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産休を取るため、仕事の前倒し進行を始めてからというもの、息つく間もなく押し寄せる仕事におぼれそうになりながら、「9月に入ったら産休に入ってやる! 一切仕事を休みにして、やり残している掃除とか家事とか全部片付けて、そんでもってのんびりしてやるんだ~!」ということだけをエサに自分をたきつけてきたのだが、ううううう、ムリだった。まるで夏休みの宿題をやり終えられなかった小学生の気分である。がっくり。 今月後半からの体調不良が、とにかく予想外だった。一人目ルンバの妊娠時には、後期の体調不良なんて経験がなかったので、甘く見ていた。やっぱり妊娠中は何が起こるかわからない。余裕をもってスケジューリングしないとダメだなあと、いまさらながらに思う。 それでも、残っている仕事量は「それほど多くない」と言えるところまで来たし、急ぎのものも残っていないので、なんとかぼちぼちこなしていくしかない。んで、先延ばしにしてきた家事もやらなければ。里帰りは結局、9月13日ごろにすることになりそうだ。それまでに一体どこまで進められることやら。もー、がんばるしかないぞー。
2003年08月31日
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体調最悪だった先週に比べ、今週はずいぶん体調が良かった。夜は0時過ぎに就寝すると朝6時過ぎに自然に目が覚める。朝の弱い普段の私には考えられないほど健康的なリズムだ。 その一方で、腰と恥骨の痛みがどんどん強まっている。 毎夕往復1時間半かけて長男ルンバを保育園に迎えに行き、家に戻って速攻で夕食の支度。息子に食べさせ、食器を片付け終えるころには、腰と恥骨の痛みで動けなくなっている。本当はすぐにお風呂に入れて、それからのんびりすれば良いのだが、夕食後についウトウトしてしまう日々。おかげでルンバの就寝時間が次第に遅くなり、良くない傾向である。 良くない良くないと思いつつ、腰と恥骨があまりにも痛いのだ。休まずにはやっていられない。どうにかしたくても、恥骨の痛みなんて、産む以外に解決法はないものな。あ~、もう、早く産みたい!
2003年08月28日
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昨晩久しぶりに0~7時まで熟睡できたおかげで、動悸がおさまりホッとした。が、今週ずっと続いた体調不良のせいで、仕事は遅れまくり。そして今日は定期健診である。 前回の健診で「34週までに里帰りするように」とかかりつけ医に言われたわけだが、こんな調子ではとてもムリ。だって仕事が終わらない。やっぱり、今日でこちらでの健診は最後とか言わずに、もう少し診てもらえるよう頼み込むしかない。 そんなわけで、先生との交渉を思い、少し気の重かった32週健診。まずはデータから。体重:+7.4kg(対前回比+0.5kg) 子宮底長:32cm 腹囲:96.5cm(対一人目比-1cm) むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス なんと腹囲が一人目の同時期より小さかった! 経産婦の腹は一度伸びたところまでふくらむのは早いが、際限なくどこまでも大きくなってしまうというわけではないようだ。あ~良かった。 胎児の大きさは2000gくらいで、ちょうど良いサイズ。 内診の結果、子宮頚管の長さや子宮口の状態も特に早産の気配はなく、OKとのこと。「それでは今回が最後ですから、紹介状を」 にこやかに切り出した医師に、おそるおそる「あのう、それが…」 と、せめてもう1回こちらで健診を受けてから里帰りしたいという旨を切り出した。「仕事の予定がどうにもつかないんです」 こちらもどうにも譲れないという様子を察して、先生は渋々承知してくれた。それでも、35週に入るまでには絶対に里帰りしてくださいとのこと。本来ならば2週間後となる次回健診は、少しでも前倒しになるようにとの医師の願いからか、1週間半後くらいに来てくださいといわれた。 とりあえずはこれで、転院先で健診を受けるまでの間が極端にあいてしまうという事態を避けることができる。ああ、良かった。すっかりその気で先生が用意してくれていた紹介状は、次回健診で改めてもらうことに。ごめんなさい、先生。
2003年08月22日
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相変わらず生活リズムが変だ。今日は夜中の3時に目が覚めてから眠れず、もったいないので仕事を進めた。それは良かったのだが。 睡眠時間が短かったせいか、おなかの張りに加え、少し動くと動悸がして、非常に辛かった。息も絶え絶えに保育園のお迎えに行ったという感じ。今週はずっとこんな感じで、体調が悪い。仕事の予定はどんどん後ろにずれ込んでいく。ああ、どうしよう…。
2003年08月21日
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昨日もおなかがやたらと張った。しかも夕食後、突然気持ち悪くなって吐いてしまった。つわりでも吐いたことがなかったので、これにはうろたえた。とにかく体調が優れなかったので、夫に相談し、朝は基本的に彼に自転車で息子を保育園に連れて行ってもらうことにした。 体調を崩し始めた月曜日から、毎日2時間くらい昼寝をしてしまう変な生活リズムが定着しつつある。おかげで仕事がどうにも進まない。ますますもってマズイ状況。焦る焦る。
2003年08月20日
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妊娠後期に入ると、おなかが張りやすくなるものだ。 それにしても今日は非常におなかの張る日だった。 まず、朝。息子を保育園に送るとき、「今日はなんだか張りやすい」と感じた。あまりに張るので、園から自宅に戻る途中、ファミレスで休憩をとった。それなのに、自宅に着いた途端、おなかが強く張って痛み、これはヤバイと横になった。しばらく横になっているとおさまったが、1日中こんな感じで張りまくり。おかげでまったく仕事にならず、寝て過ごした。 夕方のお迎え、往復1時間半歩くのは非常に辛かった。徒歩しか交通手段のない私が送迎両方を担当するのは、そろそろ限界かもしれない…。
2003年08月18日
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もう30週である。仕事をしながらの2人目妊娠生活は、本当に早い。自分の週数を確認するたびに(普段覚えていないので、確認しないとわからない)驚いてしまう。 8月に入り遅い梅雨明けをしてからというもの、ここぞとばかりに猛暑が襲ってきた。臨月さながらの大きなおなかを抱えた私は、フーフー言いながら日々を過ごしている。保育園の送迎もカメ並みの歩みになっているためにますます時間がかかり、送った帰りに思わずファミレスで休憩してしまったりして、時間のロスもいいところ。夜は夜で、トイレが近いのと暑さのせいで何度も目が覚めて熟睡できず、昼間眠いったらない。おかげで仕事時間は激減である。 お産が近づくにつれ、ホルモンの影響で、腰まわりの関節はゆるんでくるものらしい。どうやら私の足腰もずいぶんゆるんできたようで、動くたびにミシミシいっているような感じだ。恥骨付近など、痛くてしょうがない。 そんななか、行ってきました定期健診。 まずは今回のデータから。体重:+6.9kg(対前回比+0.4kg) 子宮底長:32.5cm 腹囲:96cm(対一人目比+1.5cm) むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス カンジダの検査結果は陰性、めでたく完治。前回大き目と言われていた胎児は、現在1600gほどで、ちょうど良い大きさになっていた。内診も行い、子宮頚管の長さをチェック。これもOKとのこと。 …という感じで滞りなく健診を終え、最後に問診。そこで先生からこんな言葉が。「次回32週でこちらでの健診は最後ですね。紹介状をお渡ししますから、34週までには里帰りし、向こうの病院で健診を受けてくださいね」 え。 転院先の産院からは「1カ月前に帰ってくればいい」と言われていたので、35~36週あたりに里帰りしようと思っていた私。それまではこちらの産院で健診を受けるつもりだったので、32週が最後ではちと困る。34週までに帰れといわれても、現在の仕事の進行状況では、まずムリだ。「里帰りは35~36週あたりと考えているんですが…」 そう伝えた途端、いつも穏やかで冷静な先生が、ひどく狼狽しはじめた。「いや、35、36週というのは遅すぎます。特に経産婦さんですから、早く帰ったほうがいい」 先生の狼狽ぶりを見て、こちらまで狼狽。そ、そんなにヤバイんですか。「もし35、36週で痛みがついてしまったら即入院ということもありえるし、その時点で里帰りしていなかったら、こちらで産むしかなくなります。でも当院でのお産はもう受け付けられませんから、ほかの病院をご紹介しなければならなくなる…」 そう、この産院は20週までに分娩予約をしておかなければ出産できないのだ。 で、でも、いまのところ早産の気配もないし、どうしてもダメでしょーか。そう思ったが、このままでは押し問答になるだけなので、仕事の調整をしてみますと伝えて、とりあえず今回は退散した。 それにしても困った。34週といったら、9月5日~である。とてもじゃないがそんな時期に帰ることなどできない。下手すれば36週に入る9月20日ごろに里帰りと考えていたくらいなのである。しかし、目の前であんなに青ざめられると、こちらまで不安になってしまう。これはちょっと、スケジュールを組み直さなければいけないなあ。うーん。
