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僕は、物語を綴るのが苦手だ。どう書き出して良いか分からないし、どういうラストにすれば良いかが分からない。でも、余韻が残るハッピーエンドが好きだから、どうせ物語を紡ぐなら、とっても素敵なハッピーエンドにしたいと思ってる。=====僕には、ずっと気になっていた物語があった。書き出しが苦手な僕が、ヒロインのキャラクターのおかげで、ようやく途中まで綴ることの出来た物語。「お話」は、一応、終着にたどり着いていたんだけれど、僕の中には、心残りがあって。それは、どうにもハッピーエンドじゃない終わり方だったこと。-----ヒロインの感情を、勝手に描くのは簡単だ。そういう方法で、ハッピーエンドにしちゃう手もある。でも、それは、僕の好きなハッピーエンドじゃない。もう、この物語はこのまま、完結したことにしてしまおうとも思った。でも、やっぱり、僕の中で、この物語のラストには納得がいかなかった。エンディングじゃなくて、続きを書くことも考えたけど、続きを書いてしまえば、違う物語になってしまう、そんな気がしてた。-----この物語に、ちゃんとしたエピローグをつけよう。何度か試みはしたけれど、物語を綴るのが苦手な僕には、うまくいかなくて、次のフレーズを探しあぐねて、時間だけが過ぎていってた。=====今日、僕は、ようやく、この物語のエピローグにたどり着いた。ようやく、最後の一言にたどり着けた。それは、「二人は幸せに暮らしました」でもなければ、「二人の旅は、これからも続くのです」でもない。そんなラストは、僕らしくない。-----今まで、書いても、書いても、届けられる気がしなかった言葉。その言葉に詰まっている、色々な意味を、思いを、ちゃんと説明した上で、使いたかったフレーズ。つまり、「ありがとう。」-----前後に、本編では伝えきれなかったエピソードを丁寧に描いて、最後の言葉に万感の思いを詰め込んで、僕らしいハッピーエンドだ。僕は、このラストに満足してる。 =====残念ながら、この数年で、違う種類の物語は、たくさん書けたけど、この種類の物語は、やっぱり書き出しが難しくて、数ページ綴ることさえ出来てない。その意味では、物語を綴ることについて、ちっとも上達してない僕だけど、このエピローグを綴れるようになっただけでも、少しは成長したんだろう。-----もしかしたら、次は、この物語より、もっと素敵な物語を紡げるかもしれない。とは言え、自分では、書き出しさえ上手くいけば、なんて言っているものの、周りからは、書き出そうともしてない、と言われることが多い。物語は、書き出さないと、最後までたどりつけない。劇的なオープニング、ドラマチックな展開なーんてことは考えず、とにかく書き出すことが重要なんだろう。分かってはいるんだけど…やっぱり、僕は、物語を綴るのが苦手だ。
January 14, 2008
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先日、家にある『用字便覧』(意味の載ってない熟語辞典)を見ていたら、なんと! 「湯たんぽ」が、漢字で書かれているではありませんか。そして、その答えに驚き! というわけで、問題です。「湯たんぽ」を漢字で書きなさい(笑)=====って、問題をあんまり引っ張っても、面白いものでもないのですが、あまり答えまでを短くすると、せっかく反転にした答えが、見えてしまうので(苦笑)答えを書くと、「湯湯婆」。(うまく反転になってるかしら?)-----確かに、「湯」の字は、中華料理で「上湯(シャンタン)スープ」のように「タン」と読みますし、「婆」の字は、「麻婆豆腐」などで「ボ」なり「ポ」なり読むことは、日本人でもよく知っているはず。 ※ 「婆」は「妻」の意味です。この名前から、元々は中国から来たものだということが分かります。=====なーんて話を書こうとして、wikiを引いてみたら、詳しい説明が載っていました。こちら。さすがwiki。-----これによると、中国では唐の時代からあり、日本では室町時代からあったとの事。えっと、いや、そんなに歴史のあるものだとは、存じ上げませんでした。どうでも良いですけど、徳川綱吉が愛用した「犬型湯たんぽ」って…見てみたいですね。日光の輪王寺にあるそうです。
January 11, 2008
