球儀で日本の真裏にあるパタゴニア。原野を馬で進み氷河を目指す赤マント。恐いほど美しく荒涼とした景色にカウボーイの口からマヨネーズの歌が響く。トウガラシ中毒のカラダで次に向かうは炎熱洪水の奥アマゾン、ひと息ついたらチベット巡礼。」-出版社の紹介要旨---------------------------- この辺は「熱中大陸紀行 真昼の星」、「冒険にでよう」に記載されている旅モノです。パタゴニアでのとっかかりの椎名さんの定宿は旅行雑誌に紹介されているなど思わず苦笑ですね。 荒涼たる「風の大地」とされるパタゴニア。その奥にはこの世の造形とはとても思えないパイネの尖塔が聳え立つ。(もちろん写真で見ただけです) 20年ぶりくらいで訪れても都市部以外はほとんど変化がなく、住んでいる人たちも同じ。思わぬ再会劇も・・。 そしてガウチョ(カウボーイ)達にはやっているのはマヨネーズの歌?アルゼンチンでの「島唄」の大ヒットを思い出してしまいました。(あれれ、日本語でマヨネーズのそんな歌あったっけ?) そこからアマゾン、チベット巡礼と旅ははちゃめちゃに続いていきます。 ほんと心身ともにタフな人ですねー。私だったら移動だけでも疲れてしまいますし、そもそもこれだけハードなアウトドア環境に耐えられない! 沢野ひとしさんのキャンプ酒飲み解説も好調。何だかこれを読んでいるのも面白いなー。(椎名さんたちとの酒飲みキャンプ思い出話なんですがこれがいい味) ●for Chain Reading*「椎名誠さんつながり」に多数紹介してあります。
2006.08.15
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8/15:●昨日の一汁一菜 ・ご飯(白米) ・惣菜(ひじき) ・味噌汁(ジャガイモ、にんじん、たまねぎ、にら、青梗菜) ・梅干 ・トマト、キュウリ *仕事などにもよるのでしょうが、肉類を食べなくても結構やっていけるものです。 ●本の購入 お盆中の書店は物流も止まっているせいか、なかなか本がありません。 欲しい本をネットで注文しようと思ったら、ついでついでといいつつ余計な本を3冊注文してしまいました。 さらに他のネットで中古本を2冊。 買い始めるとあれもこれもと、とまりません。 モウこの辺でやめておきましょう。
2006.08.15
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本日の一冊:「ぶっかけめしの午後」椎名誠(文春文庫)本日の一言-----------------------「大のビール党のシーナがウイスキーの本場、スコットランドに上陸。ブルーブラックの夜空の下、目からウロコの水割り体験に陶然とする間もなく、モンゴルの左右同じサイズが揃わない靴屋と禅問答、チベットのグラマラスな女神には憤怒の目で睨まれる。高尿酸値をものともせず、やってくれます、痛快赤マント。」 -出版社の紹介要旨---------------------------- 椎名誠さんの旅モノエッセイは大好きですので、発売するとすぐに読んでしまいます。まとまった本を読んでしばらくしてからこちらのエッセイ(数年前の週刊文春に連載)を読みますので、ところどころでデジャヴのような感覚にとらわれます。(実際に読んでいるのですから当然ですが) 本書では、今まで「ビール命」だった椎名さんが、本場でシングルモルトウイスキーに目覚めるところが書いてあります。このくだりはサントリーのホームページで以前読みました。 私も一時期シングルモルトウイスキーに凝っていましたので、おいしそうな名前にのどがなってしまいます。「ボウモア」、「マッカラン」、「ラフロイグ」などなど・・。 特にこれはと思ったのが、生牡蠣+シングルモルトウイスキーです。生牡蠣があまりすきではないのですが、本書を読んでいると食べたくなってしまいます。 解説の沢野ひとしさんがいい味を出しています。解説というよりは沢野さんのエッセイなのですが、椎名さんとのつきあいが長いだけに違う視点での40年来!の友情が語られています。 このシリーズのタイトルは本文とは関係がないので有名?ですが、沢野さんの解説の「ぶっかけめし」(八丈島バージョン)が説得力ありました。暑い夏に一回はチャレンジしてみたいと思うものです。 作り方は簡単です。魚、ネギ、ショウガ、青唐辛子、味噌をすべて包丁で細かくたたき、ご飯の上にのせる、そこに氷水!をかけてできあがり。●for Chain Reading*「椎名誠さんつながり」に多数紹介してあります。
