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いよいよ今年も最終の日となりました。今年一年を振り返りながら色々なことを思い出します。睦月・・・正月明けの主人の実家への里帰り。 九州へ行けば“嫁”なのですが、本当にゆっくり出来る唯一の時間です。如月・・・このブログを、、書き始めました。弥生・・・其処此処のお雛様の飾り付けは年を追うごとに大変ですが 多くの皆様にご覧いただけました。卯月・・・家族で昼神温泉へ旅行。 そこのお宿にあったシアタールームの影響を受け、6月には当館にも。 古川祭りもお天気に恵まれ盛大でした。皐月・・・今年も山野草の師匠 中村さんに沢山楽しませていただきました。水無月・・毎年恒例の社内BBQ大会。飲みすぎて翌日大変。 寄る年波を思い知らされました。文月・・・まさかの大浴場の故障。多くの方にご迷惑をかけてしまいました。 日々の管理の大切さを痛感させられました。葉月・・・夏休み。そして子供達との格闘の日々。長月・・・きつね火まつりではスタッフ全員、狐に変身。私達も楽しみました。神無月・・当館3部屋目の、そして最大級の露天風呂付スイート「聚楽」のお披露目と 「ウエイティングバー」の完成。霜月・・・招月楼・玄関棟・大蔵の三棟が国登録有形文化財として正式通知を頂きました。師走・・・お蔭様で今年も一年“無事”に過ごさせていただくことが出来ました。 感謝。感謝です。また、来年も気張らずに『ほぼ毎日』程度で綴らせていただきたく思っております。ご覧いただいた皆様もどうぞよい年越しをお過ごし下さいませ。来る年も皆様にとって『安閑日如年』でありますように。
2007年12月31日
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LOHAS(LIFESTYLE OF HEALTH AND SASTINABILITY)直訳すると持続可能で健康的な生活様式。平たく伝播しているニュアンスとしては“根性論で気張らない、オシャレな環境配慮生活”という感じだと思います。その範疇においては、当館ではお客様の使用感向上を念頭にしながらも極力“使い捨て消耗品”を止め、“おしゃれでセンスよい備品”へとシフトするように努めております。割り箸の原則廃止とともに2年ほど前から(その頃旅館業界の流行でもあった)ビニール製の巾着袋を廃止し女性用だけ縮緬の小物入れに替えさせていただき売店での隠れた人気商品になるなどご好評をいただいておりました。このたび、大量に抱えていた在庫ロットも底をつきかけ男性用も晴れて変更することに致しました。縮緬や信玄袋はリターナブルとはいえ勿論初期投資は結構かかりますし汚れやたまにある盗難でのロスを考慮すると間違いなく“使い捨て”の方がコスト的には安くついてしまいます。これはお箸に関してもいえることなのですが使い捨てる方が安く済んでしまう、という(コストダウン努力による企業としては正常な活動ながら)一般常識的には異常な現象が起きていることを考えると少し強い意志を持ちながらロハスしなくてはいけない気がします。そういった意味での残る懸案事項は歯ブラシと男性用の使い捨て髭剃り。(当館を既にご利用いただいてご理解のある)メンバーズ会員の皆様にはこういったものをご持参いただくと館内利用券としてお返しさせていただいておりますがもっと根本的な施策がないものか思いあぐねております。皆様方に何か良いお知恵や先行事例などございましたらお教えを乞いたいところです。ちなみに最近“フードマイレージ”などとという言葉を耳にするようになりました。当館でも正月明けから皆様の【移動】に関わるマイカーよりも負荷の少ない公共交通機関(高速バスやJR)でお越しいただける方向けのお得なキャッシュバックプランも試みております。http://www.nande.com/oyado/yoyaku/menu.asp?id=00026#11
2007年12月30日
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お正月に向けて準備も最終段階を迎えました。当館の玄関には、門松。正面には、花もち。水や火の神様がおわす処には、お清めの〆飾り。大浴場へ向かう廊下の畳も新しいものに替わり。。。。何となく清々しい気分になり、仕事を終えて帰宅すると“雑然とした部屋”。毎朝毎朝整理すれども夜戻ると必ず『ブタ小屋』状態(豚さん御免なさい)。「もしかして、私達って片付けられない女達?」と子供たちに脅しをかけながらもあと二日の猶予があるし「まあ、いっか。」と思う私はやはり片付けられない・・・・・?そんな小屋の写真は無論公開できませんので当館の館内室礼のミニフォトギャラリーを本日はお送りします。
