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初夏のような陽気の今日、土曜日。二人の娘達は珍しく午前から昼にかけての“フリーランス”。お友達との約束もなく、スポーツ少年団の練習も無く。。。そして連れ立って歩いて5分ほどの小さな公園を有する河原へと遊びにいった模様です。例年ならば『雪間の春』の侯今季は『春間の残雪』すらも拝めずただただ遠景の立山や新穂高の頂に凛とした白を感じるのみ。サプライズで“春のプレゼント”をしようとひとしきり探し回ったようですが掘果はゼロ。だったそうです。少し肩を落として帰ってきました。いつもの年でもこの時分には出始める『ふきのとう』。きっと探す場所が悪かったのでしょうがその気持ちだけで“春爛漫”な気持ちになれました。
2009年02月28日
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自分が関わったことのある『単語』には人は選択的に反応するもので物憂げに視線を投げかけていた画面から“レーシック手術”にまつわるネガティブな報道が。。。ある治療院の重過失といえる処置・体制により数多くの方が感染症を患われたとのこと。著名人の手術談や実績などでだいぶ認知度の上がってきた“視力アップ”の手術ですがまだまだ知らない方も多いはずで今回のこの事件を契機にご存知になった人も少なからずいらっしゃることと思います。そんな方にとっては第一印象からして余りよくないイメージを持たれることもあるのではないでしょうか。一昨年前に富山県の八尾で手術していただき0.0いくつの両眼でコンタクトを入れても0.8程度だった視力が裸眼で1.0以上になり世の中がより明るくなって幸せになれた私としてはごく僅かな悪質によってそれ以外の大部分の良質かつ一生懸命従事貢献されている眼科医の先生方に対する世間一般の“眼”が濁らないことを願うばかりです。私のかかった医院・先生はこれでもかという位、手術前に適性検査をされ手術中の手厚いアテンドは勿論術後もこんなにしなくちゃいけないの?と思えるほどの検診体制でした。何事にも絶対!ということはありえず全くリスクゼロということは勿論ないのですがそれを限りなく最小限度に押さえ、最大限の喜びを享受できるように日夜献身されている大多数の存在の事実は忘れたくないものです。
2009年02月27日
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本日の地方紙の掲載記事で知りました。2009年度から高山市が職員さんを一人づつ観光誘致のために“香港”と“パリ”へ常駐させるそうです。最近は落着いてきましたが円高の影響とその震源である不況“感”のせいでお隣高山も少し縮こまった気配がありましたがJUMPする前のバネのようにしっかりと力を溜めていらっしゃるのですね。気候上では今季は冬らしい冬を体験しなかったので自身でもややリアリティに欠けるのですが永く厳しい冬を耐え忍んでこそSPRINGの喜びを全身全霊で感じることが出来る。そんなことを雪国娘?はダブらせながら思うのでした。
2009年02月26日
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過日21日に待望の積雪をご報告した舌の根も乾かぬうちに地面は切なくも雨に濡れそぼっております。15センチの雪が見る間に融けて今や当館の庭や露天風呂からは全く見る影もなくなってしまいました。僅か4日の雪景色。本来ならば極寒の如月もあと僅か。何となく今季の見納めだったような気がします。お天気に翻弄されて“一喜一憂”のこの頃です。
2009年02月25日