2003年08月08日
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梅雨が明けた途端、真夏日がやってきた。いや~、今日はホントに暑かった。 そんな炎天下、近所のお祭りに行ってきた。自治体主催のお祭りで、全国各地のJAなどが名産品を引っさげて出店するという大規模なもの。出店の料理が美味なので、真夏の暑さもなんのその、出かけてきました食いしん坊家族。我々夫婦は料理を、長男ルンバはアバレンジャーショーを堪能し、すっかり満足して帰宅。 ふいー疲れたとトイレに行って、青ざめた。出血していたのだ。 ほんの少しペーパーにつくくらいの量、色は赤。 なにせ一人目の妊娠時から通じて初めての出血なので、えらくうろたえてしまった。おなかの張りなど心配な症状はないが、とにかく横になっていようと、夫に出血のことを伝えてひたすら寝ていた。 次にトイレに行った時には、出血はおさまっていた。おなかの張りもない。明日ものんびり過ごし、心配な症状が見られないようなら、おそらくは大丈夫だろう。そう思って胸をなでおろした。 後日、産院の先生に聞いてみたところ、おそらくは膣口がこすれて出血しただけだろうとのこと。ああ、ドキドキした。
2003年08月02日
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今日もせっせとカンジダ治療の産院通い。膣坐薬を入れ、軟膏を塗って、いつもどおりの治療。もうどう見ても治っている感じだが、完治しているかを確認するため、分泌物を採取して検査。検査結果は次回健診の時に伝えられるとのこと。 ということで、5日間にわたる治療通院の終了宣言が、めでたく今日発せられた! バンザーイ!! ああもうホントにハードな1週間だった。毎日通院に時間を費やしていたのに、よくこれだけの仕事をこなしたなと、手帳を見返してわれながら感心。月末から月初にかけては、私にとって一番の繁忙期なのである。しかも自転車に乗らなくなってから、保育園の送迎で往復1時間半×朝夕(つまり1日3時間弱)の時間が取られていたのだから(何回かは夫に代わってもらったが)。とにかく乗り越えられてホッとした。 ところで今年は、梅雨がやたらと長かった。6月は夏日もチラホラ見られたのだが、7月に入ってからというもの夏はどこへやら、ジメジメジトジト雨続き。なんとも涼しい気候が続き、暑さに弱い妊婦にとっては、まことありがたい気候だった。それでも暑いのが妊婦の不思議。妊娠さえしていなければ、「寝室をいつも冷やしすぎる夫」と「文句を言いつつエアコンを切る私」という夫婦の構図だったのに、今年はまるで逆。寒い寒い言う夫を横目に「暑いんじゃい!」とエアコンを入れてしまう、傍若無人な妊婦の私。 8月に入り、長梅雨もようやく明けたようだ。洗濯物がカラリと乾くのは嬉しいが、これからの暑さを思うと、げんなりせずにはいられないのであった。
2003年08月01日
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長男ルンバには以前からそれとなく「おなかに赤ちゃんがいるんだよ」と話して聞かせていたが、やはり実際におなかがふくらんでくるまでは、彼にもよくわからなかったらしい。現在では臨月と見まがうほど立派にふくらんだ私のおなかを見て、さすがの彼も察するところがあるようだ。 今日、お風呂上りにルンバが自分のおなかを突き出して、「ほうら、ルンバくんのおなか、大きい~。ママとおんなじ。なかに赤ちゃんはいってるんだよ」 と言い出した。さらに私の大きなおなかをなでて、「赤ちゃん、いいこ、いいこね~」 と言いながらチュー。なんとほほえましい光景か。とっても嬉しく、おなかの中の赤ちゃんも、そしてルンバも、さらに愛おしく感じた瞬間だった。
2003年07月31日
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月曜日から通っているカンジダ治療。2日目の火曜日にはすでに症状がだいぶおさまり、治療の効果はてきめんだ。今日はそれに加えて、自治体の発行する後期検査券を使用した血液検査を含む妊婦健診があった。 病院が激混みだったので、診察室に呼ばれる前に血液だけ別室で先に採取。その移動中、看護師さんに週数を聞かれ、「28週」と答えると、「大きいわねえ」としげしげとおなかを見つめられてしまう。やっぱり大きいよなあ。「前にせり出すタイプなのね」とも。 今回の血液採取では、貧血や血小板減少の有無などを調べる末梢血一般検査(妊婦健康診査受診票により無料)と、成人T細胞白血病(自費)の検査が行なわれる。結果は後日。 その後の外診では、まずドップラーをおなかに当てて胎児の心音を確認。ところが胎児、当てられたドップラーに蹴りをくらわせて体勢を変え、看護師さんがせっかく心音の聞きやすいポジションを確認したというのに、いなくなってしまった。「あっ、逃げた!」とうめく看護師さん。な、なんてヤツだ、マイ胎児。超音波で確認すると、胎児は2週間分ほど大きめという。実は前回もそう言われていた。ただし正常範囲内ではあるので、様子を見ましょうとのこと。 内診では子宮頚管の長さを計測。これが短くなっていると、早産の恐れがあるためだ。「十分な長さがありますね」とのことで、こちらもOK。 ということで、今回の健診データは下記の通り。体重:+6.5kg(対前回比+0.5kg) 子宮底長:31cm 腹囲:95cm(対一人目比+3cm) むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス そしてカンジダ治療は週末まで続く。
2003年07月30日
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土曜日あたりから外陰部に突然強いかゆみを感じ、なんだかイヤな予感がして、ネットで検索をかけてみた。自分の症状に思い当たる病名アリ。これはマズイと、水曜日の健診を待たずに今日、産院に向かった。 診察室に入り、先生に症状を説明する。 外陰部に強いかゆみがあり、白いポロポロした、チーズかすのようなおりものがある、と。それを聞いた先生は、私の思っていたとおりの病名を告げた。「おそらくカンジダですね」 ああ、やっぱり! カンジダ膣炎とは、真菌類、いわゆるカビの一種であるカンジダの増殖によって起こるもの。カンジダは皮膚や粘膜に常在している菌なのだが、ある誘因でそれが異常に増えると発病する。発病しやすいのは、身体の感染への抵抗力が弱まっている時や、カビが増えるのに好条件にある時。妊娠中というのは卵胞ホルモン=エストロゲンが増えるため、カンジダが発病しやすいらしい。 加えて最近仕事が忙しく、睡眠時間が極端に短い日が続いていた。疲労が蓄積されていたのも、ヤツにとっての好条件となってしまったのかもしれない。それにしても、ああ。 念のため内診で確認するも、診察結果は変わらず。膣内に固形の薬剤(膣坐薬)を挿入し、外陰部に軟膏を塗布して、今日の治療は終了。1回の治療には5分もかからない。問題は、1週間毎日通院しなければならないということだ。ただでさえ忙しいこの時期に毎日通院とは、なんたる時間のロスだろう。が、しっかり治しておかないと、出産までにカンジダを何度も繰り返す人もいるという。そういう事態だけは避けたい。 妊娠中カンジダになっても、胎児への子宮内感染はきわめて稀らしいが、出産時にカンジダだと産道感染し、新生児が「がこうそう」や皮膚カンジダ症になってしまう可能性があるそうである。重篤な病気ではないにしても、赤ちゃんに感染するのはイヤだ。観念して、1週間通院することになったのだった。
2003年07月28日