2007年12月29日
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おそらく多くの会社さんやお役所は昨日か、今日が『御用納』。今朝も銀行さん達が「来年も宜しく」とご挨拶していかれます。そして当館はその良響で今日から年始6日までは大賑わいの大忙し。クリスマス期の数日を除いては社内の忘年会やら日帰り旅行やら何かとOFFモードだった館内。スタッフの皆様にはこれから暫くは“気張って”いただかなくてはなりません。当館では今日から“御用始”なONモードです。
2007年12月28日
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サンタさんがプレゼントしてくれた、というWII FIT にはまる娘達。いや、実はもっとはまりそうなのは、何を隠そう私かも。昨夜、娘達に操作方法の指導を受け早速、体力測定をはじめフルセットで体験入隊?バランス感覚は実年齢よりも“2歳”も若い好成績。ヨガのポーズも何とかOK。しかしながら腕立て伏せなど基礎体力の分野になると☆ ひとつ。ウィーボ君に散々酷評を浴びせられました。とは申せ、「評価」されるというのはヤリガイが出るものでメキメキと闘争心が沸いてくるのでした。時折りしも外は極寒?の飛騨。冬眠をせずに室内でテレビ画面相手にカロリー燃焼する日はいつまで続くことやら。。。。
2007年12月26日
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日本全国がラブラブ・モード満載の中日本旅館は粛々と変わらぬ時を刻んでいます。毎年この日が近づくと子供たちとサンタ論争が始まるのですが、今年はややトーンダウン。子供たちが大きくなり、とうとうサンタがいないことに気付いたのかクリスマス会の計画もせずただプレゼントだけは「WII FIT。 WII FIT。」と呪文のように言い続けてはおりましたが。夕餉過ぎの時間帯、丁度テレビではフィンランドのサンタさんがインタビューに答えながら「今年も沢山の子供たちにプレゼントを配ります。」などと云うと、すかさず「今、外国に居るんなら日本には間に合わないよね。」、、、、、、、確かに。そして何の感慨もなく床に就いてしまったのですが兎に角、夜中のうちにプレゼントだけは!!そして今朝、「ママ、サンタさん来た! WII FIT来たよ。」と嬉しそうな声。喜んでくれて良かった、良かった。と思いきや「でも、この包み紙の電器屋さん行った事ある。サンタさんもここで買ったのかなあ。」と一言。
2007年12月25日
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クリスマス効果かはたまた3連休効果か昨日、一昨日の満室と比べると今日は1/3程度のご予約。人並みに“らしい”料理の一品でも拵えようかと高山のショッピングセンターへ遠征してきました。三連休の最終日でしかもクリスマスイブ、のためかそれはもう何処も行列。単一車線の道路に始まり駐車場への道程。むせ返る売り場に、そしてレジ。その後はまた逆戻りで同じように。。。。普段の週末の様相を知り得ないのでどの程度の“特需”だったのかは知る由もないのですが『消費』の物凄さを肌で感じる2時間弱でした。貧乏くじ?を引いて出勤してくれているスタッフさんたちのために少し大きめのケーキも併せて購入。手作りの“ホットケーキ”ケーキが失敗したら少しだけお裾分けいただくことになるかも知れませんが。。。
2007年12月24日
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小昼過ぎ、玄関番の忠さんが「ルルルルルル。。。」と奇声?をあげ眼下の荒城川にすっかり餌付けされ懐いた感のある野鴨たちが集まります。そしてふと視線を上にあげると“冬けぶる山村”という題名で水墨画に出来そうな山並みと低く垂れ込めた水蒸気の集団たち。天気予報で『雪マーク』が出るほどには降雪も、いわんや積雪においても明日を控えて“ホワイトクリスマス”といった風には行かないようです。が、純和風の山里に育ったからでしょうか。寂しげに見える、こんな枯れた風景も年の暮れを控える、静かな心持にしてくれます。
