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「世界遺産とポケGO」の旅を書き始めたところですが、またちょっとお出かけしてきます。後半はブルサ市主催のオヤフェス&オヤコンテストのゲストスピーカー&審査員のお仕事があります。それが終わればいよいよ「オヤフェスJAPAN2021」のスタートですね!プレイベントとして7月29日に主催のオヤマニアの会の茨田(マンダ)さんとインスタライブを行いました。オヤの関わり、ご自身のトルコ滞在、イーネオヤ修行旅の想い出、そしてオヤフェスの詳細などをお尋ねしました。アーカイブをYouTubeで公開しましたので、オヤのこと、トルコ滞在の話など興味ある方はぜひぜひご覧ください。また「オヤフェスJAPAN2021」期間中にはライブトークを始め、コンテスト結果、ブルサの村々でのイーネオヤ調査の話など公開していきますので、チャンネル登録がまだの方はぜひチャンネル登録をしてお見逃しないようによろしくお願いいたします。↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021 ライブトークVol.0(オヤマニアの会 茨田さん)------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 31, 2021
直前のお知らせで恐縮です。本日7月28日(水)20:00~ウエディングプランナーの森りかさんとのトークイベント「トルコのお茶会」が開催されます。内容はトルコの話もろもろですが、海外挙式にトルコをイチオシの森りかさんとトルコの魅力をお話したいと思います。1時間という長い時間ですが、いつもお話をしているとアッと言う間に終わってしまいます。トルコに興味のある方、ぜひご視聴ください。視聴はFacebookの森りかさんのアカウントから。視聴中のコメントなども受け付けますので応援メッセージ、ご質問などありましたらよろしくお願いいたします。励みになります。↓↓↓↓↓森りかさんFacebook終了後は私のYouTubeチャンネルでも公開しますので見逃された方はそちらでご視聴ください。 ↓↓↓↓↓ikumi nonaka チャンネル続いて明日7月29日(木)21時~8月6日(金)~29日(日)開催の「オヤフェスJAPAN2021」のプレイベントとして、主催のオヤマニアの会の茨田(マンダ)さんとインスタライブを行います。私のインスタのアカウントで行いますので、ぜひフォローがまだの方はフォローをお願いいたします。8月のオヤフェスJAPAN2021 期間中には私が聞き手となり、5名のゲストをご招待してオヤやトルコについてお話をお伺いします。↓↓↓↓↓野中幾美のインスタグラム前回のオヤフェスJAPANはおかげさまで展示会場に人が入りきれないほどの盛会になりました。今回はコロナ禍ということもありオンラインでの開催ですが、全国どこからでも参加していただけますので、前回会場にいらっしゃれなかった方も今回はぜひ覗いてみてくださいね。インスタライブの他に、平尾直美先生のワークショップ、野中幾美のお話会「ブルサの小さな村々を訪ねて~イーネオヤの伝え話」、みなさまのイーネオヤ作品のご紹介などをしていきます。8月6日には本家ブルサ市主催のオヤフェス&オヤコンテストの審査結果が発表となります。日本からもたくさんの方が作品参加をされている今大会、入賞者が出るのかとても興味あるところです。私は審査員として会場におりますので、もし状況的に可能でしたら、会場からの生中継もインスタグラムでできたらいいなと思っています。当日難しい場合は後日YouTubeチャンネル「ikumi nonaka」でお届けします。オヤフェスJAPAN2021では作品を出された方、間に合わなかった方、オヤコンテストのことを知らなかったわと言う方・・・を含めてイーネオヤ作品を募集中です。詳しくはオヤマニアの会さんのブログをご覧ください。⇒ ★------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 28, 2021
