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朝を迎えた。なぜか枕が濡れている。 あぁきっとこれは悲しみの涙だろう(笑) ウソ。 沖縄の夜はクーラー無しでは過ごせません。 (^o^) <さぁて顔を洗おう♪しかし室内には洗面台がない(笑) このホテル、大通りに面しているのだがそのベランダに簡易(あくまでも簡易w)の洗面台が設置されている。 もちろん共同。 屋根は無い。 上の階のベランダの底辺が屋根の代わりだ(笑) それに忘れちゃいけないぞ! この日は梅雨真っ只中だ。 横っ風と生温い小雨が起き抜けの身体を痛めつける。 うぅぅ…泣きそ~(笑)マックで悲しみのベーグルセット。 朝早いので周りの席は近所のオバちゃんばかり(笑) 悲しい。 9時になったのでとりあえずネットで一番お気に入りの物件を紹介してた不動産屋さんに電話して伺うことになった。 遠い! 迎えに来てくれたら嬉しかったのに…汗だくになりながらようやく到着。 なんか想像以上にちっこいトコだったので「おやっ?」って。 プリントアウトしたものを見せて「ここを紹介して♪」って言ったらどうやら思案中の先客がいるとのこと。 あっさりパスされて違う物件を調べ始めた。 でもその人、あんまり売る気がないみたいで拍子抜け。 「この物件だったらこの不動産屋さんに行くといい。」と他人事のように仰せられる。 あれ、ここって仲介屋さん? いや、ちゃんと物件情報のファイルもあるし…謎だらけだ。結局5つほど不動産屋さんを紹介してもらった。 「まずは、ここが大きいからこの不動産屋さんに行くといいよ。 で、次はここ…」などと行く順序まで指導してもらった(笑) でもボクはやっぱりネットで調べた一番のお気に入りの物件が見たくて、3番目くらいにランク付けされた不動産屋さんに直行した。沖縄のタクシー運転手さんは人柄がいい。 ボクも積極的に話しかける方だが、ボクがちょっと話を振ると倍以上の情報をくれる。 “沖縄の道路は滑りやすいやら気をつけなよ”とか“昔名古屋に行ったことがあるよ~♪”と思い出話をし始めたり(笑) とってもフレンドリーで優しいね。 ビジネスライクじゃないっていうかギスギス感がない。 こういうの大好き☆さて予定よりもかなり早く着いてしまった。 “ま、物件情報でも見て待ってりゃいいや”と思ってたがすぐに対応してくれた。 さっきの謎の不動産屋さん曰く、この不動産屋さんは老舗の部類に入るしっかりしたところで確実だ、とのこと。 確かに広くて明るい店内で、しかもキレイな女性ばかりだった。 特にボクの担当をしてくださった方は正に理想の“ちゅらさん”だった。 テキパキとした対応とまばゆいばかりの笑顔。 “物件”の前に“ちゅらさん”を発見してしまった(笑) もうここで物件さえも決まったようなもの。 とりあえずお目当ての物件も当たってみつつ他にも2つばかり紹介していただいた。 その“ちゅらさん”の運転でまず宜野湾の物件を見せてもらった。 高台の静かな場所だった。 値段も手頃で悪くは無かったがちょっと基地に近かったため騒音の心配があり即決できなかった。 次に北谷へと向かった。 ここは若干予算オーバーだったが海辺のロケーションでベランダから見る景色は絶景!! 洗濯機も室内だし間取りも広い。 ネックは予算が1万円ほどオーバーしてることだけだった。 うぅむ、悩む…。 そして最後に例の物件を紹介してもらった。 しかしその“ちゅらさん”曰く「この辺は治安が良くないので実はお勧めではないんです。」と正直に教えてくれた。 うん、この人は信じられる。 後日連絡をすると約束してお別れした。 あぁもう一度会いたい(今わかれたばっかやん… 笑) っていうか、もうこの時点でさっきの絶景の物件に九分九厘決まっていた。
2007年06月30日
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行き場のないお土産を片手に(笑)ホテルへと帰るロマネスク。 ボクを持っていたのは更に悲しい現実だった。 先ほどはののまる。さんを待たせてはいけないという気持ちがあったので注意深くチェックしていなかったが、あらためて部屋に入るといろんな事実が明らかになってきた。 まず部屋を見渡すと、あるのはテレビとベッドとエアコン…だけ(苦笑) しかしエアコンはなんとコイン制で100円入れないと起動しない。 沖縄のホテルだよ、ここは。 必需品じゃないの、クーラーって? 窓はひとつしかなく風が入るわけもなく…。 仕方ないので100円をチャリン。 救いなのはテレビは無料だってことだ(笑) 当たり前。そういえば“る●ぶ”の紹介ページに「バリ風」だとか書いてあったぞ。 どれだ? あ、あった! ベッドの下に石が敷き詰められていてそこにプラスチック製の草が置いてある。 きっとこれのことかも(笑) まぁ上を見ると天井の手前に格子の柱があるのでそれもバリっぽいといえばバリっぽいが…。 でも正直バリはこんなんじゃなかったし。賢明な読者さまは薄々お気づきかとおもいますが…「そういえばこの部屋、バス・トイレが無いじゃないか!?」と。そうなのです。 いや、あるんだよ、ワンフロアにひとつ。 つまりは共同トイレ。 しかもバスってのも正しく言えばシャワー室。 一応ボディーソープとシャンプーはあるにはあったケドこんなん使えるか。 しかもしかも! タオル類がいっさい無い!! ぎゃーっ!! 有ーりー得ーへーーーんっ!!深夜の国際通りを再び歩いたよ。 タオルと石鹸を求めて…(泣)本当に思わぬ出費にニガ笑い(2回目)だよ。 一泊3500円というケチな考えで予約したものの、結局は2000円近くも余分な出費をする羽目に。 しかもだよ、コンビニに大きなバスタオルが置いているハズもなく…。 仕方ないのでスポーツタオルを2枚も買わなきゃならかったし。 踏んだり蹴ったりだよ、まったく。 後日ぱぴよんさんとお会いした時にボクがうわ言のように「バスタオルを~」と言っていたのはこのせいだ。 もうこれ以上の出費は真っ平御免だとばかりに、意地でもクーラーをつけないで寝たロマネスクであった。