2007年12月23日
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このたび農林水産省の主管で農山漁村で受け継がれているふるさとの味を『郷土料理百選』として全国より選出されたようです。飛騨市でも“飛騨牛”をはじめ“飛騨地鶏”や“油え(えごま)”などで働きかけをされたようですが全国で百選だと均等割りにすると各県2~3品。インターネットなどでの一般投票もかなりのウエイトを占めていたということで“超メジャー級”のものが選ばれたようです。ちなみに岐阜県からは当館で毎朝お出ししている『朴葉味噌』と9月から11月にかけて、やはり当館でもお着き菓子やアレンジして料理の一品としてもお出しする『栗きんとん』が選ばれました。愛知では『ひつまぶし』と『味噌煮込みうどん』三重では『伊勢うどん』と『手こね寿司』だそうで東海地方の人なら誰でも知っている“順当モノ”です。しかしながら福島県の『こづゆ』やら兵庫県の『いかなごのくぎ煮』、神奈川県の『へらへら団子』など聞き及んだことのないものも選出されております。私が知らないだけで近郊の方には周知されたものなのでしょうから朴葉味噌や栗きんとんを超メジャー級と呼んでしまうのはきっと「井の中の蛙」感覚なのでしょう。最近はどうしても近場のお出掛けばかりしか出来ませんがこういった楽しげなコンテスト結果を拝見するとまだ見ぬ土地で初体験の味を楽しんでみたくなるものです。
2007年12月22日
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昨年飛騨市にオープンしました文化交流センター。『スピリットガーデンホール』このたび、地域社会の発展に貢献した良好な建物として中部9県の建築関係団体の協議会で「中部建築賞」を受賞されたようです。建物の外観が周囲の山並みに調和していることや内外装ともふんだんに、そして余すところ無く取り入れたれた飛騨の木工技術が高く評価されたのだそうです。岐阜県内では唯一の受賞で他には名古屋市の“ミッドランドスクエア”や“名古屋ルートセンター”など層々たる規模と知名度の建物だそうでサイズは小さいながらも『現代に生きる飛騨の匠』が認められた証しなのでしょう。外苑には地元出身の彫刻家 中垣克久 先生の躍動感のある像たちが楽しげに佇む“ほっ”とできる空間です。当館からは飛騨古川の駅舎を挟んで徒歩約8分の距離。ちなみにコンテンツ(内容)も遠方よりお越しいただくに相応しいものも時折開催されております。旅のついで、いや旅の主旨としてもご参考になさってみては?
2007年12月21日
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最近、閑散期の当館を狙ったようにTVの撮影が入ります。この写真は東海TV系列の旅番組で、ご案内役は川野太郎さん。普段は著名な方やタレントさんが来てもやはり仕事柄、立場上、写真などは撮っていただかない私ですが川野さんのあまりの精悍さに思わずオネダリしてしまいました。放送日は三寺参りの前の1月11日。東海地区だけでの放映だそうですが該当地区にお住まいの方、宜しければご覧下さい。
2007年12月20日
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毎年キャンペーンのようにTVコマーシャルが流れますが。。。今回は“民営化”されて『初』の年賀状配送。と或る根も葉もない?噂として民営化されて人員がスリム化されたので本当に早めに出さないと元旦に届かないかもよ、、、などとのたまう方もいらっしゃるとか。当館でも毎年2000枚強。いつもは私たちが悠長に年末ギリギリまでコタツに入りながら書いていましたがそんな事が実しやかに囁かれると、やはり気にはなります。雪の降る飛騨地方は師走は閑散期にあたりますので今回は実際接客を担当しているスタッフの皆にも(心を込めて書けるよう)少量づつお願いして勤務時間中に書いてもらっています。一時期写経でもやろうかと通信販売?で取り寄せたものが箪笥の中に眠ったままですがお宛名と住所を書かせていただくだけでも集中して心が落ち着くものです。
2007年12月19日
