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採集魚には高率で寄生虫が見つかります。今回も採集したキンメモドキさんに寄生虫が見られました。写真はお持ち帰り直後のキンメモドキさん。お持ち帰り直後は落ち着きがなくて、なかなか思うように観察できませんでした。でも淡水浴を行っている際に臀鰭にわずかに動く、白っぽいものが観察されました。淡水浴後、海水に戻して観察しました。臀鰭に淡くて白っぽいものが付着していました。これを取り除きシャーレに入れて撮影しました。寄生性のカイアシ類であるウオジラミの仲間、カリグス(Caligus)でしょう。淡水浴によって死滅しているため、白っぽくなっています。生きている時は透明に近い体色で、肉眼ではなかなかわかりづらいです。体は扁平で、お魚さんの体表に寄生した際の水の抵抗はかなり少ないのでしょう。寄生するためにすごく適した体です。って感心している場合ではないか…。当り前のことですが、採集魚のトリートメントってすごく大切な気がいたします。
2011年06月30日
ちょっと前のネタ…。写真はアカツノチュウコシオリエビさんです。抱卵していました。すでに過去形です(汗)。そしてこちらはウキボリヤドカリさんの卵です。これら抱卵個体の体長はアカツノチュウコシオリエビさん、ウキボリヤドカリさんともにほぼ同じくらいでしたが、卵のサイズはウキボリヤドカリさんのほうが大きいです。(と言っても写真ではわからないですね。何となく雰囲気だけでも…。)生まれてくる幼生もウキボリヤドカリさんの方が大きいのでしょうね。でも卵の数はアカツノチュウコシオリエビさんのほうが多いですが…。今回、全く意味不明の卵観察です。すみません。
2011年06月29日
エサ用のハゼさんです。 Antennarius biocellatusというカエルアンコウさんを収容しているケースに投入しました。エサ用とは言え、アゴハゼさん or ドロメさんのどちらのハゼさんであるのか気になり確認。尾鰭の縁取りが灰色、すなわちドロメさんということでいいのでしょうね。このあとカエルアンコウさんに食べられてしまいました。 ごちそうさまでした~。
2011年06月28日
採集した海水魚さんたちです。シロヒゲセジロハゼさんです。下の写真は採集直後で全体的に褐色でしたが、眼の下が白っぽいことから、セジロハゼさんと区別できました。ミミズハゼ属のハゼさんです。転石の下から採集しました。ナガミミズハゼさんかもしれないですが、本当のところはよくわからないです。アナハゼさん。貪欲なハンターです。ニョロニョロ系の細長いお魚さん。同じく細長いヨウジウオの仲間のお魚さんです。タカノハダイ(上)さんとカゴカキダイ(下)さんです。ニザダイ(上)さんとニシキベラ(下)さんです。それにしてもニシキベラさんの幼魚が多かったです。アンコウウバウオ(上)さんとホソウバウオ(下)さんです。エサ用の小魚さんたち。ミナミハタンポさんの群れをタモですくってみました。大漁だぁ~。上記のミナミハタンポさんの群れの中に1匹だけ混じっていたキンメモドキさん。おなじみのハリセンボンさん。こちらもおなじみのキタマクラさんの幼魚です。膨らんでいます。カラフルなお魚さんはあまり見かけませんでした。おわり。
2011年06月27日
ちょっとだけですが、採集した甲殻類の紹介です~♪これ、カニさんなんです。しばらくすると…。動き出しました。海の中ではなかなかわかりにくいです(汗)。これもカニさんなんです。死んだふりをしているヒメソバガラガニさんなんです。アオヒゲヒラホンヤドカリさんです。右上のカニさんは先程のヒメソバガラガニさんです。こちらはクロシマホンヤドカリさん。たくさんいるヤドカリさんのひとつです。ホシゾラホンヤドカリさん。こちらもヤドカリさん。サラサエビさんです。岩陰にたくさんいます。ヨコシマエビさん。探せば結構見つかるけれど、なんか久々に見たような気がします。沖縄にはたくさんいるんだけれどなぁ~。つづく。
2011年06月26日
採集場所はこんな感じです。ウミシダは数多く見られます。クモヒトデさん。ほんと、よくいますね。イソギンチャクさんを観察しました。共生生物は見当たりません。よく見かけるヘンゲボヤさん。ホウズキフシエラガイさんがいました。カイメンや六放サンゴの仲間を食べるようです。とても目立つミカドウミウシさん。つづく。
2011年06月25日
