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さて今日からは「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ24位の名著 テンプルトン卿の流儀(ローレン・C・テンプルトン&スコット・フィリップス著、パンローリング社、2010年) のまさかの追加書評をお送りします。 テンプルトン卿の兄の孫娘のローレン・テンプルトンとその夫のスコット・フィリップスが、生前のテンプルトン卿の言葉を散りばめながら書き上げた珠玉の1冊ですね。 ちなみに、未読の方はこの機会に是非 第1弾 もご覧下さい。 それでは数年ぶりとなる第2弾を早速始めましょう。 今日は最高の出来である第2章 悲観の極みのなかで最初の取引 から。 時は一九三九年。一九三五年から一九三七年にかけて景気後退が一時中断したものの、米国経済は一九二九年一〇月に始まる不況のさなかにあった。 一九三八年には過去二年間の景気回復が一時的なものだったことが明らかとなり、経済は再び不振に陥った。追い打ちをかけるように欧州では全面的な世界戦争の可能性が高まり、不安は一層大きくなった。 さらに欧州ではナチが欧州侵略に向けた動きを開始し、個人の自由意志を包む暗雲が行く手に見えていた。当然ながら、そうした状況はすべて米国株式市場に反映されることになった。 一九三〇年代は株価が最大の変動を見せた一〇年となった。 図2.1 ダウ平均(1926~1940年) 上のチャートを見ると、1937年から翌年にかけてダウ平均が最大で49%も下落していることが見て取れます。もしも当事者として参加していたら、「おもらし専用のパンパースと、込み上げる胃液用のゲロ袋」が何枚あっても足りない、阿鼻叫喚の地獄絵図を身をもって体験することになっただろうな、という相場ですね。 さてこの地獄の真っ只中の1939年の相場で、テンプルトン卿の、今では伝説となった「ボロ株バルク買い」プロジェクトがさく裂することとなります。次回はその「歴史的な瞬間」の実際を一緒に見ていくことと致しましょう。(続く)
Jul 31, 2022
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。2位 1605 INPEX (旧 国際石油開発帝石) (東P、12月優待) ◎◎◎ PF時価総額2位の超主力株は、原油・ガス開発生産国内最大手で、政府が 「黄金株」 ✨✨✨(買収関連の株主総会決議事項について拒否権を行使できる株式のこと。現在ここINPEXのみが日本株市場で黄金株を発行している唯一の上場会社となっている。ちなみに黄金株を所有しているのは経済産業大臣) を保有している「THE 日の丸 国策企業」 のINPEX(旧 国際石油開発帝石)です。 昨シーズンは5位でしたが、株価上昇により順位を上げて今シーズンはここで出てきました。 今期のINPEXは原油価格が堅調なことから業績絶好調で、既に5月11日に通期連結業績の上方修正が発表されました。また油価と為替の推移から考えると、今後のお替り上方修正や更なる増配にも十分に期待できる状況です。(上記データは世界の株価より引用) さて上述した通りINPEXは日本株市場で唯一、掟破りの ✨✨✨黄金株✨✨✨ を発行している企業です。それはつまり、 資源に乏しい我が日本国にとって、ここINPEXが最も重要な企業 であると、国がはっきりと認めているという事でもあります。 事業内容がワールドワイドですし、また同時に日本国の命運を握っていて超カッコいいですね。私も一度働いてみたいです。 現在の株価は1508円、時価総額20911億円、PBR0.67、自己資本比率は58.2%、今期予想PER6.24、配当利回り3.6%(54~58円)、総合利回り3.7%(54+2.5=56.5円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」400株保有で1000円相当、800株保有で2000円相当のオリジナルクオカードなどです。 更に言うと、「国が✨黄金株✨を保有している最重要企業が株主優待を行っている。」という事実も、優待族的には極めて重いです。ククク。🎵🎵🎵 さて2億4千万の瞳エキゾチックジャパンの根幹を支えるINPEXは、2020年12月期には無念の赤字に沈みましたが、過去25年間を見るとそれ以外は黒字を維持していますし、前述の通り今期業績は絶好調でもあります。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上、黄金の如くに光輝くINPEXを、「日の丸バリュー投資家」として、引き続き楽しくホールドしながら応援していく所存です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 30, 2022
さて2022年7月のまとめです。 今月は個人的にはいつも以上に大量の投資本を読んでいました。自分はこれまでにも数百冊は読んでいるのですが、それでも本を読むたびに得られる新しい知識があったり、後何よりも「あっ、前に読んだ本に書いてあったこと、こういう意味だったのか。!」と知識が有機的に繋がっていく感覚があって、いつまで経っても「もうこれで読まなくていいな。」と感じる日が来ません。 次に今月の成績ですが、対2021年末比で+3.0%となりました。先月の-0.8%からはやや改善する結果となりました。 さて今月も準主力級の銘柄を中心としていくつかを売却しました。「長い間我慢して引っ張りに引っ張ってきたけど、総合的に考えてもうこのあたりが株価的な限界かな。」と感じたところを売りました。私のポートフォリオには久々に「変革の時期」が来ているのだろうと考えています。 いずれにせよ、これからも「市場の発する声」に耳を澄ませながら、虚心坦懐にポートフォリオ上位銘柄を1つ1つ見つめ直し、少しでも全体が良い形になるように絶え間ない努力を続けていきます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Jul 29, 2022
さて今日は、 2022~23主力株概況1位、パルグループHD の第2弾です。 今日は、パルGの今後の進撃のカギを握る雑貨店である 「3コインズ」 のお店の実際とそのライバルたちを見てみましょう。 スリコの特徴は、店内の商品の9割が「自社企画商品」であるという事です。自社工場は持たずに全てメーカーと共同で開発しています。キッチン用品は 「KITINTO(きちんと)」、お菓子は「おかしもん」、食料品は 「ごはんもん」 、コスメ・美容は 「and us」 などそれぞれのアイテムをしっかりと自社ブランド化して練ったコンセプトで作り上げています。これによって店内の各コーナー、そしてお店全体に気持ちの良い統一感・清潔感が出ています。 同じ300円ショップだと 2778パレモHD が手掛けている「イルーシー300」がありますが、あちらは「かき集めてきた商品を適当に並べているだけ」感が強いので、店舗戦闘力には「幕内力士と序二段力士」くらいの圧倒的な差があります。ま、正直に言ってこれは両方のお店に行けば誰にでも体感できると思います。 そしてスリコの最大の魅力は「商品の入れ替わりスピード」が驚異的に早いことです。なんと毎月700~800点もの新商品を発売しているとの事で、1カ月も経つとお店の中身はかなり変化してしまいます。 例えば数か月前に私は下記の「蒲焼穴子まぜ飯の素」を買って気に入ってしばらくリピートしていたのですが、この記事の下書きを書いている7月下旬にはもうお店に影も形もありません。「果肉入りの美味しそうなかき氷シロップ」にその座を奪われてしまったからです。 おにぎりにするととても美味しかったスリコの混ぜ飯の素。今ではもう買えない。 スリコの商品入れ替えが異常に早いのは、アパレルショップとして常に厳しい競争に晒される中で、長年磨き上げてきたパルの知見とDNAと生存本能が120%発揮されているからだと考えています。これだけ頻繁にアイテムが入れ替わると、消費者としてはなかなか「飽きる」という事が無いし、逆にお店に行くたびに「プチ宝探し」の楽しみを得ることが出来ます。だからスリコのお店は一度嵌ると何度でも立ち寄りたくなるし、だからいつでもこんなに混んでいるのだと思います。 スリコの店内には、「コーナーを曲がる毎に小さな発見と驚き」があります。巨大ショッピングセンターの中でもこれだけの「お買い物エンターテインメント」を提供できるところは他にほとんどありません。本当に総合戦闘力が突出していると思います。 ちなみに最近はスリコの躍進を横目で見てよだれをタラタラと垂らしたダイソーが 「スタンダードプロダクツ」 という300円をメイン価格帯とした「高級100円ショップ」を始めています。 ダイソーの地力を生かした店内には、とても300円とは思えないほどのハイクオリティなアイテムが並んでおり今後スリコのライバルとして台頭して来るとは思いますが、スタンダードプロダクツという名前の通りに正統派のアイテムが多く、どちらかというと7453良品計画の無印良品と、より激しく競合しそうに思っています。 一方のスリコは店内に「洋服屋が理想とする雑貨屋」のDNAが濃密に満ち溢れていて「いい意味でガラパゴス化」しているので、少なくともここから数年はまだ大丈夫なんじゃないかな?と個人的には思っています。 さてそれでは次に私のスリコでの実際の買い物例を見ておきましょう。 使用例を1つだけ。KITINTO(きちんと)のシリコンリングです。 まん丸目玉焼きが出来ます。 最後に1つだけ改めて皆様にお伝えしたいことがあります。パルグループHDには素敵な優待制度があります。具体的には、保有株数に応じて自社店舗での商品購入15%割引券が貰えます。 これはつまり、パルの株を買えば、 3コインズが、貴方だけの2.55コインズに変身する という事です。とても素敵ですね。 以上、2022~23シーズンの新たな超主力に躍り出た 2726パルグループホールディングス の紹介でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 28, 2022
