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こんな時間が取れたのも、ほーんとに久しぶり。あまりにも時間が経ちすぎて、前にどこの何を聴きに行ったのかも忘れた。介護介護に心身振り回され、それに加えて私の持病の投薬治療やその副作用による体調不良そして特殊手術・・・とかいろいろ自分の思いどおりに使えない、心身余裕のない日々がここ何年も続いてたから、ずっとこんなゆったり寛ぐことなんか、できなかった。けど、やっと音楽をゆっくり楽しむ時間がもてた。実際には、運よくとあるルートから“御招待”を受け、たまたまチャンスが巡ってきたのだけれど。読響サマーフェスティバル2017 と題された「ルイージ特別演奏会」(at 横浜みなとみらい大ホール)に行って来た。今までで一番演奏者に近い席で、軽くびびる。でも、指揮者の表情も見られる距離と角度で、始まる前から気分が高まる。世界的マエストロのひとりと言われるイタリアの巨匠ファビオ・ルイージ氏が、55周年の歴史を誇る読響(読売日本交響楽団)と初共演!というスペシャルな企画。読響の演奏は以前、TV公開録画で一度だけ鑑賞しているが、その時は個人的にはあまりインパクトがないように感じた。素人が何を言うかって叱られそうだが、他の楽団をいくつか観た中でも、そのくらいの印象だった。それが今回、前とは全く違い、すごくいい演奏で魅せてくれた。巨匠ルイージ氏によるマジックなのかなんなのか、イタリア人らしい彼のアグレッシブなタクトさばきに導かれ、彼等の演奏も一層熱を帯びていた。TVやラジオそしてアルバム音源では時々、いろんな楽団の演奏を楽しんではいるもののこの汗や息遣い、うねりを伴う躍動感は、やっぱり生でなければ味わえない。指揮者の全身から漲るパワーが、見えない無数の糸を巧みに操るように奏者たちが連動していくつもの楽器が音を重ね、彩りに花を添えていく。正直なところ、クラシック初級レベルの私には高度すぎるプログラムではあった。それでも飽きずにいられたのは、魅力満載の指揮者の一挙手一投足とコンマスのソロ・ヴァイオリンの艶と憂いある音色、それらがあまりにも素敵だったおかげ。子供の頃にバレエやピアノをかじった程度の知識でも、2時間近く充分楽しませてくれるのだから、演奏家は凄い。音楽の力は偉大だ。ジャンルにとらわれず、音を聴くのはいいことだ。私の場合、子供の頃から常に何らかの音に触れ、大人になってそれに関わる業界で生業としてきた時期がいくらかある。でもそんな経験が全くなくても、音楽を浴びる機会をたまにでももつことは、癒しにつながるし、感性も磨かれると、改めて思う。いきなりの猛暑復活で、外は息もできない程の不快指数だったが、快適なホールで、指揮者の楽譜をめくる音も感じる距離で、音のシャワーを心身に浴び、すっかりリフレッシュできた。さぁて。今からまた、いつもの暮らしを、がんばりますか!★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「桃桃桃たまにバナナ!の日が続く。」
2017.08.25
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もっとラフでいいとか簡単に言われても頭じゃモチロンわかってるけど、これがなかなか・・・できるもんじゃない。私はきっと頭がカタい。柔軟でいるつもりでも、自分がこれ!と決めたことや信じて続けてきたことをそう簡単に崩せないし変えられはしない。そんな度胸も多分ない。あんな風に言われたとおりに、すぐに手を抜ければそりゃ人生ラクでいいけれど、不器用だから、ラクをするのも時間がかかる。間違っていることを、きちっと正すのが本業だから、ほんのひとつの手抜きも許されない緊張感の中、長年働いていて、それなりに小さいながらもプライドがあるから今さら正しくないのがわかってるのにスルーして、完全な間違いだけに目を向ければいいとか何度言われても、そんなにあっさり割りきれない。間違いは間違いだと全部正したい。だけどそこまで求めていないと言うのなら、テキトーに手を抜けるよう努力するしかない。そう、これは努力。私にとって、今の仕事でアクセル踏みすぎないで、徐行運転で先方の求めに応えていい仕事をするには、適度に力を抜き要領よく手を抜き、でもプロには徹していかねばならず・・・これまで何十年と真っ向勝負・全身全霊かけて働いてきたバカ正直な、ただそれだけが取り柄の私には、かなり難しいことだから上手い具合に緩急つけられるよう、努力努力ひたすら努力で自分の熱量を抑えるようにするしかない。ふぅ。そうは言っても。いい加減に仕事するのは、自分自身、許せないものがある。だから『好い加減』を目ざしたい。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「読書感想文を500円で売るなんて。それを親に頼んで買うなんて!(呆)」
2017.08.25