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放送日は未定のようですが“なんでも鑑定団”イン飛騨市の収録があったようです。窓口になっていらっしゃる市教育委員会さんからも何か『賑やかし』で応募するように依頼されていたのですが何かと取り紛れてしまっていました。その埋め合わせ?としてか鑑定者の方々の紹介導入の場面として当館で飛騨牛を召し上がっていただいているシーン撮影がありました。登場されたのは中島誠之助さんと安河内眞美さん。あくまでも当館は“背景”としての露出のため名前が出ることはないと思うのですが油断して室礼も特に気を使わなかったためか。。。。お二方のコメントは特になく。。。。(宝船)という中座敷の脇床に置いてある薩摩焼の布袋さんをご覧になって「いい仕事してますねえ」ではなく「面白いねえ」の一言。密かに玄関の“染付けで拵えたクリスマスツリー”を見ていただけるかと思いきや裏玄関から入り、そのまま直近の撮影場の座敷に入られ終了後間もなく裏玄関からお帰りになられたのでご対面いただくことはありませんでした。二日前の東海テレビさんの撮影(川野太郎さん出演)と併せて特にミーハーな“ベテランスタッフ”を中心に心なしか色めきたっておりました。
2007年12月18日
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冬季に入って霙(みぞれ)や時雨(しぐれ)も織り交ざったものを含め数回ちらほらと舞っただけの白雪。昨夜、ようやく“残る”程度の降雪がありました。今朝になってお客様方も「一晩でこんな景色になるなんて」と童心に帰られたように喜んでおられました。朝の時点で約5センチ。試運転を兼ねて当館の除雪車も軽く出動しましたが昼間の眩しい陽気にあてられてだいぶ、その白が侵食されてしまったようです。とはいえ、これで数日は“雪景色”を確保出来ることと思います。やはり、こうでないと飛騨の冬ではありません。
2007年12月16日
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日ごろ、夕刻よりの仕事がメインの毎日でお出掛けやちょっと外食へ出向くのは『昼』と相場が決まっていたのですがこの頃、子供たちの父兄会などで夜な夜な出かけることを覚えてしまいました。そして昨夜は“高山デビュー?”呉服屋さんのクリスマス会で、場所はガレットが評判の喫茶店。本来は夜の営業は行われていないのですが貸切パーティということで臨時営業。数種類のガレットを中心にイタリアンを満喫。添わせるワインをホストしてくださったのは飛騨地方ではその見識が著名な久々野町にある坂本酒店のご主人。テイストだけでなく、耳にも美味しい話を聞かせていただきました。そしてスペシャルゲストとしてフルート奏者の岩塚たか子さん。生演奏を聴きながら贅沢なひとときを。呉服屋さんの招待だけあってゲストも皆さん着物着用。私も久し振りに“オシャレ”して出かけました。仕事着としての着物は沢山ありますが実際お目かしとなると。。。。。着ていくものがない!早速おねだりしなくては。
2007年12月15日
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師走の風物詩?となった京都清水寺のご住持による“一筆”。今年の『偽』は皆様も周知のことと思います。同じく食品(何も食品に限らないのですが)を扱うものとして他山の石とし、より高い注意を払って臨むべき、ということは素より。過日、公約?した玄侑宗久さんの著書を手にしたところ極めてタイミングのよい記述、それも今年の一文字の決定された主旨よりももっと素晴らしい(でも出来そうにはありませんが)その字の解釈が示してありましたのでまたしても引用。~以下 引用~「人のタメ」と書いて「偽り」と読むが本当はどれもこれも自分のタメであることを観音様は心底承知しているのである。だって結局は、人助けしたいという自分を満足させたいタメ、ですよね。(中略)もしその気持ちが残っていると、感謝されなければストレスになるだろう。「せっかく私が」という思いが、やがて鬼を生み出す。~以上 引用終わり~なんと含蓄のある言葉でしょう。いわゆる、頭を金槌で殴られたような(痛そう!)衝撃でした。『偽』という文字にこういう意味が付託されるとほぼ絶望的に凡人は『偽』でなくなることが出来なくなってしまいますが玄侑さんは締めくくりに有名な梁塵秘抄よりこう逃げ道を拓いてくれていらっしゃいます。~以下 引用~まずは「タメ」意識を離れて善行を遊んでみては如何だろうか。“遊びをせんとや生まれけむ。 戯れせんとや生まれけん”~以上 引用終わり~何となく(というか、ほぼ確実に)マイナスイメージのある『偽』ですがせめて玄侑さんのおっしゃる意味での『偽』が一文字が世情で取り沙汰されるような社会になるとよいですね。ちなみに出典は玄侑宗久 著 禅語遊心 筑摩書房でした。