さて本日より 2022~23主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものなのです。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2022~23主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2022~23主力株概況シリーズ 免責事項 当 2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上の「無重力&真空の自由過ぎるステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせておりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2022~23主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れに持っている100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストになっているのです。 そして私は割と文章力があるタイプです。なので、このシリーズを継続して読むと知らないうちに私のミラクルワールドに引き込まれ、影響を受け、同化してしまう危険性があります。十二分に御注意ください。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、、、、、、お待たせしました。それでは、2022~23主力株概況シリーズ いよいよ出陣です。 1位 2726 パルグループホールディングス(東P、2月優待) ◎◎◎ PF時価総額1位のフラッグシップ銘柄は、ヤングレディス衣料を多展開し、現在全国で躍進中の雑貨屋さんである 『3コインズ』 も手掛けているパルグループホールディングスです。 現在の株価は2217円、時価総額1026億円、PBR2.02、自己資本比率は50.5%、今期予想PER14.75、配当利回り2.3%(50円)、総合利回り2.8%(50+12=62円、優待券はメルカリ平均価格の1枚600円で換算)で、優待は100株保有で共通割引優待券2枚 { (1)自社店舗での商品購入15%割引(買物限度額10万円、一部除外品有) (2)自社インターネットショッピングサイトでの商品購入15%割引(買物限度額10万円、一部除外品有) (3)自社子会社運営宿泊施設「浜木綿くろしお山荘」・「フリーゲート白浜」宿泊コース料金50%割引(4名まで)※1枚につき(1)~(3)より1つ選択} などです。 さて私は尊敬する ピーターリンチ の教えに従い、巨大なショッピングモールでの執念深い徘徊の中から「明日の主力株」を発掘するというやり方を以前から好んで愛用しています。 、、、新型コロナウイルスの「第6波」襲来を受けた2022年1月、私が定点観察に訪れているその巨大な イオンモール は、照明は煌々としているのに中にはほとんど人がいないという一種異常な「静寂の空間」と化していました。 私は主力で勝負している婦人カジュアル服チェーンの 2792ハニーズHD の店舗偵察に来ていたのですが、大体いつも他店よりもよくお客さんが入っているハニーズの店内にもほとんど人がいませんでした。 「、、、頼みのハニーズでもオケラか。というか、モールの中にとにかく人がいない。これは駄目だ。参考にならないな。」と思いながら、ガラガラのイオン専門店街をポテポテと肩を落として歩いていました。 「取れ高が無い。もう帰ろうかな。」と考えていた矢先、とあるお店の店内に、唐突にお客さんがぎっしりと入っているのを目撃しました。 「、、、これは夢かな? どうしてこんなに混んでいるんだろう。?」といぶかしく思いましたが、スリコが最近ちょっと人気のあるお店だという事は知識として持っていたのと、「巣ごもり需要」で新型コロナがプラスに働く業態でもあるので、「ま、そういうこともあるかな。」と一旦は心を収めました。 でもお家に帰ってから出来事を反芻している内に、以下のように思い始めました。 「ちょっと待てよ。これと同じ感じの事が遠い昔にあったぞ。確か既存店月次が突然対前年比で+160%とかの大ブレークを果たしたのを見て、実際にお店を見に行ったらごった返しの大盛況だった、均一価格の眼鏡チェーンの3046ジンズHDがそうだった。あの時は、月次で株価がブレイクしてしまった(130円→170円とかそんな感じだった。)ので、バリュー投資家的にはもう買えないと思ってちょっとしか買わなかったけど、その後株価が何十倍にもなって死ぬほど後悔した。あの時の感覚に似ている。」 段々と胸の鼓動が高まってきます。ワイはもしかしてお宝を見つけたのだろうか? いや、でも今日がたまたま偶然に混んでいただけかもしれない、コロナが収まればみんなお家から出るので今度は逆風になるかもしれない、そもそもちょっと指標的に高い銘柄でバリュー投資家的にはイマイチ触手が動かない、更に銘柄全体としてみた場合に看過できないかなり大きな欠点がある、などとネガティブな側面もいっぱいいっぱい考えました。 ちなみにパルGの欠点は、雑貨の3コインズが絶好調なのは事実としても売り上げは雑貨部門全体で現時点では全体の3分の1に過ぎず、残りの3分の2を占める肝心のアパレル部門がイマイチなことです。私の見立てでは、パルのブランドは全体的にライバルである 2685アダストリア の各ブランド(グローバルワーク・ニコアンド・ローリーズファーム・スタディオクリップなど)に対して微妙に見劣りします。実際、この日もパルの旗艦アパレル店舗であるチャオパニックティピーやディスコートなどはガラガラでした。 「パルってどこか、 2681ゲオHD に似ている。リユースのセカンドストリートはいいんだけど、レンタル中心でオールドメディアのゲオが足を引っ張っているところが、スリコは好調なのにそっちに軸足を移しきれずにいて、かつベース事業のアパレルがイマイチなところがクリソツなんだよな。」と思いました。 このように色々な側面から考えてかなり悩んだ末に、結局は少し多めにパルGを買いました。でも、ポートフォリオの時価総額70位くらいで全然大した額ではありません。「多分こういう所に、こういう瞬間に大きく張れないから、自分はいつまでも殻を破れないしみったれのバリュー投資家なんだろうな。でも持って生まれた性格もあるし、仕方ないよな。」としんみりと思いました。 「ワイは グレアム先生 直系の渋ちん投資家なんだ。石橋は叩きに叩いてなかなか渡らない。鉄の規律は守らなくてはならない。そうやって世界最弱の日本株市場でこの20年間を生き抜いてきたんだ。」 うん、これでいいんだ。 そして私は忙しい毎日の中、この大切な発見を、胸の奥に確かに感じた高揚感を、次第に忘れていきました。。。 、、、時が流れて、2022年4月になりました。新型コロナの「第6波」も収まり、私が定点観測している巨大イオンにも賑わいが戻っていました。私は各店舗を注意深く観察しながら、様々なことを考えていきます。以下の様な感じです。 「今日は全体に凄い人。みんなリベンジ消費かなあ?。開店休業状態だった 8219青山商事 のスーツのお店にもぼちぼちお客さんが入っている。単価の高いオーダーで注文しているっぽい人もいる。コロナが終わって出社にスーツが必要な季節がやってきたんだ。青山、何とか生き残れそうだな。」 「バックやカバンの専門店の 9990サックスバーホールディングス には未だあんまりお客さんが戻っていない。マルチブランドで複数店舗出してるけど、どこもガラガラ。みんなが旅行に出かけるにはまだ少し時間がかかるのかなあ。」 「ケンタッキー・フライド・チキン、何回見に来ても使っているのは鹿児島産の鶏肉(店頭に掲示している)。やっぱり 1381アクシーズ がほとんど独占供給しているんだな。という事は、KFCが美味しい≒アクシーズの鶏のクオリティが高いということでほぼいいんだろうな。」 こんな感じで、ゆっくりとモール内を匍匐(ほふく)前進していました。 1月に大盛況だった「例のお店」 に近づいてきました。自然と足取りが遅くなります。 「うん?」、妙な違和感と胸騒ぎを感じます。 お店の前に、何故か様々な年齢の「男衆」が沢山佇んでいるのです。 皮脂枯れ枯れのシブシブおじいさん、顔がテカテカの油ギッシュおじさん、ベビーカーを持った男性、お肌ツルツルゆで卵の若人、みんな手持ち無沙汰に暇そうにしています。 お店の中を覗いてみると、凄まじい数の女性がぎっしりとキチキチに入って喰い気味に買い物をしています。 そうです。お店の前にたむろっている「男衆」は、人が多過ぎてお店に入れずそれで外で仕方なく待っていたのです。レジを見ると、お客さんが捌ききれず狭い店内にL字型の長い行列が出来ています。 私はその光景を見た瞬間に、「追い風だったはずのコロナが収まったのに、それでもなおこの驚異的な混み具合。これは間違いなく本物だ。スリコはリアルガチで強いんだな。」と思いました。 実際に改めて店内を見回ってみても、「なるほど生粋の洋服屋さんが真面目に雑貨店を手掛けると、こんなにお洒落で楽しい空間になるのか。」という感じで明らかに戦闘力が高いです。 「ここは死ぬほどヤバい。主力でいけるんじゃないか?」という思いが沸々と沸き上がり、心臓の鼓動が急に速くなります。「あぁ、ワイは多分ミスった。あの後色々とプライベートの方で忙しくて完全に目が離れていた。クソー、株価めちゃ上がっているだろうな。」と思いながら瞬時にスマホで株価を調べると、何と1月より20%近く下落しています。 グレアムのミックス係数 も、今なら何とか基準値の22.5未満で買えます。 私は首(こうべ)を思いきり下げ、深呼吸を3回くらい繰り返した後で、その場で深く深く考え始めました。「これは恐らく年に1回あるかないかくらいのビッグチャンス。正に ピーター・リンチ ど真ん中の金属バット脳天フルスイング案件だ。」 でも同時に、「だったら、どうしてこんなに株価が下がっているのか?」という根源的な疑問が心に競り上がってきます。「よし、今すぐに複数県を巡業して沢山のお店を徹底的に探索しよう。」と心に決めすぐに実行しました。結論としては、どの街でもスリコは大盛況でした。また懸案の各アパレルショップにもまずまず人が戻っていました。 そして、「マーケットはパルGのアパレル部門が弱いという欠点をネガティブに見過ぎている。現在売り上げの3分の1を占めるスリコを筆頭とした雑貨部門の戦闘力は正に異次元のものであり、ここから数年で更に飛躍できる。また足を引っ張っていると思われているアパレル部門も実際にはかなり回復してきている。ここはイケる。」と言う結論となり、私はアクセルを底までベタ踏みして超主力参戦することとなりました。 「足で見つけた。」今回の銘柄での勝負がどのようなものになるのかは全く分かりませんが、こうして激戦の火ぶたが切って落とされたのでした。。。 (続く)2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。。。。
Jul 27, 2022
