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書籍の感想です。今回は「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」です。母親からの小包はなぜこんなにダサいのか (単行本) [ 原田 ひ香 ]原田さんの小説です。小包を小道具にしながら母親と娘の関係を描いています。例えばものすごく心配性で東京の大学に進学することを最後まで心配していた母親。働くことこそ女性のステータスであることを疑っておらず専業主婦の娘を心配する母親。虐待とも言うべき行為で娘の貯金などを勝手に使っていた母親。などなど。母親のことは嫌いではない。でも煩いと思っているし、窮屈だとも思っている。でも、心配して言ってくれていることは心の奥底では分かっていて、そんなせめぎあいが丁寧に描かれています。小包はダサい物がいっぱい入っています。でもそれは母親からの優しい気持ちの現れなのだと改めて思いました。むしろ母親からの小包がおしゃれで堅苦しかったらホッとできないもんね〜またこんなの送ってきて〜なんて言いながら、子供扱いされるくらいが良いのでしょう。出てくるお母さんたちは色々面倒くさいところもあるのですが、それこそが母親なのでしょう。
2022.07.31
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書籍の感想です。今回は「劇場版鬼滅の刃 無限列車編ノベライズ」です。劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ (JUMP jBOOKS) [ 吾峠 呼世晴 ]大ブームになった映画のノベライズです。たしかCMは「起きて戦え!戦え!」というセリフだったと思いますが、まさにそんな感じ。眠りと夢を操る鬼ですな。ちなみに炭治郎には寝ている時の方が強い友だちがいるわけで、彼にとってはむしろ本領発揮という感じでそこは映像で見てみたいなあ。さて、ネタバレになりますが、この本を読む前から色々なところで「煉獄さ〜ん(泣)」なんていう微妙なネタバレ(?)を聞いていたので、煉獄さんはナニするんだろうなあとは思っていたのですが、この展開は予想外でした。でもコレだと、魘夢っていらない子なの?それとも彼自身が時間稼ぎだったのかなあ。この辺の繋がりの説明は全くないのでちょっと唐突な感じはあります。ま、面白かったし、煉獄さんは強くてカコイイから良いですけどね。
2022.07.28
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書籍の感想です。今回は「時をかける眼鏡 王の決意と家臣の初恋」です。時をかける眼鏡 王の決意と家臣の初恋 (集英社オレンジ文庫 時をかける眼鏡シリーズ) [ 椹野 道流 ]眼鏡シリーズです。いよいよジョアンとヴィクトリアの結婚披露宴です。二人が出会い、ヴィクトリアが妻となる決意を固めたのは結構前ですが、紆余曲折あり、やっとこの日を迎える事ができました。アスマは以前マーキスで考案した料理の功を買われ料理チームの一員となり、あんまり手間がかからず、美味しくて、大量に作れて、珍しい料理という難題に挑みます。もちろん、異世界の料理は珍しいわけですが、調理法をキチンと覚えているものとなると大変ですよね。私も異世界に転生したときのために、もう少しだけ料理のレパートリーを増やしておいた方が良いかな(笑)後半、ある国の特使が亡くなり、ジョアンの部下が犯人としか思えない状況が明らかになります。しかし、アスマは検死から死因をキチンと明らかにしてみせました。今回は検死官を目指す医学生という設定を十分に活かした展開で良かったです。これでポートギースは落ち着いたかな?次巻でマーキスに帰るのかな?