2007年06月29日
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シリーズ第4弾にしてやっと沖縄に到着、しかもまだ下見(笑)さて快晴の名古屋と違って“梅雨真っ只中”の沖縄に無事到着。 そうそう、このむっとした熱気と湿気。 2年半前の初沖縄を思い出すなぁ。 飛行機を出て空港内のロビーからののまる。さんにメールした。 実は事前にこの日はご飯を食べる約束をしていたのだ。 とりあえず沖縄唯一の鉄道“ゆいレール”に乗って国際通りまで行きホテルを探す。 住所からするとこの辺なのに全然見つからない。 困ったぞ。 さっそくホテルに電話してみる。 スタバの裏っ側だった。 立地条件は悪くはなかったが入り口を見てちょっと嫌な予感がした。 正直『ホテル』という感じではなかった。 ま、強いて言えば『共同マンション』か。 狭いエレベーターに乗りフロントまで行く。 暗い。 怪しいぞ。 目を凝らすとお兄さんがいた。 声をかけるとそうだった。 見た目は完全にその辺の兄ちゃんだった。 帰りたくなった。 しかしキャンセル料がハンパなく高い。 ははぁ~ん、なーるほどね なんとなく納得。一応簡単な説明を聞いて鍵を渡された。 それがこれだ。マジかっ!? …ニガ笑いするしかなかった。 だってこれって100円ショップに売ってるオモチャの鍵じゃん。 まぁそんなのは実は序の口で(笑) それはまたあとでお話しましょう。部屋に荷物を降ろすとちょうどののまる。さんとの待ち合わせの時間となったので三越前まで出向いた。 電話をかけながら「どこぉ?」と話しながら場所を特定する。 ボクはののまる。さんの顔はブログで知ってたのですぐわかった。 ののまる。さんは想像してたよりもスラッとしてていかにもギタリストって風貌だった。 しかしののまる。さんにとってはボクの姿は初めて見るはずだ。 どう感じたのだろうか? ちょっとドキドキ。で、まぁとりあえずはご飯なんぞを食べながらゆっくり話をしましょうってことになりののまる。さんにお勧めのお店を尋ねるがどうやら那覇は専門外らしく、結局ボクがとりあえず沖縄に来たらどうしても食べたかった“どぅる天”のある『うりずん』に行くことになった。 なんとなく距離感覚がわからない2人は歩いて安里まで。 ひと汗かいた(笑)しかも到着したのはいいがまだ開店前らしく小さな子供が店の前で遊んでいただけだったので(扉は開いていたが呼んでも誰も出てこなかった)、ちょっとそこら辺を散策してお茶でもしようということになった。 …が! 歩いても歩いても喫茶店らしきお店は発見できず。 なんちゅう町や! 名古屋なんて目ぇつぶってても喫茶店に出くわすわ!こうして足が棒になるくらい歩いたあげく元の場所(『うりずん』)に戻ったが、やっぱり開店している気配がない。 店の中におばちゃんがいたので声をかけると信じられない言葉が… (^o^)<今日は休みなの♪なんじゃぁあぁあぁぁぁぁ~っ!! だったら[本日休業]とかいう看板くらい出しとけーっ! この時間と消耗しきった体力を返せーっ!! …と思ったとか思わなかったとか(どっちや)。 しかしおばちゃんが「代わりに姉妹店にご案内してるんですよ♪ この子達が案内しますからついて行ってくださいね~」と沖縄のイントネーションで話すものだからつい笑顔になるロマネスク。 しかしその子供ってのはさっきそこらで遊んでた子らじゃないか(苦笑) まぁ妖精のような女の子2人だったので許してやろう。 いやホントにボクら2人を前後に挟み時々振り返りながら飛ぶように先導する姿は可愛かったなぁ。 ティンクル・ベイビー♪案内された店は『うりずん』よりもかなり狭い空間だったが料理はたぶんほとんど同じだった。 念願の“どぅる天”も食べられたし、ののまる。さんとの話も尽きることなく深く広く話せたし、充実した時間があっという間に過ぎていった。 あ、そうそう、ボクはののまる。さんへと名古屋からお土産を持っていった。 名古屋では高級なお土産と評価の高い“坂角のゆかり(海老せんべい)”だ。はっきり言ってメチャクチャ美味い!! しかし驚愕の事実が明らかとなる。 なんと!ののまる。さんは海老アレルギーだったのだーっ!! まじでか…(涙) お土産の入った紙袋はそのままボクの手元に…。 出番なし(笑) お酒も呑まず(いや、今回はボクだけ最初にちょっとだけ呑んだっけ)すっかり長居してしまって時計の針は2本とも一番高いところまできていた。 帰りは途中でののまる。さんをタクシーに乗せ、ボクはひとりあの不信感いっぱいなホテルへと歩いて帰った。
2007年06月28日