2007年12月14日
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昨年のように大雪になることも時折あるにしてもやはり中長期的に見ると、“目に見える勢い”で暖冬傾向にある昨今。数年前までは打った水が凍ってしまって危なく霜月下旬からの“打ち水”は厳禁!だったはずですが師走も中旬に差し掛かりまだまだ平気で湿らしている今年の始末です。清め掃きました。どうぞお入り下さい。という茶事に通じる“表れ”なのですが炉開きをしてから一月以上経つのにこの情景はやはり飛騨らしくありません。少なくとも私の慣れ親しんだ情景では。。。。こういう日々、日常の事柄からも“不都合な真実”は見えてくるものです。男衆はまだまだコートも着ずに平気な顔で玄関番をしていますが素直に喜べないものです。
2007年12月12日
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師走に入って2日間休業日を設けました。20日の大掃除兼忘年会と本日。今日は社内研修?という名目で日帰り旅行です。今話題の『ドラリオン』名古屋公演を見に行ってもらっています。年に二度、日帰りと宿泊とで旅行するのですが従来のパターンは観光地へ出かけ散策。観光施設を視察?し、宿なり食事施設さんにお世話になる、というオーソドックスなものでしたが今回は私のたっての希望で目先を変えてもらいました。都会では日々此処其処の劇場で常に色々な催しがあり何時でも時間さえあれば、その気になれば鑑賞することが出来ますが田舎からわざわざ3時間もかけてショーを見に行くとなるとそれこそ一大イベントです。実はショーを皆さんに見てもらいたいと思ったのはもう3年前。“ディズニー・オン・アイス”を初めて見たとき。映像ではなく、『生』の迫力に圧倒されドキドキしたこと。目や耳といった五感だけでなく体全体で感じる何ともいえない緊張感と恍惚感。そんな感覚を味わってもらいたいと思ったからです。そんな思いが伝わったのか?今回は出席率も結構高く40名強の参加です。かくいう私は“お留守番”。皆が「楽しかった」「面白かったよ」という声とその根底に流れるプロの仕事の意気込みを少しでも持ち帰ってくれることを願いつつ料理本を繰りながら今日一日は母親業に勤しむ意気込みです。
2007年12月11日
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玄関の雪吊りもどきの完成と機を一にして当館ぐるりの雪吊り雪囲いも積雪の時期前に無事終了しました。プロの庭師さんに頼むのではなく自前で行うのですが、また関わる人たちも専業でやれるわけではないので時として数日も間を空けながら。。。年々暖かいとはいえ、やはり身を切る寒さのする飛騨。そんな環境での作業を黙々と陣頭指揮していただいた尾上さんは御年73歳。とてもとても矍鑠(かくしゃく)とされています。十年位前までは大工として腕をふるっていた(らしい)尾上さんはいや何、郷土史にもなかなか精通されていて先ごろの城跡マイブームなどはこの方に負う所『大』でした。昔から山歩きもよくされていたみたいです。例年市場で買ってきては俄支度の正月使用する榊(さかき)も今年は山へと採りにいこうかと思うのですがやはりそんな水先案内人がいらしてこその決断。こんな緩やかにたおやかにスローライフを意識することなくごくごく自然に過ごされている先人達のどこまでをこれからの私たちは見倣っていくことができるのでしょうか。
2007年12月10日
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業界的には新館?という位置づけで呼ばれる当館の“観月楼”も平成9年4月にオープンして以来早いもので既に10年が経過しました。「10年ひと昔」と申しますが年月を重ねるとあちらこちらに傷みが目立ち始めました。特に壁。骨組みは鉄筋ですが、内装は天然木と入洛壁、という数奇屋造りにしており「生きた材料」を使用する功罪の可愛げな罪として木材の斟酌による壁との隙間などが生じます。このような状態に。これまでも騙し騙し、気にはしながらも何とか凌いでおりましたが、気分的にもう限界。ようやく補修に踏み切ることに。丁度、畳替えもする年回りなので心機一転、清々しい気分でお客様をお迎えできそうです。