誰もいない海でした。では早速シュノーケリングを…。海の中は思ったほど寒くありませんでした。海藻がたくさん繁茂していました。でもその合間にはソフトコーラルやハードコーラルがちらほらと確認できました。ここではよく見かけるキバナトサカです。ホソテンロクケボリを探してみましたが、いませんでした。サンゴを眺めてゆらゆらと泳ぐホムラspです。トウシマコケギンポさんがいました(一番下の写真)。なかなかの面構えです~♪イソギンチャクさん。そしてケヤリムシさんたち~。流れがあって静止しにくい…(汗)。近くにあったガンガゼさん。流れによる不安定な状態で、ガンガゼさんの近くは危険…。刺さらないように細心の注意を払いました。お魚さんの群れです。ハタンポ科のお魚さんのようです。ほかにもいろいろとお魚さんたちを観察しました。カンムリベラ(左)さんとカワハギ(右)さん。トラウツボ(左)さんとワカウツボ(右)さん恐ろしくピンボケです(汗)。ワカウツボさんの食事シーンです。目の前でカニさんをガリガリと食べていました。(写真では口の奥にカニさんが入っています。)つづく。
2011年06月24日
6月は良く雨が降りました。そんなある日、串本へ磯採集に出かけました。ここはいつも休憩する志原海岸です。毎回ここで写真を撮って掲載していますね。その後雨天の中、串本へ運転しているといつの間にやら雨がやんでいました。とある漁港…。ハリセンボンさん。海面はあまりきれいとは言えないですね(汗)。ちなみにここにはハリセンボンさんやハナオコゼさんがよくいます。そして目的の磯に到着。前回が雨天の中の漁港採集だっただけに、今回こそはシュノーケリングをしようと思いました。でもその前にいろいろ観察をしました。岩肌を観察。こういった特殊なところに…。非常に興味深いです。干潮の時間はまだですが、もうずいぶんと潮が引いていました。浅い潮溜りで見つけたクロイソカイメン。こちらはアメフラシさん。珍しく昼間に泳いでいたゴンズイさん。曇り空のためかな…。晴天だったら岩陰から出てくることは少ないと思います。潮が引いた岩肌に逆さまになって付着している巻貝。岩肌の海水が巻貝に収束するように滴り落ちています。さぁシュノーケリングです~♪つづく。
2011年06月23日
タイトル、意味不明~。最近、低温水槽の結露がすごいです。少し前までは除湿機で除湿された送風を利用して、結露対策を行っていました。(それでも雨天の時はあまり効果なし。)最近すごく暑くなりました。それとともに結露が多くなり、水槽からしたたり落ちる水滴ため水槽台の下はびしょぬれ状態です。結露がつかないようにするのはもう無理かもしれないです。それで今回、結露がつかないようにするのではなく、結露がつくことを承知の上、落ちる水滴をなんとかしようではないか~と考えたわけです。水槽の下(水槽と水槽台の間)に水滴を受ける皿のようなものを入れてみようと思いました。いろいろ考えた挙句、収納ケースの蓋で、凹凸のないものが良さそうという結果に至りました。ホームセンターなどで売られている安価な収納ケースの蓋を利用しました。※ちなみに水槽や水槽台のサイズによっては収納ケースの蓋ではダメな場合があると思います。収納ケースの蓋の内側を上向きにして、水槽と水槽台の間に入れました。翌日、結露は蓋の溝の部分に落ちてたまっていました。これを雑巾を浸して吸い取りました。水槽台の下には落ちていません。いい感じです。見栄えは悪くなったけれど、これでなんとかなりそうです。
2011年06月22日
暑すぎて、海へ行きたくなります。さてそんなことは置いといて…。今回はウキボリヤドカリ(Cancellocheles sculptipes)さんのこと。写真は以前に撮影したものです。その後このウキボリヤドカリさんを低温水槽へ移動して飼育していました。同じウキボリヤドカリさんですが、最初の写真と違うところがあります。宿である軽石とヤドカリさんの向きが異なっています。ウキボリヤドカリさんの宿の穴はこんな風になっています。(別のウキボリヤドカリさんの宿です。)断面が円形であるこの宿の中を自由に回転できるんだと思います。すなわち自由な向きで宿をかつぐことができます。だから1枚目と2枚目の写真の宿の向きが異なっているのだと思います。この点は巻貝に入ったヤドカリさんと異なる点でしょう。また仮に転倒して起き上がれなくなったとしても、宿の中で回転することで、起き上がることができるポジションを探すことができそうです。さらに奥の方へ…。円筒の穴の壁には円弧に沿った細かな削り線があるように見えます。どのようにして掘ったらこのように削り線ができるのでしょうとても気になります。~~~~~訂正:カルイシヤドカリ→ウキボリヤドカリカルイシヤドカリはこちら。