ウスパルタのラベンダー畑を堪能した後は、コンヤへ。そこからさらに東方面に行けるだけ行こうと、宿は事前に予約をせずに、状況により前日に決める方法で旅が続きました。ちょうどコンヤに着いた時はトルコの犠牲祭の9連休の初日で、地域によってはホテルはとりにくい、もしくは料金が高い状態ではあったと思いますが、幸いにもその後もビーチリゾートから遠ざかる方面のため、事前に調べたホテルの空き状況や料金も普通でした。最近、ホテルに直接問い合わせして安い場合と、旅行サイトを利用した方が安い場合とありますので、これはホテルによって予約方法を考えるのがよいかと思います。直前の場合は特にサイトを使った方が電話でのやり取りなど言葉の問題もなく予約できますね。直前だと安く出している場合もあるのでその辺りは臨機応変に。ホテルの予約の際に名前や電話番号、身分証明書番号を入力しますが、中にはHESコードを事前に知らせなければならない場合もありました。代表者のみの氏名でよい場合と、同行者全員のデータを必要とする場合もあります。特に私の場合は外国人なのでパスポートだけ見て、ノーチェックのところもいくつかありました。入国の際にワクチン2回接種か、72時間前の陰性証明書が必須なのであまり気にしないのでしょうが、在住の外国人だとはなかなか考えないようです。例えば一番時間がかかったのがコンヤのラマダでした。ホテルに着くとまず入り口で体温、HESコードの確認がありました。レセプションで再度、パスポートとHESコードの確認、そして感染症に関する署名を宿泊者全員が必須。予測してすぐに取り出せるように準備はしていたものの、カードキーをもらうまでかなり待たされました。時間が長いことに対しては文句はなくて、少なくとも宿泊客のチェックはしているということで安心でもあります。逆に代表者だけチェックで後はいいです・・・の所は他の宿泊客に対してもそうしている可能性があるわけで心配です。ホテルの部屋のサービスでおいてあるコーヒー、紅茶などのカップは紙コップが用意され、使い捨てでした。そして朝食は入り口のところで部屋番号を確認すると共に、マスクと手袋を着用をお願いされ、さらにプラスチック版で料理が保護されていて、自分で取る方式でした。マスクはもちろんして行っていましたが、入り口で手袋を渡されたので全ての宿泊客もマスクと手袋をしていましたのでその点はちょっと安心しました。これらはコンヤのラマダの例ですが、ここが一番厳しくてあとは段々緩くなっていきます(笑)。今回はその都市に大型ホテルがない場合は仕方がなく町で一番大きなホテルを選びましたが、それ以外は新しめの5つ星ホテルを選びました。やはり感染症がまだ収まっていない中での旅行ですので、管理がしっかりしているだろうという期待の元でしたが、同じ5つ星ホテルでも都市により色々でした。ホテルの対応もありますが、宿泊客の意識の違いもあるかなと思います。現在、行動が自由ですのでなんとなく感染症が収まった気持ちになっている人が多いのかと感じました。マスクもせず、朝食バイキングの前で唾を飛ばしながらおしゃべりしているのを見ると、その料理を取るのを躊躇してしまいます。ホテルによっては自分で取らず、お皿を渡して料理を指定してホテルスタッフに取ってもらうところや、自分で取れるけれどプラスチック板で小さな隙間を残して保護されていたり、それぞれでした。手袋が用意されているにも関わらず、実際はマスクも手袋もなしの所もありました。ホテルスタッフも宿泊客に注意を促すこともなかったです。完全防備は難しいとは思いましたが、自分では可能な限りの予防をしながら朝食を取りましたし、ホテル内の移動はドアを出た瞬間からマスクを着けていました。外を歩くときはソーシャルディスタンスが確保できればマスクはしなくても良いことになっています。町中を歩く時は自分もですが、相手も不快に思わないように人とすれ違うような場所ではマスクを着けました。地方などではいまだ中国人だと思われてまるで感染源のように考える人たちもいないわけではないので、その点は気を遣います。マスクについては都市ごとに感染の度合いが違うからだとは思いますが、ほとんどマスクをしていない所やレストラン内での人と人の距離が近いところなどもありました。一般的には田舎に行くほどマスク姿を見かけなくなります。ところで今回の旅の大目的ですが、標高2134mの世界遺産、アドゥヤマンのネムルト山の山頂にポケストップとかジムはあるのか、そしてポケモンはいるのか・・・できたらジムにポケモンを置いてきたい・・・。都市間のちょっとした草原や山道だと電波がなくてインターネットを見れないことが多いので、際立つ山の山頂で期待はしていなかったのですけれど、登頂も2度目だし、そこに行く口実が欲しかったのです。(旅は続く)------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 27, 2021