2022.07.27
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書籍の感想です。今回は「夜の写本師」です。夜の写本師 (創元推理文庫) [ 乾石智子 ]なかなか重厚で面白かったです。生まれた時、3つの宝石を持っていたカドリュウ。何か宿命を帯びていると思いつつ、村の魔女のもとで過ごす。その育ての親である魔女が為政者である大魔導師アンジストに殺されたことで、彼の宿願はアンジストの復讐となる。しかし生半可な魔法ではアンジストに勝てない。彼は「夜の写本師」として修業に励むのでした。写本師というのは、コピー機とかがない時代に本を写本する仕事を生業とする人のことですが、その写本した本に魔法を込めることができる人が「夜の写本師」と呼ぼれたのです。アンジストは敵対する魔導師を近づけないために城壁に呪いをかけていました。しかし、写本師は魔導師ではありません。写本師自身は魔力を持たず、一度魔力を得た本は写本師から離れても魔法として効力を持つのです。この力でアンジストに挑むカドリュウ。果たして勝つことはできるのでしょうか。夜の写本師という設定も面白い上に、1000年前からの因縁が絡みついていてとても読み応えがありました。またアンジストも闇を抱えた生き方をせざるを得ない状況もあり、満たされない限り、永遠に行き続けなければならないわけで、彼の空白を埋めてあげることができたのはとても良い結末でした。
2022.07.26
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書籍の感想です。今回は「神様たちのお伊勢参り8 湯玉の温泉と蝦蟇の毒」です。神様たちのお伊勢参り 湯玉の温泉と蝦蟇の毒(8) (双葉文庫) [ 竹村優希 ]長く神様の世界にいたせいで、人ではない存在になりつつあった芽依はここ何巻か人に戻るための試練というのをやっています。今回は建御雷神(タケミカヅチノカミ)からの依頼を受けます。建御雷神と言えば日本書紀の国譲りの話の時に出てくる神様だったかな。中つ国を天津神自ら治めようと天照大御神が差し向けた交渉神は何柱も失敗に終わり、いよいよ送り出されたのが建御雷神だったはず。で、国を譲るように迫ったわけで、大国主神の籠絡を受け入れずに、大国主神から譲歩を引き出したわけですから、ただの力だけの武人ではないようです。そんな神様からの依頼を受けてその依頼を達成するわけですが、人に戻るために依頼を受けているのに人でないことを利用して苦境を脱しようとするのはちょっと無茶が過ぎる。無鉄砲に拍車がかかっている気がします。後、何でも信用しすぎ。何度危ない目にあっても「もしかしたら本当かもしれない」とつい話に乗ってしまうのでした。これが自分ためではなく、他の人のためなので、つい周りも応援したくなってしまうのが良いというか、良くないというか。今回は何とかなったけど、次巻以降無茶は控えて欲しいなあ。・・・無理だと思うけど(笑)
2022.07.24
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書籍の感想です。今回は「紅霞後宮物語第九幕」です。紅霞後宮物語 第九幕(9) (富士見L文庫) [ 雪村花菜 ]前巻で梅花が亡くなりました。梅花は側近として有能で小玉を様々な面でサポートしていたわけで、彼女の死が痛手なのは間違いないのですが、彼女は女官の筆頭で女官たちの統括もしていたわけです。そんな彼女がいなくなったことで、後宮の規律は乱れていきます。相変わらず小玉を慕い、支える妃がいる一方でこれを機に小玉の力を削ごうとする者もあり、ちょっと嫌な展開です。小玉と敵対する者がいるのは良いのですが、事実を指摘されても、「そんなことはない」とか嘘で全否定する輩は話が通じないので読んでてイライラします。陰謀と陰謀がぶつかる騙し合いとかなら楽しいのですが、そんなこともできない小物が踊らされて後宮を掻き回します。ああ、面倒くさい。ちなみに小玉は子どもはとっくに諦めたのかと思ったのですが、周囲の悪意もない言葉に苛まされるのでした。皇后であるからには子ども、つまり世継ぎを諦めて良いわけがない、しかし、このタイミングで男の子を生んだら、もっと話は複雑化してしまうのです。小玉が養育した鴻と小玉の実子、どちらが次の皇帝になるかで、国は二分され、大変な事になりそうです。いろんな意味で小玉は鬱々してしまうのでした。そんな小玉に李真桂は命を賭けて言葉をかけるのでした。賭けは成功し、小玉から最高の言葉をもらうのでした。真桂はこれからも活躍しそうです。それにしても、鳳はどうなってしまうのでしょうか。再起をはかるためなのか、あんなギスギスした世界とは無縁の世界で暮らせるように願ったのか。今後が気になりますね〜