2007年12月09日
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「男の隠れ家」という雑誌の副編集長をお務めの女史。同年代ながら凡人が接していてもひしひしと感じるその溢れんばかりの才気。具体的に挙げるならばその引き込まれざるを得ない編集構成力。そして美しい単語群を繰りそれをなだらかに波打つ穏やかな海原のようにひたひたと心に染み入る「文章」という面に落とし込む文力。にも関わらず、全く人を食ったようなところがなくかえって人の煩悩を(意識的にか無意識にか?)塩梅よく自ら披見してくれるお茶目な御仁。尊敬して止まない方の一人ですが仕事柄か、そんな方の“人間力”のミナモトはやはり人間なのだと知らされます。最近発刊の「古刹と仏像を巡る旅」と題された1月号での対談記事。今を時めく玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)さん。作家として仏教家として大変著名な方です。感動した件(くだり)がありましたので引用させていただきます。~以下 引用 ~仏像に手を合わせて祈ることそれは祈っている本人に見返りがくるといったことではないのがこうして話をしているとわかると思います。私がした良いことの見返りが私にきた場合は「功徳(くどく)」といいますが他の誰かがしてくれた良いことが私に返ってきた場合それは「ご利益(りやく)」といいます。私とか他人の別なく“良いこと”の結果はどこに降りるのかわからないのです。しかしそれがどこであっても、善を行じようというのが仏道でしょう。つまり、拝むことは功徳を期待するものではなくて自分の中に眠っている希有な力、尊い力を信じてそこに近づこうという行為。そういういろんな不思議を内包して今生きているのが有難いなあという気持ちの表現と考えてはどうでしょうか。~以上 引用終わり~私は勿論求道者でもなく、ただ産まれた時から家には仏壇があり何となく手を合わせ人との別れの際に最もその(いわゆる仏教との)接点を多く感じるごく一般的で典型的?な日本人なのですがこんな素敵な考えを知らしめてくれたらもう少し深く立ち入ってもいいなあ、と思わずにはいられませんでした。またこんな件もありました。~以下 引用~いわば仏教の理念を「風格」と呼びたい美として封じ込めたのが仏像かもしれません。~以上 引用終わり~これなんかもウチの主人のように偶像崇拝を毛嫌いする人に対する一つの大きな包み込むような暖風ではないでしょうか。こんな素敵なお考えを持った方と接することの出来る“役得”。そしてこういう台詞を口に上らせて頂けるよう引き出す“力”。凄い人が益々雪達磨式に凄くなっていく必然の方程式が隠されていました。私も“ほぼ毎日更新”を目標に始めたブログですが文章を書くというのは時としてと云うか何時でも大変な心労を費やすものです。これを本業にして、また毎日毎月毎年行うと考えるとその要求される胆力を思っただけでも卒倒しそうな気がします。でも、このような素敵な出会いの期待が散りばめられた編集という仕事にはそれを慮っても余りある魅力がきっとあるのですね。少なくともそのような能力も気力もそして環境にもない私はとりあえず、未だ御名を知るだけで著作を読んだことのない玄侑さんの本を近いうちに手にとってみようとだけ、思いました。
2007年12月08日
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昨日の経済紙の囲い記事にて“クリスマスどう過ごす?”というタイトル。20代から60代の男女1000人にインターネットによる抽出結果だそうです。これは納得。ホームパーティをはじめ家で家族や親しい人と過ごすが約半分。これに続く多数派はまだ決めていない、何もしない。飲食店などのパーティ、ディナー。これらも順当な気がします。今回掲示された結果で目を引いたのがあくまでも少数派ながらの着順として5位 イルミネーションの見物6位 温泉などの国内旅行7位 テーマパークそして、何と8位が最下位の海外旅行に僅勝の「都市ホテルで過ごす」一昔前(何年前?)ならばいわゆるステイタスなホテルはその時期途端に客層を替え、逼迫の様相を呈していた感がありましたが今や、温泉の方が数の上でも優位なんですね。