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普段ちゃぶ台マックで仕事をしていることもあり、妊娠初期からひどい腰痛に悩まされ続けてきた。が、最近ふと、それが軽くなっていることに気づいた。あれ、どうしたんだろう? そういえば、自転車を断念したため、最近よく歩いている。なにせ1日最低2時間は歩いているのだ。腰痛にはウォーキングがいいと聞いたことがある。必要に迫られて歩いていることが、腰痛を軽くしているのかもしれない。 保育園の送迎はなかなかの重労働だが、腰痛を軽くしてくれると思うと、少しやる気が出た私であった。
2003年07月25日
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夜、家族でテレビを見ていると、動物の赤ちゃんがお母さんのおっぱいをチューチューと吸っているシーンが出てきた。それがルンバの琴線にふれてしまったらしい。 番組直後から「ルンバくんもおっぱいチューチューするの」と言い出し、私におっぱいを出せと催促。あまりにしつこいので仕方なくおっぱいを出すと、パクンとくわえて吸っているふり。さすがに本当に吸い付きはしないが、すっかり赤ちゃんになりきって、満足げだ。 そうして彼は、味をしめてしまった。 以後、毎日のように、「おっぱい、おっぱい」と言っては吸い付いてくる彼。下の子が生まれる前から、早くも赤ちゃん返りだろうか。困ったものである。
2003年07月20日
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こんなに立派な腹デカ妊婦だというのに、実はまだ自転車に乗っていた。長男ルンバの保育園が遠いのだ。 妊娠していない体でも徒歩20分強、ちょうどよい交通機関はナシ。正直、妊婦にはこたえる距離だ。けれど自転車ならば10分ほどで移動できる。やめようやめようと思っても、背に腹は変えられず、これまでずっと自転車に乗り続けていたのである。 しかし今日から、泣く泣く自転車移動を断念することとなった。 なぜなら痔が痛いから。こんな状態で自転車に乗るなんて、想像しただけでも恐ろしくて冷や汗モノだ。仕方がないので今日はルンバをベビーカーに乗せ、歩いて保育園へ。 長男ルンバは9月末で3歳、本当ならばベビーカーは卒業すべき年齢なのだが、この距離全部を歩きとおすのはまだムリだ。途中で抱っこをせがまれても、いまの私に彼を抱っこすることはできない。当分はベビーカーに乗ってもらうしかない。 いざ歩いてみると、妊婦かつ、おしりに爆弾を抱える身であるため、片道30分はかかった。往復1時間ということは、保育園の送迎だけで1日に2時間とられるということである。ますます時間に追われることになりそうだ。ハア。
2003年07月15日
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12日の土曜日にルンバと2人で外出したのだが、よせばいいのに張り切ってベビーカーを持たずに出てしまった。そんなときに限ってルンバは抱っこ抱っこ(帰りには疲れて発熱してしまったせいもあるのだが)。おかげで14kgのルンバをひたすら抱っこして移動するはめに。 そうして私は、ヘモの激痛に悩まされることとなった。 ヘモ。それは痔である。 妊娠中、痔に悩まされる女性は多いという。妊娠で大きくなった子宮が骨盤内を圧迫し、直腸壁や肛門がうっ血してしまうためだ。「重いものを長時間持ったりすると、なりやすい」という記述を本で見つけて、まさに!と深くうなずいてしまった。重いもの=ルンバを長時間にわたり抱っこしたことにより、うっ血して腫れてしまったのだろう。 とにかく、立っていても座っていても激痛に襲われツライ。おかげで日曜日は寝たきり生活。幸い今日は健診だったので、軟膏をもらってきた。これで少しは楽になるはずだ。 健診結果は次のとおり。体重:+6kg(対前回比-0.1kg) 子宮底長:25cm 腹囲:93.5cm むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス さて、最近の悩みがもう一つ。妊娠初期に過度の眠気に悩まされた私だが、近ごろまた眠いのである。睡眠時間をある程度ちゃんと確保していても、昼も眠けりゃ夜も眠い。1日中眠くてボーッとしてしまう。 そんな話を夫にしたら、「それは本当に妊娠のせいなのか? 単に眠いだけなんじゃないの?」とか言われてしまって、ムムムムム。改めて聞かれると、なんだか自信がなくなってしまうが、いや、妊娠のせいに違いない。 そして相変わらず仕事が忙しい。産休捻出のための前倒しスケジュールの影響でいつもより外出が多くなっているので、かえってハードな日々かもなあ。
2003年07月14日
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この日は仕事の打ち合わせで外出しなければならなかった。 仕事用のマタニティウエアはまだ購入しておらず、これまでは手持ちの服でしのいできた。スカートのファスナーが全部は上がらなくても、ジャケットなどで隠れるのでなんとかなっていたのである。 ところが、この日身支度をしてみて青ざめた。 着られる洋服が、ナイ……! いままでなんとか入っていた服が、どうにも入らない。 いままでなら服装によってはまだ妊婦に見えないと思っていたけど、もはやどこからどう見ても、妊婦であることは隠しようがない。マタニティでない服を無理やり着た姿の、なんとみっともないことか。うえーん、どうしよう…。 仕方なく今日は一番マシに見える服を着て出かけたが、帰宅するなり、ネットオークションにアクセス。仕事で着られそうなマタニティを探し、この週末までにトップス3枚、パンツ1枚をゲットした。産休のための前倒し進行によって、来週以降、取材がたくさん入っているのだ。1日も早く着る物を入手する必要があった。 購入した服は、トップス1枚を除きどれも海外の商品で、いわゆるマタニティっぽくないデザインのもの。写真を見る限り、おなかもそれほど目立たなそうだ。 でも、届いたものを身に着けてみたら、妊婦はやっぱり妊婦だった。そりゃそうだ、90cmを超える腹をしているのに、服のデザインだけで妊婦に見えないほどそれがカバーされるワケがない。おしゃれなマタニティをよく「妊婦に見えない」と賞賛するが、妊婦に見えないマタニティなどないのだ。特に私のようなLサイズ妊婦には。 日本では私は間違いなくLサイズ(LLかも)妊婦である。とにかくデカイと思う。ところがオークションで買った海外の商品では、こんな私にジャストフィットするのがSサイズ。上には上がいるというか、海外の妊婦さんって大きいんだなあ。目からウロコであった。
2003年07月02日
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気がつけば、妊娠7カ月に突入である。仕事をしているせいもあるが、2人目妊婦生活は、時の過ぎるのが本当に早い。 ということで、本日は健診。いつもは息子が保育園に行っている間に行くのだが、昨日彼が発熱し、今日は大事を取ってお休みしたため、子連れでの健診に。通っている産院は予約制とはいえ混んでおり、たいてい1時間は待つ。まずは待合室で時間をつぶすのにひと苦労。絵本をとっかえひっかえ持ってきて読み聞かせ、なんとか間を持たせた。 ようやく順番が回ってきて、診察室へ。中では看護婦さんが息子の相手をしてくれたので助かった。 さて、今回のデータ。体重:+6.1kg(対前回比+3.1kg) 子宮底長:23cm 腹囲:93.5cm むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス ……。センセー! 体重がエライことになってます!! この1カ月の間に、私に何が起こったのか。 実は理由あって、6月の1カ月間、夫がフリーランスとして自宅で仕事をしていたのだ。普段は会社勤めをしている彼は、平日の時間が自由になるのがめずらしい。せっかくだからと二人であちこちにランチに出かけてしまった。さらに、夕食時にもいつも彼が家にいるので、この1カ月はずいぶんはりきって夕食を作ったのだ。おかげで食道楽月間となってしまった我が家。その証が肉となって私の体に残ったというワケである。いかんでしょう、これは。 しかしいつも穏やか温厚なかかりつけ医、体重に関して何も言わない。いいんですか先生、こんな私で。ごめんなさい、以後気をつけます。 心のうちで謝りつつ、「何か質問は?」と最後に問われた際、「おなかがあまりにも大きすぎるような…」とか言ってみた。すると先生、「胎児の大きさも羊水量も普通なので、特に気にすることはないですよ」 とのお言葉。 なーんだ良かったと安心して夫にそのことを報告すると、「それってつまり、その腹は単に自腹ということなのでは…」 と鋭い指摘。そうか、そうかも。 とにかく無事に健診を終え、待合室に戻ると、息子ルンバがそこにいる人々に「ママがおなかを出して、見てもらったんだよ。ママのおなか、大きいんだよ」 と診察の様子を報告しだした。やめんかっ。こちらは赤面である。 さて、次からは健診が2週間に一度となる(これまでは1カ月に一度)。これまでみたいに、3週間は食道楽で1週間で食事制限みたいな生活を送るわけにはいかないぞ、私。
