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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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「文字は人の内面が出るんですか？」という太一くんの質問に、

いるもの☆綺麗な字を書くからさぞかし素敵な人かと思ったら・・・。
内面とは関係ないの。」と、美輪さん。

国「美輪さんも書き慣れてるからですか、すごく綺麗な字を書かれますよね。」
美「昔の人はみんなそうよ。」（ご著書に書かれたサインの麗しさといったら、
頭を垂れたくなるほどです☆）
国「江原さんはどうですか、書く習慣はついてますか？」
江「本を書きますから、習慣はついていますけれど。

今回のゲストは主に時代劇でご活躍の村上弘明さん。意外にも、時代劇はお嫌いだったそう。
スピリチュアルチェックのときに正面から撮られた端正なお顔は、
瞳が 青金 に見えてどこか外国の方のようです。

【スピリチュアルチェック】
☆　自分の性格を一言で→知りたがり屋、好奇心旺盛
☆　趣味は→美術館めぐり
☆　心に残る映画→「風と共に去りぬ」
☆　お休みの日は→四人の子供とベランダで水かけ遊び。
☆　怖いものは→「この番組☆」

トーク番組にはほとんどご出演されることがないという村上さん。
村「役者をやっていると、『内面的なことを知られたりするのは、どうなのかな』という

お声も掛からないということもあるんですけれど。」
国「何で、今日はこんな怖い番組☆に出ることになったんですか？」
村「興味があったんですね、非常に。こういう機会がないとなかなか自分のことは。
やはり 自分のことが一番わからないというか 。何と言われるのかな、という・・・。」

道路ですれ違ったことがあるとのこと。
現在は１００台しかないという素敵なクラシックスタイルの車に乗っていらっしゃる美輪さん。

国「僕も見たことがあるんですけれど、間違いなく、美輪さんですね☆
美輪さん以外の何者でもない姿で運転されてますからね。」
美「申し訳ございません☆」

村「うちの妻も。普通、運転している人を見ることはないのに、
美輪さんはいっぺんでわかったと言ってました。」
美「 黄色い信号 ですからね☆」　 黄金の髪 をひょいと持ち上げて。
今回はお召し物も、全身、 ゴールデンイエロー にしていらっしゃいます☆

「 風と共に去りぬ 」がお心に残っているというのは、ご出身の地にも関係があるようです。
村「もともと出身が岩手なもので。宮城県の仙台で三年間、浪人していたんですね。
そのころに、 名画座通い 、映画館にずっと通っていたんですね。そのときに
『 風と共に去りぬ 』に初めて会って。

舞台は南部の田舎、その土を、土地を大事にして、
『私はこの根っこから生まれて、最後にはこの根っこに還る』という。
その土を非常に大事にする・・・。」

美「土を握り締めて、が誓うんですよね。“I’ll　never　be　hungry　again.”
『私はもう絶対に飢えない、家族も飢えさせない。』
タラの土をつかんで、ヒロインのスカーレット・オハラが、
『私は故郷の土に誓う』っていう、第一部の感動的なラストシーンがあるのよ。」

村「自分も、岩手で生まれた根っこというのをどこかで持ち続けながら、
都会で戦ってゆくのかなという。親や親戚やいろいろなところから、
『東京は大変なところなんだ』と聞かされていましてね。
東京に出るのは戦いに行くこと 、という気持ちが凄く強いですね。」

「 風と共に去りぬ 」・・・南北戦争の最中、運命の男と恋に落ちる大農場の娘・
スカーレット・オハラの激動の一生を描く恋愛映画の名作。

江原さんによると村上さんのご家系は、 西方から流れてきた武士の一族 ではないかとのこと。
江「なぜかというと、武家の信仰に使われていた 八幡神社 がよく見えましてね。
気づかれていないかもしれませんが、どういうわけか八幡神社に関わりがありますよ。」