2011年06月21日
写真はヤスリヤドカリ(Strigopagurus boreonotus)さんです。宿貝に付着しているイソギンチャクさんにエサ(クリル)を与えました。ヤスリヤドカリさんには与えず。ちょっと前に与えたばかりだから…。でも何となく落ち着かない様子です。”なんかエサの匂いがする~”ってみたいな感じです。ちなみに仕切り板で区分けされた、このヤスリヤドカリさんの隣のヤドカリさんは…。”きょとん”としていました。お隣さんのことは全く気にならないようです。かなり愛らしい~♪
2011年06月20日
Antennarius biocellatusというカエルアンコウさんです。写真を撮りやすいこともあって、何度も登場しています(汗)。左下の半透明のエビさんを狙っています。写真ではエスカ(擬似餌)を振っていないです。ここでちょっと疑問。エスカを振る場合と振らない場合、これらをどのように使い分けているのでしょう。活餌との距離や活餌の位置が関係しているのかなぁ~?ほか活餌の種類とか?小魚が上層を泳いでいる場合はエスカを振っていることが多いような気がしますが、ハゼさんが底にいる場合は振らずに忍び足で近付いていることが多いような気がします。いろいろ考えるとちょっと楽しいです~♪
2011年06月19日
写真は右第3歩脚のないトゲアシガニさんです。採集時に撮影したものです。このときからしばらく飼育していると、脚の自切面に再生芽が形成されました。こちらがその再生芽です。再生芽は最初ほんの少し膨隆した程度でしたが、徐々に突出していき、写真のようになりました。それから数日後…。ついに脱皮しました。欠損していた右第3歩脚も見事に再生しました。でも対側の第3歩脚と比較するとかなり短いです。これから脱皮を重ねて元の大きさに近付いていくんでしょうね。あと、全体的にかなり色褪せました。早速、脱皮殻を観察しました。再生芽の部分は…。透明な嚢状の殻になっていました。内部に入っていたものはなくなっていました。脱皮に備えて準備されていた脚(の一部)だったのでしょうか。次に甲羅に出現した黒い点は…。脱皮殻には付着したままで、脱皮したトゲアシガニさんの甲羅にはありませんでした。脱皮殻から黒い点をはがそうと試みると、写真のように殻ごと壊れてとれてしまいました。どうやら甲羅表面に付着したものではなく、甲羅そのものに浸潤するようにして生じたもののようです。何らかの感染症による、いわゆるバーンスポット病のようなものだったのかもしれません。でもこれが原因で脱皮の失敗にならなくて良かったとひと安心しています。あとトゲアシガニさんの歩脚のこと。脱皮殻から歩脚を外して観察しました。トゲトゲがたくさんあります。これが刺さるとかなり痛いです。脱皮殻と言えども、気をつけましょう。ホムラspはうかつにも歩脚のトゲに刺さってしまいました。血が出ましたがすぐに消毒しました。
2011年06月18日
湿度の高い日々が続いています。いつ梅雨は明けるのでしょう。それはさておき、写真は以前から飼育しているベニワモンヤドカリさんです。脱皮を重ねるごとに色褪せています。もはや”ベニ”じゃなくて”ダイダイ”です。このまま行くと白色になるんじゃないの~。目指せ、真っ白。違うか…。本当は元通りの色彩の復活が望ましいです。ちなみに採集時(2010年10月)のベニワモンヤドカリさんの写真はこちらです。
2011年06月17日
夜に窓を開けていたら部屋に入ってきたので、やむを得ず捕まえたヤモリさんです。捕まえるときに少し動きが遅いと思ったら、お腹がかなり大きいです。どうやら卵を持っているようです。このあと逃がしてあげました。良い産卵場所を見つけて、がんばって卵を産むんだよ~。
2011年06月16日
大雨のため仕方なく、採集をあきらめることにしました。その後すさみ海立エビとカニの水族館へ行きました。紀南方面へ行った際にはよく行くところです。また、ここには江住海岸公園(日本童謡の園)があります。公園内を歩くと童謡がいろいろ流れてきて、ちょっと楽しい~♪でも今回は雨天のため歩くのはやめました。水族館の入り口の左にはアオウミガメさんがいました。そして水族館へ…。個人的に気になるものをいろいろ撮影しました。イガグリガニさん(上から2つ目)がかっこいい~。このあと館長さんに飼育についていろいろお尋ねするとご親切に詳しく教えて下さいました。ありがとうございました。エビとカニの水族館のおかげで十分に満足したホムラspは帰ることにしました。阪和自動車道の岸和田サービスエリアで小休憩。五平餅を購入して、帰りました。おわり。