2022.07.23
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書籍の感想です。今回は「時をかける眼鏡 華燭の典と妖精の涙」です。時をかける眼鏡 華燭の典と妖精の涙 (集英社オレンジ文庫 時をかける眼鏡シリーズ) [ 椹野 道流 ]眼鏡シリーズです。今回は政治と医学生としての知識、そして命に対する考え方がうまく絡み合ってなかなか良かったです。大国を納得させるために、妖精の涙という宝物を探しに行く事になったアスマたち。今回は冒険物かと思ったのですが、探索そのものはあっさり目です。まあ、王様も一緒に来ているので、そんなに長い事空けるわけにはいかないので、妥当なところですかね。で、向かった島で殺人事件に遭遇し、状況の整理をします。状況の整理だけで犯人の特定まではしない(できない)ところが、良い感じです。なんと言ってもアスマはただの医学生ですからね。その後犯人と出会い、アスマの推測は半分あたり、半分ハズレ、だったことがわかります。その先は王様の出番で、アスマの話を政治的手腕で有利に活用して、大国から怒りを買うことなく、ことを収めることができたのでした。面白かったです。
2022.07.22
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書籍の感想です。今回は「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」です。時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 (集英社オレンジ文庫 時をかける眼鏡シリーズ) [ 椹野 道流 ]眼鏡シリーズです。今回はやや法医学者の卵っぽいことしてます。王が圧政をすると訪れるという女神の狗。その仕業と噂される事件が発生し、何人もの方が亡くなります。アスマは死体を検分し、狗のかみ傷に偽装した刺し傷であることを推測し、それに合わせた作戦を進行させるのでした・・・アスマはまだプロの法医学者ではないので、検死だけで分かることはごく僅か。なので推測するくらいがせいぜいでそれを補うためにクリスと協力して聞き込みをしたり、キャスリーンに協力してもらい狼の骨格を確認したりとなかなか良い感じです。ロデリックとフランシスは想像以上に強固な絆で結ばれているなと感じました。まあ、実務家のフランシスはいまでもとんでもない仕事量を抱えているでしょうから、国王になりたくないのかもしれませんが。それにしても、アスマはキャスリーンが女官に言っていると思われることを把握しているのかな?「たとえお相手が許嫁であっても」これって勝手にアスマのことを許嫁って言いふらしているってことだよね。大丈夫かなぁ。お転婆娘だけど、キャスリーンは一国の王女。しかも皇位継承権第一位。許嫁とか噂されるだけでも、大騒ぎになりそう。次巻で進展するのかな?
2022.07.20
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書籍の感想です。今回は「時をかける眼鏡 眼鏡の帰還と姫王子の結婚」です。時をかける眼鏡(眼鏡の帰還と姫王子の結婚) (集英社オレンジ文庫) [ 椹野道流 ]眼鏡シリーズ(?)です。なかなか癖の強いロデリック、フランシス、ヴィクトリアの3兄弟ですが、ついにこの時が来てしまいました。姫王子てあるヴィクトリアへの縁談話です。強国だけど、それを口実に戦争さえ仕掛けかねない国からの縁談を断るべく、小国ながら双方に利があるポートギース国へ嫁ぐことに。しかし、それは新たな火種を生み、嫁いだ当日の夜から大騒ぎです。ちなみにアスマは今回活躍目立たなかったです。ラスト少しだけ活躍しますが、医学生としての活躍はほぼなし。今後も医学生という設定は薄めで行くのかな?さて、今回、アスマは元の世界に戻れるチャンスがあったんですが、悩んだ末にそのチャンスを見送ります。元の世界への郷愁もありつつ、マーキスで育んだ友情も捨てがたかったのでしょう。そして元の世界以上に「必要とされている」という実感があるのも嬉しいのでしょうね。自分がどこまでできるか試したいみたいですが、果たしてどこまでやったら満足できるのかな?元の世界に帰れるのかな〜
