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「麦わらの一味と星空の航海へ!」というわけで、まぁ、正直、「コブクロ 流れ星に願いを」の方が見たいなぁ、とか思いつつ、久々のプラネタリウムだったのですが、素直にわかりやすく面白かったです。子供も、ワンピースのストーリーもキャラクターもよく知らないはずなのに惹き込まれていました。----------(以下、ストーリーをご存じない方には意味不明になろうかと思いますが…)「くじら座」から、ラブーンのことに思いを馳せ、「わし座」からハヤブサ→アラバスタでの別れを連想して涙を流し、バラバラになってしまった「アルゴ座」から、ゴーイングメリー号を思い出し、オーロラの立体投影から、チョッパーの引く橇に乗って、Dr.クレハとの別れを回想する。他の小ネタも、笑いと感動を誘ってくれます。----------私自身は、ワンピースにあまり詳しいわけではありませんが、それでも涙腺を刺激される内容でした。ファンの方は、かなり泣けるのではないでしょうか。----------肝心の星の解説も、春の星座から冬の星座まで、ナミとロビンが一通りわかりやすく説明してくれるので、知っているようで知らない星座の世界を知ることが出来て、大満足。===========上映前には、加古川総合文化センター宇宙科学館の方が、加古川の「今」の星空の解説を行ってくれます。正直、知らないこと、忘れてしまっていることでいっぱいで、感心しっぱなしでした。これで、大人400円は安いと思います。===========うーん、88の星座、今からでも覚えられるかなぁ?せっかくだから、英語名でも覚えれたら格好いいなぁ。まぁ、私自身の知的興味はさておき、子供たちが星空に興味を持ってくれたら嬉しいな、とは思います。環境系出身としては、綺麗な空気を守ることへの意識とか、キャンドルナイトへの興味とか持ってくれたら、さらに良いんだけどなぁ(笑)==========「ワンピース・ザ・プラネタリウム」 @加古川総合文化センター http://www.kakogawa-bunka.jp/ ※上映館に関しては、コニカミノルタのこちらのページから確認できます。 兵庫県では、今現在、加古川でしか見られないようですね。[会期]土・日・祝日・冬休み(12/21~1/6)・春休み(3/25~31) 各日11:00~[料金]おとな(高校生以上)400円 / こども(4歳~中学生)100円 作者:コニカミノルタ(http://www.konicaminolta.jp/planetarium/index.html)
February 13, 2014
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先日、雪が降りました。温暖な瀬戸内に生まれ育った身としては、雪が降るとテンションが上がります。ご近所の子供たちもそうだったようで、妻が「雪が降った日は、子供のいる家がすぐ分かる。子供のいる家の前には雪だるまが出来ているから。」と言っていました。さて、雪の日ということで、本棚から引っ張り出してきたのはこの本。雪わたり [ 宮沢賢治 作 ・いもとようこ 絵 ]宮沢賢治さんの書く、日本語の美しさももちろんですが、いもとようこさんの描く、かわいらしいキツネの絵がとても素敵な一冊です。お話自体、教訓めいたことも、難しい話もなく、子供たちがキツネの幻燈会に誘われて、楽しんで帰るというとても素直なストーリー。テキストだけなら、もう少し深く読むことも出来るのでしょうが、いもとようこさんの絵が、楽しい物語の世界に、難しいこと抜きで誘ってくれます。「キックキックトントン キックキックトントン キックキックキックトントントン」「かた雪かんかん、しみ雪しんしん。」なんてリズミカルな文章が、音読していて とても気持ち良く響く、「声に出して読みたい日本語」な一冊でもあります。冬の雪国の大変さに思いを馳せつつ、少し幻想的な物語世界の雪国で楽しんでみるのも良いかもしれません。
February 12, 2014
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久々のお芝居は、日岡神社の参集殿にて。『播磨國風土記』より、景行天皇の話。題して『アユを食べないミカドのお話』。前段が講演会で、『播磨國風土記』の資料を頂いていたので、それと照らし合わせながら拝見したのですが、「原作」に忠実に、かつ大胆にアレンジしてあって、非常に面白く楽しいお芝居でした。正直、高校演劇は、気恥ずかしい気分もあり、あまり観る機会を得ることはなかったのですが、さすが東播磨支部大会最優秀校にして兵庫県大会優良賞受賞校、お客さんを上手に巻き込んでのパフォーマンス、同世代受けしそうなネタ振り、息を合わせてのセリフ回し、人数の多さをうまく生かした構成、難しいセリフも難なくこなし、役者それぞれが生き生きと演技していて、本当に素晴らしいお芝居に仕上がっていました。==========播磨の国に、妻を求めて旅に出る景行天皇。ところが、目指す「印南別嬢」(いなみのわきいらつめ)は、姿を隠してしまいます。彼女を見つけるきっかけとなったのは、彼女の飼っている白犬でした。探すうちに行った景行天皇の行為が、地元の地名の由来となっていきます。出会った二人は結ばれ、幸せな家庭を築きました。時代は流れ、彼女が亡くなった時、日岡の地に墓が作られました。しかし、その身体は川に流されてしまい、櫛箱と肩掛けだけが埋葬されることになったのでした。==========『播磨國風土記』で淡々と語られる「歴史」に光を当てると、こんな面白い物語が立ち上がるのか、と感心しました。----------「印南別嬢」は、『古事記』では「針間之伊那毘能大郎女」「伊那毘能大郎女」、『日本書紀』では「播磨稲日大郎姫」「稲日稚郎姫」と表記され、大碓命(おおうすのみこと)・小碓命(おうすのみこと)の母とされます。小碓命(おうすのみこと)は、後の「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」。日本古代史のスーパーヒーローです。----------日岡神社は、この大碓命・小碓命の双子の出産の際に、天伊佐佐比古命が安産祈願を行ったとされ、安産の神様として、今でも厚い信仰を集めています。==========所縁の地で、それにふさわしい物語を見る。なかなかに素晴らしい体験をさせて頂きました。============東播磨高校演劇部「ヒガハリMAX!」 『播磨國風土記 アユを食べないミカドのお話』 @日岡神社参集殿 (兵庫・加古川)2014/02/02(日) 作;東播磨高校演劇部 演出;東播磨高校演劇部 出演;東播磨高校演劇部東播磨高校演劇部 :http://www.hyogo-c.ed.jp/~higashiharima-hs/club/Drama/Drama.html日岡神社:http://www.hiokajinja.or.jp/
February 4, 2014
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あらためて新年が明けました。私は、数年前から「月と季節の暦」を愛用しているのですが、このいわゆる「月暦(旧暦)」での新年が明けたことになります。----------アジアの各国では、これで新年を祝う国も多く、中華街の「春節祭」はこれにあたります。旧暦の世界では、1~3月が「春」なので、暦の上ではちょうど「春」が始まったわけですね。梅の花もほころび始め、正に「迎春」です。----------さて、今年は「太陽暦」とちょうど一か月違いなので、「月暦(旧暦)」と「太陽暦」の日付が一致します。つまり、今月3日には「三日月」が見えますし、15日には「十五夜」の月が、16日には「十六夜(いざよい)」の月が見えるのです。なかなか古典の世界を実感することって出来ませんが、この機会に、今月は少し古典気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
February 1, 2014
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