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シャーロックホームズと伊藤博文が、大津事件の真相を探るというストーリー。明治維新後の日本で起きた事件、そしてその事件の裏で動くロシア帝国の陰謀・・最初から最後まで読み応えがあった作品でした。終盤、当時の皇太子・ニコライに向けてシャーロックが放った「ロマノフ家はあなたの代で終わる事でしょう」という言葉が予言の様に聞こえてなりませんでした。まぁ、ニコライが皇帝となり、第一次世界大戦中の1917年にロシア革命が起きてロマノフ家は滅び、ニコライは妻と五人の子供達と共に処刑されてしまいましたからね。松岡圭祐さんの作品はミステリーばかりだと思っていましたが、最近は歴史小説を書かれるようになったのですね。「黄砂の籠城」は機会が会ったら読もうと思います。
2017年08月26日
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オーストラリアの荒野を舞台にしたサバイバル・ミステリー。最初から最後までハラハラしながら一気読みしてしまいました。とても面白い作品でした。
2017年08月26日
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黒人社会の中で差別や暴力に苦しむセリーと、彼女の妹・ネッティーの物語です。大学時代に一度読んだことがあるのですが、近所の大型書店で平積みされているのを見て、もう一度読んでみたいと思い、購入して先ほど読了しました。セリーは意に添わぬ結婚をし、夫から謂れのない暴力を受け、それに耐え忍ぶ日々を送っていました。セリーとは対照的に、ハーポの妻・ソフィアは夫から殴られても殴り返し、白人の市長から暴力を受けても彼を殴り倒すという闘志を宿した女性です。その所為で彼女は刑務所に入ってしまったのですが、不当な扱いに抗議する黒人の姿を、ソフィアにわたしは重ねました。アメリカの人種差別の根は深いものですが、半世紀前は法律で人種差別が許され、白人が黒人をリンチし、殺害し、レイプしたりしても罪には問われませんでしたが、今は違います。アフリカで逞しく生きる妹からの手紙を読み、自らも闘う事を選んだセリー。この作品は、人種差別や性差別といった重厚なテーマを描いていますが、文章が難解ではなく読みやすく、セリー達に最初から最後まで感情移入できました。セリーとネッティーが再会するシーンは感動しました。
2017年08月26日
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アフリカ大陸の西部に位置する国・シエラレオネの内戦を描いた作品です。Gyaoで無料配信されていたので観ました。シエラレオネ内戦で話題となったのは、少年兵と紛争ダイヤの存在でした。紛争ダイヤは、反政府軍が村人達を強制的に拉致し、労働し、採掘場で彼らから搾取したダイヤを市場へ流通させ、利益を得るという代物で、タイトルは直訳すると「血のダイヤモンド」。レオナルド・ディカプリオ演じる元傭兵でダイヤの密売人・アーチャーと、漁師として平和に暮らしていたのに、突然反政府軍によって村を襲撃され、息子を彼らに攫われたソロモン、そして紛争ダイヤの陰に蠢く陰謀を暴こうとするジャーナリスト・マンディー、この三人がこの作品の主人公です。彼が反政府軍の採掘場でピンク・ダイヤモンドを発見したことによって物語は幕を開けるのですが、何よりもソロモンと彼の息子・ディア、そして彼の妻と娘達が可哀想でなりませんでした。ディアは医師を目指し、サッカーや勉強に励む普通の少年だったのに、反政府軍に拉致され、麻薬を打たれ、殺人兵器として洗脳されてしまいます。作中には少年兵達を反政府軍のリーダーたちが「教育」する場面や、虐殺の場面が出てきますが、戦争の愚かさがリアルに描かれており、またソロモンと再会したディアの目が死んでいる事に気づいた時悲しくなりました。ソロモンは自分に銃を向けるディアを優しく諭し、彼を抱擁するシーンがあるのですが、以前のディアに戻るには何年もの時間がかかるだろうと思いました。真実を明らかにするため、家族を取り戻すために黒幕と取引をするためにロンドンへと向かったソロモン。家族を無事取り戻した彼ですが、ソロモンを助けてくれたアーチャーは命を落としてしまうという悲しい結末を迎えてしまいました。ダイヤモンド―それは世の女性をいつの時代も虜にするものでありながらも、時としてその煌びやかな輝きの裏にはおびただしい人々の血が流されている―強いメッセージ性がある映画で、いい作品でした。
2017年08月24日
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昨年の秋に最初んだときは主人公の泉にイライラしていましたが、再読すると彼女と葉山、そして彼の妻との関係、泉と小野との関係が色々と絡み合って複雑なものとなり、葉山と泉が結ばれないとわかっていながらも密かに泉を応援してしまいそうになりました。泉が物語の終盤で、葉山も自分のことを想っていたことを知り涙する場面があるのですが、彼女が過去に踏ん切りをつけて新しい未来を築いてゆこうとしているのだとわたしなりに解釈しました。切なく、どこかほろ苦い恋愛小説でした。