2022.07.18
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書籍の感想です。今回は「青い花の下には秘密が埋まっている」です。青い花の下には秘密が埋まっている 四季島植物園のしずかな事件簿 (宝島社文庫) [ 有間 カオル ]お仕事小説好きです。そして植物のお話も好きです。緑の美しさが好きなのかな。さて、花澤咲良は県職員に就職できたのに、配属先は県立公園の植物園でした。名字も名前も花にちなんでいるのに、咲良は花が大嫌い。それは幼いころ、帰省するたびに大好きな母をこき使う田舎の親戚と花が関連付いていたのです。母は田舎で怪我をしてそしてそのまま亡くなり、咲良の花嫌いはますますひどくなったのでした。そんな彼女の勤務先が植物園。嫌で嫌で仕方ありませんが、生活のためと諦めて働く咲良でした。みたいな話です。上司の宇喜多は植物大好き人間で、咲良の花嫌いにショックを受けながら、健気に頑張る姿もなかなかユーモラスです。そして母の死で完全に断絶してしまっていた父親との関係が、母親からのメッセージなどで徐々に変化していく様は良かったです。ちなみに「事件簿」となっていますが、軽い謎は出てきますが、そのくらいで事件簿というほどではありません。謎解き期待の方は肩透かしかも。植物のお話も面白かったです。続編は・・・出てないみたいですね。ちょっと読んでみたいなあ。
2022.07.18
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書籍の感想です。今回は「きみはだれかのどうでもいい人」です。きみはだれかのどうでもいい人 [ 伊藤 朱里 ]県の納税部署を舞台にしたお話なのでお仕事小説なのかなと思っていたのですが、お仕事小説とはちょっと違いました。部内である事件が起きるのですが、それを4人のそれぞれの視点から見たお話で紡がれます。女性の生きにくさ、働きにくさなどがこれでもかと書かれ、昼休みの噂話、母親とな関係、上司との関係などがどす黒く描かれ、読んでいて疲れちゃいました。4人がそれぞれ救いを見出し、再生していくのなら良いのですが、ある意味リアルでそんな簡単には再生は訪れません。「それでも生きていくしかない」ということなんでしょうか。あと、4人の視点で描かれるので、時間が微妙に巻き戻ります。完全に同じ時間から開始するわけではないのでどっちが原因でどっちが結果か難しかったです。私はあんまり好きなタイプの話ではありませんでした。
2022.07.17
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書籍の感想です。今回は「本好きの下剋上 第四部 貴族院の自称図書委員1」です。本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員 I」 [ 香月 美夜 ]2年の眠りから覚めたマインちゃん。体力の低下が激しいですが、今回から貴族院での生活が始まります。新しい生活になったことで、新キャラがたくさん出てきます。ちょっと覚えるの大変です。それと下町がどんどん遠くなるのが残念ですね。私はヨハンが結構好きです。ものすごく優秀なんだけど、扱いにくいところもあってまさにグーテンベルク。それをマインちゃんが上手く使いこなすところが面白かったです。さて、今回新しく加わった側仕えの中ではブリュンヒルデが好き。上級貴族でありながら高飛車ではなく、優秀な彼女の今後に期待です。あとはヴァイスとシュバルツが可愛い。表紙のウサギはただの表紙の絵だと思っていたら・・・今後、図書館に入り浸るマインちゃんとどんな騒動を引き起こすのかな〜マインちゃんの聖女伝説が加速する予感しかありません。次巻が楽しみです。
2022.07.16