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さて、いよいよ運命の6月10日がやってきました。昨晩は遠足の前の小学生みたいになかなか寝付けず、朝も早く起きてしまったので午前中にブログを書くという余裕の暴挙を成し遂げたロマでした。出発は15:00。 中部国際空港(セントレア)まではウチからたった36分で行けちゃう。 一応出発の1時間前にH.愛.S.のカウンターで搭乗券の受け取りをせねばならないため14:00に空港ロビーに到着すればよかったのだが、初めて行くセントレアは完成直後からなかなか楽しめる場所だとTVでも紹介してたのを思い出し少々早めにウチを出た。もう引越したので駅名を晒しても大丈夫だろう(苦笑)、ウチの最寄り駅の名鉄鳴海駅からちょっとだけ名古屋方面に戻って名鉄神宮前駅で乗り換える。 そこからセントレアまで直通の超特急ミュースカイに乗り込むのだ。 この電車が優れもので大きな荷物を置く広いスペースが乗り込み口付近に確保されており、いかにも空港への専用電車ですよと言わんばかりだ。 さらに飛行機のように外(進行方向)の景色が前方のモニター画面に映るのもアイデアものである(大して意味はないが)。この日はラッキーにも天気が凄く良く(朝方は凄い雷だったが)、外の風景もきらきらしてた。 大好きな沖縄に行くという喜びでいっぱいだったロマは目に入るものすべてが輝いていて、でもそんな景色を楽しむ間もなくあっという間に空港に着いてしまった。 でも結構素敵な時間だったなぁ。名古屋といえば以前は小牧空港という小さな空港で、名古屋人としては密かに肩身の狭い思いをしていたのだが、この新しい空港は広くてキレイでつい“今から海外旅行にでも行かなきゃ”っていう気分にしてしまうほど。 天井が高いってのは人間に余裕を与えるね。時間がメッチャ余ったからとりあえず展望台というかそういうスペース(?)に出向いた。 一周したら結構なジョギングコースになりそうな長細いトラックのようなそこにはベンチがあり、スタバで買ったカフェモカ片手にロマネスク、しばしボケーっと飛行機の離着陸を眺めていた。 幸せな時間。さて、ボーっとしてるのも飽きたので再び中に戻りショップをチェックした。 その土産物ショップの多いこと多いこと! ボクは旧小牧空港のイメージしかなかったので片手には前日に買ったあるお二方へのお土産があったのだがこんなことならココで買えばよかったなぁ~なんて思ったりして。 だってココにはボクの大好きな“虎屋のういろう”さえ売ってるんだもん。 ボクのために買いたいくらいだった。 もちろん飲食店も多かったが、かなり値の張るものばかりだった。いよいよ搭乗時間となった。 今日はなぜか乗客が多くて普段なら10分前にチェックゲートへ行けばいいのだが、この日は30分も前に行くようJALのお姉さんに言われていた。 入り口に到着すると確かに列がディズニーランド並みにクネクネしてた。 ボクは3泊4日の短い旅だったのでリュックひとつ…というかお土産袋の方が大きかった(苦笑)、でササッとくぐった。 若い頃何度も海外に行っているので慣れたもんよ♪ …と余裕をかましていたらピンポ~ン♪ ←なーんていうコントみたいな事もなくすんなりゲートイン。 目の前にボクの乗り込む便が待機してた。 うぅっ、いよいよだぁ~♪ 先ほども書いたが今日はなぜか乗客数が多く、早目にチケットを取ったボクでさえ2階席になってしまった。 いや、本当のことを言うと2階席は初めてでちょっぴりワクワクしてたんだ。 だって1階席よりも景色が良さそうじゃん(笑) 終始ウキウキしながらハシゴのような狭い階段を昇るとそこは想像してたよりも狭い空間だった。 屋根裏みたい、とはちょっと大げさだが本当に息苦しくなるような2階席だった。 眺めも1階席と大して変わりなく…(涙) ウキウキを返せーっ!…などと戯れている間に飛行機は一路沖縄へと翼を広げていた。やっぱりウキウキなロマであった (^o^)v
2007年06月27日
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沖縄下見ツアーは6月10日にした。本当なら早割りチケットで行きたかったところだが1ヶ月も先送りするのも何なんで週末出発の便にした。 往復で6万円弱か…予定よりもちょっと高かったな。とりあえず航空チケットは確保したので次は現地でのホテルだ。 前回は現地に友達がいたので泊まらせてもらえたが今回はそんなに親しい人もいないためホテルに泊まるしかない。 なのでネットでいくつか当たってみた。 ちゃんとしたホテルだと一泊1万円前後もするのには閉口した。 なんでそんなに高いん? ボクは一泊2000円くらいを考えていたのに…(←それは安すぎるw) それと、これが重要なのだが、移住後どこに住むのか?というのがポイントになる。 当初ボクは那覇~浦添~宜野湾~北谷ラインを狙っていたので、とりあえず物件の一番多い那覇市内で考えていた。 それに沖縄出身の名古屋の友達の妹さん(浦添在住)の情報によると、「今は那覇市内の方が物件は安いんだよ」と“家賃ドーナツ現象”であることを教えてくれたから、ホテルも那覇市内で動きやすい地区を考えた。そんなわけでネットで那覇市内のホテルを検索すると超格安のホテルが見つかった。 一泊3500円だ! 国際通りの中心に位置する三越のほとんど隣という立地条件。 しかもその予約ページは某有名旅行雑誌“るる●”が管理している。 「ほほ~、●るぶなら間違いないぞ」と3泊分を予約♪ これで今回の下見ツアーの準備はパッチリだぜ☆それと実はこれが一番大事な物件検索もした(←当たり前)。 そのためのツアーだ。 どうせ現地の不動産屋さんに行って店頭で紹介してもらうものに掘り出し物が隠されているに違いないのだが、一応念のためにいくつか候補をプリントアウトしておいた。 しかしこうしてネットで調べてみると沖縄って家賃が安いんだね~。 名古屋の半分とまではいかないものの3-4割くらいは間違いなく安い。 ただし気になる点がいくつかあった。 まず駐車場がないためよその駐車場を借りるためにやっぱり高くついてしまうこと。 那覇市内だと1台1万円もする場合も。 まぁこの点がネックとなり那覇市内の物件を取りやめたケースが多かった。 そしてもうひとつは洗濯機だ。 沖縄では洗濯機を屋外に設置しているところが異常に多い。 ちょっと古い物件だともう100%屋外だ。 そのために錆びたり傷んだりするのが早く、現地では「洗濯機は消耗品」とまで言われている。 そういえば沖縄では台風で洗濯機が飛ばされた…なんて話を聞いたことが本当の話だったんだね。