2011年06月15日
漁港もしくは波止場での採集を行うつもりでしたが、いっこうに雨がやみそうにありません。小降りにでもなってくれればいいのだけれど…。待っては見たものの、だんだんと雨が強くなってきました。それでもしばらく車内でボゥーとしていると小降りになってきたので、車外に出て海面を観察しました。流れ藻をすくってみて、生き物を探しました。流れ藻の中にいたのはこんなのばかり…。ヨコエビとか、小魚とか。そしてこんなのも…(汗)。まぁいろいろいますよね。ほか、オキアジの幼魚らしきものが流れ藻に身を寄せていましたが、タモを構えると逃げて行ってしまいました。場所を移動しました。そしてここでも流れ藻をすくってみました。カニさん…。探しているのはこんなのじゃないんだけれど。このあと何度か場所を移動して採集を試みましたが、たいしたものは採集できませんでした。そしてまたもや…。これでは採集できません。つづく。
2011年06月14日
和歌山の紀南方面へ漁港もしくは波止場での採集に出かけました。写真は途中の紀ノ川サービスエリア(阪和自動車道)です。ここでガソリンを入れました。サービスエリアからの眺望。天気は良くないです。このあとしばらくの間運転。台風発生のため、車はいつもより少なめでした。ここは紀南方面へ行く途中によく休憩する志原海岸です。雨天のため砂浜には人がいませんでしたが、休憩所には人がちらほらといました。こんな天気の悪い日にみんなどこへ行くんでしょうね。きっとみんな磯採集に行くんですね。(そんな人はいませーん!)ちなみにこの志原海岸にはウミガメが産卵にきます。その後しばらくの間ドライブです。ここからはシーサイドを走ることが多いので、結構気持ちのいい運転になります。と言っても、悪天候なのでそんなに快適とは言えませんが…。さて何とか目的地に到着~。天候は雨。車内でお弁当を食べながら、しばらく雨がやむことを期待しました。でもいっこうにやむ気配はありません。そんな中、いつもは気にしないテトラポッドを観察。どうやらここで作っているようです。これがテトラポッドの型枠なんでしょう。これにコンクリートを入れるみたいですね。そして固まったらこのように型枠をばらすのでしょう。いつもは全く気にしていなかったことですが、改めて見ると面白いです。つづく。
2011年06月13日
オーロラゴビーさんたちです(Fig.1)。Fig.1たぶん仲良し…。でも時折喧嘩しています。そんなお二人さんですが、これらのうちの1匹のお腹はやや膨れていました(Fig.2)。Fig.2さらにこのオーロラゴビーさんの肛門付近から暗赤色のものが飛び出していました(Fig.3)。Fig.3ひょっとして、人でいう直腸脱もしくは直腸粘膜脱…。脱腸やヘルニアって言ってもいいのかな。直腸の一部が肛門から脱出しているんだと思います。お腹が膨らんだ状態からして、原因は排便が不十分な状態での食べ過ぎなのかもしれません。とりあえず食事制限をしながら、脱出部分が自然に還納することを期待しようと思います。それと脱出部分の粘膜が水槽底面に擦れて、傷や感染をきたしていないかどうかに留意し、万一異常があった場合には早期対応したいと思います。
2011年06月12日
低温水槽の結露対策として、除湿機を用いていました。除湿機使用時には結露がなくなり良かったのですが、使用していない時には結露が付着…。しかも最近雨の日が多く、湿度がかなり高いです。そのため結露がたっぷり付着しています。そしてたっぷりと付着した結露は滴下し、水槽台の下には水溜りができています。困ったものです。
2011年06月11日
写真はウキボリヤドカリ(Cancellocheles sculptipes)さんです。見た目はエビに近いですが、ウキボリヤドカリさんはヤドカリ類などを含む異尾類です。こちらは同じ異尾類であるアカツノチュウコシオリエビさんです。写真では腹部を展開していますが、実際は腹部を体の下に折り曲げた状態でいます。~~~~~訂正:カルイシヤドカリ→ウキボリヤドカリ
2011年06月10日
ブログの更新が滞っています。本業の方でちょっと忙しい日々が続いていました。おまけに勉強会の準備などがあったりしました。でも一段落ついたので、お魚さんのブログの世界に帰還なのだぁ~♪
2011年06月09日