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東京を離れる時、劇団の皆さんから戴いた餞別は、『オズの魔法使い』の仕掛絵本でした。それは大変楽しい本で、選んでくれた皆の気持ちがとても嬉しくて…なんて語は尽きませんが、この作者がロバート・サブダ氏。今年最初の展覧会は、「紙の魔術師」ロバート・サブダ氏の仕掛絵本展でした。=====展示は、サブダ氏の仕掛絵本に使われる型紙のシートの展示から始まり、氏のアトリエの再現があります。-----額に入れられた型紙のシートには、恐竜の顔や、小さな組立て部品が、所狭しと並んで…何がどうなるのか、この段階では、想像もつきません。=====サブダの作品展示の前に、仕掛絵本の歴史解説と、歴史的な仕掛絵本が展示されています。-----展示ケースの中に入れられていては、説明があっても、どんな仕掛なのか想像もつきませんが、実際に仕掛けを動かしている映像が流されていたのが、嬉しい心遣い。-----紐を引っ張ると、それぞれの動物の鳴き声が聞こえる仕掛け。下のつまみを動かすと、キャラクターが動く仕掛け。つまみを回すことで、くるっと画面が変わる仕掛け。ページを開くと飛び出す仕掛け。どれも、これも、楽しい♪-----子供たちが、遊びすぎて壊してしまう様まで、想像してしまいます。=====さて、展示のメインは、サブダ氏が作った、名作仕掛絵本『不思議の国のアリス』『恐竜時代』『オズの魔法使い』の巨大立体展示。 ボタンを押すと、巨大なページが開閉して、巨大な「飛び出す世界」が出現します。いやはや、すごい迫力。-----これを支えているのは、繊細な組立の仕事。スムーズに紙が出入りすることで、何度開閉しても、同じ驚きを与えることが可能となるのです。それにしても、素晴らしい天才ぶりだと思います。=====会場を出た所では、色々な仕掛絵本が、所狭しと売られて、いやはや、楽しい限り。 -----『スターウォーズ』とかまであるのには…ちょっと苦笑してしまいましたけど、それでも、いくつになっても「驚き」を忘れない、そんな楽しい気持ちが伝わってきました。-----母は、仕掛絵本の作成キットも買っていましたが、さてはて、今年中には完成するのかな?=====もちろん子供も楽しめる、大人の「驚き」と「企み」に満ちた、とても素敵な展覧会でした。これからもサブダ氏の「魔法」が、多くの人を幸せにしてくれますように。=====『ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展 』 @そごう神戸店本館 (神戸・三ノ宮)[会期]2007.12/18(火)~2008.01/06(日) [開館]10:00-20:00[料金] 一般 800円 / 大学生・高校生 600円 / 中学生以下無料※サブダ氏の作品は、こちらで見ることが出来ます♪ →http://www.shikake-ehon.jp/
January 2, 2008
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2008年のテーマは「from this time & place」ちょっとかっこつけて、ケネディ大統領の就任演説から引用してみました。-----環境の方では「Think globally. Act locally」と言われますが、それを踏まえて、「今、ここから」発信していこう、という気持ちを込めています。何が出来るか分からないですが、ではなく、とにかく出来ることをする、と。-----ケネディ大統領は言います。「国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国に対して何が出来るか」なのだ、と。幸か不幸か、やらなければならないことは、たくさんあります。全てを叶えることはできないでしょう。しかし、そのための布石は打てるように、準備を怠らない年にしたいものです。=====昨年は、「ドイツ語検定」を取ったりしたのですが、その後、NOVAのあれがあり…。お茶の間留学は再開できるようなので、2008年は、中国語に力を入れましょうかね。(中国語は大学の時に選択して、時々思い出したようにやってますけど、検定は受けてないのです。)-----あと、年末に「エコ検定」も受けましたが…うーん。なんだかなぁ。これでも、10年以上、環境問題には関わってますので。まぁ、確かに問題をマニアックにするより、「エコピープル」を増やすことの方が重要ですから。うん。今年は、もう少し、最先端・最前線・実践に関われる年にしたいものです。=====えっと、仕事の話(ちゃんとやれ)と、プライベートの話(何も無ひ)は、このblogではしない、ということで。=====ともあれ、ご挨拶遅くなりましたが、皆様、今年もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
January 1, 2008
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