いつぞやのブログにここ数年でクリスマス時期のご宿泊も増えたと記させていただきましたがあくまでも都市ホテルが収容仕切れなかった方達のいわば超過需要だとばかり思っていたものですから。。。。記事にありました。バブル期のようにクリスマスにばかり気合を入れてお金と労力を注ぎ、それらしい料理や演出にこだわるのはもう時代遅れなのかもしれない。ウチではクリスマスはおろか、私たち大人の誕生日は言うに及ばず子供たちの誕生日ですらケーキと“いつもよりほんの少しだけ”手をかけた料理のみ。プレゼントも事前要求がなければそのまま回避。しています。忙しさにかまけて“サボっている”だけだと思っていましたが知らず知らずのうちに時代の先端をいっているのでしょうか。
2007年12月07日
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小学校の授業参観が4日5日とありました。昔は参観日というと全校一斉というイメージがありましたが今や、低学年、中学年、高学年 と年代別に日程がずらしてあります。複数の児童を持つ保護者への配慮なのか?それぞれ低、中に属する二人の娘を見物に両日学校へと出かけました。私たち大人にとっては物見程度(といっては失礼ですが)の気分で相対しても子供たちにとっては一大イベントであるのだということをその視点の違いから、まざまざと改めて思い知らされました。誰の血を引いたのか?(極めて親バカ的発言ですが)今のところは運動神経抜群、学業優秀な風の次女。(その分、やや自己中心的で協調性に欠けるきらいもありますが。。。)そんな気の強い、才気ある(と自分で思い込んでいる)次女が帰ってくるなり膝の上でションボリ。何故かと問うと「挙手したのに当ててもらえなかった」「さっき発言したから、別の人。」と先生に言われハレの舞台を飾れなかったという愚痴でした。出来ることは十分判っているから大丈夫よ、と慰めたものの、こんなことが感情の動きを大きく左右するのだと今更ながら気付かされました。歴年、人としての生業をやってくると(まだ著書は読んでおりませんが)鈍感力なるものが発達してくるのか言われるまでそんなことが教室であった事実すら忘れていたぐらいでした。その点、子供は経験も知識も少ない分、一つ一つの事象が大きなインパクトになるんですね。相手の立場、心持ちを慮(おもんばか)ることの大切さを改めて呼び起こされました。
2007年12月06日
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といっても当館の師走の献立の“メイン”ではございません。概ね飾りつけの済んだ館内にあって最も重要なウエイトを占める玄関の室礼が画龍点睛の如く未だでした。今までとは違う装いをしたいと思いつつ悶々としておりましたが。。。。。。ふっと閃きました。我ながらいつも雑誌の猿真似ばかりで独創性の無さにほとほと愛想を尽かしておりましたが今回は“降臨”してきました。さて皆様、何の見立てとご覧じ召されるでしょうか。一応とはいえ解説するまでもなくの“クリスマスツリー”そしてこの辺りの冬の風物詩でもある“雪吊り”を模したつもりでございます。玄関正面にはやや小振りですが久々の“独創”にやや自画自賛です。
2007年12月05日
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今朝方町並みをご散策されたお客様からのご報告。ツナギやジャージ、ダウンジャケットを着込みスコップやら箒やらを担いだ老若男女の一団がゾロゾロと移動する光景を目の当たりにされたとのこと。そうでした。今日は旧市街地のあらゆる遍くの水路という水路の一斉“ドブ攫い”でした。瀬戸川の鯉の水揚げから約一週間。概ね師走の第一日曜に行われるこの行事。水路の水流を堰き止めては皆で土砂すくいをします。瀬戸川のみならず、水路は町なかを縦横無尽に這っています。おそらく数百人という単位での一斉作業。見慣れない方には少しビックリされる光景だったかもしれません。しかし、この一掬いの有り無しが大雪の場合の除雪作業に辛辣に影響して参ります。今朝は平年よりはやや冷え込みは緩かったようです。町なかで最も早く大掃除という年越しの準備を済ませた水の流れは寒空の下、いつもより澄み切って見えるものです。
2007年12月02日
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