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最近気持ちを明るくさせるようなニュースソースが少なかった中で昨日から今日にかけて“おくりびと”と“つみきのいえ”の二作がアカデミー賞を受賞したという喜ばしい知らせが国中を席捲したことと思います。ちなみに“つみきのいえ”は高山で開催されている飛騨国際メルヘンアニメ映像祭の「第7回メルヘンアニメ・コンテスト」でも最優秀作品賞を受賞していたそうです。“おくりびと”効果は早くも顕著なようで映画館に行列が出来たことはもとより原作本「納棺夫日記」が飛ぶように売れたり納棺夫志望者が激増したり配給元の松竹株式会社の株価が高騰したりそして何より繊細な日本人の心遣いを表わしたという作品により少なからずプライドとアイデンティティの下支えや高揚を感じることの出来た何かしら気持ちが明るくなった人も多いのではないでしょうか。そして実は当館でもそんなおくりびと効果が発揮されるネタが一つあります。。。。。。がしかし、このネタは未だ『緘口令』が敷かれているためここで記すことが出来ません。残念!!ですが、その時が来たら皆様にもお知らせしたいと思います。
2009年02月24日
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過日、楽天 三木谷さんのサイン入り著書“成功のコンセプト”をいただいたので、たっぷりと読書時間のあるこの時期“ゆっくり”と時間をかけて読んでおりました。インターネットビジネスの申し子的な露出で流れてくる画面からはクールなイメージを受けますがその著書の文字から、行間からほとばしる感覚は体育会系的スピリット全開。比較的?近い世代としていずれのチャプターもリアリティのある体験や経験をベースにされた説得力のある、また含蓄を感じる“その気”にさせていただける名著でした。その第5章に『スピードこそが全ての勝敗を分ける』と題された一節があります。勿論、ただただ早く慌ててやればいい、などという薄っぺらい理屈ではなくナルホド!と思わせるロジック展開となっております。で、その部分にも感銘した私は通常“スロースターター”の美名?を返上し『アイデア』即『アクション』ということで数日前のブログで検討すると申し上げた『お取り寄せ 奥飛騨すっぽん鍋セット』料理長をせっつき、早速試作品を完成させました。これから味覚・見覚試験を実際にクール宅急便にのせてあらゆる面に絶大なる信頼を寄せる姉貴分に(押しかけ)依頼する算段にしております。敢えてハードルの極めて高い方にお願いをすることによってよりよい商品を作り上げることが出来るのだと思いつつ。厳しい眼と舌でのご評価を首を洗ってお待ちしている状態です。
2009年02月22日
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昨夜来、ようやく久々の本格的な降雪がありました。息も絶え絶えに降っては、その後の雨変わりで“一進二退”しお越しになる皆様をさぞやガッカリさせておりましたが今回の雪果は15センチ。安心してすっかり足元が冬装備でない皆様方の為に今朝は雪掻きをしたり、車の雪下ろしをしたりと例年の降雪後の慌しい朝となりました。が、作業をするスタッフの背中からも鼻歌が聞こえてきそうなどことなく嬉しくて楽しそうな雰囲気が漂ってきます。やはりあるべき処にあるべきモノがある。これ以上の安心感とフィット感はありませんね。
2009年02月21日
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当館は昨年6月に国有形文化財として3棟の建物を登録していただきましたが意外と『文化財の宿』なるものは世の中に存在するようです。閑を持て余して文化庁さんのリストを検索しておりましたら確認できただけでも68軒の“現役”の宿が登録されていました。有名なところですと京都 俵屋さん目黒 雅叙園さん箱根 富士屋ホテルさん日光 金谷ホテルさん修善寺 落合楼さんなどなど。まだまだありました。有名、高級どころ以外にも地元にドッかと根を下ろし民宿やビジネスのお客様を受け入れていらっしゃるような感じのところも沢山あるようです。しかしながら一方開発の波や廃業の末路としてみすみす“跡地”となってしまった施設も少なからずあることも判明してしまいました。都心を中心に『土地の最大限有効利用』という名目で多くの風情ある建物が寿命を終える中でその非効率で無駄のある部分をウリに出来る数少ない業態としてその一翼を担えれば。。。とツラツラ思うのでした。