2003年07月01日
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とても天気の良い休日。せっかくだからお出かけしようと、「こどもの国」というところに出かけてきた。大きなすべり台やミニSLなどを見て、長男ルンバは大喜び。あちこち走り回っては、大はしゃぎで遊んでいた。 ここには大きなすべり台がいくつかあるが、一番大きいのが全長100mのもの。夫とルンバがすべってくる姿を写真におさめようと、炎天下のなかカメラを構えて待っていたら、突然視界がホワイトアウトした。脳貧血である。 視界はすぐには元に戻らず、ホワイトアウト状態が続く。襲って来る激しい動悸。立っていることなどできない。その場でしゃがむも、あまりにもやばい状態に、息も絶え絶えに日陰のベンチにたどりつき、座った。冷や汗が背中を伝う。 そこへ滑り終えたルンバと夫がやってきた。無邪気に「ママ~」とまとわりつく息子に、「ごめん、ちょっといまお話できないの」と返し、夫に助けを求める。異変を察した夫、あわてて冷たい飲み物を買ってきてくれた。スポーツ飲料を飲んでしばらく休むと、ようやく世界がもとの色に戻って見えてきて、動悸もおさまった。ああ、ビックリした。 このところ体調が良いので油断していたが、やはり妊婦、ムリは禁物なのだ。炎天下ずっと立っていては、体調を崩しても仕方がない。休みをとりながら行動しないとダメだということを、心に刻むこととなった出来事だった。 その後は回復し、昼食もちゃんと食べた。休み休み行動したので、気分が悪くなることもなし。大事に至らず、本当に良かった。
2003年06月29日
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今月はじめに出産した従妹の赤ちゃんに会うために、実家に帰ってきた。 久々に見る新生児ちゃんは小さくてはかなげで、なんとも可愛い。もうすぐ3歳のわが息子が巨大に見えること。あと数カ月で、自分もまたこの小さな赤ちゃんを産むのだなあと思うと、感慨深かった。 従妹はというと、まだ妊娠6カ月なのにすでに臨月なみの私のおなかを見て、感嘆の声。「本当に立派なおなかだねえ~」 と思わずなでていた。 そりゃそうだ、彼女の臨月時のおなかよりも大きいのだから、この腹は。ため息ももれるよな。 先日なんて保育園で先生に「おかあさん、おなかずいぶん大きいですけど、もしかして双子ですか?」 なんて聞かれちゃったもんな。いいえ、一人です、間違いなく。 さて、今回の帰省の目的はもう一つ。里帰り出産を予定しているので、こちらの産院で健診を受けるということ。一人目の時は里帰り本番まで一度も産院に行かなかったのだが、本当は安定期に一度健診を受けてもらったほうがいい――との話だったので、今回はついでだから受けてこようと考えたのである。 産院に行き、3年前の診察券を出して、里帰り出産を予定していることを告げる。ほどなくして、通常どおりの健診。外診と内診両方を行い、順調であることを確認して、「あとは1カ月前くらいに帰ってくればいいよ」とのこと。 先生の訛りまじりの早口は相変わらず。一人目の時はそれが少々ぶっきらぼうに聞こえ、さらには言っていることの半分くらいしか聞き取れずにとまどったものだが、今回はこちらの聞き取り能力もアップしたのか、大体わかる。この早口が懐かしくさえあった。 このごろは安定期ということもあって、体調はすこぶるいい。悩みといえば、腰痛くらいだ。これはかなりひどいが、ちゃぶ台Macで仕事をしているせいでもあるだろう。寝返りが打てなくて苦しい。本当は妊婦整体とか行きたいんだけどなあ。
2003年06月23日
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3カ月ぶりで美容院に行った。ここ数カ月、仕事が忙しくて行く暇がなかったのだが、さすがにもうどうしようもない状態になってしまったので、無理やり時間を捻出したのである。前回は妊娠発覚直後くらいだったから、美容院の人々は当然妊娠のことをまだ知らない。 しかしすでにマタニティウエアしか入らない私。18週の時にマタニティを着るようになってから、おなかが「大きくなってもいいんだ」と安心したのか急激にふくらんでしまったので、もはや妊娠前の服で着られるものなど、ほとんどない状態なのである。美容院にマタニティで行くのもなんだか照れくさかったけれど、仕方がない。ということで、「どう見ても妊婦」な格好で足を運んだ。 ところが、何も言われない。 担当さん(男)は、何となく奥歯にものがはさまったような感じで、言っていいのかどうなのかと迷っているような様子。「いま妊娠しているから」と思い切って会話にはさんでみたら、急にホッとしたような表情になって、「やっぱりそうですよね! どうなのかなあ、聞いてもいいのかなあと思っていたんですよ~」と言い出した。 彼は2児の父である。当然、妊婦さんの姿をじっくりと見たことがあるわけだ。そんな彼でも、女性に妊娠したのかを問うのは躊躇するという。「だって、もし太っただけだったら、ものすごく失礼だし…」 ごもっともである。 周囲に無用な気づかいをさせないためにも、必要に応じてこちらから伝えていくのは、気遣いの一つなのかもしれないと思ったのだった。
2003年06月16日
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電話のベルが鳴った。 知人の紹介でかけてくれたというその電話は、まったく新しいクライアントからの、新規仕事の依頼だった。しかも超タイトスケジュール。 一応了解を得なければと、「現在妊娠中であり、見た目にもわかるくらいの状態になっているのだが、それでも良いだろうか」と話をした。取材のある仕事なので、了承を得た上で受けないとまずいと思ったのである。 先方の返事は、「体調などに問題がないのであれば、むしろ妊婦はウェルカムなくらいだ」というもの。実はこの仕事、育児関連のテーマなのである。普段そういう仕事はほとんどしていないのだが、なんだか胎児が呼んでくれた不思議な縁という気がしてしまい、こちらとしても気合を入れて取り組んだのだった。 ただし、ほんっとうにタイトスケジュールだったので、ひと段落つく6月中旬までは睡眠時間を削りまくり、息子が保育園に行っている時間に加えて夜中や明け方に起き出しては仕事をすることで、なんとかやり遂げた。 取材には無理やりスーツを着込んで行ったのだが、妊娠していることはこちらから伝えない限り、意外に気づかれなかった。人の腹、特に女性の腹なんて、そうそう凝視するものでもないし、臨月妊婦みたいな腹をしてはいても、ほかの部分は普通なわけで、服装によってはまだ気づかれないのだな。妊娠していると告げるまでは、「やけに下っ腹がぽっこりしているな」くらいに思われていたのかもしれない。
2003年06月06日
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1カ月ぶりの健診に行ってきた。 まずはデータから。体重:+3kg(対前回比+1.5kg) 子宮底長:20cm 腹囲:92.5cm むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス お気づきのことと思うが、まずはどう考えても、体重が増えすぎである。前回あまり増えていなかったことに気を良くして、思うがままに食べてしまったのが原因。それに伴って、腹囲がえらい大きさになっていた。おいおい、これじゃ、臨月妊婦だよ。 「臨月妊婦」というのは決して大げさではない。おととい出産した従妹の臨月時の腹囲は、現在の私よりも1.5cm少なかったというのだから。まだ6カ月だっていうのに…。いくら2人目だからといって、ふくらみ過ぎだろう! 前回の健診では「おなかが大きいように感じるけど、一人目の同時期と比べてみたら+3cm程度だった」と安心したというのに、今回のデータを比較してみたところ、気が遠くなってしまった。だって、+10cmですよ、アナタ。どうなってるんですか、この腹は。こんなペースで大きくなっていたら、臨月には一体何cmになってしまうのか。お、おそろしすぎる…。 今回の健診では、さらに「膣分泌物細菌培養」検査(自費)を行った。内診台に上がり、膣分泌物を採取してもらうというもの。流早産の原因となる細菌性膣症を発見するための検査である。ちなみに、前回行ったクラミジアの検査は異常なしであった。 加えて、助産師さんから「乳房マッサージ」の指導があった。一人目の時には陥没乳頭に悩まされた授乳生活だったが、長男ルンバは母乳と粉ミルクの混合だったにも関わらずおっぱい小僧だったので、すっかり陥没が解消されていた。彼がよく伸ばしてくれたおかげで状態は良いらしく、「この分なら、かなり良い状態で母乳をあげることができますよ」とのお墨付きをいただく。前回の苦労が報われた気がして、うれしかった。 助産師さんのマッサージを受けていたとき、乳汁がピュッと出て驚いた。断乳してから、かれこれ1年以上経つのだが、確かにまだ乳汁がにじんではいた。しかし、こんな風にいかにも乳汁らしく飛び出すようなことはなかった。新しい乳汁が生産され始めているのだろう。今回は順調な授乳ライフが送れるといいなあ。