2006.08.14
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8/14: お盆で街が静かになりました。今の部屋は工場の近くにあるため、昼夜問わず色々な音が聞こえてくるのですが、昨日は音がしませんでした。夜などは自分の扇風機の音が気になったくらいです。 昨日の昼間はお盆の繁華街(栄)に買物に行きました。自転車なので、午後遅めに出かけましたが、さすがに人が少ない。車、自転車、人と全ての交通量が少なく、人ごみにさらされずに買物ができました。いつもこのくらいだといいですねー。 ちょっと探している本があったので、丸善、マナハウス、紀伊国屋、旭屋と4軒まわりました。 それだけ大型書店をまわってもないときにはないものです。結局、当初からほしかった本を2冊(コミックと椎名誠「極北の狩人」)、衝動的に欲しくなった本2冊(吾妻ひでお「失踪日記」と陽明学の研究書)を購入しました。 閑話休題。 昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀プラス) ・惣菜(レンコンの煮物) ・具たくさん味噌汁(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、青梗菜、にら) ・トマト 味噌汁の味が薄すぎました。本日はもう少し濃くしましょう。(たいてい3日分くらい一度に作るので)
2006.08.14
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椎名さんが長年週刊文春に連載している身辺雑記をたてつづけに読みました。 文庫ですから今から数年前の話です。ああ、こんなことがあったのかと思い出しながら読んでしまうものもありました。 また本は別に紹介しますね。 今日はこれから本を買いにいこうと思います。
2006.08.13
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8/12: 本日明け方は雷がすごかったです。 この暑さの中でも泥のように眠れる私ですが、激しい雷の音にさすがに目が覚めました。 それからまた眠りましたので、起きるのが辛かったこと・・。 昨日の一汁一菜です。 ・ご飯(白米) ・納豆、梅干、のり あ、これだけで食べてしまいました。粗食すぎるなー。(笑) まあ、お昼は外食でエネルギー過多ですからちょうど良いのかもしれません。 世間はお盆休みですが、こちらはフルに出勤です。 週末は何とか買出しにも行きましょう。
2006.08.12
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本日の一冊:「危機管理のノウハウ Part2」佐々淳行(PHP文庫)本日の一言-----------------------「挫折を知らない大指導者はいない挫折や、敗北や、失意は、ひとの心のひだを深め、他人の不幸への感情移入を可能にし、人間に対する理解力をたかめ、抵抗力を強める。」-佐々淳行---------------------------- 前作に引き続きの危機管理の本です。当時の情勢がわかるとともにいまとなっては「歴史の検証」が行われているところもあり、何だか面白いことになっています。 本書では、香港の中国への1997年返還が、イギリスの巧みな外交政策によってないだろうとのみ方でしたが、本書が出てから数年後にイギリス政府は香港を中国に返還することを決定しています。 これだから歴史はわからないものです。 実際はそうなりましたが、本書の本質は国際政治を論じることではなく、危機管理体制とそれに当る姿勢を述べることにありましたので、結果論というものです。・「権力とは何だろう 「人」(人事権)・「金」(予算編成・執行権)・「決定権」(重要事項の決定権) に要約される。 