ボクはこの2点がどうしても引っかかってパスした物件が大半を占めてしまった。 物件探しは殊のほか難航した。 こうして厳選した約10件ほどのプリントを用意してバッグに入れた。それと引越の準備もせねばならない。 が、引っ越す先も日にちも決まってないために決定できない。 とりあえず何社か業者にある程度の見積もりを出してもらって後日連絡をすることにしておいた。 しかしこの引越もピンキリで、探せば本当に安いところがあることを実感した。 近場の引越なら大手引越社が強いんだけど、こと沖縄ともなると話は別。 やっぱり専用便(船便)を持っているかどうかでかなり値段が違ってくるのだ。 ボクの場合は車も運んだのだけれど、これなんか大手だと8万円かかると言われたがあるところは4万円だと言われた。 倍も違うんだよ。 まぁ後者はボク自身で港へ持ち込み&引取りをしなければならなかったのだが、それでも4万円の開きは大きいね。 そんなわけで引越に関しては後日この格安引越社に頼むことにした。こうして準備万端、沖縄への物件下見ツアーを決行することになったのである。
2007年06月26日
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子供の頃から民族音楽に興味があった。きっかけはたぶんゴジラをはじめとする東宝映画のサウンドトラックだと思う。 気付いた時にはもう伊福部昭氏の音楽が身に染み付いていた。 特に『大怪獣バラン』や『キングコング対ゴジラ』における村人や原住民らの祈りの音楽に血が騒いだ。音楽の趣向というものは根本的にその人のDNA(血)が大いに関係していると思われる。 その人のアイデンティティーの証明だと言い換えることが出来るかもしれない。 つまり、例えばアメリカ人がプログレッシヴ・ロックを作ろうとしてもヨーロッパ人が持つ深いクラシック音楽の素養が無いためにどうしてもテクニックに走ってしまうか、もしくはヒットチャート音楽にちょっとしたシンフォニックな味付けをする程度のものしか作れない現状がそれである。 長い歴史の中で身体の中に引き継がれている音楽的なものがあるからこそヨーロッパでのプログレッシヴ・ロックには深みが感じられるのである。 日本でも新月やページェント更にはわっぱがっぱなどにはその日本人としての血が感じられるものの、多くのシンフォニック・バンドは(良い意味での=レベルの高い)二番煎じであり、それよりもテクニック重視なジャズ・ロック系プログレの方が世界的に認められているという現状がある。 その理由として、日本人は昔から手先が器用だとか“猿真似”が得意とか言われてきた事実があげられる。 外国では必ず争いになってしまう宗教にしても自身の信ずるものと他所から入ってきたものとを巧く融合させて独自の民俗観を作ってきた歴史が日本にはある。 そういう頭の柔らかい器用な日本人は世界から見たら独特で一種変わった民族であろう。 しかしそこにこそ日本の魅力と可能性が隠されているに違いない。音楽に絡めてそんな妄想をしているうちにボクの興味は沖縄へと飛んでいった。 日本には全国津々浦々さまざまな民謡がありその土地土地のアイデンティティーを唄い続けている。 その土地の風習や地理などから生まれた独自の世界観そのものである。 木曽で唄うからこそ「木曽節」の良さが身に沁みるのである。 音楽がそこに根付いているのだ。 しかし現代社会において人々とその唄との隔たりはどんどん大きくなっている。 人々はそれぞれが受け継いでいるDNAを封印しようとしているようにも見えてしまう。しかしながら音楽において空洞化したこの日本で今も民謡・民族音楽が現代生活の中で生き続けている地域がある。 それが沖縄だ。 市場に行けばおばぁが三線片手に物を売っているし、TVをつければ普通に“レ・ラ抜き”の沖縄音階のメロディを聴くことが出来る。 まさにこの土地の音楽が生活の一部となっているのだ。 これは考えてみれば感動以外のなにものでもない。 ボクはこの土地に来てその世界を体感したいと思った。 ミュージシャンが究極の果てにインドに行きたいと思うことと似ているかも知れない。 音楽が根付く街に住みたいと思ったのだ。 前フリが長くなって申し訳ない。実は以前から“沖縄”に住みたいわけではなかった。 どちらかというと台湾への憧れの方が強かった。 昔トムとジェリーを観て以来あの中華音階に惹きつけられていた(トムさんが殴られた時よく使われていた 笑)。 それに台湾のフルーツやスイーツに相当な魅力を感じてたし。 でもね、2年半前に行ったこの旅行がボクの人生を変えたのです。『琉球Groovus!!』特に現地の人と触れ合ったわけでもないんだけどその端々の空気感が非常に心地よかった。 「台湾行くよりももっと近いところにあるやん♪」と理想の場所を見つけた瞬間だった。 そんな環境を作ってくれたさるぽんにあらためてお礼を言いたい。 ありがとう☆それからは理想の場所に行くために自分との戦いが始まった。果たしてこのまますんなり沖縄に行っていいのだろうか?と自問自答が始まったのだ。 やりたいことはあってもすぐにそれが金になる(=生活できる)わけじゃない。 とりあえず今の仕事はどうする? 続けるのか?(沖縄に行っても続けることは出来る仕事ではあるが…) いろんな疑問と準備が必要だった。 「行っちゃえばいいじゃん」という考えも選択肢にはあったが、それでは無責任すぎると思ったしとにかく自分を試したかった。 果たして本当にボクは沖縄へ行きたいのかと。 頭の中で1年間ほど悩んで考え抜いた。 いろんなサイトを見たり音楽を聴いてその可能性を問うた。 そして決心した。 行くぞ!と。 そして昨年の春先から自分に最後の試練を与えた。 深夜バイトを始めたのだ。 