本日は、最初に皆様に大切なお知らせがあります。 大変なご好評を頂いてきた 2021~22主力株概況シリーズですが、時価総額200万円を足切りラインとしたために、前回の106位である 4362 日本精化 の紹介を持って急遽最終回とさせて頂きました。 そして107位以降はそのまま装いも新たに 2021~22ポートフォリオ概況シリーズ として継続させていただきます。それでは引き続きご愛読をよろしくお願い致します。 107位 9956 バローホールディングス (東P、3月優待) ◎ PF時価総額107位の上位銘柄は、中部地区食品スーパー業界の雄のバローです。ここ数年PF上位の地位を保っていますが、今年もここで登場してきました。 現在の株価は1908円、時価総額1030億円、PBR0.69、自己資本比率は36.2%、今期予想PER8.91、配当利回り3.0%(58円)、総合利回り3.6%(58+10=68円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株で1500円相当、1000株で3000円相当の自社電子マネーギフトカードです。以前は自社開発商品もしくは自社グループ商品券だったのですが変更となりました。なお長期株主優遇優待制度も数年前から導入されています。 バローは食品スーパー業界ではすでに売り上げ上位の銘柄ですが、傘下のドラッグストア(Vドラッグ)、ホームセンター、スポーツクラブなどの総合力で依然としてジリジリと売上高を伸ばし続けているのは高く評価できると思います。 スーパー業界下位には例えば、 7520 エコス 7643 ダイイチ などもっと指標的に割安な銘柄もありますが、バローはその規模の大きさと安定的な成長力も加味すると、今の株価位置なら依然として大きな魅力があるものと感じています。これからもしっかりと業績推移を注視しながら、PF上位銘柄として楽しくホールドしていく予定です。
Jul 26, 2022
さて今日は、 2021~22主力株概況シリーズ です。 106位 4362 日本精化 (東P、3月優待) ◎ PF時価総額106位の上位銘柄は、樟脳・脂肪酸誘導体で高シェアの日本精化です。この5年ほどでジリジリと株価水準が上昇したことにより順位を上げてきました。 現在の株価は2002円、時価総額508億円、PBR1.08、自己資本比率は79.8%で有利子負債は0、今期予想PER13.52、配当利回り2.8%(56円)、総合利回り3.5%(56+15=71円、優待品は私の独自判断で額面の50%で換算)で、優待は1000株保有で3000円相当の自社子会社製品(除菌や清浄品の詰め合わせ)です。 今日は過去数年に私が戴いた優待品を復習として見ておきましょう。 2021年です。 2020年です。 2019年です。 いずれも非常に実用的な内容ですね。投資家として衛生状態を常に良好に保ち、市場で健康に長生きするための礎となってくれる、素晴らしい優待品です。 さて日本精化は、毎回の優待品供給元でもある子会社のアルボース社が家庭用の手指消毒剤やハンドソープ、うがい薬を手がけている関係もあって、新型コロナの新たな変異株の流行や多剤耐性菌の出現が大きな社会的ニュースになるとたまに株価が吹き上がります。 ここは好財務&手堅い業績推移&独自性のある魅力的な優待内容のしっかりとした3本柱が揃った銘柄ですし、依然としてPF上位でホールドしていけるガチンコ力のある銘柄であると考えています。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 25, 2022
さて私がライフワークとして取り組み、足掛け6年の期間と「みきまる史上、最大の情熱」をかけてお送りしてきた、遠大な「2017~2022PF概況シリーズ」ですが、ようやく最後までやり遂げることが出来ました。 今は正直ちょっとホッとしていますし、その全体がほぼ優待株で構成された自分の「2022年最終完成型ポートフォリオ」を改めて俯瞰しながら、リラックスして「束の間の休息」を楽しんでいます。 さて今回の「ポートフォリオ概況シリーズ」は、2017年1月に始まりました。 ちなみに当時の「PFトップ10銘柄」と、それぞれの勝負の帰結は以下の通りでした。 1位 6425 ユニバーサルエンターテインメント 結論としては、私はここで全く結果を出せずに終わりました。リスク・リワード・レシオの劣ったギャンブル銘柄でしたし、こういう帰結は十分にあり得たな、と時が流れて思います。 今から考えると、当時の私は、「最速で資産○○億を目指す。リスクは取れば取るだけそれに比例してパフォーマンスは向上する。ワイはいつまでもこんなちんたらしたアンゴラウサギステージに留まりはしない。爆速でS級投資家に成り上がる。」とあまりにもアグレッシブ過ぎて、それで目の前の現実がきちんと見えていなかったと感じています。2位 9035 第一交通産業 ここは決して悪い銘柄ではないですが、その後世界は新型コロナの猛威に襲われ、それがアゲインストとなるここは株価が低迷しています。それでも2022年7月の最新ランキングでは時価総額30位前後と、依然としてポートフォリオ上位に留まっています。3位 6670 MCJ ここは結果としては私の「買値の7倍」まで上昇し、びっくりするくらいの大きな利益を得ることが出来ました。自分にとって「大ヒット銘柄」になってくれて本当に嬉しかったです。今は激戦の形見の恩株が1000株、ポートフォリオの片隅に眠るのみです。4位 8167 リテールパートナーズ ここでは実に手堅い利益が出ました。自分はここの様な「地方スーパー」銘柄での戦いを以前から非常に得意としているのですが、やっぱり投資家ってそれぞれに得手不得手ってあるんだな、と改めて思いましたね。同級4位 非公開 ここは当時「ブログ非公開」銘柄としてプレッシャーのかからない状況下で秘密で激アツで戦ったのですが、結果としては「トントン」に近いちょいプラスでした。様々な新しい経験をすることが出来てとても面白かったです。 後、詳しくは書けないのですが、企業IRが「本当に知られたくない超ヤバい話。」は、「証拠が残らないようにポンといきなり携帯に電話をかけてきて伝えてくることがあるんだな、凄いことをこんなにサラリと穏やかなテンションで言うんだな。大人の世界って、深いんだな。」ということがとても印象に残っています。 5位 3097 物語コーポレーション ここはガチの大成功で終わりました。「焼肉きんぐ」の活気が凄い、「丸源ラーメン」の肉そばが滅茶旨い、そういう消費者としての観察が巨大な利益につながったという点で、ピーター・リンチど真ん中の王道銘柄であったと感じています。ちなみに今は、恩株として1000株のみを感謝を込めて保有継続しています。 6位 1916 日成ビルド(その後スペースバリューHDへ改名) ここはその後社長さんに不祥事が発覚するなどいろいろありましたが、株価上昇により、私は実はトータルではかなりの利益を上げることが出来ました。懐かしいですね。7位 7520 エコス ここはその後も「万年不人気」でしたが、結局のところジワジワとその良さが評価されて株価は当時から2倍になりました。私は売ったり買ったりを繰り返しながら、まずまずの利益を積み上げることが出来ました。そういえばここもワイの得意な「地方スーパー」でした。今は恩株として3000株のみを保有継続しています。8位 3297 東武住販 ここは依然としてとても良い銘柄と思います。私はある程度の含み益がある状態で、ポートフォリオ35位前後でのバトルを継続しています。9位 3299 ムゲンエステート ここは全然からっきしダメでした。当時からリスクの高い銘柄であることは認識していたのですが、大敗しました。自分のリスク・リワード・レシオの見積もりが完全に間違っていたと思います。 後、社名にムゲンとかグローバルとかユニバーサルとかフェニックスとか、「過大なイメージ」を想起させる単語が入っている会社って、何故かパフォーマンスが非常に悪いと思います。今後気を付けます。10位 8119 三栄コーポレーション 売ったり買ったりしましたが、トータルでは「ちょい負け」くらいだったかな。ここは今期も業績不振が予想されており、1ファンとしてちょっと心配しています。 こうしてみると、6年前のPFトップ10銘柄の中で、今でもトップ10入りしているのはなんと1銘柄もありませんでした。これは、 「相対的に良い銘柄」というのは常に変化している、株価変動と業績変動によって各銘柄の「リスク・リワード比」はダイナミックに変動していく、という厳然たる事実を反映している ということだと思います。 また同時に、「有効な投資戦略」が猫の目のように変化し続ける変幻自在の株式市場で継続して生き残り続けるにはそうあるべき なのだろうとも感じています。 ま、いずれにせよ、これからもライフワークの「ポートフォリオ概況シリーズ」を書き続けることを通して、少しでも総合戦闘力が高くて生きの良い銘柄をPF最上位に集結させることが出来るように、継続して努力を続けて行きます。 私の投資家としての冒険はこれからも続きます。目標とする「S級投資家」になれるように、「優待ヘッドギア&パンパース完全装着」で挑み続けます。 それでは引き続き、2021~2027年の超ロングスパンでお送りする予定の、「4代目ポートフォリオ概況シリーズ」をよろしくお願いします。
Jul 24, 2022
さて2017~2022PF概況シリーズですが、ついに最終回となりました。631位 9876 コックス(東S、2月優待) △ PF631位は、イオン系カジュアル衣料専門店でSC内への出店が中心のコックスです。 現在の株価は152円、時価総額42億円、PBR0.71、自己資本比率は62.7%で利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り2.0%(0+3=3円、100株優待はメルカリ平均価格の300円で換算)で、優待は100株保有で20%引きの株主優待券3枚などです。 コックスは、業績不振が続き「継続前提に重要事象」が灯る非常に厳しい状況です。私はかつてここの 業績改善に期待してポートフォリオ上位で戦った こともありましたが、結局結果を出すことは出来ませんでした。株式投資は本当に難しいですね。。。。。。。 さてこれで6年間に渡ってお送りしてきた、当シリーズは終了となります。皆様、長い間お付き合い頂き本当に有難う御座いました。 2017~2022 ポートフォリオ概況シリーズ (完)
Jul 23, 2022