2017年08月22日
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それぞれ秘密がある五人の高校生。その秘密が中盤あたりから明らかになり、何だかこういうマイナスの感情って誰でも抱えているんだろうなと思いながら読み終わりました。「君の膵臓〜」で感動し、最新作だということで期待して読んだので、呆気ない結末に少しがっかりしてしまいました。
2017年08月22日
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久しぶりに母とラナイカフェでランチをしました。ガーリックシュリンプとスパイシーキチンのランチで、ガーリックシュリンプはエビがプリッとして美味しかったし、チキンも食べごたえがあり、ご飯も美味しかったので大満足のランチでした。
2017年08月22日
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母の誕生日祝いに、再び五穀へ食事へ行きました。デミカツ定食は衣がサクッとしていて、お肉もジューシーで美味しかったです。
2017年08月20日
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痛快な作品でした。お客様相談室って、結構大変な仕事ですよね。副社長の裸の王様ぶりにいらっときましたが、勧善懲悪な結末を迎えてスカッとしました。面白くて一気に読めました。
2017年08月19日
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ほうという一人の少女の、成長物語として読み進めていましたが、やはり加賀様が鬼と呼ばれるようになった事件の真相が、将軍が自分の側室だった女を加賀に与えたというゲスいものだったとは…あと、恋敵の琴江を毒殺した美祢も将軍同然にゲスい、というよりもひたすら気持ち悪い女だった。宇佐の一本気があり芯が通った性格や、琴江の仇を討った一馬、そしてほうに「宝」という名を与えた加賀が死んでしまうのが後味悪かったです。加賀は結局、藩にまつわる陰謀の駒に利用されただけで、死後鬼と呼ばれていた彼が神として祀られるというのは、太宰府に流刑にされ死後怨霊となり、その祟りを恐れた帝がその怨霊を学問の神として祀った、菅原道真の話と重なるものがありますね。結局祟りとか怨霊伝説というものは、人々の恐怖心が生み出したものかもしれませんね。
2017年08月19日
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住んでいた村を飢饉が襲い、吉原へと売られた駒乃。煌びやかで美しい吉原は、「苦界」と呼ばれる女達の生き地獄でした。駒乃の姉女郎・翡翠花魁は身請けされて廓から自由の身となりましたが、大抵花魁であっても吉原の外へと出て行けるのは死ぬときなので、彼女は運が良かった方なのでしょうね。駒乃は林太郎という医者に出会い、彼と足抜けして長崎で暮らし、労咳に罹って32歳で亡くなります。遊郭という過酷な場所や、遊女達の生活を垣間見たような気がしました。
2017年08月19日
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ブックオフで見つけ、購入した本。タイムマシンで14世紀フランスへと飛び、戦乱の中に取り残されたジョンストン教授救出へと向かったケイト、マイク、アンドレ。ITCという会社が開発したタイムマシンに重大な欠陥が見つかり、37時間以内にケイト達が教授を救出できるのかどうかというスリルを最初から最後まで夢中になって読みました。ITCの社長・ドニガーの悪辣さに始終イライラしっぱなしでしたが、最後は黒死病で死んだようで少しスカッとしました。映画はまだ未鑑賞ですが、原作とは若干設定が違います。まぁ、映画と原作は別、と割り切って観ればいいか。
2017年08月17日
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枝豆と塩バターとの相性がよく、上品かつマイルドな味わいでした。
2017年08月17日
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昨夜、母が一昨日近所のスーパーで買ってきたロールケーキを夕食後のデザートに食べました。クリームはしっとりとしてあまりしつこくなくて美味しかったです。甘さも控えめで食べやすかったです。
2017年08月17日
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久しぶりにイオン泉南で家族と出かけ、蕎麦屋でランチ。写真はわたしが頼んだ親子丼御膳。親子丼の温泉卵が美味しくて、お蕎麦も美味しかったです。母が頼んだ穴子一本揚げ天丼。衣がボリュームがありましたが、中はスカスカで少し残念でした。
2017年08月15日
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爽やかで甘くて美味しかったです。
2017年08月13日