これによってボクの沖縄への情熱が如何なるものか判断できるし資金も貯まる。 一石二鳥だった。 しかしやっぱり昼間に通常の仕事をしつつ深夜(20:00~6:00頃)も働くのは正直キツかった。 しかもそのバイトはちょっとした肉体労働だったのでプチメタボだった身体はみるみる絞れて最終的には体脂肪率11%という驚異の肉体改造をすることが出来た(良かったじゃん)のだが、しかし1年で10kg以上落としたためやはり身体が悲鳴を上げて今年の2月に辞めることにした。 まぁ本当はいろんなことがあってさ…精神的にもダメージを食らったわけさ、内緒だけど。 それから暫くは体調を戻すために養生しこの6月には復活! 下見ツアーを敢行したわけである(6月10日からの“とりあえず日記”です)。 ふぅ~、昨年ほとんど楽天ブログを休んでいたのもすべてはこの沖縄移住のための準備だったんです。 おかげで1日1000Hitsしてたこのブログも今では1/5くらいに減っちゃったけど、まぁこれから盛り返すぜぃ♪ いやぁ~、やっと途切れていた時間が埋まった気分です。 次回からはその“下見ツアー編”と“引越&移住編”をお送りします。 暫くは音楽レビューはお休みだなぁ。 ごめりんこ。
2007年06月25日
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みんなごめんね~沖縄下見ツアーのご報告日記を書くと言いながら、全然更新すらしてなくて…連日連夜引越し(28日)の準備に追われてます。本日やっとDVDとCDとVideoテープの整理がつきました。 ダンボール40箱にもなってしまいました(笑) そのうち沖縄に持ってくのはDVD&CDで22箱。 残りは実家行きのVideoテープです。 これでもたくさん捨てたんだよ~、映画を録画したテープなんかは全部捨てた。 ホントは老後の楽しみにしておいたのにね。 きっと老後になる頃にはビデオ・デッキもなくなってる(苦笑)さて、ビデオテープを整理してたら気になるタイトルのテープが出てきた。 『Mother's Live』あれ? フランク・ザッパのライブなんて持ってたっけ???と思って再生してみると…UAやCHARAやSAKURAなどお母さんになった女性ボーカリストたちのライブだった。 なんじゃ。それと以前から「DVD欲しいなぁ~♪」って思ってたサラ・ブライトマンのステージ・ライブのテープが出てきた。 こんなんBSでやってたんだね! ラッキー☆ いきなり大好きな「エデン」が始まって感動。 そんな汗だくな労働中、突然ケータイが鳴った。ののまる。さんだ! お誕生日☆おめでとうございます♪イェイ! また歳を食っちまったぜ(苦笑)午前0時ピッタリに着信したいやん♪来年こそは女のk…(爆)でも、ののさんアリガトネ~!! ライブ行こうね~人生半分過ぎちゃったなぁ~さぁて、これからの人生…もっと音楽漬けで楽しく過ごしたいと願うロマであった。
2007年06月24日
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6/10-13の物件探しの旅から帰ってきました。なにしろ沖縄は今“梅雨”真っ只中。そんな中物件探しって(苦笑)しかも「身軽こそカッコイイ」的な謎の考えからリュック一個で傘さえ持たず…。 ある意味体当たり的な下見ツアーを決行してまいりました。まぁ3泊4日の短い旅ですからそんなに書くことは無いんですけどね。 チョロチョロと細かく書いていくつもりですので暫くお付き合いくださいませ。(写真は最終日奇跡的に晴れた瞬間をパチリ☆)
2007年06月14日
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今日から13日までちょっと下見に行ってきます。いい部屋見つかるといいな♪ところで、前回は名古屋空港(小牧市)からだったけど今回は常滑市沖にある中部国際空港=通称セントレアから飛ぶ。 小牧は名古屋市の北隣に位置しており名古屋駅からバスで高速に乗って一気に行けたが、常滑って三河のあっちの方(謎w)だからボクの中では「遠いやん…」って思った。でもね、調べてみたらなんとボクのウチから36分で行けちゃうことが判明☆ 寝てるヒマもない♪ しかもこんなカッコイイ電車に乗れる(↓) こりゃ楽チンだ。記念にちょっと早めに行ってセントレア見学でもしてこよっかな~♪ (ウソ。 多分ギリギリになるw)そういえば沖縄に着いたら「ゆいレール」も乗れる。 前回1度だけ乗ったけどあっという間だったからなぁ。 今回はしっかり満喫しよっと。 鉄道マニアか(笑)今夜はののまる。さんと念願のご対面!! プログレ話に花が咲くのか、はたまた℃-u…(ryぱぴよんさんにも逢える♪ 彼女とはホントはコザあたりのライブハウスで会いたかったなぁ。 沖縄は今梅雨時なので青空は期待できないかもだけど、来月には梅雨明けして灼熱の太陽地獄になるだろう(苦笑) あ、そうそう! 来月といえばこんなんやるね!! 行きたいなぁ 行けるんだったら絶対2日目だ。
2007年06月10日
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約23万アクセス(記入率45.7%)2004年9月11日に登録してから今日で1000日となりました。「へぇ~、そんなに続けてたんだ」って感じですね。昨年春頃から約1年間は本業の仕事のほかに沖縄移住の準備金稼ぎのため深夜バイトをしてたものだから、レビューの更新がほとんど出来ず皆さんに見放されそうにもなりました(苦笑)が、なんとかここまで継続することができました。これもひとえにリンクして下さっている皆さん、そしてコメントを下さる皆さんのお陰です。 本当に心からありがとうございました!!