」目次まえがき第一章 危機をのりきる発想法 始まったことは必ず終わるー苦境に耐える発想法 人の噂も七十五日ー失敗・敗北に耐える発想法 法三章の精神ー杓子定規を戒める 近親憎悪を戒めるー見方を最大に、敵を最小に第二章 危機シフトの人事管理 権力のトロイカー人事・予算・決定権 人間ピラミッドを構築せよー組織は人が動かすもの 火消し役の起用ー年功序列と適材適所 信賞必罰ー飴と鞭 第三章 任務附与と指揮命令 総員戦闘配置ニツケー無理・無駄のない任務附与 持ち場を死守せよー愚直者は組織の宝 次発装填ー残心の構え第四章 闘争と交渉 香港への序曲 砲艦外交に屈しなかった英国ー対蹠的な危機対処ぶり ●for Chain Reading・「危機管理のノウハウ」1 佐々淳行(PHP文庫) *紹介済み・「危機管理のノウハウ」3 佐々淳行(PHP文庫)・「インテリジェンス・アイ 危機管理最前線」同上(文藝春秋社)・「連合赤軍「あさま山荘」事件」同上(文春文庫) *TVで見た記憶があります。仲間割れのリンチ殺人など恐ろしい 事件でした。クレーン車の鉄球による建物の破壊が強烈な印象 でした。著者が事件解決の指揮をとっていたそうです。 数年前に映画にもなり、著者の役は役所広司さんが演じていた ようです。(未見です)
2006.08.11
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8/11: 世間はいよいよお盆休みモードになってきましたが、こちらは逆に忙しくなっています。 なるべく外食をしないことにしましたので、部屋に戻りありあわせで夕食としました。 ・ご飯(白米) ・納豆、梅干 ・冷凍シュウマイ 遅くなると調理なしですませてしまいます。 そういえば「シュウマイ」といえば、横浜の崎陽軒が駅弁?で有名です。醤油が独特の容器に入っていて(昔は陶器だったような・・)風情がありました。最近食べていませんねー。 ・・・ 気になったので、いきなり崎陽軒のホームページを見てきました。 ・むかしながらのシウマイ(崎陽軒ではこう呼んでます)は、15個510円。結構高い! 昭和3年からあるそうです。 突然なつかしくなって食べたくなってきました。 ちゃんと健在でした。
2006.08.11
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8/10: またまた仕事で遅くなってしまい、夕食をつくる気がしなくなりました。 昨日の一汁一菜 ・ご飯(白米) ・納豆、めかぶ、梅干、のり ・トマト 醸造学の権威・小泉武夫氏が、納豆を食べていると細菌の作用で胃腸の調子が良いと言うようなことをどこかで書かれていました。 小泉武夫氏の著作で「くさいはうまい」という絶妙のタイトルの本があります。調べてみると、ちょうど文春文庫版で発売されたばかりです。 おお、これは読まなくては・・。もちろん表紙は「くさそうな納豆」(そしておいしそう)でした。 納豆は、いままであまり食べなかったのですが、おかずが無くてもご飯が食べられるし、栄養はあるようだし、バリエーションが面白いですね。 改めて「納豆」をスーパーで見てみると、いろいろな種類のがあります。黒豆、黒酢、山芋、麦芽、梅、大根おろし、などなど・・。時々新しいものを買ってみますが、あっさり味の梅や大根おろしが新鮮です。 相性がいいのが、ねばねば系です。おくら、山芋、めかぶなどの組み合わせはおいしいです。 そうすると、「くさい」×「ねばねば」=素晴らしくうまい 、ということでしょうか。
2006.08.10
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8/9: 直撃が予想されちた台風がそれて、真夏の暑さが戻ってきた名古屋です。 このところ、夕食はとてもシンプルです。というよりご飯のほかのおかずがほとんど無い状態でした。(貧乏生活や節約生活というわけではありません) これでは〇汁〇菜に近くなってしまいます。 やはり一人だと面倒なので、なかなか食事をきちんとつくりません。(おまけにけっこう仕事で遅くなるし・・) キッチンも狭くて使いにくいですね。 昨日は冷凍庫にストックしておいたご飯もなくなり(たいてい一度に三合ほど炊いて小分け冷凍しています)ましたので、ご飯を炊きおかずも少しつくりました。 ・ご飯(白米) ・野菜炒め(もやし、チンゲン采、ニラ) *味付けは、そばつゆの素 ・梅干、めかぶ、のり ・トマト 汁物は今回は省略です。今日あたりは汁物もつくりましょうかね?
