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深海沈木を観察していて見つけた巻貝。これも深海性なのだろう、たぶん。しかも生きている。よって別ケースにて飼育・観察を行うことにした。沈木に依存しているのかどうかはわからないが、沈木に付着していたので、いっしょに沈木片を入れておくことにする。ほかにも貝類がいないかどうかを確認…。ん、そういやこれもそうやん。フナクイムシの巣穴っぽいもの。生きているかどうかはわからないが、非常にたくさん見つかる。それに沈木を割ったらキクイガイの仲間もいるかもしれない。非常に楽しいことばかりである。
2017年01月31日
深海沈木に多数付着している貝。以前から気になっていたので調べたところ、ワタゾコシロアミガサ(Pectinodonta rhyssa)だとわかった。こちらはリフジウムに沈下していた貝殻を側面から撮影した写真。汚れているけれど、形状の確認だからまぁいいか。
2017年01月30日
数匹いるバラハナダイ(Odontanthias katayamai)。そのうちの1匹において右眼上部に潰瘍性病変が生じた。昨年10月初旬に右眼上部に小さな黒色斑が生じ、それが次第に拡大し中央にびらんを形成。その後さらに進行して潰瘍化したのである。最初の写真は11月中旬の状態(このときすでに治療中)。黒色斑を形成した時点で嫌な予感がしていた。それは他魚において同じようなケースがあったから。なんとか治癒したケース(1例)もあったが、ダメだったケース(1例)もあった。今回は治癒したケースを思い出し、細菌感染だけでなく真菌感染も考慮しながら治療を行った。結果。右眼上部の組織の再生はなく、欠損したままではあるが、欠損部の腫脹・発赤はなく、ほぼ治癒したと考えられた(12月)。その後現在に至るまで局所再発はなく、明らかな後遺症も見られない。
2017年01月29日
1.常勤と非常勤の両方を掛け持ちしている医師は多い。 ホムラspもそのひとりである。 原因のひとつに医師不足がある。 現在非常勤の仕事のいくつかには健診業務が含まれている。2.健診の受診者を集めるため、最新鋭の機器を導入したり、 一流シェフを雇って美味しい食事を用意したりと 施設ごとになんらかの宣伝がなされていることが多い。 シェフを雇っている施設でほんとに美味しいのかと思い、 試食させてもらったことがあったが、 すぐさま懐疑の念は消え、 最後まで美味しくいただいたことをよく覚えている。3.ふつう健診センターには常勤の先生がいるが、 健診自体、いろいろな科を含む検査が多く、 科ごとの専門の先生を非常勤として雇っていたりする。 しかし実際他科の分野がoverlapすることは多い。 そしてこれがしばしば厄介事になる。 悪性疾患とか、急を要する疾患等で意見が異なることは 少ないが、日常生活に支障のない非常に軽微な病態で 医師間で意見が異なることがある。 ケースバイケースだが、大半を(軽微だが)病気・異常として 診断・判定するのはどうだろうか。 専門でない分野は少し慎重になっているのかもしれないが、 それでも加齢性変化までも病気とするのはやりすぎだ。 健診された会社のほぼ全員が異常判定だったら それはそれでおかしいだろう。 健診の効率化の面でもよくない。 あと研修が終わった程度の経験の浅い先生もどうかと思う。 ダブルチェックする際に訂正が多くて困ることが多い。
2017年01月28日
深海性ホヤの周囲瓦礫に付着していた深海性のナマコ。ホヤのほうはダメだったが、こちらのナマコは飼育開始からもうすぐ1年になる。(一部のホヤはまだ生きている。)ちなみにこちらが飼育当初。触手を伸ばした樹手目のナマコ。エサは海水に溶かした粉末状のエサやオキアミのミンチ。定期的にスポイトで触手に振り掛けているが、このままでいいのだろうか。
2017年01月27日
大阪市立自然史博物館の関西甲虫研究史展の備忘録の続き。外国産の甲虫類の標本の展示。圧巻である。そして身近なところではこれ。気になる展示のひとつ。その一部の標本を以下に掲載。オオサカスジコガネ。コンゴウナガゴミムシ。オオダイナガゴミムシ。ヤマトツヤゴモクムシ。昆虫採集自体、遊び程度にたまにするぐらいだが、いろいろ眺めていると採集意欲が高まるのはなぜだろうか…(笑)。観覧後は関西甲虫研究史の冊子を購入。関西の地名が付けられた甲虫が網羅されているのはすばらしい。おわり。
2017年01月26日
大阪市立自然史博物館の関西甲虫研究史展。今回博物館を訪れた主目的がこれである。6セッションに分けて展示されていた。各セッションはこちら。人物編。組織編。施設編。採集地編。書物編。資料編。博物館の人にお伺いしたところ、撮影およびブログ掲載は問題ないとのことであったので、以下に写真を掲載する。個人的に好きなカミキリを含む標本。ベニカミキリ。テツイロヒメカミキリ。そういや小学生のころ、カミキリを集めて標本を作ったなぁ…。懐かしい。つづく。
2017年01月25日
熊野灘の深海沈木。見ていて飽きない。楽しいものだ。写真は鰓冠を広げたケヤリの仲間らしきもの。そしてこれに紛れて、白い触手を広げる深海性イソギンチャク。わかるだろうか。
