世界の片隅で小さな声で申し訳なさそうに「スティール!」と叫ぶ!
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クルマで夜中に移動。朝4時半頃、毛木平駐車場に到着。「おはよー!」出発は5時15分頃。この時期ですともう結構明るいです。鳥の声を聞いたり周囲を見回したり写真を撮ったりで、ノラリクラリと歩いて行きます。私はベニバナイチヤクソウを見つけることが出来ませんでした。探し方が下手なのかな???気持ちの良い森の小道です。凜とした空気。私は早朝の山道が好きです。祠があったので、山の神様に写真撮影をお願いし、手を合わせて道中の安全を祈願しました。道端の愛らしい花を見つけると、ついつい足が止まります。走行している間に、ナメ滝に到着。滑らかな流れだからそういう名前が付いたのでしょうね...。千曲川の水源まで、あと1.8km。「もう少しだね」途中、岩の間から小さな流れが生まれていました。千曲川は1カ所の水源地だけではなく、こういった小さな支流も合わさって大きな流れとなります。さあ、水源まであと0.9km!!「あとひと頑張り!」わくわくしますね。川の流れも随分小さくなりました。ようやく到着。「ここだよ!」源流の水は冷たく美味しいです。ここから急登になります。朝が寒いからでしょうか。霜柱ですね。あともう少しで頂上です。そして甲武信ヶ岳の頂上。「とうちゃこ!」お昼頃、甲武信小屋に到着。「ホッとした!」チェックインは14時とのことなので、2時間ほどベンチでウトウトする。夕食は、「カレー!」そして翌日。甲武信小屋に朝が訪れます。朝食はご飯とお味噌汁、茶碗蒸し。「がっつり食べるよ」朝の天気は上々。富士山がよく見えます。さあ、十文字峠方面に向かいましょう。途中、遠くを見渡せば、山、山、そして山。可憐なシャクナゲの花。え?ここを下るんですか??これは何の鳥かな。途中、十文字峠方面から登ってくる夫婦とすれ違うときに、「こないだ蛭ヶ岳でお会いしましたね?」と声を掛けられました。どうやら、私のザックについているモモンガの縫いぐるみで私だとわかったそうです。いやぁ、世の中は狭いです。(^▽^)シャクナゲのトンネルをくぐる贅沢は、街中では出来ません。十文字峠に到着。毛木平に向けて降りてゆきます。「さあ、行こう!」紫色のツツジが咲いていました。トウゴクミツバツツジでしょうか。爽やかな緑の尾根道を下ります。そろそろゴールが近いです。ちょっと名残惜しくもなりますね。楽しい時間は、あっという間に終わってしまいます。甲武信ヶ岳は100名山のひとつだそうです。実は私は100名山に全く興味が無く、山頂そのものにも執着がありません。(なので頂上に着いても特に達成感はありません)むしろ、源流や頂上までの道のり、帰りの道のりが素晴らしく印象深かったです。森の空気、鳥のさえずり、木漏れ日。私にはそれこそが充実感をもたらすものでした。小屋も昔ながらの雰囲気でありながら、トイレは綺麗だったり近代的で、スタッフも親切です。本当に良い旅ができました。
Jun 3, 2016
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