2003年06月03日
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私はフリーライターだ。 会社員ではないので、妊娠・出産にあたりどのような段取りで休みを取り、その間の仕事をどう調整していくかということは、自分で考えていかなければならない。 安定期に入ったことだし、どのタイミングで、どうやってクライアントに妊娠のことを伝え、産後スムーズに仕事が続けられるようにしていくかを思案していたところ、一番ひんぱんにやり取りのある媒体の編集者から、とある連載企画を担当してもらえないかという打診をいただいてしまった。いくらなんでも、いまから連載企画を担当することはできない。その場で担当者に事情を話し、すぐさま編集長に連絡を取った。本来であれば編集長に話を通してから編集部の担当者にというのが筋。順序が逆転してしまい、焦った。 これをきっかけに、そのほかにも仕事をさせていただいている方々に次々と連絡を取り、こちらが考えている産休&復帰スケジュールを伝えて、仕事の調整を始めた。単発で受けている仕事が多いので、休む時期さえ確保すれば、スケジュール調整は比較的しやすい。レギュラー仕事に関しては産休中の分も前倒しして進め、少しでも穴が開かないようにしていこう。 そうやって具体的に産前産後半年間くらいのスケジュール表を埋めてみたら、産休に入るには予想以上に忙しく仕事をこなさなければならない現実が見えてきた。妊娠8カ月くらいまでの間に取材などを済ませ、9カ月後半から産休に入ろうと思うと…、や、やばいかも。もう少し早くからスケジュール調整に着手すべきだったと後悔するも、あとの祭り。とにかく、やるしかないのである。
2003年05月28日
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それはお風呂にのんびりとつかっている時の出来事だった。 ポコン。 おなかのなかで泡がはじけるような感じがした。 胎動だ! 大体18~22週ごろになると、最初の胎動を感じる人が多いという。もうそろそろだな、となんとなくおなかのほうに気持ちが行くようになってはいた。それにしても、胎動はうれしい。まだか弱い動きではあるけれど、赤ちゃんが確かに自分のおなかの中で生きているのだということが実感できて安心するし、なんとも幸せな気分になる。その調子で、どんどん大きくなあれ。
2003年05月26日
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いよいよである。普通の服が着られなくなってきたのだ。 これまではマタニティじゃない服で、なんとか乗り切ってきた。仕事をしているとはいってもフリーランスの身、取材や打ち合わせなどがある時以外はダボッとしたシャツとジーンズというような、きわめてラフな服装で過ごしているため、なんとかなっていたのだ。しかしついにジーパンがキツくなってきた。 おなかをしめつけるのは良くないので、今日は観念してマタニティのジャンパースカートを着て息子を保育園に連れて行った。園に着くなり目が合った担任の先生、「あれ? もしかして…」「実は、5カ月なんです」「キャー! いつのまに!!」 悲鳴を上げられてしまった。 決しておなかが出ていないわけではない。むしろ立派なくらいのおなかなのだが、とにかくこれまでは服装のために気がつかなかったんだろうなあ。 それでも年輩の先生からは、「最近ふくよかになられた気がしていたんで、実はもしかして?とは思っていたんですよ。でも、ルンバくんに聞いても、まだわからないみたいだし…」 と言われた。さすがに経験者は気がつくのも早い。 はー、それにしても、気づいていない人々の前にいきなりマタニティウエアで現れるということの、なんとも照れくさいこと。妙な汗をかいてしまった1日であった。
2003年05月21日
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これまで家族と両実家、そしてごく近しい友人にしか妊娠のことを告げていなかったが、晴れて安定期に突入したということで、公表にふみきってみた。といっても私は別に芸能人でも有名人でもないので、大々的に発表する場などはもちろんないのだが、必要に応じて周囲に伝えていこうという風に、自分のなかで意識転換をしたのである。 で、まだちょっと恐くはあったが、手始めにサイトで公表してみた。公表してみて、少しすっきりしたという感じ。 それにしても、眠りづわりの後遺症・倦怠感はまだ引かない。相変わらず仕事が進まなくて、苦しい日々だ。ありがたいことに、仕事は次々入ってくるというのに…。
2003年05月09日
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さて、今日は1カ月ぶりの妊婦健診であった。 これまで特に出血やおなかの強い張りなどの心配事はない。強いて心配事を挙げるとすれば、夫がやたらと気をもんでいる「おなかが急に大きくなったが、これはアリなのか?」ということくらい。 そんなわけで、今回のデータ。体重:+1.5kg(対前回比-0.2kg) 子宮底長:15.5cm 腹囲:85cm むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス 前回行った血液検査の結果はすべて異常なしとのこと。貧血もまだ見られず。さらに今回は、流早産の原因となるクラミジア感染症の検査を自費にて実施した。超音波で見た赤ちゃんは順調に大きくなっていた。 おなかの大きさについては、数値を見ても何も言われなかったので、「ま、いっか」と質問をしなかった。健診の最後に「何か質問はありますか」と聞かれるのだが、ほかに聞きたいことも思い浮かばず、きわめてあっさりと健診は終了した。 夜、帰宅した夫に「なにも言われなかった」と告げると、「質問しなかったの?」「だってこんなに急に大きくなったのに」とたたみかけられた。いやーでも、一人目の時の母子手帳を引っ張り出してきて見てみたら、+3cm程度だったのだ。一度ふくらんだ風船なのだし、こんなものだろうと。男の人の心配しどころって、なんだかどうも違うよなあと、あらためて感じてしまったのだった。
2003年05月06日
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私は普段、その日やる予定にしている仕事の項目を、頭にチェックボックスをつけて手帳に書き出し、終わるごとにチェックを入れるようにしている。が、4月後半くらいから、このチェックボックスが真っ白なまま1日が終わることが非常に増えていた。つまりは予定通りに仕事が進んでいないのだ。おかげでくり返し同じ項目を書かねばならず、締め切りを守ることまで危うくなるという、非常に情けない状態。それもこれも、いまだに「眠りづわり」の後遺症である倦怠感を引きずっているせいである。 さて、このゴールデンウイークは近場にちょこちょこと出かけて過ごす日々だった。そしてこの数日間で、なんだか急におなかがふくらんだのである。 言い出したのは夫だった。「急におなかが大きくなってない?」 ――確かに、言われてみれば。ぽっこり膨らんだ下腹部は、妊娠のせいなのか、はたまた自腹なのかという、微妙な感じである。しかし、この時期にしては大きすぎるのではないか。 それでも妊婦なんだし、まあおなかが出るのは当たり前だよなと思っている私の横で、夫はなんだかすごく心配していた。あまりにも急激すぎる、絶対おかしい、と。幸い明日は健診なので、病院で診てもらうから大丈夫だよと言い聞かせたのだった。 このごろ気づいた体の異変がもう一つ。色素が沈着してきたなあと思うのだ。 妊娠するとメラニンの活動が活発になるため、身体中の色素が濃くなるものである。おなかにはおへその下から恥骨にかけて、正中線と呼ばれるタテ線が現れるし、乳輪の色が濃くなって、なんともコワイ乳房になる(乳輪は濃くなるだけじゃなく、巨大化もするし)。それと悲しいかな、シミなども濃くなるのだ。うぎゃー。妊婦のさだめ、一時的なこととはいえ、つらい変化なのである。
2003年05月05日