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ちょうど二ヶ月目にして、初めて暇をもらう。新しい仕事の待機中、次の依頼がないという連絡。拘束から解かれたのは、正直すっごく嬉しかった。けど、ここがフリーランスの悪い癖で、内心疑ってかかってる自分がいる。『もしや私の仕上げた内容に問題が? だから少し距離を置かれた??まさかこのままフェードアウト???』いや、いや、ほんとこんな歪んだ性格で、爽やかボスに失礼すぎる。でも依頼主にこういう事を急に言われると、内心不安で仕方なくなるのは、校正の仕事でも同じだし、もっと前のライター時代から何も変わんないから。その恐怖と言うかちょっと不安な気持ちが、ものすごく久々に蘇っただけ。まー、私がここにきてちょっと一回楽をしたくて、「家族が入院」話をしちゃって、「今、家の方が忙しいですよ~」光線を出してしまったから、向こうも気を遣ってくれたのかもしれない。てか、この時期暇になるとは前もって聞いてたから、私を使わないとか、そんなのは私の勝手な誤解だ。だからここは、素直に快く休みを受け容れよう。さて、困った。いきなり予定が変わり、これから一週間の目標がなくなってしまった。校正の仕事もおそらく今は暇な時期。だから声もかからないだろう。そうなると、何をすればいいんだろ? この前までそんな暮らしをしてたクセに、いきなり自由を目の前に出されると、まるで動けない。でもひとつ、こんな事態をわかってたかのように、とある音楽会のチケットが手に入った。これもほんとに予期せぬことで、届いた時に驚いた。そんなわけで、今少し、休みなさいってことかな?新しい仕事を掛け持ちするようになり、少し慣れた頃に姑が入院騒ぎを起こして実母の体調面の心配事もあり・・・なんだかんだで心身落ち着かない日々だった。そのざわざわした気持ちを、今のうちに鎮めて、体も回復させなさい、と。そんな風に天の神様だか仏壇のご先祖様だかなんだかが、言ってくれてるんだと好いように思い込んで、ちょっとだけ休もう。ひと足遅れのお盆休み、ありがたくいただきます。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「独り身男性にお返しで御当地品1万円相当か・・・なかなかの難問だ。」
2017.08.18
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「本物を見てみたいなぁ」そう言い出したのは、私じゃなくダンナの方。いつも“彼”の番組を私が楽しみに見てるのを、一緒に黙って見てはいるけどまさかそこまで、ダンナも興味を持っていたとは!そんなわけで夫婦で『ねこの京都』岩合光昭写真展&トーク会に行って来た。朝から酷い雨で、いくら夏休み・お盆休み中とはいえ、さすがにそんなに来ていないだろう・・・と思っていたら大間違い。会場に着くとそこにはもう、想像以上の人だかりと熱気が。予定時刻を少し過ぎた頃、進行係の紹介の声に促され、ご本人登場♪大勢の観客を前にした彼の第一声は、「みんな・・・いいコだねぇ」TVで聞き慣れたあの言葉を、こんな近くで生で聴けるとは、嬉しすぎる。岩合さんが猫と遭遇した時、その言葉を発すると、とたんに猫たちの緊張感や警戒心が解ける。温かく優しいトーンで発せられる魔法の言葉。それを私たち猫バカに向かって、言ってくれるサービス精神に感動。言われた瞬間、そこに居た誰もが笑顔になり、どよめいた。生岩合さんは、想像していたよりも肉付きがよく、大柄な感じを受けた。一年じゅう国内外の猫を探している人だから、健康的に日焼けしていて年齢よりは若くも見える。私が編集者の頃、沢山のカメラマンと出逢ったが私の知ってる写真家は主に、ミュージシャンや芸能人を撮るのがメインで、岩合さんの撮るものとはジャンルが違う。同じ生き物をファインダー越しに見てると言っても、人を相手にするのと動物相手じゃ全然違う。だからなのか今まで会った誰とも似ていない感じがするのは、彼の撮る被写体の影響が大きいのかもしれない。わずか30分の短いトークショウだったが、きっちり30分喋りきるのはプロだ。しかも全然捨てるネタがなく、最初から最後まで興味深く、時々爆笑も起きるほど楽しい時間だった。ほんとうはその後のサイン会にも参加したい気もしたが、なんだか直接会って話しかけるのは、恐れ多い気がして・・・ああでももし、今も私が編集者やライターを続けていたら、絶対に会って話を聞いてみたい人。むしろ弟子にしてほしい。レフ板持ちでも荷物運びでも、猫のご機嫌直しでもなんでもいいから補佐したい。それくらい岩合さんは、猫の知識面でも仕事の面でも憧れの人のひとり。話を聞いて、裏表のない穏やかな人柄に惚れ直し、ますます興味を持った。やはり好きなモノを夢中で追いかけている人は、素敵だ。それが私の好きな猫ならば、なおさら。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「お盆だからかお父さんが夢に出てきたダンナ。ピアノが弾きたかったと言われたらしい。トイピアノでもお供えしとく?」