美「八幡さまってね、戦いの守護神なんですよ。お武家さまは、だいたい祈願するときに
『 南無八幡大菩薩 』って言って、八幡さまにお願いしたの。」

☆　八幡神 社・・・八幡神を祀る神社。鎌倉時代に武士が守護神として信仰し、全国に広がった。
☆　「平家物語」 ・・・　源氏方の弓の名手・那須与一は、
平家方が挑発的に高々と上げた扇子を射抜く際に
『 南無八幡大菩薩 ・・・願わくは扇の真中射させてたばせ給へ。
是を射損ずる程ならば、弓切り折り自害して、人に二度面（ふたたびおもて）を向かふべからず。
今一度本国へ向かへんと思し召さば、此の矢はづさせ給ふな。』と誓った。

村「源氏の役が多いかもしれませんね。実在の人物で言うと、明智光秀。
ひとつの説なんですけれど、『 信長は平家 。平家の人間が世の中を治めるのは良くない。』
それで本能寺の変が行われたんかないかとか。
平家よりも源氏の方が、自分の演じる役柄は多いなと思ったときがあるんですよね。」

☆　明智光秀 ・・・１５２８－１５８２　戦国時代の武将。
清和源氏の流れを組む美濃の豪族・土岐氏の出自といわれる。

村上さんの両サイドには立派な様子の馬も並んでいるそうで、
お仕事でも馬といるとコミュニケーションを取りたくなったりするのではないかと。
江「馬と共に生きていた映像とか、もう大武士だらけなんです。」
村「馬、好きなんですよ。時代劇が多くなってから乗馬をやるようになったんですけど、
実際に乗馬の稽古は好きですね。」

時代劇にご縁のある村上さんですが、最初は現代劇を目指していたのだそう。
村「正直に言いまして、嫌いでしたね。申し訳ないんですけど、時代劇と演歌っていうのは、
田舎を感じさせるので。 僕は東京に行きたいわけですから 。
古いものを捨てるというか、一時期、皆さん、そういう部分があると思うんですけど。」
美「若い人はね。」
村「ええ、若いときはそうでしたね。だから役者をするならば、
時代劇よりも都会を舞台にした・・・。」

デビュー作は「 仮面ライダー 」とのこと。
国「都会ものじゃないですか。」
村「都会ものというか、ヒーローものですね。」
国「都会を通り過ぎてしまいましたけれども、ヒーローものに☆」

【仮面ライダー　スカイライダー】

美「それも、さっき江原さんがおっしゃったように、都から、流れ流れてずっと行っているから、
都落ち しているわけですよ。それが嫌なのね。
都に憧れを持って『 もう一度戻ってやる 』って気持ちでしょう？」
江「まったくその通りで、お小さいときから意識は『都』でしょう？」

村「そうですね、東京。やはり日本の中心地はどう見ても東京ですから。」
美「東京っていうよりも『都』ですよ。」
江「いまの都。もっと西からというのは、 昔の都、京都 です。
だから京都に行くと、故郷ではないのになんとなく落ち着く。」

村「僕は、京都は多いですね。そうですね、落ち着きます。」
美「今後、どうしても京都の仕事が多くなるの。立っている馬も並の馬じゃないんですよ。
白い馬で、亀甲模様の斑点が入っていて、 赤い房 をいっぱい身につけているの。鞍は蒔絵でね。」

明日に続きます。

***
オダギリジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は
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「細川茂樹さん・仮面の告白」
「中井貴一さん・聖なる怪物」
「中島啓江さん・紫の波動」
「新庄剛志さん・人生のご褒美」
「加藤あいさん・夢のメッセージ」
「上戸彩さん・感謝とイメージトレーニング」
「国分太一くん・強く優しく美しく２」
「オダギリ・ジョーさん・サムライの系譜」
「上原さくらさん・魂の親」
「濱口優さん・恋愛講座１」
「奥田瑛ニさん・魔物の倒し方」
「三谷幸喜さん・ショービジネスの系譜」
「原沙知絵さん・親との関係」
「ヒロシさん・運命と宿命」
「ベッキーさん・感謝と想念の贈り物」
「木村多江さん・振り子の原理」
「広末涼子さん・心の王国」

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