2011年6月5日のブログ掲載のBrackish Water frogfish(Antennarius biocellatus)さんです。その時の変なポーズが気になって、その後経過を見ていたけれど問題なさそうです。でも落ち着きがないみたいだったので、ケース内に小さなデスロックを追加したところ落ち着きました。あんまり大きいデスロックを入れると、ケースが落ちていくことがあるから危険。吸盤は長期使用していると硬くなって、吸着力が弱まるからなぁ~。そろそろ交換しなければいけないかも。写真はイリシウムを振っているBrackish Water frogfishさんです。このあと海水に浸したクリルの内部に粒餌を充填したものをエサとして与えました。今回は問題なく食べてくれました。それにしてもケースが汚れています(汗)。少し前にポンプを止めていろいろやっていたからかな。ポンプを再起動した際に出るあの汚れは結構なものだったし…。
2011年06月08日
チョウチョウウオさんたちをメインに飼育している水槽の比重は現在1.008です。比重を1.006にまで下げたことがありましたが、ホムラspのところでは飼育しているお魚さんたちに異常はみられせんでした。もし違う種類のお魚さんたちだったら、異常が出ていたのかもしれませんが…。さて、この低比重水槽には比重を下げる前からプロテインスキマーを使用していました。そして現在もプロテインスキマーを作動させています。しかし、比重を下げてからは単なるエアレーション用の装置としての役割しか果たしていません。比重が低いと小さな泡が形成されず、やや大きめの泡ばかり…。当然、汚れの除去はできません。水換えも増えるわけだ…。一時期アクアセイフを少し入れてみたことがありました。かなりの泡が発生し、カップには汚れが除去されていました。ただpH低下によるお魚さんへの影響が怖いので連用は避けました。(このときpHを測定していないけれどきっと低下していたのでしょう。)パラサイトリムーバーは使用したことないけれど、これもpH低下をきたすのでダメですね。ではアルジガードやアンチレッドなどはどうなのでしょう。泡のほうは期待できそうですが…。でももともと水槽にはほとんどコケがないので、泡だけのために使用するのは勿体ないかも…。低比重水槽で水換えの回数を減らすべく、スキマーの活用を考えていたけれど、どうも”これだぁ~”というものが思い浮かびません。安価で安全なもの…。う~ん?やっぱり水換えかな…。
2011年06月07日
写真はサガミモガニ(Pugettia sagamiensis)さんです。腹部を見るとオスであることがわかります。タイトル通り、サガミモガニさんはうんち中です。写真の腹部にぶら下がっている黒いものがうんちです。カニさんの肛門はこのうんちの上端にあります。赤い光で観察する意味はあまりないかもしれないですね。ちなみにこのカニさんの左第2歩脚はありません。ヤスリヤドカリさんに挟まれて自切いたしました。~~~~~上の写真ではわかりにくいので、以前撮影したサガミモガニさんのうんち中の写真を掲載。肛門はtelsonすなわち尾節の先端部分にあります。(二等辺三角形の頂点付近、わかりますか~。)写真ではここにうんちがぶら下がっています。ちなみにこのとき左第2歩脚はまだありました。~~~~~最近、電話で話していた友人Kがカニさんの肛門の位置がわからないと言っていたので、今回掲載いたしました。
2011年06月06日
少し前の夜のこと~。お魚さんにごはんを与えていたときにちょっと気になることがありました。それはBrackish Water frogfish(Antennarius biocellatus)さんの体色。写真のようにやや色褪せていました。そしていつもよりもなんとなく浮腫状に見えました。このとき”大丈夫かな~”と思いました。そして翌日の早朝…。ガーン。ひっくりかえっています。まさか…(涙)。このあとほかのお魚さんにごはんを与えながら、☆になった原因をいろいろと考えていました。それからBrackish Water frogfishさんを取り出そうと思い、再び飼育ケースを見ると…。なんで?生きてるの?変なポーズ…瀕死の状態?鰓孔を見ると問題なく動いています。そしてしばらくすると…。全然問題ないやん…。あ~、焦った。どうやらひっくり返っている時も、変なポーズをしている時も、ケースの外のお魚さんをエサだと思い、じっと動かずに待ち伏せしていたのだと思います。もともと変なポーズでじっとしていることは多いのですが、昨晩気になることがあったので、今回は勘違いしてしまいました。
2011年06月05日