昨年は感染症で外出を控えていたので行けなかったブルドゥル湖畔のクユジャック村のラベンダー畑。今年はスケジュールの都合でラベンダーの終わりの時期に近かったけれどなんとか行って来れました。驚いたのは以前に比べて観光農園の数がすごい勢いで増えていたこと。一つ前の村の入り口から隣村までそれぞれに工夫を凝らした写真スポットを用意した農園が並び、いったいどこへ行ったらいいのか迷うほど。どこで撮ってもインスタ映えです。恥ずかしいブランコゆらゆらとか、花に埋もれた私…みたいなのもたくさん撮ってきました。今回は農園オーナーさんへの取材も兼ねていたので、結構ゆっくりお話を伺いながら、ラベンダー畑の色々を真面目に勉強してきました。この一帯のラベンダーは4種類あるそうです。うち2種は食用に適しているもの。2種は主にドライにして観賞用なんだそうです。ラベンダー畑が観光スポットとして開放されたのが5年前からですが、この近辺でのラベンダー栽培は約55年前にフランスから入ってきたのがきっかけだっだそうです。4月から6月にかけては湖畔でダマスクローズが有名ですが、ラベンダー村でも隣接した畑でダマスクローズの栽培が今年から始まったそうで、来年にはラベンダーの早咲き種と同時に2色の香が漂う村になるかもしれません。村では名物ラベンダーアイスクリームに加えてバラのアイスクリームがありました。お店の人がバラの方が人気だと言っていましたが、確かに食べやすい。ラベンダーの香りに酔いながら旅は続きます。詳細は素材がたまり過ぎて編集がいつになるかわからないYouTubeで公開したいと思います。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 25, 2021
みなさまいかがお過ごしでしょうか。日々40℃以上の気温を記録する暑いアンタルヤを脱出して、私の脳内では涼しく過ごしやすいはずの標高1000mの東部の都市エラズーで避暑するはずが、エラズーも軽く40℃超え。アンタルヤにいるのとなんら変わりない状態です。来年こそはどこぞの高原で過ごしたいと思いました。トルコ・ブルサでのオヤフェス&オヤコンテストもいよいよ再来週になりました。参加者のみなさまの作品提出も終わって、あとは審査の結果を待つのみです。8月6日の発表がドキドキと待ち遠しいです。さて、トルコでのオヤフェスと連動して日本でもオヤマニアの会さん主催で「オヤフェスJAPAN2021」が開催されます。↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021のお知らせ(オヤマニアの会ブログ)今年はオンラインで8月6日(金)~8月29日(日)までの期間に様々なイベントを準備していますので、ぜひ今から日程を空けて楽しみにしてくださいね。日本中どこにいてもお気軽に参加していただけます。オンライン開催の利点ですね。まずは平尾直美先生のワークショップと私のお話会のご案内です。↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021お話会とワークショップのお申込みについて(オヤマニアの会ブログ)↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021オンラインワークショップのお知らせ(平尾直美先生ブログ)私はお話会で最新の取材内容でブルサの村々を訪ねて集めたイーネオヤにまつわる村の習慣などのエピソードについてお話させていただきます。初めて聞く逸話もたくさんあって、ピンポイントでのマニアックな内容にはなりますが、ブルサの村ごとの取材は本当に楽しいです。今後も機会があるごとに取材は続けていきます。それらをみなさまと共有できたら嬉しいです。↓↓↓↓↓ブルサ取材のお話「イーネオヤ旅の途中ですが…」【お話会】「ブルサの小さな村々を訪ねて ~ イーネオヤの伝え話」〇お話 野中幾美〇日時 8月28日(土)21:00-22:00詳細やお申込みは上にあるオヤマニアの会さんのブログをご覧ください。↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021お話会とワークショップのお申込みについて(オヤマニアの会ブログ)なお、オヤフェスJAPANでは期間内にみなさまのイーネオヤの展示作品を募集しています。作品の送付などはなく、写真のご提供のみでOKです。詳しくは以下のオヤマニアの会さんのブログをご覧ください。↓↓↓↓↓オヤフェスJAPAN2021のお知らせ(オヤマニアの会ブログ)今回、ブルサのオヤコンテストに参加された方も、作品作りを始めたものの残念ながら参加できなかった方も、えっ!?オヤコンテストなんてあったの? と言う方も奮ってご応募ください。参加料は無料。オリジナルのイーネオヤ作品がお手元にある方はオヤフェスを通して広くご紹介できる機会になりますし、これをきっかけにさらに日本でトルコのイーネオヤが認知されることを心より願っています。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 22, 2021