2006.08.09
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本日の一冊:「宇宙を読む」谷口義明(中公新書)本日の一言-----------------------「私たちが今夜見る夜空は、昨日見たものとは決して同じではありません。二度と同じ夜空を見ることはできない。まさに一期一会の世界です。そうだとすれば、できるだけ夜空を見ておいたほうが後悔しないかもしれません。」 -谷口義明---------------------------- やはり天文や宇宙の本はカラー写真・図版が多く掲載されている本が楽しいです。本書も文章だけでなく宇宙の壮大さや美しさに触れることができる一冊となっています。 入門書という位置づけですので、天文学の概論から話が説き起こされ、全波長帯での観測、現在の人間が理解している宇宙の姿、そして誰もが疑問に思う宇宙の歴史へと展開されています。 宇宙のことを考えるとちっぽけな自分が悩んだりしていることがばかばがしく思えます。そういえば中学生の頃は良く星空を眺めました。 その頃は天文学者になるのが夢でした。-今は全く関係ない仕事についていますが・・。 先日、旅先で夜の海に注ぎ込む天の川を見て感動しました。時には新鮮な気持ちで星空を眺めて悠久の時間を想うのも良いと思いました。 少しでもそういう機会を持つようにしたいものです。(そういえば、昔買った望遠鏡がほこりをかぶっています)目次まえがき第一章 天からの文第二章 全波長帯天文学への道第三章 宇宙のいま第四章 宇宙の歴史あとがき ●for Chain Reading・「暗黒宇宙の謎」谷口義明(講談社ブルーバックス) *紹介済み・「クェーサーの謎」同上(同上) *紹介済み・「不思議な銀河の物語」同上(裳華房) *紹介済み ・「銀河もウルトラをめざす」同上(同上) *紹介済み・「銀河の育ち方」同上(地人書館)
2006.08.08
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8/7: あまりにも暑くて日中は外出を控えていました。 その間に先日自宅から持ってきた古いビデオを見ていました。 TV放映を録画したものなので、CMも古さを感じます。 たまたま当時の封切り映画のCMなどから10年前だとわかりました。 もう、そんなになるのかと当時を思い出したりしましたが、さて、10年前って何してたのでしょう? 明確には憶えていないものです。うーむ。
2006.08.07
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本格的に暑くなってきました。日中自転車ででかけるのを避けて、夕方から買い物に行く予定です。 こちらには小さいテレビデオしかないので、古いビデオをみたりしています。なつかしいものです。 今年この部屋で初めてクーラーをいれました。どのように調整しても寒いので、止めて扇風機にしました。こちらの方が気持ちいいです。
2006.08.06
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本日の一冊:「宇宙でいちばんあかるい屋根」野中ともそ(角川文庫)本日の一言-----------------------「重しにとりこまれるな。一緒んなって沈みこんでもいいから、もう一度浮きあがれ。いいか、哀しみも喜びもパチンコと違ってうちどめってもんがない。とりこまれたら負けさ。」 -星ばあ(野中ともそ)---------------------------- 書店では、目的の本以外にもざーっと棚と平台を眺めるクセがついています。そうすると不思議なことに気になる本はたいてい目にとまります。 本書はこうして棚を眺めていてひっかかった一冊です。装丁とタイトルにひかれました。このところあまり小説を読んでいないので、著者の野中ともそ氏になじみはありませんでした。「ともそ」なんて変わったペンネームだなと思ったくらいです。 読んでみようかと思って帯を見ると北上次郎氏のコメントがありました。以前から北上次郎氏(「本の雑誌」の目黒考二氏)のおすすめ本はたいてい「当り」なので、迷わずに購入しました。 中学生の少女の現実にファンタジーの味付けがあり、どんどん読んでしまいました。なるほどこういう手法なら深刻そうなテーマも柔らかくつつみこんでしまえるでしょう。・本書の内容紹介より「平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめ。派手な身なりで底意地悪そう、キック・ボードで現れたあやしい星ばあ。夜空の下、ビルの屋上で二人は出会う。悪態をつかれながらも、恋や心配事を打ち明け、助け合った夢のような時間ー。」 ●for Chain Reading・「世界のはてのレゲエ・バー」野中ともそ(双葉社)・「カチューシャ」同上(理論社)