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Jリーグの清水エスパルス対ジュビロ磐田の試合を見るために、1泊で静岡に行ってきた。日帰りしようと思えばできないこともなかったが、妊婦なのでムリなスケジュールは避けることにしたのである。 移動中、息子ルンバが抱っこをせがんできた時には夫にお願いし、なるべくゆったりと行動したが、少しおなかが張った。まだ安定期前、ムリは禁物。とかなんとか言いながら、夜は某ホテルの中華料理屋で、気持ち悪くなるほどたくさん食べてしまったのだが。 翌日はのんびりホテルをチェックアウトして、帰路についた。安定期前の旅行はあまりよくないのだろうけれど、予定を詰め込みさえしなければ、なんとかなるものだ。旅行と言うほどのものでもなかったが。
2003年04月19日
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先月からずっと続いていた過度の眠気が、ようやく少しおさまってきた。 眠気がひどい間はずっと、どれだけ眠っても1日中眠くて、常に倦怠感がつきまとい、仕事も家事も何もかもやる気が起きなくて、本当に辛かった。 眠気だけはとにかくおさまってきたものの、倦怠感をまだ引きずっている。いろいろな物事が、どうにも進まない。「進めなきゃ」という気持ちだけはあるから、気ばかり焦ってストレスがたまる。ああ、ヤダヤダ。そんな意味でも、非常に辛い時期であった。
2003年04月14日
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…ということで、今回初めて産院に母子手帳を持参し、正式な「妊婦健診」が始まった。 一人目の時は妊娠確認後17週まで産院に行かないという暴挙に出てしまったので、母子手帳にデータが記入されるのが12週くらいからだということを知らなかった。 さて、今回のデータ。体重:+1.7kg 子宮底長:測定なし 腹囲:測定なし むくみ・尿たんぱく・尿糖:すべてマイナス 超音波は今回から経腹(おなかから見る)エコーに。赤ちゃんはすっかり人間の形になっていて、手を握ったり開いたり…という動きをしているのが見えた。ヒトの形になっているのを見ると、やっぱり感動する。 それから、今回は役所でもらった「妊婦健康診査受診票」で血液検査を行った。採取した血液で、「梅毒血清反応」「B型肝炎抗原検査」「C型肝炎」「HIV」「風疹」の検査を行う。このうち「梅毒」と「B型肝炎」は受診票によって無料、それ以外の3つは自費となる。結果は次回の健診でとのこと。 前回の健診で気になっていた「子宮内に見られる血のかたまり」については、どうやらなくなった様子で、何も言われず。結局、出血として外に出てくることはなかった。先生の言っていたとおり、特に問題なかったようで良かった…。
2003年04月08日
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明日の健診で必要なので、役所に母子手帳をもらいに行ってきた。 産院で「次回までに母子手帳をもらってきてください」と言われたときには、ようやく「おめでとう! あなたは妊婦ですよ!」と言われたように感じてものすごく嬉しかったというのに、仕事やら用事やら眠気やらで、ギリギリまで取りに行くのを忘れていたのだった。 役所の窓口で母子手帳を取りにきたことを告げ、妊娠届の書類に住所氏名だの出産予定日だのを記入して渡すと、母子手帳と「妊婦健康診査無料受診券」などが入った必要アイテム一式をもらった。 3年前の母子手帳とは、表紙デザインから違う。しかしせっかく変えるなら、なんかもっとこう違う風にはできないものか…と感じさせるデザインは相変わらず。内容も多少変わっているみたいだけれど、あまりわからないかな。この前の改訂で、「母子手帳から断乳の文字が消えた」と話題になったと思ったが、そもそも以前の母子手帳に「断乳」の文字がないような? あれれ? さて、明日はこの手帳を持って、初めての正式な「妊婦健診」を受けてくるぞ!
2003年04月07日
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雨の休日。近所の中華料理店の坦坦麺がおいしいという噂を聞き、家族3人で食べに出かけた。うん、なかなかおいしかった。料理が出てくるのに時間がかかったけれど。 ということで、今度は辛いものブームの到来である。もともと辛いものは好きなのだが、いま私の頭の中は、辛いもののことでいっぱいなのだ。代わりに、しばらく続いていた「みかん欲」はおさまってきた。食欲は相変わらず旺盛で、一端+0.5kgになるも、すぐに戻ってホッとした。こんなに早い時期から体重を増やすわけにはいかない。って前回はすでに妊娠月数分くらい増えていたけど。 明日は近所の友人たちとお花見の予定。野菜料理担当の我が家は、カボチャコロッケ&サツマイモコロッケを作ることにしており、今晩から仕込み。うわー、大量にできあがりそうだ。明日もたくさん食べてしまうに違いない。いいのかそれで。 それにしても眠い。 先月からずっと眠かったけれど、今月に入ってさらに眠気が強くなっている感じ。仕事が全然はかどらないし、サイト(オキラクイクジ。本館)に手をつける気にならず、ずいぶん放置してしまっている。なーんにもやる気がしない。ただ泥のように眠りたい…。
2003年04月05日
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短かったなあ、つわり。 恐ろしいほどの眠気に襲われる「眠りづわり」というヤツはいまだに続いているけれど、胃のムカムカは過ぎ去った様子。しばらくサッパリしたものばかり食べていたので、その反動か、急にガッツリしたものが食べたくなってしまった。欲望に従って食う食う。ついこの間1kg減って喜んでいたというのに、あっという間にプラスマイナスゼロである。はかない夢だったなあ…。 先週末、義父母と外食したのだが、その店というのがステーキとサラダバーを売りにしたアメリカンなレストランだった。そこでガッツリ食べたことで、もともとの嗜好を体が思い出してしまったのかもしれない。妊娠中には味覚が変わるというけれど、私の場合、やっぱり変わらないんだなあ。ううむ。 そして今日は友だちの結婚式だった。 小ぢんまりした素敵なレストランウェディングで、ビュッフェスタイルで楽しむ料理が美味。すっかり元の食欲王の状態で、美味しく堪能させていただいた。……まるで料理以外の何物にも目をくれていないような書き方をしてしまったが、もちろんとっても良いお式でした。ちなみに22日の日記に書いた「友人の結婚祝い」とこの結婚式は別もの。最近身近で寿続きなのである。めでたい、めでたい。
2003年03月30日
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ここのところ、次々迫り来る締め切りや取材、確定申告、さらにはプライベートで友人の結婚祝い、そしてこんな時に限ってルンバが体調を崩し保育園をお休みしたりして、公私ともに多忙を極めていたため、ろくに家の掃除ができなかった。ということで、今日は掃除デー。夫に長男ルンバを連れ出してもらい、その間せっせと掃除に励んだ。 ひと通り掃除機をかけ、床を拭いて、やっとすっきり。水まわりなど、気になるところもぜーんぶ一気に掃除した。普段あまりマメではないが、一度やり始めると止まらなくなるタチなのである。 夫とルンバが帰宅するまでになんとかきれいになって、落ち着いた。やれやれ一休み、っとソファに座ってみて、体の異変に気づく。 ……腰が痛い。 結局この日は、今回の妊婦生活を通して私を悩ませ続けた腰痛の、記念すべきスタート日となってしまった。腰痛に悩まされる妊婦は多いが、普通はもう少し後になってからだろう。でも一人目の時も、かなり早い時期から腰痛に悩まされたのだった。この後、おなかが大きくなるにつれ、腰痛はどんどんエスカレートしていったのであった。
2003年03月22日
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胃のムカムカがまだ続いている。 一般的に8週あたりがつわりのピークと言われるから、こんな私にも軽いなりにつわりが表われているようだ。一人目の時にはまったくなかったので、つわり初体験である。 とはいえ、吐くほど気持ち悪くはないし、なんとなくムカムカする程度だから、そう辛くもない。さっぱりしたものを軽く食べる日々が続いているので、体重が1kg減った。前回は妊娠発覚以降、「体重が減る」ということをほとんど経験しないまま増加の一途をたどったので、たった1kgでも減って嬉しい。 このごろ、なんとなく胸が張る感じがする。妊娠するとこの時期から乳房が張って大きくなるものらしいけれど、鈍感な私は一人目の時あまり張りを感じなかった。今回のほうが、割と忠実に妊娠の症状があらわれている感じがするなあ。
2003年03月19日