ベニカワムキさんのいる水槽は低温であり、水槽壁に結露がたくさん付着することを以前に書きました。その後、結露対策としていろいろやりました。そして現在行っている方法は…。除湿機の使用~。(無理やりですね。)海水魚の飼育部屋ではもう何年も前から使用しているのですが、現在はこれを低温水槽近くに設置することで、結露対策を行っています。除湿機は水槽の壁に送風口からの空気がやや当たるぐらいの場所に設置。そして除湿機の作動時間もかなり長めに設定しました。これでホムラspのところの水槽の結露はほぼなくなりました。しかし部屋の温度は少し上がります。そして水槽クーラーには負担がかかります。(なんて効率の悪い~(汗)。)部屋に冷房を入れて除湿させるのがいいのかもしれないですが、現状ではちょっと無理…。あと、水槽をアクリル水槽にすることで結露を少し軽減できるかもしれないです。
2011年06月04日
以前に増えてきたウズマキゴカイのことを記載しました。そして最近こちらの水槽でも増えてきました。壁面に付着する白い点々がウズマキゴカイの仲間です。以前に掲載した水槽とサンプ槽を共有しているため、増えてくるのは当たり前のことです。でも際限なく増えると、いつかは見えなくなるんじゃないの~。困りますね(汗)。ちなみに写真は久々登場のイボオコゼ科のお魚さんです。”ごはん、まだかな~”の図です。
2011年06月03日
ケフサゼブラヤドカリ(Pylopaguropsis fimbriata )さんです~。ずいぶん前の価格から考えると安くなったもんですね。このおしゃれな色彩からすると価格以上の価値は十分にあると思っています。とまぁこんなことを書いていますが、このヤドカリさんは購入したわけではなく、知人といろいろと交換した際に手に入れたヤドカリさんです。久々の物々交換でした。(生き物だから物々交換とは言わないのかな?)
2011年06月02日
写真はUrophycis属のお魚さんです。このお魚さんはUrophycis regiaさんもしくはUrophycis floridanaさんじゃないかな~と考えていました。でも少し前に気になったので写真を撮って、もう一度観察しました。写真では第1背鰭の上半分が黒く、腹鰭の先端が臀鰭起部を越えています。この点はUrophycis regiaさんに合致するんじゃないのかな…。ただしCohenらによるFAOの記載では第1背鰭には白い縁取りがあるとされています。この点はUrophycis regiaさんとしては合致しません。また、Urophycis floridanaさんは腹鰭の先端が臀鰭起部に届かないと記載されていますが、これは成魚における特徴…。この子はまだ成魚の大きさではありません。だったら届いてもいいのかも?さて次はComynsらの論文の記載から、第2背鰭の軟条数を数えて鑑別を行ってみました。論文では第2背鰭の軟条数はUrophycis regiaさんで43-51(52)、Urophycis floridanaさんで54-63と記載されていました。そして実際数えてみました。すると55 or 56のようです。これに当てはまるUrophycis属のお魚さんはたくさんいますが、外観上の特徴を考慮するとどうやらUrophycis floridanaさんが疑わしいです。ほか、第1背鰭の軟条数を数えてみてもやはりUrophycis floridanaさんが疑わしいです。一時期、Urophycis regiaさんとの鑑別に悩んでいましたが、いろんな特徴を考えると、個人的にはUrophycis floridanaさんのような気がします。~~~~~前にも同じようなことを書きました。その時は第1背鰭と腹鰭の特徴からUrophycis regiaさんに重きをおいて考えていたのですが…。まぁ元気であればどっちでもいいんですがね。参考文献:Cohen, D. M. ;Inada. T. ;Iwamoto, T. ;Scialabba, N.:FAO species catalogue. Vol.10.Gadiform fishes of the world (Order Gadiformes).(1990) Comyns, B. H. ;G. C. Grant.:Identification and distribution of Urophycis and Phycis (Pisces, Gadidae)larvae and pelagic juveniles in the US Middle Atlantic Bight.Fishery Bulletin, U.S. 91:210-223.
2011年06月01日
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