オヤスカーフのスカーフのことを地方や個人によっていろんな言い方がされます。バシュオルトゥス、チェンベル、エシャフ、イエメ二…そしてヤズマ。ヤズマは古く、スカーフのプリントを木版を押したり筆による手描きによって作られてきたことからヤズマ(描くこと、書くこと)の意味からそう呼ばれていると思われます。このヤズマ、現代では機械プリントによるきれいなものが売られていますが、本来、上述にあるようにトルコのブロックプリント「木版バスク」や、筆による手描きで行われてきました。その後1960年代に入ってシルクスクリーンが導入されて、手描きによるものはなくなりましたが、シルクスクリーンそのものも木枠に張られた色ごとによる型を重ねていく方法で全て手作業で行う手間暇かかるものであることは変わりありません。さらに機械プリントに変わっていきますが、1970-90年代のコットン製のレトロ柄のものは古い型を現代版にしたもので色々面白いのがあります。オールドオヤスカーフをお持ちの方は気が付いているかと思いますが、古いオヤスカーフほどサイズが小さいのが特徴です。木版や手描きによるハンドプリントの時代は55cm×55cm、60cm×60cmが主流で、その後シルクスクリーンのものは70×70cmになり、80cm×80cm、90cm×90cm、そして現在のヤズマは多くが100cm×100cmだと思います。ヤズマの大きさである程度年代もわかりますが、もちろんオヤが付けかえられているものもありますので、オヤ自体の年代と一致しないこともあります。いずれにしてもこの時代の古いヤズマはもう製造されていませんし、古い手芸屋さんで在庫があれば何とか手に入ったものですが、それも最近では難しくなっています。私が手に入れているものはお家の長持ちの中に仕舞われていて、当時、ヤズマを購入してそのままオヤが付けられることもなく使わずに残されてきたものたちです。地域により色の好みやメーカーの傾向もあり、調べると実際とても面白いのですが、せっかくの未使用品ヴィンテージ物ですので、興味ある方にぜひ使ってもらいたいと思います。オヤを付けてもいいし、そのまま古布として楽しんでいただけます。今回は購入時のまま保管されてきた1960-80年代頃のコットン製のヤズマばかりです。撮影するのに初めて開かれた手付かずのものです。開いた際にプリントの目立つミスや色写り、布の織りミスなどがあるものは外してあります。今後、状態の良いヴィンテージのヤズマを見つけるのは一層困難になるかと想像します。引き続き見つけたら集めたいと思いますが、ラッキーだったら手に入るというレベルです。いつでも手に入るものではありませんので、興味ある方はある時に集めておいてください。全部で56点です。一律価格どれでも600円です。↓↓↓↓↓ヴィンテージヤズマ------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 16, 2021
今週の7月16日(金)22:00~オヤマニアの会主催「井戸端会議・ブルサとバルケシールのオヤと可愛いイーネオヤブローチ」が開催されます。今回のオヤ旅の途中で見つけてきた色々なオールドオヤスカーフと、本当に見ているだけで楽しくなるイチゴやレモン、パイナップル、チューリップなどのイーネオヤで作られた可愛いブローチをご覧いただきたいと思います。ブルサの古いシルク糸のイーネオヤ。これらも以前と比べても本当に見つけるのが困難になっています。村でも多くの人が手放し、あるのは思い出にとってあるものたち。なかでもシルク糸のオヤは私たちが思っている以上に村の女性たちにとっても特別なものとなりつつあります。このところ村で見られる古いオヤは1970~90年代に作られたナイロン糸のもの。それだって既に50~30年前のものですから、それ以前のシルク糸のオヤがどれだけ貴重なのか想像できるかと思います。ブルサの中でもちょっと変わったオヤたち。土台はイーネオヤだけれどお花部分を糸をカットしてフワフワにしたカディフェオヤ、糸玉を付けたポンポンオヤなど。こういうオヤは新しくは作られていませんので、1960-70年当時の流行だったり、その時代を象徴する資料として持っていてもいいかもしれません。シンプルなイーネオヤ。ネズミの歯のモチーフと言いますが、地域によっていろいろなモチーフ名がついているかもしれません。主に嫁入り持参品の中でも嫁ぎ先の年配の女性に贈るために作られるものです。目の整い加減が際立ちますのでオヤの腕前が一目でわかるものです。バルケシールの民家から集められた大ぶりなトゥーオヤのスカーフ。今回は嫁入り持参品として持ってきたものの、一度も使われていない綺麗な状態の未使用品だけを選んであります。オヤもとっても可愛く、スカーフも大判です。新しく作られたものだとそれなりの人件費を考慮した価格になりますが、お家に残っていたものですので手作り品でこの価格? と思うようなお手頃価格です。エアコンの効いた部屋でちょっと肩に掛けたり首に巻いたりするのにも便利です。気軽にお使いいただけます。たくさん集めましたが、今後同レベルのものが出てくるとは限りません。