2007年06月08日
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『イタリアン・ロック・シングル・コンピレーション』Locanda Delle FateIl Balletto Di BronzoLatte E Miele(1988年)当時、日本でのプログレを牽引していたEDISON監修による完全限定オムニバス・アルバム1979年、キング・レコードが社運を賭けて(?)始めた《ユーロピアン・ロック・コレクション》は、本当にボクらプログレ・ファンにとっては“神の宝石箱”のような存在であった。 ヨーロッパ各国のマイナー・レーベルから消滅してしまったものまで網羅されていたこのシリーズは値段も信じられないくらいお手頃で(1800円~2200円程度)広くプログレを普及させた素晴らしい企画であった。しかしそれでも世界は広い。 まだまだ契約し難いレーベルやアーチストがたくさんあった。 そんな隙間をついて始まったのが1986年、西新宿の輸入盤屋さん“EDISON”及び“Made In Japanレコード”が手掛けた《ヨーロピアン・ロック・シリーズ》だった。 その第1弾として“CIRKUS”、第2弾として“Faithful Breath”(未レビュー=ドイツのハモンドを中心としたヘヴィ・シンフォの名盤)が、そして“Opera Prima”なんかもそうだったが、これまたマニアの琴線をくすぐるシリーズを開始した。 思えばそんな'80年代中盤は日本におけるプログレのムーブメントが一番盛んだった時期でもあった。そんな時期にリリースされたのがこのコンピレーション・アルバム。 収録バンドはLocanda Delle Fate、Il Balletto Di Bronzo、Latte E Mieleの3バンドで、それぞれのシングル盤から2曲づつ計6曲が収められたミニ・アルバムである。 たかがシングル盤の寄せ集めだとナメてかかったら損しますよ。 この美しいジャケットとともに珠玉のメロディが満載。 しかも本体(オリジナル・アルバム)では聴けないバンドの一面を知ることができる格好のアルバムだったんです。 ちなみにこれらの曲は近年のCD再プレスなどでボーナストラックとしてお目見えしちゃったのでちょっと悔しかったりする(苦笑)A-1とB-3が前回紹介したLocanda Delle Fate。 名盤『妖精』(1977年)リリース後、リード・ボーカルとキーボードの一人が脱退し残った5人で製作されたシングル「ニューヨーク/9番目の月」(1978年)である。 ボーカルはフルート&ギターのAlberto Gaviglioが担当しており、少しハスキーなハイトーン・ボーカルは爽やかで取っ付きやすい印象だ。 「ニューヨーク」は感動的なラブ・ロックでかなりイタリアっぽい甘い世界が堪能できる。 変わって「9番目の月」はアーバンなホーン・アレンジも冴えるポップスで、『妖精』を聴いた限りでは全く予期し得ない作風に驚く。 しかしながらその4拍子のリフ以外は3拍子のいわゆるイタリアン・お祭りリズムが爆発しており明るい歌メロが非常に印象的。 A-2とB-1はこれもまた名盤との誉れ高い『YS(イプシロン・エッセ)』(1972年)で有名なIl Balletto Di Bronzo。 「安息の家」は元々ハード路線だった彼ららしいナンバーで、生々しいドラムスと歪んだキーボードが他の2バンドと一線を画す。 ただ効果的なアコースティック・ギターやエレピ・ソロなどハードな中にも哀愁を漂わす演出がプログレ・ファンを虜にする。 「ヴィットリア婦人」はリズムの変化が面白いインスト・ナンバーでリバーブを使ったスキャットが幻想的でもあり不気味でもある。A-3とB-2がボクの今回一番のお勧めLatte E Miele。 “ミルクと蜂蜜”というバンド名を聞いて想像する甘~いバラードが2曲収録されている。 アルバムの方はEL&P並みのキーボードが炸裂しているが、このシングル・ナンバーに関してはI Poohも真っ青な究極のラブ・ソングに仕上がっている。 とにかくこのボーカルとハーモニーの優しさと情感たっぷりのギター・ソロ、そして伝家の宝刀ストリングスによる圧倒的な甘い世界はイタリアン・ロックの最高峰に位置すると断言する。「5月」で見せる甘く切なげなボーカルは男のボクでさえうっとりしてしまう。 メロディも素晴らしいし、ふわっと包み込むようなストリングスや効果的に使われているチューブラー・ベルの音が心に突き刺さる。 そして究極のラブ・ソング「胸いっぱいの愛」で音楽に恋をする。 この曲はすべての楽器が優しくて涙が出てしまうほど。 女性的なピアノと舞い踊るようにメロディを奏でるストリングス隊。 これほど美しい曲があるだろうか。 ロマネスク大推薦の名曲!!+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++こちらのアルバムにボーナス・トラックとして上記シングル曲が収録されています妖精[+2] YS(イプシロン・エッセ)+2 パピヨン+1Locanda Delle Fate Il Balletto Di Bronzo Latte E Miele*Locanda Delle Fateに関して情報提供してくださったyes.tさん、ありがとうございました。
2007年06月06日