2006.08.05
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8/4: このところ探している本がなかなか入手できません。 といってもレア本ではないし、普通の新しい本なのですが・・。 どうやら重版とのタイミングもあるようです。 いつもの1Fの書店以外にも近隣には行ってみましたが、ありません。 こうなると名古屋では、栄か名駅まで出ないと入手できません。 今週は土曜日も出勤ですので、自転車で来て買物に行くとしますか。
2006.08.04
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8/3: しばらく東京などに行っており1Fの書店をのぞけませんでした。 昨晩よってみると、新刊がかなり入っておりまたまた面白そうな本が何冊も目に飛び込んできました。 きりがないので、今回はコミック1冊と本を2冊購入。 ・「宇宙を読む カラー版」谷口義明(中公新書) -何冊か谷口氏の著作を読んで、最新宇宙論にすっかりはまってしまいました。 先週、雄大な天の川を見てきたこともあり、写真が豊富な星の世界にひかれてしまいま す。 ・「宇宙でいちばんあかるい屋根」野中ともそ(角川文庫) -あれ?たまたまこの本も「宇宙」という名称が入っています。 中身はファンタジー・青春小説といったところでしょうか。 ユニークな名前の著者名ですね。初めて読みます。 たまたま新刊コーナーを眺めていたら、亞さんが楽天日記で紹介されていた 「ゾウの知恵」柴田道友(アーティストハウス) を発見。 しっかり亞さんのコメントが帯に入っていました。(すげー)
2006.08.03
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本日の一冊:「危機管理のノウハウ Part1」佐々淳行(PHP文庫)本日の一言-----------------------「危機管理の責任者に要求されるのは、このようなありとあらゆる悪条件の下で、なお健全な判断を下し得る、しっかりとした回転の早い頭脳と、ピアノ線のように細かく働く強靭な神経と、動揺しない安定した感情、そしてそれらを支える丈夫な内臓である。」-佐々淳行---------------------------- かなり古い本ですが、「危機管理」関係の名著として知られています。原著は昭和53年頃の出版ですから、かれこれ30年近くたっています。 著者は警察庁から初代内閣安全保障室長を歴任し、数々の大事件で危機管理の現場を踏んだ方です。 古い本とはいっても、現在にも通じる危機管理への準備と対応、特に非常時でのリーダーの対応については学ぶべきものが多いと感じました。 世界各地での紛争は今も絶え間なく起こり続けています。人類の進歩と精神的充実とは関連性がないようですので、本書のような危機管理ノウハウが不必要となる日は来そうにありません。 ということで、少しでも平常時に非常時の準備を整えておくことが必要なのです。 「無事有事のごとく、有事無事のごとく」と、久坂玄瑞のように腹が据わっていれば良いのでしょうが、凡人にはとてもとても・・。 そこで著者の提唱するような危機管理のノウハウが必要となってくるのです。・危機管理のノウハウ 1.危機の予知・予測(情報システム) 2.危機の防止・回避・事前の準備 3.危機対処(被害局限措置) 4.危機再発防止目次序章 日本人と危機感覚第一章 情報感覚 情報関心-秘書と秘書役 情報要求-巧遅より拙速 六何の原則-情報の構成要件 情報不足-誤解・認識不足は危機の原因第二章 危機対処 悲観的に準備し、楽観的に実施せよ 日本的用兵思想の反省-長島ジャイアンツの敗因 鶏ヲ裂クニ牛刀ヲ持ッテセヨー欧米的用兵思想 水に落ちた狗は叩け-欧米及び中国人の思想第三章 交渉力 タフ・ネゴシエイター -交渉の秘訣 「駄目もと」もとのジョン・ブル気質ー英国人の粘り強さ 「無権代理」-アメリカ式損害賠償交渉 外儒内道-中国式本音と建て前第四章 統率力 率先垂範-「ワレ諸子の陣頭に在り」 「陣頭」とはどこだ?-陣頭指揮の心得 決断と責任-リーダーの使命 命令・変更・混乱-朝令暮改を戒める第五章 組織管理 団体精神-死なばもろとも 双頭の鷲-二人の良将より一人の愚将 強弩の末-補給と休養 手榴弾一発-アメリカ式後継者指定制度 心のゆとり-ユーモア感覚 ●for Chain Reading・「危機管理のノウハウ」2、3 佐々淳行(PHP文庫)・「インテリジェンス・アイ 危機管理最前線」同上(文藝春秋社)・「連合赤軍「あさま山荘」事件」同上(文春文庫) *TVで見た記憶があります。仲間割れのリンチ殺人など恐ろしい 事件でした。クレーン車の鉄球による建物の破壊が強烈な印象 でした。著者が事件解決の指揮をとっていたそうです。 数年前に映画にもなり、著者の役は役所広司さんが演じていた ようです。(未見です)