2009年02月20日
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北海道や東北、そしてお隣の長野県とともに“ウインタースポーツ王国”の岐阜。今年で21回目になる全国高校選抜スキー大会のノルディック種目の会場は15年程度連続で高山市の鈴蘭高原で開催されておりました。勿論、今季もその予定でしたが環境が整わないため、やむなく初の中止とのこと。2週間前の全国中学校スキー大会では地元のボランティアさんたちが必死で“雪集め”をされて何とか開催に至ったらしいですが、限界だったようです。本来外仕事の出来ない(よって本業仕事が発生しない)この時期の建設業の方は除雪作業の委託業務や屋根の雪下ろしなどで口に糊されているのですがその仕事も皆無に近くさりとて急に外仕事が湧いて出てくるはずもなく。。。来季からは“出稼ぎ”に行かなくては、、という切実な声も聞こえてきています。如月の澄みわたる麗らかな陽気は気分はともかく飛騨路らしくないことは間違いないです。
2009年02月19日
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本日BS放送のチャンネル BS JAPAN で21時より 『にっぽん原風景紀行 第7景 岐阜県・飛騨古川 匠の町と小さな倉を守る山里』 と題する飛騨古川を紹介する番組があるようです。たまたま漫然と見流していた画面にその前宣伝が飛び込んできました。総務省さんの片棒を担ぐつもりはありませんが昨年客室を減らしたことにより余剰の生じたデジタルテレビを譲り受けて以来いわゆる一般放送よりもより趣向深化の強いBSチャンネルへと目が向く機会が多くなりました。常に新しい情報が流れ去っていく一般放送と違ってしばしば“使いまわし”されつつも、何度も見ることができますし何よりマニアックさが目と心をひきつけるのです。今回のこの番組もそんな流れなのかなあと思いつつ。。。前述の同級生で市観光課の尾賀君もそんな撮影が来ていたことは知らなかったようです。当然当館も絡んでいませんが外部からの視点でのマニアックな古川。どんな感じの番組なのか、とても楽しみです。
2009年02月18日
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最近当館で静かなブームと好評を博している『奥飛騨すっぽん会席』「今まで食べたのは何だったのだろう」「初めてだけど言われていたほど全然クセがなかった」などと仰っていただく有り難いコメントと“お篭もり消費”ブームなるものにも食指?が動いて一休コムさんのショッピングと連動している当館の外販部門への飛騨牛の次なる目玉として検討を開始しました。で、始めに必要になるのが“マーケットリサーチ”いわゆるネットショップで直販的な海産物やお酒類などを取り寄せたことはあるのですがホテルや旅館といったご同業のパッケージ商品はどういう内容と見栄えで演出されているのか???という回りくどい言い訳を自問自答しながら紀州方面より『クエ鍋』を取り寄せてみました。撮影したデジカメにカードを挿し忘れるという致命的なミスを犯しつつも脳裏に刻んだ盛り付けは案外凡庸なものでした。しかしながら、その肉厚な切り身は寒ブリやタラとも異なる存在感のある弾力感で(要するに美味しいものが食べたい!という)本来の主旨は十分満足させていただくことが出来ました。さあ、今度は袋詰めする際の手法や(配送による)経日味覚劣化試験などをしなければいけないのですが大量のクエにしばらくは充足感が持続しそうなので月末くらいを目途に料理長に依頼してみようかと思います。でもよくよく考えればこれから春先になると鍋物の需要は減るんですよね。。。感の鋭い料理長。(このブログは読んでいないと思いますが)私の“真の目的”を見抜いてしまうのではないかと戦々恐々!?