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ブックオフで購入し、先程読了しました。失踪した夫を探しに、彼が入り浸っていたパチンコ店で調査をする妃美子。パチンコ業界を舞台にしたミステリー小説とだけあって、パチンコ屋の裏事情などが詳しく描かれており、とても面白かったです。パチンコ依存症となり、借金まみれとなってしまう老女の存在など、他人事とは思えませんでした。わたしはパチンコ店の騒音が苦手で、そういった場所には一度も入ったことがないのですが、パチンコに一度ハマると抜け出せなくなる、勝てると思って金をつぎ込み、更に借金が増えてゆくーそういった負の連鎖を断ち切るには、やはりパチンコに手を出さないのが最善の策でしょうが、娯楽がパチンコしかない場所もありますから、簡単には言えないですね・・580ページもある長編でしたが、二日で読了してしまいました。
2017年08月10日
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どんな時もポジティブで自分の信念を貫いたキャシーの姿が凛としていて格好良かったです。デズモンドは嫌な奴ですが、こういうたぐいの男はたくさんいるでしょうね・・ビリーが死んでしまったのは残念でしたが、キャシーがニックと再会するシーンは感動したし、何だかまた新しい物語が始まりそうな予感がしました。面白くて一気読みしてしまいました。
2017年08月08日
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シグマフォースシリーズ、最新作。今回は霊長類の研究、そして人類にまつわる謎をグレイたちが解き明かすのですが、メインは遺伝学者・マリアと、コワルスキ、そしてマリアが飼育しているゴリラのバーコだったような気がします。マリアによって手話を教えられたバーコは、コワルスキとコミュニケーションを取りながら彼のピンチに駆けつけたり、エピローグでは自然へと戻り、新しい家族が増えたことをマリアに報告したりと、何だか憎めない存在でした。今回も一気に読了してしまうほど面白かったのですが、シグマフォースの宿敵であるギルトの正体も徐々に明らかになっていくのでしょうか?
2017年08月08日
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友人のエミリーが、突然失踪し、ステファニーは育児ブログで情報提供を呼びかけるがーというストーリーなのですが、第二部からエミリーの出生の秘密と、彼女が何故失踪したのか、そしてその真相が明らかとなり、「うわ〜、こういう女嫌だわ。」と読み終わって思わず叫びそうになりました。何だかエミリーみたいな女性とは関わり合いたくないですね。「ゴーン・ガール」は未読で、映画も観ていませんが、作中で紹介されたパトリシア・ハイスミスの作品は読んでみようかなと思っています。まるでジェットコースターに乗っているかのようなサスペンスでした。
2017年08月04日
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原発をテーマにしたスパイ小説ですが、最初から最後まで目が離せない展開が続いて面白かったです。
2017年08月04日
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何度読んでも、この作品は面白いです。多重債務者となった女が他人の戸籍を奪い、他人に成りすます・・現実にそういった事件が起きており、何だか現実味が帯びていてページを捲る手が最初から最後まで止まりませんでした。宮部みゆきさんの作品は色々と読んでいますが、やっぱりこの作品が一番面白いです。
2017年08月02日
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犯罪被害者支援課という、聞きなれない架空の部署を舞台にした刑事物だったので手に取って読んでみたのですが、何だか暴走運転の犠牲者達が報われない結果になってしまい、読後感が少し後味悪かったです。このシリーズ、余り好きじゃないかもしれません・・
2017年08月02日
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池井戸潤さんの作品は何作か読んでいますが、この作品を読んだのは三度目です。友人の死の真相を突き止めた伊木でしたが、何だかほろ苦い結末でした。犯人が悪びれもせずに次々と人を殺すことに罪悪感を抱いていないというのが・・池井戸潤さんの作品は勧善懲悪な結末のものが多く、この作品もそのひとつなのですが、犯人の恐ろしさがただただ怖かったです。
2017年08月02日
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チョコミントを、そのまま紅茶にしたような感じでした。チョコミント大好きなわたしですが、これは普通にミントティーとして売り出せば良かったのでは?と思ってしまいました。味は悪くありませんでした。
2017年08月02日
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