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書籍の感想です。今回は「黄金の騎士フィン・マックール」です。【中古】 ケルト神話 黄金の騎士フィン・マックール ケルト神話/ローズマリー・サトクリフ(著者),金原瑞人(訳者),久慈美貴(訳者) 【中古】afb先日読んだ炎の戦士クーフリンと同じく有名なケルト神話の英雄のお話です。なのですが、結構趣きが違います。クーフリンのお話とセットというわけではないのですね。赤枝騎士団のクーフリンより時代も下ったフィアンナ騎士団の話は別のお話と思った方が良いかもです。フィン・マックールですが、英雄って破天荒でめちゃくちゃな人が多いですが、フィンは結構まともですね。もちろん、嫉妬したり、怒りに駆られたりシーンもありますが、人間味がある感じでした。さて、フィンの部下といえばディルムットオディナですよね。私はfate/zeroが大好きなのですぐにそう思っちゃうのですが、ディルムットより目立つ部下もたくさんいます。ゴルマックモーナは本当は父親の仇なのですが、フィンが力を示し、団長に就任した際、忠誠を誓い、その後多くの戦いでフィンを助けました。ディルムットはやはりグラーニアとのエピソードが強烈で、強いんだろうけど印象悪いです。わがままなグラーニアが悪いんだけど、それに折れて従ってしまうディルムットは忠義の人というよりはちょっと情けない人な感じがしました。特に自分たちを庇護してくれている巨人の守っているナナカマドの実を食べたいというグラーニアの要求を飲んで、巨人を倒してしまったのは最悪ですよね。フィンが様々な敵を許してきたのに、ディルムットを心からは許すことができず、癒やしの水を与えることができなかったのは自業自得なのでしょうか・・・フィンやディルムットその他の英雄のことが生き生きと感じられる本でした。
2022.07.14
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書籍の感想です。今回は「ふしぎ駄菓子屋銭天堂17」です。ふしぎ駄菓子屋 銭天堂17 [ 廣嶋玲子 ]前巻では銭天堂にさんざん嫌がらせをしていた六条教授が紅子さんからの反撃で大変な目に遭うのですがまだ懲りていないようで、反撃の機会を伺って情報収集をしようとしています。それもあまり上手く行っていないようですが。さて今回の駄菓子はとりあげもち、ルールキャラメル、断捨離だんご、おおらか落花生、いた板チョコです。今回の駄菓子ならルールキャラメルが良いかなあ。でも、どんなルールにするか悩みますね・・・あと、とりあげもちは恐い。こんな強い力を持ったら、上手く制御できる自信がありません。手を出さない方が良さそうです。どの駄菓子の話も面白かったです。幸運を掴み取るか、不幸の種にしてしまうかは本人次第ということなのでしょうね。
2022.07.11
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書籍の感想です。今回は「異世界でカフェを開店しました(9)」です。異世界でカフェを開店しました。(9) (レジーナ文庫 レジーナブックス) [ 甘沢林檎 ]今回ははリサとジークの新婚旅行です。行き先が元同僚のヴィルナの故郷ということもあり、ヴィルナとその婚約者のリクハルドのお世話になります。リサとジークは相変わらずラブラブなのですが、ヴィルナとリクハルドはちょっとしたことから、喧嘩になり、売り言葉に買い言葉、婚約解消とまで言ってしまいます。後悔しつつも、謝るタイミングを掴めないヴィルナにリサはおでんパーティーを提案するのでした。おでん、私も好きですが、下拵えされていて、温めれば良いだけというものしか馴染みがありません。なので、料理に不慣れなヴィルナに教えていくおでんの手順は結構大変そうだなと感じました。リサが「下拵えさえできればあとは煮るだけ」とヴィルナを励ますのですが、その下拵えがちょっと大変だよね。でも、その努力がリクハルドと話す機会を作ったのだと思うので、とても美味しくて素敵なおでんでした。さて、途中でリサとジークが金物街を散策するシーンがあるのですが、二人の仲睦まじい感じが溢れてきてとても良かった。金物とか、陶器とか、漆器とか、見るのって楽しいですよね。全部は買えないけど、見て使うシーンを想像するだけでも、ワクワクします。以前、木曽に旅行に行って、漆器を色々見たときはホントに楽しくて、今回の話を読んでいて思い出しちゃいました。
2022.07.10