2009年02月17日
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今日明日と東海地方局のCBCさんの撮影が入っております。『花咲かタイムズ』という土曜の朝に放送されている番組の中で“アジアン初旅 ノスタルジーな町 飛騨市古川町を初旅”というタイトルで飛騨古川が取り上げていただく一環です。窓口を務める市観光課の尾賀君は同級生という気安さから「頼むね」の一言。飛騨古川を認知していただくために恥ずかしながら館内を『広告塔』としてご案内します。2月21日土曜日の朝9時25分からの番組だそうです。一応ご案内だけ。。。。
2009年02月15日
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季節によっては清涼感を誘う打ち水。掃き清めた後にその証拠としての意味をも持つ水撒き。またお迎えする準備が出来ましたことをお客様にお知らせするサインでもあります。当館では例年11月から3月までの間は凍結して滑りやすくなってしまうしそもそも雪に埋もれているはずなのでグリーンシーズンには行っている玄関の水撒きは内規で【中止】することになっております。ところがこの今季の暖冬。朝晩ですら凍結するマイナス温度までに至らないこともあり特にお迎えの昼下がりの時間には玄関番の男衆はせっせと水撒きをしております。僅かとはいえ玄関庭にはかすかに積もる雪。それと水撒きとの共存は私としては感覚的にどうも納得がいきません。そんなことを申し上げると「凍らないのだから大丈夫」だとか「撒いてあったほうがミバ(見栄えの飛騨弁)がええ」と反論されている始末。今度お茶の先生に『打ち水』の真意を聞かなくては。。。。
2009年02月14日
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明日の2月14日はバレンタインデーというイベントもさることながらこの飛騨では色々な催し物が予定されています。市内河合町は“環境立村”“雪で町おこし”を標榜しており雪像彫刻や冬花火が素敵な『飛騨かわい雪祭り』を開催します。高山の郊外の清見町では『日本一かまくら祭り』と銘打ったイベントが今回で19回目とか。どちらも普段は“豪雪地帯”でこの時期、雪は「湯水の如く」あるはずで、逆手の発想から始められたのだと思いますが今季のこの状態。。。いずれも車で30分の近距離ですが降雪量はこの辺りの3倍以上と相場が決まったところ。全くないとは言いませんがきっと雪像やかまくら用の雪を確保されるのに苦労されたのではないかと勘繰る次第です。暦の巡りがよく、土曜日にあたるので私は仕事柄見には行けませんが足元の移動が楽な豪雪イベントへと気軽にお運びになっては如何でしょうか。
2009年02月13日
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今月の上旬に早々に飾りつけだけは済ませてしまった『雛飾り』皆様に、よりお楽しみいただこうと更に“水面下”で企画作業が進んでおります。今日は懇意にさせていただいている窯元さんから試作依頼していた『雛のかわらけ』が出来上がってきました。“かわらけ”という古(いにしえ)とハレを感じさせる盃にどのような色でどのような図案を載せるのか試行錯誤しながら「これならOK?」というものになったと思います。これからようやく“量産”に入っていただくため実稼働するのは今月下旬頃からになりそうですがウエイティングバーでの食前酒の杯としてそして『雛祭りプラン』でお越しの方へのプレゼントにしようかと考えております。そして毎年ご好評いただいている“八ツ三館の雛祭りMAP”も新たな仲間を加えての書き換え作業に入っております。甘酒用の板粕も中旬には出荷できると確認がとれました。今年は囲炉裏端でお客様に“あられ”をご自身で焼いていただけないものかどうかその原型調達の可能性も探っています。こういった手間のかかることも“お雛様”絡みだと何故だか楽しく余計にウキウキしてしまいます。
2009年02月12日
