60ばーばの手習い帳

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March 16, 2024
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​​☆葡…ブ、フ ☆萄…トウ

のび太「葡萄」 



​​  ​葡萄茶​ (えびちゃ)色、 葡萄染め (えびぞめ)という言葉を耳にしたことがあるかと思います。葡萄(えび)は、ヤマブドウの古名エビカズラからきています。
​​

​​  葡萄茶 は、卒業式の袴などに見られる暗い赤色ですが、『源氏物語』などに出てくる ​​葡萄色 ​​​ は、赤みのある紫色で、ヤマブドウでななくムラサキの根で染めます。​​
 紫は「高貴」を象徴する色でした。

 枕草子第二六三段は、関白道隆が一切経供養を行う場面を描きます。一切経供養は、新しく写経した一切経を寺に納めて供養するイベントです。中宮定子のお供で清少納言も参加しました。そのときの定子の衣装です。

​​​…紅の御衣(おんぞ)どもよろしからむやは。なかに唐綾の柳の御衣、 葡萄染 の五重襲(いつへがさね)の織物に、赤色の唐の御衣、地摺の唐の薄物に象眼重ねたる御裳などたてまつりて、ものの色などは、さらになべてのに似るべきやうもなし。​​​​

​ この日はほかにも「 葡萄染 」の装束が多く書かれています。​
​​ 残念ながら、 葡萄染め は褪色しやすかったようで、第一五八段で「むかしおぼえて不用なるもの」昔は立派だったのだろうけれど、今では用をなさないものとして、「 葡萄染 の織物」を挙げています。時が経ってすっかり色あせてしまった葡萄染めのことです。​​






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Last updated  March 16, 2024 12:00:24 AM
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