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書籍の感想です。今回は「紅霞後宮物語第八幕」です。紅霞後宮物語 第八幕(8) (富士見L文庫) [ 雪村花菜 ]随分間が空いちゃいましたが、8巻読みました。後書き読んだら、ここで第一部完なのですね。この先も刊行されているので全然気付きませんでした。さて小玉ですが、前巻で怪我で倒れちゃいましたね。しかも毒(?)が塗られていたようで生死の境を彷徨い、絶対安静で王都に連れ帰ることもできません。そんな中、賢恭が力を発揮します。賢恭は宦官なのですが、武官でもあります。実際の中国の歴史で宦官の武官という存在がいたかどうかは知らないのですが、宦官ということで侮られており、その油断もうまく使います。有能な将軍です。さて、有能といえば小玉の側仕え筆頭の梅花ですが、彼女はやり過ぎてしまったようです。相手を嵌めようとして、小玉を危機に陥れてしまったようです。自分のミスをきっちり果たしてから、そしてその先に迎えた結末。罰でなく、願いとしての形を小玉に見せたのでした。梅花はどこまでも素敵ですね。さてさて、第二部はどんななんだろうなあ。
2022.07.09
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書籍の感想です。今回は「たまさか人形堂それから」です。たまさか人形堂それから【電子書籍】[ 津原泰水 ]たまさか人形堂の続きです。澪さん、冨永君、志村さんそれぞれ個性的な三人がいる人形屋さんですが、今回も面白かったです。なんでもソツなくこなす冨永君が壁にぶつかってしまう。自分の作ったものは世の中にある人形の粗悪コピーに過ぎないと自嘲する。本物を見てもダメ、職人ではなく、芸術家の作品を見てもダメ、どうしても自分を肯定できず、ついにお店に来なくなってしまう。澪さんは澪さんで職人の気持ちに近づこうと木目込み人形の教室に通い、そこでいかに自分が軽い気持ちで人形に向き合っていたかと痛感する。職人の内面を垣間見るような展開がとても面白かったです。そして「聞けば良かった」という真理に辿り着く。足掻いた上で辿り着いたコト。冨永君をさらに強くしてくれることでしょう。
2022.07.08
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書籍の感想です。今回は「たまさか人形堂物語」です。たまさか人形堂物語【電子書籍】[ 津原泰水 ]時代遅れとも言える人形屋を継ぐことになった澪。小売ではなく、修理に主軸だったため、そこそこ忙しい。そんな人形屋のお話。でもわかるよね〜。人形、ぬいぐるみって替えがきかないんてす。壊れたら新しいの、とはいかない。私も20年来の付き合いのライオンのぬいぐるみがいるのですが、かわりはいません。もし破けて中身出てきちゃったら、腕の良い職人さんに治して欲しい。そう考えると、たまさか人形堂がそこそこ忙しいのは理解できます。澪自身は修理はできないけど、手芸や工作を駆使する冨永君と、本格的な人形の修理ができる志村さんという腕の良い職人に救われる人形。と、人形の持ち主の人々。ミステリーっぽい話もあるのですが、そこはあんまり面白くないです。謎解きもわかりにくいし。なのですが、澪さん、冨永君と志村さんの掛け合いは面白いし、途中で話される人形論も面白い。人形とは、何か。人形とは「人の形を模して作った物、かたしろ」と辞書に載っているらしい。では、「クマちゃんのお人形」とは何か。さらには西郷さんの銅像は人形なのか。形だけの話ではないようです。面白い!続編もちょっと楽しみです。
2022.07.06
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書籍の感想です。今回は「歩のおそはや ふたりぼっちの将棋同好会」です。歩のおそはや ふたりぼっちの将棋同好会【電子書籍】[ 杉元晶子 ]将棋好きです。将棋の小説も好きです。陸上を怪我で諦めた涼。その涼が将棋同好会を作り、歩を誘う。しかし、歩は父から将棋を強制され、逃げるように将棋を離れた過去があったのです。なのでイヤイヤ将棋同好会を始めた歩だったのですが、陸上を諦めたはずなのにそれでも前向きな涼にだんだん歩も前向きになっていく。涼は歩がいてくれて救われて、反対に歩も涼の能天気さ、前向きさに救われるのです。そして歩は「やっぱり将棋が好きだった」ということに気付くのです。涼は全くの初心者なのに、目指せ全国優勝なんて言って、近所の大会に参加します。しかし、当然のように全敗しちゃうところも良いですね。歩は優勝して本気でプロを目指す決意をし、さらにそれまでに涼を初段にすると誓うのでした。いやー、面白かったです。将棋の話なのですが、将棋の難しい話は全然出てこなくて、それなのにすごく将棋の小説で、良かったです。