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このブログを始めさせていただいて約2年。最近特にご宿泊されるお客様からお声をかけていただくシーンが多くなりました。“主旨”の“初志”を貫けず?あちらこちらと脱線ばかりのブログですが袖振合ったお得意様は温かく見守って下さるようで初めてお越しの方も飛騨の水先案内としてそして館内の雰囲気を知るよすがとしてご利用下さるようでおかげ様で話も弾みます。一昨日、もう何度目かのご滞在のお客様も「いつも見てるよ。この写真載っけてもいいよ。」と気軽に仰って下さいました。こんな他愛もないブログを続けさせていただけていることも含め宿の切盛りに関しても陰に陽に応援して下さる方がいらっしゃるからだとつくづく再実感させていただけて有り難い限りです。
2009年02月11日
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閑散期のこの時期。専門書かスポーツ新聞(冗談です!?)に没頭する総料理長が色々と面白いものを提供してくれます。昨日は『煎り酒』なる調味料を“復刻”してくれました。読んで名の如く煎った米やら梅干し、鰹節、昆布やらを日本酒をベースにして仕込んだ出汁のようなもので醤油が普及する以前の室町時代にそれと同じような使われ方をしていたそうです。既に醤油慣れした舌にはやや押し出しの弱い味付けのような気がしましたが減塩志向などの追い風を受けて現在世間でも少しばかり息を吹き返しているとのこと。早速、今月から“お造り”としてお出ししている『河ふぐの薄造り』と合わせてみると単体では合うものの、薄造りの見栄えに欠かせない葱や紅葉おろしとの相性は×。折角だからどこかで使いたい(遊びたい?)とのことだったので温物や汁物の隠し味として出てくるのかそれとも、時代考証がマッチングする当館伝承の宗和流本膳料理のいずこかでお目見えするのかスポーツ新聞に顔を埋めて居眠りする(冗談です!?)総料理長の思いや如何に。
2009年02月10日
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本日は先月に引き続き次女のスキー教室のボランティアに行って参りました。過日の第一回目の折には一昨年の夏のテニスを最後に運動らしき運動をしていなかったこの軟体にいつ“筋肉痛”が襲ってくるのか戦々恐々として慄いていたのですが3日経っても4日経っても一週間経っても結果はナント『無傷!』この不思議にかえって怖さすら感じていたのですが二回目の今回は子供たちに従うコツも覚えリアルタイムでもかなり楽勝ムードでございました。今季の極端な暖冬で当館の雪景色は限りなく限られていますがスキー場でも一緒のようです。そういえば親友のみっちゃんの宿の裏にあるスキー場は早々に閉鎖されたそうです。
2009年02月09日
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皆様『啓翁桜(けいおうざくら)』というものをご存知でしょうか。過日、冬場になると花きがなくなりその代用としても花餅が使われることをブログに記させていただいておりましたがなんと、ご縁のあったお客様から極早生の“桜”をプレゼントしていただきました。南国でも3月末から。このあたりだと4月中旬以降GWにかけてというのが開花相場にある中で可愛らしい薄紅色した蕾をたわわに付けた桜がこの真冬の時期に見ることができるなんて思いもよりませんでした。少雪とはいえまだまだ気配さえ感じられなかった早春の香りで華やかな気持ちになったことは言うに及ばずこのような優しいお心根に触れさせていただけたことが何よりも、じんわり温かい気持ちにさせていただけました。この愛らしい桜さんたちを同じく早出の雛飾り達とともに皆様にも愛でていただこうと思います。
2009年02月08日
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最近各種報道で話題にされることの多い食べ残しお持ち帰り用袋である“ドギーバッグ”アメリカなどでは極めて普通に市民権を得ているとのことでこれが『恥』の文化に基づく日本に根付くかどうかといったあたりが論点になっているようですが実はこの形式の本家本元は実はニッポンではないか?と私は思っています。お茶事の懐石では亭主が丹精込めて作った料理は残さず頂くのが原則で万が一苦手なものがあったり満腹になって食べきれなくなった時には“懐紙”に包んで持ち帰り、お皿には何も残さないことが礼儀とされております。私の存じ上げている高名な或る先生にとっては高齢で食も細くおなりになっていらっしゃるので温石を懐に入れて飢えをしのぐ程度の量という元意をもつ懐石すらも量が多分に多過ぎるようです。