家族留学奮闘記

家族留学奮闘記

2023.11.10
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テーマ: ☆留学中☆(2566)
カテゴリ: 留学情報

前回の記事 ​は社会人として留学する意義を考えた。今回は研究の視点から大人留学の意義を考えてみたい。
なお私は研究業績をあげているわけでもないし、著書があるわけでもなくごく普通の会社員である。しかし大学院に入学するためには自分の分野を定める必要があり、研究分野は出願や大学院の選択に非常に大きな影響を与える。留学と研究は切っても切り離せない関係だ。


研究者として留学する意義:

読者の中には大学院進学であれば日本国内でいいじゃないかと思われるかもしれない。しかし、私は海外の大学院進学を選んだ。どうせ大学院に進学するのであれば、自分の価値観を根底から覆すような経験をしたいと思ったからだ。自分が慣れ親しんだ日本よりも海の向こう側に渡った方がそのような経験が沢山できるのではないかと考えた。沢山の論文を読み込みクラスメイトと議論をしてその議論の内容をレポートに落とし込む作業が秋学期以降繰り返されている。その全てを英語で行なっている。英語の語学力は勿論だが、英語で議論を継続する力も求められる。英語の知識を知っているだけでは歯が立たないのだ。是非これから留学を検討される人は英語を実際に使う機会を設けるよう心がけてほしい。

また、折角自分の専門性を高めるのであればその道の第一線で活躍されている研究者から学びたいと考えた。欧米の大学は潤沢な研究資金があり、その資金を人材確保や研究費のために惜しみなく費やす。(その分年間の学費も非常に高額になるのは以前述べた通りだ。)自分が読んだ専門書の著者本人から少人数で指導を受けることができるのは大変幸せなことだ。研究環境の上でもアメリカは非常に優れていると感じている。また、アメリカは成果主義で学生からの評価が低かったり、業績を残していないとすぐに解雇されてしまう。そもそも年功序列という概念がアメリカには存在しないのだ。厳しい世界だが、厳しい世界だからこそ高い教育・研究の水準が保たれているような気もする。

また、世界中から集まった学生と一緒に学べるのも海外で学ぶからこそ得られる経験だろう。アメリカは国籍を問わず優秀な学生が集まってくる。様々なバックグラウンドを抱えた学生と一緒の教室で学べるのは非常に刺激に満ちている。日本ももっと留学生の割合が増やしたら英語の能力も学びの質も変わってくるのではないかと密かに思っている。


以上研究の視点から大人留学を考えてみた。次回は父親としての視点から留学の意義を書くつもりだ。

それでは良い1日を。

きたろう








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最終更新日  2023.11.10 07:52:32
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