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2007.01.11
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カテゴリ: つぶやき

 私の姉の体験談など、紹介してみようかな~

 私には3歳年上の姉がいますが、姉の結婚前に私と姉の
 二人で生活をしていたことがあります。
 その頃、姉は数々の霊体験をしたそうです。
 住んでいた場所がそういう因縁めいた場所だったのか
 もともと霊感の強い姉だからか・・ 

 エピソード1・・・カレーパン

 ある日の夕方、姉が私より遅れて帰宅した。
 玄関を開けて入ってくるなり、一目散に台所にむかい
  お湯を沸かし、お茶をいれる姉。
 「どうしたの?そんなに喉かわいているの?」
 という私の問いかけに、姉は一言
 「私が飲むんじゃないよ・・」
 そして、入れたてのお茶を持ち、外へ出る。
 取り残された私は、状況が把握出来ずに呆然としていたが
 嫌な予感を感じ動く事が出来ないでいた。
 そこへ、姉が戻ってきた。
 恐る恐る、聞いてみる「どうしたの?」という問いかけに
 姉が話し始めた・・

 姉の話によると、会社からの帰り、駅から
 家に向かうちょうどその時、駅前の雑踏を
 人々の動きとは、全く異なる動きのものを見たそうだ。
 あっ・・きたな。と姉は思ったそうだが、
 案の定、姉のところに、ひゅ~っと飛ぶようにやってきた。
 無視する姉の後をついて来る。
 10分ほど歩いてもまだついて来る。

 伝わる波動は、あまり悪い感じではなさそうなので、
 まわりに人がいなくなったあたりで話しかけてみたそうだ。
 「どうしたの?なんでついてくるの?」
 そうすると、その霊は
 「ひもじい・・何か食べたい・・」と語った。
 よくよく見ると、貧しそうな身なりのいかにも
 どこかで行き倒れになったような感じの中年の男性。
 不憫に思った姉は、近くのコンビニまで来ると、
 「ちょっと待ってて!」とその男性に言い、
 コンビニでカレーパンを買ってきた。

 そして、とにかく早く、何か食べさせてあげようと
 コンビニの店の前でカレーパンの袋を破き、地面に置き、
 その男性にあげたそうだ。
 はたから見たら、きっと、姉は食べ物を粗末にする危ない女
 と映ったに違いない。

 感謝の気持ちを表したその男性は
 「上がる前にお茶が飲みたい」と言ったらしい。
 と言う訳で、家の前までつれて来て、お茶をあげたという事。

 そこまで聞いて、殆ど凍りついている私に姉が
 更に凍りづく言葉を・・
 「あんた、常日ごろ、見られるものなら一度、
 幽霊を見てみたいって言ってたでしょう?
 あの人悪い人じゃないし、今少し待ってもらっているから、
 見たいならおいで・・しかもかなりはっきりした霊だから
 間違いなく見えるよ・・」

 なんてことを言ってしまったんだ・・・後悔しても遅い、
 しかも待っているだと?
 そんな~ 行くのは怖いが行かないのも悪い、というか、怖い・・
 冷や汗が出るのを感じながらも、重い足をひきずり、
 玄関に向かって歩き出す私。
 もちろん、姉の背中に隠れながらの移動だった。

 そして現場へ・・少しずつ頭を姉の背中からスライド
 させ、恐る恐る視線を姉の指指す方向へ・・・
 今でも覚えている、あんな恐ろしい瞬間は初めてだった。

 30秒ほど経過・・・
 私「どこ?何処?どこにいるの?」
 姉「はぁ~・・・??? あそこ!」
 私「えっ・・なんにも見えない。お茶椀があるだけ。」
 姉「はぁ~・・・??? まだいるじゃない、あそこに
   あんなにはっきりと、少し笑って・・」
 私「?????」
 30秒ほど経過
 姉「あんなにはっきりしたのが見えないなら、あんた
   この先、一生霊を見ることはないね!!!」


 今では、この日、私が見えなかった事が幸せに思える。
 姉が言ったとおり、私はそれ以前もその後も、
 それらしきものを目撃したことはない。

 言い忘れたが、その男性は無事に上がったそうです。







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最終更新日  2007.01.12 01:24:02


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