さて今日は久々に2017~2022PF概況シリーズです。残りの銘柄はここを入れて僅か2つ。「足掛け6年」の遠大な企画でしたが、いよいよクライマックス突入となりました。 630位 7829 サマンサタバサジャパンリミテッド (東G、2・8月優待) × PF630位の超微力株は、『サマンサタバサ』ブランドのバッグで成長し、宣伝に国内外の著名人を起用することで有名だったサマンサタバサジャパンリミテッドです。 ただ業績不振により紳士服コナカに2020年に子会社化されました。「凄い所の傘下に入ったんだな。」と当時思いましたね。 現在の株価は113円、時価総額74億円、PBR3.34、自己資本比率は10.8%で利益剰余金はマイナス、今期会社予想PER75.33、配当利回り0%(0円)、総合利回り5.3%(0+6=6円、100株優待はメルカリ平均価格の300円で換算)で、優待は100株保有で年2回、優待割引券(15%割引)2枚+優待特別価格販売会招待などです。 サマンサタバサジャパンリミテッドは「継続前提に重要事象」が灯るとても厳しい状況ですが、何とか生き抜いて欲しいと願っています。
Jul 23, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の最終回第8弾です。 今日は第12章 イェールの男たち から。 相場に勝つことができるのは、一種異常なまでの熱意にとりつかれた人間だけだ。「偉大な投資家はどこかいかれたところがある。利益のためではなく、楽しむためにやっている」と、スウェンセンはのちに書いている。 私はここまでの21年間の総合成績が他のS級・A級投資家に較べると非常に平凡なB~C級の投資家であり、正直に言って「上手な凄腕」では全くありませんが、株式投資に対しての「一種異常なまでの熱意」を持っていることと、「楽しむためにやっている」の2点は間違いなくあると思っており、それこそが自分が持っている才能であるとも認識しています。 これからも「自らの内なる炎」を大切にしながら、少しでも半歩でも良い投資家になれるように精進していく所存です。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。「マーケットの魔術師 外伝」と言っても過言ではないくらいの新鮮で高彩度な知的興奮に満ちた傑作です。未読の方は是非。(終わり)
Jul 22, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第7弾です。 今日は下巻の第10章 敵は己自身 から。 LTCMの創業者ジョン・メリウェザーは、ウォール街で最初に金融工学のポテンシャルに気づいたエグゼクティブのひとりである。 1994年2月、メリウェザーはロングターム・キャピタル・マネジメントを設立した。 LTCMの短い生涯を描いたベストセラー書籍の中で、著者のロジャー・ローウェンスタインは、このファンドが崩壊したのは思い上がりに対する罰だと述べている。突き詰めればそうかもしれない。だが、LTCMがリスクテークにいい加減だったというわけではない。 メリウェザーとパートナーたちは他人のお金を無責任に賭けていたのではなかった。むしろ大半のパートナーは、毎年の様に、みずからの稼ぎのほぼ全額を投資した。1997年秋には外部資本27億ドルを手放し、残る資金のほぼ3分の1がみずからの蓄えで構成されるようにした。組織を破壊させる多くの金融家と違って、LTCMのパートナーは慎重にならざるを得ない理由が十分過ぎるほどあった。 LTCMは、1980年代に生み出された想定最大損失額(VAR)という手法を利用した。これはマクロトレーダーの「暗算」をきちんとした式で表したものである。 メリウェザーたちはこの流動性リスクを真剣に検討した。彼らのファンドがロングターム・キャピタル・マネジメントと呼ばれたのには理由がある。市場が効率性を取り戻すには長期間かかる - その意味のロングタームである。 LTCMの破綻後は、こうした予防策も簡単に忘れ去られてしまった。メリウェザーとそのパートナーは、みずからのモデルを盲信したがゆえの犠牲者と見なされ、そのせいで、もう少し用心すれば同じような不幸は防げるのだと思われるようになった。 だが、真実はもっととらえがたく、もっと受け入れがたい。 LTCMのリスク管理は評論家の想像以上に繊細かつ高度だったし、その破綻の教訓とされるものには、LTCM自身がすでに実行していた処方箋が含まれている。破綻から10年ほどの間には、VARをストレステストで補完すべしとの声が何度も聞かれた。LTCMはすでにやっていた。 金融機関は流動性リスクに注意すべしとの声も聞かれた。LTCMはすでにやっていた。 それでもLTCMは破綻した。それはリスクの計算法が単純すぎるからではなく、正しい計算がとてつもなく難しいからだ。ポートフォリオのストレステストのためには、想定不可能な衝撃をことごとく想定しなければならない。 LTCMの破綻から本当に学ぶべき教訓は、彼らのリスク管理が単純すぎたということではない。どれだけ正しくリスクを把握しようとしても無理があるということである。 あぁ、そうなのか。。。真実は、そんなに残酷なものだったのか。。。 これがこの第10章を読んでの感想でした。LTCMに関しては「天才集団である彼らはあまりにも自信過剰過ぎた。おごり過ぎだった。マル。」と言う様な文章しかそれまで読んだことが無かったので、その破綻の真実にとても衝撃を受けました。 そして同時に、我々投資家には「消せないリスク」というのはどうしてもある訳であり、ある意味では「腹を括って」戦い続けるしかないんだな、という思いも新たにしました。(続く)
Jul 21, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。105位 7372 デコルテ・ホールディングス (東G、非優待株) ◎~◎◎ PF105位は、自社スタジオによるフォトウェディングが主力で、家族向けも手掛けるデコルテ・ホールディングスです。 現在の株価は935円、時価総額53億円、PBR1.18、自己資本比率は34.3%、今期予想PER5.30、配当利回り0%(0円)で、優待はありません。 デコルテ・ホールディングスは、2021年6月新規上場の若い会社ですが、「いいところ」を突いている感じの会社で、ビジネスモデルが非常に魅力的です。 また同時に成長力があって指標的にも割安です。私はここがIPO後に暴落していくのをずっと横目で見ていたのですが、昨年末に、「デコルテHDは非優待株とはいえちょっと抗しがたい魅力がある。いい匂いがする。多めに買って目の届くところに置いておこう。」と考えて参戦しました。 今後の業績推移をしっかりと見ながら、会社の成長を見守っていく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 20, 2022
最近は当ブログの「人気シリーズ」をせっせと書いていたのですが、本当はそんなことをしているような場合ではなくて、未整理の優待写真が8000枚以上溜まっており、それらの仕分けをしないと今後のブログ運営にすぐに支障が生じる状況です。 でも何故かそういう時に限って単純作業をするのが嫌で、逆にブログ執筆に妙に精が出るというアンビバレントな状態に陥っていました。 ただ、もうマジで写真出しをしないとどうしようもないので、これから数日間根を詰めてやります。 ふー、仕方ない。やろう。
Jul 19, 2022
さて「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、今日は1年ぶりくらいになるのかな? 久々にその最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2022年7月19日現在の「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で内省的な反省文を提出することが、自分のポートフォリオをより客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いで総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的であると考えているからです。それでは始めます。 まず最初に目につくのが、含み損ランキング2位で、かつて2013~19年頃に超主力株として戦った6425ユニバーサルエンターテインメントです。フィリピンの巨大カジノであり会社の命運を握っている「オカダマニラ」を、会社の創業者で今は追放された岡田和生前会長が私設軍隊を使って武装占拠するなど混沌とした状況が続いています。 私は今はNISAを入れて5000株を保有するのみなのですが、ここは超主力としていた頃からとにかく「変数」が多くて分析が難しい銘柄だったな、と時が流れてしみじみと痛感しています。 自分はここを超主力に立てていなければ多分今頃総資産が億単位で全然違っていただろうとは思うのですが、「一刻も早くmonster級の投資家に成り上がりたい。」という焦り、また「投資でスリルを味わいたい。」という無意識のリスクジャンキーなギャンブル欲、この2つから深みに嵌ってしまったな、と総括しています。 そしてこの「ユニバーサルの陣」での痛切な反省をもとに、「命を懸けたガチンコバトルの場であるマーケットにおいては、常にリスク・リワード比を基にして冷静に冷徹に、自らに有利な形を維持して戦わなくてはならない。また同時に自らのギャンブル欲を満たすような取引は決してしてはならない。WBO世界スーパーフライ級王者である井岡一翔チャンピオンの様に、華は無くても的確にポイントを積み重ねて確実に判定勝ちできるような、堅実なアウトボクシングに徹しなくてはならない。」と決意しています。 後はそうですね、2019~20年に超主力の一角で戦った 2193クックパッドが問題児です。ここはレシピサイト界の巨人であり、新サービスのクックパッドマートにも抜群のポテンシャルがあるとは思うのですが、IR資料はポエム大連発、利益を出す気はゼロゼロワンダフル、質問があってIRに電話をしても留守番電話100%、仕方なくメールをしてもサイレント100%という状態で、「ツルツルのプラスチックの断崖絶壁を登っている感じでどうしようもない。爪がかからない。これは戦えない。」と判断しました。 ちなみに、ここクックパッドでは売ったり買ったりをしながら、全体としては満遍なくかつ着実に損失を出しており、これまでに節税クロスを4回噛ましてトータルで楽勝で1000万オーバーの実現損を確定済みという状況です。本当にたくさん勉強させてもらっています。有難う御座います。(滝汗) あと、多分クックパッドは株価が下がりきったところでMBOをしてきそうに個人的には思うのですが、それがいつになるのかは全く分からないですし、もしかすると耐久戦がここから更に数年続くかもしれないですし、ちょっと以前のようなポートフォリオ最上位の一角では戦えないと判断してポジションを大きく落としました。大好きな会社ですが、仕方ないです。投資家は「夢見る少年の心と、厳しい現実に対応する壮年の実行力」の両方が必要なんですね。(滝汗) 以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2022年7月編」でした。