チャナッカレからちょうど売りに来た人がいたので入手しました。ポンポンオヤです。チャナッカレにもあったのですね。しかも木版バスクの古いヤズマ。このアンバランスがツボです。これもオヤとしてはどうかなと思いつつ、やっぱり集めてしまうもののひとつですが、シュンゲルオヤ。カットされたスポンジが使われています。オヤの材料が限られている環境で、身近にあるものを使って工夫した形。ある意味すごくレアです。チャナッカレの毛糸のオヤ。オヤの材料って本当に何でもありだったのだと思います。自由になるお金が限られていて、欲しくても購入できる場所がなかったり、素材自体がなかったりする中、あるものを使ったというのは上のシュンゲルオヤと同じです。いろいろ考えながらこれを作っただろう女性の気持ちを想像すると心が震えます…本当に。車輪のような大きな半円型のオヤ。特別な日のために作られたのでしょう。これもチャナッカレのものですが、同じ地域でもさらに色々なものがあり、収集し始めるとキリがないのがわかるかと思います。知れば知るほど深みにはまって抜け出せないのがオヤの世界ですね。これらはごく一部です。今回は約150点です。お申込みはオヤマニアの会さんのinstagramのダイレクトメッセージ ⇒ オヤマニアの会もしくはオヤマニアの会さんのメールまで ⇒ e-メールお名前とzoomに表示されるお名前をお知らせください。参加費無料のひたすらオヤを見る会です。初めての方もお気軽にご参加ください。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 13, 2021
毎日、忘れないうちにブログを書こうなんて思っていたのですが、早朝から夜遅くまでの取材で、家に戻るなり、顔も洗わないまま寝てしまう日々が続いてしまいました。情報量が多すぎて、写真も動画も今のうちにまとめておかないとこんがらがってしまいそう。いったんアンタルヤに戻って出直すことにしました。今回も多くの友人や知り合いに助けてもらいながら、充実した取材旅行が行われています。まだ未消化だったり、物足りなさを感じるのですが、限られた日程でのスケジュールで、いまさらながら人生は短か過ぎると痛感している次第です。今回はブルサ県内のうち、数百あると言われているイーネオヤを作っていた村のうちから5つの村を選んで祖母や母親から譲り受けたイーネオヤをお持ちで、少なくとも子供時代に祖母や母親が作るイーネオヤを見て育ち、自身もイーネオヤを作ってきた女性たちを訪ねて歩きました。毎回、毎回言っていることかと思いますが、あると思うないつまでもの世界で、もちろんここ数年の動向で覚悟はしていましたが、村でも伝統的なイーネオヤを作る人や、シルク糸の世代の人たちがもう存在しないこと、かつては手に入れることができた古いオヤがなくて当たり前になってしまったこと・・・本当に生まれるのが100年遅すぎました。そんな中でもおばあ様やお母様からお嫁入の時に譲り受け、売らずに今日まで大切に隠し持ってきた女性たちの嫁入り持参品のイーネオヤを彼女たちの手元で見ることができたこと…。イーネオヤ現物だけで言えば、私もコレクターの端くれですので村で見れるもの、もしくは村でももう見れなくなった古いものを一応ずらっと持っています。でも現物を持っていることと、それらを本来の持ち主の手の上で見られることとは全く異なる意味があります。これらが当たり前ではなく、ごく稀でラッキーであることを感じずにはいられません。そしてある村では今までに他地方で聞いたことのないイーネオヤにまつわる変わった風習などのお話をたくさん聞けました。トルコでイーネオヤを探して積極的に動いている私にとっても貴重な機会になりました。行った甲斐があったと言うものです。ちょっと整理したらまた旅に出かけます。知れば知るほどキリがないのがこの世界です。もうやめる、飽きたと言い続けながらやめられないものなのです。これらの旅の話やイーネオヤにまつわる情報はYouTubeのikumi nonaka チャンネル、準備中の日本語・英語・トルコ語のイーネオヤ「ブルサ編」の本、zoomセミナーなどを通して興味あるみなさまと共有していけたらと思っています。こんなにヘトヘトになりながら、経費がかかるだけで、求めている人がいるかどうかもわからないことを自分の興味だけで探し歩いて、しかもいくら頑張ったところで評価すらしてもらえない外国人の私がいったい何をしているのだろうかと自問自答することもあります。でもイーネオヤを説明する時の幸せそうな女性たちの笑顔や情熱、イーネオヤ愛を感じられるその瞬間、私自身もとても幸せな気持ちになれるのです。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 12, 2021