2022.07.04
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書籍の感想です。今回は「異世界でカフェを開店しました(8)」です。異世界でカフェを開店しました。(8) (レジーナ文庫 レジーナブックス) [ 甘沢林檎 ]ついに婚約したリサとジークですが、リサがマリッジブルー(?)になってしまう。ジークの家族と付き合いを深めていく中で、元の世界の家族のことが頭を離れなくなってしまいます。もう戻れないと覚悟していたつもりだったけど、結婚までしたら、完全に切れてしまうような恐怖を感じたのかもしれません。そんなリサを心配したシアさんは伯父の領地に遊びに行く事を勧めます。行った先で今まで見たことない食材を見かけ、ついつい夢中になってしまいます。そんなこんなで自分がいかに多くの人から愛され、そして自分もこの世界を愛していることに改めて気付くのです。そして結婚式♪幸せいっぱい、笑顔いっぱいです。
2022.07.03
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書籍の感想です。今回は「ケルト神話 炎の戦士クーフリン」です。ケルト神話 炎の戦士クーフリン[新版] [ ローズマリー・サトクリフ ]古事記、ギリシャ神話、北欧神話と読んできて、今度はケルト神話を読むことにしました。ケルト神話はほとんど知らなくて、FGOを遊んでいた時にクーフリンの名前を見たくらいでした。作者のローズマリーさん、訳者の灰島さんの尽力でとても読みやすかったです。クーフリンは半神半人の英雄なのですね。そして本当の名前はセタンタと言い、猛犬を倒したエピソードからクランの猛犬を意味するクーフリンと呼ばれるようになったのですね。FGOだとそこまで猛犬というイメージはないですが、お話の中だと、猛々しさはかなりのものがあります。特にエウェルを花嫁として貰いに行くシーンとか、かなり過激デス(笑)そして師匠であるスカアハ。クーフリンを若くしてアルスターで最強の戦士たらしめたのはスカアハのおかげなのでしょう。ゲイ・ボルグ。宝具とも言うべき防御無効の武器なのですね。fate/zeroのディルムッドオディナが持っている宝具と見た目が似ているので同じものかと思っていたのですが、別物なのですね〜さらにはメーブの5000人の戦士に率いられた軍勢を一人でせき止め続けたのは凄いの一言。クーフリンとメーブとの確執はここに端を発しているのでしょうね。フェルグス・マックロイは父親代わりのような存在として出てくるのですが、フィン・マックールはまったく出てきません。同じケルト神話系だけど、別物なんですね〜ローズマリーさん&灰島さんのコンビでフィン・マックールの話も出ているので、今度はそっちも読んでみようと思います。
2022.07.03
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書籍の感想です。今回は「双月高校、クイズ日和」です。双月高校、クイズ日和 (講談社文庫) [ 青柳 碧人 ]青柳さんと言えば浜村渚シリーズが好きです。でもヘンタテはあんまり好きじゃなかったです。この小説ですが、真ん中くらい。最初は何か読みにくいかなと思っていたのですが、中盤から終盤にかけて一気に読み終えました。クイズに青春を賭ける高校生の話ですが、登場人物がなかなかクセが強くて良いです。7人もいるので、それぞれ引き立たせるのは大変だと思うのですが、それぞれの立場や思いがうまく伝わってきて良かったです。私はサミねえと倫太郎が好きかな。サミねえは学校一の不良なのですが、あることをきっかけにクイズ同好会に入ります。でも、それで更生しましたとかではなく、喧嘩して迷惑かけたり、それがきっかけでメンバが出ていってしまったり・・・サミねえの変化がキチンと描かれています。変化といえば倫太郎もです。彼はルックスよ良さもあり、女の子に苦労しません。そんな彼はアリサを落とすためだけに、クイズ同好会に入ります。そんな彼がアリサではない別の女の子の影響でクイズに真剣に向き合っていくのです。「プレイボーイが惚れたら負け」その通りなのですが、惚れてダサい自分を楽しんでいる感じが伝わってきます。登場人物がイキイキしていて良いですね。楽しかったです。
2022.07.01
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