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監督 : ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス 夫妻 出演 : アビゲイル・ブレスリン /トニ・コレット /グレッグ・キニア 脚本 : マイケル・アーント 公式HP || 「 リトル・ミス・サンシャイン/LITTLE MISS SUNSHINE (2006) 」 「 どんな時でも家族よ 」どうしようもない負け組でバラバラな家族再生のハーツフル・ロードムービー 監督は、本作で監督デビューとなるジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス 夫妻。主演は、誰なんだろう(笑) エンドロールではグレッグ・キニアとトニ・コレットが順番にクレジットされていますが、アビゲイル・ブレスリンが演じるオリーヴを取り巻く家族のお話。主演はないと言うか、家族全員が主役と言っても過言でないバラバラ家族のそれぞれのハートフル・ロード・ムビーです。役者はみな演技派揃いで、必死に家族をつなぎ止めようと奮闘する母シェリル役には「イン・ハー・シューズ(2005)」のマギーの姉役で好演したトニ・コレット。ゲイで叶わぬ恋に破れ自殺を図ったオリーヴの伯父フランクには、「森のリトル・ギャング(2006)」でハミー の声を担当し、「40歳の童貞男(2006)」でキモカワイイ独身童貞男を演じて話題のスティーヴ・カレル。本作では脚本にも携わっています。オリーヴのエロおじいちゃんを演じたのは、「アメリカ上陸作戦(1966)」で第24回ゴールデン・ブローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞を受賞したアラン・アーキン 。今年度アカデミー賞助演男優賞にもオンミネートされています。そしてなんと言ってもオリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンの自然体でのびのびとした演技が、フィルム全般に渡ってほのぼのとした空気感を与え、それぞれの抱える深刻な負のストーリーに危機感を抱かせない緩和剤となり、観る側を心地よいものにしてくれます。 Story : アリゾナに住む小太りなメガネ少女・オリーヴの夢は、ビューティー・クィーンになる事。コンテストのビデオを研究したり、大好きなおじいちゃん指導の元、ダンスを特訓したりと訓練に余念がない。そんな彼女の元に、朗報が舞い込む。カリフォルニアで行われる“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに繰り上げ参加が決定したのだ!問題だらけのフーヴァー家は、家族6人ミニバスに乗り込み、一路コンテスト会場を目指すが…?!■リトル・ミス・サンシャイン DVD[ 2006年12月23日公開 ]ー goo映画より ー この作品は、なんと言っても脚本が巧いです。常に勝ち組を意識した考え方を家族に押しつけながら、結局は自分自身が負け組であった父親像を軸に、家族それぞれの深刻な問題を巧妙にシームレスにストーリーにのせながら、「 どんな時でも家族よ 」と、家族をつなぎ止めて行こうとする母親を中心にオリーヴの「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに向かうまでコメディタッチのロード・ムビー。人生において幾度となく訪れるコンテストに勝って行くと言う事の価値よりも、その目標に向かって行く過程に価値があり、その目標に到達する術は一つではないと気づかされながら、バラバラだった家族がいつのまにか必死で家族を守るために頑張る姿が可笑しくも温かく、ちょっぴりほろっとさせられます。 ~おしまい~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| エンタメ@BlogRanking ∥ || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
February 24, 2007
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監督 : アイヴァン・ライトマン 出演 : ユマ・サーマン /ルーク・ウィルソン/ 公式HP || 「 Gガール 破壊的な彼女/MY SUPER EX-GIRLFRIEND(2007) 」 監督は、「ゴーストバスターズ (1984) 」のアイヴァン・ライトマン 。主演は、代表作の「キル・ビル(2003~2004)」シリーズよりも、「プロデューサーズ (2005)」でハチャメチャお色気秘書が、かな~りのはまり役だった、ユマ・サーマン。Gガールと知らずにジェニーをナンパしてしまって災難に遭うマット役に「 キューティ・ブロンド/ハッピーMAX (2003) 」、「幸せのポートレート (2006) 」のルーク・ウィルソン。 Story : 設計会社に勤めるマットは、ある事件がきっかけで、メガネの美女ジェニーと交際することに。だが実は、彼女の本当の姿は、ニューヨークの平和を守る正義の味方、Gガールだったのだ!彼女の激しいセックスに圧倒されるマットだったが、自分の恋人がGガールと知り、喜びを感じるのだった。そんなある日、マットはベッドラム教授に捕らわれる。彼はジェニーのハイスクール時代の同級生で、彼女に怨みを抱いていたのだった…。[ 2007年2月10日公開 ]ー goo映画より ーいわゆる、「スーパーマン」シリーズの女性版と言うところでしょうが、どちらかと言うとアクション映画と言うよりも、軽めだけど大げさなヘンテコなラヴ・コメ路線。「プロデューサーズ」の時の、はちゃめちゃ秘書で新たな境地を開眼したようなユマ・サーマンですが、本作でもあのハイテンションでお色気たっぷりの演技が炸裂します。前半結構それで面白くて引っ張られるように見入ってしまうのですが、途中で気が付くとおいて行かれてしまっているような、どこか中途半端なストーリー展開に面白さが半減という感じです。