アンタルヤからクルマで約1時間30分ほどのところにある、ブルドゥル県のサガラッソスへ行ってきました。標高1700mのアクダーと呼ばれる山の斜面に形成された古代都市遺跡です。過去にも何度か訪れたことがあり、その時は人と出会うことがない状況でしたが、今回は立派なゲートや、展望カフェテラスも完成していて、観光ツアーのバスが次々と到着していました。発掘もかなり進み、案内版なども建てられていました。おかげでとてもわかりやすく、へ~、ほ~と思いながら楽しく回ることができました。サガラッソスの魅力は保存状態の良い、様々な施設が見られること。というのもビザンチン時代の7世紀に起こった地震で町は放棄され、その後、18世紀初頭に発見されるまで土の中に埋まっていたそうです。立地が山深い標高の高い地だったことで人々の侵入が少なかったことも荒らされなかった理由なのだと感じます。上のアゴラ(広場)にある大理石の泉には水が流れています。これは本来の水脈を見つけて復活させたものだそうです。2世紀に建てられた泉が2000年近い年月を経て、同じ姿を現していると思うと感動です。そして9000人収容の円形劇場。ここは標高1500m、世界一高い場所にある円形劇場なのだそうです。アンタルヤにあるテルメッソスも高い場所に都市が形成されています。その円形劇場は切り立った崖の上にあるので高さを感じますが、標高自体はサガラッソスの方が高いのですね。その他にもジムナステックが併設されている巨大なハマム施設や、泉のある邸宅、丘の上にある神殿跡に続く道、岩窟墓なども見られます。まだまだ発掘中で今後も情報が増えていくのだと思いますが、暑いアンタルヤから一気に標高の高い涼しい都市遺跡へとまるで場所も時間も移動してきたような不思議な場所でした。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 5, 2021
7月1日より、行動制限の多くが解除され、ほぼ通常の生活に戻っています。つまり今月から普通に経済活動をしなさいということなのですが・・・。先日もお伝えした通り、アンタルヤは今週になって日中40℃以上、夜間30℃以上の日々が続いていて、外出自体がままならない状態です。この頑丈な私までが珍しく不調です。このままお店は夏休みに突入かな・・・。アンタルヤに暮らす以上、年配の人たちが夏になると高原地帯の別宅に移動するというのも当然だと思います。今回の暑さで隠居したらどこに暮らすか真剣に考えるようになりました。さて、本題です。先日、80歳の絨毯屋さんが廃業するというので在庫の処分があり、その中にオールドのイランのギャッベ、しかも小さめという長年探していたものを見つけたので、迷わずあるだけ全部手に入れました。といっても僅か25点ですけど。自分が廃業目前だというのに、今になって何をやっているのかわかりませんが、絨毯屋業は好きでやっている絨毯病の人が多いので辞められないというのが絨毯屋業界内での常識です。それにここ数年で頑張って売り減らしたとは言え、まだ1000点はあるだろう在庫に25点増えたところで変化はないと思うのです・・・(言い訳)。このギャッベ、約50年前に仕入れたものだそうです。イランには行ったことがないし、ギャッベ製作の現場も見ていませんので、その背景は私にはわかりませんが、少なくとも50年以上前に作られたということだけわかります。最近見るギャッベは色もデザインも洗練されていて、確かにインテリアとしても魅力的だし売りやすいとは思うのですが、ギャッベの粗野な魅力はちょっと別なところにあると感じていました。あと大きいのは糸質の違いです。50年前ですからまだ機械紡ぎの糸がない時代、手で紡がれたウール糸が使われています。ですから重さも見た目以上、密度の高いウールで作られている証拠です。すぐに村の絨毯クリーニング屋さんに送りましたので、綺麗になって帰ってくるのを待っているところです。暑いまっさかりに絨毯というのもなんですが、季節が過ぎるのは早いですし、これがこの暑さの中、私のところにやってきたのも何かのご縁です。近々、ショッピングサイトでご紹介出来たらと思っております。今月はサガラッソス古代都市遺跡、ブルドゥル博物館、ラベンダー畑、フリギア遺跡、アイザノイ古代都市遺跡などに行く予定です。どこも既に何度か行ったところですが、多少の知識と共に、違う視点で観光してこようと思っています。暑さで倒れないように気をつけます。お仕事としてはブルサ近郊のいくつかの村々でのイーネオヤ取材に出かけます。写真集と動画にまとめるつもりですので、お楽しみにしていてください。では~!------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
July 2, 2021
全10件 (10件中 1-10件目)
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