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3回目の健診で、産婦人科に行ってきた。 まずは内診。経膣プローフで超音波検査だ。 今回、初めて胎嚢の中に赤ちゃんの姿が見えた。まだ豆粒みたいな感じだけれど、その真ん中あたりでパクパクと動いているものが見える。「これが赤ちゃんの心臓ですね。元気ですよ」。 ようやく心拍が確認できたのだ! さらに今回は、胎児の大きさから週数と予定日が算出された。これまではうろ覚えの前回生理開始日をもとに、なんとなくの週数しかわからなかったのだ。 結果、現在8週。出産予定日は10月17日とのこと。 長男ルンバの時は予定日が9月22日、実際に出産したのが同26日であったから、約3週間違い。ほとんど同じ季節での妊婦生活を送ることになりそうだ。 一つ心配なことは、子宮内に出血(というか、血のかたまり?)が見られるということ。先生が言うには、古い出血がたまっているもので、週数が経つにつれて子宮内に吸収されるはずなので心配ない、よくあることですとのこと。場合によっては、その出血が外に出ることもあるかも知れないと。前回の健診でも指摘されていたのだが、今回になってもまだ血が残っていた。「よくあること」と言われても、一人目の時には経験のないことなので、少し不安。やだなあ。 次の健診は1ヵ月後。うう~、長い。次回までに母子手帳と血液検査の無料券をもらってきてくださいとのこと。ようやく妊婦として認められた気がして、うれしかった。 さらに産院からのお土産として、体長7cmほどのキューピー人形と、超音波写真がちょうどおさまるサイズのポケットアルバムをいただいた。いま赤ちゃんはちょうどこのキューピー人形くらいの大きさらしい。気の利いたプレゼントに、思わず顔がにやけてしまった。 気が利いているといえばこの産院、あらかじめ「当院における妊婦定期健診」というプリントをくれる。そこには各週数で行なう主な健診・検査の内容と、各週の診察料の目安が記されていた。保険の効かない妊婦健診はお金がかかるので、前もって料金のメドがつくのはありがたい。 さて、実はここ1~2週間、なんとなく胃がムカムカする日が続いている。普段はボリュームたっぷりご飯をこよなく愛する私だが、胃のムカツキのせいで、このところ野菜中心のメニュー。さらに、柑橘類が欲しくてたまらないという、なんともステレオタイプなつわり時期の妊婦の特徴が表われた。タイミングよく夫実家から大量の柑橘類が送られてきたので、毎日パクパク平らげている。 前回はいわゆるつわりの症状がまったくなかったので、今回「今日はあまり食べたくない」だの「みかんが食べたい~」だの言っている私を見て、夫は「またまた~。ちょっと妊婦っぽいこと言ってみたいだけなんじゃないの?」 とまったく信用してくれない。ほ、本当なんだってば~。
2003年03月11日
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それにしても、忙しすぎる。 取材やら原稿書きやら通常の倍近い量の仕事が入っているし、時は年度末。親業のほうも何かと立てこみがちなのだ。たとえば、延ばし延ばしにしていた保育園の布団カバーの作成。掛け布団カバーを用意しなければならないタイムリミットと仕事の超多忙期がぶつかって、まさに夜なべして仕上げた。ミシンがないから手縫いだし、まったく泣ける。ああ、それからそれから、確定申告もしなければ~! そんでもって明日は長男ルンバの「進級お祝い会」が保育園で催される日。午前中いっぱいでお祝い会が終わるので、午後は通常保育してもらえるのかと思いきや、保育士さんから「せっかくの日ですし、たいていのお子さんはご両親と一緒に降園して、午後はのんびり過ごされるんです」とのお言葉。それは暗に、「できれば帰ってください」と言ってる?と、「園には何人くらい残るんですか」と聞いたら、「いても1人か2人」とのお答え。そんなんじゃ、息子を残していくのもかわいそうじゃないか。午後は仕事に使いたかったのだけれど、このやり取りで諦めた。明日は1日仕事にならない。でも1本締め切りがある。うがあ。 通常、妊娠7~8週くらいの時期はつわりのピークと言われる。よく考えてみれば、胃がムカムカするような気がしないでもない。しかしあくまでその程度。今回もつわりはほとんどないのだろうか。 つわりの一つとされる「眠気」は常にあるのだが、なにせ仕事が忙しくて睡眠時間が短い状態なので、つわりなんだか単なる寝不足なんだかよくわからない。 次の健診まであと1週間。心のどこかに常に「流産への不安」を抱いてはいるが、一方で実は毎日、自転車に乗っていた。安定期以降ならいざ知らず、胎盤が完成していない妊娠初期に自転車に乗るのは、言うまでもなくよくないことだ。(医師によっては、安定期ならば問題なしとする人もいる。自転車が問題とされるのは、腹圧がかかることと、段差による衝撃、妊娠中は集中力に欠けるなどの理由から。結局は自己責任で、乗りたい人は乗るという結論に至ることが多い) しかし、長男ルンバの保育園の送迎に、自転車はなくてはならない存在。徒歩20分強の保育園にルンバを連れて歩いていくのと、自転車でサッと移動するのとでは、どちらのほうが身体への負担が少ないのかと天秤にかけてみると、どう考えても自転車の勝ちなのだった。 ただ、腹圧がかかることと、段差の衝撃は恐かったので、超ノロノロ運転を心掛けるようにはした。ゆるやかではあっても、坂道では腹圧がかかりやすいので、上り坂は降りて押した。幸い、出血などの心配な症状は見られなかった。結局はなかなか自転車を手放すことができず、ずいぶんおなかが大きくなるまで乗り続けてしまった私であった。
2003年03月04日
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2回目の産婦人科。今回は、子宮頚ガン検診を行うのが目的だった。 私の住んでいる自治体では、30歳を超えると、子宮ガン検診の無料券が毎年送られてくる。その年度のうちいつ受診しても良いのだが、3月末まで有効の無料券で受ける検診を、まだ受けていなかったのだ。だからそれを持って1週間後に来るようにと、前回医師から言われたのだった。 妊娠初期の状態で検診しても大丈夫なのかを問うと、子宮頚ガンの検査自体は何の問題もないとのこと。何か問題を抱えている場合に早期発見するほうが大事なので、無料券が手元にあるのなら、すぐに検査をしてしまいましょうというのが医師の説明だった。 ということで、内診台へ。まずは経膣エコーで赤ちゃんの様子を確認する。まだ6週なので心拍は確認できないが、とりあえず順調に大きくなっていた。続いて検査。膣部と子宮頚部の細胞をサッと採取するだけなので、一瞬で終了。あっという間に診察が終わってしまった。 次は2週間後とのこと。次回くらいで、予定日を確定することができるだろうとの話。早く赤ちゃんの心拍を確認して、安心したいものだ。
2003年02月25日
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思えば前回の妊娠時は、本当に何も知らなかった。知らないということが、あれほど強いことだとは思わなかった。 例えば、初期の流産の確率というのは、約10%前後と意外に高い。だから安定期に入るまでは、夫と両親以外には妊娠のことを告げないという人も多いのだ。 前回そんなことを知らなかった私は、安定期前から周囲に妊娠を公表していた。会社に伝えたのは退職のことも関係していたので仕方なかったが、友人知人たちにも伝えていたから、いま思い返すとその後順調に出産に至れて、本当に良かったなと思う。 今回はいろんな知識を得てしまった分、「流産」がとても恐かった。初期はおなかのふくらみも胎動もない。つわりもない状態では、妊娠を自覚する要素がまったくないのだ。唯一、いつもは便秘気味の私に下痢気味の状態が続いていることで「自分の体がいつもと違う」と感じられるくらい。昨日病院に行ってきたばかりだというのに、次に病院に行く日が待ち遠しくて仕方なかった。 そんな状態だったのに、今日遊びに行った友人宅で、妊娠のことを話してしまった。いくらなんでも早すぎる時期ではあったが、11カ月の赤ちゃんを抱える彼女はそのころ育休を取得しており、職場復帰を間近に控えていた。私は会社員ではないが、仕事をしながら妊婦時代を過ごし、これから職場に復帰するという彼女に、「仕事と妊娠」の両立(というと変?)とか、産休に入るまでの様子などを聞きたかったのである。そういうわけで、「まだ何があるかわからないけど」と前置きして妊娠のことを告げたのだが、なんだかすごくドキドキした。以降も、誰かに妊娠のことを伝えるたびに、いちいち緊張した。妊娠のことを人に告げるときに非常に緊張したというのも、一人目の時との大きな違いの一つとなった。
2003年02月19日
