おまけに困ったことに義母は圧迫骨折で入院中。
マイナンバーカードは無論のこと、個人番号通知カードさえどこにあるかわからぬという。
カミさんと実家の片付けということにして家探しをした。
大事そうな書類は全部ひっくり返したが、徒労だった。
最後の手段は、個人番号記載の住民票を取得すること。
そう言っても本人は不在。
委任状を書いてもらい、カミさんと義母の関係を証明しても簡単には出してくれない
住民票の住所に書留で送り、それを受け取るしか方法が無いという。
無人の家だから配達されても誰もおらず持ち帰り。
届いたころを見計らって出向くと、不在通知が入っていた。
配達時刻を指定し、郵便屋さんの到着をただただ待つ。
個人番号を知るのに二日もかかった。
義母が元気ならすんなり書類がもらえたかというとそうも行かず、何しろ顔写真付きの身分証明書を一つも持っていないのだ。
本人である証明ができない。
結局役所の発行する書類を受け取るには、自宅まで書留で郵送されるのを待つしかない。
昔はもっと緩かったのになと思ってしまう。
うちのかみさんもパスポートが失効し、運転免許は持っていないので、顔写真入りの身分証明書が何一つなかった。
マイナンバーカードで助かっているごく少数の一人かも知れない。
その時まで必要も無く実印を持っていなかったり、顔写真入りの身分証明書を持っていなかったりですると、面倒になりがちだと思う。