ユマのキャラが濃くてハイテンションな割に周りのキャラが普通すぎて違和感がある感じ・・・・マットを演じたルーク・ウィルソンは、「幸せのポートレート」の時にはかなぁ~りその純粋キャラが好印象だったのに反して、本作ではちょっとまじめすぎなのかも・・・・例えばマットの役には、TVドラマの「奥様は魔女」のダーリンのような優柔不で少々濃いキャラのほうが面白くなりそうです。悪役としてのベッドラム教授がGガールを追いかける理由もラストの結末にもちょっと無理矢理感が否めません。マットの職場の同僚ハンナ 役のアンナ・ファリスが、唯一ユマ・サーマンとの演技について行けてる感じです。彼女のハスキーボイスがとってもキュートでセクシーでした。恋人に嫉妬して窓から鮫を投げ込むシーンは爆笑ものです。~おしまい~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| エンタメ@BlogRanking ∥ || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
February 18, 2007
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監督 : ビル・コンドン 出演 : ジェイミー・フォックス /ビヨンセ・ノウルズ /エディ・マーフィ 公式HP || 「 ドリームガールズ/DreamGirls 」 第64回ゴールデン・グローブ賞で主要3部門受賞第79回アカデミー賞 8部門最多ノミネーション ・助演男優賞(エディ・マーフィ)・助演女優賞(ジェニファー・ハドソン) ・美術賞・衣装デザイン賞・歌曲賞(リッスン/ラブ・ユー・アイ・ドゥ/ペイシェンス)・録音賞 歴代アカデミー賞に最多ノミネートされた作品のうち作品賞にノミネートされなかった初めての作品。「 ねぇ、夢が叶う事と幸せになる事ってどうして別物なんだろう~ 」・・ってどこかで聞いた台詞(笑)。そう!奈々ちゃんの台詞ですよ☆そんなフレーズが思い浮かぶ、そんな映画でした・・・ 監督は、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを「シカゴ」の脚本を手がけたビル・コンドン。主役は、「Ray/レイ (2004) 」、「コラテラル (2004) 」、「マイアミ・バイス (2006) 」のジェイミー・フォックス。私は、「Ray/レイ (2004) 」で初めて彼を知りましたが、まさにレイ・チャールズそのものでは?っという感じで大変インパクトが強かったです。ジェームス・ブラウンをイメージしたというジェームス・“サンダー”・アーリーを演じたのは、エディー・マーフィー。「ビバリーヒルズ・コップ シリーズ(1984~1994)」や「 星の王子ニューヨークへ行く (1988) 」などのコメディが好きでなので、ジェームス・“サンダー”・アーリー 役はあまりピンとこない感じがしましたが、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートしてますね。ジェイミー演じるカーティス・テイラーJr.に見いだされ、リード・ボーカルとして一躍人気を得ていくディーナ・ジョーンズ役にはビヨンセ・ノウルズ 。 Story : エフィー、ディーナ、ローレルの3人は“ドリーメッツ”というコーラス・トリオを結成。3人は、スターを夢見てニューヨークへと向かう。コンテストは優勝を逃すが、彼女たちの才能は野心的なマネージャーの目に留まり、スーパースターのジェームス・“サンダー”・アーリーのバック・コーラスとしてデビューすることに!! またたくまにスターダムへと駆け上ったドリーメッツだが、その座とひきかえに多くのものを失ってゆく……。■ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション[2枚組]「 2007年2月17日公開 」ー goo映画より ー ジェイミー・フォックス主演だけあって、アカデミー賞主演男優賞を受賞した「 レイ/RAY 」を彷彿とさせるサクセス・ストーリーの中で、夢を手に入れ成功して行く過程で次々に切り捨て失っていく大切な物・・・・9年もの歳月を経て、なにが一番大切なのかという事にひとりひとり気づかされて行き、再生されて行くミュージカル。 この映画の一番の見所は、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされた、ジェニファー・ハドソンのパンチのある歌唱力!キャスト全員のそれぞれに個性のある歌声と歌唱力には、始めから最後まで違和感なく聞き惚れてしまいます。ソウル、R&B、ラップなどは、ごくごく身近な私小説的歌詞が多いですよね~その私小説的歌詞がストーリー・テラーとなって、ぐいぐいと観客を惹きつけて行きます。最愛の恋人ジェイミー・フォックス演じるカーティスにフラれる時のエフィー役を演じるジェニファー・ハドソンの歌は圧巻です。マジ、耳の鼓膜がびりびりと鼓動して、どっと押し寄せてくる感情の波に圧倒されます。こればかりは好みだと思うのですが、R&B色よりも、よりポップな歌声のビヨンセのほうが私は好きですけどね。 1962年、アメリカの自動車産業の中心地デトロイトで、スターになることを夢見てレコーディングしてきた建物がデトロイトの暴動の末に焼けおちている姿を眺めながら、ばらばらになってしまった友情が一つの方向に向かい始める無言の風景が印象的でした。 ■【CD】サントラ/ドリームガールズ ~おしまい~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| エンタメ@BlogRanking ∥ || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
February 7, 2007
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