汁気を含んだようなものは懐紙に包むと漏れ滲みる危険性もありますのでその先生は外側が丈夫な和紙で中が竹皮?コーティング紙?で出来た繰返し利用できる折畳める小袋をお持ちになります。深くお伺いしたことはないのですが米国史と茶道の歴史の年月差や精神の継続性の高い茶道の系譜から鑑みるとおそらくこの先生のような小物をご準備されていた茶人はより古からいらしたのではないかと推察しております。よもやそうでなくても“懐紙”にて持ち帰ることは主旨は多少違えども歴とした証拠と実績がございますしとどのつまり“ドギーバッグ”は逆輸入的な感覚なのであります。ただ往時と時代背景が大きく異なるのは『食品衛生管理』の責任所在の移行時期に関する部分。自己責任が当たり前だった頃と比べて賞味期限、消費期限、そして持ち帰りを許容したか否かで管理責任が問われる。。。。なんて時代になりますと持ち帰りが恥ずかしいか否か、食物資源に対してどう向き合うのかということよりも提供者(飲食店)側が快くお持ち帰りを許容できる環境や雰囲気やケアが容認されるか否かというのが一番の争点になるような気がします。
2009年02月07日
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昨日はインターネット宿泊予約サイトの最大手『楽天トラベル』さんのカンファレンスがあり、主人が出席して参りました。基調講演や各種セミナーなどが開催されたようですがどうしても出席しなければならなかった理由は“表彰式”今回三年連続で中部地区(岐阜・愛知・富山・石川・長野・三重・福井)のプレミアム(といわれる)部門のお客様アンケート大賞を受賞させていただいたのです。もとより当館などより素敵で素晴らしい旅館・ホテルさんが数多ある中でご支持いただけたということはおそらくコストパフォーマンス(宿泊費用に対する満足度)の部分で大きくご評価いただいたものだと思っています。とは申せ、こういう結果を頂戴できましたのもスタッフ一同の優しい心根とお客様からのご要望に対する不断の真摯な取り組みあってのこと。また、このような不完全な宿ながらの特性をご理解いただいた上でお選びいただき、ご宿泊いただいたお客様のおかげ様だと心の底から思うのです。十人十色と申しますが仮に無作為抽出の中では全ての方にご満足いただける宿なり物なりシステムなど、というものは(そのように努力することは必要ですが)この世の中には存在しないと思います。これからも私たちの宿の(良い部分も足りない部分も)特徴を出来るだけつまびらかにさせていただきご予約前にマッチングする宿なのかどうか、という部分をご判断頂けるようまたお越しになられた際には可能な限り、それぞれに快適にお過ごしいただけるようこれからもスタッフ一同と精進して参りたいと思っております。
2009年02月06日
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昨日娘が私の耳には未だ入っていない情報を持って帰ってきました。お隣高山市にある経済人口圏10万人には有り難すぎる温泉プール施設【クアアルプ】が3月末をもって閉鎖されるとの事。古都高山を見下ろす郊外の山麓にそもそも道路を挟んだ大手のシティホテルの付帯のようにして産声を上げたこの施設。温泉を利用した年間利用可能な多種多彩な温水プールの仕様をはじめ高温と低温ミストの2タイプのサウナ、スポーツジム、食事処、ゆったりとした休憩室そして勿論、温泉浴場もある、贅沢感味わえる空間でした。7年前に高山市が買い取ってからは入場料も少しリーズナブルになり海なし県に住まう子供たちにとっては親水できる格好の遊び場としてアクアビクスなども含め市民の体力増強の場として隣町の古川からも多くの人が集っていました。最近こそは、それぞれに交友関係やスポーツクラブが忙しい娘達に付き合ってもらえず行く機会がなくなっていましたが以前、有効期限がないため気軽な気持ちで回数券を購入していたことにはたと気が付きました。はた、と気が付いた程度ですから15枚綴りの冊、殆んど未使用状態なのは言うまでもありません。しかして、あと二ヶ月足らずで行く機会も先ずありそうにありません。。。どなたか行きたい方がいらっしゃったらご宿泊の方、お地元の方問わず、差し上げたいと思います。それにしても子供たちの情報ネットワークは侮れませんね。というか、私が情勢に疎いだけなのか???