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それは、長男ルンバが軽い風邪をひいて、保育園をお休みしている日のこと。子どもが家にいる日は仕事ができないと割り切っていたので、なかば強制的にのんびりと過ごしながら、先の仕事のスケジュールを思い浮かべて、ぼんやりとカレンダーを眺めていて、ふと、あることに気がつく。 あれ? 前回の生理っていつだったっけ? 今日は18日。前回いつだったかハッキリとは覚えていないが、そういえば1週間以上生理が遅れている気がする。でも2日くらい前から、いつもの生理前と同じように下痢気味になっていたし、なんとなく下腹部が重いような気もするから、そのうち来るんだろう。 そもそも排卵日だと思っていた時期に、妊娠するような心当たりがない。ここ数カ月はあまり妊娠を意識しなくなっていたとはいえ、2人目が欲しい気持ちはあったので、いつが排卵日かということは意識していた。以前基礎体温を測っていた経験から、体温を測るのをやめても、なんとなく予測することができたのである。具体的な日付は覚えていないけれど、とにかく「あーあ、今月もダメだった(タイミングが合わなかった)かあ」と考えた記憶だけはある。 でもちょっと様子がおかしいかな。いつもは下痢気味になると、もっとすんなりと生理が来るのに、今回はずいぶん粘っている。「いつもと少し違う?」 なんとなくそんな気がして、午前中、久々に妊娠検査薬を買ってきた。帰宅後すぐに試してみる。 尿をかけた途端、見る見るうちに陽性反応が出た。いつぞやの疑陽性みたいな、薄く消えかけた反応じゃない。だれがどう見ても陽性!という、力強くくっきりとした反応だった。えええええ~~~~~っ?! 思いがけない結果に心底驚いた。じゃあ、私の思っていた排卵日というのは一体…。いてもたってもいられず産婦人科に足を運ぶと、大混雑。夕方の予約が取れるというので17時半に予約し、一度帰宅。家にいるのもなんだか落ち着かなくて、大して時間もないのに友人の家に遊びに行き、すぐに撤収。あらためて産婦人科に向かった。 診察の結果、妊娠していた。 今回も「おめでとうございます」とは言われなかったが、妊娠初期は流産しやすいので、産婦人科医は不用意に「おめでとう」という言葉を言わないようだということは、なんとなくわかっていた。前回は、ドラマなどを通しての知識しかなかったので、必要以上に医師がぶっきらぼうに見えたのだろう。先生は冷静かつ穏やかに「妊娠していますね」と言った。子宮の中に胎嚢(赤ちゃんが入る袋)を確認することができた。赤ちゃん自体は、まだ週数が早すぎて確認できなかった。 妊娠5週くらいではまだ赤ちゃんを確認できないし、下手すると胎嚢すら確認できないかも知れないということはわかっていた。ただ、今週は明日からプライベート、仕事ともに予定がギッシリ詰まった超多忙週間。取材もあるし、妊娠しているかどうかによって行動の慎重さが異なってくるので、はっきりさせておきたかったのだ。とにかく胎嚢を確認することができたので、無駄足にはならなくて良かった。 病院を出ると夫にメールした。「赤ちゃんができたかも…」。 すぐに夫から電話がかかってきた。病院で確認したことを話した。電話越しに、夫も喜んでいるのが伝わってきた。 基礎体温は普通、低温期と高温期の二層を約2週間ずつくり返す。低温期の終わりに一度ガクンと体温が急降下し、翌日から高温期になる。その「体温が一番低い日」が一般的に排卵日と言われるが、体温の動きと排卵がずれている人もいるという。どうやら私はそれだったらしい。体温のグラフも排卵検査薬の反応もマニュアルどおりだったけれど、肝心の排卵のタイミングが少し遅かったようだ。なんだ、それじゃなかなか妊娠しないわけである。 とにかく、思いがけず、2人目の赤ちゃんがおなかにやってきた。仕事の調整など、考えなければならないことは多々あるけれど、やっぱりうれしい妊娠発覚だった。
2003年02月18日
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2人目の子どもが欲しい。そう思い始めたのは、実はずいぶん前だった。一人目ルンバが1歳になる前からなのだ。自分が2人姉弟だったからか、なんとなく「子どもは2人以上」と思っていたのだった。 年子は大変だという話をよく聞くし、実際大変だと思う。しかし仕事を続けるつもりだった私には、育児の大変な時期を短期間に凝縮して過ごしたいという思いがあった。仕事を本格的に再開したと思ったら、またすぐ産休――という事態に陥るのも、できれば避けたいと思っていた。だからなるべく早く、2人目の子どもを産みたかったのである。 一人目ルンバは基礎体温のサイクルもよく把握していないまま、運良く授かった子どもだ。そのため「子どもを作ろう」と意識したことは、2人目のことを考え始めるまでなかった。まずは基礎体温を測ることからとグラフをつけ始めたのが、ルンバが10カ月くらいの時だったろうか。授乳してはいたものの、生理はとっくに再開していたし、割ときれいに高温期と低温期を描いた基礎体温のグラフを見て、これなら妊娠できるだろうと、最初は軽く考えていた。 ところが授乳中は、生理の周期がどうにも整わなかった。あまりにヒドイのでとうとう断乳したのが、ルンバ1歳5カ月の時。それ以降ようやく生理周期が整い、体の準備ができたという気がした。 でも、やっぱり授からない。 そうこうしているうちに、周囲が次々に2人目を妊娠していった。焦るまいと思いつつ、どうしても焦った。毎月生理予定日から1日2日と遅れれば喜び、やがて撃沈するということのくり返し。生理予定日の約1週間後から使用可能だという妊娠検査薬を、待ちきれずにフライングして使っては撃沈、ということもくり返した。排卵検査薬も使ってみた。陽性はハッキリ出たが、妊娠には至らない。頭の中は「基礎体温」、「排卵」、「妊娠」といった単語でいっぱいになり、どんどん気が重くなっていった。 一度、診察してもらったほうがいいのかもと思って、病院を訪ねたことがあった。ルンバ妊娠時に通っていた産院が、不妊治療にも力を入れていたのだ。思い切って訪ねたのに、なんと先生が腰を悪くして動けなくなってしまったとかで(ご老体だった)、しばらく前から休診しているという。復帰のメドも立っていないと聞き、肩を落として帰路についたのだった。* * * 昨年5月ごろ、「もしかして妊娠したかも?」と思ったことがあった。 妊娠検査薬がうっすらと陽性を示したような気がしたのだ。 ちゃんとわかってから言ったほうがいいと思いつつ、一人でドキドキ感を抱えているのに堪えられなくて、夫に「もしかして…」と話してしまった。2人で期待した。 ところが、その後すぐに出血、みるみるうちにそれは普通の生理になった。 実はこの時、妊娠検査薬が陽性を示したのは、尿をかけてから20分だか30分だか、とにかく相当時間が経ってからのことだったのだ。検査薬の注意書きを見れば書かれているかと思うが、時間が経ちすぎてからの陽性反応は、陽性とはいえないのである。妊娠を望むあまり、その注意書きを読んでいながら、つい期待してしまったのである。 生理は1週間くらい遅れていたので、もしかすると超初期流産というやつだったのかもしれないが、いま考えてみると、おそらくは妊娠なんてしていなかったんだろう。 この経験で、張りつめていた心の糸がプッツリと切れた。「妊娠したい」という思いにあまりにもとらわれすぎて、疲れてしまった。それまでは、一度「もういいや」と思ってしまったら永遠に妊娠できない気がして、必死で基礎体温を測り続けてきたけれど、心の疲れが取れるまで、少し休もうという気持ちになった。 そうこうしているうち、昨年7月、ある仕事の話が舞い込んできた。出張取材を伴う仕事で、大きなチャンスだった。その仕事を受けてからというもの、急に忙しくなった。それまでは家でこなせる仕事しか受けていなかったが、それ以降は取材や打ち合わせで外出する機会が増えた。「子どもを家で見ながら仕事をする」というスタイルを維持することが不可能になり、まずは託児所、そして昨年9月からは子どもを保育園に通わせることになった。そしてそれを機に、ほぼ本格的に仕事を再開することになったのである。 それからは多忙のきわみで、睡眠時間もまばら。基礎体温を測っても意味のなさそうな生活リズムが続いた。「2人目が欲しい」という気持ちは変わらずあったけれど、以前のように積極的に取り組むわけではなく、なりゆき任せになった。一人目の育児と仕事があまりに忙しく、私の頭の中で「妊娠」が占めるウエートはかなり小さくなった。やがて、先月の生理開始日が何日だったのかさえうろ覚えという、実にいい加減な、でも気持ち的にはずいぶん楽な境地へと至り、目の前にいる長男ルンバがこんなに可愛いんだから、もし子どもが一人だったとしても幸せだな…そんな風に考えて過ごすようになっていたのだった。
2003年02月01日
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