Jul 19, 2022
さて、魅力的な優待のついた地方銀行株を全て買ってコレクションしようという、優待族ならではの遊び心といたずら心に満ちた 優待地銀株バルクプロジェクト ですが、本日はその5か月ぶりとなる最新版をお届けします。 尚、始めに説明しておくと、この企画は優待が「定期預金の金利優遇」のみのところは優待族的にはほぼ無価値と言うことで対象外となっています。あくまで地元特産品カタログやギフトカードなどの戦闘力のある優待制度があるところのみを狙ったプロジェクトとなります。 そしてこのプロジェクトを現在実行している理由は以下の通りです。0. まず大前提として、長く続く国の超低金利政策により各銀行は収益基盤を削られている。更に悪いことに地方銀行は元々数が多かった上に各地域の人口減もあり将来の成長が全く見込めず、むしろ売上高も利益も右肩下がりの「限界集落」の様な過酷な状況に置かれている。1. そのため地銀株は今の株式市場では「最低最悪の不人気業種」となっており、名前を聞いただけで多くの投資家が眉をひそめるような状況である。 誰も話題にすることがない、誰からも関心を持たれない、誰も資金を投入しない、「3無」の状態に陥っており、0.1倍台、0.2倍台という極端な低PBR水準にまで売り込まれ打ち捨てられた銘柄群が、浜辺に打ち上げられたアザラシの如くにゴロゴロと転がっている。2. 歴史的に見て、低PBR銘柄群への投資は報われてきた。 この数年は「バリュー投資冬の時代」が続き全くパフォーマンスは冴えないが、マーケットでは「有効な手法と言うのは常に移ろっていく」ものである。 そしてその手法が馬鹿にされ嘲笑され、多くの投資家に見捨てられた時が「陰の極」だったということも良くあることである。そのため、今後バリュー投資手法が息を吹き返し、更に金利水準の上昇があった場合には、「ダブルスープの恩恵」が地銀株に降り注ぐ可能性がある。3. 地銀各行は、店舗統廃合や顧客に課す各手数料の大幅アップなどの「なりふり構わない」経営改善策を必死に続けており、その効果がついに出て業績が劇的に改善しているところが多い。 実は個人的にはそのせいで大変な迷惑を被っているのだが、逆に言うとそれは「各地銀が着実に利益構造を改善している」ことの裏返しでもある。4. 地銀株はどこも「各地方を代表する優良企業」であり、長年の企業活動により地元に深く食い込んでいる。そのため、各銀行の「地域特産品満載の優待カタログ」は内容にオリジナリティがあって同時に非常にクオリティが高いところが多く、優待族的には垂涎ものである。5. そうは言っても、「地銀株は全体として未来が明るくない」のは間違いない。なのでどこか1社を「決め打ち」して戦うのはリスキー過ぎる。そうではなく、魅力的な優待が付いた地銀株を総ざらいしてガボッと地引網で買い集め、全国各地の貴重な郷土品優待を楽しみながらそれらを「一つの塊」として戦うのがベストな投資アイデアである。 以上です。 今日はまずはプロジェクトスタート時の2020年3月の初代セットリストを見ておきましょう。全部で27銘柄で時価総額約1000万円での船出でした。当時はコロナショック真っただ中だったこともあり、ほとんどプラスになっている子がいない、赤字だらけの地獄のゲロゲロマイナススタートとなりました。 、、、プロジェクト開始後も地銀株は暴落が続き、私はリスクコントロールに細心の注意を払いながらも全体としては資金投入をひたすら続けました。 もちろん銘柄の構成は常に脳みそを振り絞って考え、トヨタ式の「カイゼン、カイゼン」で、少しでも「力のある、意味のある塊」となるように努力を継続してきました。そして、自分の「優待地銀株箱庭」は静かに成長していきました。。。 次に、前回2022年2月のプロジェクトの状況を見てみましょう。 それまでプロジェクトの首領として君臨していた7337ひろぎんHDが「優待改悪」により上位集団に吸収され、7167めぶき、7327第四北越、8334群馬、8381山陰合同、8385伊予、8386百十四、8418山口、8577愛知などの有力諸大名が似たような時価総額で激しく競り合う群雄割拠の戦国時代となりました。この中から天下統一を果たす新たな覇者が出るのか、それとも油地獄の混戦が続くのか、全く目が離せない状況となっていました。 尚、厳密には7182ゆうちょ銀行と 8421信金中央金庫 は地銀ではありませんが、銀行と言う括りでは一緒ですし、また魅力的な優待が付いているという事で「準メンバー」としてプロジェクトに入れています。 その結果、プロジェクト全部で33銘柄、時価総額は約5270万円となりました。 それでは次に、最新版となる2022年7月18日現在の最新の状況を見てみましょう。 優待地銀株の中で、相対的な魅力が高いと考えた「東北の雄」8341七十七銀行(1000株→3000株)や、8714池田泉州HD(10000株→20000株)を買い増ししました。その8341七十七銀行や、8527愛知銀行が時価総額上位に並んで全体をけん引する「やや縦長」の構成に変化してきています。 プロジェクト全体としてみると、時価総額は5530万円で構成銘柄は32となっています。また全体の損益も僅かですがプラス圏に入っており、「何とかこれからも企画を続けられそうかな?」という「薄日の差した」現状になっています。 ちなみに前回の33銘柄から32銘柄へと1つ減っていますが、これは青森県1位の8342青森銀行と青森県2位の8350みちのく銀行が「悪魔合体」して「青森県を完全制圧」する7384プロクレアHDに変身してしまった影響です。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 、、、いやあ、それにしても改めてみると地銀株は相変わらず指標的には激安ですね。例えば8386百十四銀行はPBR0.17×PER6.03=1.03、8522名古屋銀行はPBR0.19×PER5.97=1.13、8544京葉銀行はPBR0.20×PER5.93=1.19、8551北日本銀行はPBR0.18×PER6.03=1.09と、 グレアムのミックス係数 が「0倍台に限りなく近い1倍台」の銘柄が特盛で続出となっています。 ちなみに他にも、8368百五、7380十六FG、8387四国、8367南都、8361大垣共立、8527愛知、8341七十七、8714池田泉州、7327第四北越、8381山陰合同、8334群馬、7167めぶき、などがグレアムのミックス係数1倍台の数値を叩き出しています。地銀上位の有力行がいくつも1倍台に入賞してしまっています。凄まじいですね。 いやあ、天国のグレアム先生がこの現状を見たら、果たしてなんと仰るのでしょうか? もしかしたら驚いて墓場から抜け出し、「手と手を取り合って全員瀕死の重傷」状態に陥っている我々日の丸バリュー投資家と一緒に日本株市場に参戦してくれる可能性すらあるのではないでしょうか? 以上、優待族としての出自と存亡を賭けた大型企画に成長した、 優待地銀株バルクプロジェクト 2022年夏編 でした。🎵 バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 18, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。104位 8367 南都銀行(東P、3月優待) ◎◎ PF時価総額104位は、奈良県内融資シェア5割弱、預金シェア3割強と地元では圧倒的なパワーを誇る南都銀行です。 現在の株価は1986円、時価総額656億円、PBR0.23、自己資本比率は4.1%、今期予想PER5.88、配当利回り5.1%(102円)、総合利回り5.3%(102+3.3=105.3円)で、優待は300株保有で1000円相当のクオカード、1000株保有で2000円相当の奈良県産品などです。 さて私は現在、「指標的に割安でかつ魅力的な優待が付いた地方銀行株を片っ端から集めて、それらを1つの塊として運用しその中長期的なパフォーマンスを楽しく観察してみよう。」という、 優待地銀株バルクプロジェクト を立案実行中です。 そしてここ南都銀行へもプロジェクトの一環で参戦しました。最初に優待ミニマムの300株買ってポートフォリオに放り込んでみたのですが、「ん?、ここはかなりいい銘柄だな。もうちょっと行こう。」と感じて1000株まで買い増ししたので、それで今回このランキングに初登場することとなりました。 今後の業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 17, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第6弾です。 今日は第7章 ホワイトウェンズデー - ソロス+S.ドラッケンミラー対イングランド銀行 から。 実質的に、 ドラッケンミラー がクォンタムの資金の大部分を支配していた。 ドラッケンミラーは、チャンスがあれば両手でこれをつかみにいった。弟子が師匠から学んだことがひとつあるとすれば、それはしかるべきタイミングがきたら、持てるものすべてをつぎ込めということである。 、、、ソロスは困惑した表情を浮かべた。「理屈に合わないな。」 「どういうことですか?」とドラッケンミラー。 「いいかね、もしそのニュースが正しくて、リスクがほとんどないのなら、なんで着実に積み重ねるんだ? なぜ一気に150億ドルまで行かない?」とソロス。 「急所を突け」と彼はアドバイスした。 ドラッケンミラーはソロスが正しいと思った。これがこの人の天才たるゆえんだろう。。。ここが攻めどころだと気づいたのはソロスである。 自分が正しいと分かっていたら、「賭けすぎ」なんていうことはありえない。可能な限りチップを置くことだ。 私が毎日毎日このブログで記事を量産しているのも、究極的にはソロスの言う「急所を突ける」絶好のチャンスを、そして求め得る限り最上で最高の銘柄を見つけるためです。その「稲妻の輝く瞬間」を常に求め続けているからこそ、私はいつもこんなに元気でいられるんですね。(笑)
Jul 16, 2022