2009年02月05日
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昨日は『節分』伝統行事を比較的大事に継承している飛騨地方では昨日各地各様の行事が行われたようです。下呂地区では“鬼めくり”というハロウインのお札剥がしバージョンのようなもの高山の飛騨の里では“ばんば”を玄関先に置く風習をなぞらえたりと独特のものからいわゆる“豆まき”をするオーソドックスなものまで。私も昨日たまたま夕方所用で高山へ行ったのですが丁度商店街を七福神や鬼の仮装をした一団が練り歩いていらっしゃいました。そして当館はというと昨日は全館休館にして一日スタッフを“半”動員して節分の室礼から『雛飾り』へと一気呵成に塗り替えました。そういえば節分飾りを片付ける前にバチ当たり?にも掛け声すらもかけなかったなあ。古き良き日本の伝統を伝えていかなくてはいけないと“自認”しているはずなのにそんなことではいけませんね。
2009年02月04日
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少雪が住む者、旅の方にとって足回りのよさとして吉なのか風情が減退して凶なのか感情の相半ばする近在の冬模様ですが飛騨古川以外(!?)では冬ならではのイベントが精力的に開催されております。前述した白川郷ライトアップ飛騨の里ライトアップ以外でもとても素敵な雰囲気を醸し出していそうな催しをご紹介いただきました。県は跨いでおりますが当館から60kmの富山県 越中八尾。私共にとっては約160年前の出身地にあたりますが晩夏から初秋にかけての『おわら風の盆』中春の『曳山祭』はつとに有名です。その八尾で冬を彩る催しとしてその名も『越中八尾 冬浪漫』粛然とした春や哀愁を帯びた夏秋とはまた異なる清麗なイメージがするライトアップと併せての各種イベント。このイベントをご紹介下さった富山の名士様には美味しいお寿司さんはじめ本物のグルメスポットもご教示頂いておりますので是非とも『セット』でお邪魔したいと思っております。 (越中八尾観光協会様HPより)
2009年02月03日
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当館から歩いて2分。いわゆる普通の(飛騨らしい)住宅街の片隅にあった一軒の『駄菓子屋』さん。一月末をもって、その40年近い歴史を閉じられたそうです。お婆ちゃん店主が御年80近い齢になられての『円満閉店』ではございますが、やはりどことなく寂しい気がします。私自身は余りお世話になった記憶がないのですがウチの平成娘達はどこからか湧いてくる軍資金を握り締めては時折“駄菓子”を買ってきていたようです。10円や30円といったものから高くても200円くらいの商品ラインナップだそうである意味、子供たちにとっては実体の貨幣経済社会との最初の接点であり子供社会のウオルマートであり社交の場でもあったようです。現在の高規格な商品管理基準にはそぐわない部分もやや見受けられることもあったようですがその“大らかさ?”も昭和的な感じでどことなく懐かしく思えていたのでしょうか。これから娘達は川向こうの別の駄菓子屋さんへ行くようになるのか?いやいや、おそらくは年齢と共にいかにも平成らしいショッピングセンターへと行くことになってしまうのでしょう。
2009年02月02日
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当館の上流約200mのところに人の往来のみを用途とする歩道橋が清流荒城川に架かっていました。錆びた鉄板の寂びた感じと鉄製吊り橋的な仕様がちょっとしたスリルを楽しませてくれていたのですが耐用年数が来てしまったのか昨年秋より架け替え工事が行われ今年度末には目出度く完成。。。。のはずが、これまた“異変”により大変なことが起きました。まさにその字の如く完成間近にして橋桁もろとも『音を立てて崩れ落ちた』のです。どうやらこの時季降るはずのない雪ならぬ雨が上流より増水して罷り越し仮設の足場を押し流してしまったようです。前と比べてコンクリートをふんだんに使用した重厚そうな橋になりそうだと思っていましたが、まるで災害現場のような景色に本当にビックリです。能舞台では『橋掛かり』はこの世とあの世を結ぶものとされていますが人的な被害がなかっただけでもよかったと思うべきでしょうか。
2009年02月01日
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