2017.08.14
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やっちまったなー!! と叫んでた芸人もとっくの昔に消えてしまったが、我が家じゃ、私が代わりに叫んでる。先日の早朝。まだ起きるには早い時間帯。自宅の電話が鳴ってやみ、またすぐに鳴る。なんだかとてもイヤな気がして、飛び起きる。ダンナもつられて体を起こす。留守電になり始めて、流れてくるその内容で、ふたりとも完全に目が覚めた。姑が、転んだ。朝、施設の食堂に向かうため、スタッフに誘われ自分のベッドを降りてすぐ。この日目覚めてから彼女は、動きたくてウズウズしてたと、後でダンナに話したそうだ。そのせいでか、いつものようにせっかちだから、急いで動こうとしたんだろう。レビーのせいで体が、もうそれ程動かないのに、最近歩行器移動で調子に乗ってたらしいから。そのせいで、頭を打ったし、曲がった背中もまた打った。部位が部位だから、ERに送られたという報せ。目覚めてすぐ私の頭に浮かんだのは、もう7か月近く顔を見に行ってないこの姑の顔だった。最近全然考えないようにしてたのに、急に「大丈夫なのかな?」という思いになり。そしてこの数日前、姑最愛の義弟が大荷物をカートで引きずり、私達ふたりの元にやってくる夢を見た。そんなことが連続で続いたもんだから、「私もすっかりこの家の人間になったんだなー」と、この一家に染められてく自分に、溜め息をついたり苦笑いをしたり・・・かなり想いは複雑だった。そしてこの朝の出来事、である。いつもの私にありがちな“虫の知らせ”、ってやつなのか、今回も正夢っぽくなっってしまった。急性クモ膜下を起こした彼女は、その日から入院することに。初めから意識もあるし、危険な24時間も無事越えたし、もうリハビリや食事もできるまでになってるらしいが、めまいがあると言って、すぐに何もかもを頼り甘える悪い癖は変わらず。すでに病院スタッフを困らせている模様。転倒時に施設の対応のまずさももちろんあるのは確かだが、結局この人、前に足のつけ根をデイケアで派手に転んで折った時と、何ひとつ変わらない。いつもどこでも誰かに身を委ねてしまってるから、自分で自分の身を守ろうとゆー意識がまるでないのだ。遡れば、もっとずっと前からだ。彼女がまだ元気で風邪もろくに引かないくらいタフだった頃。日本海側の実家で独り暮らししてる時にも、一度派手に転倒して額を流血させながら、こっそり病院に行き、事後報告され、呆れたことがある。あの時もうっかりから、庭で脚立から足を滑らせ、敷石に頭から落ちたとか。救急車が恥ずかしいからと、タクシーを呼び、頭から血を流しながら乗ったからドライバーさんに救急車を呼びましょうか?と言われたと聞いた。そりゃそうだ。この人、これ以外にもこんな感じで、やたらと外傷が多い。それも毎度のことだが、転倒しそうな不安定な状態になっても、受け身をとらない。普通とっさに頭や顔を覆うと思うがこの人、思いっきり、頭から突っ込んでいく。だから生傷は絶えない。夫婦でインフルエンザに苦しんでても、ひとりだけ全然ケロッとしてるくらい、ずっと病気知らずだったその代わりに、あちこち骨折したり捻挫したり火傷したりそれもぜーーーーんぶが、本人が周りに注意を払えば防げるうっかりミスばっか!すぐに調子に乗る人だから、「若い頃から、慣れた頃になんかやらかす」のだ。ついこの前、施設のスタッフ達から「体調も落ち着きすっかり生活に慣れて楽しんでますよ」と報告を受けた。だから今が一番、油断しちゃいけない時だった。私達も穏やかなふたりの時間の中で、その事を忘れていた。ありえない、ほんとありえない!!自分の身を自分で守る気が、ないまま老女になったからしかもこの人、一度痛い想いや辛い想いをしても、後に全く生かせない。教訓にできない。喉元過ぎればなんとやら、で、その一時を越えればすべてナシにして記憶さえ完全になくしてしまう。あのリセット力は、ある意味羨ましい。何でもねちねち引きずりがちな私には、全く備わってない能力だから! でもここまで命に関わるような痛い目に遭うんだから、今度こそはいくらボケかけだからと言っても、この痛さだけは忘れないでほしい。ホントに今回は、もう少し脳内の出血量が多ければ、完全にアウトだった。この件で、先生にダンナは言われたそうだ。「また転倒する恐れもある。次にやると危険だから、今後は車椅子にした方がいい」と。この重大な事態を、本人はどれだけ理解できてるんだか。ま、とりあえず、山は越えた。今日、私の見た夢の通りの格好で出張先からそのまま、病院に現われたらしい義弟。正夢もこんなもんばっかじゃ、疲れるわ。しばらくリアルな夢は見たくない。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「なんだか最近、我が町のあちこちが変わってく・・・」
2017.08.11
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