さて今日は 2021~22主力株概況シリーズ です。103位 5184 ニチリン (東S、12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額103位の上位銘柄は、独立系の自動車用ホース大手のニチリンです。 現在の株価は1539円、時価総額221億円、PBR0.51、自己資本比率は60.1%、今期予想PER7.02、配当利回り4.9%(76円)、総合利回り5.6%(76+10=86円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 ニチリンは万年不人気セクターの「自動車部品関連株」であるために、指標的には激安水準です。ま、自分としては今の株価位置であれば、のんびりと楽しくホールドしていくだけですね。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 15, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。 102位 9948 アークス(東P、2月優待) ◎ PF時価総額102位の上位銘柄は、北海道・青森・岩手でトップシェアを誇るスーパーチェーンのアークスです。 私は2010~2011年頃に青森地盤のスーパーである 旧3078ユニバース を主力の一角として戦っていたのですが、その後アークスに経営統合されたためスライドしてアークス株を多く持つことになりました。ただその後株価が上昇したため持ち株をチビチビと売却して一旦は「優待株いけす」に戻っていました。 2021年12月に様々な食品スーパー銘柄の相対的な比較をしているときに、「アークスは業界上位だし、指標的にも安いし、積極的かつ妥当な価格での手堅い同業者M&Aを通じての成長力もあるし、もっとポートフォリオ上位で持つべき銘柄だな。」と感じて、1000株まで買い増しをしたために久しぶりにPF上位に登場してきました。 現在の株価は2101円、時価総額1211億円、PBR0.72、自己資本比率62.3%、今期予想PER10.80、配当利回り2.7%(57円)、総合利回り3.7%(57+20=77円)で、優待は100株保有で自社商品券もしくは全国共通ギフト券2000円相当、もしくは青森県産りんご3キロ、もしくはりんごジュース1箱です。ユニバースの優待制度が残ったのが旧ホルダーとしては嬉しかったですね。 アークスは今や「北海道・東北の輝く一番星☆」ですし、 イオン等のスーパー列強との今後の死闘を楽しみにこれからもホールドして応援していく予定です。。。。。。。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 14, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第5弾です。 今日は、第5章 番長 から。 ヘッジファンドの物語は、、、ハイパフォーマーたちの物語であり、なかでも最も有名な一派をつくったのは、ノースカロライナ州出身のやり手-その名をジュリアン・ロバートソンという。 ロバートソンがタイガーを立ち上げたのは1980年。48歳と比較的遅い時期だった。 1980年5月の創業から1998年8月の最盛期まで、タイガーは手数料控除後で平均31.7%の利益を上げた。S&P500指数の年間上昇率12.7%を上回っている。 この期間に銘柄選択が成功したというのは、効率的市場仮説にとって屈辱的な事実だった。。。ロバートソンは、市場の制度的弱みや、一流のクオンツ戦略や、何かしら哲学的なビジョンを発見したと主張したわけではない。彼はかつてタイガーの東京駐在員、ロバート・カーに充てた手紙で自分の投資アプローチを概観しているが、その内容があまりに平凡なため、彼の成功がますます謎めいて見える。 いわく、タイガー・マネジメントの人間は、優良企業を排してもっと優良な企業を加えることで、アグレッシブにポートフォリオを運営しなければならない。ひとつの投資に資本の5%以上をつぎ込む危険を冒してはならない。調子が悪くても運が再び向くまで攻め続けなければならない。 必ずといってよいほど、彼は相場に勝った。あるタイガー出身者によると、これは小さな会社に目をつけたせいだという。いわく、ユナイテッド航空など大企業の市場価格は、ウォール街のアナリストがデータを隅々まで調べるから効率的になりやすい。ところが小さな会社は監視の目を逃れやすい。 ジュリアン・ロバートソンも、 小型株効果 を存分に利用したということです。そして彼よりも遥かに資金力が劣るがゆえに小回りと機動力を発揮しやすい我々市井の個人投資家にとって、このやり方がより効果的であるのは言うまでもありませんね。♬ (続く)
Jul 13, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位 ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第4弾です。 今日は、第4章 錬金術師 から。 情勢の変化を感じ取ると、ソロスは躊躇なく投資した。 自分が正しいという確証がなくても、彼は思い切って行動した。ある投資案件がざっと検討して魅力的だったら、ほかの投資家もそれに魅力を感じるはずである。それに、完璧な認識力などありえないから、細かい点を気にしても意味がない。 細かな点は専門家にまかせておけばよい。「投資が先、調査はあと」が彼のモットーだった。1981年が始まる頃には、ソロスは想像を絶するほどの成功を収めていた。 私は投資と言うのは、 いい加減がちょうどいい と考えています。運用は文字通り「運を用いる」ものですし、未来を正確に見通せる「魔法の水晶玉」を持ち合わせた投資家は世界のどこにも存在しないからです。 私が長年飽きもせず「ポートフォリオ概況シリーズ」を書き続けているのも、「ざっくりと簡単に見て良い銘柄」を少しでも多く抽出するためです。自分が「大まかに見て大体正しければ、それで良い。」と割り切って考えているんですね。(続く)
Jul 12, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。 101位 6222 島精機製作所 (東P、3・9月優待) ○ PF101位は、電子制御横編み機の世界最大手で、国内9割、海外6割のシェアを持つ島精機製作所です。 現在の株価は2156円、時価総額772億円、PBR0.84、自己資本比率は87.2%で有利子負債は0、今期予想PER61.95、配当利回り0.7%(15円)、総合利回り1.2%(15+10=25円、100株優待品は私の判断で1000円で換算)で、優待は100株保有で3月株主にホールガーメント(無縫製ニット)製品または直営飲食施設取扱商品等(※保有株数に応じて内容が異なる) 9月株主に 「オーベルジュサウステラス」30%優待割引券4枚など(優待券4枚のヤフオク平均落札価格は100~500円。そのためここでは0円で換算。) です。 島精機製作所は新型コロナのダメージが大きくて過去3期連続最終赤字ですが、今期はようやく黒字転換の予想です。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 私としては今後の業績回復を楽しみに、これからも粘り強くホールドして応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 11, 2022
さて今日は、2021~22主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP100銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91位 8544 京葉銀行 理念がなんだかふわっとしている銀行ですね。 92位 2882 イートアンド 大阪王将って値付けがちょっと大雑把というか全体に適当な感じがします。かなり高いなと感じるメニューと逆に安いなと思うメニューがモザイク状に混在しています。面白いですね。 93位 7593 VTホールディングス 地元の中部圏の一部のバリュー系投資家の方々の間ではカルト的な人気を誇る銘柄です。そして総合利回りも十分に出ていますし、私も実に悪くない銘柄であると思っています。 94位 9201 日本航空 JALは優待族的には超鉄板銘柄ですし、久々に買い戻せて良かったです。 95位 3397 トリドールホールディングス 指標的な割安さは皆無ですが、優待内容は極めて強力です。優待券をもらった時・そして優待券を使って実際におうどんを食べたときの脳内麻薬の大量放出のされ方にはマックに匹敵するものがありますね。 96位 8098 稲畑産業 「稲畑にはポートフォリオ上位で戦えるだけの十分な実力がある。」と考えて少し買い増ししたため、今回上位に初登場してきました。 97位 7475 アルビス 指標的にもまずまず割安ですし、更に優待内容が強力で力があり、優待族的には優待MAXを保有していくのには何の不満もない良い銘柄であると考えています。 98位 2685 アダストリア 巨大ショッピングセンターにマルチブランドで出店していますが、正直に言って同業他社に較べて頭一つ抜けていると思います。今後もしもチャンスがあれば、大きく買いたいですね。 99位 3050 DCMホールディングス 業界首位級の銘柄で指標的にかなり割安、かつ優待内容にも一定の力があり、今の株価位置は魅力的と思います。 100位 9418 USEN-NEXT HOLDINGS 指標的にはかなり高いですが、事業内容も成長力も優待も、その全てが魅力的な素敵な優待クオリティ株です。 以上、2021~22ポートフォリオTOP100銘柄のまとめ でした。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 10, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。100位 9418 USEN-NEXT HOLDINGS(東P、2・8月優待) ○ PF時価総額100位の上位銘柄は、旧母体USENが傘下の持株会社であるUSEN-NEXT HOLDINGSです。 現在の株価は2190円、時価総額1316億円、PBR3.43、自己資本比率は24.6%、今期予想PER15.50、配当利回り0.7%(15円)、総合利回り3.0%(15+50=65円、優待は100株優待のメルカリ平均価格の2500円で換算)で、優待は100株保有で年2回、自社コンテンツ配信サービス90日間利用料無料、1000株保有で同1年間無料などです。 ところで私は数年前から、「テレビ、中でも特に地上波は、ワイドショーを筆頭に人間の妬みや不安などの負の感情を掻き立てて視聴率を上げることを目的とした、品性下劣の極みで見るに堪えない番組が多過ぎる。