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『妖精』LOCANDA DELLE FATE(1977年)美麗ジャケットが続きますもったいないので帯をズラしました♪このジャケットを見てグッときた人は迷わず購入することをお奨めします。1977年というともうプログレのピークは過ぎていてイギリスは全滅、遅咲きのヨーロッパ各地のプログレッシヴ・ロック・バンドも契約を切られたり解散を余儀なくされたりと散々な時期であった。 そんな中、突如として現われたのがこのロカンダ・デッレ・ファーテだった。 魅力的な邦題『妖精』がついているが原題は『ホタルはもう愛し合わない』(Forse le lucciole non si amano piu')という意味深なタイトルである。このアルバムには愛に満ちた非常に良質なシンフォニック・ロックが詰っている。 どの曲も優しさに包まれており、ゆったりとした時間が流れていくのを感じる。 かといって雰囲気に流されてしまうようなアンビエントなサウンドではなく、'70年代のイタリアン・シンフォの情熱と愛とそれを支えるテクニックを持ち合わせた上質なプログレッシヴ・サウンドを満喫できる内容となっている。1曲目なんかはジャズロックをも感じさせるドラムスとベースの速いパッセージにテクニック抜群のピアノが絡んでいく。 かと思えばシンセ・パッドによる雄大なシンフォニック・サウンドに場面展開したりと表情をころころ変えていく。 なるほどキーボードが2人にギターも2人という総勢7人ものメンバーが関わっているのか。 これならライブでもこの音世界を再現できそうだ。 実際どうだったかは知らないケド。2曲目からはボーカルが顔を出す。 このボーカルはいかにもイタリアの土着臭が漂うシャガレた声質なのでジャケットの雰囲気とは正反対であるため好き嫌いがわかれそうだ。 だが、イタリアのプログレを眺めるとこのタイプのボーカルは結構王道なので(笑)“この声じゃなきゃ!”というマニアもいるだろう。さて、なぜこんなことを書いたかというと実はB面3曲目の「星に鍵をかけないで」(シングルカットされた)という曲でギターの人がボーカルを取っているのだが、このボーカルがクリーントーンでジャケットにピッタリの声質なのだ。 この人はコーラスでもちょこちょこ顔を出しているが、これがなかなかイイ! ある意味不謹慎ではあるが、この人をリードボーカルにしても良かったのでは?と思ってしまうくらいボク好みの声。 ちょっと頼りなくてか弱そうで、すぐに割れてしまうガラスのよう。 とにかくこの「星に鍵をかけないで」というアコースティック・ギターをメインに置いたナンバーはP.F.M.の名曲「通り過ぎる人々」やS・ハケットのアコースティックの小品と肩を並べる素敵な曲なので是非みなさんにも聴いていただきたい曲のひとつです。このアルバムは各曲それぞれに非常に細かいアレンジがなされており、次々と表情を変えていく展開とその楽器使いの幅広いセンスに驚く。 ピアノ、オルガンはもちろんのこと、チェンバロやクラビネット、ヴィブラフォンにフルート、モーグをはじめとするシンセサイザーの音色のセンス。 さらには楽器ごとにそのシチュエーションにあった音色・音圧などをチョイスするクレバーさ。 特にギターは甘いロングトーンやヴァイオリン奏法などのテクニック、12弦ギターによる煌びやかなサウンド作りなど感心する場面が多い。 ラストの「過ち」にそれら全部が凝縮されている。 歌い上げるボーカルと複雑な構成、リズミカルなクラビネットが現われたと思ったらハードなギターが弾きまくったり最後の一瞬に向かって感動的に盛り上がっていく。 地中海民族に受け継がれたDNAだけが成し得るメロディの美しさ、そして楽曲の構成力の緻密さ、各メンバーのテクニックの確かさ。 どれをとってもイタリアの…いやプログレッシヴ・ロックの最高峰だと言っても過言ではない。 このアルバムは名盤と言われている有名な作品なのでこのブログに来て下さる方もご存知の方は多いと思いますが、もし未聴の方がいらしたら是非聴いてみてください。 時代にちょっとだけ乗り遅れてしまった秀逸なシンフォニック・ロックがここにあります。 1. ひとときの静寂 (6:32) 2. 螢が消える時 (9:52) 3. 白色の香 (8:27) 4. 新しい世界を求めて (6:41) 5. 憧れ (4:42) 6. 星に鍵をかけないで (3:33) 7. 誤ち (9:39) なんと楽天ショップにもあるのだ(笑)↓『妖精[+2]』送料無料でこの値段は嬉しすぎるっっっ♪
2007年06月03日
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『Sounds of Passion』CODA(1986年)この美しいジャケットを音にしたようなオランダのシンフォ・プログレの傑作このアルバムがリリースされた'80年代後半は今振り返ってもプログレッシヴ・ロックとしての傑作がほとんど残されていない。 まぁ1973年のオイルショック以来レコード会社主導の“売れる音楽”が幅を利かせたため真っ先にそっぽを向かれたプログレだが、'80年代初頭にポンプロックなるニュータイプのプログレが出現し微かな希望を見出した。 が、しかし'85年頃にはそのスタイルを継承するバンドはほとんど消えてしまった。 世の中は軽薄短小の時代へと突き進み、そのためにそれとは真逆の“重い・暗い・長い”の三拍子(=三重苦w)が揃ったプログレにとっては正に暗黒の時代であったと言えよう。そんな時代背景の中、オランダから奇跡のサウンドが届いた。 ゆったりとした幻影的なサウンドに包まれ、メロウなクリーン・トーンのギターとアナログが持つあたたかいシンセ・サウンドが計算された情熱の下にインテリジェンスなソロを紡いでいく。 激しくドラマチックな場面と優しい落ち着いた場面とが絶妙にブレンドされ全体的に不純物のない清らかな正真正銘プログレッシヴ・ロック・サウンドを形成している。 非常に高貴で穢れのないシンフォニック・サウンドである。