3月25日 (15日目)
娘の初出社日。電車も動かずバスも不定期なため、初日から遅刻するのもみっともないので、親馬鹿ながら送って行った。幼稚園入園式以来6度目。まさか社会人になってまで送る破目に陥ろうとは。
ガソリン不足で渋滞知らず。いつもなら30分かかるところ、15分で着いてしまった。(写真:仙台市中心部午前8時)
街は特に地震の爪あとも見当たらない。建物一つ一つを良く見なければ、何百年もそのままそこにあったような、いつもと変わらない街だ。あちこちに車の行列ができている。スタンドの給油待ち。市街地の1ブロックを左折、左折で連なり、最後尾が先頭車に届きそうな行列だ。
300台待ちで一台当たり7m占有すれば、2kmの行列になってしまう。何時間も待って、結局今日は販売しないことが分かったり、列の最後に付いて果たして在庫があるかも分からず、今日の給油は止める。とにかくガソリンが無ければどこにも出かけられない。地震以来家族揃って食事をすることが多くなった。数年振りのような気がする。食事が済むと二人と一匹は炬燵の回りで眠ってしまった。
このため息の出るような、なんとものんきな風景の、なんともいえない安心感。何もないことが、いつもと変わらないことが一番のしあわせだと痛感する。
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