テレビをつけっぱなしにして受動的に見ていると、人生に広範かつ致命的なマイナスの影響を及ぼす。」という判断の下に、「極力、地上波を見ない。」ことを強く意識してきました。 ただご飯を食べるときの「お供のエンターテインメント」として良質な動画コンテンツが欲しいことに変わりはなかったので、次善の策としてTVer(ティーバー)を利用して比較的まともな番組を選んで流すようにしていました。 ただそれでも「薄まっても毒は毒」であり、私は更に考えて、その後投資本を早く配送してもらうために元々入っていたアマゾンプライムで、評価の高いアニメや映画を厳選して見るようになりました。 具体的には、例えば中国の春秋戦国時代後期を題材にした「キングダム」というアニメ作品を見ました。ストーリーが抜群に面白く、更に主人公に同化して「自分も株式市場で大きな武功を上げよう。」と精神を高揚させ鼓舞してくれる効果まであり、端的に言って地上波のワイドショーの10000倍くらいは人生の役に立つと感じました。 、、、、ただ、アマプラを「ごはんの友」のメインに据えて数年が経過したのですが、次第に「アマプラでは見れない名作」が沢山あることに気付くようになりました。そして昨年、「そうか、USEN-NEXT HOLDINGSを1000株買えば、ずっと無料で動画配信サービスのU-NEXTにアクセスできるんだ。」ということに思い当たり、それですぐに1000株買ったのでした。(→気づくのが凄く遅い!) 1000株優待を手に入れた今は、岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」やNHKの「映像の世紀」、後アニメだと「ブラックラグーン」などを見ています。 私は中でも岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」が特に好きでひたすら見ているのですが、イタリアのシチリア島の猫を取り上げた時が特に印象に残っています。凄く体の大きな、顔もボディも栄養満点でパンパン&パツパツのボス的な猫が登場している神回です。 彼はカフェではドメニコ、魚屋ではミルコ、お肉屋ではトムなど、「角を曲がり、ストリートが変わる毎」に様々な名前が付けられていて、ついさっき違う店で極上のご馳走にありついたばかりなのに、数十分後にはまた別の店で妙にかわいい声を出して新たな餌を強請るという「美味しいご飯ポートフォリオ」を安定的に分散させ巧みにリスクをヘッジしている、類まれなる賢さと愛嬌と、何よりも図々しさを兼ね備えたミラクルな猫でした。 私はこの通称「ドメ」の神々しいまでの堂々とした人たらしぶりに見惚れながら、「うん、彼は我々投資家の理想郷を体現している。いついかなる時も、どんな環境下であっても、きちんとご飯にありつける≒パフォーマンスを上げ続けることはとても大切なこと。その為にはポートフォリオをしっかりと分散し、同時に1つ1つの投資先がガチンコで強いことが必要。ドメはそれがしっかりと分かっている。彼は投資家としてもやっていける。」と思い、猫なのになぜか投資家としての一つのお手本を見せられた、そういう印象を持ったのでした。 さてUSEN-NEXT HOLDINGSは指標的にはかなり高いですが、事業内容も成長力も優待も、その全てが魅力的な素敵な優待グロース株です。現行の優待制度が続く限り、このままホールド継続の予定です。 、、、最後に皆様にお願いがあります。私はこれまでに、「進撃の巨人」、「約束のネバーランド」、「ジョジョの奇妙な冒険」などのアニメを見終わったのですが、他に「これもめっちゃ面白いよ!」というものがありましたら、是非教えてください。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 9, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第3弾です。 今日も、 第3章 ポール・サミュエルソンの秘宝 から。 コモディティズ・コーポレーションのトレーダは投資家心理についても一家言あった。人間はそれぞれのベース、それぞれの方法で意見を形成する。新しい情報がすぐに処理できるというのは現実離れした考え方である。投資家は少しずつ情報を吸収する。だから、それにともなって市場の動きにはトレンドが生じるのである。 トレンド追随で大きな利益が出る以上は、計量経済モデリングにばかりこだわるのは意味がない。 何よりも重要だったのは、同社がトレンド・フォローに転じたことである。フランク・ヴァナーソンがテクニカル・コンピュータ・システム(TCS)を開発し、ランダムウォーカーの誤りを実証したおかげで、コモディティズ・コーポレーションは自信をもってマイケル・マーカスのようなトレンドフォロワーを採用し、ファンダメンタルズ分析とチャートの組み合わせという彼のノウハウを一種の社是にすることができた。 金融分野の学問がヴァナーソンの発見に追いつくのは、それから何年もたってからのことである。 今でこそ、モメンタム/トレンドフォロー投資手法 が極めて有効性が高いやり方であることは多くのデータから実証されていますが、それに早くも1970年代に気付いたコモディティズ・コーポレーションは本当に凄かったと思います。 こういう、他の投資本ではなかなか言及されていないディープな投資業界の裏話が満載なのが、この本の大きな魅力なんですね。(続く)
Jul 8, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベスト131位ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) の第2弾です。 今日から数回は、まず上巻を見ていきましょう。 今回は第3章 ポール・サミュエルソンの秘宝 から。 1967年の有名な議会証言で、かの偉大なる経済学者ポール・サミュエルソン(ノーベル賞受賞)は、資産運用業について意見を述べた。 たいていのファンド・マネジャーは配管工になったほうが社会に貢献するだろうが、本当に新しい洞察力をそなえた優秀な人間は相場に勝つことが出来る、とサミュエルソンは考えていた。 「人によって背も違えば容姿も違う。辛辣さもちがう」と彼は書く。「ならばパフォーマンス指数(PQ)もちがうはずだ。」もちろん、こうした例外的な投資家は「フォード基金や地方銀行の信託部門」に自分を安売りしたりしない。「そうするにはIQが高すぎる」からだ。 自信家だったサミュエルソンは、配管工予備軍のなかから数少ない例外を選抜できるはずだと、当然の様に信じていた。1970年、彼はコモディティズ・コーポレーションという新興投資会社の創業支援者となり、あわせてウォーレン・バフェットにも投資してポートフォリオを分散した。 コモディティズ・コーポレーションは、筋金入りの「クオンツ」-「ロケットサイエンティスト」としても知られる金融工学モデルの信奉者-が最初につくった投資会社のひとつである。 サミュエルソンは基本的に、この会社の少しばかり誇大妄想の気がある社長、F・ヘルムート・ワイマールに賭けていた。 ワイマールは、、、こう述べている。「ランダムウォークなんてクソ食らえだと思いました。市場の他のプレーヤーを出し抜いて大儲けすることはできない、なんて考え方は大バカです。」 この ランダムウォークなんてクソ食らえ というのは、筋金入りのアクティブ投資家である私が、普段口外はしませんが心の内に熱く秘め続けている哲学そのものです。 市場は効率的だと私に言ったことがある人は、例外なく貧しい。(ラリー・ハイト) んですね。(続く)
Jul 7, 2022
さて今日も 2021~22主力株概況シリーズ です。 99位 3050 DCMホールディングス (東P、2月優待) ◎~◎◎ PF時価総額99位の上位銘柄は、ホームセンター業界2位のDCMホールディングスです。 グループ傘下の会社がいつの間にかジワジワと増えていますね。。。 現在の株価は1016円、時価総額1595億円、PBR0.63、自己資本比率は53.6%、今期予想PER7.80、配当利回り3.4%(34円)、総合利回り3.8%(34+5=39円)で、優待は100株保有で500円相当の買い物優待券などです。 DCMホールディングスは、業界首位級の銘柄で指標的にかなり割安、かつ優待内容にも一定の力があり、今の株価位置は魅力的と思います。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) ちなみにホームセンター業界には他にも 2790ナフコ 、 7516コーナン商事 、 8218コメリ など指標的に安い優待株が多いと感じています。いずれにせよ、これからも現行の優待制度が続く限り楽しくホールドして応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 6, 2022
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第131位は、ヘッジファンド (セバスチャン・マラビー著、楽工社、2012年) です。 この本は、アルフレッド・ウィンスロー・ジョーンズが世界初のヘッジファンドを「発明」して以来のその歴史と興亡を解説した壮大な力作です。著者のマラビーがこの本の完成のために使った取材や執筆などの時間はとてつもなく膨大な物であっただろうと思います。本当に素晴らしい1冊です。 ある意味では、「マーケットの魔術師 外伝」と言っても過言ではないくらいの、新鮮で高彩度な知的興奮に満ちた傑作です。 そしてこの本の長所は更にあります。他の投資本では滅多にお目に掛かれない著名投資家の写真がたくさん掲載されていることです。 内容が非常に濃く、上下巻で600ページを超える大作の全容をお伝えするのは不可能なので、次回からはこの本のベストオブベストの大トロの部分だけをコンパクトに一緒に見ていくことと致しましょう。(続く)
Jul 5, 2022