2017年01月24日
クマノコガイ(Chlorostoma xanthostigma)。枝状の死サンゴ片の苔取り用として水槽へ入れたが、あまり苔を食べていないような?別水槽へ移動させることにする。この水槽の番人はオレンジストライプバスレット(Liopropoma swalesi)。飼育開始からもうすぐ3年になる。ただ臆病なところはあいかわらずであり、水槽掃除の際には驚いて泳ぎまわることが多い。掃除自体、やりづらいものがある。
2017年01月23日
大阪市立自然史博物館の新春ミニ展示「酉年」展。酉年ということでニワトリの展示。一番のお気に入りはこちら。ポーリッシュのメス。憎めないねぇ(笑)。つづく。
2017年01月22日
2017年1月下旬に行った大阪市立自然史博物館の備忘録。写真は花と緑と自然の情報センター。この手前の広場には浅い人工池があり、像が展示されてある。まじまじと見てみた。澪(みお)と書かれてあった。何度も来ているが、そういやしっかりと見たことがなかったなぁ。こちらは植物園。長居賀正2017、そしてニワトリ。酉年だもんな。こちらは博物館本館前の広場に展示されてあるナガスクジラの骨格標本。名前はナガスケ。そして本館へ。ナウマンホールのナウマンゾウ。2万年前に日本にいた象。立派なマチカネワニの骨格模型。つづく。
2017年01月21日
前回に引き続き、深海沈木の環形動物。こちらは消灯時によく出てくるウロコムシの仲間。そしてこの写真で開いているケヤリの仲間っぽいもの。これらももちろん環形動物。あちこちに付着している。でもキープするのが難しいんだな、これ。
2017年01月20日
少し前の写真。深海沈木を一時的にケースにキープしていた際に沈木より出てきた環形動物の一部。苦手だが興味深い。すなわちこういうこと。苦手<興味。興味が勝る。実はめっちゃ楽しいのである。よってこうかもしれない。苦手<<興味(笑)。ほかにも数匹いた。これらのうち1個体をシャーレに取り出した。何種類かいるのかもしれないが、この個体はなんだか見たことがあるような…。特に頭部に見覚えが…。以前の個体(3枚目の写真)によく似ている。実際違うかもしれないが、深海沈木から同じような個体が見つかることは非常に興味深い。それで以前に定期購読していたマリンパビリオン(今はフリー)をちらほら眺めるが、まったく分からない…。(今はいいか。)とりあえずこんなのがいろいろ見つかって、現在楽しい時間が流れている。
2017年01月19日
1.定期購読雑誌の購読料の振込み忘れに少し慌てる。 振込み期限に余裕があるとつい…。2.勤務先の近隣で開業された某先生に 昼休憩時にばったり出くわす。 評判のいい先生ゆえに、タイトスケジュールのようだ。3.某研究会のこと。企画された先生が欠席とは驚き。
2017年01月18日
海水性モーリーの稚魚の経過。海水域採集の原種系モーリー、ポエキリア・サルファラリア(Poecilia cf sulphuraria)(?)が産んだ稚魚たちである。以前と比べてかなり成育した。エサ食いはかなりいい。っていうか食べ過ぎとちゃうんか(笑)。まぁええんやけれど。
2017年01月17日
こちらはミカドウニ(Goniocidaris mikado)。少し前に追加となった新たな個体である。ミカドウニは深海性のキダリス類として個人的にお気に入りのウニであり、新たな個体をゲットできたことは誠にうれしい。早速リフジウムに入れて観察。右が新たなミカドウニ。左が飼育開始から10か月以上経つミカドウニ。新入りのミカドウニ、気になるのはやはり状態。ここでいう状態とはおおざっぱに言って、管足を出して移動するかどうか。まずはこれだが、新入りの個体、管足らしきものがあるように見えたが、いまだ移動せず…。大丈夫か。
2017年01月16日
Prionechinus forbesianus、沈木に棲む深海性ウニ。少し前に沈木とともに新たに追加した。現在1年近く飼育している個体もいるが、過去にはすぐにダメになってしまう個体もいた。それゆえに飼育には期待と不安が入り交じっている。
2017年01月15日
少し前に掲載した深海性カニのこと。シャーレに取り出した。沈木の小片といっしょに入れているが。たぶん沈木依存生体ではないと思うので、このあと低温水槽のリフジウムへ移動させた。深海の沈木にはたくさんの貝が付着していた。写真の個体は沈木依存かもしれない。よって沈木といっしょに飼育することにした。
2017年01月14日
少し前のイッテンサクラダイ(Odontanthias unimaculatus)。眼隔域に白い点があったので撮影しておいた。この写真ではわからないが、一部が少しだけ膨隆していた。頭部感覚管孔に一致した点なのだろうか。でも実際のところこれが感覚管孔なのかはよくわからない。白点病は発生しないとされる低水温。よって白点病ではないはず、たぶん。万一、低温耐性のvariantがいたら困ったもんだが。結局のところ、何らかの軽症の感染症だと考えて、このまま経過観察を続けていたら消失した。
2017年01月13日