1曲目は5つのパートに分かれたトータル29分にも及ぶ大作。 アナログLPでは第四楽章“Finale”(10:00)だけがB面に持っていかれた。 こういう場合はCDの方が良いなぁと思う。 しかしそんな村八分にされたこの第四楽章が本当に素晴らしい。 教会の鐘とともに聴こえてくる男性クワイアの聖なる歌声から扉の閉まる音と同時に荘厳なパイプオルガンの調べが耳をつんざく。 もの凄い緊張感。 大きなうねりの中、サステインの効いたギターのメロディと情熱的なモーグソロが大団円に向かって一気になだれ込む。 途中に入るセリフやSEなどストーリー性を高める小細工も重要な役目を担っている。 また後半の2曲はAORを歌わせても上手いだろうと思わせるボーカルが大きな魅力になっている。 バックに流れる繊細なピアノも美しいし、何よりもNovatron(Mellotronではないところが時代を物語っている)のストリングスやコーラス・サウンドも厭味なくドラマチックに演出している。 そしてアダルトなボーカルよりも丁寧に歌い上げているのがギターだ。 1音1音を確実に奏でる。 上手い。 アルバムラストの「Defended」(6:43)もボーカル曲だが、ギターの大きなリフとともに次第に盛り上がっていく様は言葉を失くすほど感動的。 プログレの良心が凝縮されているかのような美しさである。 爽やかな感動とともに幕を下ろす。昨日のレビューを書いているうちにオランダのプログレを見直そうと久々に引っ張り出してきたのだが、また新たな感動を呼び起こされた。 名盤と言われる作品はいつの時代に聴いてもやっぱりいいんだなぁ。 ちゃんと理由があるんだ、と再確認したロマであった。
2007年06月02日
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『The Sun Also Rises』KNIGHT AREA(2004年)先頃待望の2ndアルバム『Under a New Sign』もリリースされたオランダのニュータイプ・プログレッシヴロック・バンドKNIGHT AREAのデビュー・アルバム。 なんとイマジネーションを広げる美麗ジャケットだろう。昨日のたかみひろしさんではないがこのアルバムを店頭で見た時ピーン!と来るものがあって購入したのだがこれが大当たり(喜) 久々にワクワクするバンドを発見したことと同時に、こういう類のバンドが新しくデビューしていることの嬉しさが込み上げてきた。何はともあれ、まずはこちらを観てほしい。Knight Area - The Gate of EternityPowered by TubeFire.comこれは2曲目(1曲目が短いインストなので実質これが1曲目)に収録されている「The Gate of Eternity」(7:21)の後半部分なのだが、だいたいこれを聴けば彼等のサウンドがどういったものであるか察しがつくだろうと思います。 リズム隊とバッキング・ギターは北欧メロディアス・ロック風のシャープでエッジの効いたサウンドだが、サウンド・マスターでもあるキーボードがシンフォニックで全体をプログレ色に染めている。 加えてソロを奏でるギターが大きな流れに乗った素晴らしいソロプレイを披露する。 他の曲でもそれは見られるがこのギタリストはかなりの使い手だと思われる。 ギターを歌わせることが出来る数少ないギタリストのひとりだと思う。映像には映っていない前半部分には幻想的なグレゴリアン・チャントの導入や街角の雑踏とストリート・オルガンのSE、パン・フルートなどシンセの音色も繊細で緻密に計算されつくされている。 まるで第2期Marillionの持っていた精錬された音世界を彷彿とさせる素晴らしいアレンジが光る。 彼等のサウンドはちょっと乱暴に言えば本家GENESISというよりはそのフォロワーと呼ばれたIQやPENDRAGONの世界観に近い。 続く「Conspiracy」などは途中からIT BITESかと思うほど酷似している部分がある。 しかしギターソロになるとSteve Rothery(Marillion)っぽい表情をのぞかせる。 この辺のバンドやサウンドが好きな人には堪らないだろう。 しかし6曲目「Conviction」の冒頭のギターなどは一聴してD・Gilmourのライブを連想してしまった。 70-80年代に活躍したプログレッシヴ・ロックの巨匠たちへの尊敬と敬意のしるしとみて間違いない。 このアルバムのハイライトは7曲目の「Mortal Brow」である。 リズミックなAメロに続いて登場するのはドラマチックな女性ボーカル。 メロディも美しい。 間奏に入ると再びグレゴリアン・チャントが顔を出しストーリー性を高める。 静と動、マイナー・コードとメジャー・コードが入り乱れシアトリカルな一面を披露する。 たった6:21しかないのにそれ以上の大作を聴いたような感覚に襲われるのは充実した素晴らしいアレンジの賜物である。 Knight Area - Mortal BrowPowered by TubeFire.com(ライブでは女性ボーカルや細かい仕掛けが出来ないのが悔やまれる)このアルバムは70年代プログレの持つ威厳さと、後のポンプ・ロックと呼ばれた新しい時代とのマッチングを果敢に試みた先駆者への尊敬の念を軸に作り上げた2000年代のプログレッシヴ・ロックだと言っても過言ではないと思う。 むやみにテクニックに走らず、メタル寄りになりすぎず、かといって回顧主義に陥らない彼等の音楽は脈々とプログレッシヴ・ロックの音脈を絶やすことなく未来へと導いてくれる。
2007年06月01日
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