さて今日は2021~22主力株概況シリーズです。 98位 2685 アダストリア (東P、2月優待) ◎~◎ PF時価総額98位の上位銘柄は、グローバルワーク、ニコアンド、スタディオクリップ、ローリーズファーム等複数のカジュアル衣料ブランド店をSC等に展開し、アジア展開加速中のアダストリアHD(旧ポイント)です。巨大ショッピングセンターには必ずといって良いほどマルチブランドで入っていますね。 現在の株価は2180円、時価総額1064億円、PBR1.83、自己資本比率は55.1%、今期会社予想PER15.66、配当利回り2.5%(55円)、総合利回り3.6%(55+24=79円、優待はヤフオク&メルカリ平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株で3000円相当等の商品引換券などです。 アダストリアには様々なブランドがあるので、優待券は使い勝手が良いです。今日は私の買い物の実例をいくつか御覧頂きましょう。 スタディオクリップで買ったハロウィンリース ローリーズファームで買った、ティアードワンピース さてアダストリアというと、かつてここに集中投資され結果として消えていかれた、素晴らしい分析力を持っていたある新進気鋭の投資家のことを想起します。 アダストリアの商品は全体にチープで造りが悪く、それが消費者にバレて業績が急降下していましたが、そのデザイン性の高さや時流に乗ることへの即応力や値段の安価さには依然として大きな魅力があり、結局業績は2016~2017年にかけて急回復しました。(ただしその後再びやや低迷し、2022年現在はまた改善中。) 彼は完全に正しかった。ただ勝負に出るのが少しだけ早すぎたのでしょう。株式投資ではその考えが秀逸でも、手掛ける時期が適切でなければ結果が出ない、それどころか驚くほどの惨劇を招くこともあります。ちなみに、 以前に株式投資本オールタイムベスト16位で紹介した永遠の名著 世紀の相場師ジェシー・リバモア の中に、 時代のわずか先を行くだけで「変人」となり、時代から取り残されれば「敗残者」となる。時代を的確にとらえた者が「天才」の栄冠に輝く という印象的な言葉があります。 私も常に、「自分の投資アイデアは独りよがりのものになっていないか? その発想は時代の半歩だけ先を行く適当で適切なものか? 早すぎたり、逆に遅すぎて致命傷を招くようなものになっていないか?」を自問しながら日々ポートフォリオ編成に当っています。自分のセンス・感性が干からびないように毎日この日記を書いて黙々と素振りを続ける、これが投資家として最も大切なことだと考えています。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 4, 2022
さて大変なご好評を戴いている 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、今日はその ベスト125 をまとめておきます。 また当シリーズからのスピンアウト企画で、パンローリング社の書籍の扱いがある全国の大きな本屋さんで発売中&好評に付き重版出来(じゅうばんしゅったい)となっている みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 及び、その続編で同じく好評を頂いている みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 更に最新刊となるシリーズ第3弾 みきまるの「名著」に学ぶ株式投資 も改めてよろしくお願い申し上げます。 シリーズ三作、そろい踏み。 さて私が投資家としての生を受けて20年以上が経ちました。今日紹介するのは、今までに数千時間以上をかけて読み倒してきた数百冊の投資本の中のまさに至高の「ベスト・オブ・ベスト」です。 今この日記を書いている机から12.5秒以内に手が届くところに全てがある、投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちです。私は資産を失っても、家を失っても、投資家として何度でもやり直せるという絶対の自信があります。でもその時にもしも、この子達が自らの傍にいなかったらそれはもう全然ダメです。つまり この記事は、私の投資家としての頭の中の全て ものの見方・考え方の全て ということです。 そして同時にこの記事は、私の投資家としての 「ある意味での集大成」 とも言える内容でもあります。このベスト125には私がどのような投資家であり、何を大切にしているのか、そしてどういうことを考えて毎日を戦っているのか、の全てが表出していると思っています。 全部読めば実力UP間違いなし、まさに「永久保存版」 絶対の自信を持って皆様に贈る渾身の日記となります。 前置きが長くなりました。 それでは早速始めましょう。 1~100位 101~105位 105~110位 111~115位 116~120位 なお未読の方は「持てる筆力の全てを尽くした」完全燃焼の上記のベスト120を先に御覧下さい。。。 121位 利食いと損切りのテクニック(アレキサンダー・エルダー著、パンローリング、2012年) 「手仕舞いの売り」と「信用の新規売り」のやり方に焦点を当て、そこに特化した1冊です。投資本と言うのは膨大にありますが、そのほとんどは「買い」に関してのものです。そして「売り」に関しての本と言うのはあまりありません。 では何故「売り」に関する本が少ないかと言うと、「売り」と言うのは「買い」に較べて非常に難しく、手法を言語化することが極めて困難だからです。 そんな中で、今回のエルダー本は、その難解極まる「売り」のやり方を懇切丁寧に説明してくれる最高の1冊です。買って一通り読み、その後本棚に置いておくと抜群に役立ちますね。 1. 総論2. 売りは、最後には必ず向き合う現実3. 気分が悪ければトレードは控える4. 買い候補のリスク・リワード・レシオを考えることが大切5. マーケットは「平均回帰の法則」が強く働くところ6. 株式市場のインサイダー取引の量は、一般に考えられているよりもずっと多い7. FX8. センチメント指標は先行する122位 ラリー・ウィリアムズの株式必勝法(ラリー・ウィリアムズ著、パンローリング社、2004年) ラリー・ウィリアムズは世界的に有名なスーパートレーダーです。そしてこの本は彼の「実践家」としての長所が遺憾なく発揮された、投資のヒントに溢れた良書です。1. 総論2. 長期投資への誤信3. われわれの目標は、株価平均のパフォーマンスを上回ること4. 無知な投資家や大勢の考えは、たいていの場合は間違っている5. 一番大切なのは資金管理6. 株式市場は一貫して上昇基調をたどっている7. ダイバージェンス(乖離)のある株価推移の銘柄を買う123位 ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版 (ラリー・R・ウィリアムズ著、パンローリング、2012年) ラリー・ウィリアムズの言葉には、「神なる市場への敬虔さ」が溢れかえっています。私達投資家は頻繁に間違えますが、全知全能の神である市場は決して間違えることはありません。何の制限もなく自由にどこへでも進んでいきます。市場を50年以上生き抜いてきた彼の言葉の1つ1つには「純金以上」の珠玉の価値がありますね。1. 総論2. 市場は、「倍返し」しがち3. 「落ちるナイフは床に突き刺さって、振れが収まるまで待つ」のが大切4. 天井と底の「2つの法則」5. 短期トレーディングの真実6. 正しくトレーディングするためのルール7. 一番大切なのは、資金管理≒損失の管理8. 恐怖心を金に換えろ9. パーティーがいつ終わるかは、実際に終わるまで分からない10. なぜ負けるのか?124位 トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) 中上級の投資家の方々にとっては「これはたまらん。」というずば抜けた知的興奮に溢れた本ですし、精神科医でかつ同時にラリー・ウィリアムズの息子であるジェイソン・ウィリアムズにしか書けない、逆に言うと彼だからこそかけた傑作ですね。1. 総論2. 脳の構造に関する基礎知識3. なぜ日本人は投資が下手なのか?4. ダン・ザンガー5. 野菜畑の手法125位 決算書「3分速読」からの10倍株の探し方(はっしゃん著、KADOKAWA、2021年) ベストセラーになるのも納得の、理論的で切れ味抜群の1冊です。グロース投資家の方はもちろん私の様なバリュー投資家にとっても得るところの多い良書ですね。1.総論2. 売上が2倍になれば利益は2倍になり株価も2倍になる3. PERが意味すること 以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト125のまとめでした。
Jul 3, 2022
さて今日は、 2021~22主力株概況シリーズ です。 97位 7475 アルビス (東P、3・9月優待) ◎ PF時価総額97位の上位銘柄は富山・石川・福井3県で食品スーパーや自社開発の商業施設を展開しているアルビスです。2018シーズン44位、2019シーズン58位、2020シーズン80位に続いて、今シーズンも何とかその地位を守って4年連続でここで出てきました。 現在の株価は2212円、時価総額205億円、PBR0.66、自己資本比率は60.8%と良好、今期予想PER8.96、配当利回り3.2%(70円)、総合利回り4.1%(70+20=90円)で、優待は100株保有で年2回、 (1)自社グループ商品券または(2)北陸地方名産品などです。 私は過去に色々と選んでいます。ちょっと見ておきましょう。 アルビス商品券 氷見糸うどん 喉越しも良く、ツルツルで美味しかったです。 しろえびせんべいセット ほんのり鼻から抜けるエビの香りが上品で、とても美味しいです。 どれも地域色が豊かでとても魅力的ですね。 さてアルビスは指標的にもまずまず割安ですし、更に優待内容が強力で力があり、優待族的には優待MAXを保有していくのには何の不満もない良い銘柄であると考えています。また今後の業績推移によっては再び大きく買い増ししたいなあ、そんな日が来たらいいなあ、とも思っています。 2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 2, 2022
いやあ、今年も早くも7月になりました。今年は気温の上がり方が半端無いですし、株式市場ももう少し温まって欲しいですね。 さてマーケットでは昔から ナスダックの最悪の4か月は7月に始まる。また、店頭指数は1971年以降、特別に良かった数年を除いて、7月はひどい下げに見舞われ、平均でわずか0.02%の上昇しかしなかった。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P189) とされています。 「セルインメイ」の5月、「体調を崩しやすい長雨の季節」である6月に続いて、まだ無理は禁物の1か月という事ですね。(汗) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jul 1, 2022
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