2006.08.02
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8/2: ほぼ毎日のように1Fの書店に寄っていましたが、この1週間ほどはご無沙汰してしまいました。 昨晩、仕事帰りによってみると、結構商品が入れ替わってますね。新刊が目につきました。 スペースが限られていますので、新刊などが陳列されている分、売れたり、返品されたりしているということになります。 そういう時に限って、購入しようと目をつけていた本が無くなっていたりするのですよね。 わたしの目をつけていた本もなくなっていました。注文すれば数日で来るとは思うのですが、読みたくなるとすぐに欲しくなります。 そこで思い出したのが、某所で聞いた話。 売れない本は委託期間内に返品されるのですが、 「もうすぐ返品」というように棚とかコーナーとかに明示しておけば、返品忘れ防止と同時に思わず買っておこうとお客様が思うのではないかという販促アイデア。 いかがでしょうかね? わたしならそこを眺めて購入してしまいそうに思いますが・・。
2006.08.02
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本日の一冊:「図解雑学 現代思想」小阪修平(ナツメ社)本日の一言-----------------------「この本では、現代思想を個々バラバラなものとしてではなく、現代思想の出発点であるニーチェからの流れから歴史的にとらえるという視点と、現代思想がどういう問題意識を有しているかという二つの視点から、大胆に整理し、難解とされる現代思想をできるだけわかりやすく伝えようとこころがけた。」-小阪修平---------------------------- やっぱり「図解」はわかりやすいです。難しい現代思想も何となく全体の輪郭が見えたように思いました。 この手の図解シリーズは手軽にあるテーマの全体像が把握できて便利ですが、誤った概念を持ってしまうこともあります。(一般の書籍でもそれは同様ですが・・) なるべく信頼できそうな出版社、著者を選び、自分の知識のある項目で確認してみると良いでしょう。 索引があるものも便利です。 本書では、ニーチェ以降を現代思想のはじまりとして主要な思想家とその思想を概観しています。 基本が見開き2ページで1項目となっており、左ページが解説、右ページがその図解となっていますので、サクサク読めます。 本書でも紹介されていますが、ニーチェの思想の変化を表した模式はSF映画の傑作「2001年宇宙の旅」で出ています。こういう知識を持ってから見ると興味が持てます。(この作品はそんなこと抜きに面白くて何回もみましたが、実に象徴的な映画でした) 終章では「現代思想の全体像」として、現代思想の批判対象と特徴がまとめられています。批判対象 ・主体・真理・全体という発想への批判 ・ヨーロッパ中心主義と人間の理念への批判特徴 ・欲望的存在としての人間と自己同一性の批判 ・透明な主体の神話の崩壊と意味を増殖させるテクスト・「現代思想は、ユートピアが終焉したあとのこの複雑で、どこに抑圧が あるのかよくわからない社会のなかで、自由を求めようとする試みで ある。」目次序章 古典的な哲学と現代思想の違い第1章 ニーチェ―現代思想のはじまり第2章 精神分析学と言語学の革命第3章 実存の哲学と現象学第4章 ウィトゲンシュタインと分析哲学第5章 フランスの戦後思想とフランクフルト学派第6章 構造主義の登場第7章 ポストモダン思想の展開第8章 フーコー第9章 その他の重要な思想家たち終章 現代思想の全体像 ●for Chain Reading・「考える技法 小論文で頭がやわらかくなる」小阪修平(PHP新書)・「そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで」同上(講談社 文庫)
2006.08.01
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