勉強会のテーマを決定。オンラインゲームの待ち時間にいろいろ資料を見て決めた(笑)。でもこういう時間のほうが脳の活性化がいいような気がする。他科の先生は最近の論文ネタや地域医療がらみのネタが多い。ということで今回ホムラspも最近の論文ネタでいく。 基本的には某先生のネタの延長になるが、切り込み口は全く異なる。以前の研究も少し混じることにした。
2017年01月12日
飼育開始から8か月経過した(たぶん)ミサキアサヒモドキ(Umalia misakiensis)。たまに砂上に少しだけ出ているときがある。もともと底砂をそれほど厚くひいていないせいもあり、潜れない箇所があるのかもしれない。ただあまりにも動かないので心配になり、少し持ち上げたりすることがある。こちらは慌てて砂に潜っていくところ。元気なようだ。(前にもこんなこと書いたっけ?)ちなみにまだ脱皮を行っていない。
2017年01月11日
少し前にいつも大変お世話になっている某ショップより購入した深海沈木。購入目的は沈木依存生体を飼育するため。そして深海沈木の観察。いずれにせよ非常に楽しいことばかり~。こちらはいっしょに入っていた深海性カニ。コツノガニなんだろうか。よくわからないが…。ちなみにこれはおまけの生体。誠に感謝。
2017年01月10日
昨年に大変お世話になっている某先生からいただいた樹脂標本。2年前(?)にサガミモガニとして購入した深海性カニである。これをありがたいことに標本に。誠に感謝・感激。
2017年01月09日
1.疾患の季節性のためだろうか。 仕事量が増加傾向。2.(他科の先生に合わせた)適切な勉強会ネタが思いつかない。 自信の専門のネタならいくらでもあるが。3.バイト先(非常勤のほう)の職員にインフル罹患者がちらほら。 気を付けねば…。
2017年01月08日
夕刻にマングローブ域での採集を終え、その後は深海魚専門のUさんと待ち合わせ。その際にお譲りしていただいたのがこちらのトラギスの仲間。すでに掲載済みの個体。Parapercis rufaによく似ている。そのものか?沖縄の水深100m以深で採集したとのこと。それにしてもめっちゃ貴重だ。ほかにもいろいろ見せていただいた。こちらは体内にairのpoolingがある。でもUさんならいつものように治療してしまうだろう。その晩ホテルで撮影した梱包生体。下は先ほどのトラギスの仲間。翌朝の那覇空港。生体のことを考え、いつものごとく朝の便で帰った。おわり。~~~~~脱字訂正:沖縄の水深100以深→沖縄の水深100m以深。
2017年01月07日
12月上旬に沖縄マングローブ域で採集したハゼの一部を紹介。カマヒレマツゲハゼ(Oxyurichthys cornutus)。採集時はよくわからなかったが、その後の観察でカマヒレマツゲハゼとわかった。ちなみにこの時デジカメは泥だらけ…。曇った写真が多いのはこの影響もある…。ツマグロスジハゼ(Acentrogobius sp.2)。ここにはかなりたくさんいた。浅瀬にたくさんいたハゼの稚魚?ほかにも未同定のハゼがちらほらと…。結局のところ採集魚はハゼだけとなった。つづく。
2017年01月06日
採集した甲殻類の一部を紹介。ベニシオマネキ(Uca crassipes)。そこらじゅうにいるカニ。写真は泥を探っていたら、たまたまタモに入った個体である。ちなみにこのあとリリースした。こちらも泥の中から見つかった個体。ワタリガニの仲間。よく見つかる個体である。ユビナガホンヤドカリ(Pagurus minutus)。ヤドカリはこのユビナガホンヤドカリか、アンパルツノヤドカリばかりであった。エビの仲間。これもよく見つかる個体。撮影だけしてリリース。つづく。
2017年01月05日
12月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。そろそろ続きを書いていく。タイトルのごとく、観察不十分の二枚貝の仲間。汽水域の泥地の底に集簇していた。泥に埋没した岩・石などに付着しているかもしれない。マクガイの仲間?よくわからんが…。もう少し観察すべきであった。つづく。
2017年01月04日
1.非常勤のほうの看護師さんから質問攻めにあう。 それにしても熱心だ。2.専門医維持のための学会参加が億劫である。3.まったく必要がなくなった 肩書きだけの認定医の更新をやめた。
2017年01月03日
Parapercis rufaによく似た個体。沖縄の深場採集の個体(2016年12月)。当初はよく採集されるホムラトラギスあるいはソマリトラギスかと思っていたが、その後の調べでParapercis rufaに似ていることがわかった。ひょっとしたら日本初記録かもしれない。
2017年01月02日
オオイカリナマコ(Synapta maculata)。2016年10月に串本にて採集した個体。その少し前に串本海中公園で本州初記録となるオオイカリナマコの報告があった。串本で見たのは今回が初めてであり、非常に稀有な出会いであった。
2017年01月01日
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